JP2743714B2 - 退却可能な針を有するシリンジ - Google Patents
退却可能な針を有するシリンジInfo
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、針の使用後に、外筒に
装着された針を、外筒内に退却させることができる退却
可能な針を有するシリンジに関する。
装着された針を、外筒内に退却させることができる退却
可能な針を有するシリンジに関する。
【0002】
【従来の技術】汚染されたシリンジにより感染する恐れ
のある最近のエイズウィルスにより、幾つかの退却可能
な針を有するシリンジが発明され、特許を受けている。
使用後、針をシリンジ外筒内に退却させることは、「針
の突き刺し」、即ち、シリンジの使用後、加療者に誤っ
て針が突き刺さる恐れを軽減するものである。このよう
な退却可能な針を有するシリンジの典型例としては、特
開平4−90766号公報(以下、第1従来例とい
う。)、及び、特開平3−504808号公報(以下、
第2従来例という。)がある。
のある最近のエイズウィルスにより、幾つかの退却可能
な針を有するシリンジが発明され、特許を受けている。
使用後、針をシリンジ外筒内に退却させることは、「針
の突き刺し」、即ち、シリンジの使用後、加療者に誤っ
て針が突き刺さる恐れを軽減するものである。このよう
な退却可能な針を有するシリンジの典型例としては、特
開平4−90766号公報(以下、第1従来例とい
う。)、及び、特開平3−504808号公報(以下、
第2従来例という。)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記第1従来例では、
薬液注入時にプランジャを外筒の基端側に引張ると、流
体チャンバ内が極めて大きな負圧となり、これに起因し
て針キャリアが外筒の基端側に移動するという問題があ
る。硬い筋肉の人に注射する場合にも、針キャリアが、
外筒の基端側への大きな力を受けるので、針キャリアが
外筒の基端側に移動するという問題がある。
薬液注入時にプランジャを外筒の基端側に引張ると、流
体チャンバ内が極めて大きな負圧となり、これに起因し
て針キャリアが外筒の基端側に移動するという問題があ
る。硬い筋肉の人に注射する場合にも、針キャリアが、
外筒の基端側への大きな力を受けるので、針キャリアが
外筒の基端側に移動するという問題がある。
【0004】又、上記第2従来例では、針本体が装着さ
れるハブは、外筒にねじ結合されており、そのため、上
記第1従来例の問題点は解消されている。しかし、第2
従来例では、ねじ結合方式が採用されているため、以下
のような新たな問題が生じる。即ち、ねじ結合の場合、
実際に製造する際、ハブの外周面にねじ部を成形するこ
とは比較的簡単であるが、外筒の内周面にねじ部を成形
することは困難であり、仮に形成するにしても高精度で
成形することは困難である。従って、ハブが外筒に装着
された状態においては、水密性が低い。水密性を高くす
るためには、ねじを強固に締め付ける必要がある。一
方、このようにすれば、針の退却時にねじを緩める操作
が困難となる。従って、従来から、ねじ結合方式を用い
ずに、針をシリンジ外筒に強固に固定して、薬液注入時
及び硬い筋肉の人への注射時に何ら支障が発生せずに使
用できると共に、水密性を確保できる退却可能な針を有
するシリンジが所望されていた。本発明は、上記問題を
解決できる退却可能な針を有するシリンジを提供するこ
とを目的とする。
れるハブは、外筒にねじ結合されており、そのため、上
記第1従来例の問題点は解消されている。しかし、第2
従来例では、ねじ結合方式が採用されているため、以下
のような新たな問題が生じる。即ち、ねじ結合の場合、
実際に製造する際、ハブの外周面にねじ部を成形するこ
とは比較的簡単であるが、外筒の内周面にねじ部を成形
することは困難であり、仮に形成するにしても高精度で
成形することは困難である。従って、ハブが外筒に装着
された状態においては、水密性が低い。水密性を高くす
るためには、ねじを強固に締め付ける必要がある。一
方、このようにすれば、針の退却時にねじを緩める操作
が困難となる。従って、従来から、ねじ結合方式を用い
ずに、針をシリンジ外筒に強固に固定して、薬液注入時
及び硬い筋肉の人への注射時に何ら支障が発生せずに使
用できると共に、水密性を確保できる退却可能な針を有
