JP2725358B2 - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
- Publication number
- JP2725358B2 JP2725358B2 JP1073449A JP7344989A JP2725358B2 JP 2725358 B2 JP2725358 B2 JP 2725358B2 JP 1073449 A JP1073449 A JP 1073449A JP 7344989 A JP7344989 A JP 7344989A JP 2725358 B2 JP2725358 B2 JP 2725358B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- lid
- cassette
- rear lid
- magnetic tape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 1
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/02—Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
- G11B23/04—Magazines; Cassettes for webs or filaments
- G11B23/08—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
- G11B23/087—Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
- G11B23/08707—Details
- G11B23/08735—Covers
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はテープカセットに係り、とくに前蓋と後蓋と
を有し、カセットケーシングの底部開口を横切るように
ケーシングの前面側に掛渡されているテープを上記前蓋
と後蓋とによって形成される空間内に収納するようにし
たテープカセットに関するものである。
を有し、カセットケーシングの底部開口を横切るように
ケーシングの前面側に掛渡されているテープを上記前蓋
と後蓋とによって形成される空間内に収納するようにし
たテープカセットに関するものである。
VTR用の8ミリのテープカセット等の前蓋と後蓋とを
備える2重リッド構造のカセットにおいて、後蓋の回動
動作を規制するケーシング側のガイドの入口部分の形状
を所定の形状、例えば前蓋の回動中心からの曲率半径を
5〜6mmの範囲内の円弧状の形状とすることによって、
後蓋が前蓋とともに閉じる際に後蓋の先端のエッジが蒸
着によって磁性層が形成された磁気テープの上端のエッ
ジとの間に1.5mm以上のクリアランスを有するように
し、これによって磁気テープに対するダメージをなくす
ようにしたものである。
備える2重リッド構造のカセットにおいて、後蓋の回動
動作を規制するケーシング側のガイドの入口部分の形状
を所定の形状、例えば前蓋の回動中心からの曲率半径を
5〜6mmの範囲内の円弧状の形状とすることによって、
後蓋が前蓋とともに閉じる際に後蓋の先端のエッジが蒸
着によって磁性層が形成された磁気テープの上端のエッ
ジとの間に1.5mm以上のクリアランスを有するように
し、これによって磁気テープに対するダメージをなくす
ようにしたものである。
一般にVTR等のようなヘリカルスキャン方式の記録再
生を行なう装置においては、テープカセット内の磁気テ
ープを引出してヘッドドラムに斜めに巻付ける必要があ
る。そこでこのようなヘリカルスキャン方式の記録再生
装置に用いられるテープカセットにおいては、その前面
側に底部開口が形成されるようになっており、この底部
開口にテープ引出し手段を挿入し、磁気テープを引出す
ようにしている。
生を行なう装置においては、テープカセット内の磁気テ
ープを引出してヘッドドラムに斜めに巻付ける必要があ
る。そこでこのようなヘリカルスキャン方式の記録再生
装置に用いられるテープカセットにおいては、その前面
側に底部開口が形成されるようになっており、この底部
開口にテープ引出し手段を挿入し、磁気テープを引出す
ようにしている。
このようにVTR用のテープカセットは、その底部開口
を横切るようにケーシングの前面側に磁気テープが掛渡
されている。従ってこのような磁気テープをそのままに
すると、前面側に掛渡されたテープが損傷したり汚損さ
れたりする可能性がある。そこでこのようなテープを保
護するために、前面側に掛渡されたテープを保護するよ
うに前蓋を装着するようにしている。さらにテープ巾が
8mmのテープカセットにおいては、前蓋の後側に後蓋を
さらに取付けるようにしている。これは底部開口を通し
て指が挿入された場合に、磁気テープが汚損される可能
性があるからである。そして前蓋と後蓋とを備えるテー
プカセットにおいては、前蓋を閉じると後蓋もそれに連
動して閉じるようになっている。そしてこのときに前後
の蓋の間に形成される空間に磁気テープが収納されるよ
