JP2718848B2 - 多色感熱記録装置 - Google Patents
多色感熱記録装置Info
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- JP2718848B2 JP2718848B2 JP3288655A JP28865591A JP2718848B2 JP 2718848 B2 JP2718848 B2 JP 2718848B2 JP 3288655 A JP3288655 A JP 3288655A JP 28865591 A JP28865591 A JP 28865591A JP 2718848 B2 JP2718848 B2 JP 2718848B2
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- Japan
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- color
- multicolor
- heat
- thermal
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラープリンタ、プロ
ッタ、ファックスあるいはレコーダ等に使用される多色
感熱記録装置に関する。
ッタ、ファックスあるいはレコーダ等に使用される多色
感熱記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】支持体上に複数の発色層を積層した多色
感熱記録シートに対してサーマルヘッドを当接させて文
字、画像等を熱記録した後、定着用光源からの光を照射
することにより、該文字、画像等を定着させてカラー印
刷物を得ることのできる多色感熱記録装置が提案されて
いる。
感熱記録シートに対してサーマルヘッドを当接させて文
字、画像等を熱記録した後、定着用光源からの光を照射
することにより、該文字、画像等を定着させてカラー印
刷物を得ることのできる多色感熱記録装置が提案されて
いる。
【0003】例えば、前記多色感熱記録シートは、Y
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各発色
層を有する。この多色感熱記録シートに文字、画像等を
記録する際は、先ず、Y発色層に対してサーマルヘッド
から所定量の熱エネルギを供給して記録し、定着用光源
からの光を照射することによりYの色を定着させる。次
いで、M発色層、C発色層に対して同様の処理を行い、
カラーによる文字、画像等が表れた印刷物を得ることが
できる。
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各発色
層を有する。この多色感熱記録シートに文字、画像等を
記録する際は、先ず、Y発色層に対してサーマルヘッド
から所定量の熱エネルギを供給して記録し、定着用光源
からの光を照射することによりYの色を定着させる。次
いで、M発色層、C発色層に対して同様の処理を行い、
カラーによる文字、画像等が表れた印刷物を得ることが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】多色感熱記録シート
は、サーマルヘッドから供給される熱量により画像濃度
(発色濃度)が決定される。したがって、所望の濃度を
得ようとする時、サーマルヘッドは所定の熱量を確実に
多色感熱記録シートに供給しなければならない。そこ
で、サーマルヘッドを連続使用する場合に、サーマルヘ
ッド自身の発熱あるいは定着用光源の発熱等によりサー
マルヘッドが温度上昇していたとしても、その熱エネル
ギを含めてサーマルヘッドからの供給熱量を確実に制御
する必要がある。このため、サーマルヘッドと定着用光
源の全ての温度を検出しなければならない。このため、
CPUの負担が増加してしまい、前記のような制御が実
質的に困難となる不都合が露呈している。また、各サー
マルヘッド間の温度差が増大すると、記録材料である多
色感熱記録シートの特性(相反則不軌)のため、サーマ
ルヘッドの温度と該サーマルヘッドの抵抗体に印加して
発熱させるためのパルス幅の関係が各サーマルヘッド間
で異なるおそれがある。このサーマルヘッドの温度とパ