するシリンジが所望されていた。本発明は、上記問題を
解決できる退却可能な針を有するシリンジを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の特徴とするところは、外筒と、針と、針が
装着されるベースとから成り、外筒の先端部に装着され
る針装置と、外筒の基端側開口から挿入されるプランジ
ャであって、その先端に設けられ外筒内周面に密着しつ
つ摺動するガスケットと、ガスケット内に装着され且つ
針の退却時にガスケットを貫通して針装置のベースに係
合する係合爪を先端に有するプランジャ本体とを備え
た、そのようなプランジャと、針装置を外筒に対して着
脱自在に固定するリング状ロック部材とを備えた点にあ
る。
に、本発明の特徴とするところは、外筒と、針と、針が
装着されるベースとから成り、外筒の先端部に装着され
る針装置と、外筒の基端側開口から挿入されるプランジ
ャであって、その先端に設けられ外筒内周面に密着しつ
つ摺動するガスケットと、ガスケット内に装着され且つ
針の退却時にガスケットを貫通して針装置のベースに係
合する係合爪を先端に有するプランジャ本体とを備え
た、そのようなプランジャと、針装置を外筒に対して着
脱自在に固定するリング状ロック部材とを備えた点にあ
る。
【0006】又、外筒は、針装置が装着される口部と、
筒状本体とを有し、針装置のベースは、筒状部と、口部
の先端部内壁に当接するフランジ部とを有し、ベースの
外周面には、ベースの軸方向に間隔を開けて一対の係止
突起が設けられ、この係止突起対はベースの周方向に間
隔をあけて複数対設けられ、ロック部材の先端側側面に
は、各係止突起を案内挿通させるための案内溝が形成さ
れると共に、隣接する案内溝間には、周方向に延びる円
弧状カム面が形成され、このカム面は両端から中央部に
向かうに従って先端側に傾斜しており、針の装着時に
は、ロック部材の一方向への回転により、一対の係止突
起間に介在されるカム面により、係止突起を先端側に押
圧して、ベースのフランジ部を外筒の口部の先端部内壁
に圧接し、針装置を外筒に固定し、針の退却時には、ロ
ック部材の他方向への回転により、カム面による係止突
起への押圧力を解除し、針装置と外筒との固定状態を解
除する請求項1記載の退却可能な針を有することもあ
る。又、針とベースとが、着脱自在とされる場合もあ
る。又、針とベースとが、一体成形される場合もある。
筒状本体とを有し、針装置のベースは、筒状部と、口部
の先端部内壁に当接するフランジ部とを有し、ベースの
外周面には、ベースの軸方向に間隔を開けて一対の係止
突起が設けられ、この係止突起対はベースの周方向に間
隔をあけて複数対設けられ、ロック部材の先端側側面に
は、各係止突起を案内挿通させるための案内溝が形成さ
れると共に、隣接する案内溝間には、周方向に延びる円
弧状カム面が形成され、このカム面は両端から中央部に
向かうに従って先端側に傾斜しており、針の装着時に
は、ロック部材の一方向への回転により、一対の係止突
起間に介在されるカム面により、係止突起を先端側に押
圧して、ベースのフランジ部を外筒の口部の先端部内壁
に圧接し、針装置を外筒に固定し、針の退却時には、ロ
ック部材の他方向への回転により、カム面による係止突
起への押圧力を解除し、針装置と外筒との固定状態を解
除する請求項1記載の退却可能な針を有することもあ
る。又、針とベースとが、着脱自在とされる場合もあ
る。又、針とベースとが、一体成形される場合もある。
【0007】
【作用】本発明に従えば、針の装着時には、ロック部材
を一方向へ回転する。これにより、一対の係止突起間に
介在されるカム面により、係止突起が先端側に押圧され
る。従って、これに伴い、ベースのフランジ部が外筒の
口部の先端部内壁に圧接して、針装置が外筒に固定され
る。従って、ねじ結合方式を用いずに、針装置をシリン
ジ外筒に強固に固定することができ、水密性を高く確保
できる。又、薬液注入時又は硬い筋肉の人への注射時
に、針装置が、外筒の基端側への大きな力を受けても、
針装置が移動することはない。針の退却時には、プラン
ジャを外筒内の先端まで押し込むと、係合爪がガスケッ
トを突き破り、ベース内に侵入し、ベースと係合する。
この状態で針装置と外筒との固定状態を解除する。即
ち、ロック部材を他方向へ回転する。これにより、カム
面による係止突起への押圧力が解除され、針装置と外筒
