JP2741352B2 - 液体注出袋及び液体注出装置の定量室形成ジグ - Google Patents
液体注出袋及び液体注出装置の定量室形成ジグInfo
- Publication number
- JP2741352B2 JP2741352B2 JP6337574A JP33757494A JP2741352B2 JP 2741352 B2 JP2741352 B2 JP 2741352B2 JP 6337574 A JP6337574 A JP 6337574A JP 33757494 A JP33757494 A JP 33757494A JP 2741352 B2 JP2741352 B2 JP 2741352B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- bag
- flow path
- edge
- forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 title claims description 167
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 29
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 19
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 18
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 18
- 239000000243 solution Substances 0.000 claims description 15
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 12
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 claims description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 4
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 28
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 5
- 235000006468 Thea sinensis Nutrition 0.000 description 4
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 4
- 235000013361 beverage Nutrition 0.000 description 3
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 241000894006 Bacteria Species 0.000 description 2
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 2
- 244000269722 Thea sinensis Species 0.000 description 2
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 description 2
- 235000020279 black tea Nutrition 0.000 description 2
- 235000016213 coffee Nutrition 0.000 description 2
- 235000013353 coffee beverage Nutrition 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 235000020333 oolong tea Nutrition 0.000 description 2
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 2
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 239000002253 acid Substances 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000010525 oxidative degradation reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 238000007788 roughening Methods 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Bag Frames (AREA)
- Basic Packing Technique (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、注出時に袋内に外気や
細菌が進入することなく長期間一定品質を維持しながら
袋内に充填された液体を定量注出することができる液体
注出袋及び液体注出装置の定量室形成ジグに関する。
細菌が進入することなく長期間一定品質を維持しながら
袋内に充填された液体を定量注出することができる液体
注出袋及び液体注出装置の定量室形成ジグに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、飲料液をカップに注出して提供す
るカップ式自動販売機や液体ディスペンサー用の原料液
供給手段として、コーヒー、紅茶、ウーロン茶等酸化や
細菌に汚染され易い低酸性飲料液や中性飲料液の場合、
ガスバリヤー性の高い袋をダンボール箱に内蔵したバッ
グインボックスと呼ばれる容器に工場で無菌充填して提
供している。それにより、酸化劣化し易い飲料であって
も常温状態で長期保存が可能であり、流通コストを低減
させている。
るカップ式自動販売機や液体ディスペンサー用の原料液
供給手段として、コーヒー、紅茶、ウーロン茶等酸化や
細菌に汚染され易い低酸性飲料液や中性飲料液の場合、
ガスバリヤー性の高い袋をダンボール箱に内蔵したバッ
グインボックスと呼ばれる容器に工場で無菌充填して提
供している。それにより、酸化劣化し易い飲料であって
も常温状態で長期保存が可能であり、流通コストを低減
させている。
【0003】しかしながら、従来のカップ式自動販売機
や液体ディスペンサー等の液体注出装置は、少なくとも
液注出時には、タンク内に直接外気が侵入するので、腐
敗や酸化劣化し易い中性飲料液等の場合は短期間しか保
管できない。従って、工場で無菌充填されたものであっ
ても、液体注出装置に移した後は、酸化や劣化が進み一
定品質を維持することができない問題がある。特に、空
気と接触するとすぐに酸化して品質を劣化させるコーヒ
ー、紅茶、ウーロン茶等は、従来の液体注出装置では常
時高品質を維持することができず、液体注出装置での少
量づつの分割提供には適用することができなかった。ま
た、従来の液体注出装置は、装置に備え付けのノズルを
介して液体をカップに供給しているので、ノズルが汚染
され易く、衛生面での問題があった。
や液体ディスペンサー等の液体注出装置は、少なくとも
液注出時には、タンク内に直接外気が侵入するので、腐
敗や酸化劣化し易い中性飲料液等の場合は短期間しか保
管できない。従って、工場で無菌充填されたものであっ
ても、液体注出装置に移した後は、酸化や劣化が進み一
定品質を維持することができない問題がある。特に、空
気と接触するとすぐに酸化して品質を劣化させるコーヒ
ー、紅茶、ウーロン茶等は、従来の液体注出装置では常
時高品質を維持することができず、液体注出装置での少
量づつの分割提供には適用することができなかった。ま
た、従来の液体注出装置は、装置に備え付けのノズルを
介して液体をカップに供給しているので、ノズルが汚染
され易く、衛生面での問題があった。
【0004】上記問題点を解決する手段として、本発明
