JP2731775B2 - 垂直形循環式毛細管形水銀束体電極を使用する電解方法とその装置 - Google Patents
垂直形循環式毛細管形水銀束体電極を使用する電解方法とその装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は密集垂直形循環式毛
細管形水銀束体電極を使用する電解装置に関するもので
あり,特に密集された繊維体を通して形成された極大化
された表面積を持つ毛細管形水銀束体電極製造と、これ
を使用した電解工程装置に関するものである。
細管形水銀束体電極を使用する電解装置に関するもので
あり,特に密集された繊維体を通して形成された極大化
された表面積を持つ毛細管形水銀束体電極製造と、これ
を使用した電解工程装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水溶液中に存在する金属イオンの濃度及
び状態の分析と電解反応機構の解析のために、または連
続工程上の金属イオンを効果的に分離及び精製するため
には、溶液中の金属イオンの迅速な酸化水調節が必要で
ある。このために対象系に化合物を添加しないで、遠隔
的に迅速で正確に酸化水を調節し得る電気化学的連続式
電解装置が必要である。
び状態の分析と電解反応機構の解析のために、または連
続工程上の金属イオンを効果的に分離及び精製するため
には、溶液中の金属イオンの迅速な酸化水調節が必要で
ある。このために対象系に化合物を添加しないで、遠隔
的に迅速で正確に酸化水を調節し得る電気化学的連続式
電解装置が必要である。
【0003】連続式電解装置を形成するにおいて最も重
要なものは対象溶液系で安定的で再現性が優秀で、小さ
い空間で広い接触面積の製作が可能な電極材料の選択と
これの手易い製作方法である。一般的に電解装置の作用
電極としては加工の容易な固体金属が多く使用されるが
大部分これら金属達は溶液及び空気中で易く酸化され、
これに因り実験結果の再現性が劣り電流密度も低くなる
ので、これを防止するために固体金属電極を使用する前
に精密な表面研磨をするとか電気化学的な前処理過程を
遂行する。また、これら固体金属電極達は殆ど水素に対
する過電圧が低いので関心対象元素の還元電位付近で水
素が発生し電解電流解析に障碍を与えるし、電解槽の製
作のためには製作上の構造的問題に因り装置が複雑にな
り大型化になり装置の製作単価が高くなる。
要なものは対象溶液系で安定的で再現性が優秀で、小さ
い空間で広い接触面積の製作が可能な電極材料の選択と
これの手易い製作方法である。一般的に電解装置の作用
電極としては加工の容易な固体金属が多く使用されるが
大部分これら金属達は溶液及び空気中で易く酸化され、
これに因り実験結果の再現性が劣り電流密度も低くなる
ので、これを防止するために固体金属電極を使用する前
に精密な表面研磨をするとか電気化学的な前処理過程を
遂行する。また、これら固体金属電極達は殆ど水素に対
する過電圧が低いので関心対象元素の還元電位付近で水
素が発生し電解電流解析に障碍を与えるし、電解槽の製
作のためには製作上の構造的問題に因り装置が複雑にな
り大型化になり装置の製作単価が高くなる。
【0004】一方、液体ではあるが金属である水銀は金
属系列では最も高い水素に対する過電圧特性を持ってい
るので正確な金属イオンの酸化/還元反応機構研究に多
く使用される。しかし液体金属である水銀は作用電極と
して使用する場合、水銀の材料的特性のために一定な形
態に電極を形状化することが難しくて普通は細い単一硝
子管を通して生成される小さい液滴形態や、容器内に水
銀を満たしてその表面だけを電極として使用する制限的
形態にだけしか使用されていない。
属系列では最も高い水素に対する過電圧特性を持ってい
るので正確な金属イオンの酸化/還元反応機構研究に多
く使用される。しかし液体金属である水銀は作用電極と
して使用する場合、水銀の材料的特性のために一定な形
態に電極を形状化することが難しくて普通は細い単一硝
子管を通して生成される小さい液滴形態や、容器内に水
銀を満たしてその表面だけを電極として使用する制限的
形態にだけしか使用されていない。
【0005】瞬間的ではあるが規則的に毛細管を通して
生成される水銀液滴電極を使用するポーラログラフィ電
解技法は常に新しく生成される水銀液滴に因り結果の再
現性が良いので酸化/還元反応機構の研究には適合する
が、その自体構造及び電極面積の限界性のために速い酸
化水調節を要求する工程での使用は不可能である。一般
固体金属の水素に対する過電圧を多少高めるために金属
体に水銀を薄膜で被せて電極として使用する場合もある
が、金属表面にコーティングされる水銀の不安定性のた
めに長時間使用することが出来ない。
生成される水銀液滴電極を使用するポーラログラフィ電
解技法は常に新しく生成される水銀液滴に因り結果の再
現性が良いので酸化/還元反応機構の研究には適合する
が、その自体構造及び電極面積の限界性のために速い酸
化水調節を要求する工程での使用は不可能である。一般
固体金属の水素に対する過電圧を多少高めるために金属
体に水銀を薄膜で被せて電極として使用する場合もある
が、金属表面にコーティングされる水銀の不安定性のた
めに長時間使用することが出来ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述したよう
に、一般金属に比して水素に対する高い過電圧を持つと
いう水銀の長所を維持し、広い接触面積を持つ電極に形
象化出来ないという水銀の欠点を克服するための循環式
毛細管形水銀束体電極電解装置を提供することを目的と
する。
に、一般金属に比して水素に対する高い過電圧を持つと
いう水銀の長所を維持し、広い接触面積を持つ電極に形
象化出来ないという水銀の欠点を克服するための循環式
毛細管形水銀束体電極電解装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の基本概念は水銀
がたとえ表面張力が非常に高くて易く液滴形態に分散さ
れようとする傾向性があるにしても、図1に見るよう
に、水銀も液体であるため多孔性硝子管内に非常に高い
密度で密集された繊維束体により作られた極細毛細管内
に水銀の表面張力を勝つ充分な圧力で水銀を押し入れる
場合、水銀も一般液体のような毛細管現象が起こり、繊
維束体内に水銀が連続性を維持しながら広く拡がり得る
ということである。この分散された毛細管形水銀集合体
内に酸化水調整の必要な金属イオンを持つ水溶液を同時
に注入する場合、水溶液は密集繊維体内で水銀のように
毛細管現象により繊維束体内に拡がり、水銀と広く接触
を維持しながら密集繊維束管内の水銀と共に混合された
状態で出て来る。極細繊維体により作られた間隙の間に
良く発達された網のような毛細管形水銀集合体を見るこ
とが出来て、多孔性硝子管壁内側に発達した毛細管形水
銀集合体により内壁が鏡のように光るようになることを
観察出来る。
がたとえ表面張力が非常に高くて易く液滴形態に分散さ
れようとする傾向性があるにしても、図1に見るよう
に、水銀も液体であるため多孔性硝子管内に非常に高い
密度で密集された繊維束体により作られた極細毛細管内
に水銀の表面張力を勝つ充分な圧力で水銀を押し入れる
場合、水銀も一般液体のような毛細管現象が起こり、繊
維束体内に水銀が連続性を維持しながら広く拡がり得る
ということである。この分散された毛細管形水銀集合体
内に酸化水調整の必要な金属イオンを持つ水溶液を同時
に注入する場合、水溶液は密集繊維体内で水銀のように
毛細管現象により繊維束体内に拡がり、水銀と広く接触
を維持しながら密集繊維束管内の水銀と共に混合された
状態で出て来る。極細繊維体により作られた間隙の間に
良く発達された網のような毛細管形水銀集合体を見るこ
とが出来て、多孔性硝子管壁内側に発達した毛細管形水
銀集合体により内壁が鏡のように光るようになることを
観察出来る。
【0008】毛細管形水銀束体を製造するために使用さ
れる繊維は作用電極水溶液系に対して安定的でなければ
ならないし、この繊維体表面自体では電極反応が起こら
ないように伝導性が無ければならないし、多孔性硝子管
内で極細毛細管を良く形成するように十分に細い繊維で
なければならない。また多孔性硝子管内で水銀が毛細管
形に良く発達するようにするために硝子管内の単位面積
当たりに一定数以上の繊維筋数を維持する必要がある。
この際、多孔性硝子管は繊維体を密集するための外壁の
機能と、作用電極溶液系と接しなければならない対応電