ルス幅の関係が制御できないと、表れる文字、図形等に
色ずれを生じてしまう難点がある。
は、サーマルヘッドから供給される熱量により画像濃度
(発色濃度)が決定される。したがって、所望の濃度を
得ようとする時、サーマルヘッドは所定の熱量を確実に
多色感熱記録シートに供給しなければならない。そこ
で、サーマルヘッドを連続使用する場合に、サーマルヘ
ッド自身の発熱あるいは定着用光源の発熱等によりサー
マルヘッドが温度上昇していたとしても、その熱エネル
ギを含めてサーマルヘッドからの供給熱量を確実に制御
する必要がある。このため、サーマルヘッドと定着用光
源の全ての温度を検出しなければならない。このため、
CPUの負担が増加してしまい、前記のような制御が実
質的に困難となる不都合が露呈している。また、各サー
マルヘッド間の温度差が増大すると、記録材料である多
色感熱記録シートの特性(相反則不軌)のため、サーマ
ルヘッドの温度と該サーマルヘッドの抵抗体に印加して
発熱させるためのパルス幅の関係が各サーマルヘッド間
で異なるおそれがある。このサーマルヘッドの温度とパ
ルス幅の関係が制御できないと、表れる文字、図形等に
色ずれを生じてしまう難点がある。
【0005】本発明は、この種の問題を解決するために
なされたものであって、各サーマルヘッド、定着用光源
間の温度差を減少させ、色ずれ等の生起しない良好な画
像の得られる多色感熱記録装置を提供することを目的と
する。
なされたものであって、各サーマルヘッド、定着用光源
間の温度差を減少させ、色ずれ等の生起しない良好な画
像の得られる多色感熱記録装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、支持体上に発色波長の異なる複数の発
色層が積層された多色感熱記録シートに対して文字、画
像等を記録する多色感熱記録装置であって、前記多色感
熱記録シートの各々の発色層に異なる熱エネルギを供給
し、発色させる複数の発熱手段と、前記複数の発熱手段
間に配置され、前記発熱手段によって記録された文字、
画像等を当該多色感熱記録シートに対して定着させる波
長の異なる光を出力する複数の定着用光源と、前記複数
の発熱手段を連結するとともに、前記複数の定着用光源
を実質的に囲繞し、前記複数の発熱手段および前記複数
の定着用光源間で互いに熱を伝える伝熱手段と、を備え
ることを特徴とする。また、本発明は、支持体上に発色
波長の異なる複数の発色層が積層された多色感熱記録シ
ートに対して文字、画像等を記録する多色感熱記録装置
であって、 前記多色感熱記録シートの各々の発色層に異
なる熱エネルギを供給し、発色させる複数の発熱手段
と、 前記複数の発熱手段間に配置され、前記発熱手段に
よって記録された文字、画像等を当該多色感熱記録シー
トに対して定着させる波長の異なる光を出力する複数の
定着用光源と、 前記複数の発熱手段と前記複数の定着用
光源との間に配設され、前記複数の発熱手段および前記
複数の定着用光源間で送風を行う送風手段と、 を備える
ことを特徴とする。
めに、本発明は、支持体上に発色波長の異なる複数の発
色層が積層された多色感熱記録シートに対して文字、画
像等を記録する多色感熱記録装置であって、前記多色感
熱記録シートの各々の発色層に異なる熱エネルギを供給
し、発色させる複数の発熱手段と、前記複数の発熱手段
間に配置され、前記発熱手段によって記録された文字、
画像等を当該多色感熱記録シートに対して定着させる波
長の異なる光を出力する複数の定着用光源と、前記複数
の発熱手段を連結するとともに、前記複数の定着用光源
を実質的に囲繞し、前記複数の発熱手段および前記複数
の定着用光源間で互いに熱を伝える伝熱手段と、を備え
ることを特徴とする。また、本発明は、支持体上に発色
波長の異なる複数の発色層が積層された多色感熱記録シ
ートに対して文字、画像等を記録する多色感熱記録装置
であって、 前記多色感熱記録シートの各々の発色層に異
なる熱エネルギを供給し、発色させる複数の発熱手段
と、 前記複数の発熱手段間に配置され、前記発熱手段に
よって記録された文字、画像等を当該多色感熱記録シー
トに対して定着させる波長の異なる光を出力する複数の
定着用光源と、 前記複数の発熱手段と前記複数の定着用
