JP2742078B2 - モータ - Google Patents
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- JP2742078B2 JP2742078B2 JP1018818A JP1881889A JP2742078B2 JP 2742078 B2 JP2742078 B2 JP 2742078B2 JP 1018818 A JP1018818 A JP 1018818A JP 1881889 A JP1881889 A JP 1881889A JP 2742078 B2 JP2742078 B2 JP 2742078B2
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Landscapes
- Brushless Motors (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ブラシレスタイプのモータに関するもの
である。
である。
第8図ないし第11図に従来例を示す。すなわち、この
モータは、周方向に交互に異なる磁極N,Sを有する4極
構成の永久磁石体80が可動子すなわちロータとなり、ラ
ジアル方向ギャップ81を介してラジアル方向の6個のポ
ール82にコイル83を巻回してなるコイル体84がステータ
となった3相のラジアルギャップ型のモータである。85
はロータ鉄心、86は軸、87はホール素子、88はリード線
である。
モータは、周方向に交互に異なる磁極N,Sを有する4極
構成の永久磁石体80が可動子すなわちロータとなり、ラ
ジアル方向ギャップ81を介してラジアル方向の6個のポ
ール82にコイル83を巻回してなるコイル体84がステータ
となった3相のラジアルギャップ型のモータである。85
はロータ鉄心、86は軸、87はホール素子、88はリード線
である。
このモータの永久磁石体80の磁極N,Sとコイル83との
関係は第10図のようになる。○に「×」の記号は紙面の
裏側に向かう磁束の方向、○に「・」の記号は紙面の表
側に向かう磁束の方向,X1は鉄心長、X2はコイルエンド
である。そしてこのモータは、ホール素子87により永久
磁石体80すなわちロータの回転位置を検出し、コイル83
をロータ位置に応動して励磁してモータとしての回転ト
ルクを得るようにしている。
関係は第10図のようになる。○に「×」の記号は紙面の
裏側に向かう磁束の方向、○に「・」の記号は紙面の表
側に向かう磁束の方向,X1は鉄心長、X2はコイルエンド
である。そしてこのモータは、ホール素子87により永久
磁石体80すなわちロータの回転位置を検出し、コイル83
をロータ位置に応動して励磁してモータとしての回転ト
ルクを得るようにしている。
ところが、このモータは、ポール82にコイル83を巻回
しているため巻線作業が容易でなく、高密度に巻線でき
ないので高出力が得にくいという欠点があった。また第
11図のような磁束Φの流れに対してコイル83を励磁する
ものであり、各相間に相互誘導が発生するため制御が容
易でない。さらに、種々のロータ径に応じてステータを
形成する必要があり、またステータの鉄心をリニアモー
タ等に適用できないという欠点があった。
しているため巻線作業が容易でなく、高密度に巻線でき
ないので高出力が得にくいという欠点があった。また第
11図のような磁束Φの流れに対してコイル83を励磁する
ものであり、各相間に相互誘導が発生するため制御が容
易でない。さらに、種々のロータ径に応じてステータを
形成する必要があり、またステータの鉄心をリニアモー
タ等に適用できないという欠点があった。
したがって、この発明の目的は、高密度かつ容易に巻
線でき相互誘導を小さくすることができるとともに、回
転式の場合の径の異なるモータや、回転式およびリニア
式のモータに、コイルの鉄心を共用することができるモ
ータを提供することである。
線でき相互誘導を小さくすることができるとともに、回
転式の場合の径の異なるモータや、回転式およびリニア
式のモータに、コイルの鉄心を共用することができるモ
ータを提供することである。
この発明のモータは、互いに異なる極の一対の磁極を
磁極面の向きを同じにして並べるとともに、前記一対の
磁極の複数組を前記一対の磁極の並び方向と直角な方向
に並設した永久磁石体と、 コイル軸が前記一対の磁極の並び方向と同方向となり
かつ前記一対の磁極の複数組の並び方向と同方向に並設
された複数のコイルを有し、前記複数のコイルを各々コ
イル軸方向に貫通する磁心を有し、前記一対の磁極にギ
ャップを介して対向する一対の対向磁極を前記磁心の両
端に有するコイル体とを備え、 前記永久磁石体および前記コイル体の一方を可動子と
し、他方を固定子としたものである。
磁極面の向きを同じにして並べるとともに、前記一対の
磁極の複数組を前記一対の磁極の並び方向と直角な方向
に並設した永久磁石体と、 コイル軸が前記一対の磁極の並び方向と同方向となり
かつ前記一対の磁極の複数組の並び方向と同方向に並設
された複数のコイルを有し、前記複数のコイルを各々コ
イル軸方向に貫通する磁心を有し、前記一対の磁極にギ
ャップを介して対向する一対の対向磁極を前記磁心の両
端に有するコイル体とを備え、 前記永久磁石体および前記コイル体の一方を可動子と
し、他方を固定子としたものである。
この発明の構成によれば、永久磁石体の磁束は前記一
対の磁極間を前記ギャップおよび前記ギャップを介して
対向するコイル体の対向磁極および磁心を通して流れ、
前記可動子の移動方向と直角な閉ループを形成する。こ
の磁束に対して可動子と固定子との位置関係に応じてコ
イルを励磁することによりコイル体の対向磁極に一対の
磁極に対して吸引力または反発力となる磁極が現れ可動
子に推進力が得られる。この場合、コイルは可動子の移
動方向と直角な方向にコイル軸を有するため、従来例と
比較してコイルの巻線作業が容易な構造にしやすくしか
も高密度に巻線することが可能となるのでモータ定数が
大きく高出力が可能となる。またコイルの相互間に磁束
が流れないので相互誘導の影響が極めて少なく、したが
って制御が容易になる。さらに、ラジアルギャップ型の
モータではコイル軸がスラスト方向となるため径の異な
る場合でもコイルの鉄心の形状を同一にして積層枚数の
増減により対応でき、またアキシャルギャップ型のモー
タにあってはロータ径が大きくても同一のコイルの鉄心
の使用が可能であり、回転式およびリニア式のモータの
コイル部分の共用が可能となる。
対の磁極間を前記ギャップおよび前記ギャップを介して
対向するコイル体の対向磁極および磁心を通して流れ、
前記可動子の移動方向と直角な閉ループを形成する。こ
の磁束に対して可動子と固定子との位置関係に応じてコ
イルを励磁することによりコイル体の対向磁極に一対の
磁極に対して吸引力または反発力となる磁極が現れ可動
子に推進力が得られる。この場合、コイルは可動子の移
動方向と直角な方向にコイル軸を有するため、従来例と
比較してコイルの巻線作業が容易な構造にしやすくしか
も高密度に巻線することが可能となるのでモータ定数が
大きく高出力が可能となる。またコイルの相互間に磁束
が流れないので相互誘導の影響が極めて少なく、したが
って制御が容易になる。さらに、ラジアルギャップ型の
モータではコイル軸がスラスト方向となるため径の異な
る場合でもコイルの鉄心の形状を同一にして積層枚数の
増減により対応でき、またアキシャルギャップ型のモー
タにあってはロータ径が大きくても同一のコイルの鉄心
の使用が可能であり、回転式およびリニア式のモータの
コイル部分の共用が可能となる。
この発明の第1の実施例を第1図ないし第4図に基づ
いて説明する。すなわち、このモータは、永久磁石体1
を可動子となるロータとし、コイル体2を固定子となる
ステータとしたラジアルギャップ型のモータである。
いて説明する。すなわち、このモータは、永久磁石体1
を可動子となるロータとし、コイル体2を固定子となる
ステータとしたラジアルギャップ型のモータである。
永久磁石体1は、互いに異なる極の一対の磁極N,Sを
磁極面3の向き(径方向)を同じにして並べる(軸方
向)とともに、前記一対の磁極N,Sの複数組を前記一対
の磁極N,Sの並び方向と直角な方向(周方向)に並設し
てなる。すなわち、実施例は円周の磁極面上に置いて磁
極N,Sはスラスト方向にN,Sと着磁され、かつ円周方向に
N,S,N,Sと着磁されるように複数の永久磁石4により構
成されて4極を形成している。各永久磁石4は円弧状を
なし板厚方向に着磁されている。これらの永久磁石4は
接着剤によりロータ鉄心5に固定されロータ鉄心5は軸
6に固定されている。また永久磁石4の遠心力に対する
強度を持たすため第3図に示すように磁石固定リング7
を永久磁石4の軸方向の両端部に取付けている。なお、
ロータ鉄心5は永久磁石4の機械的保持と磁束を得るた
めの継鉄の役目をしている。
磁極面3の向き(径方向)を同じにして並べる(軸方
向)とともに、前記一対の磁極N,Sの複数組を前記一対
の磁極N,Sの並び方向と直角な方向(周方向)に並設し
てなる。すなわち、実施例は円周の磁極面上に置いて磁
極N,Sはスラスト方向にN,Sと着磁され、かつ円周方向に
N,S,N,Sと着磁されるように複数の永久磁石4により構
成されて4極を形成している。各永久磁石4は円弧状を
なし板厚方向に着磁されている。これらの永久磁石4は
接着剤によりロータ鉄心5に固定されロータ鉄心5は軸
6に固定されている。また永久磁石4の遠心力に対する
強度を持たすため第3図に示すように磁石固定リング7
を永久磁石4の軸方向の両端部に取付けている。なお、
ロータ鉄心5は永久磁石4の機械的保持と磁束を得るた
めの継鉄の役目をしている。
コイル体2は、コイル軸が前記一対の磁極N,Sの並び
方向と同方向となるように複数のコイル9を並設してな
り、前記複数のコイル9を前記永久磁石体1の前記磁極
N,Sに対してギャップ8を介して配置している。すなわ
ち、ステータ磁心となる6個のコイル9の鉄心10にスラ
スト方向にコイル軸が並ぶように巻回されたコイル9を
円周上に配置し、モールド樹脂により形成される有底の
円筒形のケース11に同時成形により固定されている。鉄
心10は積層鉄心を用いるが、巻線を容易にするため第3
図のように2分割された鉄心片12,13を係合させて形成
し、磁極N,Sにギャップ8を介して対向する対向磁極13
a,13bを磁心となる鉄心10の両端に位置するように鉄心
片12,13に形成している。またコイル9はコイル枠14に
巻回してコイル枠14を鉄心10に挿入してステータブロッ
クを形成している。
方向と同方向となるように複数のコイル9を並設してな
り、前記複数のコイル9を前記永久磁石体1の前記磁極
N,Sに対してギャップ8を介して配置している。すなわ
ち、ステータ磁心となる6個のコイル9の鉄心10にスラ
スト方向にコイル軸が並ぶように巻回されたコイル9を
円周上に配置し、モールド樹脂により形成される有底の
円筒形のケース11に同時成形により固定されている。鉄
心10は積層鉄心を用いるが、巻線を容易にするため第3
図のように2分割された鉄心片12,13を係合させて形成
し、磁極N,Sにギャップ8を介して対向する対向磁極13
a,13bを磁心となる鉄心10の両端に位置するように鉄心
片12,13に形成している。またコイル9はコイル枠14に
巻回してコイル枠14を鉄心10に挿入してステータブロッ
クを形成している。
またケース11の底部およびケース11の開口部を閉塞す
る軸受台15にそれぞれ軸受16が設けられ、軸受16にロー
タの軸6が回転自在に支持される。
る軸受台15にそれぞれ軸受16が設けられ、軸受16にロー
タの軸6が回転自在に支持される。
第3図のようにロータの永久磁石4のラジアル方向の
ギャップ8側の磁極Nから出た磁束Φはギャップ8を通
り、鉄心10の対向磁極13b、鉄心片12、その対向磁極13a
を順次通ることにより鉄心10内をスラスト方向に通り、
再びギャップ8を通り永久磁石4の磁極Sから磁極Nを
経てロータ鉄心5を通る閉ループを形成する。すなわ
ち、磁束Φは6個の鉄心10内を個別に通り、鉄心10間を
通る磁束は極めて少なく実用上は無視できる。
ギャップ8側の磁極Nから出た磁束Φはギャップ8を通
り、鉄心10の対向磁極13b、鉄心片12、その対向磁極13a
を順次通ることにより鉄心10内をスラスト方向に通り、
再びギャップ8を通り永久磁石4の磁極Sから磁極Nを
経てロータ鉄心5を通る閉ループを形成する。すなわ
ち、磁束Φは6個の鉄心10内を個別に通り、鉄心10間を
通る磁束は極めて少なく実用上は無視できる。
そして、ロータの位置がホール素子17により検出さ
れ、円周方向に推進力が発生するようにコイル9を励磁
する。すなわち、第4図はコイル9の駆動回路であり、
ホール素子17の出力信号により制御回路(図示せず)を
動作させ、トランジスタTr1〜Tr6のオンとなる時点およ
び時間を制御する。この制御は従来例と同様であり、公
知であるので省略する。Eは電源である。
れ、円周方向に推進力が発生するようにコイル9を励磁
する。すなわち、第4図はコイル9の駆動回路であり、
ホール素子17の出力信号により制御回路(図示せず)を
動作させ、トランジスタTr1〜Tr6のオンとなる時点およ
び時間を制御する。この制御は従来例と同様であり、公
知であるので省略する。Eは電源である。
この実施例によれば、コイル9は可動子の移動方向と
直角な方向にコイル軸を有するため、従来例と比較して
コイル9の巻線作業が容易な構造にしやすくしかも高密
度に巻線することが可能となるのでモータ定数が大きく
高出力が可能となる。またコイル9の相互間に磁束が流
れないので相互誘導の影響が極めて少なく、したがって
制御が容易になる。さらに、ラジアルギャップ型のモー
タではコイル軸がスラスト方向となるため径の異なる場
合でもコイルの鉄心の形状を同一にして積層枚数の増減
により対応できる。
直角な方向にコイル軸を有するため、従来例と比較して
コイル9の巻線作業が容易な構造にしやすくしかも高密
度に巻線することが可能となるのでモータ定数が大きく
高出力が可能となる。またコイル9の相互間に磁束が流
れないので相互誘導の影響が極めて少なく、したがって
制御が容易になる。さらに、ラジアルギャップ型のモー
タではコイル軸がスラスト方向となるため径の異なる場
合でもコイルの鉄心の形状を同一にして積層枚数の増減
により対応できる。
またこの実施例では、予めコイル枠14に巻線されたコ
イルブロックを鉄心10に挿入して組立られるため、非常
に巻線作業が容易になり高密度に巻くことができ、より
一層高い高トルク化に寄与する。
イルブロックを鉄心10に挿入して組立られるため、非常
に巻線作業が容易になり高密度に巻くことができ、より
一層高い高トルク化に寄与する。
この発明の第2の実施例を第5図および第6図に示
す。すなわち、このモータは、動作方向が直線となるリ
ニアモータを実施例とするものであり、第1の実施例の
回転方向の円周を直線に展開したものに類似する。すな
わち、可動子となる永久磁石体1の一対の磁極N,Sの複
数組が直線上に移動方向に並び、コイル軸を前記磁極N,
Sの並び方向に平行したコイル体2の複数のコイル9が
永久磁石体1に対して平行に並んでいる。しかもこの実
施例では永久磁石4が平板状に形成されその両面を磁極
面3として、各磁極面3に対向して一対のコイル体2を
構成しているが、全体としては永久磁石体1が2極に対
してコイル体2が3極になっている。17は永久磁石4の
両側に固定されたガイド受けであり、18はガイド、19は
滑動体である。このモータの動作原理は第1の実施例と
同じで可動子の位置に応動してコイル9を励磁すること
により推進力を得る。なお、永久磁石4の磁極N,Sは板
厚方向に着磁されているが、図では記載の都合上N,Sの
符号を斜めに記載している。
す。すなわち、このモータは、動作方向が直線となるリ
ニアモータを実施例とするものであり、第1の実施例の
回転方向の円周を直線に展開したものに類似する。すな
わち、可動子となる永久磁石体1の一対の磁極N,Sの複
数組が直線上に移動方向に並び、コイル軸を前記磁極N,
Sの並び方向に平行したコイル体2の複数のコイル9が
永久磁石体1に対して平行に並んでいる。しかもこの実
施例では永久磁石4が平板状に形成されその両面を磁極
面3として、各磁極面3に対向して一対のコイル体2を
構成しているが、全体としては永久磁石体1が2極に対
してコイル体2が3極になっている。17は永久磁石4の
両側に固定されたガイド受けであり、18はガイド、19は
滑動体である。このモータの動作原理は第1の実施例と
同じで可動子の位置に応動してコイル9を励磁すること
により推進力を得る。なお、永久磁石4の磁極N,Sは板
厚方向に着磁されているが、図では記載の都合上N,Sの
符号を斜めに記載している。
この実施例によれば、第1の実施例と同じ効果を得る
ほか、第1の実施例のコイル9および鉄心10を共用でき
る利点がある。
ほか、第1の実施例のコイル9および鉄心10を共用でき
る利点がある。
なお、第2の実施例は永久磁石4の両面に磁極面3を
形成し、これに対して一対のコイル体2を対向したが、
片方のみにコイル体2を設けたものでよく、この場合、
永久磁石4のコイル体2と反対側に鉄心を設けてもよ
い。
形成し、これに対して一対のコイル体2を対向したが、
片方のみにコイル体2を設けたものでよく、この場合、
永久磁石4のコイル体2と反対側に鉄心を設けてもよ
い。
この発明の第3の実施例を第7図に示す。すなわち、
このモータは、面対向型すなわちアキシャルギャップ型
の回転モータであり、第1の実施例の軸6を中心とし一
方の軸受16を傘骨の付け根として傘を開いた状態に類似
するので、共通部分に同一符号を付している。すなわ
ち、永久磁石体1の一対の磁極N,Sおよびコイル9のコ
イル軸はラジアル方向に向き、磁極N,Sの複数組および
複数のコイル9は放射状に並び、動作方向は回転方向と
なり、ギャップ8はスラスト方向となる。動作原理は第
1の実施例と同様である。なお、永久磁石4の磁極N,S
は板厚方向に着磁されているが、図では記載の都合上N,
Sの符号を斜めに記載している。
このモータは、面対向型すなわちアキシャルギャップ型
の回転モータであり、第1の実施例の軸6を中心とし一
方の軸受16を傘骨の付け根として傘を開いた状態に類似
するので、共通部分に同一符号を付している。すなわ
ち、永久磁石体1の一対の磁極N,Sおよびコイル9のコ
イル軸はラジアル方向に向き、磁極N,Sの複数組および
複数のコイル9は放射状に並び、動作方向は回転方向と
なり、ギャップ8はスラスト方向となる。動作原理は第
1の実施例と同様である。なお、永久磁石4の磁極N,S
は板厚方向に着磁されているが、図では記載の都合上N,
Sの符号を斜めに記載している。
この実施例も第1の実施例と同効果を有するほか、第
1の実施例のコイル9および鉄心10を共用でき、かつロ
ータ径が大きくなっても同一のコイル9および鉄心10の
共用が可能になるという利点がある なお、前記第1の実施例のモータは、永久磁石体1の
磁極数を2n個としたときコイル体2のコイル9の数を3n
×m(mは1,2…)個としたものでもよいが、この発明
はこれに限定されない。
1の実施例のコイル9および鉄心10を共用でき、かつロ
ータ径が大きくなっても同一のコイル9および鉄心10の
共用が可能になるという利点がある なお、前記第1の実施例のモータは、永久磁石体1の
磁極数を2n個としたときコイル体2のコイル9の数を3n
×m(mは1,2…)個としたものでもよいが、この発明
はこれに限定されない。
また、前記各実施例は永久磁石体1を可動子としコイ
ル体2を固定子としたが、一定範囲を往復動作するよう
なモータの場合、コイル体2を可動子としてもよい。
ル体2を固定子としたが、一定範囲を往復動作するよう
なモータの場合、コイル体2を可動子としてもよい。
前記実施例はホール素子17により可動子の位置を磁気
検知したが、他の磁気検知表示その他磁気以外の位置検
知素子を用いることができるほか、ステータと可動子と
の位置関係,推進力や速度が分かっている場合には位置
検知素子はなくても制御可能である。
検知したが、他の磁気検知表示その他磁気以外の位置検
知素子を用いることができるほか、ステータと可動子と
の位置関係,推進力や速度が分かっている場合には位置
検知素子はなくても制御可能である。
この発明のモータによれば、コイルは可動子の移動方
向と直角な方向にコイル軸を有するため、従来例と比較
してコイルの巻線作業が容易な構造にしやすくしかも高
密度に巻線することが可能となるのでモータ定数が大き
く高出力が可能となる。またコイルの相互間に磁束が流
れないので相互誘導の影響が極めて少なく、したがって
制御が容易になる。さらに、ラジアルギャップ型のモー
タではコイル軸がスラスト方向となるため径の異なる場
合でもコイルの鉄心の形状を同一にして積層枚数の増減
により対応でき、またアキシャルギャップ型のモータに
あってはロータ径が大きくても同一のコイルの鉄心の使
用が可能であり、回転式およびリニア式のモータのコイ
ル部分の共用が可能となるという効果がある。
向と直角な方向にコイル軸を有するため、従来例と比較
してコイルの巻線作業が容易な構造にしやすくしかも高
密度に巻線することが可能となるのでモータ定数が大き
く高出力が可能となる。またコイルの相互間に磁束が流
れないので相互誘導の影響が極めて少なく、したがって
制御が容易になる。さらに、ラジアルギャップ型のモー
タではコイル軸がスラスト方向となるため径の異なる場
合でもコイルの鉄心の形状を同一にして積層枚数の増減
により対応でき、またアキシャルギャップ型のモータに
あってはロータ径が大きくても同一のコイルの鉄心の使
用が可能であり、回転式およびリニア式のモータのコイ
ル部分の共用が可能となるという効果がある。
第1図はこの発明の第1の実施例の断面図、第2図はそ
のII-II線拡大断面図、第3図は磁束の流れを説明する
説明図、第4図はコイルの駆動回路図、第5図は第2の
実施例の断面図、第6図はそのVI-VI線断面図、第7図
は第3の実施例の断面図、第8図は従来例の断面図、第
9図はそのIX-IX線断面図、第10図はコイルと磁極の位
置関係を説明する説明図、第11図は磁束の流れを説明す
る説明図である。 1……永久磁石体、2……コイル体、3……磁極面、8
……ギャップ、9……コイル、10……磁心となる鉄心、
13a,13b……対向磁極、N,S……磁極
のII-II線拡大断面図、第3図は磁束の流れを説明する
説明図、第4図はコイルの駆動回路図、第5図は第2の
実施例の断面図、第6図はそのVI-VI線断面図、第7図
は第3の実施例の断面図、第8図は従来例の断面図、第
9図はそのIX-IX線断面図、第10図はコイルと磁極の位
置関係を説明する説明図、第11図は磁束の流れを説明す
る説明図である。 1……永久磁石体、2……コイル体、3……磁極面、8
……ギャップ、9……コイル、10……磁心となる鉄心、
13a,13b……対向磁極、N,S……磁極
Claims (1)
- 【請求項1】互いに異なる極の一対の磁極を磁極面の向
きを同じにして並べるとともに、前記一対の磁極の複数
組を前記一対の磁極の並び方向と直角な方向に並設した
永久磁石体と、 コイル軸が前記一対の磁極の並び方向と同方向となりか
つ前記一対の磁極の複数組の並び方向と同方向に並設さ
れた複数のコイルを有し、前記複数のコイルを各々コイ
ル軸方向に貫通する磁心を有し、前記一対の磁極にギャ
ップを介して対向する一対の対向磁極を前記磁心の両端
に有するコイル体とを備え、 前記永久磁石体および前記コイル体の一方を可動子と
し、他方を固定子としたモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1018818A JP2742078B2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1018818A JP2742078B2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | モータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02202344A JPH02202344A (ja) | 1990-08-10 |
JP2742078B2 true JP2742078B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=11982151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1018818A Expired - Lifetime JP2742078B2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2742078B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6617746B1 (en) * | 2001-10-01 | 2003-09-09 | Wavecrest Laboratories, Llc | Rotary electric motor having axially aligned stator poles and/or rotor poles |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH078126B2 (ja) * | 1984-05-21 | 1995-01-30 | ツグマ・インスツルメンツ,インコ−ポレ−テッド | ステツピングモ−タ |
JPH0253274U (ja) * | 1988-10-07 | 1990-04-17 |
-
1989
- 1989-01-26 JP JP1018818A patent/JP2742078B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02202344A (ja) | 1990-08-10 |
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