JP2745163B2 - 芳香族アルデヒドヘのホルミル化方法 - Google Patents
芳香族アルデヒドヘのホルミル化方法Info
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- C07C45/56—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds from heterocyclic compounds
- C07C45/562—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds from heterocyclic compounds with nitrogen as the only hetero atom
- C07C45/565—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds from heterocyclic compounds with nitrogen as the only hetero atom by reaction with hexamethylene-tetramine
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ベンゼン環系へのホルミル基の直接導入に
よって、芳香族アルデヒドを製造する新規且つ有用な方
法に関する。本発明は、特には、5−置換−2−メトキ
シベンズアルデヒド化合物(ここで置換基はイソプロピ
ル基又はトリフルオロメトキシ基のいずれかである)の
新規な二工程合成方法に関する。これらの2種のアルデ
ヒド化合物は、或るサブスタンスP受容体アンタゴニス
トを導く中間体として価値があることが知られている。
よって、芳香族アルデヒドを製造する新規且つ有用な方
法に関する。本発明は、特には、5−置換−2−メトキ
シベンズアルデヒド化合物(ここで置換基はイソプロピ
ル基又はトリフルオロメトキシ基のいずれかである)の
新規な二工程合成方法に関する。これらの2種のアルデ
ヒド化合物は、或るサブスタンスP受容体アンタゴニス
トを導く中間体として価値があることが知られている。
背景技術 従来技術によれば、サブスタンスP受容体アンタゴニ
ストとして価値があることが公知である、或る化合物が
すでに開示されている。これらの中には、窒素含有複素
環式化合物、例えば、(2S,3S)−cis−3−(2−
メトキシ−5−トリフルオロメトキシベンジル)アミノ
−2−フェニルピペリジン[発行されたP.C.T.国際特許
出願WO第93/00331号公報(1993年1月7日発行)にJ.A.
Lowe,IIIらにより開示され、そしてクレームされてい
る]、並びに(2S,3S)−cis−2−(ジフェニルメ
チル)−N−[(2−メトキシ−5−イソプロピルフェ
ニル)メチル]−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン
−3−アミン[発行されたP.C.T.国際特許出願WO第92/2
1677号公報1992年12月10日発行)にF.Itoらにより開示
され、そしてクレームされている]が含まれる。両方の
化合物は、関節炎、喘息、及び炎症性腸疾患の治療にお
いて特に価値のある非ステロイド抗炎症性(N.S.A.I.)
薬剤として有用である。
ストとして価値があることが公知である、或る化合物が
すでに開示されている。これらの中には、窒素含有複素
環式化合物、例えば、(2S,3S)−cis−3−(2−
メトキシ−5−トリフルオロメトキシベンジル)アミノ
−2−フェニルピペリジン[発行されたP.C.T.国際特許
出願WO第93/00331号公報(1993年1月7日発行)にJ.A.
Lowe,IIIらにより開示され、そしてクレームされてい
る]、並びに(2S,3S)−cis−2−(ジフェニルメ
チル)−N−[(2−メトキシ−5−イソプロピルフェ
ニル)メチル]−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン
−3−アミン[発行されたP.C.T.国際特許出願WO第92/2
1677号公報1992年12月10日発行)にF.Itoらにより開示
され、そしてクレームされている]が含まれる。両方の
化合物は、関節炎、喘息、及び炎症性腸疾患の治療にお
いて特に価値のある非ステロイド抗炎症性(N.S.A.I.)
薬剤として有用である。
従来、これらの特定化合物は、種々の合成手段、但
し、本質的には適当なアルデヒド化合物の還元的アミノ
化を含む方法、すなわち、場合によって、2−メトキシ
−5−イソプロピルベンズアルデヒド又は2−メトキシ
−5−トリフルオロメトキシベンズアルデヒドのいずれ
かと、相当する3−アミノ複素環式化合物とを、水素供
給源の存在下で反応させることにより、あるいは、前記
の3−アミノ化合物と前記のアルデヒドとを最初に縮合
し、そして、得られたイミン中間体を還元することによ
り、重要なベンジルアミン側鎖を最後に与える方法によ
って製造されていた。この特定反応工程中の芳香族アル
デヒド出発成分は、公知で、しかも容易に入手可能な、
相当する4−置換フェノール化合物から出発する二工程
で常に製造されていた。そして、この方法は、続いて、
(1)固体の炭酸カリウムの存在下、アセトン溶媒媒体
中で前記フェノール化合物をヨウ化メチルで最初にメチ
ル化し、続けて、(2)得られた4−置換メチル化フェ
ノール(すなわち、4−置換アニソール化合物)を、触
媒としての四塩化チタンの存在下、塩化メチレン溶媒系
中でα,α−ジクロロメチルメチルエーテルで直接ホル
ミル化することを初期には含んでいた。しかしながら、
この特定の二工程アルデヒド生成方法は、第一工程を非
均質反応系中で実施することの欠点、及びそれに付随す
るすべての欠点、並びに第二工程において触媒として多
少危険な四塩化チタン試薬を用いることにおける欠点を
被る。後者に関して、後者の試薬を取り扱う場合、特
に、大規模で単位操作を実施する場合には、或る厳格な
安全要件が通常要求されることに気をつける必要があ
る。加えて、前記の芳香族ホルミル化反応において通常
形成される四塩化チタン副生成物の除去のために、種々
の危険廃棄物処分技術の使用も要求される。
し、本質的には適当なアルデヒド化合物の還元的アミノ
化を含む方法、すなわち、場合によって、2−メトキシ
−5−イソプロピルベンズアルデヒド又は2−メトキシ
−5−トリフルオロメトキシベンズアルデヒドのいずれ
かと、相当する3−アミノ複素環式化合物とを、水素供
給源の存在下で反応させることにより、あるいは、前記
の3−アミノ化合物と前記のアルデヒドとを最初に縮合
し、そして、得られたイミン中間体を還元することによ
り、重要なベンジルアミン側鎖を最後に与える方法によ
って製造されていた。この特定反応工程中の芳香族アル
デヒド出発成分は、公知で、しかも容易に入手可能な、
相当する4−置換フェノール化合物から出発する二工程
で常に製造されていた。そして、この方法は、続いて、
(1)固体の炭酸カリウムの存在下、アセトン溶媒媒体
中で前記フェノール化合物をヨウ化メチルで最初にメチ
ル化し、続けて、(2)得られた4−置換メチル化フェ
ノール(すなわち、4−置換アニソール化合物)を、触
媒としての四塩化チタンの存在下、塩化メチレン溶媒系
中でα,α−ジクロロメチルメチルエーテルで直接ホル
ミル化することを初期には含んでいた。しかしながら、
この特定の二工程アルデヒド生成方法は、第一工程を非
均質反応系中で実施することの欠点、及びそれに付随す
るすべての欠点、並びに第二工程において触媒として多
少危険な四塩化チタン試薬を用いることにおける欠点を
被る。後者に関して、後者の試薬を取り扱う場合、特
に、大規模で単位操作を実施する場合には、或る厳格な
安全要件が通常要求されることに気をつける必要があ
る。加えて、前記の芳香族ホルミル化反応において通常
形成される四塩化チタン副生成物の除去のために、種々
の危険廃棄物処分技術の使用も要求される。
従来、F.Mergerらは、米国特許第4,192,949号明細書
に、溶媒の不存在下で、触媒としての三級アミン塩基の
存在下で炭酸ジメチルを用いて、相当するフェノール化
合物から、4−メチルアニソール及び4−メトキシアニ
ソールの両方を含む、種々のメチルフェニルエーテルを
調製したことを開示している。F.Mergerらの特許には、
前記の反応における多数の他の可能なフェノール系出発
材料の長いリスト中にp−イソプロピルフェノールが含
まれているが、4−イソプロピルアニソールがこの特定
方法でこれまでに実際に製造されたという開示はない。
一方、W.E.Smithは、Journal of Organic Chemistr
y,第37巻,第24巻,第3972頁(1972)において、改良