光源との間に配設され、前記複数の発熱手段および前記
複数の定着用光源間で送風を行う送風手段と、 を備える
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】多色感熱記録装置において、発熱手段および定
着用光源間に相互に熱を伝える伝熱手段または送風手段
を設けたため、発熱手段および定着用光源間の温度差が
減少し、色ずれのない画像等を記録することができる。
着用光源間に相互に熱を伝える伝熱手段または送風手段
を設けたため、発熱手段および定着用光源間の温度差が
減少し、色ずれのない画像等を記録することができる。
【0008】
【実施例】本発明に係る多色感熱記録装置について、好
適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
【0009】本発明の第1実施例に係る多色感熱記録装
置を図1に示す。
置を図1に示す。
【0010】多色感熱記録装置10は、遮光されたケー
ス12の一側面に多色感熱記録シート14の挿入用、排
出用の用紙台15、16を備えている。ケース12の内
部には、図中の矢印A方向に回動可能に構成されている
ドラム18が設けられており、ドラム18の外周部に
は、Y、M、Cに発色させるために多色感熱記録シート
14に熱エネルギを与えるサーマルヘッド20、22、
24が所定間隔離間して配置されており、各サーマルヘ
ッド20、22、24は伝熱手段である熱伝導性の良い
単一のアルミニウム製の基板26で接続されている。ド
ラム18による搬送路に沿って、各サーマルヘッド2
0、22、24間に、多色感熱記録シート14に光定着
を行う第1定着用光源28、第2定着用光源30が前記
基板26に近接するように設けられている。なお、装置
10の内部には、多色感熱記録シート14の搬送路に沿
って一対の搬送用ローラ対32、34、ガイド36、3
8、ガイド用ローラ40、42が設けられている。
ス12の一側面に多色感熱記録シート14の挿入用、排
出用の用紙台15、16を備えている。ケース12の内
部には、図中の矢印A方向に回動可能に構成されている
ドラム18が設けられており、ドラム18の外周部に
は、Y、M、Cに発色させるために多色感熱記録シート
14に熱エネルギを与えるサーマルヘッド20、22、
24が所定間隔離間して配置されており、各サーマルヘ
ッド20、22、24は伝熱手段である熱伝導性の良い
単一のアルミニウム製の基板26で接続されている。ド
ラム18による搬送路に沿って、各サーマルヘッド2
0、22、24間に、多色感熱記録シート14に光定着
を行う第1定着用光源28、第2定着用光源30が前記
基板26に近接するように設けられている。なお、装置
10の内部には、多色感熱記録シート14の搬送路に沿
って一対の搬送用ローラ対32、34、ガイド36、3
8、ガイド用ローラ40、42が設けられている。
【0011】多色感熱記録シート14は、図2に示すよ
うに、紙またはフイルムからなる支持体44を備え、支
持体44の一面側には、C(シアン)発色層46とM
(マゼンタ)発色層48とY(イエロー)発色層50と
が中間層52a、52bを介して積層されている。この
Y発色層50には、保護層54が設けられ、また、ドラ
ム18に巻回することによって多色感熱記録シート14
が湾曲する、いわゆる、カールを防止する目的で、この
支持体44の他面側には、バックコート層56が設けら
れる。
うに、紙またはフイルムからなる支持体44を備え、支
持体44の一面側には、C(シアン)発色層46とM
(マゼンタ)発色層48とY(イエロー)発色層50と
が中間層52a、52bを介して積層されている。この
Y発色層50には、保護層54が設けられ、また、ドラ
ム18に巻回することによって多色感熱記録シート14
が湾曲する、いわゆる、カールを防止する目的で、この
支持体44の他面側には、バックコート層56が設けら
れる。
【0012】このように構成される多色感熱記録シート
14は、図3に示すように、印加される熱エネルギに対
してそれぞれの発色層46、48、50の画像濃度特性
が異なる。すなわち、多色感熱記録シート14に印加す
る熱エネルギを調節することにより特定の発色層、例え