うになっており、これによって磁気テープをより完全に
保護するようにしている。
を横切るようにケーシングの前面側に磁気テープが掛渡
されている。従ってこのような磁気テープをそのままに
すると、前面側に掛渡されたテープが損傷したり汚損さ
れたりする可能性がある。そこでこのようなテープを保
護するために、前面側に掛渡されたテープを保護するよ
うに前蓋を装着するようにしている。さらにテープ巾が
8mmのテープカセットにおいては、前蓋の後側に後蓋を
さらに取付けるようにしている。これは底部開口を通し
て指が挿入された場合に、磁気テープが汚損される可能
性があるからである。そして前蓋と後蓋とを備えるテー
プカセットにおいては、前蓋を閉じると後蓋もそれに連
動して閉じるようになっている。そしてこのときに前後
の蓋の間に形成される空間に磁気テープが収納されるよ
うになっており、これによって磁気テープをより完全に
保護するようにしている。
このような2重リッド構造のテープカセットにおいて
は、上述の如く前蓋が閉じる際に後蓋もそれに連動して
閉じるようになっている。そして2枚の蓋の間に磁気テ
ープを収納するようにしている。このような前蓋および
後蓋の閉じる方向への回動動作の際に、後蓋の先端と磁
気テープの上側のエッジとの間のクリアランスが従来は
非常に小さかった。従って磁気テープが僅かに弛んでい
る場合や、VTRからのテープカセットのイジェクトスピ
ードが速いときなどは、カセットコンパートメントが上
昇するときの衝撃で、後蓋の先端がテープエッジに接触
することになっていた。後蓋の先端がテープのエッジに
接触すると、磁気テープが折れ、ダメージを生ずる可能
性がある。とくに磁気テープとして蒸着テープを用いる
テープカセットにおいては、磁性層が金属膜から構成さ
れるために、僅かのテープダメージでも、蒸着によって
形成された金属膜にクラックが生ずることになる。この
ようなクラックは、映像信号の再生の際に再生画像上に
ノイズとして現れることになり、好ましいものではな
い。
は、上述の如く前蓋が閉じる際に後蓋もそれに連動して
閉じるようになっている。そして2枚の蓋の間に磁気テ
ープを収納するようにしている。このような前蓋および
後蓋の閉じる方向への回動動作の際に、後蓋の先端と磁
気テープの上側のエッジとの間のクリアランスが従来は
非常に小さかった。従って磁気テープが僅かに弛んでい
る場合や、VTRからのテープカセットのイジェクトスピ
ードが速いときなどは、カセットコンパートメントが上
昇するときの衝撃で、後蓋の先端がテープエッジに接触
することになっていた。後蓋の先端がテープのエッジに
接触すると、磁気テープが折れ、ダメージを生ずる可能
性がある。とくに磁気テープとして蒸着テープを用いる
テープカセットにおいては、磁性層が金属膜から構成さ
れるために、僅かのテープダメージでも、蒸着によって
形成された金属膜にクラックが生ずることになる。この
ようなクラックは、映像信号の再生の際に再生画像上に
ノイズとして現れることになり、好ましいものではな
い。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであ
って、前蓋と後蓋とを一緒に閉じてこれらの間にテープ
を収納する際に、後蓋の先端のエッジによってテープが
ダメージを受けないようにしたテープカセットを提供す
ることを目的とするものである。
って、前蓋と後蓋とを一緒に閉じてこれらの間にテープ
を収納する際に、後蓋の先端のエッジによってテープが
ダメージを受けないようにしたテープカセットを提供す
ることを目的とするものである。
本発明は、カセットケーシングの前蓋の後側に後蓋を
設け、該後蓋を前記前蓋によって回動可能に支持すると
ともに、前記カセットケーシング側に設けられているガ
イドによって前記後蓋が開閉するときの姿勢を制御する
ようになし、前記前蓋と前記後蓋とがともに閉鎖位置へ
移動すると、前記カセットケーシングの底部開口を横切
るように前記カセットケーシングの前面側に掛渡されて
いるテープを前記前蓋と前記後蓋とによって形成される
空間に収納するようにしたテープカセットにおいて、 前記テープを蒸着テープから構成するとともに、 前記後蓋が閉じられるときにその先端部と前記テープ
の上端との間の隙間が1.5mm以上となるように前記カセ
ットケーシング側の前記ガイドの形状を設定するように
したものである。
設け、該後蓋を前記前蓋によって回動可能に支持すると
ともに、前記カセットケーシング側に設けられているガ
イドによって前記後蓋が開閉するときの姿勢を制御する
ようになし、前記前蓋と前記後蓋とがともに閉鎖位置へ
移動すると、前記カセットケーシングの底部開口を横切
るように前記カセットケーシングの前面側に掛渡されて
いるテープを前記前蓋と前記後蓋とによって形成される
空間に収納するようにしたテープカセットにおいて、 前記テープを蒸着テープから構成するとともに、 前記後蓋が閉じられるときにその先端部と前記テープ
の上端との間の隙間が1.5mm以上となるように前記カセ
ットケーシング側の前記ガイドの形状を設定するように
したものである。
従って後蓋の先端部とテープの上端との間の隙間が1.
5mm以上確保されることになり、前蓋とともに後蓋を閉
鎖方向に回動させる際に、後蓋の先端のエッジの部分と
テープの上端との間での干渉が防止されることになる。
5mm以上確保されることになり、前蓋とともに後蓋を閉
鎖方向に回動させる際に、後蓋の先端のエッジの部分と
テープの上端との間での干渉が防止されることになる。
第3図および第4図は本発明の一実施例に係るVTR用
のテープカセットを示すものであって、このテープカセ
ットは偏平な直方体状のカセットケーシング10を備えて
いる。カセットケーシング10は上ハーフ11と下ハーフ12
とから構成されている。第4図に示すようにケーシング
10内には一対のリール13、14が収納されており、これら
のリール13、14によって巾が8mmの磁気テープ15が巻装
されるようになっている。なお磁気テープ15の磁性層は
蒸着によって形成された金属膜から構成されており、磁
気テープ15が蒸着テープから構成されている。そして一
対のリール13、14に巻装された磁気テープ15は下側のハ
ーフ12の前端部に設けられている左右一対のテープガイ
ド16によってケーシング10の前面側であって、底部開口
17を横切るように掛渡されている。
のテープカセットを示すものであって、このテープカセ
ットは偏平な直方体状のカセットケーシング10を備えて
いる。カセットケーシング10は上ハーフ11と下ハーフ12
とから構成されている。第4図に示すようにケーシング
10内には一対のリール13、14が収納されており、これら
のリール13、14によって巾が8mmの磁気テープ15が巻装
されるようになっている。なお磁気テープ15の磁性層は
蒸着によって形成された金属膜から構成されており、磁
気テープ15が蒸着テープから構成されている。そして一
対のリール13、14に巻装された磁気テープ15は下側のハ
ーフ12の前端部に設けられている左右一対のテープガイ
ド16によってケーシング10の前面側であって、底部開口
17を横切るように掛渡されている。
カセットケーシング10の底部開口17の終端は前面側壁
部20から構成されている。そして前面側壁部20の両側に
は第4図および第5図に示すように左右一対の筒状部2
1、22が前方に突出するように設けられている。筒状部2
1、22の内側の側板の先端側のエッジの内側の部分には
上記テープガイド16が形成されており、これによって筒
状部21の先端側の開口部を通して第5図に示すように磁
気テープ15が引出され、底部開口17を横切るように掛渡
されるようになっている。そしてこの磁気テープ15を保
護するように、前蓋23が装着されるようになっている。
前蓋23はその両側に側板24を一体に備え、これらの側板
24に設けられているピン25がケーシング10の上下のハー
フ11、12の接合部に設けられている開口26に受入れら
れ、これによってケーシング10に回動可能に支持される
ようになっている。またピン25の外周部にはばね27が取
付けられるようになっており、このばね27によって前蓋
23は閉じる方向に回動付勢されている。また上記筒状部
21の先端側下部には突片28が設けられており、この突片
28を受入れる切欠き29が上記前蓋23の両側の下部エッジ
の部分に形成されている。
部20から構成されている。そして前面側壁部20の両側に
は第4図および第5図に示すように左右一対の筒状部2
1、22が前方に突出するように設けられている。筒状部2
1、22の内側の側板の先端側のエッジの内側の部分には
上記テープガイド16が形成されており、これによって筒
状部21の先端側の開口部を通して第5図に示すように磁
気テープ15が引出され、底部開口17を横切るように掛渡
されるようになっている。そしてこの磁気テープ15を保
護するように、前蓋23が装着されるようになっている。
前蓋23はその両側に側板24を一体に備え、これらの側板
24に設けられているピン25がケーシング10の上下のハー
フ11、12の接合部に設けられている開口26に受入れら
れ、これによってケーシング10に回動可能に支持される
ようになっている。またピン25の外周部にはばね27が取
付けられるようになっており、このばね27によって前蓋