ダフ(Duff)反応におけるトリフルオロ酢酸中のヘキサ
メチレンテトラミンの使用を含む方法により、2,6−ジ
メチルアニソールを含むいくつかの芳香族化合物の直接
C−ホルミル化について報告しているが、Smithによる
前記論文には、基質として他の非酸性アニソール誘導体
を用いて、前記の反応をこれまで成功裏に実施すること
ができたという開示はない。特に、Smithの反応をアニ
ソールのパラ置換誘導体に適用することができたという
開示はない。
に、溶媒の不存在下で、触媒としての三級アミン塩基の
存在下で炭酸ジメチルを用いて、相当するフェノール化
合物から、4−メチルアニソール及び4−メトキシアニ
ソールの両方を含む、種々のメチルフェニルエーテルを
調製したことを開示している。F.Mergerらの特許には、
前記の反応における多数の他の可能なフェノール系出発
材料の長いリスト中にp−イソプロピルフェノールが含
まれているが、4−イソプロピルアニソールがこの特定
方法でこれまでに実際に製造されたという開示はない。
一方、W.E.Smithは、Journal of Organic Chemistr
y,第37巻,第24巻,第3972頁(1972)において、改良
ダフ(Duff)反応におけるトリフルオロ酢酸中のヘキサ
メチレンテトラミンの使用を含む方法により、2,6−ジ
メチルアニソールを含むいくつかの芳香族化合物の直接
C−ホルミル化について報告しているが、Smithによる
前記論文には、基質として他の非酸性アニソール誘導体
を用いて、前記の反応をこれまで成功裏に実施すること
ができたという開示はない。特に、Smithの反応をアニ
ソールのパラ置換誘導体に適用することができたという
開示はない。
発明の開示 本発明によれば、相当する公知の4−置換フェノール
(ここで、置換基はイソプロピル基又はトリフルオロメ
トキシ基のいずれかである)から出発する新規の二工程
反応系列を用いることによって、純粋な形でしかも高収
率に、前記のタイプの5−置換−2−メトキシベンズア
ルデヒド化合物を製造する、新規で且つ改良された方法
を提供する。特には、本発明の新規の二工程方法は、式 (式中、Rはイソプロピル基又はトリフルオロメトキシ
基である)で表わされる5−置換−2−メトキシベンズ
アルデヒド化合物の製造方法であって、 (a)三級アミン塩基の存在下で、しかも反応に不活性
な極性有機溶媒の存在又は不存在下で(但し、Rがイソ
プロピル基の場合には、前記溶媒は常に存在するものと
する)、式 (式中、Rは前記と同じ意味である)で表わされる相当
する4−置換フェノール化合物と炭酸ジメチルとを反応
させ、式 (式中、Rは前記と同じ意味である)で表わされる相当
する4−置換アニソール化合物を形成するO−メチル化
反応が実質的に完了するまで、約120℃〜約170℃の範囲
内にある温度で前記反応を実施する工程;そして (b)その後、アミノアルキル化反応が実質的に完了す
るまで、約65℃と反応混合物の還流温度との間の範囲に
ある温度で、トリフルオロ酢酸の存在下で、ヘキサメチ
レンテトラミンにより、前記工程(a)で得られた式
(III)で表わされる4−置換アニソール化合物中間体
とを、その環上において芳香族性C−ホルミル化し、続
けて、得られた混合物を周囲温度で加水分解し、構造式
(I)で表わされる所望のアルデヒド化合物を最終的に
生じる工程を含む前記方法に関する。
(ここで、置換基はイソプロピル基又はトリフルオロメ
トキシ基のいずれかである)から出発する新規の二工程
反応系列を用いることによって、純粋な形でしかも高収
率に、前記のタイプの5−置換−2−メトキシベンズア
ルデヒド化合物を製造する、新規で且つ改良された方法
を提供する。特には、本発明の新規の二工程方法は、式 (式中、Rはイソプロピル基又はトリフルオロメトキシ
基である)で表わされる5−置換−2−メトキシベンズ
アルデヒド化合物の製造方法であって、 (a)三級アミン塩基の存在下で、しかも反応に不活性
な極性有機溶媒の存在又は不存在下で(但し、Rがイソ
プロピル基の場合には、前記溶媒は常に存在するものと
する)、式 (式中、Rは前記と同じ意味である)で表わされる相当
する4−置換フェノール化合物と炭酸ジメチルとを反応
させ、式 (式中、Rは前記と同じ意味である)で表わされる相当
する4−置換アニソール化合物を形成するO−メチル化
反応が実質的に完了するまで、約120℃〜約170℃の範囲
内にある温度で前記反応を実施する工程;そして (b)その後、アミノアルキル化反応が実質的に完了す
るまで、約65℃と反応混合物の還流温度との間の範囲に
ある温度で、トリフルオロ酢酸の存在下で、ヘキサメチ
レンテトラミンにより、前記工程(a)で得られた式
(III)で表わされる4−置換アニソール化合物中間体
とを、その環上において芳香族性C−ホルミル化し、続
けて、得られた混合物を周囲温度で加水分解し、構造式
(I)で表わされる所望のアルデヒド化合物を最終的に
生じる工程を含む前記方法に関する。
このように、従来技術に通常関連する前記のいかなる
欠点も招くことなく、最も簡単な方法で、4−トリフル
オロメトキシフェノールのような化合物は、公知の4−
トリフルオロメトキシアニソール中間体を経由して、2
−メトキシ−5−トリフルオロメトキシベンズアルデヒ
ドに容易に変換される。同様に、等しく容易な方法で、
4−イソプロピルフェノールを、公知の4−イソプロピ
ルアニソール中間体を経由して、2−メトキシ−5−イ
ソプロピルベンズアルデヒドに変換する。先に示したよ
うに、本発明の新規の二工程反応方法により生成される
最終生成物2種、すなわち、2−メトキシ−5−トリフ
ルオロメトキシベンズアルデヒド及び2−メトキシ−5
−イソプロピルベンズアルデヒドは、サブスタンスP受
容体アンタゴニストとして公知である重要な医薬的最終
生成物を最終的にもたらす価値のある中間体として、共
に有用な化合物である。
欠点も招くことなく、最も簡単な方法で、4−トリフル
オロメトキシフェノールのような化合物は、公知の4−
トリフルオロメトキシアニソール中間体を経由して、2
−メトキシ−5−トリフルオロメトキシベンズアルデヒ
ドに容易に変換される。同様に、等しく容易な方法で、
4−イソプロピルフェノールを、公知の4−イソプロピ
ルアニソール中間体を経由して、2−メトキシ−5−イ
ソプロピルベンズアルデヒドに変換する。先に示したよ
うに、本発明の新規の二工程反応方法により生成される
最終生成物2種、すなわち、2−メトキシ−5−トリフ
ルオロメトキシベンズアルデヒド及び2−メトキシ−5
−イソプロピルベンズアルデヒドは、サブスタンスP受
容体アンタゴニストとして公知である重要な医薬的最終
生成物を最終的にもたらす価値のある中間体として、共
に有用な化合物である。
詳細な説明 本発明方法によれば、式(I)で表わされる所望の5
−置換−2−メトキシベンズアルデヒド化合物(式中、
Rはイソプロピル基又はトリフルオロメトキシ基のいず
れかである)の調製用の新規の二工程反応系列の最初の
工程(a)には、式(III)で表わされる相当する4−
置換アニソール化合物(式中、Rは前記と同じ意味であ
る)を形成する所望のO−メチル化反応が実質的に完了
するまで、三級アミン塩基の存在下で、しかも反応に不
活性な極性有機溶媒の存在又は不存在下(但し、Rがイ
ソプロピル基の場合には前記溶媒は常に存在する必要が
あるものとする)で、約120℃〜約170℃の範囲内にある
温度、好ましくは約130〜155℃の範囲内にある温度で、
式(II)で表わされる相当するフェノール化合物を炭酸
ジメチルで最初にメチル化することが含まれる。この最
初の反応工程は、少なくとも約二時間が一般的に必要で
あろう。前記のように、Rがトリフルオロメトキシ基で
ある場合には、溶媒を用いて又は溶媒を用いないで前記
のメチル化工程は容易に達成されるが、Rがトリフルオ
ロメトキシ基である場合には、溶媒の不存在下で実施す
ることが最も好ましく、Rがイソプロピル基である場合
には、反応に不活性な極性有機溶媒の存在下で実施する
ことが最も確実である。これに関連して使用される好ま
しい反応に不活性な極性有機溶媒には、例えば、ジメチ
ルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミドなどの溶媒が含まれる。メチル化工程では、反
応を助ける触媒として三級アミン有機塩基の使用も要求
される。この特定試薬は、反応平衡を完了方向へシフト
させる傾向があるからである。これに関連して使用され
る好ましい三級アミン有機塩基には、トリメチルアミ
ン、p−ジメチルアミノアニリン、及び特には4−ジメ
チルアミノピリジンが含まれる。一般には、反応に用い
られる構造式(II)で表されるフェノール系出発材料
の、工程(a)の炭酸ジメチル試薬に対するモル比は、
ここで問題にしている目的に関しては、それぞれ、約1.
0:1.0〜約1.0:5.0の範囲内、好ましくは約1.0:1.5〜約
1.0:2.0の近傍にある範囲内にあるモル比である。一
方、前記の工程で用いられる三級アミン塩基の量は、式
(II)で表わされるフェノール系出発材料の全モル量に
対して、約20モル%〜約80モル%の範囲であり、好まし
い量は約25〜60モル%の範囲内にある。メチル化反応工
程の完了した際に、当業者に周知の多くの常法により、
反応済み混合物(spent reaction mixture)から、式
(III)で表わされる所望の4−置換アニソール化合物
を、続いて、容易に回収する(詳細は実施例1〜2を参
照)。
−置換−2−メトキシベンズアルデヒド化合物(式中、
Rはイソプロピル基又はトリフルオロメトキシ基のいず
れかである)の調製用の新規の二工程反応系列の最初の
工程(a)には、式(III)で表わされる相当する4−
置換アニソール化合物(式中、Rは前記と同じ意味であ
る)を形成する所望のO−メチル化反応が実質的に完了
するまで、三級アミン塩基の存在下で、しかも反応に不
活性な極性有機溶媒の存在又は不存在下(但し、Rがイ
ソプロピル基の場合には前記溶媒は常に存在する必要が
あるものとする)で、約120℃〜約170℃の範囲内にある
温度、好ましくは約130〜155℃の範囲内にある温度で、
式(II)で表わされる相当するフェノール化合物を炭酸
ジメチルで最初にメチル化することが含まれる。この最
初の反応工程は、少なくとも約二時間が一般的に必要で
あろう。前記のように、Rがトリフルオロメトキシ基で
ある場合には、溶媒を用いて又は溶媒を用いないで前記
のメチル化工程は容易に達成されるが、Rがトリフルオ
ロメトキシ基である場合には、溶媒の不存在下で実施す
ることが最も好ましく、Rがイソプロピル基である場合
には、反応に不活性な極性有機溶媒の存在下で実施する
ことが最も確実である。これに関連して使用される好ま
しい反応に不活性な極性有機溶媒には、例えば、ジメチ
ルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミドなどの溶媒が含まれる。メチル化工程では、反
応を助ける触媒として三級アミン有機塩基の使用も要求
される。この特定試薬は、反応平衡を完了方向へシフト
させる傾向があるからである。これに関連して使用され
る好ましい三級アミン有機塩基には、トリメチルアミ
ン、p−ジメチルアミノアニリン、及び特には4−ジメ
チルアミノピリジンが含まれる。一般には、反応に用い
られる構造式(II)で表されるフェノール系出発材料
の、工程(a)の炭酸ジメチル試薬に対するモル比は、
ここで問題にしている目的に関しては、それぞれ、約1.
0:1.0〜約1.0:5.0の範囲内、好ましくは約1.0:1.5〜約
1.0:2.0の近傍にある範囲内にあるモル比である。一
方、前記の工程で用いられる三級アミン塩基の量は、式
(II)で表わされるフェノール系出発材料の全モル量に
対して、約20モル%〜約80モル%の範囲であり、好まし
い量は約25〜60モル%の範囲内にある。メチル化反応工
程の完了した際に、当業者に周知の多くの常法により、
反応済み混合物(spent reaction mixture)から、式
(III)で表わされる所望の4−置換アニソール化合物
を、続いて、容易に回収する(詳細は実施例1〜2を参
照)。
本発明の新規の二工程反応方法の第二及び最終工程
は、トリフルオロ酢酸と共にヘキサメチレンテトラミン
を使用することを含む簡単で且つ直接的なホルミル化方
法による、工程(a)で得られる式(III)で表される
4−置換アニソール化合物中間体から、式(I)で表わ
される相当する5−置換2−メトキシベンズアルデヒド
化合物への変換に関する。特には、請求の範囲に記載し
た反応方法の第二工程(b)には、前記工程(a)で得
られ、式(III)で表わされる4−置換アニソール化合
物中間体(Rはイソプロピル基又はトリフルオロメトキ
シ基である)について、その環上で芳香族性C−ホルミ
ル化することが含まれる。すなわち、そのC−ホルミル
化は、オルト置換反応が実質的に完了するまで、約65℃
と反応混合物の還流温度との間の範囲にある温度で、ト
リフルオロ酢酸の存在下、ヘキサメチレンテトラミンと
前記アニソール化合物とを、その所望のオルト位で最初
に反応させ、続いて、得られた混合物を周囲温度で加水
分解して、構造式(I)で表わされる所望のアルデヒド
化合物を最後に得ることが含まれる。一般に、この特定
反応工程において出発材料として作用する構造式(II
I)で表わされる4−置換アニソール化合物の、ヘキサ
メチレンテトラミン試薬に対するモル比は、それぞれ、
約4.0:1.0〜約1.0:2.0の範囲内にあるモル比であり、好
ましくは約1.0:1.0の近傍にあるモル比範囲である。こ
の特定反応工程の好適態様においては、酸触媒及び溶媒
の両方としてのトリフルオロ酢酸の存在下、4−置換ア
ニソール化合物とヘキサメチレンテトラミン試薬とを、
本質的に等モルを基準として最初に反応させる。この特
定反応は、約65℃〜約100℃のより好ましい温度範囲内
にある温度で、少なくとも約4時間、通常実施する。好
ましい反応条件としては、約70〜約90℃の温度範囲内に
ある好適温度である温度と、少なくとも約6時間である
時間(そして最も好ましくは、約6〜約14時間)とが通
常要求される。最初のオルト置換反応が完了した際に、
続いて、得られた反応混合物に、周囲温度で水を添加し
て加水分解し、その次に、最も通常の方法により所望の
1−アルデヒド化合物を最終混合物から単離する。例え
ば、減圧下の蒸発によって、反応済み混合物からトリフ
ルオロ酢酸溶媒を最初に除去し、その後、得られた残留
油を水酸化ナトリウム水溶液で塩基性にすることによ
り、pH9.0近傍の値にpHを調整し、そして、続いて、水
不混和性有機溶媒(例えば、ヘキサン又は塩化メチレン
など)で水系抽出を行ない、前記の水系から純粋な有機
生成物を効果的に単離する。
は、トリフルオロ酢酸と共にヘキサメチレンテトラミン
を使用することを含む簡単で且つ直接的なホルミル化方
法による、工程(a)で得られる式(III)で表される
4−置換アニソール化合物中間体から、式(I)で表わ
される相当する5−置換2−メトキシベンズアルデヒド
化合物への変換に関する。特には、請求の範囲に記載し
た反応方法の第二工程(b)には、前記工程(a)で得
られ、式(III)で表わされる4−置換アニソール化合
物中間体(Rはイソプロピル基又はトリフルオロメトキ
シ基である)について、その環上で芳香族性C−ホルミ
ル化することが含まれる。すなわち、そのC−ホルミル
化は、オルト置換反応が実質的に完了するまで、約65℃
と反応混合物の還流温度との間の範囲にある温度で、ト
リフルオロ酢酸の存在下、ヘキサメチレンテトラミンと
前記アニソール化合物とを、その所望のオルト位で最初
に反応させ、続いて、得られた混合物を周囲温度で加水
分解して、構造式(I)で表わされる所望のアルデヒド
化合物を最後に得ることが含まれる。一般に、この特定
反応工程において出発材料として作用する構造式(II
I)で表わされる4−置換アニソール化合物の、ヘキサ
メチレンテトラミン試薬に対するモル比は、それぞれ、
約4.0:1.0〜約1.0:2.0の範囲内にあるモル比であり、好
ましくは約1.0:1.0の近傍にあるモル比範囲である。こ
の特定反応工程の好適態様においては、酸触媒及び溶媒
の両方としてのトリフルオロ酢酸の存在下、4−置換ア
ニソール化合物とヘキサメチレンテトラミン試薬とを、
本質的に等モルを基準として最初に反応させる。この特
定反応は、約65℃〜約100℃のより好ましい温度範囲内
にある温度で、少なくとも約4時間、通常実施する。好
ましい反応条件としては、約70〜約90℃の温度範囲内に
ある好適温度である温度と、少なくとも約6時間である
時間(そして最も好ましくは、約6〜約14時間)とが通
常要求される。最初のオルト置換反応が完了した際に、
続いて、得られた反応混合物に、周囲温度で水を添加し
て加水分解し、その次に、最も通常の方法により所望の
