JP2722248B2 - 平面位置検出用受光器 - Google Patents
平面位置検出用受光器Info
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- JP2722248B2 JP2722248B2 JP13040089A JP13040089A JP2722248B2 JP 2722248 B2 JP2722248 B2 JP 2722248B2 JP 13040089 A JP13040089 A JP 13040089A JP 13040089 A JP13040089 A JP 13040089A JP 2722248 B2 JP2722248 B2 JP 2722248B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、2つのレーザ燈台から水平に回転射出され
るレーザ光線を受光して測点の位置を計測する測量に使
用される平面位置検出用受光器に関する。
るレーザ光線を受光して測点の位置を計測する測量に使
用される平面位置検出用受光器に関する。
(従来の技術) この種の受光器は、例えば特開昭62−127682号公報に
記載されているような測量装置に用いられている。この
測量装置は、受光器の受光センサでレーザ燈台から水平
に回転射出されるレーザ光線を受光し、そのときの受光
器とレーザ燈台とを結ぶ線と2つのレーザ燈台を結ぶ線
とのなす角度を求め、受光器を配置する測点の位置を計
測するものである。
記載されているような測量装置に用いられている。この
測量装置は、受光器の受光センサでレーザ燈台から水平
に回転射出されるレーザ光線を受光し、そのときの受光
器とレーザ燈台とを結ぶ線と2つのレーザ燈台を結ぶ線
とのなす角度を求め、受光器を配置する測点の位置を計
測するものである。
従来のこの受光器は、第4図に示すように2つのレー
ザ燈台からのレーザ光線a1a2を受光するために、受光器
内に位置する測点bの前方に2つの受光センサc1c2を設
けて2つのレーザ燈台からのレーザ光線をそれぞれ受光
するものであり、受光センサの前方に防塵ガラスあるい
はレーザ光線のみを透過するフィルタd1d2を有する。
ザ燈台からのレーザ光線a1a2を受光するために、受光器
内に位置する測点bの前方に2つの受光センサc1c2を設
けて2つのレーザ燈台からのレーザ光線をそれぞれ受光
するものであり、受光センサの前方に防塵ガラスあるい
はレーザ光線のみを透過するフィルタd1d2を有する。
(発明が解決しようとする課題) 従来の受光器によれば、レーザ燈台から射出されるレ
ーザ光線a1a2はフィルタd1d2等に入射すると屈折し、入
射光と平行になってフィルタ等d1d2から出射し、一定の
変位をもって受光センサc1c2で受光されるため、その変
位量だけ受光位置がずれることになる。換言すればその
変位量だけ受光位置が測点bからずれることによって測
点誤差が生じ、精度の高い測量が期待できないという課
題があった。
ーザ光線a1a2はフィルタd1d2等に入射すると屈折し、入
射光と平行になってフィルタ等d1d2から出射し、一定の
変位をもって受光センサc1c2で受光されるため、その変
位量だけ受光位置がずれることになる。換言すればその
変位量だけ受光位置が測点bからずれることによって測
点誤差が生じ、精度の高い測量が期待できないという課
題があった。
本発明は、従来のこのような課題を解決することをそ
の目的とするものである。
の目的とするものである。
(作 用) レーザ燈台からのレーザ光線をフィルタを介して受光
センサで受光すると、そのときのレーザ光線の出射方向
線と測定とがほぼ一致することになり、精度の高い測定
の位置測定を行なうことができる。
センサで受光すると、そのときのレーザ光線の出射方向
線と測定とがほぼ一致することになり、精度の高い測定
の位置測定を行なうことができる。
2組の受光センサに対してそれぞれ2個の遮光部が配
設され、1つのレーザ光線1組の受光センサで受光し他
の組の受光センサで受光しないようになっているので、
誤動作を防止することができる。
設され、1つのレーザ光線1組の受光センサで受光し他
の組の受光センサで受光しないようになっているので、
誤動作を防止することができる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面につき説明する。
第1図及び第2図において、1は受光器の筐体で、そ
の前面は直角な2平面で形成されており、各平面の開口
にはレーザ光線のみを透過する例えばガラス製のフィル
タ21,22が設けられている。該筐体1の下面にには開口
に面して3脚(図示せず)の取付部3が配設され、両側