者は液体定量供給装置に装着して直接袋から定量の液を
分与できる定量注出部付袋を先に提供した(特開平6−
293348号)。該定量注出部付袋は、液に無接触で
定量注出でき、且つ注出中に液貯溜袋に外気が進入する
ことを確実に防止でき、中性飲料液の長期少量分与を可
能にしたものであった。しかしながら、液貯溜袋部と液
体注出袋との間に形成される注入口部が幅細のため、捻
じれや折れ曲がり易く、液体注出装置への装着が面倒で
あり、また注入口部の表壁と裏壁が密着して容易に開口
できない場合が発生した。また、液体注出装置に装着し
た状態で、内溶液の量により注入口部にかかる液体の圧
力が相違し、定量袋部への定量流出時間にバラツキが生
じた。さらに、液体はその粘度によって流下状態が異な
るが、前記提案のものは注入口部の流路幅が一定である
ので、内容液の種類によって最適流下状態を維持するた
めに流路幅を調整することができなかった。
者は液体定量供給装置に装着して直接袋から定量の液を
分与できる定量注出部付袋を先に提供した(特開平6−
293348号)。該定量注出部付袋は、液に無接触で
定量注出でき、且つ注出中に液貯溜袋に外気が進入する
ことを確実に防止でき、中性飲料液の長期少量分与を可
能にしたものであった。しかしながら、液貯溜袋部と液
体注出袋との間に形成される注入口部が幅細のため、捻
じれや折れ曲がり易く、液体注出装置への装着が面倒で
あり、また注入口部の表壁と裏壁が密着して容易に開口
できない場合が発生した。また、液体注出装置に装着し
た状態で、内溶液の量により注入口部にかかる液体の圧
力が相違し、定量袋部への定量流出時間にバラツキが生
じた。さらに、液体はその粘度によって流下状態が異な
るが、前記提案のものは注入口部の流路幅が一定である
ので、内容液の種類によって最適流下状態を維持するた
めに流路幅を調整することができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記提案し
た定量注出部付袋をさらに改良して、上記問題点を解決
しようとするものであって、中性飲料等酸化劣化の激し
い内溶液であっても、長期にわたって一定品質を維持し
て供給することができ、さらに、液体注出袋内の内容液
量の変化に係らず、確実に定量注出が良好にでき、且つ
定量袋部の捩じれや注入口部の密着がなく、内溶液の種
類によって注入口部の流路幅を任意に調節することがで
き、取扱が容易である液体注出装置用の液体注出袋及び
液体注出装置における定量室形成ジグを提供することを
目的とする。
た定量注出部付袋をさらに改良して、上記問題点を解決
しようとするものであって、中性飲料等酸化劣化の激し
い内溶液であっても、長期にわたって一定品質を維持し
て供給することができ、さらに、液体注出袋内の内容液
量の変化に係らず、確実に定量注出が良好にでき、且つ
定量袋部の捩じれや注入口部の密着がなく、内溶液の種
類によって注入口部の流路幅を任意に調節することがで
き、取扱が容易である液体注出装置用の液体注出袋及び
液体注出装置における定量室形成ジグを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を本発明の液
体注出袋は、ガスバリヤー性の高い可撓性材料で形成さ
れた表壁と裏壁からなる袋本体部と、該袋本体部の下方
部から前記表壁及び前記裏壁が細長く突出して形成され
た細長い注出口部とを有し、前記袋本体部の中央から下
方部寄り位置に前記表壁と前記裏壁とを一体に溶着して
該袋本体部の下方部への流路を区分する流路区分域を形
成したことを特徴とする。
体注出袋は、ガスバリヤー性の高い可撓性材料で形成さ
れた表壁と裏壁からなる袋本体部と、該袋本体部の下方
部から前記表壁及び前記裏壁が細長く突出して形成され
た細長い注出口部とを有し、前記袋本体部の中央から下
方部寄り位置に前記表壁と前記裏壁とを一体に溶着して
該袋本体部の下方部への流路を区分する流路区分域を形
成したことを特徴とする。
【0007】前記流路区分域の上方に前記表壁と裏壁が
溶着した圧力調節域を形成し、且つ圧力調節域に調整孔
が形成することによって、常に略一定の圧力で定量袋部
へ注出でき望ましい。また、前記流路区分域の中央に形
成された中央流路付近又は注入口付近に表壁と裏壁の密
着を防止する密着防止部を形成することによって、中央
流路を確実に開口することができる。
溶着した圧力調節域を形成し、且つ圧力調節域に調整孔
が形成することによって、常に略一定の圧力で定量袋部
へ注出でき望ましい。また、前記流路区分域の中央に形
成された中央流路付近又は注入口付近に表壁と裏壁の密
着を防止する密着防止部を形成することによって、中央
流路を確実に開口することができる。
【0008】前記流路区分域は、少なくとも一対の縦筋
を有する溶着部と位置決め孔形成溶着部で形成するか、
又は中央部に位置決め孔が形成されている少なくとも一
対の位置決め孔形成溶着部のみで形成するか何れでもよ
い。前記流路区分域に位置決め孔を形成することによっ
て、液体注出装置に正確に装着でき望ましい。また、流
路区分域の上方部に細幅の疑似溶着部を形成することに
よって、液体供給装置に装着するまでは、貯溜袋部に充
填された内溶液が流路形成域及び定量袋部に注入しない
ようにしておくことができる。
を有する溶着部と位置決め孔形成溶着部で形成するか、
又は中央部に位置決め孔が形成されている少なくとも一
対の位置決め孔形成溶着部のみで形成するか何れでもよ
い。前記流路区分域に位置決め孔を形成することによっ
て、液体注出装置に正確に装着でき望ましい。また、流
路区分域の上方部に細幅の疑似溶着部を形成することに
よって、液体供給装置に装着するまでは、貯溜袋部に充
填された内溶液が流路形成域及び定量袋部に注入しない
ようにしておくことができる。
【0009】前記注出口部に通じる前記袋本体部の下辺
縁を、下降傾斜する傾斜縁の終端部に円弧状に上方へ僅
かに立ち上がる円弧状立上り縁を形成し、該円弧状立上
り縁を経て前記注出口の入口部に通じるように形成する
ことによって、より良好に内溶液を注出することができ
望ましい。
縁を、下降傾斜する傾斜縁の終端部に円弧状に上方へ僅
かに立ち上がる円弧状立上り縁を形成し、該円弧状立上
り縁を経て前記注出口の入口部に通じるように形成する
ことによって、より良好に内溶液を注出することができ
望ましい。
【0010】そして、本発明の液体注出装置の定量室形
成ジグは、液体注出袋を装着して該液体注出袋から内溶
液を定量流出する液体注出装置の定量室形成ジグであっ
て、上辺縁に下降傾斜する傾斜縁と該傾斜縁の終端部に
円弧状に上方へ僅かに立ち上がる円弧状立上り縁を形成
し、該円弧状立上り縁を経て注入口を形成する垂直縁を
形成したことを特徴とする。
成ジグは、液体注出袋を装着して該液体注出袋から内溶
液を定量流出する液体注出装置の定量室形成ジグであっ
て、上辺縁に下降傾斜する傾斜縁と該傾斜縁の終端部に
円弧状に上方へ僅かに立ち上がる円弧状立上り縁を形成
し、該円弧状立上り縁を経て注入口を形成する垂直縁を
形成したことを特徴とする。
【0011】
【作用】液体注出装置に装着されてない状態では、液
は、袋本体部の貯溜袋部、流路区分域、及び定量袋部内
全体に拡がった状態で充填されているので、輸送等流通
段階で流路区分域が簡単に捻じれたり、折れ曲がったり
することがなく、従来の袋と比べて非常に取扱易く、液
体注出装置への装着も簡単である。そして、液体定量注
出装置に装着した状態では、流路区分域は中央流路のみ
残して側部流路は完全に遮断され、貯溜袋部と定量袋部
は中央流路のみを介して連通する状態となる。この状態
で液体定量注出装置に設けられた液押出し板によって固
定板との間に一定の隙間を形成することによって、定量
袋部内の液量が制御され、一定量の液を貯溜することが
でき、定量注出が可能となる。
は、袋本体部の貯溜袋部、流路区分域、及び定量袋部内
全体に拡がった状態で充填されているので、輸送等流通
段階で流路区分域が簡単に捻じれたり、折れ曲がったり
することがなく、従来の袋と比べて非常に取扱易く、液
体注出装置への装着も簡単である。そして、液体定量注