ば、Y発色層50のみを発色させることが可能になり、
これらの発色層46、48、50を順次発色させていく
ことにより、良好な文字、画像等が得られる。
14は、図3に示すように、印加される熱エネルギに対
してそれぞれの発色層46、48、50の画像濃度特性
が異なる。すなわち、多色感熱記録シート14に印加す
る熱エネルギを調節することにより特定の発色層、例え
ば、Y発色層50のみを発色させることが可能になり、
これらの発色層46、48、50を順次発色させていく
ことにより、良好な文字、画像等が得られる。
【0013】このように構成される多色感熱記録装置1
0の動作説明を行う。
0の動作説明を行う。
【0014】先ず、用紙台15にセットされた多色感熱
記録シート14は、ローラ対32により多色感熱記録装
置10に搬入される。ガイド36によって案内された多
色感熱記録シート14は、先端部がサーマルヘッド20
に到達する。次いで、サーマルヘッド20が図示しない
変位手段により変位され、前記多色感熱記録シート14
を押圧する。ドラム18の回転により、多色感熱記録シ
ート14を移送しながらY発色層50の感熱記録が1ラ
インずつ行われる。そして、サーマルヘッド20による
Y発色層50の感熱記録に次いで、第1定着用光源28
から所定の波長の光を照射し、Y発色層50における画
像が定着される。
記録シート14は、ローラ対32により多色感熱記録装
置10に搬入される。ガイド36によって案内された多
色感熱記録シート14は、先端部がサーマルヘッド20
に到達する。次いで、サーマルヘッド20が図示しない
変位手段により変位され、前記多色感熱記録シート14
を押圧する。ドラム18の回転により、多色感熱記録シ
ート14を移送しながらY発色層50の感熱記録が1ラ
インずつ行われる。そして、サーマルヘッド20による
Y発色層50の感熱記録に次いで、第1定着用光源28
から所定の波長の光を照射し、Y発色層50における画
像が定着される。
【0015】このようにして、第1定着用光源28によ
り、画像の定着作用が行われた多色感熱記録シート14
は、さらに矢印A方向へ指向するドラム18の回動によ
り、サーマルヘッド22に到達する。そして、多色感熱
記録シート14のM発色層48は、Y発色層50の場合
よりも高いエネルギで感熱記録される。なお、Y発色層
は、既に第1定着用光源28によって定着されているの
で、サーマルヘッド22によって再度記録されることは
ない。M発色層48の記録後、多色感熱記録シート14
は第2定着用光源30によってM発色層48で記録され
た画像等の光定着が行われる。続いて、多色感熱記録シ
ート14がさらに搬送されてサーマルヘッド24によ
り、前記M発色層48よりもさらに高いエネルギでC発
色層46の感熱記録が行われる。この後、ガイド38、
搬送ローラ対34を経て用紙台16に搬出される。
り、画像の定着作用が行われた多色感熱記録シート14
は、さらに矢印A方向へ指向するドラム18の回動によ
り、サーマルヘッド22に到達する。そして、多色感熱
記録シート14のM発色層48は、Y発色層50の場合
よりも高いエネルギで感熱記録される。なお、Y発色層
は、既に第1定着用光源28によって定着されているの
で、サーマルヘッド22によって再度記録されることは
ない。M発色層48の記録後、多色感熱記録シート14
は第2定着用光源30によってM発色層48で記録され
た画像等の光定着が行われる。続いて、多色感熱記録シ
ート14がさらに搬送されてサーマルヘッド24によ
り、前記M発色層48よりもさらに高いエネルギでC発
色層46の感熱記録が行われる。この後、ガイド38、
搬送ローラ対34を経て用紙台16に搬出される。
【0016】このように多色感熱記録装置10におい
て、多色感熱記録シート14にカラーの文字あるいは画
像が記録される。この際、熱伝導性に優れたアルミニウ
ム製の基板26により各サーマルヘッド20、22、2
4間に熱伝導が生じ、各サーマルヘッド20、22、2
4間の温度差を減少させる。さらに、定着用光源28、
30による発熱も基板26を介して各サーマルヘッド2
0、22、24に熱伝達されるため、一層温度差を減少
させることができる。したがって、サーマルヘッド2
0、22、24間の温度差を減少させるべく大きな温度