極溶液系を分離し、電解溶液系が電解反応時に電気的中
性を維持するための分離膜として作用する。
れる繊維は作用電極水溶液系に対して安定的でなければ
ならないし、この繊維体表面自体では電極反応が起こら
ないように伝導性が無ければならないし、多孔性硝子管
内で極細毛細管を良く形成するように十分に細い繊維で
なければならない。また多孔性硝子管内で水銀が毛細管
形に良く発達するようにするために硝子管内の単位面積
当たりに一定数以上の繊維筋数を維持する必要がある。
この際、多孔性硝子管は繊維体を密集するための外壁の
機能と、作用電極溶液系と接しなければならない対応電
極溶液系を分離し、電解溶液系が電解反応時に電気的中
性を維持するための分離膜として作用する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面と共に詳
細に説明する。図2は上述した方法により作られた水銀
毛細管束体を電解反応器として使用するために構成され
た本発明による垂直形連続式毛細管形水銀束体電極電解
装置の概念図であり、水位調節器1が設置された水銀水
溶液分離器2が水溶液貯蔵槽4に連結設置され、この水
位調節器1は参照電極5,毛細管形水銀束体6,多孔性
硝子管7対応電極溶液8,白金線9とでなる電解装置に
連結され、この電解装置下端部にポンプ12を経由して
水銀貯蔵槽11に、またほかのポンプ14を経由して水
溶液貯蔵槽13に連結配管した一連の装置である。
細に説明する。図2は上述した方法により作られた水銀
毛細管束体を電解反応器として使用するために構成され
た本発明による垂直形連続式毛細管形水銀束体電極電解
装置の概念図であり、水位調節器1が設置された水銀水
溶液分離器2が水溶液貯蔵槽4に連結設置され、この水
位調節器1は参照電極5,毛細管形水銀束体6,多孔性
硝子管7対応電極溶液8,白金線9とでなる電解装置に
連結され、この電解装置下端部にポンプ12を経由して
水銀貯蔵槽11に、またほかのポンプ14を経由して水
溶液貯蔵槽13に連結配管した一連の装置である。
【0010】図面中、未説明符号3はソレノイドバル
ブ、10はポテンショステート、15及び16は流量調
節器、17は排気孔である。このように構成された本発
明において、作用電極として使用される毛細管形水銀束
体6は水銀が供給されるラインを通して一つの水銀連続
体として維持され、水銀貯蔵槽11を通して移動される
電子により水銀束体表面上でこれと接する水溶液中の金
属イオンの酸化/還元反応が起こるように作用する。毛
細管形水銀電極体の分離膜である多孔性硝子管7の外部
は対応電極溶液8で満たされ、対応電極として作用され
る白金線9で充分に包まなければならないし、参照電極
5をこの分離膜に近く位置するようにする。対応電極溶
液が満たされる反応槽には対応電極から発生する水素ま
たは酸素が排出されるように排気孔17があるべきであ
る。毛細管形水銀束体を出て来る混合された水銀と水溶
液は水銀/溶液分離器2を通して水銀と水溶液に分離さ
れ、水銀はソレノイドバルブ3と水銀水位調節により一
定高さを維持し、水銀貯蔵槽11に循環させ、酸化水が
調節された水溶液は水銀表面上で溢れて水溶液貯蔵槽4
で受け取る。毛細管形水銀束体に水銀と水溶液を供給す
るポンプ12,14は水銀と水溶液が繊維集合体を通過
出来る充分な吐出圧を持つ定量微量給液ポンプでなけれ
ばならない。この際、水銀と水溶液の流量は電解反応転
換率及び酸化/還元限界電流等に大きな影響を及ぼすの
で、精密な流量調節器15,16等により調節されなけ
ればならない。
ブ、10はポテンショステート、15及び16は流量調
節器、17は排気孔である。このように構成された本発
明において、作用電極として使用される毛細管形水銀束
体6は水銀が供給されるラインを通して一つの水銀連続
体として維持され、水銀貯蔵槽11を通して移動される
電子により水銀束体表面上でこれと接する水溶液中の金
属イオンの酸化/還元反応が起こるように作用する。毛
細管形水銀電極体の分離膜である多孔性硝子管7の外部
は対応電極溶液8で満たされ、対応電極として作用され
る白金線9で充分に包まなければならないし、参照電極
5をこの分離膜に近く位置するようにする。対応電極溶
液が満たされる反応槽には対応電極から発生する水素ま
たは酸素が排出されるように排気孔17があるべきであ
る。毛細管形水銀束体を出て来る混合された水銀と水溶
液は水銀/溶液分離器2を通して水銀と水溶液に分離さ
れ、水銀はソレノイドバルブ3と水銀水位調節により一
定高さを維持し、水銀貯蔵槽11に循環させ、酸化水が
調節された水溶液は水銀表面上で溢れて水溶液貯蔵槽4
で受け取る。毛細管形水銀束体に水銀と水溶液を供給す
るポンプ12,14は水銀と水溶液が繊維集合体を通過
出来る充分な吐出圧を持つ定量微量給液ポンプでなけれ
ばならない。この際、水銀と水溶液の流量は電解反応転
換率及び酸化/還元限界電流等に大きな影響を及ぼすの
で、精密な流量調節器15,16等により調節されなけ
ればならない。
【0011】水銀は上述したように高い表面張力のため
に水銀循環系内部で容易に切断されて水銀不連続体にな
りえるので、水銀貯蔵槽に連結された電流供給装置であ
るポテンショステート10のターミナルから水銀供給線
を通して水銀毛細管集合体に安定的に電流を供給するた
めに水銀系は一つの連続体を維持するのが重要である。
従って、最も不連続点が表われ易い、ポンプを過ぎる水
銀供給線と水銀毛細管集合体の間は垂直を維持して水銀
の自重により水銀が切断されるのを防止しなければなら
ない。水銀供給ポンプにより生成されるパルスは水銀系
を連続に維持するのに大きな障害を与えるので、可能な
限りパルスが無いようにすることが非常に重要であり、
パルスを持つポンプを使用する時はパルスの影響を減ら
すために水銀供給線上にバッファータンクを設置するの
が良い。
に水銀循環系内部で容易に切断されて水銀不連続体にな
りえるので、水銀貯蔵槽に連結された電流供給装置であ
るポテンショステート10のターミナルから水銀供給線
を通して水銀毛細管集合体に安定的に電流を供給するた
めに水銀系は一つの連続体を維持するのが重要である。
従って、最も不連続点が表われ易い、ポンプを過ぎる水
銀供給線と水銀毛細管集合体の間は垂直を維持して水銀
の自重により水銀が切断されるのを防止しなければなら
ない。水銀供給ポンプにより生成されるパルスは水銀系
を連続に維持するのに大きな障害を与えるので、可能な
限りパルスが無いようにすることが非常に重要であり、
パルスを持つポンプを使用する時はパルスの影響を減ら
すために水銀供給線上にバッファータンクを設置するの
が良い。
【0012】上述した垂直形循環式毛細管形水銀束体電
極電解装置から発生する酸化/還元解析と本発明の装置
の安定性点検は簡単な数式I=nFf(Cin−Cout )
により遂行出来る。ここで、Iは参照電極と毛細管形水
銀連続体の間で測定された電流(Ampere),nは
酸化/還元反応に関連された電子数、Fはファラディ常
数(96,500Coulombs),fは水溶液の流
量(liter/sec),Cinは系に注入される水溶
液の金属イオン濃度(mole/liter),Cout
は系を出て来る水溶液の金属イオン濃度(mole/l
iter)である。系に充分に高い電位が供給されて酸
化/還元電流が限界電流に到達する時、全水銀界面で金
属イオン濃度はゼロになり、この状態が維持されて溶液
が水銀毛細管連続体界面上を継続して一定時間流れる
と、水銀体と接する水溶液中でイオン濃度勾配層外の濃
度も結局ゼロになり、系を逃れ出る溶液の濃度Cout は
ゼロになり、上記の数式は一層簡単な式であるI=nF
fCinになる。
極電解装置から発生する酸化/還元解析と本発明の装置
の安定性点検は簡単な数式I=nFf(Cin−Cout )
により遂行出来る。ここで、Iは参照電極と毛細管形水
銀連続体の間で測定された電流(Ampere),nは
酸化/還元反応に関連された電子数、Fはファラディ常
数(96,500Coulombs),fは水溶液の流
量(liter/sec),Cinは系に注入される水溶
液の金属イオン濃度(mole/liter),Cout
は系を出て来る水溶液の金属イオン濃度(mole/l
iter)である。系に充分に高い電位が供給されて酸
化/還元電流が限界電流に到達する時、全水銀界面で金
属イオン濃度はゼロになり、この状態が維持されて溶液
が水銀毛細管連続体界面上を継続して一定時間流れる
と、水銀体と接する水溶液中でイオン濃度勾配層外の濃
度も結局ゼロになり、系を逃れ出る溶液の濃度Cout は
ゼロになり、上記の数式は一層簡単な式であるI=nF
fCinになる。
【0013】即ち、この状態は溶液に存在する金属イオ
ンの酸化水を変化させえる充分な電位が維持される状態
で注入される溶液が水銀電解槽に滞留する時間により決
定される。この滞留時間は溶液の流速、または一定流速
では毛細管形水銀束体の長さにより調節出来る。従っ
て、上述した数式により本発明系の安全性解析及び溶液
系の濃度及び状態分析、酸化/還元反応メカニズム研究
等の遂行が可能である。
ンの酸化水を変化させえる充分な電位が維持される状態
で注入される溶液が水銀電解槽に滞留する時間により決
定される。この滞留時間は溶液の流速、または一定流速
では毛細管形水銀束体の長さにより調節出来る。従っ
て、上述した数式により本発明系の安全性解析及び溶液
系の濃度及び状態分析、酸化/還元反応メカニズム研究
等の遂行が可能である。
【0014】図3には本垂直形循環式毛細管形水銀束体
電極を使用した2電子還元反応であるウラニューム(+
6)/ウラニューム(+4)の場合と、1電子還元反応
である鉄(+3)/鉄(+2)の場合の還元電解実施例
が示されている。長さ4cm,内径0.8 cmである多孔性硝
子管にポリエステル繊維(40s/2)1280筋を密
集させた繊維束管に水銀を注入させて作った垂直形毛細
管形水銀束体電極電解槽に初期濃度が各々2g/1であ
るウラニューム(+6)と鉄(+3)溶液を注入させ、
これにAg/AgCl参照電極(Silver/Sil
ver Chloride Elelctrode:S
SE)を基準として5mV/Secで走査される還元電位に対
するウラニュームと鉄の還元電流を表わすボルタモグラ
ム(Voltammogram)が表われている。各還
元電流にノイズのような振幅の小さい若干の上下波形が
見えるのは水銀供給ポンプのパルスに基因して生じたも
ので、電流解析には大きな影響を与えない。ウラニュー
ムと鉄イオンは皆還元限界電流が良く発達されるのを見
ることができるし、水溶液の流速が速くなるに従って限
界電流を見せ始める電位は陰電位方向に移動し限界電流
も大きくなるのを見ることが出来る。
電極を使用した2電子還元反応であるウラニューム(+
6)/ウラニューム(+4)の場合と、1電子還元反応
である鉄(+3)/鉄(+2)の場合の還元電解実施例
が示されている。長さ4cm,内径0.8 cmである多孔性硝
子管にポリエステル繊維(40s/2)1280筋を密
集させた繊維束管に水銀を注入させて作った垂直形毛細
管形水銀束体電極電解槽に初期濃度が各々2g/1であ
るウラニューム(+6)と鉄(+3)溶液を注入させ、
これにAg/AgCl参照電極(Silver/Sil
ver Chloride Elelctrode:S
SE)を基準として5mV/Secで走査される還元電位に対
するウラニュームと鉄の還元電流を表わすボルタモグラ
ム(Voltammogram)が表われている。各還
元電流にノイズのような振幅の小さい若干の上下波形が
見えるのは水銀供給ポンプのパルスに基因して生じたも
ので、電流解析には大きな影響を与えない。ウラニュー
ムと鉄イオンは皆還元限界電流が良く発達されるのを見
ることができるし、水溶液の流速が速くなるに従って限
界電流を見せ始める電位は陰電位方向に移動し限界電流
も大きくなるのを見ることが出来る。
【0015】図4には図3で得た還元電流と上述した数
式I=nFfCinを使用して供給される電位に対する反
応に参与した電子数を表わしたクーロポテンショグラム
(Coulopotentiogram)が表われてい
る。限界電流が見える還元電位値域で、注入される水溶
液の流量と初期濃度値を使用して計算されたウラニュー
ムと鉄の還元反応に関連された電子数、即ちn値は各々
殆ど正確に2と1の値を見せる。
式I=nFfCinを使用して供給される電位に対する反
応に参与した電子数を表わしたクーロポテンショグラム
(Coulopotentiogram)が表われてい
る。限界電流が見える還元電位値域で、注入される水溶
液の流量と初期濃度値を使用して計算されたウラニュー
ムと鉄の還元反応に関連された電子数、即ちn値は各々
殆ど正確に2と1の値を見せる。
【0016】従って、本発明品である垂直形循環式毛細
管形水銀束体電極電解槽は上述した数式I=nFfCin
に良く表現出来るし、連続的に使用される小量の水銀を
使用して水溶液中のイオンを望む酸化状態に連続的に1
00%転換出来ることを知ることが出来る。それ故に、
溶液の流量が正確に制御された状態で本発明品により一
般金属電極ではし難い広い電位範囲において水素還元電
流の妨害無しに酸化/還元メカニズムの研究と、イオン
の濃度及びイオンの状態分析を、オンライン状態で迅速
に測定出来るものである。
管形水銀束体電極電解槽は上述した数式I=nFfCin
に良く表現出来るし、連続的に使用される小量の水銀を
使用して水溶液中のイオンを望む酸化状態に連続的に1
00%転換出来ることを知ることが出来る。それ故に、
溶液の流量が正確に制御された状態で本発明品により一
般金属電極ではし難い広い電位範囲において水素還元電
流の妨害無しに酸化/還元メカニズムの研究と、イオン
の濃度及びイオンの状態分析を、オンライン状態で迅速
に測定出来るものである。
【図1】本発明の核心である電解槽で作用電極として使
用しようとする水銀の面積を極大化するための多孔性管
に密集された繊維集合体により生成される毛細管形水銀
束体の概念図である。
用しようとする水銀の面積を極大化するための多孔性管
に密集された繊維集合体により生成される毛細管形水銀
束体の概念図である。
【図2】垂直形連続式毛細管形水銀束体電極電解装置の
系統図である。
系統図である。
【図3】垂直形連続式毛細管形水銀束体電極電解装置に
より測定された鉄とウラニュームイオンの還元ボルタモ
グラフ(Voltammogram)である。
より測定された鉄とウラニュームイオンの還元ボルタモ
グラフ(Voltammogram)である。
【図4】垂直形連続式水銀毛細管束体電極電解装置によ
り測定された鉄とウラニュームイオンの還元クーロポテ
ンショグラム(Coulopotentiogram)
である。
り測定された鉄とウラニュームイオンの還元クーロポテ
ンショグラム(Coulopotentiogram)
である。
1 水位調節器 2 水銀/水溶液分離器 4 水溶液貯蔵槽 5 参照電極 6 毛細管形水銀束体 7 多孔性硝子管 8 対応電極溶液 9 白金線 11 水銀貯蔵槽 12,14 ポンプ 13 水溶液貯蔵槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳 在 亭 大韓民国大田市儒城區道龍洞 現代アパ ート103−304
Claims (3)
- 【請求項1】 多孔性硝子管内に非常に高い密度で密集
された酸/アルカリ溶液に対し安定的で電気伝導性の無
い繊維束体によって作られた極細毛細管集合体内に水銀
の表面張力を勝つ充分な圧力で水銀を押し入れ、繊維束
体毛細管内に水銀が一般液体のような毛細管現象を持つ
ようにして繊維束体内に水銀が連続性を維持しながら広
く拡がり得るようにすることを特徴とする垂直形循環式
毛細管形水銀束体電極を使用する電解方法。 - 【請求項2】 垂直に設置された毛細管形水銀束体内に
酸化水調整の必要な金属イオンを含有した水溶液を同時
に注入して水溶液が密集された繊維体内で水銀のように
毛細管現象によって拡がりながら水銀と広く接触を維持
するようにし、この時水銀貯蔵槽から水銀供給線を通し
て水銀連続体に電流を供給して水銀と接触する水溶液中
の金属イオンの酸化水が調整されるようにする電解法と
密集繊維束管内の水銀のように混合された状態で流れ出
る水銀と酸化水が調整された水溶液を水銀分離器により
分離し、使用された水銀が再循環されるようにすること
を特徴とする垂直形循環式毛細管形水銀束体電極を使用
する電解方法。 - 【請求項3】 水位調節器の設置された水銀水溶液分離
器が水溶液貯蔵槽に連結設置され、この水位調節器は参
照電極、毛細管形水銀束体、多孔性硝子管対応電極溶
液、白金線とでなる電解装置に連結され、この電解装置
下端部はポンプを経由して水銀貯蔵槽に、またほかのポ
ンプを経由して水溶液貯蔵槽に連結配管したことを特徴
とする垂直形循環式毛細管形水銀束体電極を使用する電
解装置。
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