JP2747866B2 - 内動片引き窓 - Google Patents
内動片引き窓Info
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- JP2747866B2 JP2747866B2 JP4242977A JP24297792A JP2747866B2 JP 2747866 B2 JP2747866 B2 JP 2747866B2 JP 4242977 A JP4242977 A JP 4242977A JP 24297792 A JP24297792 A JP 24297792A JP 2747866 B2 JP2747866 B2 JP 2747866B2
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- Japan
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- frame
- indoor
- hook
- vertical plate
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サッシ枠の面外方向室
外側で面内方向一側寄りに外障子を嵌め殺し式に固定
し、サッシ枠の面外方向室内側に内障子を面内方向に走
行自在に建込んだ内動片引き窓に関する。
外側で面内方向一側寄りに外障子を嵌め殺し式に固定
し、サッシ枠の面外方向室内側に内障子を面内方向に走
行自在に建込んだ内動片引き窓に関する。
【0002】
【従来の技術】内動片引き窓としては、例えば実公平3
−8795号に示すように、サッシ枠の面外方向室外側
で面内方向一側寄りに外障子を嵌め殺し式に固定し、サ
ッシ枠を構成する上枠、下枠の面外方向室内側に一体的
に設けた上レール、下レールに沿って内障子を面内方向
に走行自在に建込んだものが知られている。
−8795号に示すように、サッシ枠の面外方向室外側
で面内方向一側寄りに外障子を嵌め殺し式に固定し、サ
ッシ枠を構成する上枠、下枠の面外方向室内側に一体的
に設けた上レール、下レールに沿って内障子を面内方向
に走行自在に建込んだものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる内動片引き窓の
内障子上部は上枠に一体的に設けた上レールに摺動自在
に係合し、内障子下部の戸車が下枠に一体的に設けた下
レールに沿って面内方向に走行自在に接しており、この
内障子は外障子が固定のために室内側よりサッシ枠に取
付け、取外しできるようにしてある。例えば、内障子を
持ち上げた状態で内障子下部を室内側に移動させながら
内障子を下方に移動して垂直に対して斜めの姿勢として
サッシ枠より取外し、この反対の操作で内障子をサッシ
枠に取付けている。
内障子上部は上枠に一体的に設けた上レールに摺動自在
に係合し、内障子下部の戸車が下枠に一体的に設けた下
レールに沿って面内方向に走行自在に接しており、この
内障子は外障子が固定のために室内側よりサッシ枠に取
付け、取外しできるようにしてある。例えば、内障子を
持ち上げた状態で内障子下部を室内側に移動させながら
内障子を下方に移動して垂直に対して斜めの姿勢として
サッシ枠より取外し、この反対の操作で内障子をサッシ
枠に取付けている。
【0004】内動片引き窓の内障子を前述のようにして
サッシ枠に取付け、取外しすると、内障子下端部を下枠
の室内縦板より上方まで移動させる必要があるから、下
枠の室内縦板を下レールよりあまり高くできないのでそ
の室内縦板の下枠の横板からの立上り寸法が小さくなっ
て雨水等が室内縦板を越えて室内側に浸入し易くなって
水密性が悪くなる。
サッシ枠に取付け、取外しすると、内障子下端部を下枠
の室内縦板より上方まで移動させる必要があるから、下
枠の室内縦板を下レールよりあまり高くできないのでそ
の室内縦板の下枠の横板からの立上り寸法が小さくなっ
て雨水等が室内縦板を越えて室内側に浸入し易くなって
水密性が悪くなる。
【0005】また、内障子下端部を室内側に移動させる
ために室内床を損傷し易いばかりか、内障子下端部に結
露受けアングル材を取付けできないことがある。
ために室内床を損傷し易いばかりか、内障子下端部に結
露受けアングル材を取付けできないことがある。
【0006】なお、サッシ枠に外障子と内障子を面内方
向に走行自在に建込んだ両引き窓においては、例えば実
公平3−12150号公報に示すように、外障子の上部
に設けた下向き鉤部を上枠の上き鉤部に沿って面内方向
に移動自在に係合し、外障子を持ち上げて両鉤部を離脱
して外障子上部を室内側に移動して取外しするものが知
られている。
向に走行自在に建込んだ両引き窓においては、例えば実
公平3−12150号公報に示すように、外障子の上部
に設けた下向き鉤部を上枠の上き鉤部に沿って面内方向
に移動自在に係合し、外障子を持ち上げて両鉤部を離脱
して外障子上部を室内側に移動して取外しするものが知
られている。
【0007】しかしながら、このものは両引き窓の外障
子であって外障子が内障子より低い位置においてサッシ
枠内に取付けてあるから、前述のようにして外障子を取
外しできるが、この外障子の取外し・取付け方式を内障
子に適用すると内障子と上枠との間の寸法関係によって
内障子を取付け、取外しできなくなるので、この両引き
窓の外障子取付け、取外し方式を内動片引き窓の内障子
の取付け、取外し方式には適用できない。
子であって外障子が内障子より低い位置においてサッシ
枠内に取付けてあるから、前述のようにして外障子を取
外しできるが、この外障子の取外し・取付け方式を内障
子に適用すると内障子と上枠との間の寸法関係によって
内障子を取付け、取外しできなくなるので、この両引き
窓の外障子取付け、取外し方式を内動片引き窓の内障子
の取付け、取外し方式には適用できない。
【0008】本発明は前述の課題を解決できるようにし
た内動片引き窓を提供することを目的とする。
た内動片引き窓を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、サッシ枠
1の面外方向室外側で面内方向一側寄りに外障子5を固
着し、そのサッシ枠1の面外方向室内側に内障子6を面
内方向に走行自在に取付けた内動片引き窓において、前
記サッシ枠1を構成する上枠2の内面における室外側に
外障子取付部を形成し、かつ内面における室内側をほぼ
平坦面とし、その上枠2の内面における室内外側方向中
間部に上向き鉤片23を室内側に向けて一体的に設け、
前記内障子6の上端部に下向き鉤片34を室外側に向け
て設け、この下向き鉤片34を前記上向き鉤片23に係
脱自在に係合し、その下向き鉤片34と上向き鉤片23
の重なり代を内障子最大持ち上げ量より小さくし、前記
上枠2の内面における室内側に、その内面と内障子6上
部との間の隙間を閉塞する室内縦板27を着脱自在に取
付けた内動片引き窓である。第2の発明は、サッシ枠1
の面外方向室外側で面内方向一側寄りに外障子5を固着
し、そのサッシ枠1の面外方向室内側に内障子6を面内
方向に走行自在に取付けた内動片引き窓において、前記
サッシ枠1を構成する上枠2の内面における室外側に外
障子取付部を形成し、かつ内面における室内側をほぼ平
坦面とし、その上枠2の内面における室内外側方向中間
部に上向き鉤片23を室内側に向けて一体的に設け、前
記内障子6の上端部に下向き鉤片34を室外側に向けて
設け、この下向き鉤片34を前記上向き鉤片23に係脱
自在に係合し、その下向き鉤片34と上向き鉤片23の
重なり代を内障子最大持ち上げ量より小さくし、前記上
枠2の内面における室内側に室内縦板27を、上下動自
在で自重により下方位置となるように内障子6の上部と
対向して取付け、室内縦板27が下方位置の時に内障子
6の上部と室内縦板27下端部との間の隙間を著しく小
さくした内動片引き窓である。
1の面外方向室外側で面内方向一側寄りに外障子5を固
着し、そのサッシ枠1の面外方向室内側に内障子6を面
内方向に走行自在に取付けた内動片引き窓において、前
記サッシ枠1を構成する上枠2の内面における室外側に
外障子取付部を形成し、かつ内面における室内側をほぼ
平坦面とし、その上枠2の内面における室内外側方向中
間部に上向き鉤片23を室内側に向けて一体的に設け、
前記内障子6の上端部に下向き鉤片34を室外側に向け
て設け、この下向き鉤片34を前記上向き鉤片23に係
脱自在に係合し、その下向き鉤片34と上向き鉤片23
の重なり代を内障子最大持ち上げ量より小さくし、前記
上枠2の内面における室内側に、その内面と内障子6上
部との間の隙間を閉塞する室内縦板27を着脱自在に取
付けた内動片引き窓である。第2の発明は、サッシ枠1
の面外方向室外側で面内方向一側寄りに外障子5を固着
し、そのサッシ枠1の面外方向室内側に内障子6を面内
方向に走行自在に取付けた内動片引き窓において、前記
サッシ枠1を構成する上枠2の内面における室外側に外
障子取付部を形成し、かつ内面における室内側をほぼ平
坦面とし、その上枠2の内面における室内外側方向中間
部に上向き鉤片23を室内側に向けて一体的に設け、前
記内障子6の上端部に下向き鉤片34を室外側に向けて
設け、この下向き鉤片34を前記上向き鉤片23に係脱
自在に係合し、その下向き鉤片34と上向き鉤片23の
重なり代を内障子最大持ち上げ量より小さくし、前記上
枠2の内面における室内側に室内縦板27を、上下動自
在で自重により下方位置となるように内障子6の上部と
対向して取付け、室内縦板27が下方位置の時に内障子
6の上部と室内縦板27下端部との間の隙間を著しく小
さくした内動片引き窓である。
【0010】
【作 用】第1の発明によれば、内障子6を持ち上げ
て下向き鉤片34を上向き鉤片23より離脱し、内障子
6の上部を室内側に移動して内倒し状態とすることで内
障子6をサッシ枠1より室内側に取外しできるし、これ
と反対の操作で内障子6をサッシ枠1に取付けできるか
ら、下枠3の室内縦板33の立上り寸法を大きくして雨
水が室内縦板33を越えて室内側に浸入することがない
し、室内の床を損傷することがなく、しかも結露受けア
ングル材を取付けることも可能となる。また、内障子6
を内倒しする時に内障子6上端部が上枠2の内面と干渉
することがなく、内障子をスムーズに内倒しできて内障
子6の取付け、取外しが容易となる。また、上枠2の内
面と内障子6上部との間の隙間が室内縦板27で閉塞さ
れているので、内障子最大持ち上げ量を大きくして内障
子6を取外し、取付けし易くしても、その上枠2の内面
と内障子6上部との間の大きな隙間が室内から見えない
から、見栄えが良い。しかも、室内縦板27は着脱自在
であるから、内障子6の取外し、取付時に邪魔になるこ
とがない。第2の発明によれば、内障子6を持ち上げて
下向き鉤片34を上向き鉤片23より離脱し、内障子6
の上部を室内側に移動して内倒し状態とすることで内障
子6をサッシ枠1より室内側に取外しできるし、これと
反対の操作で内障子6をサッシ枠1に取付けできるか
ら、下枠3の室内縦板33の立上り寸法を大きくして雨
水が室内縦板33を越えて室内側に浸入することがない
し、室内の床を損傷することがなく、しかも結露受けア
ングル材を取付けることも可能となる。また、内障子6
を内倒しする時に内障子6上端部が上枠2の内面と干渉
することがなく、内障子をスムーズに内倒しできて内障
子6の取付け、取外しが容易となる。また、室内縦板2
7下端部と内障子6上部との間の隙間が著しく小さく、
内障子最大持ち上げ量を大きくして内障子6を取外し、
取付けし易くしても、その上枠2の内面と内障子6上部
との間の大きな隙間は大部分が室内から見えないので、
見栄えが良い。しかも、内障子6を持ち上げることで室
内縦板27は上方に移動するので、内障子6の取外し、
取付時に邪魔になることがない。
て下向き鉤片34を上向き鉤片23より離脱し、内障子
6の上部を室内側に移動して内倒し状態とすることで内
障子6をサッシ枠1より室内側に取外しできるし、これ
と反対の操作で内障子6をサッシ枠1に取付けできるか
ら、下枠3の室内縦板33の立上り寸法を大きくして雨
水が室内縦板33を越えて室内側に浸入することがない
し、室内の床を損傷することがなく、しかも結露受けア
ングル材を取付けることも可能となる。また、内障子6
を内倒しする時に内障子6上端部が上枠2の内面と干渉
することがなく、内障子をスムーズに内倒しできて内障
子6の取付け、取外しが容易となる。また、上枠2の内
面と内障子6上部との間の隙間が室内縦板27で閉塞さ
れているので、内障子最大持ち上げ量を大きくして内障
子6を取外し、取付けし易くしても、その上枠2の内面
と内障子6上部との間の大きな隙間が室内から見えない
から、見栄えが良い。しかも、室内縦板27は着脱自在
であるから、内障子6の取外し、取付時に邪魔になるこ
とがない。第2の発明によれば、内障子6を持ち上げて
下向き鉤片34を上向き鉤片23より離脱し、内障子6
の上部を室内側に移動して内倒し状態とすることで内障
子6をサッシ枠1より室内側に取外しできるし、これと
反対の操作で内障子6をサッシ枠1に取付けできるか
ら、下枠3の室内縦板33の立上り寸法を大きくして雨
水が室内縦板33を越えて室内側に浸入することがない
し、室内の床を損傷することがなく、しかも結露受けア
ングル材を取付けることも可能となる。また、内障子6
を内倒しする時に内障子6上端部が上枠2の内面と干渉
することがなく、内障子をスムーズに内倒しできて内障
子6の取付け、取外しが容易となる。また、室内縦板2
7下端部と内障子6上部との間の隙間が著しく小さく、
内障子最大持ち上げ量を大きくして内障子6を取外し、
取付けし易くしても、その上枠2の内面と内障子6上部
との間の大きな隙間は大部分が室内から見えないので、
見栄えが良い。しかも、内障子6を持ち上げることで室
内縦板27は上方に移動するので、内障子6の取外し、
取付時に邪魔になることがない。
【0011】
【実 施 例】図1に示すように、サッシ枠1は上枠2
と下枠3と左右一対の縦枠4,4より方形枠状となり、
このサッシ枠1の面内方向室外側で面内方向一側寄りに
外障子5が嵌め殺し方式で固定され、サッシ枠1の面外
方向室内側に内障子6が面内方向に走行自在に建込まれ
て内動片引き窓を構成している。前記外障子5は上框7
と下框8と戸当り框9と召し合せ框10を方形状に枠組
みし、その内部にガラス11が装着してあり、前記内障
子6は上框12と下框13と戸当り框14と召し合せ框
15を方形状に枠組みし、その内部にガラス16が装着
してある。
と下枠3と左右一対の縦枠4,4より方形枠状となり、
このサッシ枠1の面内方向室外側で面内方向一側寄りに
外障子5が嵌め殺し方式で固定され、サッシ枠1の面外
方向室内側に内障子6が面内方向に走行自在に建込まれ
て内動片引き窓を構成している。前記外障子5は上框7
と下框8と戸当り框9と召し合せ框10を方形状に枠組
みし、その内部にガラス11が装着してあり、前記内障
子6は上框12と下框13と戸当り框14と召し合せ框
15を方形状に枠組みし、その内部にガラス16が装着
してある。
【0012】前記上枠2は図2に示すように、上枠2の
内面となる面外方向に向う横板20の面外方向中間部に
中間垂下板21と室外側垂下板22を一体的に設け、こ
の中間垂下板21の下端部に室内側に向いた上向き鉤片
23を長手方向に連続して一体的に設け、前記中間垂下
板21と室外側垂下板22間に連結横片24を一体的に
設けて下向凹条溝25を構成しており、前記横板20の
室内寄りには一対の係止受片26,26が一体的に設け
られているのみで横板20の室内寄り、つまり上枠2の
内面室内側は凹凸のないほぼ平坦面となり、前記一対の
係止受片26,26に室内縦板27の一対の係止片2
8,28が係脱自在に係合されて室内縦板27が着脱自
在に取付けてあり、前記下向凹状溝25に外障子5の上
框7が係合して取付けてある。
内面となる面外方向に向う横板20の面外方向中間部に
中間垂下板21と室外側垂下板22を一体的に設け、こ
の中間垂下板21の下端部に室内側に向いた上向き鉤片
23を長手方向に連続して一体的に設け、前記中間垂下
板21と室外側垂下板22間に連結横片24を一体的に
設けて下向凹条溝25を構成しており、前記横板20の
室内寄りには一対の係止受片26,26が一体的に設け
られているのみで横板20の室内寄り、つまり上枠2の
内面室内側は凹凸のないほぼ平坦面となり、前記一対の
係止受片26,26に室内縦板27の一対の係止片2
8,28が係脱自在に係合されて室内縦板27が着脱自
在に取付けてあり、前記下向凹状溝25に外障子5の上
框7が係合して取付けてある。
【0013】前記下枠3は図2に示すように、室内側が
高く室外側が低い階段形状に折曲した横板30と、この
横板30の室内側高部に一体的に設けた内下レール31
と、横板30の室外側低部に一体的に設けた外下レール
32と、横板30の室内端部に一体的に設けた室内縦板
33を備え、内下レール31は外下レール32より高く
なり、室内縦板33は内下レール31より高くなってお
り、前記外障子5の下框8は外下レール32上に載置
し、かつ横板30に係合して取付けてある。
高く室外側が低い階段形状に折曲した横板30と、この
横板30の室内側高部に一体的に設けた内下レール31
と、横板30の室外側低部に一体的に設けた外下レール
32と、横板30の室内端部に一体的に設けた室内縦板
33を備え、内下レール31は外下レール32より高く
なり、室内縦板33は内下レール31より高くなってお
り、前記外障子5の下框8は外下レール32上に載置
し、かつ横板30に係合して取付けてある。
【0014】前記内障子6の上框12における室外寄り
上部に下向き鉤片34が室外側に向けて長手方向に連続
して一体的に設けられ、この下向き鉤片34が前記上向
き鉤片23に面内方向に摺動自在に係合し、下框13に
取付けた戸車35が内下レール31に接して内障子6は
面内方向に走行自在となり、この下向き鉤片34と上向
き鉤片23との重なり代l1は内障子6の最大持ち上げ
量l2よりも小さくなっている。前記上枠2の横板20
には一対の外れ止めブロック36が取付けられ、この外
れ止めブロック36によって内障子6の持ち上げ量を前
記重なり代l1より小さくしてあり、内障子6の上端部
には一対の外れ止めブロック36が嵌まり込む一対の切
欠凹部(図示せず)が形成されている。
上部に下向き鉤片34が室外側に向けて長手方向に連続
して一体的に設けられ、この下向き鉤片34が前記上向
き鉤片23に面内方向に摺動自在に係合し、下框13に
取付けた戸車35が内下レール31に接して内障子6は
面内方向に走行自在となり、この下向き鉤片34と上向
き鉤片23との重なり代l1は内障子6の最大持ち上げ
量l2よりも小さくなっている。前記上枠2の横板20
には一対の外れ止めブロック36が取付けられ、この外
れ止めブロック36によって内障子6の持ち上げ量を前
記重なり代l1より小さくしてあり、内障子6の上端部
には一対の外れ止めブロック36が嵌まり込む一対の切
欠凹部(図示せず)が形成されている。
【0015】図3に示すように、前記外障子5の召し合
せ框10の室内側面10aには煙返し40が一体的に設
けてあると共に、召し合せ縦シール材41が室内側に向
けて装着され、内障子6を閉じた時に召し合せ框15の
室外側面15aに一体的に設けた煙返し42と煙返し4
0が係合し、かつ召し合せ縦シール材41が召し合せ框
15の室外側面15aに圧接し、この召し合せ縦シール
材41の上端部は上枠2の上向き鉤片23に接し、下端
部は下枠3の横板30における内外下レール31,32
間に装着した下部ブロック43に接して内障子6を閉じ
た時に内外障子6,5の召し合せ部をシールしている。
せ框10の室内側面10aには煙返し40が一体的に設
けてあると共に、召し合せ縦シール材41が室内側に向
けて装着され、内障子6を閉じた時に召し合せ框15の
室外側面15aに一体的に設けた煙返し42と煙返し4
0が係合し、かつ召し合せ縦シール材41が召し合せ框
15の室外側面15aに圧接し、この召し合せ縦シール
材41の上端部は上枠2の上向き鉤片23に接し、下端
部は下枠3の横板30における内外下レール31,32
間に装着した下部ブロック43に接して内障子6を閉じ
た時に内外障子6,5の召し合せ部をシールしている。
【0016】次に内障子6を取外しする動作を説明す
る。上枠2の室内縦板27を取外して上枠2の横板20
室内側部分をほぼ平坦面とする。外れ止めブロック36
を内障子上部の切欠凹部と合致させ、内障子6を持ち上
げて下向き鉤片34を上向き鉤片23より離脱する。こ
の時、内障子6の上端面は上枠2の横板20と干渉せず
に若干の隙間がある。内障子6の上部を室内側に移動し
て垂直に対して斜めの内倒し状態として内障子6の上部
を上枠2より室内側に突出させる。この時、上枠2の横
板20室内側部分は凸部のないほぼ平坦面であるから内
障子6上部が上枠2の横板20室内側部分と干渉せずに
スムーズに内倒し状態にできる。前述の状態で内障子6
を斜め上方に持ち上げて内障子6下部を下枠3より外し
て内障子6をサッシ枠1から室内側に取外しする。内障
子6をサッシ枠1に取付けるには前述と反対とすれば良
い。
る。上枠2の室内縦板27を取外して上枠2の横板20
室内側部分をほぼ平坦面とする。外れ止めブロック36
を内障子上部の切欠凹部と合致させ、内障子6を持ち上
げて下向き鉤片34を上向き鉤片23より離脱する。こ
の時、内障子6の上端面は上枠2の横板20と干渉せず
に若干の隙間がある。内障子6の上部を室内側に移動し
て垂直に対して斜めの内倒し状態として内障子6の上部
を上枠2より室内側に突出させる。この時、上枠2の横
板20室内側部分は凸部のないほぼ平坦面であるから内
障子6上部が上枠2の横板20室内側部分と干渉せずに
スムーズに内倒し状態にできる。前述の状態で内障子6
を斜め上方に持ち上げて内障子6下部を下枠3より外し
て内障子6をサッシ枠1から室内側に取外しする。内障
子6をサッシ枠1に取付けるには前述と反対とすれば良
い。
【0017】
【0018】図4と図5は第2実施例を示し、上枠2の
横板20における室内側寄りにスリット状の開口部20
aを形成し、この開口部20aに室内縦板27を上下摺
動自在で、かつ常時自重で下方位置となるように嵌挿し
て取付けてある。このようにすれば、内障子6を持ち上
げることで室内縦板27が上方位置に押し上げられるか
ら、室内縦板27を取付けたり、取外したりせずに内障
子6を取付け、取外しできる。
横板20における室内側寄りにスリット状の開口部20
aを形成し、この開口部20aに室内縦板27を上下摺
動自在で、かつ常時自重で下方位置となるように嵌挿し
て取付けてある。このようにすれば、内障子6を持ち上
げることで室内縦板27が上方位置に押し上げられるか
ら、室内縦板27を取付けたり、取外したりせずに内障
子6を取付け、取外しできる。
【0019】
【0020】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、内障子6
を持ち上げて下向き鉤片34を上向き鉤片23より離脱
し、内障子6の上部を室内側に移動して内倒し状態とす
ることで内障子6をサッシ枠1より室内側に取外しでき
るし、これと反対の操作で内障子6をサッシ枠1に取付
けできるから、下枠3の室内縦板33の立上り寸法を大
きくして雨水が室内縦板33を越えて室内側に浸入する
ことがないし、室内の床を損傷することがなく、しかも
結露受けアングル材を取付けることも可能となる。ま
た、内障子6を内倒しする時に内障子6上端部が上枠2
の内面と干渉することがなく、内障子をスムーズに内倒
しできて内障子6の取付け、取外しが容易となる。ま
た、上枠2の内面と内障子6上部との間の隙間が室内縦
板27で閉塞されているので、内障子最大持ち上げ量を
大きくして内障子6を取外し、取付けし易くしても、そ
の上枠2の内面と内障子6上部との間の大きな隙間が室
内から見えないから、見栄えが良い。しかも、室内縦板
27は着脱自在であるから、内障子6の取外し、取付時
に邪魔になることがない。請求項2に係る発明によれ
ば、内障子6を持ち上げて下向き鉤片34を上向き鉤片
23より離脱し、内障子6の上部を室内側に移動して内
倒し状態とすることで内障子6をサッシ枠1より室内側
に取外しできるし、これと反対の操作で内障子6をサッ
シ枠1に取付けできるから、下枠3の室内縦板33の立
上り寸法を大きくして雨水が室内縦板33を越えて室内
側に浸入することがないし、室内の床を損傷することが
なく、しかも結露受けアングル材を取付けることも可能
となる。また、内障子6を内倒しする時に内障子6上端
部が上枠2の内面と干渉することがなく、内障子をスム
ーズに内倒しできて内障子6の取付け、取外しが容易と
なる。また、室内縦板27下端部と内障子6上部との間
の隙間が著しく小さく、内障子最大持ち上げ量を大きく
して内障子6を取外し、取付けし易くしても、その上枠
2の内面と内障子6上部との間の大きな隙間は大部分が
室内から見えないので、見栄えが良い。しかも、内障子
6を持ち上げることで室内縦板27は上方に移動するの
で、内障子6の取外し、取付時に邪魔になることがな
い。
を持ち上げて下向き鉤片34を上向き鉤片23より離脱
し、内障子6の上部を室内側に移動して内倒し状態とす
ることで内障子6をサッシ枠1より室内側に取外しでき
るし、これと反対の操作で内障子6をサッシ枠1に取付
けできるから、下枠3の室内縦板33の立上り寸法を大
きくして雨水が室内縦板33を越えて室内側に浸入する
ことがないし、室内の床を損傷することがなく、しかも
結露受けアングル材を取付けることも可能となる。ま
た、内障子6を内倒しする時に内障子6上端部が上枠2
の内面と干渉することがなく、内障子をスムーズに内倒
しできて内障子6の取付け、取外しが容易となる。ま
た、上枠2の内面と内障子6上部との間の隙間が室内縦
板27で閉塞されているので、内障子最大持ち上げ量を
大きくして内障子6を取外し、取付けし易くしても、そ
の上枠2の内面と内障子6上部との間の大きな隙間が室
内から見えないから、見栄えが良い。しかも、室内縦板
27は着脱自在であるから、内障子6の取外し、取付時
に邪魔になることがない。請求項2に係る発明によれ
ば、内障子6を持ち上げて下向き鉤片34を上向き鉤片
23より離脱し、内障子6の上部を室内側に移動して内
倒し状態とすることで内障子6をサッシ枠1より室内側
に取外しできるし、これと反対の操作で内障子6をサッ
シ枠1に取付けできるから、下枠3の室内縦板33の立
上り寸法を大きくして雨水が室内縦板33を越えて室内
側に浸入することがないし、室内の床を損傷することが
なく、しかも結露受けアングル材を取付けることも可能
となる。また、内障子6を内倒しする時に内障子6上端
部が上枠2の内面と干渉することがなく、内障子をスム
ーズに内倒しできて内障子6の取付け、取外しが容易と
なる。また、室内縦板27下端部と内障子6上部との間
の隙間が著しく小さく、内障子最大持ち上げ量を大きく
して内障子6を取外し、取付けし易くしても、その上枠
2の内面と内障子6上部との間の大きな隙間は大部分が
室内から見えないので、見栄えが良い。しかも、内障子
6を持ち上げることで室内縦板27は上方に移動するの
で、内障子6の取外し、取付時に邪魔になることがな
い。
【図1】内動片引き窓の概略正面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す縦断面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す横断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す縦断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す横断面図である。
1…サッシ枠、2…上枠、3…下枠、4…縦枠、5…外
障子、6…内障子、12…上框、13…下框、14…戸
当り框、15…召し合せ框、20…横板、23…上向き
鉤片、33…室内縦板、34…下向き鉤片。
障子、6…内障子、12…上框、13…下框、14…戸
当り框、15…召し合せ框、20…横板、23…上向き
鉤片、33…室内縦板、34…下向き鉤片。
Claims (2)
- 【請求項1】 サッシ枠1の面外方向室外側で面内方向
一側寄りに外障子5を固着し、そのサッシ枠1の面外方
向室内側に内障子6を面内方向に走行自在に取付けた内
動片引き窓において、 前記サッシ枠1を構成する上枠2の内面における室外側
に外障子取付部を形成し、かつ内面における室内側をほ
ぼ平坦面とし、その上枠2の内面における室内外側方向
中間部に上向き鉤片23を室内側に向けて一体的に設
け、前記内障子6の上端部に下向き鉤片34を室外側に
向けて設け、この下向き鉤片34を前記上向き鉤片23
に係脱自在に係合し、その下向き鉤片34と上向き鉤片
23の重なり代を内障子最大持ち上げ量より小さくし、
前記上枠2の内面における室内側に、その内面と内障子
6上部との間の隙間を閉塞する室内縦板27を着脱自在
に取付けた内動片引き窓。 - 【請求項2】 サッシ枠1の面外方向室外側で面内方向
一側寄りに外障子5を固着し、そのサッシ枠1の面外方
向室内側に内障子6を面内方向に走行自在に取付けた内
動片引き窓において、 前記サッシ枠1を構成する上枠2の内面における室外側
に外障子取付部を形成し、かつ内面における室内側をほ
ぼ平坦面とし、その上枠2の内面における室内外側方向
中間部に上向き鉤片23を室内側に向けて一体的に設
け、前記内障子6の上端部に下向き鉤片34を室外側に
向けて設け、この下向き鉤片34を前記上向き鉤片23
に係脱自在に係合し、その下向き鉤片34と上向き鉤片
23の重なり代を内障子最大持ち上げ量より小さくし、
前記上枠2の内面における室内側に室内縦板27を、上
下動自在で自重により下方位置となるように内障子6の
上部と対向して取付け、室内縦板27が下方位置の時に
内障子6の上部と室内縦板27下端部との間の隙間を著
しく小さくした内動片引き窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4242977A JP2747866B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 内動片引き窓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4242977A JP2747866B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 内動片引き窓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0693774A JPH0693774A (ja) | 1994-04-05 |
JP2747866B2 true JP2747866B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17097057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4242977A Expired - Lifetime JP2747866B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 内動片引き窓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2747866B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0312150Y2 (ja) * | 1985-10-23 | 1991-03-22 | ||
JPH038795U (ja) * | 1989-06-12 | 1991-01-28 |
-
1992
- 1992-09-11 JP JP4242977A patent/JP2747866B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0693774A (ja) | 1994-04-05 |
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