補償をかけなくても良好な画像が得られる。また、サー
マルヘッド20、22、24間の温度差の減少により、
相反則不軌による画像の色ずれを回避できる。
て、多色感熱記録シート14にカラーの文字あるいは画
像が記録される。この際、熱伝導性に優れたアルミニウ
ム製の基板26により各サーマルヘッド20、22、2
4間に熱伝導が生じ、各サーマルヘッド20、22、2
4間の温度差を減少させる。さらに、定着用光源28、
30による発熱も基板26を介して各サーマルヘッド2
0、22、24に熱伝達されるため、一層温度差を減少
させることができる。したがって、サーマルヘッド2
0、22、24間の温度差を減少させるべく大きな温度
補償をかけなくても良好な画像が得られる。また、サー
マルヘッド20、22、24間の温度差の減少により、
相反則不軌による画像の色ずれを回避できる。
【0017】次に、送風手段としてファンを設けた多色
感熱記録装置を第2実施例として掲げ、図4を参照して
説明する。なお、第1実施例と同一の構成要素には同一
の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
感熱記録装置を第2実施例として掲げ、図4を参照して
説明する。なお、第1実施例と同一の構成要素には同一
の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0018】多色感熱記録装置60は、各サーマルヘッ
ド20、22、24および各定着用光源28、30間に
回転するファン62を複数個、配設している。
ド20、22、24および各定着用光源28、30間に
回転するファン62を複数個、配設している。
【0019】多色感熱記録装置60は、連続的に多色感
熱記録シート14をカラー印刷している間、サーマルヘ
ッド20、22、24および各定着用光源28、30で
発熱した熱に対し、ファン62による空気の対流によ
り、各サーマルヘッド20、22、24および各定着用
光源28、30間に熱伝達を生じさせる。
熱記録シート14をカラー印刷している間、サーマルヘ
ッド20、22、24および各定着用光源28、30で
発熱した熱に対し、ファン62による空気の対流によ
り、各サーマルヘッド20、22、24および各定着用
光源28、30間に熱伝達を生じさせる。
【0020】したがって、本実施例における多色感熱記
録装置60においても、サーマルヘッド間の温度差を減
少させることができる。また、定着用光源28、30の
発熱も対流により、各サーマルヘッドに熱伝達されるた
め一層温度差を減少させることができる。
録装置60においても、サーマルヘッド間の温度差を減
少させることができる。また、定着用光源28、30の
発熱も対流により、各サーマルヘッドに熱伝達されるた
め一層温度差を減少させることができる。
【0021】比較例として、図5に伝熱手段を設けてい
ない多色感熱記録装置70を示す。
ない多色感熱記録装置70を示す。
【0022】このような第1、第2実施例と比較例とを
多色感熱記録装置の初期温度23℃で多色感熱記録シー
ト14を連続10枚カラー印刷した場合を比較した結
果、図6に示すように、1枚目と10枚目において、M
用、C用サーマルヘッド22、24とも比較例では、8
乃至9℃も上昇しているのに対して、本発明の第1、第
2実施例では1乃至2℃上昇するだけである。また、こ
の場合、得られたカラー画像においても、比較例では、
1枚目と10枚目において、Cのハイライト部とシャド
ー部の濃度差ΔODが目標濃度差である0.7から0.
8に変化したが、第1、第2実施例では変化しておら
ず、安定した画像を得ることができることを示してい
る。
多色感熱記録装置の初期温度23℃で多色感熱記録シー
ト14を連続10枚カラー印刷した場合を比較した結
果、図6に示すように、1枚目と10枚目において、M
用、C用サーマルヘッド22、24とも比較例では、8
乃至9℃も上昇しているのに対して、本発明の第1、第
2実施例では1乃至2℃上昇するだけである。また、こ
の場合、得られたカラー画像においても、比較例では、
1枚目と10枚目において、Cのハイライト部とシャド
ー部の濃度差ΔODが目標濃度差である0.7から0.
8に変化したが、第1、第2実施例では変化しておら
ず、安定した画像を得ることができることを示してい
る。
【0023】また、第1、第2実施例では、伝熱手段と
してアルミニウム製の基板、ファンを示したが、ヒート
パイプ等のように、熱伝導率、熱伝達率に優れた部材で
あれば良い。
してアルミニウム製の基板、ファンを示したが、ヒート
パイプ等のように、熱伝導率、熱伝達率に優れた部材で
あれば良い。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る多色感熱記録装置によれ
ば、以下の効果が得られる。
ば、以下の効果が得られる。
【0025】複数の発熱手段が装着され、複数の定着用
光源に近接する伝熱手段を介して、前記複数の発熱手段
および前記複数の定着用光源で発生する熱が相互に伝達
されることにより、発熱手段の温度変化および発熱手段
間の温度差が減少され、CPUによって大きな温度補償
をかけなくても良好な画像が得られる。さらに、多色感
熱記録シートの特性(相反則不軌)による色ずれを回避
することができる。
光源に近接する伝熱手段を介して、前記複数の発熱手段
および前記複数の定着用光源で発生する熱が相互に伝達
されることにより、発熱手段の温度変化および発熱手段
間の温度差が減少され、CPUによって大きな温度補償
をかけなくても良好な画像が得られる。さらに、多色感
熱記録シートの特性(相反則不軌)による色ずれを回避
することができる。
【図1】本発明に係る多色感熱記録装置の断面説明図で
ある。
ある。
【図2】本発明に係る多色感熱記録シートの断面説明図
である。
である。
【図3】本発明に係る多色感熱記録シートに印加される
熱エネルギに対する発色層の画像濃度関係図である。
熱エネルギに対する発色層の画像濃度関係図である。
【図4】本発明に係る多色感熱記録装置の他の実施例の
断面説明図である。
断面説明図である。
【図5】比較例に係る多色感熱記録装置の断面説明図で
ある。
ある。
【図6】本実施例と比較例の10枚連続記録時における
1枚目と10枚目の温度変化と濃度差変化を示した説明
図である。
1枚目と10枚目の温度変化と濃度差変化を示した説明
図である。
10、60、70…多色感熱記録装置 14…多色感熱記録シート 18…ドラム 20、22、24…サーマルヘッド 26…アルミニウム製の基板 28、30…定着用光源 62…ファン
Claims (2)
- 【請求項1】支持体上に発色波長の異なる複数の発色層
が積層された多色感熱記録シートに対して文字、画像等
を記録する多色感熱記録装置であって、 前記多色感熱記録シートの各々の発色層に異なる熱エネ
ルギを供給し、発色させる複数の発熱手段と、 前記複数の発熱手段間に配置され、前記発熱手段によっ
て記録された文字、画像等を当該多色感熱記録シートに
対して定着させる波長の異なる光を出力する複数の定着
用光源と、前記複数の発熱手段を連結するとともに、前記複数の定
着用光源を実質的に囲繞し、 前記複数の発熱手段および
前記複数の定着用光源間で互いに熱を伝える伝熱手段
と、 を備えることを特徴とする多色感熱記録装置。 - 【請求項2】 支持体上に発色波長の異なる複数の発色層
が積層された多色感熱記録シートに対して文字、画像等
を記録する多色感熱記録装置であって、 前記多色感熱記録シートの各々の発色層に異なる熱エネ
ルギを供給し、発色させる複数の発熱手段と、 前記複数の発熱手段間に配置され、前記発熱手段によっ
て記録された文字、画像等を当該多色感熱記録シートに
対して定着させる波長の異なる光を出力する複数の定着
用光源と、 前記複数の発熱手段と前記複数の定着用光源との間に配
設され、前記複数の発熱手段および前記複数の定着用光
源間で送風を行う送風手段と、 を備えることを特徴とする多色感熱記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3288655A JP2718848B2 (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 多色感熱記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3288655A JP2718848B2 (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 多色感熱記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05124236A JPH05124236A (ja) | 1993-05-21 |
JP2718848B2 true JP2718848B2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=17732976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3288655A Expired - Fee Related JP2718848B2 (ja) | 1991-11-05 | 1991-11-05 | 多色感熱記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2718848B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3158037B2 (ja) * | 1996-02-29 | 2001-04-23 | 三菱電機株式会社 | 記録装置および記録方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61227067A (ja) * | 1985-04-01 | 1986-10-09 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感熱記録用ヘツド |
-
1991
- 1991-11-05 JP JP3288655A patent/JP2718848B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05124236A (ja) | 1993-05-21 |
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