JP2731576B2 - アルカンの接触酸化法 - Google Patents
アルカンの接触酸化法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルカンを接触酸化してアルコールとケト
ンとの混合物にする方法に関する。
ンとの混合物にする方法に関する。
有機ヒドロペルオキシドによるアルカンの接触酸化
は、それ自体知られた反応であり、この反応を行なうの
に種々の触媒系が既に提案されている。
は、それ自体知られた反応であり、この反応を行なうの
に種々の触媒系が既に提案されている。
例えば、D.マンスイ(Mansuy)その他によるAngew.Ch
em.Int.English Edition,19.No.11pp.909−910(1980)
には、触媒がOs(TPP)(CO)(ピリジン)錯体(ここ
でTPPとはテトラフェニルポルフィリンを意味する)で
ある20℃でのシクロヘキサン中でのクミル ヒドロペル
オキシドの分解が記載されている。しかし、必要な生成
物(シクロヘキサノール及びシクロヘキサノン)の収率
は大きくなく、触媒の活性度は非常に低い。更に、もし
その構造が20℃で変化するならば、本出願人によって行
なわれた研究によると、それは一層高い温度では破壊さ
れることが示されている。このような状況では、容認出
来ない位高い費用がかかる錯体を使用して工業的な規模
でそのような技術を開発することは、到底できることで
はない。
em.Int.English Edition,19.No.11pp.909−910(1980)
には、触媒がOs(TPP)(CO)(ピリジン)錯体(ここ
でTPPとはテトラフェニルポルフィリンを意味する)で
ある20℃でのシクロヘキサン中でのクミル ヒドロペル
オキシドの分解が記載されている。しかし、必要な生成
物(シクロヘキサノール及びシクロヘキサノン)の収率
は大きくなく、触媒の活性度は非常に低い。更に、もし
その構造が20℃で変化するならば、本出願人によって行
なわれた研究によると、それは一層高い温度では破壊さ
れることが示されている。このような状況では、容認出
来ない位高い費用がかかる錯体を使用して工業的な規模
でそのような技術を開発することは、到底できることで
はない。
更に、フランス特許出願第2559154号には、シクロヘ
キサン又はオクタン中でt−ブチル及びクミル ヒドロ
ペルオキシドの酸化性脱過酸化反応が特に記載されてお
り、この場合触媒はビス(2′−ピリジルイミノ)イソ
インドリン骨格を有する少なくとも一つの配位子を特に
有するコバルト錯体である。前記出願の実施例27には、
構造が比較的簡単で、上で示した型の配位子を持たない
化合物Co(Oct)2は非常に低い効率しか示さないこと
が示されている。本出願人は、問題の錯体の中心金属で
あるコバルトを第VIII族のいずれか他の金属によって置
換することが可能であることについて注意を喚起した。
オスミウムは考えられる可能性の一つである。しかし、
問題の配位子は、調製することが比較的困難であり、中
心金属がコバルトである今考えている反応で試験された
一連の錯体の効率は低いままである。従って、工業的な
規模でそのような技術を開発することはやはり阻害され
ている。
キサン又はオクタン中でt−ブチル及びクミル ヒドロ
ペルオキシドの酸化性脱過酸化反応が特に記載されてお
り、この場合触媒はビス(2′−ピリジルイミノ)イソ
インドリン骨格を有する少なくとも一つの配位子を特に
有するコバルト錯体である。前記出願の実施例27には、
構造が比較的簡単で、上で示した型の配位子を持たない
化合物Co(Oct)2は非常に低い効率しか示さないこと
が示されている。本出願人は、問題の錯体の中心金属で
あるコバルトを第VIII族のいずれか他の金属によって置
換することが可能であることについて注意を喚起した。
オスミウムは考えられる可能性の一つである。しかし、
問題の配位子は、調製することが比較的困難であり、中
心金属がコバルトである今考えている反応で試験された
一連の錯体の効率は低いままである。従って、工業的な
規模でそのような技術を開発することはやはり阻害され
ている。
従って、一層効率が高く、熱に対し一層安定で、一層
容易に取り扱うことができ、もし必要なら再循環するこ
とができる有機ヒドロペルオキシドによるアルカンの接
触酸化を行なう方法を鉄案することは必要である。
容易に取り扱うことができ、もし必要なら再循環するこ
とができる有機ヒドロペルオキシドによるアルカンの接
触酸化を行なう方法を鉄案することは必要である。
従って、本発明の目的は、有機ヒドロペルオキドによ
ってアルカンを酸化し、アルコール及びケトンの混合物
にする方法において、20℃より高い温度で、有効な量の
オスミウム又はオスミウムの化合物の存在下で行なうこ
とを特徴とする方法に関する。
ってアルカンを酸化し、アルコール及びケトンの混合物
にする方法において、20℃より高い温度で、有効な量の
オスミウム又はオスミウムの化合物の存在下で行なうこ
とを特徴とする方法に関する。
本発明の方法の内容において、基本物質であるアルカ
ンとは、次の式(I)に相当する飽和炭化水素のことで
あると理解されたい: RH (1) (式中、Rは次のものを表す: −1〜30個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖アルキル
基、 −環中に3〜12個の炭素原子を有し、任意に4個までの
炭素原子を有する一つ以上のアルキル基によって置換さ
れたシクロアルキル基、 −2〜5個の環で、その各々が3〜12個の炭素原子を含
んでいてもよい環からなるポリシクロアルキル基、又は −7〜30個の炭素原子を有するアルキル又はシクロアル
キル芳香族基) 特にRは次のものを表す: −1〜12個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖アルキル
基、 −環中に5〜12個の炭素原子を有するシクロアルキル
基、 −アルキル基が4個までの炭素原子を有するアルキルベ
ンゼン残基、又は −シクロアルキル基が5〜8個の炭素原子を有するシク
ロアルキルベンゼン残基 本発明方法の内容として、酸化可能なアルカンの例と
して、メタン、エタン、プロパン、イソブタン、イソペ
ンタン、ブタン、ヘキサン、オクタン、シクロペンタ
ン、クメン、トルエン、テトラリン、デカリン、シクロ
デカン及びピナンを挙げることができる。
ンとは、次の式(I)に相当する飽和炭化水素のことで
あると理解されたい: RH (1) (式中、Rは次のものを表す: −1〜30個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖アルキル
基、 −環中に3〜12個の炭素原子を有し、任意に4個までの
炭素原子を有する一つ以上のアルキル基によって置換さ
れたシクロアルキル基、 −2〜5個の環で、その各々が3〜12個の炭素原子を含
んでいてもよい環からなるポリシクロアルキル基、又は −7〜30個の炭素原子を有するアルキル又はシクロアル
キル芳香族基) 特にRは次のものを表す: −1〜12個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖アルキル
基、 −環中に5〜12個の炭素原子を有するシクロアルキル
基、 −アルキル基が4個までの炭素原子を有するアルキルベ
ンゼン残基、又は −シクロアルキル基が5〜8個の炭素原子を有するシク
ロアルキルベンゼン残基 本発明方法の内容として、酸化可能なアルカンの例と
して、メタン、エタン、プロパン、イソブタン、イソペ
ンタン、ブタン、ヘキサン、オクタン、シクロペンタ
ン、クメン、トルエン、テトラリン、デカリン、シクロ
デカン及びピナンを挙げることができる。
本発明の方法に関連して、有機ヒドロペルオキシドも
使用される。この化合物は次の一般式(II)によって表
されてもよい。
使用される。この化合物は次の一般式(II)によって表
されてもよい。
(式中: −R1〜R3は、同じでも異なっていてもよく、 * 水素原子 * 1〜30個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖アルキ
ル基、 * 3〜12個の炭素原子を有するシクロアルキル基、 * 7〜30個の炭素原子を有するアルキル又はシクロア
ルキル芳香族基、又は * 6〜20個の炭素原子を有するアリール基で、任意に
4個までの炭素原子を有する一つ又は二つの置換アルキ
ル基によって置換された、アリール基、を表し、 −更に、R1〜R3基の二つが一緒になって4〜10個の炭素
原子を有する単一の二価アルキレン基を形成していても
よい)。
ル基、 * 3〜12個の炭素原子を有するシクロアルキル基、 * 7〜30個の炭素原子を有するアルキル又はシクロア
ルキル芳香族基、又は * 6〜20個の炭素原子を有するアリール基で、任意に
4個までの炭素原子を有する一つ又は二つの置換アルキ
ル基によって置換された、アリール基、を表し、 −更に、R1〜R3基の二つが一緒になって4〜10個の炭素
原子を有する単一の二価アルキレン基を形成していても
よい)。
特にR1〜R3は、同じでも異なっていてもよく、 −1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、 −フェニル基、又は −それらの二つについて、単一の二価の基で、それが結
合している炭素原子と共にシクロヘキシル又はシクロオ
クチル残基を形成する二価の基、又は −それらの一つとして、水素原子、 を表わす。
合している炭素原子と共にシクロヘキシル又はシクロオ
クチル残基を形成する二価の基、又は −それらの一つとして、水素原子、 を表わす。
本発明を実施するのに適した有機ヒドロペルオキシド
の例として、t−ブチル ヒドロペルオキシド、クミル
ヒドロペルオキシド、シクロヘキシル ヒドロペルオ
キシド及びエチルベンゼン ヒドロペルオキシドを挙げ
ることができる。
の例として、t−ブチル ヒドロペルオキシド、クミル
ヒドロペルオキシド、シクロヘキシル ヒドロペルオ
キシド及びエチルベンゼン ヒドロペルオキシドを挙げ
ることができる。
本願明細書の始めに述べたように、本発明の方法に関
連して、出発材料として用いられるアルカン又はアラル
キル物質のアルキル部分に対応して少なくともアルコー
ル及び少なくともケトンを含む混合物が得られる。例え
ば、シクロヘキサンからシクロヘキサノールとシクロヘ
キサノンとの混合物が得られ、それらは種々の製造方法
(アジピン酸、カプロラクタム)の有用な中間体であ
り、その混合物は一般に、OLONEとして言及されてい
る。同じやり方でエチルベンゼンから出発して、スチレ
ンの製造に有用な1−フェニルエタノール及びアセトフ
ェノンが得られるであろう。
連して、出発材料として用いられるアルカン又はアラル
キル物質のアルキル部分に対応して少なくともアルコー
ル及び少なくともケトンを含む混合物が得られる。例え
ば、シクロヘキサンからシクロヘキサノールとシクロヘ
キサノンとの混合物が得られ、それらは種々の製造方法
(アジピン酸、カプロラクタム)の有用な中間体であ
り、その混合物は一般に、OLONEとして言及されてい
る。同じやり方でエチルベンゼンから出発して、スチレ
ンの製造に有用な1−フェニルエタノール及びアセトフ
ェノンが得られるであろう。
本発明の方法を行なうのにオスミウム又はオスミウム
の化合物が存在することが必要である。
の化合物が存在することが必要である。
本発明に関連してどんなオスミウム源が用いられても
よい。実際オスミウムは、金属の形、もし必要なら微粉
状、又は活性炭の如き担体に付着された形で含まれてい
てもよい。トリオスミウム ドデカカルボニルの如くオ
スミウムの酸化度が零のオスミウム化合物も本発明の方
法を行なうのに適している。オスミウムが2〜8の酸化
度を示す無機オスミウム化合物を用いてもよい。そのよ
うな化合物の例として次のものを挙げることができる:O
sO、Os2O3、OsO2、OsO4、OsCl3、K2OsO4、NaOsF6、OsOC
l4、K2OsO4(OH)2、OsCl4及びOsOF5。
よい。実際オスミウムは、金属の形、もし必要なら微粉
状、又は活性炭の如き担体に付着された形で含まれてい
てもよい。トリオスミウム ドデカカルボニルの如くオ
スミウムの酸化度が零のオスミウム化合物も本発明の方
法を行なうのに適している。オスミウムが2〜8の酸化
度を示す無機オスミウム化合物を用いてもよい。そのよ
うな化合物の例として次のものを挙げることができる:O
sO、Os2O3、OsO2、OsO4、OsCl3、K2OsO4、NaOsF6、OsOC
l4、K2OsO4(OH)2、OsCl4及びOsOF5。
テトラシクロヘキシル オスミウム、テトラ(シクロ
ヘキシルオキシ)オスミウム又はOs(TPP)(CO)(ピ
リジン)錯体及び、特にテトラフェニルポリフィリン骨
格を示す配位子のように大きな窒素原子密度をもつ(例
えば、三又は四窒素化)配位子を有する錯体の如きオス
ミウムの有機化合物又はオスミウム錯体を用いることも
できる。問題の錯体の殆んどは、配位子の分解又は配位
解離により、反応条件でその場で無機の形のオスミウム
を遊離する。
ヘキシルオキシ)オスミウム又はOs(TPP)(CO)(ピ
リジン)錯体及び、特にテトラフェニルポリフィリン骨
格を示す配位子のように大きな窒素原子密度をもつ(例
えば、三又は四窒素化)配位子を有する錯体の如きオス
ミウムの有機化合物又はオスミウム錯体を用いることも
できる。問題の錯体の殆んどは、配位子の分解又は配位
解離により、反応条件でその場で無機の形のオスミウム
を遊離する。
用いられるオスミウムの形は、次の群の中のいずれか
であることが好ましいであろう:Os/C、Os3(Co)12、Os
O、Os2O3、OsO2、OsO4及びOsCl3 四酸化オスミウムが本発明を実施するのに特に適して
いる。
であることが好ましいであろう:Os/C、Os3(Co)12、Os
O、Os2O3、OsO2、OsO4及びOsCl3 四酸化オスミウムが本発明を実施するのに特に適して
いる。
含有されるべきオスミウムの量は特に限定する必要は
なく、広い範囲内で変えることができる。本発明を良好
に遂行させるには、ヒドロペルオキシド1モル当りオス
ミウムは少なくとも10-6モルであろうが、ヒドロペルオ
キシド1モル当りオスミウムの量が10-1モルを越えても
目につく程の利点はない。この量は、ヒドロペルオキシ
ド1モル当りオスミウム10-2〜10-5モルであるのが好ま
しい。
なく、広い範囲内で変えることができる。本発明を良好
に遂行させるには、ヒドロペルオキシド1モル当りオス
ミウムは少なくとも10-6モルであろうが、ヒドロペルオ
キシド1モル当りオスミウムの量が10-1モルを越えても
目につく程の利点はない。この量は、ヒドロペルオキシ
ド1モル当りオスミウム10-2〜10-5モルであるのが好ま
しい。
ヒドロペルオキシド対アルカンのモル比も広い範囲内
で変えることができる。しかし、アルカンのかなりの転
化率(degree of conversion)が見られるようにするた
めには、推奨される最低値は0.001モル%である。この
比は100%位の高さでもよい。好ましくは、この比は0.0
1〜25%である。
で変えることができる。しかし、アルカンのかなりの転
化率(degree of conversion)が見られるようにするた
めには、推奨される最低値は0.001モル%である。この
比は100%位の高さでもよい。好ましくは、この比は0.0
1〜25%である。
勿論、反応は大過剰のアルカンを用いて行なってもよ
く、その場合そのアルカンは希釈剤としても働く。ベン
ゼン及びシクロベンゼンの如き反応条件で酸化されない
希釈剤又は溶媒の存在下で操作することも可能である。
く、その場合そのアルカンは希釈剤としても働く。ベン
ゼン及びシクロベンゼンの如き反応条件で酸化されない
希釈剤又は溶媒の存在下で操作することも可能である。
本発明の方法の有利な別の態様によれば反応は、飽和
アルコール、飽和ジオール及びポリオール、水及びそれ
らの混合物の中から選択された希釈剤の存在下で行なわ
れる。
アルコール、飽和ジオール及びポリオール、水及びそれ
らの混合物の中から選択された希釈剤の存在下で行なわ
れる。
本発明の方法を実施するのに適した飽和アルコールは
次の一般式(III)を有する: (式中: −R4〜R6は、同じでも異なっていてもよく、 * 水素原子、 * 1〜30個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖アルキ
ル基、 * 3〜12個の炭素原子を有するシクロアルキル基、 * 7〜30個の炭素原子を有するアルキル又はシクロア
ルキル芳香族基、又は * 6〜20個の炭素原子を有するアリール基で、任意に
4個までの炭素原子を有する一つ又は二つのアルキル基
によって置換された、アリール基、を表し、 −更に、R4〜R6基の二つが一緒になって4〜10個の炭素
原子を有する単一の二価アルキレン基を形成していても
よく、 −更に、R4〜R6基の三つが一緒になって6〜20個の炭素
原子を有する単一の三価多環基を形成していてもよ
い)。
次の一般式(III)を有する: (式中: −R4〜R6は、同じでも異なっていてもよく、 * 水素原子、 * 1〜30個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖アルキ
ル基、 * 3〜12個の炭素原子を有するシクロアルキル基、 * 7〜30個の炭素原子を有するアルキル又はシクロア
ルキル芳香族基、又は * 6〜20個の炭素原子を有するアリール基で、任意に
4個までの炭素原子を有する一つ又は二つのアルキル基
によって置換された、アリール基、を表し、 −更に、R4〜R6基の二つが一緒になって4〜10個の炭素
原子を有する単一の二価アルキレン基を形成していても
よく、 −更に、R4〜R6基の三つが一緒になって6〜20個の炭素
原子を有する単一の三価多環基を形成していてもよ
い)。
飽和ジオール及びポリオールは、上記一般式(III)
の骨格を有し、それに少なくとも一つの補足的ヒドロキ
シル基が導入され、好ましくは6個までの補足的ヒドロ
キシル基が導入されている。
の骨格を有し、それに少なくとも一つの補足的ヒドロキ
シル基が導入され、好ましくは6個までの補足的ヒドロ
キシル基が導入されている。
そのような希釈剤の例として、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、t−ブタノール、1−ヘキサノ
ール、1−オクタノール、1−ドデカノール、シクロヘ
キサノール、ジメチルフェニルカルビノール、エチレン
グリコール、1,3−プロパンジオール及び2,4−ジメチル
−2,4−ジヒドロキシペンタンを挙げることができる。
ル、イソプロパノール、t−ブタノール、1−ヘキサノ
ール、1−オクタノール、1−ドデカノール、シクロヘ
キサノール、ジメチルフェニルカルビノール、エチレン
グリコール、1,3−プロパンジオール及び2,4−ジメチル
−2,4−ジヒドロキシペンタンを挙げることができる。
勿論、希釈剤として用いられる飽和アルコールは、反
応で生じたアルコールと同じ性質のものでも、或は異な
った性質のものでもよい。反応媒体に対し内部発生的ア
ルコール及び反応媒体に対し外部発生的アルコールを含
む混合物を希釈剤として用いることもできる。
応で生じたアルコールと同じ性質のものでも、或は異な
った性質のものでもよい。反応媒体に対し内部発生的ア
ルコール及び反応媒体に対し外部発生的アルコールを含
む混合物を希釈剤として用いることもできる。
上記式(III)(式中、R4〜R6は同じでも異なってい
てもよく、1〜4個の炭素原子を有する直鎖アルキル基
又は水素原子を表す)の飽和アルコール又は水を用いる
のが好ましい。
てもよく、1〜4個の炭素原子を有する直鎖アルキル基
又は水素原子を表す)の飽和アルコール又は水を用いる
のが好ましい。
t−ブタノールは、特に本方法を遂行すいるのに適し
ている。
ている。
上で示した如く、希釈剤の混合物、特に飽和アルコー
ル(又は飽和ジオール又はポリオール)と水との混合物
を用いることができる。特に、t−ブタノールと水との
混合物で良好な結果が得られている。
ル(又は飽和ジオール又はポリオール)と水との混合物
を用いることができる。特に、t−ブタノールと水との
混合物で良好な結果が得られている。
希釈剤又はそのような希釈剤の混合物の量は、広い範
囲内で変えることができる。この量が、酸化されるべき
アルカンの2重量%位である時、かなりの影響が観察さ
れ、この量がアルカンの200重量%を越えると有意義な
効果は観察されない。アルカンの2〜100重量%の希釈
剤の量に対して良好な結果が得られている。
囲内で変えることができる。この量が、酸化されるべき
アルカンの2重量%位である時、かなりの影響が観察さ
れ、この量がアルカンの200重量%を越えると有意義な
効果は観察されない。アルカンの2〜100重量%の希釈
剤の量に対して良好な結果が得られている。
アルコールと水の混合物を用いた時、水の量は特に限
定する必要ははく、それは広い範囲で変えることができ
る。
定する必要ははく、それは広い範囲で変えることができ
る。
反応媒体の正確な水含有量、アルコール及び(又は)
アルカンの正確な性質により、単一の相又は二つの相、
有機相と水性相の存在が観察されるであろう。特に反応
の終了時にそのような二相系が存在することは、酸化生
成物と未反応アルカンとを触媒系から傾瀉又は抽出によ
り分離することができる点で、本発明の方法に伴われる
別の利点である。その触媒系の大部分は反応の終了時に
は、水性相中に見出だされるであろう。もし必要なら、
処理後、残留水性相を新しい酸化反応に触媒作用を与え
るため容易に用いることができる。
アルカンの正確な性質により、単一の相又は二つの相、
有機相と水性相の存在が観察されるであろう。特に反応
の終了時にそのような二相系が存在することは、酸化生
成物と未反応アルカンとを触媒系から傾瀉又は抽出によ
り分離することができる点で、本発明の方法に伴われる
別の利点である。その触媒系の大部分は反応の終了時に
は、水性相中に見出だされるであろう。もし必要なら、
処理後、残留水性相を新しい酸化反応に触媒作用を与え
るため容易に用いることができる。
水性相のpHが2〜14に維持されるように、緩衝剤混合
物を存在させて操作することも有利であることが観察さ
れている。このために、次の化合物の一種類以上を反応
媒体へ添加することが特に推奨される:アルカリ金属水
酸化物、無機又は有機オキシ酸及びそれらのアルカリ又
はアルカリ土類金属の塩、特に酢酸及びその塩、燐酸及
びその塩、硼酸及びその塩である。
物を存在させて操作することも有利であることが観察さ
れている。このために、次の化合物の一種類以上を反応
媒体へ添加することが特に推奨される:アルカリ金属水
酸化物、無機又は有機オキシ酸及びそれらのアルカリ又
はアルカリ土類金属の塩、特に酢酸及びその塩、燐酸及
びその塩、硼酸及びその塩である。
反応温度は、酸化すべきアルカンの正確な性質及び有
機ヒドロペルオキシドの性質に依存する。それは一般
に、50〜180℃、好ましくは70〜150℃である。
機ヒドロペルオキシドの性質に依存する。それは一般
に、50〜180℃、好ましくは70〜150℃である。
反応は大気圧で行なわれ、或はもし必要なら、反応混
合物の成分を液体相中に維持するように、大気圧より高
い圧力で行なわれる。
合物の成分を液体相中に維持するように、大気圧より高
い圧力で行なわれる。
反応時間(残留時間)は一般に、製造目的、触媒の量
及び他の反応パラメーターを考慮に入れて数分から数時
間の間に調節されるであろう。
及び他の反応パラメーターを考慮に入れて数分から数時
間の間に調節されるであろう。
反応が終わった時、生成物は、例えば蒸留のような適
当な手段により回収することができる。
当な手段により回収することができる。
次の実施例は本発明を例示するものである。
そこで用いられる省略記号は次の通りである: −DC:反応に含まれる有機ヒドロペルオキシドの転化
率。
率。
−YD:転化したヒドロペルオキシドに対する生成物(又
は生成物の混合物)の収率。
は生成物の混合物)の収率。
−YD(OLONE):シクロヘキサノールとシクロヘキサノ
ンとの混合物の収率。
ンとの混合物の収率。
−YD(OL):シクロヘキサノールの収率。
−YD(8−OL):シクロオクタノールの収率。
−YD(8−ONE):シクロオクタノンの収率。
−YD(8−OLONE):シクロオクタノールとシクロオク
タノンとの混合物の収率。
タノンとの混合物の収率。
−YD(DMPC):ジメチルフェニルカルビノールの収率。
−YD(A+D):アセトフェノンとジメチルフェニルカ
ルビノールとの混合物の収率。
ルビノールとの混合物の収率。
−CHPO:クミル ヒドロペルオキシド。
−CHHPO:シクロヘキシル ヒドロペルオキシド。
−T:温度。
実施例1 20mlのカリウス(Carius)型ガラス管に、室温で次の
ものを入れた: −シクロヘキサンに溶解したOsO4〔28mg、0.1ミリモル
(mmol)〕、 −アルゴンで脱酸素したシクロヘキサン(5ml、46ミリ
モル)、 −シクロヘキシル ヒドロペルオキシド(100mg、0.9ミ
リモル)。
ものを入れた: −シクロヘキサンに溶解したOsO4〔28mg、0.1ミリモル
(mmol)〕、 −アルゴンで脱酸素したシクロヘキサン(5ml、46ミリ
モル)、 −シクロヘキシル ヒドロペルオキシド(100mg、0.9ミ
リモル)。
磁性棒を加え、管をアルゴンの流れで吹き掃った。管
をドライアイスで冷却し、密封した。次に全体を22時間
100℃に加熱した。次に反応物質をヨウ素滴定及びガス
クロマトグラフィーで分析した。
をドライアイスで冷却し、密封した。次に全体を22時間
100℃に加熱した。次に反応物質をヨウ素滴定及びガス
クロマトグラフィーで分析した。
シクロヘキシル ヒドロペルオキシドの99%が転化し
ていた。
ていた。
YD(OL) = 89% YD(ONE) = 46% YD(OLONE) =135% 実施例2: 1.9mlのガラス瓶に次のものを入れ、テフロン被覆蓋
で密閉した。
で密閉した。
−活性炭(0.48mg)上に5%付着物としてのオスミウム
(24μgのオスミウム、即ち1.26×10-4ミリモルのオス
ミウム) −シクロオクタン(0.82g、7.32ミリモル) −オルトジクロロベンゼン(10.5mg)(GPCに対する標
準) −99%クミル ヒドロペルオキシド(CHPO)(11.5mg、
0.75ミリモル)。
(24μgのオスミウム、即ち1.26×10-4ミリモルのオス
ミウム) −シクロオクタン(0.82g、7.32ミリモル) −オルトジクロロベンゼン(10.5mg)(GPCに対する標
準) −99%クミル ヒドロペルオキシド(CHPO)(11.5mg、
0.75ミリモル)。
ガラス瓶を100℃の恒温にした油浴中に17時間浸漬
し、反応媒体は磁性棒で撹拌した。
し、反応媒体は磁性棒で撹拌した。
CHPOの転化率は100%で、得られた結果は次の通りで
ある: YD(8−OL) =18% YD(8−OLONE) =38% YD(DMPC) =80% YD(A+D) =84.5% 実施例3 流下凝縮器、ガス入口及び出口、隔膜ストッパーを具
え、磁性棒で撹拌でき、アルゴンで吹き掃われた200ml
容量のガラス反応器中に次のものを入れた: −シクロオクタン(21g、187ミリモル) −t−ブタノール(8g、108ミリモル) −1M H3BO3/NaOH緩衝液(pH12.7)(2.5ml) −クロロベンゼンに溶解したトリオスミウムドデカカル
ボニルの形のオスミウム(6.7×10-4ミリモル)(溶液
0.20mg)。
ある: YD(8−OL) =18% YD(8−OLONE) =38% YD(DMPC) =80% YD(A+D) =84.5% 実施例3 流下凝縮器、ガス入口及び出口、隔膜ストッパーを具
え、磁性棒で撹拌でき、アルゴンで吹き掃われた200ml
容量のガラス反応器中に次のものを入れた: −シクロオクタン(21g、187ミリモル) −t−ブタノール(8g、108ミリモル) −1M H3BO3/NaOH緩衝液(pH12.7)(2.5ml) −クロロベンゼンに溶解したトリオスミウムドデカカル
ボニルの形のオスミウム(6.7×10-4ミリモル)(溶液
0.20mg)。
次に反応媒体を80℃に加熱し、クミル ヒドロペルオ
キシド(CHPO)(0.79g、5.15ミリモル)を20秒間で隔
膜ストッパーを通して注入した。
キシド(CHPO)(0.79g、5.15ミリモル)を20秒間で隔
膜ストッパーを通して注入した。
CHPOの転化率をヨウ素滴定により追跡し、試験終了時
に、反応物をt−ブタノールを添加して均一にし、ガス
クロマトグラフィーにより分析した。
に、反応物をt−ブタノールを添加して均一にし、ガス
クロマトグラフィーにより分析した。
温度で3.1時間反応の後、結果は次の通りであった: DC(CHPO) =97 % YD(8−OL) =56.6% YD(8−ONE) = 8.1% YD(A+D) =97.6% 実施例4〜8: 実施例1に記載したのと同様な操作手順に従い、ガラ
ス管中に次のものを入れて一連の試験を行なった: −シクロヘキサン(5.1g、60.7ミリモル) −96%シクロヘキシル ヒドロペルオキシド(0.40g、
3.3ミリモル) −t−ブタノール −シクロヘキサンに溶解した四酸化オスミウム。
ス管中に次のものを入れて一連の試験を行なった: −シクロヘキサン(5.1g、60.7ミリモル) −96%シクロヘキシル ヒドロペルオキシド(0.40g、
3.3ミリモル) −t−ブタノール −シクロヘキサンに溶解した四酸化オスミウム。
各試験時間は24時間であった。
特定の条件及び得られた結果を、次の表Iに示す。
実施例9及び10 1.9mlのガラス瓶に次のものを入れ、テフロン被覆蓋
で密閉した: −シクロヘキサン(1.10g、13.1ミリモル)、 −96%シクロヘキシル ヒドロペルオキシド(0.0144
g、0.124ミリモル)、 −シクロヘキサンに溶解した四酸化オスミウム(1.01×
10-4ミリモル)、 −シクロロベンゼン(0.082mg)(HPCLに対する標準) −実施例9のみt−ブタノール(0.047g、0.632ミリモ
ル) ガラス瓶を120℃の恒温にした油浴中に20時間浸漬し
た。結果及び特定の条件を下の表IIに示す。CHHPOの転
化率は両方の場合共100%であった。
で密閉した: −シクロヘキサン(1.10g、13.1ミリモル)、 −96%シクロヘキシル ヒドロペルオキシド(0.0144
g、0.124ミリモル)、 −シクロヘキサンに溶解した四酸化オスミウム(1.01×
10-4ミリモル)、 −シクロロベンゼン(0.082mg)(HPCLに対する標準) −実施例9のみt−ブタノール(0.047g、0.632ミリモ
ル) ガラス瓶を120℃の恒温にした油浴中に20時間浸漬し
た。結果及び特定の条件を下の表IIに示す。CHHPOの転
化率は両方の場合共100%であった。
実施例11〜13 実施例3に記載したのと同様な操作及び手順に従っ
て、反応器中、次のものを含む仕込物について一連の試
験を行なった。これらの試験の内容として、反応物質は
試験の終了時には均質化されていないことが必須の条件
となっている: −シクロオクタン(30g、268ミリモル) −t−ブタノール(7.7g、104ミリモル) −脱イオン水(0.12g、6.7ミリモル) −下の表IIIに示した量のシクロヘキサンに溶解した四
酸化オスミウム 温度を80℃へ上昇させ、次の物を20秒間で注入した: 99%クミル ヒドロペルオキシド(CHPO)(1.6g、1
0.4ミリモル) 5時間の反応終了時に得られた結果も下の表IIIに示
す。CHPOの転化率はどの場合でも100%であった。
て、反応器中、次のものを含む仕込物について一連の試
験を行なった。これらの試験の内容として、反応物質は
試験の終了時には均質化されていないことが必須の条件
となっている: −シクロオクタン(30g、268ミリモル) −t−ブタノール(7.7g、104ミリモル) −脱イオン水(0.12g、6.7ミリモル) −下の表IIIに示した量のシクロヘキサンに溶解した四
酸化オスミウム 温度を80℃へ上昇させ、次の物を20秒間で注入した: 99%クミル ヒドロペルオキシド(CHPO)(1.6g、1
0.4ミリモル) 5時間の反応終了時に得られた結果も下の表IIIに示
す。CHPOの転化率はどの場合でも100%であった。
実施例14〜18 実施例3に記載したのと同様な操作及び手順に従っ
て、反応器中、次のものを含む仕込物について一連の試
験を行なった。これらの試験の内容として、反応物質は
試験の終了時には均質化されていないことが必須の条件
となっている: −シクロオクタン(30g、268ミリモル) −シクロヘキサンに溶解した四酸化オスミウム、(8.4
×10-4ミリモル)、及びもし必要ならば、 −t−ブタノール及び −脱イオン水 温度を80℃へ上昇させ、クミル ヒドロペルオキシド
(1.6g、10.4ミリモル)を20秒間で注入した。
て、反応器中、次のものを含む仕込物について一連の試
験を行なった。これらの試験の内容として、反応物質は
試験の終了時には均質化されていないことが必須の条件
となっている: −シクロオクタン(30g、268ミリモル) −シクロヘキサンに溶解した四酸化オスミウム、(8.4
×10-4ミリモル)、及びもし必要ならば、 −t−ブタノール及び −脱イオン水 温度を80℃へ上昇させ、クミル ヒドロペルオキシド
(1.6g、10.4ミリモル)を20秒間で注入した。
特定の条件及び得られた結果を下の表IVに示す。
CHPOの転化率は、どの場合でも100%であった。
実施例19 上記実施例17を、t−ブタノールを同じ量のイソプロ
パノールで置き換えて繰り返した。
パノールで置き換えて繰り返した。
得られた結果は次の通りである: DC(CHPO) =100 % YD(8−OL) = 55.8% YD(8−OLONE) = 58.8% YD(DMPC) = 94.2% YD(A+D) =100 % 実施例20 上記実施例17を、t−ブタノールを同じ量のメタノー
ルで置き換えて繰り返した。
ルで置き換えて繰り返した。
得られた結果は次の通りである: DC(CHPO) =100% YD(8−OL) = 60% YD(8−OLONE) =66% YD(DMPC) =95% YD(A+D) =99% 実施例21 実施例11〜13に記載した操作手順に従い次の物を入れ
た: −クメン(30g、250ミリモル) −シクロヘキサンに溶解した四酸化オスミウムノ形のオ
スミウム(7.0×10-4ミリモル) 温度を100℃に上げ、99%クミル ヒドロぺルオキシ
ド(CHPO)(1.71g、11.2ミリモル)を20秒間で注入し
た。2時間30分後、温度を130℃へ上昇させた。反応を
6時間20分進行させた後混合物を分析した。結果は次の
通りである: DC(CHPO) = 98% YD(DMPC) =115% YD(A+D) =165% 実施例22 1.9mlのガラス瓶に次のものを入れ、テフロン被覆蓋
で密閉した: −n−ヘキサン(0.659g、7.65ミリモル)、 −99%クミル ヒドロペルオキシド(0.0072g、0.047ミ
リモル)、 −シクロヘキサンに溶解した四酸化オスミウム(7.72×
10-5ミリモル)、 −オルトジクロロベンゼン(0.0074mg)(GPCに対する
標準) −t−ブタノール(0.234g、3.15ミリモル)。
た: −クメン(30g、250ミリモル) −シクロヘキサンに溶解した四酸化オスミウムノ形のオ
スミウム(7.0×10-4ミリモル) 温度を100℃に上げ、99%クミル ヒドロぺルオキシ
ド(CHPO)(1.71g、11.2ミリモル)を20秒間で注入し
た。2時間30分後、温度を130℃へ上昇させた。反応を
6時間20分進行させた後混合物を分析した。結果は次の
通りである: DC(CHPO) = 98% YD(DMPC) =115% YD(A+D) =165% 実施例22 1.9mlのガラス瓶に次のものを入れ、テフロン被覆蓋
で密閉した: −n−ヘキサン(0.659g、7.65ミリモル)、 −99%クミル ヒドロペルオキシド(0.0072g、0.047ミ
リモル)、 −シクロヘキサンに溶解した四酸化オスミウム(7.72×
10-5ミリモル)、 −オルトジクロロベンゼン(0.0074mg)(GPCに対する
標準) −t−ブタノール(0.234g、3.15ミリモル)。
ガラス瓶を120℃の恒温にした油浴中に18時間浸漬し
た。
た。
得られた結果は次の通りである: YD(ヘキサノール+2−ヘキサノン) = 1.5% YD(3−ヘキサノン) = 1.1% YD(1−ヘキサノール) = 1.8% YD(2−ヘキサノール) = 29.5% YD(3−ヘキサノール) = 25.3% YD(ヘキサノール+ヘキサノン) = 59.2% YD(DMPC) = 71 % YD(A+D) =100 % 実施例23〜26 1.9mlのガラス瓶に次のものを入れ、テフロン被覆蓋
で密閉した: −シクロヘキサン(0.755g、8.95ミリモル)、 −99%クミル ヒドロペルオキシド(0.025g、0.163ミ
リモル)、 −シクロヘキサンに溶解した四酸化オスミウム(3.8×1
0-5ミリモル)、 −t−ブタノール、 (媒体は均一であった)。
で密閉した: −シクロヘキサン(0.755g、8.95ミリモル)、 −99%クミル ヒドロペルオキシド(0.025g、0.163ミ
リモル)、 −シクロヘキサンに溶解した四酸化オスミウム(3.8×1
0-5ミリモル)、 −t−ブタノール、 (媒体は均一であった)。
ガラス瓶を100℃の恒温にした油浴中に40時間浸漬し
た。
た。
CHPOの転化率は100%であった。特定の条件及び得ら
れた結果を下の表Vに示す: 実施例27 実施例23〜26に記載した操作手順に従って、ガラス瓶
中、次の物からなる仕込物に対し試験を行なった: −シクロヘキサン(0.800g、7.15ミリモル)、 −99%クミル ヒドロペルオキシド(0.034g、0.226ミ
リモル)、 −シクロヘキサンに溶解した四酸化オスミウム(1.9×1
0-5ミリモル)、 −2,4−ジメチル−2,4−ジヒドロキシペンタン(0.022
g、0.166ミリモル)。
れた結果を下の表Vに示す: 実施例27 実施例23〜26に記載した操作手順に従って、ガラス瓶
中、次の物からなる仕込物に対し試験を行なった: −シクロヘキサン(0.800g、7.15ミリモル)、 −99%クミル ヒドロペルオキシド(0.034g、0.226ミ
リモル)、 −シクロヘキサンに溶解した四酸化オスミウム(1.9×1
0-5ミリモル)、 −2,4−ジメチル−2,4−ジヒドロキシペンタン(0.022
g、0.166ミリモル)。
CHPOの転化率は100%であった。
YD(8−OL) =47.7% YD(8−OLONE) =59.5% YD(DMPC) =86.1% YD(A+D) =92.2% 実施例28 上記実施例27を繰り返した。但し四酸化オスミウムの
代わりにt−ブタノールに溶解した同じモル量の三塩化
オスミウムを入れ、ジオールの代わりにt−ブタノール
(640mg、7.6ミリモル)を入れた。
代わりにt−ブタノールに溶解した同じモル量の三塩化
オスミウムを入れ、ジオールの代わりにt−ブタノール
(640mg、7.6ミリモル)を入れた。
CHPOの転化率は100%であった。
YD(8−OL) =68.6% YD(8−OLONE) =74.4% YD(A+D) =92.0% 実施例29〜33 実施例3に記載した操作手順に従って、反応器中、次
のものを含む仕込み物に対し、どの場合でも99%クミル
ヒドロペルオキシド(0.79g、5.15ミリモル)を20秒
間で注入することにより、一連の試験を行なった: −シクロオクタン(21g、187ミリモル) −四酸化オスミウム(正確な量は下の表VIに示す) −水性相(2.5ml)及び、もし必要ならば −t−ブタノール(8.0g、108ミリモル)、 80℃に維持した。
のものを含む仕込み物に対し、どの場合でも99%クミル
ヒドロペルオキシド(0.79g、5.15ミリモル)を20秒
間で注入することにより、一連の試験を行なった: −シクロオクタン(21g、187ミリモル) −四酸化オスミウム(正確な量は下の表VIに示す) −水性相(2.5ml)及び、もし必要ならば −t−ブタノール(8.0g、108ミリモル)、 80℃に維持した。
水性相(PA1)は脱イオン水からなっていた。
水性相(PA2)は脱イオン水中H3BO3/NaOH緩衝溶液(p
H=12.7)の溶液からなっていた。
H=12.7)の溶液からなっていた。
水性相(PA3)は脱イオン水中CH3COOH/NaOH緩衝溶液
(pH=5.3)の溶液からなっていた。
(pH=5.3)の溶液からなっていた。
特定の条件及び得られた結果を表VIに列挙する。
実施例34 凝縮器、磁気棒撹拌器及び反応物量を72mlに限定する
ための堰を具えたガラス反応器に、次の物を導入した: シクロヘキシル ヒドロ ペルオキシド、96%: 0.351g(2.9ミリモル) シクロヘキサノン : 0.482g(4.91ミリモル) シクロヘキサノール : 3.194g(31.9ミリモル) シクロヘキサン :54 g シクロヘキサン溶液中のOsO4:0.0112g(0.044ミリモ
ル) 反応混合物を撹拌し還流下で加熱した(81℃)。10分
後、反応物は黒色になった。次の物をテフロン管によっ
て同時に注入した: 1.00ミリモル/のOsO4シクロヘキサン溶液: 6.91g/時(8.9マイクロモル/時) 6重量%(414ミリモル/)のシクロヘキシル ヒ
ドロペルオキシドのシクロヘキサン溶液: 117g/時(60.7ミリモル/時)。
ための堰を具えたガラス反応器に、次の物を導入した: シクロヘキシル ヒドロ ペルオキシド、96%: 0.351g(2.9ミリモル) シクロヘキサノン : 0.482g(4.91ミリモル) シクロヘキサノール : 3.194g(31.9ミリモル) シクロヘキサン :54 g シクロヘキサン溶液中のOsO4:0.0112g(0.044ミリモ
ル) 反応混合物を撹拌し還流下で加熱した(81℃)。10分
後、反応物は黒色になった。次の物をテフロン管によっ
て同時に注入した: 1.00ミリモル/のOsO4シクロヘキサン溶液: 6.91g/時(8.9マイクロモル/時) 6重量%(414ミリモル/)のシクロヘキシル ヒ
ドロペルオキシドのシクロヘキサン溶液: 117g/時(60.7ミリモル/時)。
還流を加熱により維持した。
2時間の操作後、定常状態に達した。次に堰から出た
流れを集め分析した。
流れを集め分析した。
導入されたCHHPO /オスミウムモル比:6974 反応時間:26.5分 DC(CHHPO):99.2%(残留CHHPO/シクロヘキサン=3.5
×10-4) オスミウムの活性度:4.3触媒循環/秒 YD(6−ONE):30% YD(6−OL):105.5% YD(6−OLONE):135.5%
×10-4) オスミウムの活性度:4.3触媒循環/秒 YD(6−ONE):30% YD(6−OL):105.5% YD(6−OLONE):135.5%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 45/53 8114−4H C07C 45/53 49/403 8114−4H 49/403 A 49/78 8114−4H 49/78 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300
Claims (19)
- 【請求項1】有機ヒドロペルオキシドによってアルカン
をアルコールとケトンとの混合物へ接触酸化する方法に
おいて、50〜180℃の温度で、有効な量のオスミウム又
はオスミウム化合物の存在下で行なわれ、オスミウムは
金属オスミウムの形、オスミウムの無機化合物の形、又
は反応媒体中に無機の形のオスミウムを遊離するオスミ
ウムの有機錯体の形で導入されることを特徴とするうア
ルカンの接触酸化法。 - 【請求項2】アルカンが一般式: RH (I) (式中、Rは次のものを表す: −1〜30個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖アルキル
基、 −環中に3〜12個の炭素原子を有し、任意に4個までの
炭素原子を有する一つ以上のアルキル基によって置換さ
れたシクロアルキル基、 −2〜5個の環でその各々が3〜12個の炭素原子を含ん
でいてもよい環からなるポリシクロアルキル基、又は −7〜30個の炭素原子を有するアルキル又はシクロアル
キル芳香族基) を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】有機ヒドロペルオキシドが一般式: (式中: −R1〜R3は、同じでも異なっていてもよく、 * 水素原子 * 1〜30個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖アルキ
ル基、 * 3〜12個の炭素原子を有するシクロアルキル基、 * 7〜30個の炭素原子を有するアルキル又はシクロア
ルキル芳香族基、又は * 6〜20個の炭素原子を有するアリール基で、任意に
4個までの炭素原子を有する一つ又は二つのアルキル基
によって置換された、アリール基、を表し、 −更に、R1〜R3基の二つが一緒になって4〜10個の炭素
原子を有する単一の二価アルキレン基を形成していても
よい) を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の方
法。 - 【請求項4】アルカンが請求項2に記載の式(I)で、
式中、Rが、 −1〜12個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖アルキル
基、 −環中に5〜12個の炭素原子を有するシクロアルキル
基、 −アルキル基が4個までの炭素原子を有するアルキルベ
ンゼン残基、又は −シクロアルキル基が5〜8個の炭素原子を有するシク
ロアルキルベンゼン残基、 を表わしている式(I)の化合物の中から選択されるこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の方
法。 - 【請求項5】有機ヒドロペルオキシドが請求項3に記載
された式(II): (式中、R1〜R3は、同じでも異なっていてもよく、 −1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、 −フェニル基、又は −それらの二つについて、単一の二価の基で、それが結
合している炭素原子と共にシクロヘキシル又はシクロオ
クチル残基を形成する二価の基、又は −それらの一つについて、水素原子、 を表わす) を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
に記載の方法。 - 【請求項6】飽和アルコール、飽和ジオール及びポリオ
ール、水及びそれらの混合物の中から選択された希釈剤
の存在下で行なわれることを特徴とする請求項1〜5の
いずれか1項に記載の方法。 - 【請求項7】式: (式中: −R4〜R6は、同じでも異なっていてもよく、 * 水素原子、 * 1〜30個の炭素原子を有する直鎖又は分岐鎖アルキ
ル基、 * 3〜12個の炭素原子を有するシクロアルキル基、 * 7〜30個の炭素原子を有するアルキル又はシクロア
ルキル芳香族基、又は * 6〜20個の炭素原子を有するアリール基で、任意に
4個までの炭素原子を有する一つ又は二つの置換アルキ
ル基によって置換された、アリール基、を表し、 −更に、R4〜R6基の二つが一緒になって4〜10個の炭素
原子を有する単一の二価アルキレン基を形成していても
よく、 −更に、R4〜R6基の三つが一緒になって6〜20個の炭素
原子を有する単一の三価多環基を形成していてもよい) のアルコールの存在下で行なわれることを特徴とする請
求項6に記載の方法。 - 【請求項8】アルコールが式(III)(式中、R4〜R
6は、同じでも異なっていてもよく、1〜4個の炭素原
子を有する直鎖アルキル基又は水素原子を表わす)を有
することを特徴とする請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】アルコールが、アルカンの重量に対し、2
〜200%、好ましくは2〜100%に相当することを特徴と
する請求項6〜8のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項10】アルコールと水の混合物の存在下で行な
われることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に
記載の方法。 - 【請求項11】用いられるアルコールがt−ブタノール
であることを特徴とする請求項6〜10のいずれか1項に
記載の方法。 - 【請求項12】オスミウムの量がヒドロペルオキシドの
1モル当り10-2〜10-5モルであることを特徴とする請求
項1〜11のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項13】有機ヒドロペルオキシドがアルカンの0.
001〜100%(モル)、好ましくは0.01〜25%(モル)に
相当することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項
に記載の方法。 - 【請求項14】反応温度が70〜150℃であることを特徴
とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項15】オスミウムが、担体に付着されている、
金属オスミウムの形、オスミウムの無機化合物の形、又
は反応媒体中に無機の形のオスミウムを遊離するオスミ
ウムの有機錯体の形で導入されることを特徴とする請求
項1〜14のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項16】オスミウムが四酸化オスミウムの形で導
入されることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項
に記載の方法。 - 【請求項17】用いられるアルカンがシクロヘキサンで
あることを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記
載の方法。 - 【請求項18】用いられるヒドロペルオキシドがシクロ
ヘキシル ヒドロペルオキシドであることを特徴とする
請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項19】反応が液相中で行なわれることを特徴と
する請求項1〜18のいずれか1項に記載の方法。
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