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JP2735851B2 - 非―単独重合性安定剤から製造されるポリマー結合安定剤の製造方法 - Google Patents

非―単独重合性安定剤から製造されるポリマー結合安定剤の製造方法

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Publication number
JP2735851B2
JP2735851B2 JP63502462A JP50246288A JP2735851B2 JP 2735851 B2 JP2735851 B2 JP 2735851B2 JP 63502462 A JP63502462 A JP 63502462A JP 50246288 A JP50246288 A JP 50246288A JP 2735851 B2 JP2735851 B2 JP 2735851B2
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stabilizer
hydrogen
polymer
carbon atoms
formula
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JP63502462A
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スコット,ジェラルド
リカース,ジョン
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SURII AI RISAACHI EKUSUPUROITEESHON Ltd
Original Assignee
SURII AI RISAACHI EKUSUPUROITEESHON Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリマー結合安定剤を製造する方法に関す
る。さらに詳細には、本発明は、容易には単独重合する
ことができない安定剤分子から製造されるポリマー結合
安定剤を製造する方法に関する。
合成ポリマー、特に熱可塑性ポリマーが、例えば、紫
外線および熱酸化に暴露することによって開始され得る
種々の崩壊作用に敏感であることは、かなり前から知ら
れていた。これらのポリマーについてその最も広範な実
用的用途を見いだすために、この欠点を克服しなければ
ならなず、技術の実質的な主要部分は、長年にわたっ
て、これらのポリマーを安定化させるための組成物およ
び方法の改善に注がれた。最も一般的に用いられている
ポリマーを安定化させる方法は、ポリマー構造を保護す
るために、ポリマー組成物に適当な添加化合物(広範な
種類がある)を、単独でまたは種々の組み合わせで、混
合することである。従来、これらの安定化合物のほとん
どが非−重合性で比較的低分子量の化合物であったの
で、これらの化合物の揮発性および基本ポリマーとの限
界適合性が安定性の付随的低下を伴う移行、滲出および
同様の作用のために添加剤の損失の原因となり得る。
さらに近年、安定剤分子中で化学的にポリマーに結合
する従来の安定剤について公知の滲出、揮発性および限
界適合性の問題のいくつかを解決することを示唆した研
究があった。すなわち、例えばスコット(Scott)の米
国特許第4,354,007号(以下、本明細書において′007特
許と記す)に記載されているように、フリーラジカルの
存在下、種々の酸化防止剤および安定剤分子を予備成形
ポリマーと反応させて安定ポリマーを得、これをそのま
ま用いて最終生成物を製造するか、またはこれを別の適
当な適合し得る基本ポリマーと混合し得る「マスターバ
ッチ」として用いて種々の最終用途に適している安定化
ポリマー生成物を生成し得る。
′007特許には、鎖−破壊または過酸化物−分解の酸
化防止剤、紫外線遮断剤、三重項消光剤、および金属不
活性化剤を含む範疇から選択された化合物を含む種々の