1−アルデヒド化合物を最終混合物から単離する。例え
ば、減圧下の蒸発によって、反応済み混合物からトリフ
ルオロ酢酸溶媒を最初に除去し、その後、得られた残留
油を水酸化ナトリウム水溶液で塩基性にすることによ
り、pH9.0近傍の値にpHを調整し、そして、続いて、水
不混和性有機溶媒(例えば、ヘキサン又は塩化メチレン
など)で水系抽出を行ない、前記の水系から純粋な有機
生成物を効果的に単離する。
本発明の新規の全二工程反応方法に実施するための究
極の出発材料として必要とされる式(II)で表わされる
4−置換フェノール化合物は、容易に市販品として入手
可能であるか、あるいは有機合成の常法を用いることに
より通常の有機化学試薬から出発して当業者により容易
に合成することができるかのいずれかである、共に公知
の化合物である。これと同じ事情が、新規の二工程方法
において用いられるすべての他の反応体及び試薬、例え
ば、第一工程(a)で用いられる炭酸ジメチル及び4−
ジメチルアミノピリジン、並びに第二工程(b)で用い
られるヘキサメチレンテトラミン及びトリフルオロ酢酸
にもあてはまる。
極の出発材料として必要とされる式(II)で表わされる
4−置換フェノール化合物は、容易に市販品として入手
可能であるか、あるいは有機合成の常法を用いることに
より通常の有機化学試薬から出発して当業者により容易
に合成することができるかのいずれかである、共に公知
の化合物である。これと同じ事情が、新規の二工程方法
において用いられるすべての他の反応体及び試薬、例え
ば、第一工程(a)で用いられる炭酸ジメチル及び4−
ジメチルアミノピリジン、並びに第二工程(b)で用い
られるヘキサメチレンテトラミン及びトリフルオロ酢酸
にもあてはまる。
前記のように、本発明の新規の二工程反応方法により
与えられる5−置換2−メトキシベンズアルデヒド最終
生成物、すなわち、2−メトキシ−5−トリフルオロメ
トキシベンズアルデヒド及び2−メトキシ−5−イソプ
ロピルベンズアルデヒドが、前記の従来技術で先に開示
した標準方法を用いることにより、それぞれ、(2S,3
S)−cis−3−(2−メトキシ−5−トリフルオロメト
キシベンジル)アミノ−2−フェニルピペリジン及び
(2S,3S)−cis−2−(ジフェニルメチル)−N−
[(2−メトキシ−5−イソプロピルフェニル)メチ
ル]−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−3−アミ
ンとして公知のサブスタンスP受容体アンタゴニスト2
種を最終的にもたらす、価値のある中間体として有用で
あることは、共に公知である。特に、ナトリウムトリア
セトキシボロハイドライドの存在下、氷酢酸中の2−メ
トキシ−5−トリフルオロメトキシベンズアルデヒドと
3−アミノ−2−フェニルピペリジンとの反応によっ
て、(2S,3S)−cis−3−(2−メトキシ−5−トリ
フルオロメトキシベンジル)アミノ−2−フェニルピペ
リジンが得られる(詳細は実施例5を参照)ことがJ.A.
Low IIIら[発行されたP.C.T.国際特許出願WO第93/003
31号公報(1993年1月7日発行)]により開示され、一
方、ナトリウムトリアセトキシボロハイドライドの存在
下、塩化メチレン中の2−メトキシ−5−イソプロピル
ベンズアルデヒドと(2S,3S)−2−(ジフェニルメチ
ル)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−3−アミ
ンとの反応によって、(2S,3S)−cis−2−(ジフェ
ニルメチル)−N−[(2−メトキシ−5−イソプロピ
ルフェニル)メチル]−1−アザビシクロ[2.2.2]オ
クタン−3−アミンが与えられる(詳細は実施例6を参
照)ことがF.Itoら[発行されたP.C.T.国際特許出願WO
第92/21677号公報(1992年12月10日発行)]により開示
されている。
与えられる5−置換2−メトキシベンズアルデヒド最終
生成物、すなわち、2−メトキシ−5−トリフルオロメ
トキシベンズアルデヒド及び2−メトキシ−5−イソプ
ロピルベンズアルデヒドが、前記の従来技術で先に開示
した標準方法を用いることにより、それぞれ、(2S,3
S)−cis−3−(2−メトキシ−5−トリフルオロメト
キシベンジル)アミノ−2−フェニルピペリジン及び
(2S,3S)−cis−2−(ジフェニルメチル)−N−
[(2−メトキシ−5−イソプロピルフェニル)メチ
ル]−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−3−アミ
ンとして公知のサブスタンスP受容体アンタゴニスト2
種を最終的にもたらす、価値のある中間体として有用で
あることは、共に公知である。特に、ナトリウムトリア
セトキシボロハイドライドの存在下、氷酢酸中の2−メ
トキシ−5−トリフルオロメトキシベンズアルデヒドと
3−アミノ−2−フェニルピペリジンとの反応によっ
て、(2S,3S)−cis−3−(2−メトキシ−5−トリ
フルオロメトキシベンジル)アミノ−2−フェニルピペ
リジンが得られる(詳細は実施例5を参照)ことがJ.A.
Low IIIら[発行されたP.C.T.国際特許出願WO第93/003
31号公報(1993年1月7日発行)]により開示され、一
方、ナトリウムトリアセトキシボロハイドライドの存在
下、塩化メチレン中の2−メトキシ−5−イソプロピル
ベンズアルデヒドと(2S,3S)−2−(ジフェニルメチ
ル)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−3−アミ
ンとの反応によって、(2S,3S)−cis−2−(ジフェ
ニルメチル)−N−[(2−メトキシ−5−イソプロピ
ルフェニル)メチル]−1−アザビシクロ[2.2.2]オ
クタン−3−アミンが与えられる(詳細は実施例6を参
照)ことがF.Itoら[発行されたP.C.T.国際特許出願WO
第92/21677号公報(1992年12月10日発行)]により開示
されている。
従って、本発明による新規の方法は、前記のように、
独特の二工程合成法により、純粋な形でしかも高収率で
2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシベンズアルデ
ヒド及び−メトキシ−5−イソプロピルベンズアルデヒ
ドを提供する。このことは、合成が容易であること、及
び方法全体の生産に含まれるコストが減少することを考
慮すると、先に論じた従来技術方法に比べて大きな改良
を表わしている。特に、本発明方法は、すべての潜在的
危険性を有する、ホルミル化工程における触媒としての
四塩化チタンの使用を回避し、加えて、最初のメチル化
工程を通常の均質な反応条件下で順調に進行させるの
で、必要な単位操作の過程において、しばしば嵩高くて
取り扱いにくい懸濁液を扱う必要を避けることができ
る。
独特の二工程合成法により、純粋な形でしかも高収率で
2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシベンズアルデ
ヒド及び−メトキシ−5−イソプロピルベンズアルデヒ
ドを提供する。このことは、合成が容易であること、及
び方法全体の生産に含まれるコストが減少することを考
慮すると、先に論じた従来技術方法に比べて大きな改良
を表わしている。特に、本発明方法は、すべての潜在的
危険性を有する、ホルミル化工程における触媒としての
四塩化チタンの使用を回避し、加えて、最初のメチル化
工程を通常の均質な反応条件下で順調に進行させるの
で、必要な単位操作の過程において、しばしば嵩高くて
取り扱いにくい懸濁液を扱う必要を避けることができ
る。
実施例1 温度計、還流冷却器、添加漏斗、及び機械的撹拌装置
を備えた12リットルの三つ口丸底反応フラスコに、全体
の混合工程の過程にわたって撹拌を維持しながら、周囲
温度(約20℃)で、4−トリフルオロメトキシフェノー
ル[セントラル硝子(東京,日本)から入手可能]2.5k
g(14モル)及び4−ジメチルアミノピリジン1.5kg(7.
8モル)を入れた。次に、得られた反応混合物を29℃ま
で発熱させ、その後、150℃まで外的に加熱した。ポッ
ト温度がついに152℃に到達したところで、次に、撹拌
している混合物中に、12時間かけて、炭酸ジメチル総量
1.9kg(21モル)をゆっくりと滴加した。すべての最初
の出発材料が、全体の反応混合物により完全に消費され
たことが観察されたところで、前記の添加工程が完了し
たと判断した。薄相クロマトグラフィー(TLC)により
前記のメチル化反応の過程全体を追跡し、130℃を越え
るポット温度を常に維持する方法により試薬添加の速度
を制御した。130℃より高いポット温度を維持するのを
助ける速度で、ヘッドスペースの蒸気も蒸留した。TLC
分析[溶離剤:ヘキサン/酢酸エチル=9:1(容積によ
る);254mm]により証明される所望のO−メチル化反応
の完了した際に、反応済み混合物を周囲温度までゆっく
りと冷やした。この時点(加熱が最初に終了した点か
ら、約9時間が経過した)で、冷やした最終混合物にヘ
キサン2.5リットル及び水4.5リットルを加えた。希釈し
た混合物を、次に22リットルの三つ口丸底反応フラスコ
に移し、その次に、追加のヘキサン4リットル及び水4
リットルで、続いて、活性炭900gで撹拌しながら処理し
た。処理した混合物を1.5時間撹拌した後、次に、セラ
イドで濾過し、回収した炭の濾過ケーキをその後、新し
いヘキサンで洗浄した。次に、得られた二相の瀘液をそ
の構成部分に分離し、その次に、ヘキサンの分離層に水
1.5リットルを加え、続いて、3N塩酸の添加によりpH1
1.87からpH3.0にpHを調整した。
を備えた12リットルの三つ口丸底反応フラスコに、全体
の混合工程の過程にわたって撹拌を維持しながら、周囲
温度(約20℃)で、4−トリフルオロメトキシフェノー
ル[セントラル硝子(東京,日本)から入手可能]2.5k
g(14モル)及び4−ジメチルアミノピリジン1.5kg(7.
8モル)を入れた。次に、得られた反応混合物を29℃ま
で発熱させ、その後、150℃まで外的に加熱した。ポッ
ト温度がついに152℃に到達したところで、次に、撹拌
している混合物中に、12時間かけて、炭酸ジメチル総量
1.9kg(21モル)をゆっくりと滴加した。すべての最初
の出発材料が、全体の反応混合物により完全に消費され
たことが観察されたところで、前記の添加工程が完了し
たと判断した。薄相クロマトグラフィー(TLC)により
前記のメチル化反応の過程全体を追跡し、130℃を越え
るポット温度を常に維持する方法により試薬添加の速度
を制御した。130℃より高いポット温度を維持するのを
助ける速度で、ヘッドスペースの蒸気も蒸留した。TLC
分析[溶離剤:ヘキサン/酢酸エチル=9:1(容積によ
る);254mm]により証明される所望のO−メチル化反応
の完了した際に、反応済み混合物を周囲温度までゆっく
りと冷やした。この時点(加熱が最初に終了した点か
ら、約9時間が経過した)で、冷やした最終混合物にヘ
キサン2.5リットル及び水4.5リットルを加えた。希釈し
た混合物を、次に22リットルの三つ口丸底反応フラスコ
に移し、その次に、追加のヘキサン4リットル及び水4
リットルで、続いて、活性炭900gで撹拌しながら処理し
た。処理した混合物を1.5時間撹拌した後、次に、セラ
イドで濾過し、回収した炭の濾過ケーキをその後、新し
いヘキサンで洗浄した。次に、得られた二相の瀘液をそ
の構成部分に分離し、その次に、ヘキサンの分離層に水
1.5リットルを加え、続いて、3N塩酸の添加によりpH1
1.87からpH3.0にpHを調整した。
次に、二層を再び分離し、続いて、新しく分離したヘ
キサン層に新しい活性炭500gを導入した。次に、処理し
た混合物を1時間撹拌し、セライトで濾過し、そしてそ
の次に、回収した濾過ケーキを追加の新しいヘキサンで
洗浄すると、瀘液として透明な有機溶液が最後に得られ
る。無水硫酸ナトリウム400gで後者の瀘液を16時間乾燥
させた後、乾燥させた瀘液を次にセライトに通して乾燥
剤を除去し、次に、減圧下の蒸発により溶媒を除去する
と、残留油の形状の純粋な4−トリフルオロメトキシア
ニソール1.6kg(59%)が最後に得られた。次に、核磁
気共鳴(NMR)データにより、純粋な生成物を特徴づけ
た。
キサン層に新しい活性炭500gを導入した。次に、処理し
た混合物を1時間撹拌し、セライトで濾過し、そしてそ
の次に、回収した濾過ケーキを追加の新しいヘキサンで
洗浄すると、瀘液として透明な有機溶液が最後に得られ
る。無水硫酸ナトリウム400gで後者の瀘液を16時間乾燥
させた後、乾燥させた瀘液を次にセライトに通して乾燥
剤を除去し、次に、減圧下の蒸発により溶媒を除去する
と、残留油の形状の純粋な4−トリフルオロメトキシア
ニソール1.6kg(59%)が最後に得られた。次に、核磁
気共鳴(NMR)データにより、純粋な生成物を特徴づけ
た。
NMRデータ; 1H NMR(CDCl3)δ3.8(s,3H),6.88
(d,2H),7.17(d,2H)。
(d,2H),7.17(d,2H)。
実施例2 20〜25℃でジメチルスルホキシド2.5リットル中に溶
解した4−イソプロピルフェノール[アルドリッチ・ケ
ミカル(ミルウォーキー,ウイスコンシン)から入手可
能]2.5kg(18.4モル)からなり、よく撹拌した溶液
に、4−ジメチルアミノピリジン560g(4.6モル)を加
えた。次に、得られた溶液を135℃に加熱し、次に、そ
の時点で、炭酸ジメチル総量3.3kg(36.6モル;3.1リッ
トル)を、撹拌する混合物に4.5時間かけてゆっくりと
加えた。この添加時間の全体をとおして、反応温度を13
5〜153℃に維持しながら行なった。この工程の完了した
際に、反応混合物の薄層クロマトグラフィー(TLC)評
価(溶離剤として、実施例1で先に使用した同じ溶媒系
を使用)により、ここでの目的に用いる出発材料が残っ
ている証拠がないこと、そして極く少量の極性成分の存
在が明らかになった。次に、反応済み混合物を100℃以
下の温度にまで冷やし、その次に水10リットルで希釈
し、続いて、30℃まで更に冷却し、その後すぐにヘキサ
ン8リットルを加えた。次に、3N塩酸12リットルを加
えてpH10.3の値からpH3.0にpHを再調整し、その後、得
られた水性/有機混合物をセライトで濾過し、次に、二
層を沈降させ、分離させた。
解した4−イソプロピルフェノール[アルドリッチ・ケ
ミカル(ミルウォーキー,ウイスコンシン)から入手可
能]2.5kg(18.4モル)からなり、よく撹拌した溶液
に、4−ジメチルアミノピリジン560g(4.6モル)を加
えた。次に、得られた溶液を135℃に加熱し、次に、そ
の時点で、炭酸ジメチル総量3.3kg(36.6モル;3.1リッ
トル)を、撹拌する混合物に4.5時間かけてゆっくりと
加えた。この添加時間の全体をとおして、反応温度を13
5〜153℃に維持しながら行なった。この工程の完了した
際に、反応混合物の薄層クロマトグラフィー(TLC)評
価(溶離剤として、実施例1で先に使用した同じ溶媒系
を使用)により、ここでの目的に用いる出発材料が残っ
ている証拠がないこと、そして極く少量の極性成分の存
在が明らかになった。次に、反応済み混合物を100℃以
下の温度にまで冷やし、その次に水10リットルで希釈
し、続いて、30℃まで更に冷却し、その後すぐにヘキサ
ン8リットルを加えた。次に、3N塩酸12リットルを加
えてpH10.3の値からpH3.0にpHを再調整し、その後、得
られた水性/有機混合物をセライトで濾過し、次に、二
層を沈降させ、分離させた。
次に、分離した水性層を、ヘキサン1.0リットルで4
回洗浄し、その後、得られた有機層を一緒にし、活性炭
125g及び無水硫酸マグネシウム400gで処理した。次に、
処理した有機混合物を1時間撹拌し、セライトで濾過
し、次に、回収した濾過ケーキを新しいヘキサンで洗浄
すると、瀘液として透明な無水溶液が得られた。続い
て、真空中で後者の溶液を濃縮すると、残留油として純
粋な4−イソプロピルアニソール2.4kg(83%)が得ら
れた。次に、核磁気共鳴(NMR)データにより、純粋な
生成物を特徴づけた。
回洗浄し、その後、得られた有機層を一緒にし、活性炭
125g及び無水硫酸マグネシウム400gで処理した。次に、
処理した有機混合物を1時間撹拌し、セライトで濾過
し、次に、回収した濾過ケーキを新しいヘキサンで洗浄
すると、瀘液として透明な無水溶液が得られた。続い
て、真空中で後者の溶液を濃縮すると、残留油として純
粋な4−イソプロピルアニソール2.4kg(83%)が得ら
れた。次に、核磁気共鳴(NMR)データにより、純粋な
生成物を特徴づけた。
NMRデータ: 1H NMR(CDCl3)δ1.25(d,6H),2.9
(m,1H),3.8(s,3H),6.88(d,2H),7,18(d,2H)。
(m,1H),3.8(s,3H),6.88(d,2H),7,18(d,2H)。
実施例3 温度計、還流冷却器、及び機械的撹拌器を等しく備
え、2つに分離している22リットルの三つ口丸底反応フ
ラスコのそれぞれに、全体の添加工程の過程にわたって
一定の撹拌を維持しながら、周囲温度(約20℃)で、4
−トリフルオロメトキシアニソール(実施例1の生成
物)800g(4.2モル)及びトリフルオロ酢酸10.5リット
ルを加えた。これに続いて、反応フラスコ2個のそれぞ
れに含まれ、よく撹拌された混合物に、ヘキサメチレン
テトラミン600g(4.3モル)を少量ずつゆっくりと添加
した。次に、それぞれの反応フラスコ中の得られた反応
混合物を、それぞれの場合について22℃から38℃に発熱
させ、その後、この目的用の約80℃のポット温度を用い
て、反応混合物の還流温度まで外的に加熱した。次に、
撹拌及び加熱した反応混合物を12.5時間還流した。この
間、通常の方法により、薄層クロマトグラフィー(TL
C)により芳香族性ホルミル化反応の過程を追跡した。1
1時間のマークの終わりに、TLC分析[溶離剤:ヘキサン
/酢酸エチル=9:1(容積による);254nm]により証明
されたことから、反応は本質的に完了しているようにみ
えた。次に、前記還流工程が最終的に完了した際に、そ
のようにして得られた、2つに分離している反応済み混
合物を混合し、続いて、85℃のポット温度を用いて、単
一の22リットルの三つ口丸底反応フラスコ中で約8リッ
トルの容積まで大気圧で濃縮した。この時点で、部分的
に濃縮した最終反応混合物を、55℃のポット温度を用い
て、更に真空中で油状物にまで濃縮し、続いて、残留油
を等量に二等分し、次に、2つに分離している22リット
ルの三つ口丸底反応フラスコ中に各半量を挿入した(各
フラスコは油状物約4リットルを含む)。
え、2つに分離している22リットルの三つ口丸底反応フ
ラスコのそれぞれに、全体の添加工程の過程にわたって
一定の撹拌を維持しながら、周囲温度(約20℃)で、4
−トリフルオロメトキシアニソール(実施例1の生成
物)800g(4.2モル)及びトリフルオロ酢酸10.5リット
ルを加えた。これに続いて、反応フラスコ2個のそれぞ
れに含まれ、よく撹拌された混合物に、ヘキサメチレン
テトラミン600g(4.3モル)を少量ずつゆっくりと添加
した。次に、それぞれの反応フラスコ中の得られた反応
混合物を、それぞれの場合について22℃から38℃に発熱
させ、その後、この目的用の約80℃のポット温度を用い
て、反応混合物の還流温度まで外的に加熱した。次に、
撹拌及び加熱した反応混合物を12.5時間還流した。この
間、通常の方法により、薄層クロマトグラフィー(TL
C)により芳香族性ホルミル化反応の過程を追跡した。1
1時間のマークの終わりに、TLC分析[溶離剤:ヘキサン
/酢酸エチル=9:1(容積による);254nm]により証明
されたことから、反応は本質的に完了しているようにみ
えた。次に、前記還流工程が最終的に完了した際に、そ
のようにして得られた、2つに分離している反応済み混
合物を混合し、続いて、85℃のポット温度を用いて、単
一の22リットルの三つ口丸底反応フラスコ中で約8リッ
トルの容積まで大気圧で濃縮した。この時点で、部分的
に濃縮した最終反応混合物を、55℃のポット温度を用い
て、更に真空中で油状物にまで濃縮し、続いて、残留油
を等量に二等分し、次に、2つに分離している22リット
ルの三つ口丸底反応フラスコ中に各半量を挿入した(各
フラスコは油状物約4リットルを含む)。
次に、撹拌下の油状物を含む各フラスコに塩化メチレ
ン4リットルを加え、続いて、得られた水性有機系に、
認識することのできる発熱なしで、水4リットルを20分
間かけて加えた。次に、20%水酸化ナトリウム水溶液3.
6リットルを加えてpH0.1からpH9.0の新値に後者のpHを
再調整した。次に、2つに分離している塩基性にした二
相系を、それぞれの反応フラスコから、それぞれに相当
する2つの異なる分離用漏斗に移した。次に、水性層か
ら塩化メチレン層を分離し除去する前に、2つのそれぞ
れの分離層を沈降させた。続いて、2つの蓄えておいた
水性層を塩化メチレン4リットルでそれぞれ抽出し、次
に、一緒にした塩化メチレン層を水8リットルで洗浄
し、その後、無水硫酸マグネシウム1.0kgで1.5時間乾燥
した。吸引濾過により乾燥剤を除去し、得られた濾過ケ
ーキを新しい塩化メチレン2リットルで注意深く洗浄し
た後、次に、得られた有機瀘液を真空中で濃縮すると、
黄色の残留油の形状で純粋な2−メトキシ−5−トリフ
ルオロメトキシベンズアルデヒド1.7kg(91%)が得ら
れた。核磁気共鳴(NMR)データにより、純粋な生成物
を特徴づけた。
ン4リットルを加え、続いて、得られた水性有機系に、
認識することのできる発熱なしで、水4リットルを20分
間かけて加えた。次に、20%水酸化ナトリウム水溶液3.
6リットルを加えてpH0.1からpH9.0の新値に後者のpHを
再調整した。次に、2つに分離している塩基性にした二
相系を、それぞれの反応フラスコから、それぞれに相当
する2つの異なる分離用漏斗に移した。次に、水性層か
ら塩化メチレン層を分離し除去する前に、2つのそれぞ
れの分離層を沈降させた。続いて、2つの蓄えておいた
水性層を塩化メチレン4リットルでそれぞれ抽出し、次
に、一緒にした塩化メチレン層を水8リットルで洗浄
し、その後、無水硫酸マグネシウム1.0kgで1.5時間乾燥
した。吸引濾過により乾燥剤を除去し、得られた濾過ケ
ーキを新しい塩化メチレン2リットルで注意深く洗浄し
た後、次に、得られた有機瀘液を真空中で濃縮すると、
黄色の残留油の形状で純粋な2−メトキシ−5−トリフ
ルオロメトキシベンズアルデヒド1.7kg(91%)が得ら
れた。核磁気共鳴(NMR)データにより、純粋な生成物
を特徴づけた。
NMRデータ: 1H NMR(CDCl3)δ3.95(s,3H),7.0
(d,1H),7,43(dd,1H),10.4(s,1H)。
(d,1H),7,43(dd,1H),10.4(s,1H)。
実施例4 温度計、還流冷却器、及び機械的撹拌器を等しく備
え、2つに分離している22リットルの三つ口丸底反応フ
ラスコのそれぞれに、全体の添加工程の過程にわたって
一定の撹拌を維持しながら、周囲温度(約20℃)で、4
−イソプロピルアニソール(実施例2の生成物)1.3kg
(7.4モル)及びトリフルオロ酢酸12.0リットルを装填
した。続いて、2つに分離している反応フラスコのそれ
ぞれに含まれ、よく撹拌された2つの反応混合物に、ヘ
キサメチレンテトラミン1.0kg(7.4モル)を50分間かけ
て少量ずつゆっくりと添加した。続いて、それぞれの反
応フラスコ中の得られた反応混合物を、それぞれの場合
について24℃から38℃に発熱させ、その後、81℃にて反
応混合物の還流温度まで外的に加熱した。次に、撹拌及
び加熱した反応混合物をこの温度で14時間還流した。こ
の工程が完了した際に、減圧下の濃縮により、2つの反
応済み混合物のそれぞれからトリフルオロ酢酸溶媒を除
去し、その後、得られた各残留油を、水4リットルとヘ
キサン4リットルとの間で分配した。次に、6N水酸化
ナトリウム水溶液3.8リットル及び4.2リットルのそれぞ
れを別々に加えて、各フラスコに含まれている二相系の
pHを、pH値0.5からpH9.0の値に再調整した。次に、塩基
性にした二相系を沈降させ、分離し、その後、2つに分
離した水性層を蓄え、続いて、新しいヘキサン2リット
ルで洗浄した。次に、有機層を一緒にし、その次に水3
リットルでバックウォッシュし、続いて、活性炭200g及
び乾燥剤としての無水硫酸マグネシウム400gで処理し
た。セライトを通す吸引濾過により後者の2つの物質を
除去した後、得られた透明の有機瀘液を、次に真空中で
濃縮すると、暗い残留油の形状の粗製のアルデヒド最終
生成物2.0kg(72%)が得られた。続いて、真空中での
蒸留により後者の物質(1.8kg)を精製すると、純粋な
2−メトキシ−5−イソプロピルベンズアルデヒド880g
(44%)が最終的に得られた。核磁気共鳴(NMR)デー
タにより、純粋な生成物を特徴づけた。
え、2つに分離している22リットルの三つ口丸底反応フ
ラスコのそれぞれに、全体の添加工程の過程にわたって
一定の撹拌を維持しながら、周囲温度(約20℃)で、4
−イソプロピルアニソール(実施例2の生成物)1.3kg
(7.4モル)及びトリフルオロ酢酸12.0リットルを装填
した。続いて、2つに分離している反応フラスコのそれ
ぞれに含まれ、よく撹拌された2つの反応混合物に、ヘ
キサメチレンテトラミン1.0kg(7.4モル)を50分間かけ
て少量ずつゆっくりと添加した。続いて、それぞれの反
応フラスコ中の得られた反応混合物を、それぞれの場合
について24℃から38℃に発熱させ、その後、81℃にて反
応混合物の還流温度まで外的に加熱した。次に、撹拌及
び加熱した反応混合物をこの温度で14時間還流した。こ
の工程が完了した際に、減圧下の濃縮により、2つの反
応済み混合物のそれぞれからトリフルオロ酢酸溶媒を除
去し、その後、得られた各残留油を、水4リットルとヘ
キサン4リットルとの間で分配した。次に、6N水酸化
ナトリウム水溶液3.8リットル及び4.2リットルのそれぞ
れを別々に加えて、各フラスコに含まれている二相系の
pHを、pH値0.5からpH9.0の値に再調整した。次に、塩基
性にした二相系を沈降させ、分離し、その後、2つに分
離した水性層を蓄え、続いて、新しいヘキサン2リット
ルで洗浄した。次に、有機層を一緒にし、その次に水3
リットルでバックウォッシュし、続いて、活性炭200g及
び乾燥剤としての無水硫酸マグネシウム400gで処理し
た。セライトを通す吸引濾過により後者の2つの物質を
除去した後、得られた透明の有機瀘液を、次に真空中で
濃縮すると、暗い残留油の形状の粗製のアルデヒド最終
生成物2.0kg(72%)が得られた。続いて、真空中での
蒸留により後者の物質(1.8kg)を精製すると、純粋な
2−メトキシ−5−イソプロピルベンズアルデヒド880g
(44%)が最終的に得られた。核磁気共鳴(NMR)デー
タにより、純粋な生成物を特徴づけた。
NMRデータ; 1H NMR(CD3CD)δ1.05(d,6H),2.74
(m,1H),3.75(s,3H),6.95(d,1H),7.35(dd,1H),
7.35(dd,1H),7.5 1H,10.23(s,1H)。
(m,1H),3.75(s,3H),6.95(d,1H),7.35(dd,1H),
7.35(dd,1H),7.5 1H,10.23(s,1H)。
実施例5 還流冷却器、電磁撹拌器、及び窒素ガス送込管を備え
た丸底反応フラスコに、乾燥窒素ガス雰囲気下で、氷酢
酸5ml中の2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシベ
ンズアルデヒド(実施例3の生成物)525mg(0.0024モ
ル)及び(2S,3S)−3−アミノ−2−フェニルピペ
リジン(前記の発行されたP.C.T.国際特許出願WO第93/0
0331号公報にJ.W.Lowe IIIらにより開示された方法に
従って調製)350mg(0.0020モル)を挿入した。次に、
撹拌を始め、室温(約20℃)で1時間後、よく撹拌され
た有機溶液を、少量ずつに分けて添加したナトリウムト
リアセトキシボロハイドライド933mg(0.0044モル)で
処理した。次に、得られた反応混合物を室温で3日間撹
拌し、その後、回転式蒸発器によって濃縮した。次に、
そのようにして得られた残さを、1N水酸化ナトリウム
水溶液とクロロホルムとの間で分配し、続けて、得られ
た二層を分離し、更に、分離した水性相を、新しいクロ
ロホルムで3回抽出した。次に、一緒にしたクロロホル
ム抽出液を1N塩酸水溶液で3回抽出した。続いて、一
緒にした水性酸性抽出液を2N水酸化ナトリウム水溶液
で塩基性にし、その後、新しいクロロホルムで4回別々
に抽出した。次に、最終のクロロホルム抽出液を一緒に
し、次に無水硫酸ナトリウムで乾燥し、続けて、濾過
し、得られた瀘液を回転式蒸発器によって濃縮すると、
残留油の形状の遊離の塩基性有機生成物760mgが最終的
に得られた。次に、後者の材料を酢酸エチルに溶解し、
次に、乾燥塩化水素で飽和したジエチルエーテルを溶液
に添加した。続いて、塩酸付加塩として沈殿して得られ
た白色の固体生成物を、吸引濾過により集め、その後、
ジエチルエーテルで洗浄及び乾燥し、最終的に、純粋な
(2S,3S)−cis−3−(2−メトキシ−5−トリフ
ルオロメトキシベンジル)アミノ−2−フェニルピペリ
ジン塩酸塩(融点:>250℃)600mg(6%)が得られ
た。元素分析に加えて、高分解能質量スペクトル(HRM
S)分析及び核磁気共鳴(NMR)データにより、純粋な生
成物を更に特徴づけた。
た丸底反応フラスコに、乾燥窒素ガス雰囲気下で、氷酢
酸5ml中の2−メトキシ−5−トリフルオロメトキシベ
ンズアルデヒド(実施例3の生成物)525mg(0.0024モ
ル)及び(2S,3S)−3−アミノ−2−フェニルピペ
リジン(前記の発行されたP.C.T.国際特許出願WO第93/0
0331号公報にJ.W.Lowe IIIらにより開示された方法に
従って調製)350mg(0.0020モル)を挿入した。次に、
撹拌を始め、室温(約20℃)で1時間後、よく撹拌され
た有機溶液を、少量ずつに分けて添加したナトリウムト
リアセトキシボロハイドライド933mg(0.0044モル)で
処理した。次に、得られた反応混合物を室温で3日間撹
拌し、その後、回転式蒸発器によって濃縮した。次に、
そのようにして得られた残さを、1N水酸化ナトリウム
水溶液とクロロホルムとの間で分配し、続けて、得られ
た二層を分離し、更に、分離した水性相を、新しいクロ
ロホルムで3回抽出した。次に、一緒にしたクロロホル
ム抽出液を1N塩酸水溶液で3回抽出した。続いて、一
緒にした水性酸性抽出液を2N水酸化ナトリウム水溶液
で塩基性にし、その後、新しいクロロホルムで4回別々
に抽出した。次に、最終のクロロホルム抽出液を一緒に
し、次に無水硫酸ナトリウムで乾燥し、続けて、濾過
し、得られた瀘液を回転式蒸発器によって濃縮すると、
残留油の形状の遊離の塩基性有機生成物760mgが最終的
に得られた。次に、後者の材料を酢酸エチルに溶解し、
次に、乾燥塩化水素で飽和したジエチルエーテルを溶液
に添加した。続いて、塩酸付加塩として沈殿して得られ
た白色の固体生成物を、吸引濾過により集め、その後、
ジエチルエーテルで洗浄及び乾燥し、最終的に、純粋な
(2S,3S)−cis−3−(2−メトキシ−5−トリフ
ルオロメトキシベンジル)アミノ−2−フェニルピペリ
ジン塩酸塩(融点:>250℃)600mg(6%)が得られ
た。元素分析に加えて、高分解能質量スペクトル(HRM
S)分析及び核磁気共鳴(NMR)データにより、純粋な生
成物を更に特徴づけた。
HRMS及びNMRデータ: HRMSスペクトル及び1H NMRスペ
クトルは、両方とも生成物と一致することがわかった。
クトルは、両方とも生成物と一致することがわかった。
分析:(C20H23F3N2O2・2HCl・0.2H2Oとして) 計算値:C=52.57;H=5.60;N=6.13。
実測値:C=52.58;H=5.40;N=5.97。
実施例6 乾燥窒素ガス雰囲気下で、塩化メチレン40ml中に溶解
した2−メトキシ−5−イソプロピルベンズアルデヒド
(実施例4の生成物)748mg(0.0042モル)及び(2S,
3S)−2−(ジフェニルメチル)−1−アザビシクロ
[2.2.2]オクタン−3−アミン(前記の発行されたP.
