JP2730519B2 - スタッフ同期回路 - Google Patents
スタッフ同期回路Info
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- JP2730519B2 JP2730519B2 JP7159869A JP15986995A JP2730519B2 JP 2730519 B2 JP2730519 B2 JP 2730519B2 JP 7159869 A JP7159869 A JP 7159869A JP 15986995 A JP15986995 A JP 15986995A JP 2730519 B2 JP2730519 B2 JP 2730519B2
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- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は現用、予備等のように2
つの系を備えるデジタル無線通信システムに関し、特に
2つの系を切り替える際の同期をとるためのスタッフ同
期回路に関する。
つの系を備えるデジタル無線通信システムに関し、特に
2つの系を切り替える際の同期をとるためのスタッフ同
期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の通信システムは、図2に
示すように、送信系に第1、第2の送信部S1,S2を
備え、受信系に第1、第2の受信部R1,R2を備え
る。そして、各送信系においては、非同期信号を同期信
号に変換して多重化を行っているが、この際のタイミン
グをとるためにスタッフ同期回路が用いられる。
示すように、送信系に第1、第2の送信部S1,S2を
備え、受信系に第1、第2の受信部R1,R2を備え
る。そして、各送信系においては、非同期信号を同期信
号に変換して多重化を行っているが、この際のタイミン
グをとるためにスタッフ同期回路が用いられる。
【0003】図4は従来のスタッフ同期回路の一例のブ
ロック図である。このスタッフ同期回路は、複数の非同
期信号を同期信号に変換して多重化し、伝送するために
用いられる。第1送信系のスタッフ同期回路(以下、第
1スタッフ同期回路)ST1には、第1クロック発生器
203と第1位相比較器201が設けられ、この第1ク
ロック発生器203で発生した第1クロック21と非同
期信号10のクロックとの位相を比較し、この位相差が
所定の値以上となったときに、第1クロックを歯抜けに
するスタッフパルスの挿入タイミングを示すスタッフ要
求信号24を第1クロック発生器203に送出する。こ
れにより、第1クロック発生器203では、1ビット歯
抜けになった第1クロック21を出力する。
ロック図である。このスタッフ同期回路は、複数の非同
期信号を同期信号に変換して多重化し、伝送するために
用いられる。第1送信系のスタッフ同期回路(以下、第
1スタッフ同期回路)ST1には、第1クロック発生器
203と第1位相比較器201が設けられ、この第1ク
ロック発生器203で発生した第1クロック21と非同
期信号10のクロックとの位相を比較し、この位相差が
所定の値以上となったときに、第1クロックを歯抜けに
するスタッフパルスの挿入タイミングを示すスタッフ要
求信号24を第1クロック発生器203に送出する。こ
れにより、第1クロック発生器203では、1ビット歯
抜けになった第1クロック21を出力する。
【0004】同様に第2送信系のスタッフ同期回路(以
下、第2スタッフ同期回路)ST2には、第2クロック
発生器204と第2位相比較器202が設けられ、第2
クロック発生器204で発生した第2クロック22と前
記非同期信号10のクロックとの位相を比較し、この位
相差が所定の値以上となったときに、第2クロックを歯
抜けにするスタッフパルスの挿入タイミングを示すスタ
ッフ要求信号25を第2クロック発生器204に送出す
る。これにより、第2クロック発生器204では、1ビ
ット歯抜けになった第2クロック22を出力する。
下、第2スタッフ同期回路)ST2には、第2クロック
発生器204と第2位相比較器202が設けられ、第2
クロック発生器204で発生した第2クロック22と前
記非同期信号10のクロックとの位相を比較し、この位
相差が所定の値以上となったときに、第2クロックを歯
抜けにするスタッフパルスの挿入タイミングを示すスタ
ッフ要求信号25を第2クロック発生器204に送出す
る。これにより、第2クロック発生器204では、1ビ
ット歯抜けになった第2クロック22を出力する。
【0005】なお、前記スタッフ要求信号は図外の多重
化回路により主信号に多重化され、受信系に伝送され
る。そして、受信系では受信したスタッフ要求信号をも
とにデスタッフを行い、同期信号を非同期信号に変換す
る。
化回路により主信号に多重化され、受信系に伝送され
る。そして、受信系では受信したスタッフ要求信号をも
とにデスタッフを行い、同期信号を非同期信号に変換す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のスタ
ッフ同期回路においては、非同期信号から同期信号に変
換し、多重化する際のフレームタイミングは第1送信系
と第2送信系とで異なっているため、例えば図5に示す
ように、第1送信系から第2送信系へ切り替えると、受
信部において受信データの同一ビットの重複やビットの
欠落を生じるおそれがある。また、第1クロックと第2
クロックが同期されていないため、各位相比較器から出
力されるスタッフ要求信号ではスタッフを示すパルスの
出るタイミングが異なり、第1送信系と第2送信系とで
はスタッフするフレームタイミングに時間差が生じるこ
とになる。
ッフ同期回路においては、非同期信号から同期信号に変
換し、多重化する際のフレームタイミングは第1送信系
と第2送信系とで異なっているため、例えば図5に示す
ように、第1送信系から第2送信系へ切り替えると、受
信部において受信データの同一ビットの重複やビットの
欠落を生じるおそれがある。また、第1クロックと第2
クロックが同期されていないため、各位相比較器から出
力されるスタッフ要求信号ではスタッフを示すパルスの
出るタイミングが異なり、第1送信系と第2送信系とで
はスタッフするフレームタイミングに時間差が生じるこ
とになる。
【0007】この場合、第1クロックと第2クロックを
同期させることが考えられるが、第1クロックと第2ク
ロックの位相が相違している場合には、スタッフするタ
イミングが相違される。このようなタイミングの相違に
対しては、通常10数フレーム毎に1回の繰り返しでス
タッフを行っているが、図6に示すように、第1送受信
系から第2送受信系に切り替えた瞬間に受信部において
は2フレーム連続でデスタッフすることが生じ、受信デ
ータの同一ビットの重複やビットの欠落が生じるおそれ
がある。
同期させることが考えられるが、第1クロックと第2ク
ロックの位相が相違している場合には、スタッフするタ
イミングが相違される。このようなタイミングの相違に
対しては、通常10数フレーム毎に1回の繰り返しでス
タッフを行っているが、図6に示すように、第1送受信
系から第2送受信系に切り替えた瞬間に受信部において
は2フレーム連続でデスタッフすることが生じ、受信デ
ータの同一ビットの重複やビットの欠落が生じるおそれ
がある。
【0008】なお、スタッフ同期については、例えば特
開昭61−224740号公報、特開昭61−1252
41号公報、特開昭59−4242号公報にスタッフ同
期方式や同期装置の技術が記載されているが、これらの
ものは1つの系について、書き込みクロックと読み出し
クロックとの位相比較結果をランダムに変化させること
によりスタッフパルス挿入待ち合わせ時間の低周波ジッ
タを拡散させ、受信側でジッタ抑圧を有効に行って伝送
品質の劣化を防止するという技術に関するものであり、
前記したような2つの通信系を切替える際の伝送品質を
改善するための機能は有していない。
開昭61−224740号公報、特開昭61−1252
41号公報、特開昭59−4242号公報にスタッフ同
期方式や同期装置の技術が記載されているが、これらの
ものは1つの系について、書き込みクロックと読み出し
クロックとの位相比較結果をランダムに変化させること
によりスタッフパルス挿入待ち合わせ時間の低周波ジッ
タを拡散させ、受信側でジッタ抑圧を有効に行って伝送
品質の劣化を防止するという技術に関するものであり、
前記したような2つの通信系を切替える際の伝送品質を
改善するための機能は有していない。
【0009】
【発明の目的】本発明の目的は、2つの通信系を切り替
える際のフレームタイミングとスタッフタイミングとを
同時に同期させ、受信側におけるビットの重複や欠落を
防止して伝送品質を改善することを可能にしたスタッフ
同期回路を提供することにある。
える際のフレームタイミングとスタッフタイミングとを
同時に同期させ、受信側におけるビットの重複や欠落を
防止して伝送品質を改善することを可能にしたスタッフ
同期回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のスタッフ同期回
路は、選択接続される第1と第2の系のそれぞれに、ク
ロック発生器と、このクロック発生器で発生されたクロ
ックを非同期信号と位相比較してスタッフ要求信号を出
力する位相比較器と、自系のスタッフ要求信号と他系の
スタッフ要求信号とを選択して自系のクロック発生器に
送出するセレクタとが備えられる。そして、各セレクタ
とクロック発生器には第1の系と第2の系とを切り替え
る切替信号が入力され、かつ各クロック発生器には他系
のクロックとフレームパルスが相互に入力され、セレク
タは選択接続されている系のスタッフ要求信号を選択し
て出力し、クロック発生器は自系のクロック及びフレー
ムパルスを選択接続されている系のクロック及びフレー
ムパルスに同期されるように動作する構成とされる。
路は、選択接続される第1と第2の系のそれぞれに、ク
ロック発生器と、このクロック発生器で発生されたクロ
ックを非同期信号と位相比較してスタッフ要求信号を出
力する位相比較器と、自系のスタッフ要求信号と他系の
スタッフ要求信号とを選択して自系のクロック発生器に
送出するセレクタとが備えられる。そして、各セレクタ
とクロック発生器には第1の系と第2の系とを切り替え
る切替信号が入力され、かつ各クロック発生器には他系
のクロックとフレームパルスが相互に入力され、セレク
タは選択接続されている系のスタッフ要求信号を選択し
て出力し、クロック発生器は自系のクロック及びフレー
ムパルスを選択接続されている系のクロック及びフレー
ムパルスに同期されるように動作する構成とされる。
【0011】ここで、クロック発生器はPLL構成とさ
れており、自系が選択接続されているときには自系のス
タッフ要求信号に基づいて自己発生するクロックを出力
し、かつ自系のフレームパルスを出力し、他系が選択接
続されているときには、他系のスタッフ要求信号に基づ
いて他系のクロックに位相を合わせて発生するクロック
を出力し、かつ他系のフレームパルスに位相を合わせた
フレームパルスを出力するように構成される。
れており、自系が選択接続されているときには自系のス
タッフ要求信号に基づいて自己発生するクロックを出力
し、かつ自系のフレームパルスを出力し、他系が選択接
続されているときには、他系のスタッフ要求信号に基づ
いて他系のクロックに位相を合わせて発生するクロック
を出力し、かつ他系のフレームパルスに位相を合わせた
フレームパルスを出力するように構成される。
【0012】
【作用】他系が選択されたときには、自系のクロック発
生器では、他系のクロック発生器で発生されるクロック
に同期され、かつ他系の位相比較器からのスタッフ要求
信号に基づいたクロックが出力され、さらに他系のクロ
ック発生器からのフレームパルスに位相を合わされたフ
レームパルスが出力される。したがって、自系のフレー
ムタイミングとスタッフタイミングを他系に一致でき、
他系から自系への切替えに際しても、各系の受信部でデ
スタッフを行う際にタイミングのずれによる受信データ
の同一ビットの重複やビットの欠落が防止される。
生器では、他系のクロック発生器で発生されるクロック
に同期され、かつ他系の位相比較器からのスタッフ要求
信号に基づいたクロックが出力され、さらに他系のクロ
ック発生器からのフレームパルスに位相を合わされたフ
レームパルスが出力される。したがって、自系のフレー
ムタイミングとスタッフタイミングを他系に一致でき、
他系から自系への切替えに際しても、各系の受信部でデ
スタッフを行う際にタイミングのずれによる受信データ
の同一ビットの重複やビットの欠落が防止される。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明のスタッフ同期回路の一実施例のブ
ロック図であり、図2に示したように第1の送受信系と
第2の送受信系を備えるデジタル無線通信システムにお
ける第1の送信部S1と第2の送信部S2における各ス
タッフ同期回路ST1,ST2を示している。第1の送
信部S1の第1スタッフ同期回路ST1は、第1クロッ
ク11を発生するPLL構成の第1クロック発生器10
3と、この第1クロック発生器103で発生された第1
クロック11と非同期信号のクロック10の位相比較を
行う第1位相比較器101と、前記第1クロック発生器
103に入力されるスタッフ要求信号を選択する第1セ
レクタ105とを有している。
する。図1は本発明のスタッフ同期回路の一実施例のブ
ロック図であり、図2に示したように第1の送受信系と
第2の送受信系を備えるデジタル無線通信システムにお
ける第1の送信部S1と第2の送信部S2における各ス
タッフ同期回路ST1,ST2を示している。第1の送
信部S1の第1スタッフ同期回路ST1は、第1クロッ
ク11を発生するPLL構成の第1クロック発生器10
3と、この第1クロック発生器103で発生された第1
クロック11と非同期信号のクロック10の位相比較を
行う第1位相比較器101と、前記第1クロック発生器
103に入力されるスタッフ要求信号を選択する第1セ
レクタ105とを有している。
【0014】また、同様に第2の送信部S2の第2スタ
ッフ同期回路ST2は、第2クロック12を発生するP
LL構成の第2クロック発生器104と、この第2クロ
ック発生器104で発生された第2クロック12と非同
期信号10のクロックの位相比較を行う第2位相比較器
102と、前記第2クロック発生器104に入力される
スタッフ要求信号を選択する第2セレクタ106とを有
している。
ッフ同期回路ST2は、第2クロック12を発生するP
LL構成の第2クロック発生器104と、この第2クロ
ック発生器104で発生された第2クロック12と非同
期信号10のクロックの位相比較を行う第2位相比較器
102と、前記第2クロック発生器104に入力される
スタッフ要求信号を選択する第2セレクタ106とを有
している。
【0015】前記第1、第2の各位相比較器101,1
02には同一の非同期信号10が入力される。また、後
述するように第1、第2の各位相比較器101,102
から出力されるスタッフ要求信号14,15はそれぞれ
第1、第2のセレクタ105,106に入力され、これ
らセレクタにおいて選択されたスタッフ要求信号16,
17がそれぞれ第1、第2のクロック発生器103,1
04に入力されるように構成される。さらに、ここでは
前記第1、第2の送信系を切り替える際の切替信号13
が前記第1、第2のセレクタ105,106と第1、第
2のクロック発生器103,104に入力され、各セレ
クタ105,106における選択動作と各クロック発生
器103,104におけるクロック発生動作を制御する
ように構成される。また、第1クロック発生器103と
第2クロック発生器104との間では、それぞれが発生
した第1クロック11と第2クロック12が互いに他の
クロック発生器に入力されるように構成され、かつ主信
号におけるフレームを構成するためのフレームパルス1
8,19を相互に受け渡すように構成される。
02には同一の非同期信号10が入力される。また、後
述するように第1、第2の各位相比較器101,102
から出力されるスタッフ要求信号14,15はそれぞれ
第1、第2のセレクタ105,106に入力され、これ
らセレクタにおいて選択されたスタッフ要求信号16,
17がそれぞれ第1、第2のクロック発生器103,1
04に入力されるように構成される。さらに、ここでは
前記第1、第2の送信系を切り替える際の切替信号13
が前記第1、第2のセレクタ105,106と第1、第
2のクロック発生器103,104に入力され、各セレ
クタ105,106における選択動作と各クロック発生
器103,104におけるクロック発生動作を制御する
ように構成される。また、第1クロック発生器103と
第2クロック発生器104との間では、それぞれが発生
した第1クロック11と第2クロック12が互いに他の
クロック発生器に入力されるように構成され、かつ主信
号におけるフレームを構成するためのフレームパルス1
8,19を相互に受け渡すように構成される。
【0016】以上の構成によれば、第1スタッフ同期回
路ST1では、第1位相比較器101において非同期信
号10のクロックと、第1クロック発生器103からの
第1クロック11の位相を比較し、位相差が所定の値以
上になったとき、スタッフパルスの挿入タイミングを示
すスタッフ要求信号14を出力する。同様に、第2スタ
ッフ同期回路ST2では、第2位相比較器102におい
て非同期信号10のクロックと、第2クロック発生器1
04からの第2クロック12の位相を比較し、位相差が
所定の値以上になったとき、スタッフパルスの挿入タイ
ミングを示すスタッフ要求信号15を出力する。
路ST1では、第1位相比較器101において非同期信
号10のクロックと、第1クロック発生器103からの
第1クロック11の位相を比較し、位相差が所定の値以
上になったとき、スタッフパルスの挿入タイミングを示
すスタッフ要求信号14を出力する。同様に、第2スタ
ッフ同期回路ST2では、第2位相比較器102におい
て非同期信号10のクロックと、第2クロック発生器1
04からの第2クロック12の位相を比較し、位相差が
所定の値以上になったとき、スタッフパルスの挿入タイ
ミングを示すスタッフ要求信号15を出力する。
【0017】各位相比較器101,102からのスタッ
フ要求信号14,15はそれぞれ第1、第2のセレクタ
105,106に入力される。各セレクタは、入力され
る切替信号13に基づいて、現在接続されている系が第
1送信系か第2送信系かに基づいて、接続されている系
のスタッフ要求信号を選択する。例えば、現在第1送信
系が選択されて接続状態にあるときには、第1セレクタ
105と第2セレクタ106はそれぞれ第1位相比較器
101からのスタッフ要求信号14を選択し、これをそ
れぞれ第1、第2クロック発生器103,104にスタ
ッフ要求信号として送出する。逆に第2送信系が選択さ
れて接続状態にあるときには、第1、第2セレクタ10
5,106はそれぞれ第2位相比較器102からのスタ
ッフ要求信号を第1、第2クロック発生器103,10
4に送出する。
フ要求信号14,15はそれぞれ第1、第2のセレクタ
105,106に入力される。各セレクタは、入力され
る切替信号13に基づいて、現在接続されている系が第
1送信系か第2送信系かに基づいて、接続されている系
のスタッフ要求信号を選択する。例えば、現在第1送信
系が選択されて接続状態にあるときには、第1セレクタ
105と第2セレクタ106はそれぞれ第1位相比較器
101からのスタッフ要求信号14を選択し、これをそ
れぞれ第1、第2クロック発生器103,104にスタ
ッフ要求信号として送出する。逆に第2送信系が選択さ
れて接続状態にあるときには、第1、第2セレクタ10
5,106はそれぞれ第2位相比較器102からのスタ
ッフ要求信号を第1、第2クロック発生器103,10
4に送出する。
【0018】そして、第1クロック発生器103では、
入力される切替信号13に基づき、第1送信系が選択接
続されている場合には、自身のクロック発生器103で
発生される第1クロック11をそのまま出力する。ま
た、第2送信系が選択接続されている場合には、第2ク
ロック発生器104で発生される第2クロックを基準ク
ロックとしてPLL動作により第2クロック12に同期
したクロックを発生し、これを第1クロック11として
出力する。これにより、第1クロック11は第2クロッ
ク12と同期がとれ、位相が合致される。同様に、第2
クロック発生器104では、第2送信系が選択接続され
ているときには自身のクロックを第2クロック12とし
て発生し、第1送信系が選択接続されているときには第
1クロック発生器103からの第1クロック11に同期
された同位相のクロックを発生し、第2クロック12と
して出力する。
入力される切替信号13に基づき、第1送信系が選択接
続されている場合には、自身のクロック発生器103で
発生される第1クロック11をそのまま出力する。ま
た、第2送信系が選択接続されている場合には、第2ク
ロック発生器104で発生される第2クロックを基準ク
ロックとしてPLL動作により第2クロック12に同期
したクロックを発生し、これを第1クロック11として
出力する。これにより、第1クロック11は第2クロッ
ク12と同期がとれ、位相が合致される。同様に、第2
クロック発生器104では、第2送信系が選択接続され
ているときには自身のクロックを第2クロック12とし
て発生し、第1送信系が選択接続されているときには第
1クロック発生器103からの第1クロック11に同期
された同位相のクロックを発生し、第2クロック12と
して出力する。
【0019】さらにこのとき、第1、第2のクロック発
生器103,104では、第1、第2のセレクタ10
5,106で選択されて出力されるスタッフ要求信号1
6,17に基づいて、それぞれ出力される第1、第2の
各クロック11,12を歯抜けにする。したがって、第
1送信系が選択接続されているときには、第2クロック
発生器104からの第2クロック12は第1クロック1
1と全く同期され、かつスタッフされたクロックとして
出力され、第2送信系が選択接続されているときには、
第1クロック発生器103からの第1クロック11は第
2クロック12と同期され、かつスタッフされたクロッ
クとして出力される。これにより、第1、第2の各スタ
ッフ同期回路ST1,ST2ではスタッフタイミングが
一致される。
生器103,104では、第1、第2のセレクタ10
5,106で選択されて出力されるスタッフ要求信号1
6,17に基づいて、それぞれ出力される第1、第2の
各クロック11,12を歯抜けにする。したがって、第
1送信系が選択接続されているときには、第2クロック
発生器104からの第2クロック12は第1クロック1
1と全く同期され、かつスタッフされたクロックとして
出力され、第2送信系が選択接続されているときには、
第1クロック発生器103からの第1クロック11は第
2クロック12と同期され、かつスタッフされたクロッ
クとして出力される。これにより、第1、第2の各スタ
ッフ同期回路ST1,ST2ではスタッフタイミングが
一致される。
【0020】また、複数の主信号と複数の補助信号を多
重するためのフレームを構成するフレームパルス18,
19も、第1、第2のクロック発生器103,104の
間で受渡しを行ない、かつ切替信号13に基づいて選択
されている送受信系の側のフレームパルスを利用して出
力タイミングを合わせることで、フレームタイミングが
一致される。
重するためのフレームを構成するフレームパルス18,
19も、第1、第2のクロック発生器103,104の
間で受渡しを行ない、かつ切替信号13に基づいて選択
されている送受信系の側のフレームパルスを利用して出
力タイミングを合わせることで、フレームタイミングが
一致される。
【0021】この結果、図3に示すように、第1送信部
と第2送信部とでは、無線伝送用のフレームタイミング
の同期が一致され、かつスタッフタイミングが一致され
る。したがって、第1送信系と第2送信系との間での切
替えに際しても、各受信部でデスタッフを行う際にタイ
ミングのずれによる受信データの同一ビットの重複やビ
ットの欠落が生じることはなく、無瞬断の切替えが実現
できる。
と第2送信部とでは、無線伝送用のフレームタイミング
の同期が一致され、かつスタッフタイミングが一致され
る。したがって、第1送信系と第2送信系との間での切
替えに際しても、各受信部でデスタッフを行う際にタイ
ミングのずれによる受信データの同一ビットの重複やビ
ットの欠落が生じることはなく、無瞬断の切替えが実現
できる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、選択接続
される第1と第2の系のそれぞれに、クロック発生器及
び位相比較器と共に、自系のスタッフ要求信号と他系の
スタッフ要求信号とを選択して自系のクロック発生器に
送出するセレクタとが備えられており、各セレクタとク
ロック発生器には第1の系と第2の系とを切り替える切
替信号が入力され、かつ各クロック発生器には他系のク
ロックとフレームパルスが相互に入力されているので、
他系が選択されたときには、自系のクロック発生器で
は、他系のクロック発生器で発生されるクロックに同期
され、かつ他系の位相比較器からのスタッフ要求信号に
基づいたクロックが出力され、さらに他系のクロック発
生器からのフレームパルスに位相を合わされたフレーム
パルスが出力される。したがって、自系のフレームタイ
ミングとスタッフタイミングを他系に一致でき、他系か
ら自系への切替えに際しても、各系の受信部でデスタッ
フを行う際にタイミングのずれによる受信データの同一
ビットの重複やビットの欠落が防止され、伝送品質を向
上することができる効果が得られる。
される第1と第2の系のそれぞれに、クロック発生器及
び位相比較器と共に、自系のスタッフ要求信号と他系の
スタッフ要求信号とを選択して自系のクロック発生器に
送出するセレクタとが備えられており、各セレクタとク
ロック発生器には第1の系と第2の系とを切り替える切
替信号が入力され、かつ各クロック発生器には他系のク
ロックとフレームパルスが相互に入力されているので、
他系が選択されたときには、自系のクロック発生器で
は、他系のクロック発生器で発生されるクロックに同期
され、かつ他系の位相比較器からのスタッフ要求信号に
基づいたクロックが出力され、さらに他系のクロック発
生器からのフレームパルスに位相を合わされたフレーム
パルスが出力される。したがって、自系のフレームタイ
ミングとスタッフタイミングを他系に一致でき、他系か
ら自系への切替えに際しても、各系の受信部でデスタッ
フを行う際にタイミングのずれによる受信データの同一
ビットの重複やビットの欠落が防止され、伝送品質を向
上することができる効果が得られる。
【図1】本発明のスタッフ同期回路の一実施例のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】本発明が適用される無線通信システムのブロッ
ク構成図である。
ク構成図である。
【図3】本発明における第1、第2送受信系のフレーム
タイミングとスタッフタイミングを示す図である。
タイミングとスタッフタイミングを示す図である。
【図4】従来のフレーム同期回路の一例のブロック図で
ある。
ある。
【図5】従来の第1、第2送受信系におけるフレームタ
イミングとスタッフタイミングを示す図である。
イミングとスタッフタイミングを示す図である。
【図6】従来の改良された第1、第2送受信系における
フレームタイミングとスタッフタイミングを示す図であ
る。
フレームタイミングとスタッフタイミングを示す図であ
る。
101 第1位相比較器 102 第2位相比較器 103 第1クロック発生器 104 第2クロック発生器 105 第1セレクタ 106 第2セレクタ 10 非同期信号 11 第1クロック 12 第2クロック 13 切替信号 14,15 16,17 スタッフ要求信号 18,19 フレームパルス
Claims (3)
- 【請求項1】 第1の系と第2の系を備え、これらを選
択接続して通信を行うデジタル無線通信システムにおい
て、前記各系には、それぞれクロック発生器と、このク
ロック発生器で発生されたクロックを非同期信号と位相
比較してスタッフ要求信号を出力する位相比較器と、自
系のスタッフ要求信号と他系のスタッフ要求信号とを選
択して自系のクロック発生器に送出するセレクタとが備
えられ、前記セレクタとクロック発生器には前記第1の
系と第2の系とを切り替える切替信号が入力され、かつ
各クロック発生器には他系のクロックとフレームパルス
が相互に入力され、前記セレクタは選択接続されている
系のスタッフ要求信号を選択して出力し、クロック発生
器は自系のクロック及びフレームパルスを選択接続され
ている系のクロック及びフレームパルスに同期されるよ
うに動作することを特徴とするスタッフ同期回路。 - 【請求項2】 クロック発生器はPLL構成とされ、自
系が選択接続されているときには自系のスタッフ要求信
号に基づいて自己発生するクロックを出力し、かつ自系
のフレームパルスを出力し、他系が選択接続されている
ときには、他系のスタッフ要求信号に基づいて他系のク
ロックに位相を合わせて発生するクロックを出力し、か
つ他系のフレームパルスに位相を合わせたフレームパル
スを出力する請求項1のスタッフ同期回路。 - 【請求項3】 第1の系と第2の系を備え、これらを選
択接続して通信を行うデジタル無線通信システムにおい
て、第1の系には、第1クロック発生器と、この第1ク
ロック発生器で発生されたクロックを非同期信号と位相
比較してスタッフ要求信号を出力する第1位相比較器
と、第1の系のスタッフ要求信号と第2の系のスタッフ
要求信号とを選択して前記第1クロック発生器に送出す
る第1セレクタとが備えられ、第2の系には、第2クロ
ック発生器と、この第2クロック発生器で発生されたク
ロックを非同期信号と位相比較してスタッフ要求信号を
出力する第2位相比較器と、第2の系のスタッフ要求信
号と第1の系のスタッフ要求信号とを選択して前記第2
クロック発生器に送出する第2セレクタとが備えられ、
前記第1及び第2の各セレクタと第1及び第2の各クロ
ック発生器には前記第1の系と第2の系とを切り替える
切替信号が入力され、かつ前記第1及び第2の各クロッ
ク発生器には他系のクロックとフレームパルスが相互に
入力され、前記第1及び第2の各セレクタは選択接続さ
れている系のスタッフ要求信号を選択して出力し、前記
第1クロック発生器は第1の系が選択接続されていると
きには第1セレクタで選択された第1位相比較器からの
スタッフ要求信号に基づいて第1クロックを出力し、か
つ第1の系のフレームパルスを出力し、第2の系が選択
接続されているときには第1セレクタで選択された第2
位相比較器からのスタッフ要求信号と第2クロック発生
器からの第2クロックに基づいて第1クロックを出力
し、かつ第2クロック発生器からのフレームパルスに同
期したフレームパルスを出力し、前記第2クロック発生
器は第2の系が選択接続されているときには第2セレク
タで選択された第2位相比較器からのスタッフ要求信号
に基づいて第2クロックを出力し、かつ第2の系のフレ
ームパルスを出力し、第1の系が選択接続されていると
きには第2セレクタで選択された第1位相比較器からの
スタッフ要求信号と第1クロック発生器からの第1クロ
ックに基づいて第2クロックを出力し、かつ第1クロッ
ク発生器からのフレームパルスに同期したフレームパル
スを出力することを特徴とするスタッフ同期回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7159869A JP2730519B2 (ja) | 1995-06-03 | 1995-06-03 | スタッフ同期回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7159869A JP2730519B2 (ja) | 1995-06-03 | 1995-06-03 | スタッフ同期回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08331087A JPH08331087A (ja) | 1996-12-13 |
JP2730519B2 true JP2730519B2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=15702998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7159869A Expired - Fee Related JP2730519B2 (ja) | 1995-06-03 | 1995-06-03 | スタッフ同期回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2730519B2 (ja) |
-
1995
- 1995-06-03 JP JP7159869A patent/JP2730519B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08331087A (ja) | 1996-12-13 |
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