酸化防止剤および安定剤分子が記載されている。使用し
得る安定剤化合物の範囲の限定の点からみると、おそら
く、最も重要な構造的限定は、「分子中にフリーラジカ
ルを生じる」ものであるべきであるということである
(第1欄、第40行〜第50行参照)。しかしながら、これ
に関して、′007特許に記載されている安定剤化合物を
含む不飽和基またはビニル基に関して、およびフリーラ
ジカルの存在下で予備成形ポリマーにグラフトすること
について他の文献によって示唆されている同様の安定剤
化合物に関しても、しばしば、重合性基を含む該安定剤
分子の反応性が、安定剤がそれ自身と単独重合してポリ
マーまたはオリゴマーを形成しようとし得るほどである
ということが分かった。もちろん、このようなオリゴマ
ーは、個々の安定剤分子と比較して増加した分子量を有
しており、この重量増加は、ポリマー組成物中の安定剤
の望ましくない揮発、および/または移行を抑制する。
該オリゴマー種は、さらに該ポリマーと結合するかまた
はグラフトし、該オリゴマーを形成し、もちろん、再
度、いくつかの長所、特に移行および揮発に対する耐性
を提供するであろう。
しかしながら、不幸にも、通常、安定剤分子の単独重
合またはオリゴマー化によって、ポリマー系中の安定剤
分子の活性が低下する。したがって、これらの物質は、
特に新しく形成されたポリマー組成物において安定剤活
性を測定すると、匹敵するレベルの非−重合性の個々に
グラフトした安定剤分子を有するポリマー系と比較し
て、一般的に低い安定化活性を示す。これらの単独重合
性またはオリゴマー形成性安定剤種は、長期間にわたっ
て、またはポリマーが苛酷な条件に課せられた後、従来
の安定化ポリマーより性能が優れているが、フリーラジ
カルの存在下、優先的にそれ自身が重合しないかまたは
予備形成ポリマーとグラフトしない傾向にある分子を用
いて安定化させたポリマー系を得ることが非常に望まし
い。そうすることによって、移行、滲出および同様の作
用のような従来の安定剤に関係する多くの問題点を回避
しながらまたは最小にしながら、従来の「非−結合」安
定剤のいくつかを特徴付け得る典型的に高いレベルの初
期安定化活性が達成され得る。
したがって、本発明は、フリーラジカルの存在下、容
易に単独重合し得ない反応性二重結合を有する安定剤前
駆分子を予備形成ポリマーと反応させるとことからなる
安定剤と結合したポリマーの製造方法を提供する。
詳しくは、本発明は、フリーラジカルの存在下、反応
性炭素−炭素二重結合を有する安定剤前駆分子を予備形
成ポリマーと反応させることからなる安定剤と結合した
ポリマーの製造方法であって、該予備形成ポリマーがポ
リオレフィン単独重合体および共重合体、ゴム改質ポリ
オレフィン、ポリスチレン、ゴム改質ポリスチレン、ポ
リ塩化ビニル、ポリアミド、ポリエステルおよびアクリ
ロニトリルブタジエンスチレン共重合体ならびにその混
合物から選択され、該安定剤前駆分子が [式中、 XおよびX′は、独立して、−O−、またはR9がH、
もしくは、1〜18個の炭素原子を含有するアルキル基で
ある−NR9−であり、 YおよびZは、独立して、H、C1〜C18アルキル基、
または (式中、Xは上記定義と同じである) であり、 Aは、式: (式中、nは、1〜6の整数であり、R2およびR3は、
独立して、メチル、t−ブチルまたはフェニルから選択
される) で示されるヒンダードフェノール鎖切断性酸化防止剤の
官能基; 式: (式中、R4は水素、酸素、または、1〜8個の炭素原
子を含有するアルキル基である) で示される基を含有するヒンダードピペリジン鎖切断性
酸化防止剤の官能基; 式: で示されるアリールアミン鎖切断性酸化防止剤の官能基
およびそれらの前駆分子; 式: −(CH2)n′SR5 (式中、n′は、1〜18の整数であり、R5は、水素ま
たは1〜8個の炭素原子を含有するアルキル基である) で示される過酸化物分解剤の官能基、 式: または (式中、R6およびR7は、独立して、水素、メチルまた
はエチルから選択され、n″は1〜10の整数である); で示される紫外線遮断性官能基、 式: (式中、R5は前記定義と同じである) で示される金属不活性化剤の官能基ならびに 式: (式中、R8は、水素、または、1〜10個の炭素原子を
含有するアルキル基、または、6〜10個の炭素原子を含
有するアリール基であり、Mは、NiまたはZnである) で示される三重項消光剤の官能基から選択され; A′およびA″は、独立して、A、HおよびC1〜C18
アルキル基から選択される] で示される化合物から選択されることを特徴とする安定
剤と結合したポリマーの製造方法を提供するものであ
る。
好ましくは、本発明方法に使用し得る安定剤前駆分子
としては、 [式中、 XおよびX′は、独立して、酸素原子または窒素原子
から選択され、 YおよびZは、独立して、H、C1〜C18アルキル基、
または (式中、Xは上記定義と同じである) から選択され、 Aは、鎖破壊酸化防止剤官能基、過酸化物分解剤官能
基、紫外線遮断官能基、金属不活性化剤官能基または三
重項消光剤官能基であり;A′およびA″は、独立して、
A、YまたはZから選択される] で示されるものから選択されるものが挙げられる。
本発明の安定剤前駆分子の構造は、本質的に、二成
分、架橋または結合成分(すなわち、反応性二重結合を
提供する分子の部分)および活性安定剤官能基を提供す
る成分を含有するように記載し得る。個々の安定剤前駆
分子が両成分を含有する限り、種々の特定の構造を想定
し得る。以下の構造式を参照して理解され得るように、
優先的な架橋または結合成分は、下記式: [式中、RおよびR1は、独立して、水素原子または1
〜約18個の炭素原子を含有するアルキル基から選択され
る] によって表され得る。
安定剤前駆分子の好ましい架橋または結合成分を示す
上記式において、記号Aおよび場合によってはA′は、
安定剤官能基成分を表す。安定剤官能基の種々の範疇
は、下記式で表される。
1)ヒンダードフェノール、ヒンダードピペリジンおよ
びアリールアミン酸化防止剤: [式中、nは、1〜約6の整数であり、R2およびR
3は、独立して、メチル、t−ブチルまたはフェニルで
ある]; または [式中、R4は水素原子、酸素原子、または1〜約8個
の炭素原子を有するアルキルもしくはアリール基であ
る]; または を含む鎖破壊酸化防止剤、 2)過酸化物分解酸化防止剤: −(CH2)n′SR5 [式中、n′は1〜約18の整数であり、R5は水素原子
または1〜約18個の炭素原子を有するアルキル基であ
る]、 3)ベンゾフェノンおよびベンゾチアゾールUV吸収剤: および [式中、R6およびR7は、独立して、水素原子、メチル
またはエチルから選択され、n″は0〜約10の整数であ
る] を含む紫外線遮断剤、 4)ニッケルおよび亜鉛キレート: [式中、R8は水素原子または1〜約10個の炭素原子を
有するアルキルもしくはアリール基であり、MはNiまた
はZnである] を含む三重項消光剤過酸化物分解剤、 5)ヒドラジド: [式中、R5は上記定義と同じである] を含む金属不活性化剤。
本発明の好ましいヒンダードピペリジン安定剤として
は、 [式中、R9は水素原子または8個までの炭素原子を含
有する低級アルキル基である] が挙げられる。
本発明のヒンダードフェノールとしては、少なくとも
1つのアルキルまたはアラルキル基が3位である2,6−
ジアルキルまたはジアリール置換フェノールが挙げられ
る。本発明の好ましいヒンダードフェノールとしては、 [式中、mは1〜6であり、R9は上記定義と同じであ
る] が挙げられる。
本発明の好ましいアリールアミン酸化防止剤として
は、 が挙げられる。
本発明の好ましい紫外線吸収安定剤としては、 [式中、nは1〜6であり、R5は上記定義と同じであ
る] が挙げられる。
本発明の好ましい過酸化物分解酸化防止剤としては、 [式中、n′は1〜18であり、R5は上記定義と同じで
ある] が挙げられる。
本発明の好ましい金属不活性化安定剤としては、 [式中、R5は、上記定義と同じである] が挙げられる。
種々のポリマーのいずれも本発明の方法に使用し得
る。炭素原子、水素原子、酸素原子および/または窒素
原子を含むこれらのポリマーが好ましい。例えば、ポリ
オレフィン単独重合体および共重合体、ゴム改質ポリオ
レフィン、ポリスチレン、ゴム改質ポリスチレン、ポリ
塩化ビニル、ポリアミド、ポリエステル、アクリロニト
リル−ブタジエン−スチレンのような熱可塑性ポリマー
が挙げられる。もちろん、ポリマーの混合物および配合
物も使用し得る。該ポリマーは、通常、高い分子量を有
しているので、フィルムまたはファイバー形成に適して
いるが、低分子量ポリマーおよび均一な液体ポリマー
は、他のポリマーに対する添加物として付加物を使用す
る場合に特に使用することができる。該ポリマーが不飽
和基を含むことを必要としないが、約15%までの不飽和
を有するポリマー基幹を使用し得ることが分かった。マ
スターバッチの場合、特に、本質的に飽和ポリマーを使
用して、ポリマー結合酸化防止剤または安定剤のマスタ
ーバッチ濃縮物を形成するのが好都合であり、この場
合、通常、後にマスターバッチを添加する場合に該ポリ
マーを酸化に敏感にしないために、マスターバッチポリ
マー基幹における不飽和を15%以下までに制限するのが
好ましい。
広範囲の酸化防止剤または安定剤化合物のいずれも本
発明方法に使用し得る。種々の方法でポリマー系への安
定化効果によって機能し得る。したがって、例えば、安
定剤は、鎖破壊または過酸化物分解酸化防止剤、紫外線
遮断剤、三重項消光剤または金属不活性化剤であり得
る。当業者にはこれらの用語が一定の意味を有すること
が認識されるであろう。さらに詳細には、ジー・スコッ
ト(G.Scott)による「アトモスフェリック・オキシデ
ーション・アンド・アンチオキシダンツ(Atomospheric
Oxidaition and Antioxidants)」、エルスバイヤー
(Elsevier)、1965、特に第4章および第5章、および
「ポリマー・スタビリゼーション(Polymer Stabilizat
ion)」、ダブリュ・リンカーン・ホーキンズ(W.Linco
ln Hawkins)編、ウイリー−インターサイエンス(Wile
y−Interscience)、1972に記載されている。本発明の
安定剤化合物は、ポリマーと簡単に反応して可能な酸化
攻撃の部位、例えば、エチレン二重結合を除去する水
素、塩素または簡単なチオール類のような試薬とは区別
すべきである。酸化防止剤は、この用語が当技術分野に
おいて理解され、本明細書で使用される意味において、
ポリマーを酸化的に崩壊するフリーラジカル自動酸化工
程による妨害によって、例えば、含まれる連鎖生長ラジ
カルを除去することによって、または自動酸化工程を開
始するラジカル発生剤、特に過酸化水素との直接反応に
よって、作用する。
慣用の酸化防止剤および安定剤に関して、1以上の上
記化合物を使用して相乗効果を得ることができる。
該方法は、特に、溶融加工または混練の間に、酸化防
止剤とポリマーを反応させるのに適している。これら条
件下で、ラジカル発生剤の添加はしばしば有用である。
公的なラジカル発生剤の例としては、過酸化ジクミルお
よび2,5−ジメチル−2,5−ジ(−t−ブチルペルオキ
シ)ヘキサンのような過酸化物、アゾビスイソブチロニ
トリル(AIBN)のようなアゾ化合物、または過酸化水素
のようなレドックス系、およびポリアミンまたは過硫酸
塩ならびに還元剤が挙げられる。
他方、フリーラジカルの発生は、例えば押出機または
密閉ミキサー中、ポリマーの混練によって、または紫外
線またはγ線のような化学線を用いて、機械化学的に行
うことができる。反応を開始する紫外線は、好ましく
は、効果的な種類によって水素引抜を導入し得る光活性
剤を用いて触媒される。光増感剤を使用する場合は、光
増感剤に対する酸化防止剤の最適割合は、ポリマー、酸
化防止剤および光増感剤に依存するが、通常、20:1〜0.