出装置に装着した状態では、流路区分域は中央流路のみ
残して側部流路は完全に遮断され、貯溜袋部と定量袋部
は中央流路のみを介して連通する状態となる。この状態
で液体定量注出装置に設けられた液押出し板によって固
定板との間に一定の隙間を形成することによって、定量
袋部内の液量が制御され、一定量の液を貯溜することが
でき、定量注出が可能となる。
【0012】また、圧力調整域を形成しているため、貯
溜袋部内の液は該位置で2分されて圧力が低減され、貯
溜袋部内の液量の変化に対して常に略一定の圧力で注入
口に液を流下させることができる。さらに、圧力調整域
に調整孔を形成して注出装置の係合突起に係合させるこ
とによって、該圧力調整域から注入口までの距離を常に
一定に保つことができる。その結果、貯溜袋部が満杯状
態からの注出と液残量が少なくなった状態からの注出で
あっても、常に定量の液体を定量袋部に注出される。
溜袋部内の液は該位置で2分されて圧力が低減され、貯
溜袋部内の液量の変化に対して常に略一定の圧力で注入
口に液を流下させることができる。さらに、圧力調整域
に調整孔を形成して注出装置の係合突起に係合させるこ
とによって、該圧力調整域から注入口までの距離を常に
一定に保つことができる。その結果、貯溜袋部が満杯状
態からの注出と液残量が少なくなった状態からの注出で
あっても、常に定量の液体を定量袋部に注出される。
【0013】また、中央流路の中央部又は入口部近傍に
密着防止部を形成してあるので、注入口部及び注出口の
幅が狭くても密着することがなく、弁開放時にはスムー
ズに開き、液が確実に注出することができる。さらに、
本発明の液体注出袋の定量袋部を計量用として利用しな
い場合は、流路区分域の全ての流路を開放して使用す
る。その場合、前記圧力調整域と相まって、該流路区分
域でも圧力が調整され、注出口から注出圧をほぼ一定に
保つことができ、良好に注出することができる。
密着防止部を形成してあるので、注入口部及び注出口の
幅が狭くても密着することがなく、弁開放時にはスムー
ズに開き、液が確実に注出することができる。さらに、
本発明の液体注出袋の定量袋部を計量用として利用しな
い場合は、流路区分域の全ての流路を開放して使用す
る。その場合、前記圧力調整域と相まって、該流路区分
域でも圧力が調整され、注出口から注出圧をほぼ一定に
保つことができ、良好に注出することができる。
【0014】且つ、定量注出の際、定量袋部への注入口
の流路幅が特定されてなく、液体注出装置に装着した状
態で流路幅を調節できるから、液体の粘度等に応じて注
入口の流路幅を任意に調節することができ、常に最適状
態で定量袋部へ液を流入させることができる。その結
果、定量性がより確実に確保できる。
の流路幅が特定されてなく、液体注出装置に装着した状
態で流路幅を調節できるから、液体の粘度等に応じて注
入口の流路幅を任意に調節することができ、常に最適状
態で定量袋部へ液を流入させることができる。その結
果、定量性がより確実に確保できる。
【0015】さらに、流路区分域の上方部に細幅の疑似
溶着部を形成することによって、液体供給装置に装着す
るまでは、貯溜袋部に充填された内溶液が流路形成域及
び定量袋部に流入しないようにしておくことができ、且
つ使用時には簡単に剥離させることができる。また、定
量袋部の下辺縁を、下降傾斜する傾斜縁の終端部に円弧
状に上方へ僅かに立ち上がる円弧状立上り縁を形成し、
該円弧状立上り縁を経て注出口の入口部に通じる形状に
形成したので、内溶液注出時の急激な圧力変化が緩和さ
れ、注出口が折れ曲がったりすることなく、常に良好に
流出することができる。
溶着部を形成することによって、液体供給装置に装着す
るまでは、貯溜袋部に充填された内溶液が流路形成域及
び定量袋部に流入しないようにしておくことができ、且
つ使用時には簡単に剥離させることができる。また、定
量袋部の下辺縁を、下降傾斜する傾斜縁の終端部に円弧
状に上方へ僅かに立ち上がる円弧状立上り縁を形成し、
該円弧状立上り縁を経て注出口の入口部に通じる形状に
形成したので、内溶液注出時の急激な圧力変化が緩和さ
れ、注出口が折れ曲がったりすることなく、常に良好に
流出することができる。
【0016】液体注出装置の定量室形成ジグは、上辺縁
を下降傾斜する傾斜縁の終端部に円弧状に上方へ僅かに
立ち上がる円弧状立上り縁を形成し、該円弧状立上り縁
を経て注入口を形成する垂直縁に通じる形状に形成した
ので、袋本体の下辺縁形状と同様な理由で、前記定量袋
部への液体流下時に注入口が折れ曲がったりすることな
く、常に良好に注入することができる。
を下降傾斜する傾斜縁の終端部に円弧状に上方へ僅かに
立ち上がる円弧状立上り縁を形成し、該円弧状立上り縁
を経て注入口を形成する垂直縁に通じる形状に形成した
ので、袋本体の下辺縁形状と同様な理由で、前記定量袋
部への液体流下時に注入口が折れ曲がったりすることな
く、常に良好に注入することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の液体注出袋の実施例の平面
図である。本実施例の液体注出袋1は、ガスバリア性が
高く且つ可撓性である材料、例えばポリエチレン/接着
層/エバール/接着層/ポリエチレンの多層フイルムで
形成された表壁と裏壁の周縁部4をヒートシールして密
閉状に形成され、液体が貯溜される袋本体部2と、該袋
本体部の下方部から前記表壁及び前記裏壁が細長く突出
して形成された細長い注出口部3とを有している。
に説明する。図1は本発明の液体注出袋の実施例の平面
図である。本実施例の液体注出袋1は、ガスバリア性が
高く且つ可撓性である材料、例えばポリエチレン/接着
層/エバール/接着層/ポリエチレンの多層フイルムで
形成された表壁と裏壁の周縁部4をヒートシールして密
閉状に形成され、液体が貯溜される袋本体部2と、該袋
本体部の下方部から前記表壁及び前記裏壁が細長く突出
して形成された細長い注出口部3とを有している。
【0018】前記袋本体部2の中央から下方寄りの位置
には、該袋本体部の下方部への流路を3流路に区分する
ための流路区分域5が形成されている。該流路区分域5
には、所定間隔を有して縦中心線を中心にして平行に表
壁と裏壁とを一体に溶着して形成された縦筋7,7が設
けられ、且つ縦筋7,7の上端から互いに袋側縁方向に
延びる上部横筋8,8と、下端から袋側縁方向に延びる
下部横筋9,9とが表壁と裏壁とを一体に溶着すること
により形成されている。それにより、袋本体部の中央部
から下方部寄りの位置に、縦筋7,7間で形成される中
央流路10が形成され,且つ両側の上部横筋の先端部と
袋側縁との間で形成される側部流路11,12が形成さ
れ、合計3流路からなる流路区分域が形成される。
には、該袋本体部の下方部への流路を3流路に区分する
ための流路区分域5が形成されている。該流路区分域5
には、所定間隔を有して縦中心線を中心にして平行に表
壁と裏壁とを一体に溶着して形成された縦筋7,7が設
けられ、且つ縦筋7,7の上端から互いに袋側縁方向に
延びる上部横筋8,8と、下端から袋側縁方向に延びる
下部横筋9,9とが表壁と裏壁とを一体に溶着すること
により形成されている。それにより、袋本体部の中央部
から下方部寄りの位置に、縦筋7,7間で形成される中
央流路10が形成され,且つ両側の上部横筋の先端部と
袋側縁との間で形成される側部流路11,12が形成さ
れ、合計3流路からなる流路区分域が形成される。
【0019】上記のように、袋本体部の中央下部に流路
区分域を設けることによって、該袋を後述するように液
体注出装置に装着した状態で、該流路区分域に定量室形
成ジグが当たるように配置することによって、流路区分
域5より上方が貯溜袋部15を、下方が定量袋部16を
それぞれ形成するようになっている。
区分域を設けることによって、該袋を後述するように液
体注出装置に装着した状態で、該流路区分域に定量室形
成ジグが当たるように配置することによって、流路区分
域5より上方が貯溜袋部15を、下方が定量袋部16を
それぞれ形成するようになっている。
【0020】また、本実施例の液体注出袋では、中央流
路10の上方位置に、表壁と裏壁が円形状に接着されて
なる圧力調節域13が形成され、その中央部に表壁及び
裏壁を貫通する調整孔14が形成され、中央流路に流入
する液体の圧力を調整している。さらに、上側の周縁部
4には2個の係止孔17,17が形成され袋本体の上部
を係止支持でき、且つ流路区分域5の上部横筋8,8の
下方には、表壁と裏壁を溶着した所に貫通して位置決め
孔18が形成され、液体注出装置に該流路区分域及び定
量袋部が正確に装着できるようになっている。
路10の上方位置に、表壁と裏壁が円形状に接着されて
なる圧力調節域13が形成され、その中央部に表壁及び
裏壁を貫通する調整孔14が形成され、中央流路に流入
する液体の圧力を調整している。さらに、上側の周縁部
4には2個の係止孔17,17が形成され袋本体の上部
を係止支持でき、且つ流路区分域5の上部横筋8,8の
下方には、表壁と裏壁を溶着した所に貫通して位置決め
孔18が形成され、液体注出装置に該流路区分域及び定
量袋部が正確に装着できるようになっている。
【0021】なお、貯溜袋部の表壁には、プラスチック
材料で成形された密閉蓋付の充填口19が一体に取付け
られ、該充填口を介して液体を充填できるようになって
いるが、液体を袋本体部の上縁開口部から液を充填し、
充填後に上縁開口部をヒートシールするようにすれば、
該充填口は必ず設ける必要はない。
材料で成形された密閉蓋付の充填口19が一体に取付け
られ、該充填口を介して液体を充填できるようになって
いるが、液体を袋本体部の上縁開口部から液を充填し、
充填後に上縁開口部をヒートシールするようにすれば、
該充填口は必ず設ける必要はない。
【0022】さらに、本実施例では、前記中央流路10
の入口部の表壁の中央部に沿って、2筋状に密着防止部
20、20が形成されている。該密着防止部は、表壁と
裏壁が対向する面を互いに異なる表面性状にすることに
よって、両者が密着するのを防ぐものであり、本実施例
では、表壁のみにプレス跡を付けることによって表壁の
表面性状を変えた。なお、表面性状を変える手段とし
て、プレス跡に限らず、片面又は両面を粗面にする等種
々の手段が採用できる。また、同様に注出口部3にも、
後述する液体供給装置に装着した状態で注出弁が位置す
る部分にかからないように、表壁にプレス跡を付けて密
着防止21、21’を設けてある。
の入口部の表壁の中央部に沿って、2筋状に密着防止部
20、20が形成されている。該密着防止部は、表壁と
裏壁が対向する面を互いに異なる表面性状にすることに
よって、両者が密着するのを防ぐものであり、本実施例
では、表壁のみにプレス跡を付けることによって表壁の
表面性状を変えた。なお、表面性状を変える手段とし
て、プレス跡に限らず、片面又は両面を粗面にする等種
々の手段が採用できる。また、同様に注出口部3にも、
後述する液体供給装置に装着した状態で注出弁が位置す
る部分にかからないように、表壁にプレス跡を付けて密
着防止21、21’を設けてある。
【0023】以上のように形成された液体注出袋1は、
未使用状態では注出口部3の基端部を破線22で示すよ
うに外部より着脱自在のピン等で挾んで注出口部に液が
流出しないように注出口部を閉塞しておく。その状態
で、工場で該袋内に液を充填すると、液は、袋本体部の
貯溜袋部15、流路区分域5、及び定量袋部16内に拡
がって所定量充填されるので、輸送等流通段階で流路区
分域が簡単に捻じれたり、折れ曲がったりすることがな
く、従来の袋と比べて非常に取扱易い。
未使用状態では注出口部3の基端部を破線22で示すよ
うに外部より着脱自在のピン等で挾んで注出口部に液が
流出しないように注出口部を閉塞しておく。その状態
で、工場で該袋内に液を充填すると、液は、袋本体部の
貯溜袋部15、流路区分域5、及び定量袋部16内に拡
がって所定量充填されるので、輸送等流通段階で流路区
分域が簡単に捻じれたり、折れ曲がったりすることがな
く、従来の袋と比べて非常に取扱易い。
【0024】そして、液が充填された液体注出袋は、液
体定量注出装置に設けられた係止突起に係止孔17,1
7、調整孔14及び位置決め孔18,18を嵌合するこ
とにより所定位置に位置決めされて液体定量注出装置に
正確に装着できる。さらに、図2にハッチングした仮想
線で示すように、流路区分域を中央流路10のみ残し
て、側部流路を液体定量注出装置の定量室形成ジグ3
0,30で押圧することによって完全に遮断し、貯溜袋
部15と定量袋部16は中央流路のみを介して連通する
状態となる。なお、前記定量室形成ジグ30,30間の
間隔は調整可能に設けられており、図示の実施例では、
該定量室形成ジグ30,30が縦筋7,7より側方寄り
に位置しているが、縦筋より内側に位置させることによ
り、中央流路10の幅を調整することができ、粘度の低
い内溶液の場合は中央流路を図の状態より細くすること
ができる。
体定量注出装置に設けられた係止突起に係止孔17,1
7、調整孔14及び位置決め孔18,18を嵌合するこ
とにより所定位置に位置決めされて液体定量注出装置に
正確に装着できる。さらに、図2にハッチングした仮想
線で示すように、流路区分域を中央流路10のみ残し
て、側部流路を液体定量注出装置の定量室形成ジグ3
0,30で押圧することによって完全に遮断し、貯溜袋
部15と定量袋部16は中央流路のみを介して連通する
状態となる。なお、前記定量室形成ジグ30,30間の
間隔は調整可能に設けられており、図示の実施例では、
該定量室形成ジグ30,30が縦筋7,7より側方寄り
に位置しているが、縦筋より内側に位置させることによ
り、中央流路10の幅を調整することができ、粘度の低
い内溶液の場合は中央流路を図の状態より細くすること
ができる。
【0025】この状態で液体定量注出装置に設けられた
液押出し板31(図2に仮想線出示す)が、該液押出し
板と対向して定量袋部を挟むように設けられた固定板と
の間に一定の空間を形成するように移動することによっ
て、定量袋部が押圧されて、該定量袋部に過剰に入って
いた液は貯溜袋部に押し出され、定量袋部には一定量の
液が貯溜されることになり、セットを完了する。
液押出し板31(図2に仮想線出示す)が、該液押出し
板と対向して定量袋部を挟むように設けられた固定板と
の間に一定の空間を形成するように移動することによっ
て、定量袋部が押圧されて、該定量袋部に過剰に入って
いた液は貯溜袋部に押し出され、定量袋部には一定量の
液が貯溜されることになり、セットを完了する。
【0026】そして、液体注出袋を液体注出装置に装着
した状態で、前記中央流路10の対向位置に注入口弁3
2が、注出口部3の対向位置に注出口弁33がそれぞれ
位置し、これらの注入口弁及び注出口弁を適宜のアクチ
ュエータにより、中央流路10又は注出口部に対して直
角に移動させることにより、中央流路又は注出口を開閉
するようになっている。前記のように、液体注出袋のセ
ットが完了したら、注出口部の下端を切断除去して注出
口を開口して、注出する準備作業が終了する。
した状態で、前記中央流路10の対向位置に注入口弁3
2が、注出口部3の対向位置に注出口弁33がそれぞれ
位置し、これらの注入口弁及び注出口弁を適宜のアクチ
ュエータにより、中央流路10又は注出口部に対して直
角に移動させることにより、中央流路又は注出口を開閉
するようになっている。前記のように、液体注出袋のセ
ットが完了したら、注出口部の下端を切断除去して注出
口を開口して、注出する準備作業が終了する。
【0027】前記のように、液体注出袋1をセットして
準備作業が終了した時点では、定量袋部内に定量の液が
貯溜されている状態にあるので、適宜のアクチュエータ
により、注出口弁33が注出口の押圧を解除すると、注
出口が開口し定量袋部内の液の流下が開始する。
準備作業が終了した時点では、定量袋部内に定量の液が
貯溜されている状態にあるので、適宜のアクチュエータ
により、注出口弁33が注出口の押圧を解除すると、注
出口が開口し定量袋部内の液の流下が開始する。
【0028】その後、時間遅れで液押出し板31が定量
袋部16を押圧作動することによって定量袋部の液を袋
内に残留させることなく最後まで良好に注出させること
ができる。注出が終了すると、まず注出口弁33が進出
し、次いで、注入口弁32が退避して、且つ液押出し板
16が固定板との間に所定隙間を形成する初期の位置に
復帰し、それにより、貯溜袋部15から液が中央流路1
0を介して流下し、定量袋部16に所定量の液が流入し
て次の注出に備える。
袋部16を押圧作動することによって定量袋部の液を袋
内に残留させることなく最後まで良好に注出させること
ができる。注出が終了すると、まず注出口弁33が進出
し、次いで、注入口弁32が退避して、且つ液押出し板
16が固定板との間に所定隙間を形成する初期の位置に
復帰し、それにより、貯溜袋部15から液が中央流路1
0を介して流下し、定量袋部16に所定量の液が流入し
て次の注出に備える。
【0029】以上のようにして液体注出袋1から一定量
の液体を、注出装置の機械器具等に全く接触させること
なく、注出することができる。また、本実施例では、上
記注出に際して、流路区分域の上方に圧力調整域を形成
しているので、貯溜袋部内の液は該位置で2分されて中
央流路に加わる液体の圧力が低減されるので、貯溜袋部
内の液量が変化しても常に略一定の圧力で定量袋部に液
を流下させることができる。さらに、圧力調整域に調整
孔が形成されて該孔が注出装置の係合突起に係合維持さ
れているので、該圧力調整域から中央流路までの距離を
常に一定に保つことができ、圧力調整と相まって貯溜袋
部の液残量が少なくなっても、良好に注出することがで
きる。また、中央流路部及び注出口部に密着防止部を形
成してあるので、中央流路及び注出口の幅が狭くても密
着することがなく、弁開放時にはスムーズに開き、液が
確実に注出することができる。
の液体を、注出装置の機械器具等に全く接触させること
なく、注出することができる。また、本実施例では、上
記注出に際して、流路区分域の上方に圧力調整域を形成
しているので、貯溜袋部内の液は該位置で2分されて中
央流路に加わる液体の圧力が低減されるので、貯溜袋部
内の液量が変化しても常に略一定の圧力で定量袋部に液
を流下させることができる。さらに、圧力調整域に調整
孔が形成されて該孔が注出装置の係合突起に係合維持さ
れているので、該圧力調整域から中央流路までの距離を
常に一定に保つことができ、圧力調整と相まって貯溜袋
部の液残量が少なくなっても、良好に注出することがで
きる。また、中央流路部及び注出口部に密着防止部を形
成してあるので、中央流路及び注出口の幅が狭くても密
着することがなく、弁開放時にはスムーズに開き、液が
確実に注出することができる。
【0030】本発明の液体注出袋における上記圧力調整
域及び調整穴の作用効果を確認するために、次のような
実験を行った。
域及び調整穴の作用効果を確認するために、次のような
実験を行った。
【0031】本発明の実施例として、図1に示す形状
で、内容量3リットル用の液体注出袋を製作し、比較例
として、圧力調整域及び調整穴が形成されていない同形
状・同容量の液体注出袋を製作した。そして、それぞれ
に水3リットルを充填し、それを目標値として毎回30
gづつ、100回で全部の注出が終了するように、液体
注出装置に装着して、100回注出を繰り返して行い、
毎回の注出量を計測した。なお、液体注出装置には、共
に貯溜袋部の設置角度を13°に設定して装着した。
で、内容量3リットル用の液体注出袋を製作し、比較例
として、圧力調整域及び調整穴が形成されていない同形
状・同容量の液体注出袋を製作した。そして、それぞれ
に水3リットルを充填し、それを目標値として毎回30
gづつ、100回で全部の注出が終了するように、液体
注出装置に装着して、100回注出を繰り返して行い、
毎回の注出量を計測した。なお、液体注出装置には、共
に貯溜袋部の設置角度を13°に設定して装着した。
【0032】その結果、本実施例の場合は図4、比較例
の場合は図5のグラフに示す結果が得られた。該グラフ
から明らかなように、本実施例の場合は、注出回数が9
0回を過ぎると注出量が若干減少している傾向にある
が、最後の100回まで略定量に注出することができ、
最後まで無駄なく注出することができた。なお、本実施
例の場合、平均充填量は29.542gであり、標準偏
差は0.39であった。
の場合は図5のグラフに示す結果が得られた。該グラフ
から明らかなように、本実施例の場合は、注出回数が9
0回を過ぎると注出量が若干減少している傾向にある
が、最後の100回まで略定量に注出することができ、
最後まで無駄なく注出することができた。なお、本実施
例の場合、平均充填量は29.542gであり、標準偏
差は0.39であった。
【0033】これに対し、比較例の場合は、約90回ま
では本実施例の場合と殆ど変わりはなかったが、90回
を過ぎると極端なバラツキが生じ定量注出は不可能にな
った。従って、比較例の袋では、袋内に多量の残液を残
したまま90回程度で注出を終了しなければならず、液
の無駄が多いという問題がある。なお、比較例の場合の
平均充填量は28.352gであり、標準偏差は3.82
であり、バラツキが大きいことが判る。
では本実施例の場合と殆ど変わりはなかったが、90回
を過ぎると極端なバラツキが生じ定量注出は不可能にな
った。従って、比較例の袋では、袋内に多量の残液を残
したまま90回程度で注出を終了しなければならず、液
の無駄が多いという問題がある。なお、比較例の場合の
平均充填量は28.352gであり、標準偏差は3.82
であり、バラツキが大きいことが判る。
【0034】以上の実験結果から、圧力調整域及び調整
穴を設けることは、液体の定量供給、特に液体注出袋の
残量液が少なくなった時の定量供給に顕著な効果がある
ことが確認された。
穴を設けることは、液体の定量供給、特に液体注出袋の
残量液が少なくなった時の定量供給に顕著な効果がある
ことが確認された。
【0035】図3は、本発明の液体注出袋の第2実施例
であり、前記実施例のものと同様なところは、同じ符号
を付し詳細な説明は省略する。該実施例の液体注出袋4
0では、貯溜袋部41の下部をテーパ状に形成し、その
下端部に流路区分域42及び定量袋部43を形成してあ
る。本実施例では、流路区分域は、単に表壁と裏壁を円
形状に溶着した一対の位置決め孔形成溶着部44,44
で形成されており、その中央部に位置決め孔45,45
を形成してある。従って、本実施例では、一対の位置決
め孔形成溶着部で3つの流路に区分され、中央流路は、
両側部流路よりも広く形成し、定量流出する際に、注出
装置の定量室形成ジグによる流路幅の調節範囲を大きく
して、多様な内溶液に対応できるようにした。
であり、前記実施例のものと同様なところは、同じ符号
を付し詳細な説明は省略する。該実施例の液体注出袋4
0では、貯溜袋部41の下部をテーパ状に形成し、その
下端部に流路区分域42及び定量袋部43を形成してあ
る。本実施例では、流路区分域は、単に表壁と裏壁を円
形状に溶着した一対の位置決め孔形成溶着部44,44
で形成されており、その中央部に位置決め孔45,45
を形成してある。従って、本実施例では、一対の位置決
め孔形成溶着部で3つの流路に区分され、中央流路は、
両側部流路よりも広く形成し、定量流出する際に、注出
装置の定量室形成ジグによる流路幅の調節範囲を大きく
して、多様な内溶液に対応できるようにした。
【0036】さらに、本実施例では、貯溜袋部の下方部
に表壁と裏壁を幅方向に疑似溶着した疑似溶着部25が
形成してある。該疑似溶着部25は、液体供給装置に装
着するまでは、貯溜袋部に充填された内溶液が流路形成
域及び定量袋部に流入しないようにしておくためのもの
であり、通常の流通状態では容易に剥離せず、液体供給
装置に設置する際に貯溜袋部を所定の圧力で押圧するこ
とによって、剥離できる程度の剥離強度を有するように
疑似溶着されている。上記条件を満たす疑似溶着部の剥
離強度は、実験の結果、100〜500gf/15mm幅、望
ましく15〜400gf/15mm幅の範囲が良好であった。
に表壁と裏壁を幅方向に疑似溶着した疑似溶着部25が
形成してある。該疑似溶着部25は、液体供給装置に装
着するまでは、貯溜袋部に充填された内溶液が流路形成
域及び定量袋部に流入しないようにしておくためのもの
であり、通常の流通状態では容易に剥離せず、液体供給
装置に設置する際に貯溜袋部を所定の圧力で押圧するこ
とによって、剥離できる程度の剥離強度を有するように
疑似溶着されている。上記条件を満たす疑似溶着部の剥
離強度は、実験の結果、100〜500gf/15mm幅、望
ましく15〜400gf/15mm幅の範囲が良好であった。
【0037】また、本実施例の液体注出袋では、定量袋
部43の内部下部縁が図示のように下降傾斜する傾斜縁
46,46となるように側縁を溶着し、前記傾斜縁の終
端部に円弧状に上方へ僅かに立ち上がる円弧状立上り縁
47,47を形成し、該円弧状立上り縁47,47を経
て注出口の入口部に通じるようにした。該形状は、注出
口48が密着したり折曲がったりせずに良好に流出させ
る手段について種々実験を重ねた結果見出されたもの
で、該形状にすることによって、内溶液量に関係なく注
出口が密着したり折曲がったりせずに最もスムーズに流
出することが確認された。特に、注出開始時に流出口入
口が圧力の急変により、折曲がる現象が見られることが
あるが、上記形状に形成したことにより、そのような現
象は皆無となった。
部43の内部下部縁が図示のように下降傾斜する傾斜縁
46,46となるように側縁を溶着し、前記傾斜縁の終
端部に円弧状に上方へ僅かに立ち上がる円弧状立上り縁
47,47を形成し、該円弧状立上り縁47,47を経
て注出口の入口部に通じるようにした。該形状は、注出
口48が密着したり折曲がったりせずに良好に流出させ
る手段について種々実験を重ねた結果見出されたもの
で、該形状にすることによって、内溶液量に関係なく注
出口が密着したり折曲がったりせずに最もスムーズに流
出することが確認された。特に、注出開始時に流出口入
口が圧力の急変により、折曲がる現象が見られることが
あるが、上記形状に形成したことにより、そのような現
象は皆無となった。
【0038】同様な理由により、本実施例では、定量流
出の際、定量室部への注入口部を形成する役割を果たす
定量室形成ジグ50の上縁形状を注出袋の定量袋部下縁
と同様な形状に形成した。即ち、本実施例の定量室形成
ジグ50は、上辺が下降傾斜縁52を有しその先端部が
円弧状立上り縁51となり、その先端縁が液体注出袋の
中央流出路の流路幅を規定する垂直縁53となってい
る。定量室形成ジグをこのように形成することによっ
て、定量室部に液を良好に流下させることができる。な
お、定量室形成ジグ50は図示しない液体注出装置にそ
の間隔が調節可能及び開閉可能に取り付けられており、
開いている状態で液体注出袋を装置に装着し、その間隔
を注出液の粘度に応じて調節してセットする。
出の際、定量室部への注入口部を形成する役割を果たす
定量室形成ジグ50の上縁形状を注出袋の定量袋部下縁
と同様な形状に形成した。即ち、本実施例の定量室形成
ジグ50は、上辺が下降傾斜縁52を有しその先端部が
円弧状立上り縁51となり、その先端縁が液体注出袋の
中央流出路の流路幅を規定する垂直縁53となってい
る。定量室形成ジグをこのように形成することによっ
て、定量室部に液を良好に流下させることができる。な
お、定量室形成ジグ50は図示しない液体注出装置にそ
の間隔が調節可能及び開閉可能に取り付けられており、
開いている状態で液体注出袋を装置に装着し、その間隔
を注出液の粘度に応じて調節してセットする。
【0039】以上本発明の液体注出袋の一実施例を説明
したが、本発明はこの実施例に限るものでなく、種々の
設計変更が可能である。例えば、上記実施例では袋本体
部の形状は矩形状になっているが、他の形状であっても
よい。また、図1及び図2に示す実施例では、前記疑似
溶着部を形成してないが、もちろん本実施例と同様に疑
似溶着部を形成しても良い。逆に上記第2実施例におい
て必ずしも疑似溶着部を設ける必要はない。さらに、上
記各実施例では圧力調整域は、中央流路部寄りの中央に
設けてあるが、必要に応じて幅方向に所定間隔をおいて
複数の圧力調整域を形成してもよい。
したが、本発明はこの実施例に限るものでなく、種々の
設計変更が可能である。例えば、上記実施例では袋本体
部の形状は矩形状になっているが、他の形状であっても
よい。また、図1及び図2に示す実施例では、前記疑似
溶着部を形成してないが、もちろん本実施例と同様に疑
似溶着部を形成しても良い。逆に上記第2実施例におい
て必ずしも疑似溶着部を設ける必要はない。さらに、上
記各実施例では圧力調整域は、中央流路部寄りの中央に
設けてあるが、必要に応じて幅方向に所定間隔をおいて
複数の圧力調整域を形成してもよい。
【0040】さらに、上記各実施例では液体定量注出装
置に装着して、定量袋部に定量の液体を流入させて定量
注出するのに使用しているが、本発明の液体注出袋は該
使用法に限らず、該袋から液に無接触に注出するその他
の液体注出装置に使用することも可能である。例えば、
注出口部に設けられる注出口弁をタイマー又は手動によ
り作動させて任意量の液体を注出する場合、流路区分域
の3つの流路とも開放した状態で設置し、その状態で注
出する。その際、本発明の液体注出袋は、袋本体部に3
つの流路区分域及び圧力調整域を設けてあることによっ
て、注出口部に係る液圧が調整されて注出圧をほぼ一定
に保つことができ、内溶液が満杯状態であっても良好に
注出することができる。
置に装着して、定量袋部に定量の液体を流入させて定量
注出するのに使用しているが、本発明の液体注出袋は該
使用法に限らず、該袋から液に無接触に注出するその他
の液体注出装置に使用することも可能である。例えば、
注出口部に設けられる注出口弁をタイマー又は手動によ
り作動させて任意量の液体を注出する場合、流路区分域
の3つの流路とも開放した状態で設置し、その状態で注
出する。その際、本発明の液体注出袋は、袋本体部に3
つの流路区分域及び圧力調整域を設けてあることによっ
て、注出口部に係る液圧が調整されて注出圧をほぼ一定
に保つことができ、内溶液が満杯状態であっても良好に
注出することができる。
【0041】また、上記実施例では、流路区分域に定量
室形成ジグを当てるようにしてあるが、必ずしもそれに
限るものでなく、定量室形成ジグを流路区分域よりも下
方に当てて、定量室流入路が中央流路の下方に位置する
ようにしてもよい。その場合、密着防止部も略も定量室
流入路に位置するように形成するとよい。
室形成ジグを当てるようにしてあるが、必ずしもそれに
限るものでなく、定量室形成ジグを流路区分域よりも下
方に当てて、定量室流入路が中央流路の下方に位置する
ようにしてもよい。その場合、密着防止部も略も定量室
流入路に位置するように形成するとよい。
【0042】
【発明の効果】本発明の液体注出袋によれば、中性飲料
等酸化劣化の激しい内溶液であっても、長期にわたって
一定品質を維持して供給することができ、さらに、袋本
体部に流路区分域を形成したので、液体注出袋内の内容
液量の変化に係らず、満杯状態から最後まで確実に注出
が良好にでき、且つ定量袋部の捩じれや折れ曲がりがな
く、取扱が容易である。
等酸化劣化の激しい内溶液であっても、長期にわたって
一定品質を維持して供給することができ、さらに、袋本
体部に流路区分域を形成したので、液体注出袋内の内容
液量の変化に係らず、満杯状態から最後まで確実に注出
が良好にでき、且つ定量袋部の捩じれや折れ曲がりがな
く、取扱が容易である。
【0043】また、中央流路部上部に圧力調整域を形成
しているため、貯溜袋部内の液は該位置で2分されて圧
力が低減され、貯溜袋部内の液量の変化に対して常に略
一定の圧力で中央流路に液を流下させることができる。
しているため、貯溜袋部内の液は該位置で2分されて圧
力が低減され、貯溜袋部内の液量の変化に対して常に略
一定の圧力で中央流路に液を流下させることができる。
【0044】さらに、圧力調整域に調整孔を形成して注
出装置の係合突起に係合させることによって、該圧力調
整域から中央流路までの距離を常に一定に保つことがで
き、常に定量の液体を定量袋部に注出させることができ
る。
出装置の係合突起に係合させることによって、該圧力調
整域から中央流路までの距離を常に一定に保つことがで
き、常に定量の液体を定量袋部に注出させることができ
る。
【0045】また、中央流路部に密着防止部を形成する
ことによって、中央流路部及び注出口の幅が狭くても密
着することがなく、弁開放時にはスムーズに開き、液が
確実に注出することができる。
ことによって、中央流路部及び注出口の幅が狭くても密
着することがなく、弁開放時にはスムーズに開き、液が
確実に注出することができる。
【0046】且つ、定量注出の際、定量袋部への流入口
の流路幅が特定されてなく、液体注出装置に装着した状
態で流路幅を調節できるようにしたから、液体の粘度等
に応じて流入口の流路幅を任意に調節することができ、
常に最適状態で定量袋部へ液を流入させることができ
る。その結果、定量性がより確実に確保できる。
の流路幅が特定されてなく、液体注出装置に装着した状
態で流路幅を調節できるようにしたから、液体の粘度等
に応じて流入口の流路幅を任意に調節することができ、
常に最適状態で定量袋部へ液を流入させることができ
る。その結果、定量性がより確実に確保できる。
【0047】さらに、流路区分域の上方部に細幅の疑似
溶着部を形成することによって、液体供給装置に装着す
るまでは、貯溜袋部に充填された内溶液が流路形成域及
び定量袋部に流入しないようにしておくことができ、且
つ使用時には簡単に剥離させることができる。
溶着部を形成することによって、液体供給装置に装着す
るまでは、貯溜袋部に充填された内溶液が流路形成域及
び定量袋部に流入しないようにしておくことができ、且
つ使用時には簡単に剥離させることができる。
【0048】定量袋部の下辺縁を、下降傾斜する傾斜縁
の終端部に円弧状に上方へ僅かに立ち上がる円弧状立上
り縁を形成し、該円弧状立上り縁を経て注出口の入口部
に通じる形状に形成したので、液体注出時に注出口が折
れ曲がったりすることなく、常に良好に流出することが
できる。
の終端部に円弧状に上方へ僅かに立ち上がる円弧状立上
り縁を形成し、該円弧状立上り縁を経て注出口の入口部
に通じる形状に形成したので、液体注出時に注出口が折
れ曲がったりすることなく、常に良好に流出することが
できる。
【0049】さらに、液体注出装置の定量室形成ジグの
上辺縁を下降傾斜する傾斜縁の終端部に円弧状に上方へ
僅かに立ち上がる円弧状立上り縁を形成し、該円弧状立
上り縁を経て流入口を形成する垂直縁に通じる形状に形
成したので、定量袋部への液体流下時に注入口が折れ曲
がったりすることなく、常に良好に注入することができ
る。
上辺縁を下降傾斜する傾斜縁の終端部に円弧状に上方へ
僅かに立ち上がる円弧状立上り縁を形成し、該円弧状立
上り縁を経て流入口を形成する垂直縁に通じる形状に形
成したので、定量袋部への液体流下時に注入口が折れ曲
がったりすることなく、常に良好に注入することができ
る。
【図1】本発明の実施例に係る液体注出袋の正面図であ
る。
る。
【図2】該液体注出袋を液体定量供給装置に取付けた状
態の説明図である。
態の説明図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る液体注出袋の正面図
である。
である。
【図4】本実施例の液体注出袋における注出回数と充填
量との関係を示す線図である。
量との関係を示す線図である。
【図5】比較例の液体注出袋における注出回数と充填量
との関係を示す線図である。
との関係を示す線図である。
1,40 液体注出袋 2 袋本体 3,48 注出口部 5,42 流路区分域 7,44 縦筋 10 中央流路 11,12 側部流路 13 圧力調整域 14 調整孔 15,41 貯溜袋部 16,43 定量袋部 17 係止孔 18,45 位置決め孔 20,21,2
1’ 密着防止部 25 疑似溶着部 47 円弧状立上り縁 50 定量室形成ジグ 52 円弧状立上り縁
1’ 密着防止部 25 疑似溶着部 47 円弧状立上り縁 50 定量室形成ジグ 52 円弧状立上り縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 益男 東京都千代田区内幸町1ー3ー1 東罐 興業株式会社内 (72)発明者 福岡 哲男 東京都千代田区内幸町1ー3ー1 東罐 興業株式会社内 (72)発明者 小沢 賢治 東京都千代田区内幸町1ー3ー1 東罐 興業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−293348(JP,A) 特開 平6−127553(JP,A) 特開 昭62−28349(JP,A) 実開 平6−65268(JP,U)
Claims (7)
- 【請求項1】 ガスバリヤー性の高い可撓性材料で形成
された表壁と裏壁からなる袋本体部と、該袋本体部の下
方部から前記表壁及び前記裏壁が細長く突出して形成さ
れた細長い注出口部とを有し、前記袋本体部の中央から
下部寄り位置に前記表壁と前記裏壁とを一体に溶着して
該袋本体部の下方部への流路を区分する流路区分域が形
成され、且つ該流路区分域の上方に前記表壁と裏壁が接
着しその中央に調整孔を形成した圧力調節域が形成され
ていることを特徴とする液体注出袋。 - 【請求項2】 前記流路区分域の中央に形成された中央
流路又は注入口の近傍に表壁と裏壁の密着を防止する密
着防止部が形成されている請求項1記載の液体注出袋。 - 【請求項3】 前記流路区分域が、少なくとも一対の縦
筋を有する溶着部と位置決め孔形成溶着部で形成されて
いる請求項1又は2記載の液体注出袋。 - 【請求項4】 前記流路区分域が、前記表壁と裏壁が溶
着し溶着部中央に位置決め孔が形成されている少なくと
も一対の位置決め孔形成溶着部で形成されている請求項
1又は2記載の液体注出袋。 - 【請求項5】 前記流路区分域の上方部に細幅の疑似溶
着部を形成した請求項1〜4何れか記載の液体注出袋。 - 【請求項6】 前記注出口部に通じる前記袋本体部の下
辺縁を、下降傾斜する傾斜縁の終端部に円弧状に上方へ
僅かに立ち上がる円弧状立上り縁を形成し、該円弧状立
上り縁を経て前記注出口の入口部に通じるように形成し
た請求項1〜5何れか記載の液体注出袋。 - 【請求項7】 液体注出袋を装着して該液体注出袋から
内溶液を定量流出する液体注出装置の定量室形成ジグで
あって、上辺縁に下降傾斜する傾斜縁と該傾斜縁の終端
部に円弧状に上方へ僅かに立ち上がる円弧状立上り縁を
形成し、該円弧状立上り縁を経て注入口を形成する垂直
縁を形成したことを特徴とする液体注出装置の定量室形
成ジグ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6337574A JP2741352B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 液体注出袋及び液体注出装置の定量室形成ジグ |
TW85107500A TW322459B (ja) | 1994-12-28 | 1996-06-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6337574A JP2741352B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 液体注出袋及び液体注出装置の定量室形成ジグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08183543A JPH08183543A (ja) | 1996-07-16 |
JP2741352B2 true JP2741352B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=18309934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6337574A Expired - Lifetime JP2741352B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 液体注出袋及び液体注出装置の定量室形成ジグ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2741352B2 (ja) |
TW (1) | TW322459B (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1495702A1 (fr) | 2003-07-10 | 2005-01-12 | Nestec S.A. | Dispositif pour l'extraction d'une capsule |
EP2205133B1 (en) | 2007-10-04 | 2011-06-01 | Nestec S.A. | Beverage brewing unit |
CL2008002963A1 (es) | 2007-10-04 | 2010-01-22 | Nestec Sa | Dispositivo calentador para una maquina para la preparacion de alimento liquido o bebida, que comprende una unidad termica con una masa metalica, a traves de la cual circula el liquido, y acumula calor y lo suministra al liquido, y tiene uno o mas componentes electricos asegurados en forma rigida a la unidad termica; y maquina. |
US8600223B2 (en) | 2007-10-04 | 2013-12-03 | Nestec S.A. | Integrated heater for a beverage preparation device |
BRPI0910773A2 (pt) | 2008-04-22 | 2015-09-29 | Nestec Sa | montagem modiular de uma máquina para preparo de bebidas |
RU2517804C2 (ru) | 2008-08-08 | 2014-05-27 | Нестек С.А. | Машина для приготовления напитков с ручкой для переноски, имеющая адаптируемый внешний вид и содержащая сменные боковые панели |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3526112A1 (de) * | 1985-07-22 | 1987-01-29 | Werner Brogli | Auspressbarer behaelter |
JPH06127553A (ja) * | 1992-10-16 | 1994-05-10 | Saraya Kk | 液体収納用袋 |
JPH0665268U (ja) * | 1993-02-16 | 1994-09-13 | 藤井 善秀 | 液体収容袋 |
JP3379984B2 (ja) * | 1993-03-31 | 2003-02-24 | ヤマニ乳業株式会社 | バッグインボックス |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP6337574A patent/JP2741352B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-06-22 TW TW85107500A patent/TW322459B/zh not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW322459B (ja) | 1997-12-11 |
JPH08183543A (ja) | 1996-07-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1716068B1 (en) | Beverage dispenser | |
EP2012632B1 (en) | System for preparing a beverage suitable for consumption, and exchangeable holder for such system and method for manufacturing the exchangeable holder | |
FI79276B (fi) | Portionering av drycker. | |
RU2586989C9 (ru) | Емкости и способы смешивания и дозированной выдачи концентратов напитков | |
EP2012633B1 (en) | Beverage preparation system, holder and apparatus | |
JP2741352B2 (ja) | 液体注出袋及び液体注出装置の定量室形成ジグ | |
US20090217823A1 (en) | System for preparing a predetermined amount of beverage suitable for consumption, exchangeable holder, and apparatus for such a system | |
KR20090086913A (ko) | 분말용 계량식 적량 분배기 클로져 | |
WO2007120049A2 (en) | System for preparing a beverage suitable for consumption and exchangeable holder for such system | |
US5016812A (en) | Sift-proof carton and method and adhesive dispensing means for producing same | |
US5791521A (en) | Liquid dispensing bag and quantitative chamber forming jig for liquid dispensing device | |
WO2007120048A2 (en) | Beverage preparation system, holder and apparatus | |
EP0590100A1 (en) | SYRUP DISPENSER AND VALVE ASSEMBLY. | |
JPH0431946B2 (ja) | ||
JPH02285495A (ja) | 飲料分与システム | |
JPH08119348A (ja) | 定量注出部付袋 | |
KR100363659B1 (ko) | 액체주출주머니및액체주출장치의정량실형성지그 | |
JP3379984B2 (ja) | バッグインボックス | |
JPH1077051A (ja) | 液体供給装置用の液体定量注出袋 | |
EP0673851B1 (en) | Spout, spout/cap assembly and container assembly | |
JP2691693B2 (ja) | 液体定量注出装置 | |
US4921021A (en) | Filler pipe for a packing machine | |
JPS6014646Y2 (ja) | 菓子生地の定量供給装置 | |
CA2158900C (en) | Machine and method for making a plastic film pouch and attaching a spout thereto | |
JPS5816481Y2 (ja) | 自動充填包装機の異種充填物供給装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971209 |