には、持ち運びに便利なように取手4が設けられてい
る。
の前面は直角な2平面で形成されており、各平面の開口
にはレーザ光線のみを透過する例えばガラス製のフィル
タ21,22が設けられている。該筐体1の下面にには開口
に面して3脚(図示せず)の取付部3が配設され、両側
には、持ち運びに便利なように取手4が設けられてい
る。
前記取付部3は測点となり、受光器本体は測点を中心
として回動可能になっており、筐体1内部の測点の後方
には、前記フィルタ21及び22にそれぞれ対向して受光セ
ンサ51及び52が配設され、また測点の前方には受光セン
サ51および52に対向して遮光部61及び62が配設されてい
る。
として回動可能になっており、筐体1内部の測点の後方
には、前記フィルタ21及び22にそれぞれ対向して受光セ
ンサ51及び52が配設され、また測点の前方には受光セン
サ51および52に対向して遮光部61及び62が配設されてい
る。
受光センサ51及び52は、それぞれ縦方向に一定ピッチ
で並設された複数の受光センサエレメント51X及び52Xか
ら成り、遮光部61及び62は、それぞれ縦方向一定ピッチ
で並設された複数の遮光片61Y及び62Yを有し、いずれも
支持部材7に支持されている。
で並設された複数の受光センサエレメント51X及び52Xか
ら成り、遮光部61及び62は、それぞれ縦方向一定ピッチ
で並設された複数の遮光片61Y及び62Yを有し、いずれも
支持部材7に支持されている。
複数の受光センサエレメント51Xと52X、複数の遮光片
61Y及び62Yはそれぞれ1/2ピッチずらされており、複数
の受光センサエレメント51Xはフィルタ21及び複数の遮
光片61Y間の開口81を通過したレーザ光線を受光するが
フィルタ22を通過したレーザ光線を受光せず、複数の受
光センサエレメント52Xは、フィルタ22及び複数の遮光
片62Y間の開口81を通過したレーザ光線を受光するが、
フィルタ21を通過したレーザ光線を通過しないようにな
っている。
61Y及び62Yはそれぞれ1/2ピッチずらされており、複数
の受光センサエレメント51Xはフィルタ21及び複数の遮
光片61Y間の開口81を通過したレーザ光線を受光するが
フィルタ22を通過したレーザ光線を受光せず、複数の受
光センサエレメント52Xは、フィルタ22及び複数の遮光
片62Y間の開口81を通過したレーザ光線を受光するが、
フィルタ21を通過したレーザ光線を通過しないようにな
っている。
測点3とレーザ燈台との関係を第3図で説明すると、
受光器はレーザ燈台から離れているため、その向きは定
まらず、レーザ燈台のセット位置に応じてレーザ光線
は、イ、ロ、又はハのように入射方向が変化する。図か
ら明らかなようにフィルタ2122がない場合と比べてフィ
ルタ21,22から入射した光の交点は測点3の後方であ
る。
受光器はレーザ燈台から離れているため、その向きは定
まらず、レーザ燈台のセット位置に応じてレーザ光線
は、イ、ロ、又はハのように入射方向が変化する。図か
ら明らかなようにフィルタ2122がない場合と比べてフィ
ルタ21,22から入射した光の交点は測点3の後方であ
る。
フィルタ21,22がない場合とある場合のレーザ光線
イ、ロ又はハの変位量xは次式から求められ、 但し、θ(θ1,θ2,θ3)はレーザ光線イ、ロ…のフ
ィルタ21,22への入射角、 nはフィルタ2122の屈折率 dはフィルタ2122の板厚 入射角がθであるレーザ光線1の測点3からずれ量
(誤差)lこのxを用いて次式から求められる、 例えば、フィルタ2122の屈折率n=1.51633、d=7m
m、θ1=54゜(ブリュースタ角)として計算すると、
最大ずれ量lθ1は約3.8mm、又θ1=10゜のときl=
2.4mmとなる。
イ、ロ又はハの変位量xは次式から求められ、 但し、θ(θ1,θ2,θ3)はレーザ光線イ、ロ…のフ
ィルタ21,22への入射角、 nはフィルタ2122の屈折率 dはフィルタ2122の板厚 入射角がθであるレーザ光線1の測点3からずれ量
(誤差)lこのxを用いて次式から求められる、 例えば、フィルタ2122の屈折率n=1.51633、d=7m
m、θ1=54゜(ブリュースタ角)として計算すると、
最大ずれ量lθ1は約3.8mm、又θ1=10゜のときl=
2.4mmとなる。
したがって、レーザ燈台の位置が定まらない状態の下
では、測点からの前記最大ずれ量(例えば1.4mm)の約4
/5の測点後方位置に受光センサ5152を接地すれば、受光
センサ5152でレーザ光線を受光した位置が測定と略一致
したと同様な測定結果が得られる。すなわち、約4/5の
位置は約3.0mmとなり、その位置との最大ずれ量は0.8mm