5:1の範囲である。好ましくは10:1〜1:1の範囲である。
ポリマー中にフリーラジカルを発生させるための好ま
しい方法は、開始剤の添加によるもの、または該ポリマ
ー系に対して適切な温度での混練によるものである。
発生剤が必要である場合は、別の残留発生剤が得られ
たポリマーと不都合に反応し得るので、反応の最後に実
質的に完全に解離されるような、このような発生剤が適
切であるべきであることが理解されるであろう。例え
ば、残留発生剤は、望まない場合にポリマーを架橋し得
る。すなわち、発生剤を添加して、結合安定剤の生成を
促進し、この作用が充分である場合には、さらに該ポリ
マーに影響を与えるべきではない。
2段階のグラフト反応を行うこともできる。第1段階
は、例えば前酸化、次いで、UV線または還元剤の存在下
で内部グラフト開始剤として過酸化水素を用いることに
よって、ポリマー中に過酸化水素を構築することを含
む。
一般に、上記反応から酸素を排除するのが好都合であ
るが;しかしながら、いくつかのエチレン系不飽和化合
物の場合、少量の酸素の存在、例えば市販級の窒素中に
不純物として存在している酸素は、ポリマー中において
安定剤をさらに均一に分布させる。
結合安定剤の最適な活性は、開始剤に対する安定剤の
割合に依存する。これは、使用する安定剤、ポリマーお
よび開始剤系のタイプによって変化する。しかしなが
ら、重量比は、通常、100:1〜0.25:1、特に10:1〜0.25:
1であり、過酸化物開始剤の場合、20:1〜0.5:1、特に1
5:1〜0.75:1の範囲が好ましい。
安定剤を用いてポリマーの性質を変性させる場合、通
常、ポリマーの重量に基づいて0.01〜10重量%、代表的
には0.05〜3重量%、さらに一般的には0.10〜2重量%
の量を添加する。他方、安定剤を添加して他のポリマー
の性質を変性させるために使用することができる付加物
を生成する場合、多くの量を使用することができる。代
表的には15〜30重量%までが好ましい。
安定剤をポリマーに結合させるための反応を行う温度
は、当然、媒質中のラジカル濃度に依存する。一般に、
0°〜325℃の温度が適している。この好ましい温度範
囲以下では、非経済的に長い反応時間または非経済的量
の開始剤が必要である。所望の温度範囲以上では、望ま
しくない二次反応が生じ得る。開始剤が存在しない化学
的−機械的方法では、使用する温度は主としてポリマー
の性質に依存し、低密度ポリエチレンに関しては、150
℃程度の温度が一般的に適している。
この方法は、製造の間、または次の工程で直接グラフ
トすることによってポリマー結合安定剤を製造するため
の非常に好都合な方法を提供する。マスターバッチ、す
なわち、高い安定剤濃度を含有しているポリマーを製造
することが特に望ましい。この方法で製造したポリマー
は、同一の化学的基幹組成物の未改質ポリマーまたは本
質的に異なる基幹構造を有するポリマーに対する添加剤
として使用し得る。生成して得られた固体ポリマーは、
他のポリマーに酸化安定性を提供するための添加剤とし
ても使用し得る。
慣用の安定剤に関して、1以上の上記化合物を該ポリ
マーと一緒に反応させて、結合相乗安定剤系を得ること
ができる。
以下の実施例によって本発明の内容をさらに詳細に説
明する。別に指示しない限り、部およびパーセントは重
量によるものである。
実施例1 マレイン酸モノ−(3,3,5,5−テトラメチル−4−ピ
ペリジニル)(MPME)の製造: 等モル量の無水マレイン酸および2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ヒドロキシピペリジンを、還流下で1時間、
ベンゼン(約20%溶液)中で加熱した。冷却すると、半
エステルの部分が沈澱した。溶媒を蒸発させ、半エステ
ルを収率95%で得た。該固形物は、構造と一致したIR、
1H NMRおよび13C NMRを有していた。
実施例2 マレイン酸ビス(3,3,5,5−テトラメチル−4−ピペ
リジニル)(BPME)の製造: キシレン100ml中、マレイン酸ジメチル10.4g、4−ヒ
ドロキシル−2,2,6−6−テトラメチルピペリジン25.0g
およびチタン(IV)イソプロポキシド15滴の混合物を、
放出されたメタノールの遅い蒸留を伴って穏やかに沸騰
するまで加熱した。20時間後、該反応系を冷却し、水0.
1mlおよびセライト(celite)5gを添加した。混合液を
濾過し、溶媒を減圧除去し、ヘキサン100mlを添加し
た。短時間に−20℃まで冷却した後、濾過によって固形
物を回収し、水で洗浄した。乾燥後、生成物25.2gが得
られた(融点80〜82℃;構造と一致したスペクトルデー
タ)。
実施例3 フマル酸ビス(3,3,5,5−テトラメチル−4−ピペリ
ジニル)(BPFE)の製造: 実施例2の方法を用いて、キシレン150ml中、4−ヒ
ドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン12.5g、フ
マル酸ジメチル5.2g、およびチタン酸塩0.2mlを反応さ
せて、白色のビスフマル酸塩13.5g、融点150〜159℃を
得た(構造と一致したスペクトルデータ)。
実施例4 イタコン酸ビス(3,3,5,5−テトラメチル−4−ピヘ
リジニル)(BPIE)の製造: 実施例2の方法を用いて、キシレン90ml中、イタコン
酸ジメチル6.0g、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン12.5g、およびチタン酸塩0.1mlを反応さ
せて、白色のビスイタコン酸塩8.3g、融点77〜81℃を得
た(構造と一致したスペクトルデータ)。
実施例5 N,N′−ビス(3,3,5,5−テトラメチル−4−ピペリジ
ニル)マレアミド(BPMA)の製造: 沸騰しているキシレン80ml中、4−アミノ−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジン7.9gおよびマレイン酸ジメチ
ル3.1gを5日間反応させて(実施例2のような処理の
後)、ビスアミド3.5g、融点142〜147℃を得た(構造と
一致したスペクトルデータ)。
実施例6 N−(3,3,5,5−テトラメチル−4−ピペリジニル)
マレイミド(PMI)の製造: エーテル中、等モル量の無水マレイン酸およびトリア
セトンジアミンを混合し、白色沈澱物を得、これを乾燥
して、中間体マレアミン酸を得た。マレアミド酸16.0
g、酢酸ナトリウム1.4gおよび無水酢酸60mlを90℃で2
時間加熱した。混合液を冷却し、形成された沈澱物を濾
過した。沈澱物を水に溶解し、クロロホルムで抽出し
た。クロロホルムの蒸発によって黄褐色の固形物を得
た。赤外線およびNMR分光分析は、予想された構造と一
致した(C=0、1705cm-1。) 実施例7〜33 ポリマー結合安定剤の製造−一般的な方法: ブラベンダー(Brabender)トルクレオメーター中、7
0rpmで、ポリマー、反応添加剤および開始剤を溶融し
た。ポリマーのタイプ、添加剤の濃度、過酸化物開始剤
濃度、反応時間、および溶融温度を第1表に示す。得ら
れた組成物を、塩化メチレン抽出物のGC分析によって結
合の程度を定量的に、および抽出されたフィルムのIRに
よって定性的に分析した。結果を該表に示す。
実施例34 過酸化物を添加しない以外は、実施例7〜33と同様の
条件下(180℃で20分)、BPME4.0gおよびポリプロピレ
ン36.0gを溶融することによって組成物を調製した。塩
化メチレン抽出フィルムのIRおよび抽出物のGCによる得
られたポリマーの分析は、分析の範囲内で、ほとんどBP
MEがポリマーと反応していないかまたは結合していない
ことを示した。
実施例35 実施例7〜33から得たポリマー結合安定剤のいくつか
をポリブロピレン中の相対UV安定化活性について評価し
た。マスターバッチを、0.1%ステアリン酸カルシウム
およびグッドライト(Goodrite)3114ヒンダードフェノ
ール系酸化防止剤を含有しているポリプロピレン粉末
中、0.2%活性安定剤濃度に希釈した。溶融混合した(2
00℃で5分)後、圧縮成形フィルムを製造した(厚さ約
7〜10ミル)。試料をキセノン・ウエザロメーター(Xe
non Weatherometer)に暴露し、手動曲げ試験を用いて
脆化について定期的に試験した。結果を第2表に示す。
実施例36 実施例7〜32からの2つのポリマー結合安定剤を、市
販の入手可能な未結合安定剤、チマソーブ(Chimassor
b)944およびチヌビン(Tinuvin)770[チバーガイギー
・コーポレーション(Ciba−Geigy Corp.)]と比較し
て薄いフィルムにおけるUVおよび熱安定化活性について
評価した。基本配合物は実施例35におけるものと同一で
あった。溶融混合、次いで、フィルムの押し出し(厚さ
1〜2ミル)によって資料を調製した。試験の結果を第
3表に示す。
実施例37 4−アニリノフェニルマレイン酸の合成 等モル量の無水マレイン酸および4−アミノジフェニ
ルアミンをクロロホルムに溶解した。30分後、得られた
橙色の沈澱物を回収し、濾過し、減圧乾燥し、融点183
℃を有するとして特徴付けられた。
実施例38 4−アニリノフェニルマレイミド(AMI)の合成 AMA50gを、酢酸ナトリウム4gを含有している無水酢酸
200cm3に溶解した。得られた溶液を70℃に10分間加熱し
た。冷却すると、スカーレット色の沈澱物が形成され、
これを濾過し、冷メタノールで洗浄した。該生成物を減
圧乾燥した。融点163℃を示した。
実施例39 ポリプロピレンAMIとの反応 ポリプロピレン39.92g中のAMI0.080gおよび過酸化ジ
クミル0.080gを、180℃で10分間、密閉トルクレオメー
ター中で処理した。該ポリマーをフィルム(10ミル)に
押出成形した。該フィルムを熱塩化メチレンで抽出し、
150℃でのフィルムの熱酸化安定性を、市販の熱安定剤
を含有している同様のフィルムと、抽出する前と後の両
方を比較した。添加剤のいくつかの濃度について、結果
を第4表に示す。
実施例40 マレイン酸ビス−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピル(BPPM)の合成 キシレン100mlに3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロパノール10.0g、マレイン酸
ジメチル2.7gおよびチタンイソプロポキシド10滴を添加
した。該溶液を、理論量のメタノールを蒸留するまで、
ディーン−スターク(Dean−Stark)トラップで還流し
た。冷却した溶液を水で洗浄し、蒸発させた。油状の残
留物をヘキサンで再結晶して、融点87〜90℃の固形物を
得た。
実施例41 ポリプロピレンとBPPMとの反応 実施例39と同様の方法でBPPMをポリプロピレンに結合
させた。BPPM0.080g、ポリプロピレン39.92gおよびVaro
c DBPH0.058gをトルクレオメーター中で処理して、紫外
線分光分析による65%結合添加物を含む混合物を得た。
実施例42 マレイン酸ビス−(2−エチルチオエチル)の合成 エチルヒドロキシエチルスルフィド21.2gを、キシレ
ン100ml中、マレイン酸ジメチル14gおよびチタンイソプ
ロポキシド10滴と混合した。該溶液を、理論量のメタノ
ールを蒸留するまで還流した。該混合物を水で洗浄し、
蒸発乾固させ、蒸留して(沸点150°/0.05mm)、無色の
液体を得た。実施例39に従って、BETEMをポリプロピレ
ンと反応させると、ガスクロマトグラフィーによって測
定されるように100%の範囲まで反応した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リカース,ジョン アメリカ合衆国サウス・カロライナ州 29304、スパルタン・バーグ、ピー・オ ー・ボックス1927、ミリケン・リサー チ・コーポレイション (56)参考文献 特開 昭50−126783(JP,A)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フリーラジカルの存在下、反応性炭素−炭
    素二重結合を有する安定剤前駆分子を予備形成ポリマー
    と反応させることからなる安定剤を結合したポリマーの
    製造方法であって、該予備形成ポリマーがポリオレフィ
    ン単独重合体および共重合体、ゴム改質ポリオレフィ
    ン、ポリスチレン、ゴム改質ポリスチレン、ポリ塩化ビ
    ニル、ポリアミド、ポリエステルおよびアクリロニトリ
    ルブタジエンスチレン共重合体ならびにその混合物から
    選択され、該安定剤前駆分子が [式中、 XおよびX′は、独立して、−O−、またはR9がH、も
    しくは、1〜18個の炭素原子を含有するアルキル基であ
    る−NR9−であり、 YおよびZは、独立して、H、C1〜C18アルキル基、ま
    たは (式中、Xは上記定義と同じである) であり、 Aは、式: (式中、nは、1〜6の整数であり、R2およびR3は、独
    立して、メチル、t−ブチルまたはフェニルから選択さ
    れる) で示されるヒンダードフェノール鎖切断性酸化防止剤の
    官能基; 式: (式中、R4は水素、酸素、または1〜8個の炭素原子を
    含有するアルキル基である) で示される基を含有するヒンダードピペリジン鎖切断性
    酸化防止剤の官能基; 式: で示されるアリールアミン鎖切断性酸化防止剤の官能基
    およびそれらの前駆分子; 式: −(CH2)n′SR5 (式中、n′は、1〜18の整数であり、R5は、水素また
    は1〜8個の炭素原子を含有するアルキル基である) で示される過酸化物分解剤の官能基、 式: または (式中、R6およびR7は、独立して、水素、メチルまたは
    エチルから選択され、n″は1〜10の整数である); で示される紫外線遮断性官能基、 式: (式中、R5は前記定義と同じである) で示される金属不活性化剤の官能基ならびに 式: (式中、R8は、水素、または、1〜10個の炭素原子を含
    有するアルキル基、または、6〜10個の炭素原子を含有
    するアリール基であり、Mは、NiまたはZnである) で示される三重項消光剤の官能基から選択され; A′およびA″は、独立して、A、HおよびC1〜C18
    ルキル基から選択される] で示される化合物から選択されることを特徴する安定剤
    と結合したポリマーの製造方法。
  2. 【請求項2】安定剤前駆分子が式: [式中、RおよびR1は、独立して、水素、または、1〜
    18個の炭素原子を含有するアルキル基であり、A、A′
    およびA″は、独立して、 (式中、nは、1〜6の整数であり、R2およびR3は、独
    立して、メチル、t−ブチルまたはフェニルである); または (式中、R4は水素、酸素、または、1〜8個の炭素原子
    を含有するアルキルもしくはアリール基である); または または −(CH2)n′SR5 (式中、n′は1〜18の整数であり、R5は水素、また
    は、1〜18個の炭素原子を有するアルキル基である); または または (式中、R6およびR7は、独立して、水素、メチルまたは
    エチルから選択され、n″は1〜10の整数である); または (式中、R8は、水素、または、1〜10個の炭素原子を含
    有するアルキルもしくはアリール基であり、Mは、Niま
    たはZnである) である] で示される化合物からなる群から選択される請求項1記
    載の製造方法。
  3. 【請求項3】安定剤前駆分子が [式中、R9は水素、または、8個までの炭素原子を含有
    する低級アルキル基である] で示される化合物からなる群から選択されるヒンダード
    ピペリジン安定剤である請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】安定剤前駆分子が、 [式中、mは1〜6であり、R9は水素、または、1〜8
    個の炭素原子を含有するアルキル基である] で示される化合物からなる群から選択されるヒンダード
    フェノール酸化防止剤である請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】安定剤前駆分子が で示される化合物からなる群から選択されるアリールア
    ミン酸化防止剤である請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】安定剤前駆分子が [式中、nは1〜6であり、R5は水素、または、1〜18
    個の炭素原子を含有するアルキル基である] で示される化合物からなる群から選択される紫外線吸収
    安定剤である請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】安定剤前駆分子が [式中、n′は1〜18の整数であり、R5は水素、また
    は、1〜18個の炭素原子を含有するアルキル基である] で示される化合物からなる群から選択される分子である
    請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】安定剤前駆分子が [式中、R5は水素、または、1〜18個の炭素原子を含有
    するアルキル基である] で示される化合物からなる群から選択される金属不活性
    化安定剤である請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】ポリマーがエチレン系不飽和基を少なくと
    も1つのエチレン系不飽和モノマーの重合により形成さ
    れ、該ポリマーにおける不飽和を含有するモノマー単位
    のパーセントが15%未満であり、安定剤前駆分子の量が
    ポリマーの30重量部%までである請求項1〜8のいずれ
    か1項記載の方法。
  10. 【請求項10】フリーラジカルが機械化学的処理によっ
    て生じる請求項1〜9のいずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】フリーラジカルが化学線によって生じる
    請求項1〜9のいずれか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】フリーラジカルがラジカル開始剤の添加
    によって生じる請求項1〜9のいずれか1項記載の方
    法。
  13. 【請求項13】フリーラジカルが予備形成ポリマーの前
    酸化によって生じる請求項1〜12のいずれか1項記載の
    方法。
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