との固定状態が解除される。そして、プランジャを引き
戻すと、針装置が外筒内に移動する。こうして、針を外
筒内に退却させることができる。
を一方向へ回転する。これにより、一対の係止突起間に
介在されるカム面により、係止突起が先端側に押圧され
る。従って、これに伴い、ベースのフランジ部が外筒の
口部の先端部内壁に圧接して、針装置が外筒に固定され
る。従って、ねじ結合方式を用いずに、針装置をシリン
ジ外筒に強固に固定することができ、水密性を高く確保
できる。又、薬液注入時又は硬い筋肉の人への注射時
に、針装置が、外筒の基端側への大きな力を受けても、
針装置が移動することはない。針の退却時には、プラン
ジャを外筒内の先端まで押し込むと、係合爪がガスケッ
トを突き破り、ベース内に侵入し、ベースと係合する。
この状態で針装置と外筒との固定状態を解除する。即
ち、ロック部材を他方向へ回転する。これにより、カム
面による係止突起への押圧力が解除され、針装置と外筒
との固定状態が解除される。そして、プランジャを引き
戻すと、針装置が外筒内に移動する。こうして、針を外
筒内に退却させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図面に基づき説
明すると、図1乃至図4は退却可能な針を有するシリン
ジを示し、このシリンジは、針装置1と、針装置1が装
着される円筒状の外筒2と、針装置1を外筒2に対して
着脱自在に固定するロック部材3と、外筒2の基端側開
口から挿入されるプランジャ4とから成る。
明すると、図1乃至図4は退却可能な針を有するシリン
ジを示し、このシリンジは、針装置1と、針装置1が装
着される円筒状の外筒2と、針装置1を外筒2に対して
着脱自在に固定するロック部材3と、外筒2の基端側開
口から挿入されるプランジャ4とから成る。
【0009】針装置1は、外筒2の先端部に装着される
もので、針5と、針5が着脱自在に装着される円筒状の
ベース6とから成る。針5は、外周面に雄ねじ部5Aが
形成されたハブ7と、ハブ7に挿通され且つ中空状とさ
れて両端が開口する針本体8とから成る。ハブ7には、
図2に明らかに示すように、先端に向かうに従って先細
状の係止孔63が形成されている。又、針本体8には、
保護キャップ17が嵌着されている。ベース6は、内周
面に前記雄ねじ部5Aに螺合する雌ねじ部18Aが形成
された円筒状部分18と、円筒状部分18の筒内を挿通
して外方へ僅かに突出した係止突部62と、フランジ部
9とから成る。係止突部62は、先端に向かうに従って
先細状に形成され、この係止突部62は、前記係止孔6
3に係止可能とされる。円筒状部分18の外周面には、
対をなす2組の係止突起10A,11A;10B,11
Bが形成されている。一対の係止突起10A,11A
は、円筒状部分18の軸方向に一定の間隔をあけて設け
られ、もう一対の係止突起10B,11Bもまた同様に
円筒状部分18の軸方向に一定の間隔をあけて設けられ
ている。又、係止突起10Aと係止突起10Bとは、円
筒状部分18の周方向に180度間隔をあけて設けら
れ、同様に、係止突起11Aと係止突起11Bとは、円
筒状部分18の周方向に180度間隔をあけて設けられ
ている。尚、係止突起対は、円筒状部分18の周方向に
3組以上設けるようにしてもよく、このようにすれば、
一層強固に針装置1を外筒2に固定できる。フランジ部
9の外周面には、ゴム製のOリング15が外嵌され、
尚、容易に水密性を向上させる場合もある。フランジ部
9の内周面には、図2に示すように、周方向全周にわた
って周溝16が形成されている。
もので、針5と、針5が着脱自在に装着される円筒状の
ベース6とから成る。針5は、外周面に雄ねじ部5Aが
形成されたハブ7と、ハブ7に挿通され且つ中空状とさ
れて両端が開口する針本体8とから成る。ハブ7には、
図2に明らかに示すように、先端に向かうに従って先細
状の係止孔63が形成されている。又、針本体8には、
保護キャップ17が嵌着されている。ベース6は、内周
面に前記雄ねじ部5Aに螺合する雌ねじ部18Aが形成
された円筒状部分18と、円筒状部分18の筒内を挿通
して外方へ僅かに突出した係止突部62と、フランジ部
9とから成る。係止突部62は、先端に向かうに従って
先細状に形成され、この係止突部62は、前記係止孔6
3に係止可能とされる。円筒状部分18の外周面には、
対をなす2組の係止突起10A,11A;10B,11
Bが形成されている。一対の係止突起10A,11A
は、円筒状部分18の軸方向に一定の間隔をあけて設け
られ、もう一対の係止突起10B,11Bもまた同様に
円筒状部分18の軸方向に一定の間隔をあけて設けられ
ている。又、係止突起10Aと係止突起10Bとは、円
筒状部分18の周方向に180度間隔をあけて設けら
れ、同様に、係止突起11Aと係止突起11Bとは、円
筒状部分18の周方向に180度間隔をあけて設けられ
ている。尚、係止突起対は、円筒状部分18の周方向に
3組以上設けるようにしてもよく、このようにすれば、
一層強固に針装置1を外筒2に固定できる。フランジ部
9の外周面には、ゴム製のOリング15が外嵌され、
尚、容易に水密性を向上させる場合もある。フランジ部
9の内周面には、図2に示すように、周方向全周にわた
って周溝16が形成されている。
【0010】外筒2はポリプロピレン等のプラスチック
により一体成形されており、一定径の円筒状とされた本
体20と、本体20の先端に連なり先端に向かうに従っ
て先細状の円錐部21と、円錐部21に連なり一定径の
円筒状とされた口部22と、本体20の基端部から径方
向外方に突設されたフランジ部23とから成る。口部2
2の先端部24には、円筒状部分18が挿通する円形の
開口25が形成されており、この開口25には、周方向
に180度間隔をあけて一対の案内溝26が形成されて
いる。案内溝26は、係止突起10A,10Bを案内挿
通するための働きをなす。
により一体成形されており、一定径の円筒状とされた本
体20と、本体20の先端に連なり先端に向かうに従っ
て先細状の円錐部21と、円錐部21に連なり一定径の
円筒状とされた口部22と、本体20の基端部から径方
向外方に突設されたフランジ部23とから成る。口部2
2の先端部24には、円筒状部分18が挿通する円形の
開口25が形成されており、この開口25には、周方向
に180度間隔をあけて一対の案内溝26が形成されて
いる。案内溝26は、係止突起10A,10Bを案内挿
通するための働きをなす。
【0011】ロック部材3は、ベース6の円筒状部分1
8が挿通する円形の挿通孔30を有するリング状部分3
1と、リング状部分31に一体形成された操作部32と
から成る。リング状部分31の先端側側面(図1及び図
2の左側側面)には、一対のカム面33が一体形成され
ている。各カム面33は、リング状部分31の周方向に
延在する円弧状であり、両端から周方向に沿って中央部
に向かうに従って先端側に移行する傾斜面とされてい
る。カム面33には、ロック部材3の係止を確実にする
ため、歯状突起を、係止突起10A,10Bのカム面3
3に対向する側の面と共に、設けることもある。各カム
面33の一方側端部(ロック部材3の締め付け回転方向
X1の下流側端部)には、ベース6の装着時に係止突起
10A,10Bに当接してベース6の回転防止及び位置
決め用としてのストッパ34が、それぞれ形成されてい
る。又、このカム面33間により、前記係止突起10
A,11Aを案内挿通する一対の案内溝35が形成され
る。ロック部材3は、口部22に装着された状態で軸回
りに回転可能であり、この回転動作により、後述するよ
うに、カム面33の働きにより、針装置1を外筒2に対
して、着脱自在に固定することができる。
8が挿通する円形の挿通孔30を有するリング状部分3
1と、リング状部分31に一体形成された操作部32と
から成る。リング状部分31の先端側側面(図1及び図
2の左側側面)には、一対のカム面33が一体形成され
ている。各カム面33は、リング状部分31の周方向に
延在する円弧状であり、両端から周方向に沿って中央部
に向かうに従って先端側に移行する傾斜面とされてい
る。カム面33には、ロック部材3の係止を確実にする
ため、歯状突起を、係止突起10A,10Bのカム面3
3に対向する側の面と共に、設けることもある。各カム
面33の一方側端部(ロック部材3の締め付け回転方向
X1の下流側端部)には、ベース6の装着時に係止突起
10A,10Bに当接してベース6の回転防止及び位置
決め用としてのストッパ34が、それぞれ形成されてい
る。又、このカム面33間により、前記係止突起10
A,11Aを案内挿通する一対の案内溝35が形成され
る。ロック部材3は、口部22に装着された状態で軸回
りに回転可能であり、この回転動作により、後述するよ