23は閉じる方向に回動付勢されている。また上記筒状部
21の先端側下部には突片28が設けられており、この突片
28を受入れる切欠き29が上記前蓋23の両側の下部エッジ
の部分に形成されている。
前蓋23の後側には第5図および第2図に示すように後
蓋32が取付けられている。後蓋32はその両側にピン31を
備え、前蓋23の内側に設けられている支持板33のピン孔
34に嵌合されており、これによって後蓋32が前蓋23に回
動可能に支持されている。また後蓋32にはアーム35が後
方に突出するように両側に設けられており、これらのア
ーム35のピン36が筒状部21の内側の側板の外表面に形成
されているガイド溝37に受入れられている。また後蓋32
の上部には上面板38が設けられており、この上面板38が
ケーシング10の上側ハーフ11の上部の切込み39と第2図
に示すように整合してこの切込み39を閉じるようになっ
ている。
蓋32が取付けられている。後蓋32はその両側にピン31を
備え、前蓋23の内側に設けられている支持板33のピン孔
34に嵌合されており、これによって後蓋32が前蓋23に回
動可能に支持されている。また後蓋32にはアーム35が後
方に突出するように両側に設けられており、これらのア
ーム35のピン36が筒状部21の内側の側板の外表面に形成
されているガイド溝37に受入れられている。また後蓋32
の上部には上面板38が設けられており、この上面板38が
ケーシング10の上側ハーフ11の上部の切込み39と第2図
に示すように整合してこの切込み39を閉じるようになっ
ている。
以上のような構成において、このテープカセットをVT
Rから取出した状態においては、前蓋23が第3図に示す
ように前面側の部分に掛渡された磁気テープ15を覆うよ
うに閉じられている。そしてこのときには第2図および
第4図に示すように、磁気テープ15は前蓋23の内側であ
って、後蓋32との間の空間に収納されるようになってい
る。すなわち前蓋23と後蓋32と上面板38とによって形成
される閉空間に上記磁気テープ15が収納されており、外
部から指等で磁気テープ15を触れないようにしている。
従って不使用時に磁気テープ15が異物等によって損傷さ
れたり汚損されたりすることを確実に防止できるように
なる。
Rから取出した状態においては、前蓋23が第3図に示す
ように前面側の部分に掛渡された磁気テープ15を覆うよ
うに閉じられている。そしてこのときには第2図および
第4図に示すように、磁気テープ15は前蓋23の内側であ
って、後蓋32との間の空間に収納されるようになってい
る。すなわち前蓋23と後蓋32と上面板38とによって形成
される閉空間に上記磁気テープ15が収納されており、外
部から指等で磁気テープ15を触れないようにしている。
従って不使用時に磁気テープ15が異物等によって損傷さ
れたり汚損されたりすることを確実に防止できるように
なる。
つぎにこのテープカセットをVTRに装着すると、図外
の開放手段によって前蓋23が第1図に示すようにピン25
を中心として時計方向に回動されることになる。これに
よってケーシング10の前蓋23の内側に掛渡されている磁
気テープ15が露出されることになる。しかも前蓋23には
支持板33およびピン31を介して後蓋32が回動可能に取付
けられているために、後蓋32も第1図に示すように一緒
に回動されることになる。なおこのときの後蓋32の姿勢
は、筒状部21の内側側板の外表面に形成されているガイ
ド溝37によって制御されるようになっており、後蓋32の
先端のエッジ40の部分が鎖線41で示す軌跡に沿って移動
されるようになっている。
の開放手段によって前蓋23が第1図に示すようにピン25
を中心として時計方向に回動されることになる。これに
よってケーシング10の前蓋23の内側に掛渡されている磁
気テープ15が露出されることになる。しかも前蓋23には
支持板33およびピン31を介して後蓋32が回動可能に取付
けられているために、後蓋32も第1図に示すように一緒
に回動されることになる。なおこのときの後蓋32の姿勢
は、筒状部21の内側側板の外表面に形成されているガイ
ド溝37によって制御されるようになっており、後蓋32の
先端のエッジ40の部分が鎖線41で示す軌跡に沿って移動
されるようになっている。
従ってこのように前蓋23と後蓋32とがともに開かれる
方向に回動されると、底部開口17を横切るようにケーシ
ング10の前面側に掛渡されている磁気テープ15が露出さ
れることになり、この磁気テープ15を底部開口17を通し
て挿入されたテープ引出し手段によって引掛け、ヘッド
ドラムに斜めに掛渡すことになる。従ってこの磁気テー
プ15がヘッドドラムに設けられている回転ヘッドによっ
て走査され、ヘリカルスキャン方式の記録および/また
は再生が行なわれることになる。
方向に回動されると、底部開口17を横切るようにケーシ
ング10の前面側に掛渡されている磁気テープ15が露出さ
れることになり、この磁気テープ15を底部開口17を通し
て挿入されたテープ引出し手段によって引掛け、ヘッド
ドラムに斜めに掛渡すことになる。従ってこの磁気テー
プ15がヘッドドラムに設けられている回転ヘッドによっ
て走査され、ヘリカルスキャン方式の記録および/また
は再生が行なわれることになる。
つぎにこのようなテープカセットをVTRから取出す際
に、その前蓋23と後蓋32とは閉じられることになり、こ
れによって第1図に示す状態から第2図に示す状態に変
化する。このときに前蓋23はピン25を中心として反時計
方向に回動される。また後蓋32は前蓋23とともに回動さ
れるが、このときの姿勢がガイド溝37によって規制され
る。そしてこのガイド溝37の入口部分あるいは上部の形
状を円弧とするとともに、その中心を前蓋23の回動中心
と一致させるようにし、しかもその曲率R(第1図参
照)を5.0〜6.0mmの範囲内に設定するようにしている。
このようにガイド溝37の入口部分の形状を設定すること
によって、第1図に示すように後蓋32が閉じる方向に回
動する際に、その先端のエッジ40の部分と磁気テープ15
の上縁との間のクリアランスLを1.5mm以上としてい
る。
に、その前蓋23と後蓋32とは閉じられることになり、こ
れによって第1図に示す状態から第2図に示す状態に変
化する。このときに前蓋23はピン25を中心として反時計
方向に回動される。また後蓋32は前蓋23とともに回動さ
れるが、このときの姿勢がガイド溝37によって規制され
る。そしてこのガイド溝37の入口部分あるいは上部の形
状を円弧とするとともに、その中心を前蓋23の回動中心
と一致させるようにし、しかもその曲率R(第1図参
照)を5.0〜6.0mmの範囲内に設定するようにしている。
このようにガイド溝37の入口部分の形状を設定すること
によって、第1図に示すように後蓋32が閉じる方向に回
動する際に、その先端のエッジ40の部分と磁気テープ15
の上縁との間のクリアランスLを1.5mm以上としてい
る。
このように後蓋32が閉じる際にその先端側のエッジ40
の部分と磁気テープ15の上側のエッジの部分との間のク
リアランスを1.5mm以上とすることによって、磁気テー
プ15が少々弛んでいてもエッジ40と干渉することがなく
なる。またVTRのカセットコンパートメントのイジェク
トスピードが速く、イジェクト時にテープカセットに衝
撃が加えられても、磁気テープ15の上側のエッジが後蓋
32の先端のエッジ40と接触する確率が非常に低下し、磁
気テープ15を痛める恐れがなくなる。従って蒸着テープ
から成る磁気テープ15の表面に形成されている金属膜が
後蓋32のエッジ40と干渉してクラックを生ずることをよ
り確実に防止できるようになる。とくに蒸着テープから
成る磁気テープ15は第1図における高さ方向の中間部分
が前方に突出するように断面が円弧状に湾曲するカッピ
ングを起し易く、後蓋32のエッジ40と干渉し易いが、上
述の如くクリアランスLの値を1.5mm以上とすることに
よって、磁気テープ15がカッピングを生じてもダメージ
を受けることがなくなる。
の部分と磁気テープ15の上側のエッジの部分との間のク
リアランスを1.5mm以上とすることによって、磁気テー
プ15が少々弛んでいてもエッジ40と干渉することがなく
なる。またVTRのカセットコンパートメントのイジェク
トスピードが速く、イジェクト時にテープカセットに衝
撃が加えられても、磁気テープ15の上側のエッジが後蓋
32の先端のエッジ40と接触する確率が非常に低下し、磁
気テープ15を痛める恐れがなくなる。従って蒸着テープ
から成る磁気テープ15の表面に形成されている金属膜が
後蓋32のエッジ40と干渉してクラックを生ずることをよ
り確実に防止できるようになる。とくに蒸着テープから
成る磁気テープ15は第1図における高さ方向の中間部分
が前方に突出するように断面が円弧状に湾曲するカッピ
ングを起し易く、後蓋32のエッジ40と干渉し易いが、上
述の如くクリアランスLの値を1.5mm以上とすることに
よって、磁気テープ15がカッピングを生じてもダメージ
を受けることがなくなる。
以上のように本発明は、テープを蒸着テープから構成
するとともに、後蓋が閉じられるときにその先端部とテ
ープの上端との間の隙間が1.5mm以上となるようにカセ
ットケーシング側のガイドの形状を設定するようにした
ものである。従って前蓋とともに後蓋を閉じる方向に回
動させる際に、その先端のエッジの部分でテープがダメ
ージを受けることを防止することが可能になり、蒸着テ
ープの表面の金属膜の保護が図られることになる。
するとともに、後蓋が閉じられるときにその先端部とテ
ープの上端との間の隙間が1.5mm以上となるようにカセ
ットケーシング側のガイドの形状を設定するようにした
ものである。従って前蓋とともに後蓋を閉じる方向に回
動させる際に、その先端のエッジの部分でテープがダメ
ージを受けることを防止することが可能になり、蒸着テ
ープの表面の金属膜の保護が図られることになる。
第1図は本発明の一実施例に係るテープカセットの前蓋
を開いた状態の要部拡大断面図、第2図は同前蓋を閉じ
た状態の要部拡大断面図、第3図はテープカセットの外
観斜視図、第4図は同一部を破断した平面図、第5図は
前蓋と後蓋の取付けを示す分解斜視図である。 また図面中の主要な部分の名称はつぎの通りである。 10……カセットケーシング 15……磁気テープ 16……テープガイド 17……底部開口 23……前蓋 31……ピン 32……後蓋 33……支持板 35……アーム 36……ピン 37……ガイド溝 40……先端部エッジ
を開いた状態の要部拡大断面図、第2図は同前蓋を閉じ
た状態の要部拡大断面図、第3図はテープカセットの外
観斜視図、第4図は同一部を破断した平面図、第5図は
前蓋と後蓋の取付けを示す分解斜視図である。 また図面中の主要な部分の名称はつぎの通りである。 10……カセットケーシング 15……磁気テープ 16……テープガイド 17……底部開口 23……前蓋 31……ピン 32……後蓋 33……支持板 35……アーム 36……ピン 37……ガイド溝 40……先端部エッジ
Claims (1)
- 【請求項1】カセットケーシングの前蓋の後側に後蓋を
設け、該後蓋を前記前蓋によって回動可能に支持すると
ともに、前記カセットケーシング側に設けられているガ
イドによって前記後蓋が開閉するときの姿勢を制御する
ようになし、前記前蓋と前記後蓋とがともに閉鎖位置へ
移動すると、前記カセットケーシングの底部開口を横切
るように前記カセットケーシングの前面側に掛渡されて
いるテープを前記前蓋と前記後蓋とによって形成される
空間に収納するようにしたテープカセットにおいて、 前記テープを蒸着テープから構成するとともに、 前記後蓋が閉じられるときにその先端部と前記テープの
上端との間の隙間が1.5mm以上となるように前記カセッ
トケーシング側の前記ガイドの形状を設定するようにし
たことを特徴とするテープカセット。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1073449A JP2725358B2 (ja) | 1989-03-24 | 1989-03-24 | テープカセット |
KR1019900000510A KR900015132A (ko) | 1989-03-24 | 1990-01-17 | 테이프 카세트 |
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