となり無視できる値となる。
では、測点からの前記最大ずれ量(例えば1.4mm)の約4
/5の測点後方位置に受光センサ5152を接地すれば、受光
センサ5152でレーザ光線を受光した位置が測定と略一致
したと同様な測定結果が得られる。すなわち、約4/5の
位置は約3.0mmとなり、その位置との最大ずれ量は0.8mm
となり無視できる値となる。
第1図において、9はレベル出し用の受光センサで、
該受光センサ9はレーザ光線が窓10を介して受光器へ水
平に出射されているか否かを検知し、常に受光器が水平
なレーザ光線を受光しうるようにしたものである。11は
所定の測点3の座標を表示する表示部である。
該受光センサ9はレーザ光線が窓10を介して受光器へ水
平に出射されているか否かを検知し、常に受光器が水平
なレーザ光線を受光しうるようにしたものである。11は
所定の測点3の座標を表示する表示部である。
(発明の効果) 本発明は上述の構成を有するので、測定位置を誤動作
なく高精度に測定することができるという効果を有す
る。
なく高精度に測定することができるという効果を有す
る。
第1図は本発明の1実施例の一部を断面で示す平面図、
第2図はその一部を断面で示す正面図、第3図は本発明
の原理説明図、第4図は従来の受光器の要部の断面図で
ある。 2122……フィルタ 3……取付部(測点) 5152……受光センサ 6162……遮光部 8182……開口
第2図はその一部を断面で示す正面図、第3図は本発明
の原理説明図、第4図は従来の受光器の要部の断面図で
ある。 2122……フィルタ 3……取付部(測点) 5152……受光センサ 6162……遮光部 8182……開口
Claims (3)
- 【請求項1】2点からそれぞれ水平面を形成するように
回転射出されるレーザ光線をそれぞれ検知する2組の受
光センサを内蔵する平面位置検出用受光器において、2
組の受光センサと、2個の遮光部と、フィルタとを有
し、該受光センサは受光器内に位置する測点の後方に前
記フィルタと対向して配設され、前記2個の遮光部は、
前記測点の前方にあって2組の受光センサにそれぞれ対
向する位置に開口を有し、1組の受光センサが受光する
レーザ光線を他の組の受光センサが受光することがない
ようにするものであり、前記フィルタはレーザ光線のみ
を透過するものであることを特徴とする平面位置検出用
受光器。 - 【請求項2】前記2個の遮光部はそれぞれ一定ピッチで
縦に配列された複数の開口を有し、一方の遮光部の開口
は他方の遮光部の開口の間に位置するように配設したこ
とを特徴とする請求項1記載の平面位置検出用受光器。 - 【請求項3】前記受光センサは、レーザ光線が最大傾斜
角で受光センサに入射したときの、レーザ光線の測点か
らのずれ量の約4/5だけ測点の後方に配設されることを
特徴とする請求項1記載の平面位置検出用受光器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13040089A JP2722248B2 (ja) | 1989-05-24 | 1989-05-24 | 平面位置検出用受光器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13040089A JP2722248B2 (ja) | 1989-05-24 | 1989-05-24 | 平面位置検出用受光器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02309214A JPH02309214A (ja) | 1990-12-25 |
JP2722248B2 true JP2722248B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=15033392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13040089A Expired - Fee Related JP2722248B2 (ja) | 1989-05-24 | 1989-05-24 | 平面位置検出用受光器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2722248B2 (ja) |
-
1989
- 1989-05-24 JP JP13040089A patent/JP2722248B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02309214A (ja) | 1990-12-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |