JP2732917B2 - 新規な重合性モノマー - Google Patents
新規な重合性モノマーInfo
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- C08F20/00—Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride, ester, amide, imide or nitrile thereof
- C08F20/02—Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms, Derivatives thereof
- C08F20/10—Esters
- C08F20/34—Esters containing nitrogen, e.g. N,N-dimethylaminoethyl (meth)acrylate
- C08F20/36—Esters containing nitrogen, e.g. N,N-dimethylaminoethyl (meth)acrylate containing oxygen in addition to the carboxy oxygen, e.g. 2-N-morpholinoethyl (meth)acrylate or 2-isocyanatoethyl (meth)acrylate
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は表面硬度が高い透明樹脂原料として有用な新
規な重合性モノマーに関する。
規な重合性モノマーに関する。
従来メタクリル樹脂やポリカーボネート樹脂、ポリス
チレン樹脂などは、透明性、耐衝撃性、加工性、大量生
産性などに優れていることから照明カバー、看板、車両
の窓、保護メガネ、光学式光ディスク基盤などに使用さ
れている。
チレン樹脂などは、透明性、耐衝撃性、加工性、大量生
産性などに優れていることから照明カバー、看板、車両
の窓、保護メガネ、光学式光ディスク基盤などに使用さ
れている。
しかし、これらの樹脂は線形高分子であるために表面
硬度や耐薬品性、耐熱性などが必ずしも十分とはいえな
い。
硬度や耐薬品性、耐熱性などが必ずしも十分とはいえな
い。
そのため、これらの問題を解決するためジエチレング
リコールジアリルカーボネート樹脂やウレタンポリアク
リル系エステル、ウレタンポリメタクリル系エステル
(特開昭63−75022号公報)などの架橋構造を有する高
分子が提案されている。
リコールジアリルカーボネート樹脂やウレタンポリアク
リル系エステル、ウレタンポリメタクリル系エステル
(特開昭63−75022号公報)などの架橋構造を有する高
分子が提案されている。
しかしながら両者共に重合速度の近似したアリル基や
アクリル基、メタクリル基どうしの重合であり、重合の
制御が難しく暴走反応を起こし易く表面状態が良好でか
つ重合歪みが少ない重合体を得るには長時間を要するな
どの問題があり、表面硬度が高くかつ重合が容易な透明
樹脂が望まれている。
アクリル基、メタクリル基どうしの重合であり、重合の
制御が難しく暴走反応を起こし易く表面状態が良好でか
つ重合歪みが少ない重合体を得るには長時間を要するな
どの問題があり、表面硬度が高くかつ重合が容易な透明
樹脂が望まれている。
〔発明が解決しようとする課題〕 本発明の目的は重合速度がアクリル基、メタクリル基
またはビニルフェニル基よりも遅い重合性基を有し、且
つ高い表面硬度と透明性を有し、しかも耐熱性に優れた
重合体を与えるモノマーを提供することである。該モノ
マーを重合速度の速い重合性基例えばアクリル基、メタ
クリル基、またはビニルフェニル基などを有するモノマ
ーと共重合させることにより、重合制御が極めて容易で
高い表面硬度と透明性を保持し、耐熱性、加工性にも優
れる樹脂を得ることを課題とする。
またはビニルフェニル基よりも遅い重合性基を有し、且
つ高い表面硬度と透明性を有し、しかも耐熱性に優れた
重合体を与えるモノマーを提供することである。該モノ
マーを重合速度の速い重合性基例えばアクリル基、メタ
クリル基、またはビニルフェニル基などを有するモノマ
ーと共重合させることにより、重合制御が極めて容易で
高い表面硬度と透明性を保持し、耐熱性、加工性にも優
れる樹脂を得ることを課題とする。
本発明者らは上記の課題を解決するために、重合速度
の遅い重合性基を有するモノマーと、これよりも重合速
度の速い重合性基を有するモノマーとを、共重合させる
ことにより重合を制御し易くかつ高い表面硬度を有する
透明樹脂を得る方法につき鋭意研究を行った。
の遅い重合性基を有するモノマーと、これよりも重合速
度の速い重合性基を有するモノマーとを、共重合させる
ことにより重合を制御し易くかつ高い表面硬度を有する
透明樹脂を得る方法につき鋭意研究を行った。
この結果、一分子中に重合速度の遅い重合性基として
の置換イソプロペニルフェニル基を2つと、(メタ)ア
クリロイル基を1つ有する新規重合性モノマーを見いだ
し本発明に至った。
の置換イソプロペニルフェニル基を2つと、(メタ)ア
クリロイル基を1つ有する新規重合性モノマーを見いだ
し本発明に至った。
すなわち本発明は透明性樹脂の原料として有用な一般
式(I)で表わされる新規な重合性モノマーを提供する
ものである。
式(I)で表わされる新規な重合性モノマーを提供する
ものである。
(式中Rは−Hまたは−CH3を表わす。また芳香環の置
換基の位置はそれぞれ独立にm−位またはp−位を表わ
す。) 本発明の新規な重合性モノマーとは、具体的には、 1−アクリロイロキシ−2,3−ビス〔N−(3−イソ
プロペニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイロ
キシ〕プロパン、 1−アクリロイロキシ−2−〔N−(3−イソプロペ
ニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイロキシ〕
−3−〔N−(4−イソプロペニル−α,α−ジメチル
ベンジル)カルバモイロキシ〕プロパン、 1−アクリロイロキシ−2−〔N−(4−イソプロペ
ニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイロキシ〕
−3−〔N−(3−イソプロペニル−α,α−ジメチル
ベンジル)カルバモイロキシ〕プロパン、 1−アクリロイロキシ−2,3−ビス〔N−(4−イソ
プロペニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイロ
キシ〕プロパン、 1−メタクリロイロキシ−2,3−ビス〔N−(3−イ
ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイ
ロキシ〕プロパン、 1−メタクリロイロキシ−2−〔N−(3−イソプロ
ペニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイロキ
シ〕−3−〔N−(4−イソプロペニル−α,α−ジメ
チルベンジル)カルバモイロキシ〕プロパン、 1−メタクリロイロキシ−2−〔N−(4−イソプロ
ペニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイロキ
シ〕−3−〔N−(3−イソプロペニル−α,α−ジメ
チルベンジル)カルバモイロキシ〕プロパン、 1−メタクリロイロキシ−2,3−ビス〔N−(4−イ
ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイ
ロキシ〕プロパン、である。
換基の位置はそれぞれ独立にm−位またはp−位を表わ
す。) 本発明の新規な重合性モノマーとは、具体的には、 1−アクリロイロキシ−2,3−ビス〔N−(3−イソ
プロペニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイロ
キシ〕プロパン、 1−アクリロイロキシ−2−〔N−(3−イソプロペ
ニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイロキシ〕
−3−〔N−(4−イソプロペニル−α,α−ジメチル
ベンジル)カルバモイロキシ〕プロパン、 1−アクリロイロキシ−2−〔N−(4−イソプロペ
ニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイロキシ〕
−3−〔N−(3−イソプロペニル−α,α−ジメチル
ベンジル)カルバモイロキシ〕プロパン、 1−アクリロイロキシ−2,3−ビス〔N−(4−イソ
プロペニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイロ
キシ〕プロパン、 1−メタクリロイロキシ−2,3−ビス〔N−(3−イ
ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイ
ロキシ〕プロパン、 1−メタクリロイロキシ−2−〔N−(3−イソプロ
ペニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイロキ
シ〕−3−〔N−(4−イソプロペニル−α,α−ジメ
チルベンジル)カルバモイロキシ〕プロパン、 1−メタクリロイロキシ−2−〔N−(4−イソプロ
ペニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイロキ
シ〕−3−〔N−(3−イソプロペニル−α,α−ジメ
チルベンジル)カルバモイロキシ〕プロパン、 1−メタクリロイロキシ−2,3−ビス〔N−(4−イ
ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイ
ロキシ〕プロパン、である。
これらの化合物は (1) イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイ
ソシアネート1モルに対して、無溶媒または原料類と反
応性を有しない溶媒中2,3−エポキシ−1−プロパノー
ル0.8−1.2モル、好ましくは0.95−1.05モルを無触媒ま
たはイソシアネート重量に対して0.01−5重量%、好ま
しくは0.1−3重量%のウレタン化反応促進触媒の存在
下、反応液温30−150℃でウレタン化反応を行う。
ソシアネート1モルに対して、無溶媒または原料類と反
応性を有しない溶媒中2,3−エポキシ−1−プロパノー
ル0.8−1.2モル、好ましくは0.95−1.05モルを無触媒ま
たはイソシアネート重量に対して0.01−5重量%、好ま
しくは0.1−3重量%のウレタン化反応促進触媒の存在
下、反応液温30−150℃でウレタン化反応を行う。
(2) (1)で得られた反応液をそのまま又は精製し
て、(1)の反応生成物1モルに対して無溶媒または原
料類と反応性を有しない溶媒中(メタ)アクリル酸1.0
−1.5モル、トリエチルベンジルアンモニウムクロライ
ドなどの反応触媒0.1−2モル%、好ましくは0.5−1モ
ル%、メトキシハイドロキノンなどの重合禁止剤を原料
類に対し0.01〜0.05重量%加え反応液温50〜150℃でエ
ポキシ基の開環反応を行う。
て、(1)の反応生成物1モルに対して無溶媒または原
料類と反応性を有しない溶媒中(メタ)アクリル酸1.0
−1.5モル、トリエチルベンジルアンモニウムクロライ
ドなどの反応触媒0.1−2モル%、好ましくは0.5−1モ
ル%、メトキシハイドロキノンなどの重合禁止剤を原料
類に対し0.01〜0.05重量%加え反応液温50〜150℃でエ
ポキシ基の開環反応を行う。
(3) (2)で得られた反応液をそのまま又は精製し
て(2)の反応生成物1モルに対して(1)と同様にし
てイソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシア
ネートを0.8−1.2モル、好ましくは0.95−1.05モル加え
て反応を行う。
て(2)の反応生成物1モルに対して(1)と同様にし
てイソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシア
ネートを0.8−1.2モル、好ましくは0.95−1.05モル加え
て反応を行う。
以上の反応により得られた反応液はカラムクロマトグ
ラィー等により精製して本発明の重合性モノマーを得る
ことができる。
ラィー等により精製して本発明の重合性モノマーを得る
ことができる。
本発明の新規重合性モノマーは単独では重合し得ない
が、重合速度の速い重合性基例えばアクリル基、メタク
リル基またはビニルフェニル基などを有するモノマーと
共重合させることにより重合制御が極めて容易に高い表
面硬度を有し、かつ耐熱性に優れるばかりでなく、切断
や切削などの加工性にも優れた透明樹脂が得られ本樹脂
はグレージング材、光学情報記録媒体基盤、光学レンズ
などに適する。
が、重合速度の速い重合性基例えばアクリル基、メタク
リル基またはビニルフェニル基などを有するモノマーと
共重合させることにより重合制御が極めて容易に高い表
面硬度を有し、かつ耐熱性に優れるばかりでなく、切断
や切削などの加工性にも優れた透明樹脂が得られ本樹脂
はグレージング材、光学情報記録媒体基盤、光学レンズ
などに適する。
以下実施例により本発明を詳しく説明する。実施例中
の部は重量部を表わす。
の部は重量部を表わす。
(実施例1) 2,3−エポキシ−1−プロパノール7.4部、3−イソプ
ロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネート2
0.1部、ジブチルスズジラウレート0.1部、トルエン30部
を混合し、反応液温を80℃に保ちながら1時間撹拌して
反応を行った。この反応液にアクリル酸7.2部、トリエ
チルベンジルアンモニウムクロライド0.4部、メトキシ
ハイドロキノン0.01部を加え反応液温を100℃に保ちな
がら2時間撹拌して反応を行った。この反応液に3−イ
ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネー
ト20.1部、ジブチルスズジラウレート0.1部を加え、反
応液温を100℃に保ちながら2時間撹拌して反応を行っ
た。反応終了後反応液を濃縮し、カラムクロマトグラフ
ィーにより精製し、無色透明液体状の1−アクリロイロ
キシ−2,3−ビス〔N−(3−イソプロペニル−α,α
−ジメチルベンジル)カルバモイロキシ〕プロパン44.9
部を得た。
ロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネート2
0.1部、ジブチルスズジラウレート0.1部、トルエン30部
を混合し、反応液温を80℃に保ちながら1時間撹拌して
反応を行った。この反応液にアクリル酸7.2部、トリエ
チルベンジルアンモニウムクロライド0.4部、メトキシ
ハイドロキノン0.01部を加え反応液温を100℃に保ちな
がら2時間撹拌して反応を行った。この反応液に3−イ
ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネー
ト20.1部、ジブチルスズジラウレート0.1部を加え、反
応液温を100℃に保ちながら2時間撹拌して反応を行っ
た。反応終了後反応液を濃縮し、カラムクロマトグラフ
ィーにより精製し、無色透明液体状の1−アクリロイロ
キシ−2,3−ビス〔N−(3−イソプロペニル−α,α
−ジメチルベンジル)カルバモイロキシ〕プロパン44.9
部を得た。
元素分析値(C32H40N2O6として) C H N 分析値(%) 69.98 7.36 5.17 計算値(%) 70.05 7.35 5.11 NMR(δ/CDCl3) (実施例2) 2,3−エポキシ−1−プロパノール7.4部、4−イソプ
ロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネート2
0.1部、ジブチルスズジラウレート0.1部、トルエン30部
を混合し、反応液温を80℃に保ちながら1時間撹拌して
反応を行った。この反応液にアクリル酸7.2部、トリエ
チルベンジルアンモニウムクロライド0.4部、メトキシ
ハイドロキノン0.01部を加え反応液温を100℃に保ちな
がら2時間撹拌して反応を行った。この反応液に3−イ
ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネー
ト20.1部、ジブチルスズジラウレート0.1部を加え、反
応液温を100℃に保ちながら2時間撹拌して反応を行っ
た。反応終了後反応液を濃縮し、カラムクロマトグラフ
ィーにより精製し、無色透明液体状の1−アクリロイロ
キシ−2−〔N−(3−イソプロペニル−α,α−ジメ
チルベンジルカルバモイロキシ〕−3−〔N−(4−イ
ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルカルバモイロ
キシ〕プロパン45.6部を得た。
ロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネート2
0.1部、ジブチルスズジラウレート0.1部、トルエン30部
を混合し、反応液温を80℃に保ちながら1時間撹拌して
反応を行った。この反応液にアクリル酸7.2部、トリエ
チルベンジルアンモニウムクロライド0.4部、メトキシ
ハイドロキノン0.01部を加え反応液温を100℃に保ちな
がら2時間撹拌して反応を行った。この反応液に3−イ
ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネー
ト20.1部、ジブチルスズジラウレート0.1部を加え、反
応液温を100℃に保ちながら2時間撹拌して反応を行っ
た。反応終了後反応液を濃縮し、カラムクロマトグラフ
ィーにより精製し、無色透明液体状の1−アクリロイロ
キシ−2−〔N−(3−イソプロペニル−α,α−ジメ
チルベンジルカルバモイロキシ〕−3−〔N−(4−イ
ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルカルバモイロ
キシ〕プロパン45.6部を得た。
元素分析値(C32H40N2O6として) C H N 分析値(%) 70.01 7.39 5.05 計算値(%) 70.05 7.35 5.11 NMR(δ/CDCl3) (実施例3) 実施例1のアクリル酸7.2部をメタクリル酸8.6部に代
える以外は実施例1と同様に行い1−メタクリロイロキ
シ−2,3−ビス〔N−(3−イソプロペニル−α,α−
ジメチルベンジル)カルバモイロキシ〕プロパン47.2部
を得た。
える以外は実施例1と同様に行い1−メタクリロイロキ
シ−2,3−ビス〔N−(3−イソプロペニル−α,α−
ジメチルベンジル)カルバモイロキシ〕プロパン47.2部
を得た。
元素分析値(C33H42N2O6として) C H N 分析値(%) 70.33 7.57 4.93 計算値(%) 70.44 7.52 4.98 NMR(δ/CDCl3) (実施例4) 実施例2のアクリル酸7.2部をメタクリル酸8.6部に代
える以外は実施例2と同様に行い1−メタクリロイロキ
シ−2−〔N−(3−イソプロペニル−α,α−ジメチ
ルベンジル)カルバモイロキシ〕−3−〔N−(4−イ
ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイ
ロキシ〕プロパン46.3部を得た。
える以外は実施例2と同様に行い1−メタクリロイロキ