C.T.国際特許出願WO第92/21677号公報にF.Itoらにより
開示された方法に従って調製)1.17g(0.0040モル)か
らなり、よく撹拌した溶液に、少量ずつに分けたナトリ
ウムトリアセトキシボロハイドライド933mg(0.0044モ
ル)を加えた。次に、有機アミン出発材料がゆっくりと
消失するのが観察されるまで、得られた反応混合物を室
温(約20℃)で撹拌した。この時点で、そうして得られ
た透明有機溶液を、氷冷した重炭酸ナトリウム飽和水溶
液で注意深く中性化することによって、異なる二相を形
成した。有機層を分離し、蓄え、その後、水で数回洗浄
し、その次に、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。吸引
濾過により乾燥剤を除去し、そして減圧下の蒸発により
溶媒を除去した後、残留生成物として、本質的に純粋な
(2S,3S)−cis−2−(ジフェニルメチル)−N−
[(2−メトキシ−5−イソプロピルフェニル)メチ
ル]−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−3−アミ
ン1.82g(ほとんど定量的な収率)が最終的に得られ
た。次に、アセトン溶液中の後者の有機塩基を当量のメ
タンスルホン酸で処理することにより、沈殿物の形状の
相当するメシル酸塩が得られた。次に、吸引濾過により
後者の材料を集め、一定の重量まで真空中で乾燥する
と、純粋な(2S,3S)−cis−2−(ジフェニルメチ
ル)−N−[(2−メトキシ−5−イソプロピルフェニ
ル)メチル]−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−
3−アミンメタンスルホン酸塩(融点:221℃)が得られ
た。赤外(IR)吸収スペクトル分析及び核磁気共鳴(NM
R)データにより、純粋な生成物を差合に特徴づけた。
した2−メトキシ−5−イソプロピルベンズアルデヒド
(実施例4の生成物)748mg(0.0042モル)及び(2S,
3S)−2−(ジフェニルメチル)−1−アザビシクロ
[2.2.2]オクタン−3−アミン(前記の発行されたP.
C.T.国際特許出願WO第92/21677号公報にF.Itoらにより
開示された方法に従って調製)1.17g(0.0040モル)か
らなり、よく撹拌した溶液に、少量ずつに分けたナトリ
ウムトリアセトキシボロハイドライド933mg(0.0044モ
ル)を加えた。次に、有機アミン出発材料がゆっくりと
消失するのが観察されるまで、得られた反応混合物を室
温(約20℃)で撹拌した。この時点で、そうして得られ
た透明有機溶液を、氷冷した重炭酸ナトリウム飽和水溶
液で注意深く中性化することによって、異なる二相を形
成した。有機層を分離し、蓄え、その後、水で数回洗浄
し、その次に、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。吸引
濾過により乾燥剤を除去し、そして減圧下の蒸発により
溶媒を除去した後、残留生成物として、本質的に純粋な
(2S,3S)−cis−2−(ジフェニルメチル)−N−
[(2−メトキシ−5−イソプロピルフェニル)メチ
ル]−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−3−アミ
ン1.82g(ほとんど定量的な収率)が最終的に得られ
た。次に、アセトン溶液中の後者の有機塩基を当量のメ
タンスルホン酸で処理することにより、沈殿物の形状の
相当するメシル酸塩が得られた。次に、吸引濾過により
後者の材料を集め、一定の重量まで真空中で乾燥する
と、純粋な(2S,3S)−cis−2−(ジフェニルメチ
ル)−N−[(2−メトキシ−5−イソプロピルフェニ
ル)メチル]−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−
3−アミンメタンスルホン酸塩(融点:221℃)が得られ
た。赤外(IR)吸収スペクトル分析及び核磁気共鳴(NM
R)データにより、純粋な生成物を差合に特徴づけた。
IR及びNMRデータ: IRスペクトル及び1H NMRスペクト
ルは、両方とも生成物と一致することがわかった。
ルは、両方とも生成物と一致することがわかった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 45/56 C07C 45/56 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 ストュワート,アンドリュー エム. アメリカ合衆国コネチカット州ノース・ ストニントン市コサダック・ヒル・ロー ド 452
Claims (10)
- 【請求項1】式 (式中、Rはイソプロピル基又はトリフルオロメトキシ
基である)で表わされる5−置換の2−メトキシベンズ
アルデヒド化合物の製造方法であって、 (a)三級アミン塩基の存在下で、しかも反応に不活性
な極性有機溶媒の存在下又は不存在下で(但し、Rがイ
ソプロピル基である場合には、前記溶媒は常に存在する
ものとする)、式 (式中、Rは前記と同じ意味である)で表わされる相当
する4−置換フェノール化合物と炭酸ジメチルとを反応
させ、式 (式中、Rは前記と同じ意味である)で表わされる相当
する4−置換アニソール化合物を形成するO−メチル化
反応が実質的に完了するまで、約120℃〜約170℃の範囲
内にある温度で前記反応を実施する工程;そして (b)その後、オルト置換反応が実質的に完了するま
で、約65℃と反応混合物の還流温度との間の範囲にある
温度で、トリフルオロ酢酸の存在下、ヘキサメチレンテ
トラミンと、工程(a)で得られた式(III)で表わさ
れる4−置換アニソール化合物中間体とを、その所望の
オルト位で最初に反応させ、続けて、得られた混合物を
周囲温度で加水分解し、構造式(I)で表わされる所望
のアルデヒド化合物を最終的に得ることによって、前記
アニソール化合物をその環上において芳香族性C−ホル
ミル化を実施する工程を含む前記方法。 - 【請求項2】Rがトリフルオロメトキシ基である、請求
項1に記載の方法。 - 【請求項3】Rがイソプロピル基である、請求項1に記
載の方法。 - 【請求項4】工程(a)の反応を溶媒の不存在下で実施
する、請求項2に記載の方法。 - 【請求項5】工程(a)の反応をジメチルスルホキシド
の存在下で実施する、請求項3に記載の方法。 - 【請求項6】式(II)で表わされるフェノール系出発材
料の、工程(a)の炭酸ジメチル試薬に対するモル比
が、それぞれ約1.0:1.0〜約1.0:5.0の範囲にある、請求
項1に記載の方法。 - 【請求項7】工程(a)で用いられる三級アミン塩基の
量が、式(II)で表わされるフェノール系出発材料の全
モル量に対して、約20モル%〜約80モルの範囲にある、
請求項6に記載の方法。 - 【請求項8】工程(a)で用いられる三級アミン塩基が
4−ジメチルアミノピリジンである、請求項7に記載の
方法。 - 【請求項9】構造式(III)で表わされる出発材料中間
体の、工程(b)のヘキサメチレンテトラミン試薬に対
するモル比が、それぞれ、約4.0:1.0〜約1.0:2.0の範囲
にある、請求項1に記載の方法。 - 【請求項10】工程(b)における最初の芳香族性C−
ホルミル化反応を、約70〜約90℃の範囲内にある温度で
実施する、請求項1に記載の方法。
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US49,904 | 1993-04-20 | ||
US08/049,904 US5294744A (en) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | Formylation process for aromatic aldehydes |
US08/049,904 | 1993-04-20 |
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