うに、カム面33の働きにより、針装置1を外筒2に対
して、着脱自在に固定することができる。
【0012】プランジャ4は、先端に設けられ外筒2の
内周面に密着しつつ摺動するゴム製のガスケット41
と、先端にガスケット41が嵌着されるプラスチック製
のプランジャ本体42とから成る。プランジャ本体42
は、鋭利な形状とし、ガスケット41内に内装され且つ
針退却時にガスケット41を貫通してベース6の周溝1
6に係合する係合爪60と、ガスケット41内周面に形
成された周溝43(図2参照)に周縁部が係合するフラ
ンジ部44と、ガスケット41の基端側端面に当接する
フランジ部45と、フランジ部45に連なる軸部46
と、軸部46の基端に形成されたフランジ部47とから
成る。
内周面に密着しつつ摺動するゴム製のガスケット41
と、先端にガスケット41が嵌着されるプラスチック製
のプランジャ本体42とから成る。プランジャ本体42
は、鋭利な形状とし、ガスケット41内に内装され且つ
針退却時にガスケット41を貫通してベース6の周溝1
6に係合する係合爪60と、ガスケット41内周面に形
成された周溝43(図2参照)に周縁部が係合するフラ
ンジ部44と、ガスケット41の基端側端面に当接する
フランジ部45と、フランジ部45に連なる軸部46
と、軸部46の基端に形成されたフランジ部47とから
成る。
【0013】次に上記構成の実施例における針装置1の
外筒2への着脱操作について説明する。針装置1を外筒
2に装着するに際しては、先ず、予め針5のハブ7をベ
ース6に螺結し、針装置1を構成しておき、又、外筒2
の口部22に、案内溝35と案内溝26とが一致するよ
う、ロック部材3を固定しておく。このような状態で、
針装置1を外筒2の基端側から挿入し、針5及びベース
6の円筒状部分18を開口25から外に引き出す。この
とき、案内溝35と案内溝26とが一致しているため、
係止突起10A,11A;10B,11Bは、案内溝2
6、案内溝35を順次挿通して、開口25から外に引き
出されることになる。
外筒2への着脱操作について説明する。針装置1を外筒
2に装着するに際しては、先ず、予め針5のハブ7をベ
ース6に螺結し、針装置1を構成しておき、又、外筒2
の口部22に、案内溝35と案内溝26とが一致するよ
う、ロック部材3を固定しておく。このような状態で、
針装置1を外筒2の基端側から挿入し、針5及びベース
6の円筒状部分18を開口25から外に引き出す。この
とき、案内溝35と案内溝26とが一致しているため、
係止突起10A,11A;10B,11Bは、案内溝2
6、案内溝35を順次挿通して、開口25から外に引き
出されることになる。
【0014】そして、針装置1を外筒2に固定するた
め、ロック部材3の操作部32を把持して、ロック部材
3を締め付け方向X1に回転させる。これにより、各カ
ム面33が係止突起10A,10Bに当接し、更にロッ
ク部材3を回転させることにより、各カム面33は係止
突起10A,10Bを先端側に押圧する。これにより、
図2に示すように、ベース6のフランジ部9の先端側側
面が、外筒2の口部22の先端部24内壁に圧接し、針
装置1が外筒2に固定され、シリンジが使用可能状態に
組立られる。そして、このように組立られたシリンジが
使用された場合、ロック部材3により、針装置1が外筒
2に強固に固定されているため、薬液注入時にプランジ
ャ4を引き戻し、外筒2の内圧が極めて大きな負圧とな
っても、針装置1が移動することはない。更に、上記構
成のシリンジでは、針装置1と外筒2との装着が、ねじ
結合方式でないこと、及び、カム面33により針装置1
が外筒2に強固に固定されること等により、水密性を極
めて高く保持することができる。
め、ロック部材3の操作部32を把持して、ロック部材
3を締め付け方向X1に回転させる。これにより、各カ
ム面33が係止突起10A,10Bに当接し、更にロッ
ク部材3を回転させることにより、各カム面33は係止
突起10A,10Bを先端側に押圧する。これにより、
図2に示すように、ベース6のフランジ部9の先端側側
面が、外筒2の口部22の先端部24内壁に圧接し、針
装置1が外筒2に固定され、シリンジが使用可能状態に
組立られる。そして、このように組立られたシリンジが
使用された場合、ロック部材3により、針装置1が外筒
2に強固に固定されているため、薬液注入時にプランジ
ャ4を引き戻し、外筒2の内圧が極めて大きな負圧とな
っても、針装置1が移動することはない。更に、上記構
成のシリンジでは、針装置1と外筒2との装着が、ねじ
結合方式でないこと、及び、カム面33により針装置1
が外筒2に強固に固定されること等により、水密性を極
めて高く保持することができる。
【0015】シリンジの使用後、使用された針5を使用
不可能とするため、外筒2内に針5を退却させる必要が
ある。この場合、先ず、プランジャ4を外筒2の先端側
に押し込み、ガスケット41を外筒2の円錐部21内周
面に当接させる。この状態で、更にプランジャ4を押し
込むと、図4に示すように、係合爪60がガスケット4
1を突き破り、ベース6の内空間内に侵入し、ベース6
の周溝16に係合する。この状態の後、ロック部材3を
締め付け方向X1とは逆方向X2に回転させる。これに
より、各カム面33による係止突起10A,10Bへの
押圧が解除される。そして、更に、案内溝35と案内溝
26とが一致する位置まで、ロック部材3を回転させ
る。これにより、針5は、外筒2内へ移動許容状態とな
る。この状態で、プランジャ4を引き戻すと、係合爪6
0が周溝16に係合しているため、針5は外筒2内に移
動する。そして、針5が完全に外筒2内に退却するまで
プランジャ4を引き戻す。こうして、針5が外筒2内に
退却させ、針5を使用不可能とすることができる。
不可能とするため、外筒2内に針5を退却させる必要が
ある。この場合、先ず、プランジャ4を外筒2の先端側
に押し込み、ガスケット41を外筒2の円錐部21内周
面に当接させる。この状態で、更にプランジャ4を押し
込むと、図4に示すように、係合爪60がガスケット4
1を突き破り、ベース6の内空間内に侵入し、ベース6
の周溝16に係合する。この状態の後、ロック部材3を
締め付け方向X1とは逆方向X2に回転させる。これに
より、各カム面33による係止突起10A,10Bへの
押圧が解除される。そして、更に、案内溝35と案内溝
26とが一致する位置まで、ロック部材3を回転させ
る。これにより、針5は、外筒2内へ移動許容状態とな
る。この状態で、プランジャ4を引き戻すと、係合爪6
0が周溝16に係合しているため、針5は外筒2内に移
動する。そして、針5が完全に外筒2内に退却するまで
プランジャ4を引き戻す。こうして、針5が外筒2内に
退却させ、針5を使用不可能とすることができる。
【0016】図5乃至図7は本発明の第2実施例を示
し、この第2実施例は前述の第1実施例に類似し、対応
する部分には、同一の参照符号を付す。第1実施例で
は、針装置1を構成する針5とベース6とは、別体であ
り、着脱自在とされていたが、この第2実施例では、針
5とベース6とは、一体成形されている。又、この第2
実施例に用いられるロック部材3は、操作部32が省略
されており、操作部32に代えて、ロック部材3の外周
面には、複数の滑り止め用溝50が形成されている。
し、この第2実施例は前述の第1実施例に類似し、対応
する部分には、同一の参照符号を付す。第1実施例で
は、針装置1を構成する針5とベース6とは、別体であ
り、着脱自在とされていたが、この第2実施例では、針
5とベース6とは、一体成形されている。又、この第2
実施例に用いられるロック部材3は、操作部32が省略
されており、操作部32に代えて、ロック部材3の外周
面には、複数の滑り止め用溝50が形成されている。
【0017】第2実施例における針装置1の着脱操作
は、前述の第1実施例の場合と同様であり、概要を説明
すると、先ず、外筒2の口部22に、案内溝35と案内
溝26とが一致するよう、ロック部材3を固定してお
く。このような状態で、針装置1を外筒2の基端側から
挿入し、針5及びベース6の円筒状部分18を開口25
から外に引き出す。そして、針装置1を外筒2に固定す
るため、ロック部材3を締め付け方向X1に回転させ
る。これにより、図6に示すように、カム面33の働き
により、ベース6のフランジ部9の先端側側面が、外筒
2の口部22の先端部24の内壁に圧接し、針装置1が
外筒2に固定され、シリンジが使用可能状態に組立られ
る。
は、前述の第1実施例の場合と同様であり、概要を説明
すると、先ず、外筒2の口部22に、案内溝35と案内
溝26とが一致するよう、ロック部材3を固定してお
く。このような状態で、針装置1を外筒2の基端側から
挿入し、針5及びベース6の円筒状部分18を開口25
から外に引き出す。そして、針装置1を外筒2に固定す
るため、ロック部材3を締め付け方向X1に回転させ
る。これにより、図6に示すように、カム面33の働き
により、ベース6のフランジ部9の先端側側面が、外筒
2の口部22の先端部24の内壁に圧接し、針装置1が
外筒2に固定され、シリンジが使用可能状態に組立られ
る。
【0018】シリンジの使用後、使用された針を使用不
可能とするため、外筒2内に針5を退却させる場合は、
先ず、プランジャ4を外筒2の先端側に押し込むと、図
7に示すように、係合爪42がガスケット41を突き破
って、ベース6の周溝16に係合する。この状態の後、
ロック部材3を締め付け方向X1とは逆方向X2に回転
させる。これにより、各カム面33による係止突起10
A,10Bへの押圧が解除される。そして、更に、案内
溝35と案内溝26とが一致する位置まで、ロック部材
3を回転させる。これにより、針装置1は、外筒2内へ
移動許容状態となる。この状態で、プランジャ4を引き
戻すと、係合爪60が周溝16に係合しているため、針
装置1は外筒2内に移動する。そして、針本体8が完全
に外筒2内に退却するまでプランジャ4を引き戻す。こ
うして、針本体8を外筒2内に退却させ、針使用不可能
とすることができる。
可能とするため、外筒2内に針5を退却させる場合は、
先ず、プランジャ4を外筒2の先端側に押し込むと、図
7に示すように、係合爪42がガスケット41を突き破
って、ベース6の周溝16に係合する。この状態の後、
ロック部材3を締め付け方向X1とは逆方向X2に回転
させる。これにより、各カム面33による係止突起10
A,10Bへの押圧が解除される。そして、更に、案内
溝35と案内溝26とが一致する位置まで、ロック部材
3を回転させる。これにより、針装置1は、外筒2内へ
移動許容状態となる。この状態で、プランジャ4を引き
戻すと、係合爪60が周溝16に係合しているため、針
装置1は外筒2内に移動する。そして、針本体8が完全
に外筒2内に退却するまでプランジャ4を引き戻す。こ
うして、針本体8を外筒2内に退却させ、針使用不可能
とすることができる。
【0019】図8は本発明の第3実施例の要部断面図で
ある。この第3実施例では、フランジ部の外周面に、内
周面から径方向内方に突出した凸部55が形成されるべ
く、溝56を形成し、この凸部55に係合爪60を係合
させるように構成されている。
ある。この第3実施例では、フランジ部の外周面に、内
周面から径方向内方に突出した凸部55が形成されるべ
く、溝56を形成し、この凸部55に係合爪60を係合
させるように構成されている。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
針部をシリンジ外筒に強固に固定して、薬液注入時及び
硬い筋肉の人への注射時に何ら支障が発生せずに使用で
きると共に、水密性を高く確保できる退却可能な針を有
するシリンジを実現できる。
針部をシリンジ外筒に強固に固定して、薬液注入時及び
硬い筋肉の人への注射時に何ら支障が発生せずに使用で
きると共に、水密性を高く確保できる退却可能な針を有
するシリンジを実現できる。
【図1】本発明の第1実施例の分解斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例における針装置と外筒とが
装着された状態の縦断面図である。
装着された状態の縦断面図である。
【図3】本発明の第1実施例における針装置と外筒とが
装着された状態の先端部付近の斜視図である。
装着された状態の先端部付近の斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例における針装置の退却時の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図5】本発明の第2実施例の分解斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例における針装置と外筒とが
装着された状態の縦断面図である。
装着された状態の縦断面図である。
【図7】本発明の第2実施例における針装置の退却時の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図8】本発明の第3実施例の要部断面図である。
1 針装置 2 外筒 3 ロック部材 4 プランジャ 5 針 6 針装置のベース 9 ベースのフランジ部 10A 係止突起 10B 係止突起 11A 係止突起 11B 係止突起 16 周溝 20 外筒の本体 22 外筒の口部 24 外筒の口部の先端部 26 案内溝 33 カム面 35 案内溝 41 ガスケット 55 凸部 60 係合爪 X1 ロック部材の回転方向 X2 ロック部材の回転方向
Claims (4)
- 【請求項1】外筒と、 針と、針が装着されるベースとから成り、外筒の先端部
に装着される針装置と、 外筒の基端側開口から挿入されるプランジャであって、
その先端に設けられ外筒内周面に密着しつつ摺動するガ
スケットと、ガスケット内に装着され且つ針の退却時に
ガスケットを貫通して針装置のベースに係合する係合爪
を先端に有するプランジャ本体とを備えた、そのような
プランジャと、 針装置を外筒に対して着脱自在に固定するリング状ロッ
ク部材と、を備えたことを特徴とする退却可能な針を有
するシリンジ。 - 【請求項2】外筒は、針装置が装着される口部と、筒状
本体とを有し、 針装置のベースは、筒状部と、口部の先端部内壁に当接
するフランジ部とを有し、ベースの外周面には、ベース
の軸方向に間隔を開けて一対の係止突起が設けられ、こ
の係止突起対はベースの周方向に間隔をあけて複数対設
けられ、 ロック部材の先端側側面には、各係止突起を案内挿通さ
せるための案内溝が形成されると共に、隣接する案内溝
間には、周方向に延びる円弧状カム面が形成され、この
カム面は両端から中央部に向かうに従って先端側に傾斜
しており、 針の装着時には、ロック部材の一方向への回転により、
一対の係止突起間に介在されるカム面により、係止突起
を先端側に押圧して、ベースのフランジ部を外筒の口部
の先端部内壁に圧接し、針装置を外筒に固定し、 針の退却時には、ロック部材の他方向への回転により、
カム面による係止突起への押圧力を解除し、針装置と外
筒との固定状態を解除する請求項1記載の退却可能な針
を有するシリンジ。 - 【請求項3】針とベースとが、着脱自在とされた請求項
1又は2記載の退却可能な針を有するシリンジ。 - 【請求項4】針とベースとが、一体成形されている請求
項1又は2記載の退却可能な針を有するシリンジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4156015A JP2743714B2 (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 退却可能な針を有するシリンジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4156015A JP2743714B2 (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 退却可能な針を有するシリンジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05317425A JPH05317425A (ja) | 1993-12-03 |
JP2743714B2 true JP2743714B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=15618455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4156015A Expired - Lifetime JP2743714B2 (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 退却可能な針を有するシリンジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2743714B2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-21 JP JP4156015A patent/JP2743714B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05317425A (ja) | 1993-12-03 |
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