シ−2−〔N−(3−イソプロペニル−α,α−ジメチ
ルベンジル)カルバモイロキシ〕−3−〔N−(4−イ
ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイ
ロキシ〕プロパン46.3部を得た。
元素分析値(C33H42N2O6として) C H N 分析値(%) 70.51 7.47 4.96 計算値(%) 70.44 7.52 4.98 NMR(δ/CDCl3) 〔参考例〕 参考例として本発明のモノマーを使用して重合体を製
造しその諸物性を測定した。
造しその諸物性を測定した。
参考例中の部は重量部を表わす。
(参考例1) 1−アクリロイロキシ−2,3−ビス〔N−(3−イソ
プロペニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイロ
キシ〕プロパン、20.0部及びペンタエリスリトールトリ
アクリレート12.0部及び1,1−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン0.1部を加え
良く混合、脱泡し均一とした液を150mm角のガラス板と
塩化ビニールのガスケットで構成されたモールド型中に
注入し、重合用熱風炉の中で80℃から150℃まで2時間
かけて重合した後モールドから板状重合体を取り出し
た。
プロペニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイロ
キシ〕プロパン、20.0部及びペンタエリスリトールトリ
アクリレート12.0部及び1,1−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン0.1部を加え
良く混合、脱泡し均一とした液を150mm角のガラス板と
塩化ビニールのガスケットで構成されたモールド型中に
注入し、重合用熱風炉の中で80℃から150℃まで2時間
かけて重合した後モールドから板状重合体を取り出し
た。
(参考例2) 1−アクリロイロキシ−2−〔N−(3−イソプロペ
ニル−α,α−ジメチルベンジルカルバモイロキシ〕−
3−〔N−(4−イソプロペニル−α,α−ジメチルベ
ンジルカルバモイロキシ〕プロパン、20.0部及びトリメ
チロールプロパントリメタクリレート18.0部及び1,1−
ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシ
クロヘキサン0.1部を加え良く混合脱泡し均一とした液
を150mm角のガラス板と塩化ビニールのガスケットで構
成されたモールド型中に注入し、重合用熱風炉の中で80
℃から150℃まで2時間かけて重合した後モールドから
板状重合体を取り出した。
ニル−α,α−ジメチルベンジルカルバモイロキシ〕−
3−〔N−(4−イソプロペニル−α,α−ジメチルベ
ンジルカルバモイロキシ〕プロパン、20.0部及びトリメ
チロールプロパントリメタクリレート18.0部及び1,1−
ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシ
クロヘキサン0.1部を加え良く混合脱泡し均一とした液
を150mm角のガラス板と塩化ビニールのガスケットで構
成されたモールド型中に注入し、重合用熱風炉の中で80
℃から150℃まで2時間かけて重合した後モールドから
板状重合体を取り出した。
(参考例3) 1−メタクリロイロキシ−2,3−ビス〔N−(3−イ
ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイ
ロキシ〕プロパン20.0部,トリス(アクリロイロキシエ
チル)イソシアヌレート20.0部及び1,1−ビス(t−ブ
チルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
0.1部を加え良く混合、脱泡し均一とした液を150mm角の
ガラス板と塩化ビニールのガスケットで構成されたモー
ルド型中に注入し重合用熱風炉の中で80℃から150℃ま
で2時間かけて重合した後モールドから板状重合体を取
り出した。
ソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル)カルバモイ
ロキシ〕プロパン20.0部,トリス(アクリロイロキシエ
チル)イソシアヌレート20.0部及び1,1−ビス(t−ブ
チルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
0.1部を加え良く混合、脱泡し均一とした液を150mm角の
ガラス板と塩化ビニールのガスケットで構成されたモー
ルド型中に注入し重合用熱風炉の中で80℃から150℃ま
で2時間かけて重合した後モールドから板状重合体を取
り出した。
参考例の重合体及び比較例として市販の代表的な光学
用プラスチックPMMA(メタクリル酸メチル重合体)の諸
物性の測定結果を第1表に示す。
用プラスチックPMMA(メタクリル酸メチル重合体)の諸
物性の測定結果を第1表に示す。
尚、諸物性は下記の測定法で測定した。
(1)外 観:板状重合体を肉眼で観察し評価した。
(2)表面硬度:JISK−5401の塗膜用鉛筆引っ掻き試験
機を使用した。
機を使用した。
(3)耐熱性 :120℃の熱風乾燥機中に4時間放置した
後、重合体を取り出し、肉眼にて重合体の着色、表面の
歪みが観察されないものを(○)、そうでないものを
(×)とした。
後、重合体を取り出し、肉眼にて重合体の着色、表面の
歪みが観察されないものを(○)、そうでないものを
(×)とした。
(4)耐薬品性:イソプロパノールおよびトルエンに室
温中24時間浸漬後に鉛筆HBで跡の残らないものを
(○)、そうでないものを(×)とした。
温中24時間浸漬後に鉛筆HBで跡の残らないものを
(○)、そうでないものを(×)とした。
(5)加工性 :眼鏡レンズ加工用の玉摺り機で研削が
可能なものを(○)、そうでないものを(×)とした。
可能なものを(○)、そうでないものを(×)とした。
〔発明の効果〕 本発明の重合性モノマーは、分子中に2つの重合速度
の遅いイソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル基
と、(メタ)アクリレート基とを1つ有しており単独で
のラジカル重合体は得られないが、重合速度の速いアク
リル基、メタクリル基、またはビニルフェニル基を有す
るモノマーを加え共重合させることにより、重合制御が
極めて容易に架橋高分子を得ることができる。
の遅いイソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル基
と、(メタ)アクリレート基とを1つ有しており単独で
のラジカル重合体は得られないが、重合速度の速いアク
リル基、メタクリル基、またはビニルフェニル基を有す
るモノマーを加え共重合させることにより、重合制御が
極めて容易に架橋高分子を得ることができる。
更にイソプロペニル−α,α−ジメチルベンジル基の
効果により、高い表面硬度と高い透明性を有し、しかも
耐熱性、加工性にも優れている。重合制御が容易なこと
から重合歪みも少ない。
効果により、高い表面硬度と高い透明性を有し、しかも
耐熱性、加工性にも優れている。重合制御が容易なこと
から重合歪みも少ない。
従って耐擦傷性、透明性の求められる車両の窓、光学
レンズ、光ディスク基盤などの用途に好適に使用できる
表面硬度、透明性の高い樹脂を与えるモノマーである。
レンズ、光ディスク基盤などの用途に好適に使用できる
表面硬度、透明性の高い樹脂を与えるモノマーである。
Claims (1)
- 【請求項1】一般式(I)で表わされる重合性モノマー (式中Rは−Hまたは−CH3を表わす。また芳香環の置
換基の位置はそれぞれ独立にm−位またはp−位を表わ
す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1278588A JP2732917B2 (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | 新規な重合性モノマー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1278588A JP2732917B2 (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | 新規な重合性モノマー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03141249A JPH03141249A (ja) | 1991-06-17 |
JP2732917B2 true JP2732917B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=17599357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1278588A Expired - Fee Related JP2732917B2 (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | 新規な重合性モノマー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2732917B2 (ja) |
-
1989
- 1989-10-27 JP JP1278588A patent/JP2732917B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03141249A (ja) | 1991-06-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |