JP2717090B2 - 含水素塩化弗化プロパン類の安定化方法 - Google Patents
含水素塩化弗化プロパン類の安定化方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、含水素塩化弗化プロパン類の安定化方法に
関するものである。
関するものである。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] 本出願人は、既に CF3CF2CHCl2(R225ca)および/またはCClF2CF2CHClF
(R225cb)からなる含水素塩化弗化プロパン類の各種用
途を提案している。
(R225cb)からなる含水素塩化弗化プロパン類の各種用
途を提案している。
これらの各種用途のうち、特に繰り返し蒸気洗浄を行
なう場合には、熱安定性の面で必ずしも十分でない場合
があることがわかった。
なう場合には、熱安定性の面で必ずしも十分でない場合
があることがわかった。
[課題を解決するための手段] 本発明は前述の安定性を改善すべくなされたものであ
り、R225caおよび/またはR225cbからなる含水素塩化弗
化プロパン類を、ニトロ化合物類,フェノール類,アミ
ン類,エーテル類,アミレン類,エステル類,有機ホス
ファイト類,エポキサイド類,フラン類,アルコール
類,ケトン類及びトリアゾール類の群から選ばれる少な
くとも1種を用いて安定化する方法に関するものであ
る。
り、R225caおよび/またはR225cbからなる含水素塩化弗
化プロパン類を、ニトロ化合物類,フェノール類,アミ
ン類,エーテル類,アミレン類,エステル類,有機ホス
ファイト類,エポキサイド類,フラン類,アルコール
類,ケトン類及びトリアゾール類の群から選ばれる少な
くとも1種を用いて安定化する方法に関するものであ
る。
R225caおよび/またはR225cbは、溶剤として各種用途
に使用できるが、フラックス洗浄剤,脱脂洗浄剤,ドラ
イクリーニング用洗浄剤等に使用する際、蒸気洗浄を行
なうことがあり、熱的に安定化する必要がある。特に、
洗浄すべき対象や洗浄装置材質が金属(鉄,亜鉛,アル
ミ,銅,黄銅,各種合金等)であると、この金属の影響
によりさらに不安定となる。
に使用できるが、フラックス洗浄剤,脱脂洗浄剤,ドラ
イクリーニング用洗浄剤等に使用する際、蒸気洗浄を行
なうことがあり、熱的に安定化する必要がある。特に、
洗浄すべき対象や洗浄装置材質が金属(鉄,亜鉛,アル
ミ,銅,黄銅,各種合金等)であると、この金属の影響
によりさらに不安定となる。
本発明は、ニトロ化合物類,フェノール類,アミン
類,エーテル類,アミレン類,エステル類,有機ホスフ
ァイト類,エポキサイド類,フラン類,アルコール類,
ケトン類及びトリアゾール類の群から選ばれる少なくと
も1種を前記安定化すべき含水素塩化弗化プロパン類に
添加することにより良く安定化することができる。これ
らの安定化剤は、1種類単独であるいは2種以上の混合
物として使うことができ、含水素塩化弗化プロパン類の
使用条件が苛酷で、高い安定化効果を必要とする場合に
は、安定化剤の混合使用が有効である。安定化剤の添加
量は、特に限定されるものではないが、含水素塩化弗化
プロパン類に対して重量部基準で、1ppm〜10%、好まし
くは10ppm〜5%、さらに好ましくは100ppm〜3%であ
る。
類,エーテル類,アミレン類,エステル類,有機ホスフ
ァイト類,エポキサイド類,フラン類,アルコール類,
ケトン類及びトリアゾール類の群から選ばれる少なくと
も1種を前記安定化すべき含水素塩化弗化プロパン類に
添加することにより良く安定化することができる。これ
らの安定化剤は、1種類単独であるいは2種以上の混合
物として使うことができ、含水素塩化弗化プロパン類の
使用条件が苛酷で、高い安定化効果を必要とする場合に
は、安定化剤の混合使用が有効である。安定化剤の添加
量は、特に限定されるものではないが、含水素塩化弗化
プロパン類に対して重量部基準で、1ppm〜10%、好まし
くは10ppm〜5%、さらに好ましくは100ppm〜3%であ
る。
ニトロ化合物類としては一般式R−NO2(R;炭素数1
〜6の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化
水素基)で示されるものが好ましく、ニトロメタン,ニ
トロエタン,1−ニトロプロパン,2−ニトロプロパン,ニ
トロベンゼン等から選ばれるものである。より好ましく
はニトロメタン,ニトロエタンである。
〜6の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化
水素基)で示されるものが好ましく、ニトロメタン,ニ
トロエタン,1−ニトロプロパン,2−ニトロプロパン,ニ
トロベンゼン等から選ばれるものである。より好ましく
はニトロメタン,ニトロエタンである。
フェノール類としては下記一般式で示されるものが好
ましく、 (ここで、R,R′,R″,RはOH又は炭素数1〜6の飽和
又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素基。) フェノール,o−クレゾール,m−クレゾール、p−クレ
ゾール,チモール,p−ターシャリーブチルフェノール,
ターシャリーブチルカテコール,カテコール,イソオイ
ゲノール,o−メトキシフェノール,ビスフェノールA,サ
リチル酸イソアミル,サリチル酸ベンジル,サリチル酸
メチル,2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール等から選
ばれるものである。より好ましくは、フェノール,ビス
フェノールAである。
ましく、 (ここで、R,R′,R″,RはOH又は炭素数1〜6の飽和
又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素基。) フェノール,o−クレゾール,m−クレゾール、p−クレ
ゾール,チモール,p−ターシャリーブチルフェノール,
ターシャリーブチルカテコール,カテコール,イソオイ
ゲノール,o−メトキシフェノール,ビスフェノールA,サ
リチル酸イソアミル,サリチル酸ベンジル,サリチル酸
メチル,2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール等から選
ばれるものである。より好ましくは、フェノール,ビス
フェノールAである。
アミン類としては、下記一般式で示されるものが好ま
しく、 R−N(R′)2,(R)2−N(R′)2,(R)2−N
R′,(R)3N,RN, (R)2N−R′−N−(R″)2 R−CHN(R′)2−R″−N−(R)2 (R)2N−R′−NH−R″−N−(R)2 (R)2N−(R′NH)4−R″,R−NH−R′,(R)2
−N−OR′ [ここで、R,R′,R″,Rは水素原子又は炭素数1〜8
の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素
基] ペンチルアミン,ヘキシルアミン,ジイソプロピルア
ミン,ジイソブチルアミン,ジアリルアミン,トリエチ
ルアミン,N−メチルアニリン,ピリジン,ピコリン,モ
ルホリン,N−メチルモルホリン,トリアリルアミン,ア
リルアミン,α−メチルベンジルアミン,メチルアミ
ン,ジメチルアミン,トリメチルアミン,エチルアミ
ン,ジエチルアミン,プロピルアミン,イソプロピルア
ミン,ジプロピルアミン,ブチルアミン,イソブチルア
ミン,第2ブチルアミン,第3ブチルアミン,ジブチル
アミン,トリブチルアミン,ジペンチルアミン,トリペ
ンチルアミン,2−エチルヘキシルアミン,アニリン,N,N
−ジメチルアニリン,N,N−ジエチルアニリン,エチレン
ジアミン,プロピレンジアミン,ジエチレントリアミ
ン,テトラエチレンペンタミン,ベンジルアミン,ジベ
ンジルアミン,ジフェニルアミン,ジエチルヒドロキシ
ルアミン等から選ばれるものである。より好ましくは、
ジイソプロピルアミン,ジアリルアミンである。
しく、 R−N(R′)2,(R)2−N(R′)2,(R)2−N
R′,(R)3N,RN, (R)2N−R′−N−(R″)2 R−CHN(R′)2−R″−N−(R)2 (R)2N−R′−NH−R″−N−(R)2 (R)2N−(R′NH)4−R″,R−NH−R′,(R)2
−N−OR′ [ここで、R,R′,R″,Rは水素原子又は炭素数1〜8
の飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素
基] ペンチルアミン,ヘキシルアミン,ジイソプロピルア
ミン,ジイソブチルアミン,ジアリルアミン,トリエチ
ルアミン,N−メチルアニリン,ピリジン,ピコリン,モ
ルホリン,N−メチルモルホリン,トリアリルアミン,ア
リルアミン,α−メチルベンジルアミン,メチルアミ
ン,ジメチルアミン,トリメチルアミン,エチルアミ
ン,ジエチルアミン,プロピルアミン,イソプロピルア
ミン,ジプロピルアミン,ブチルアミン,イソブチルア
ミン,第2ブチルアミン,第3ブチルアミン,ジブチル
アミン,トリブチルアミン,ジペンチルアミン,トリペ
ンチルアミン,2−エチルヘキシルアミン,アニリン,N,N
−ジメチルアニリン,N,N−ジエチルアニリン,エチレン
ジアミン,プロピレンジアミン,ジエチレントリアミ
ン,テトラエチレンペンタミン,ベンジルアミン,ジベ
ンジルアミン,ジフェニルアミン,ジエチルヒドロキシ
ルアミン等から選ばれるものである。より好ましくは、
ジイソプロピルアミン,ジアリルアミンである。
エーテル類としては次の一般式で示されるものが好ま
しく、 R−O−R′, HO−R−O−R′,HO−R−O−R′−O−R″, R−O−R′−O−R″, R−O−R′−(OR″)2 [ここで、R,R′,R″は炭素数1〜10の飽和又は不飽和
結合を有する鎖状又は環状の炭化水素基。] 1,4−ジオキサン,イソプロピルエーテル,エチレン
グリコールモノメチルエーテル,ジエチレングリコール
モノメチルエーテル,ジエチレングリコールモノエチル
エーテル,ジプロピレングリコールメチルエーテル,エ
チルイソブチルエーテル,エチルイソプロピルエーテ
ル,エチルイソペンチルエーテル,エチルナフチルエー
テル,エチルビニルエーテル,エチルフェニルエーテ
ル,アニソール,アネトール,エチルプロパルギルエー
テル,エチルプロピルエーテル,エチルメチルエーテ
ル,エチレングリコール,メチルグリシジルエーテル,
エチレングリコールジエチルエーテル,エチレングリコ
ールジフェニルエーテル,エチレングリコールモノフェ
ニルエーテル,エチレングリコールモノブチルエーテ
ル,エチレングリコールモノベンジルエーテル,ジペン
チルエーテル,アリルエチルエーテル,ジイソペンチル
エーテル,ジアリルエーテル,ブチルグリシジルエーテ
ル,アリルグリシジルエーテル,ジプロピルエーテル,
エチルグリシジルエーテル,ビニルグリシジルエーテ
ル,ジメチルエーテル,ジエチルエーテル,ジブチルエ
ーテル,1,2−ジメトキシエタン,トリメトキシエタン,
トリエトキシエタン等から選ばれるものである。
しく、 R−O−R′, HO−R−O−R′,HO−R−O−R′−O−R″, R−O−R′−O−R″, R−O−R′−(OR″)2 [ここで、R,R′,R″は炭素数1〜10の飽和又は不飽和
結合を有する鎖状又は環状の炭化水素基。] 1,4−ジオキサン,イソプロピルエーテル,エチレン
グリコールモノメチルエーテル,ジエチレングリコール
モノメチルエーテル,ジエチレングリコールモノエチル
エーテル,ジプロピレングリコールメチルエーテル,エ
チルイソブチルエーテル,エチルイソプロピルエーテ
ル,エチルイソペンチルエーテル,エチルナフチルエー
テル,エチルビニルエーテル,エチルフェニルエーテ
ル,アニソール,アネトール,エチルプロパルギルエー
テル,エチルプロピルエーテル,エチルメチルエーテ
ル,エチレングリコール,メチルグリシジルエーテル,
エチレングリコールジエチルエーテル,エチレングリコ
ールジフェニルエーテル,エチレングリコールモノフェ
ニルエーテル,エチレングリコールモノブチルエーテ
ル,エチレングリコールモノベンジルエーテル,ジペン
チルエーテル,アリルエチルエーテル,ジイソペンチル
エーテル,ジアリルエーテル,ブチルグリシジルエーテ
ル,アリルグリシジルエーテル,ジプロピルエーテル,
エチルグリシジルエーテル,ビニルグリシジルエーテ
ル,ジメチルエーテル,ジエチルエーテル,ジブチルエ
ーテル,1,2−ジメトキシエタン,トリメトキシエタン,
トリエトキシエタン等から選ばれるものである。
より好ましくは1,4−ジオキサン,ブチルグリシジル
エーテル,1,2−ジメトキシエタンである。
エーテル,1,2−ジメトキシエタンである。
アミレン類として好ましくは、α−アミレン,β−ア
ミレン,γ−アミレン,α−イソアミレン,β−イソア
ミレン等から選ばれるものであり、より好ましくはβ−
アミレンである。
ミレン,γ−アミレン,α−イソアミレン,β−イソア
ミレン等から選ばれるものであり、より好ましくはβ−
アミレンである。
エステル類としては次の一般式で示されるものが好ま
しく、 (R′)2−N−COO−R′,RO−R′−COOR″ [ここでR,R′,R″は水素原子又は炭素数1〜6の飽和
又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素基] 酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ノルマ
ルブチル、酢酸イソブチル、酢酸イソプロピル、アクリ
ル酸エチル、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル、ア
クリル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸フェニ
ル、アクリル酸アリル、カプロラクタム、カルバミド酸
エチル、カルバミド酸メチル、サリチル酸メチル等から
選ばれるものであり、より好ましくは酢酸メチル、サリ
チル酸メチルである。
しく、 (R′)2−N−COO−R′,RO−R′−COOR″ [ここでR,R′,R″は水素原子又は炭素数1〜6の飽和
又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素基] 酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ノルマ
ルブチル、酢酸イソブチル、酢酸イソプロピル、アクリ
ル酸エチル、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル、ア
クリル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸フェニ
ル、アクリル酸アリル、カプロラクタム、カルバミド酸
エチル、カルバミド酸メチル、サリチル酸メチル等から
選ばれるものであり、より好ましくは酢酸メチル、サリ
チル酸メチルである。
有機ホスファイト類としては、次の一般式で示される
ものが好ましく、 (RO)3,(R−R′−O)3P,(RO)2POR′, [ここでR,R′,R″,Rは水素原子又は炭素数1〜18の
飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素
基] トリフェニルホスファイト,トリス(ノニルフェニ
ル)ホスファイト,トリエチルホスファイト,トリス
(2−エチルヘキシル)ホスファイト,トリデシルホス
ファイト,トリブチルホスファイト,ジフェニルモノ
(2−エチルヘキシル)ホスファイト,ジフェニルモノ
デシルホスファイト,ジフェニルモノトリデシルホスフ
ァイト,ジラウリルハイドロゲンホスファイト,ジフェ
ニルハイドロゲンホスファイト,テトラフェニルジプロ
ピレングリコールペンタエリスリトールテトラホスファ
イト,トリラウリルトリチオホスファイト,ビス(トリ
デシル)ペンタエリスリトールジホスファイト,ビス
(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
ト,トリステアリルホスファイト,ジステアリルペンタ
エリスリトールジホスファイト,トリス(2,4−ジター
シャリーブチルフェニル)ホスファイト,等から選ばれ
るものである。
ものが好ましく、 (RO)3,(R−R′−O)3P,(RO)2POR′, [ここでR,R′,R″,Rは水素原子又は炭素数1〜18の
飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素
基] トリフェニルホスファイト,トリス(ノニルフェニ
ル)ホスファイト,トリエチルホスファイト,トリス
(2−エチルヘキシル)ホスファイト,トリデシルホス
ファイト,トリブチルホスファイト,ジフェニルモノ
(2−エチルヘキシル)ホスファイト,ジフェニルモノ
デシルホスファイト,ジフェニルモノトリデシルホスフ
ァイト,ジラウリルハイドロゲンホスファイト,ジフェ
ニルハイドロゲンホスファイト,テトラフェニルジプロ
ピレングリコールペンタエリスリトールテトラホスファ
イト,トリラウリルトリチオホスファイト,ビス(トリ
デシル)ペンタエリスリトールジホスファイト,ビス
(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
ト,トリステアリルホスファイト,ジステアリルペンタ
エリスリトールジホスファイト,トリス(2,4−ジター
シャリーブチルフェニル)ホスファイト,等から選ばれ
るものである。
より好ましくはトリフェニルホスファイト,トリブチ
ルホスファイトである。
ルホスファイトである。
エポキサイド類としては、次の一般式で示されるもの
が好ましく、 RO,XRO, [ここでRは炭素数1〜8の飽和又は不飽和結合を有す
る鎖状又は環状の炭化水素基。Xはハロゲン原子。] エポキサイド類としては好ましくは、1,2−ブチレン
オキサイド,エピクロルヒドリン,プロピレンオキサイ
ド,2,3−ブチレンオキサイド,スチレンオキサイド等か
ら選ばれるものであり、より好ましくは1,2−ブチレン
オキサイド,エピクロルヒドリンである。
が好ましく、 RO,XRO, [ここでRは炭素数1〜8の飽和又は不飽和結合を有す
る鎖状又は環状の炭化水素基。Xはハロゲン原子。] エポキサイド類としては好ましくは、1,2−ブチレン
オキサイド,エピクロルヒドリン,プロピレンオキサイ
ド,2,3−ブチレンオキサイド,スチレンオキサイド等か
ら選ばれるものであり、より好ましくは1,2−ブチレン
オキサイド,エピクロルヒドリンである。
フラン類としては、次の一般式で示されるものが好ま
しく、 [ここでR,R′,R″,は炭素数1〜2の飽和及び/又は
不飽和結合を有する炭化水素基] テトラヒドロフラン,N−メチルピロール,2−メチルピ
ロール,3−メチルピロール等から選ばれるものであり、
より好ましくはN−メチルピロールである。
しく、 [ここでR,R′,R″,は炭素数1〜2の飽和及び/又は
不飽和結合を有する炭化水素基] テトラヒドロフラン,N−メチルピロール,2−メチルピ
ロール,3−メチルピロール等から選ばれるものであり、
より好ましくはN−メチルピロールである。
アルコール類としては、次の一般式で示されるものが
好ましく、R−OH,NH2−R−OH,R−O−R′−OH,R−
R′−OH[ここで、R,R′は炭素数1〜6の飽和又は不
飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素基] メタノール,sec−ブタノール,tert−ブタノール,ア
リルアルコール,ベンジルアルコール,プロパノール,
イソプロパノール,tert−アミルアルコール,1−アミノ
−2−プロパノール,プロパルギルアルコール,イソブ
タノール,ブタノール,3−メチル−1−ペンチン−3−
オール,1−メトキシ−2−プロパノール,3−メチル−1
−ブチン−3−オール等から選ばれるものであり、より
好ましくは、sec−ブタノール,プロパルギルアルコー
ルである。
好ましく、R−OH,NH2−R−OH,R−O−R′−OH,R−
R′−OH[ここで、R,R′は炭素数1〜6の飽和又は不
飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素基] メタノール,sec−ブタノール,tert−ブタノール,ア
リルアルコール,ベンジルアルコール,プロパノール,
イソプロパノール,tert−アミルアルコール,1−アミノ
−2−プロパノール,プロパルギルアルコール,イソブ
タノール,ブタノール,3−メチル−1−ペンチン−3−
オール,1−メトキシ−2−プロパノール,3−メチル−1
−ブチン−3−オール等から選ばれるものであり、より
好ましくは、sec−ブタノール,プロパルギルアルコー
ルである。
ケトン類としては、次の一般式で示されるものが好ま
しく、(R)2CO,R−CO−R′, ,R−CO−NH−R′,R−CON−(R′)2,(R)2NCON
(R′)2, [ここでR,R′,R″,Rは水素原子又は炭素原子数1〜
4の飽和/又は不飽和結合を有する炭化水素基] アセトン,メチルエチルケトン,メチルイソブチルケ
トン,アゾジカルボンアミド,マレイン酸ヒドラジド,
フタル酸ヒドラジド,ホルムアミド,N−メチルホルムア
ミド,N,N−ジメチルホルムアミド,N,N−ジエチルホルム
アミド,N−メチルプロピオンアミド,2−ピロリドン,N,
N,N′,N′−テトラメチル尿素,N−メチルピロリドン等
から選ばれるものであり、より好ましくはメチルイソブ
チルケトン,2−ピロリドンである。
しく、(R)2CO,R−CO−R′, ,R−CO−NH−R′,R−CON−(R′)2,(R)2NCON
(R′)2, [ここでR,R′,R″,Rは水素原子又は炭素原子数1〜
4の飽和/又は不飽和結合を有する炭化水素基] アセトン,メチルエチルケトン,メチルイソブチルケ
トン,アゾジカルボンアミド,マレイン酸ヒドラジド,
フタル酸ヒドラジド,ホルムアミド,N−メチルホルムア
ミド,N,N−ジメチルホルムアミド,N,N−ジエチルホルム
アミド,N−メチルプロピオンアミド,2−ピロリドン,N,
N,N′,N′−テトラメチル尿素,N−メチルピロリドン等
から選ばれるものであり、より好ましくはメチルイソブ
チルケトン,2−ピロリドンである。
トリアゾール類としては次の一般式で示されるものが
好ましく、 R−N3−R′, R−N3−R′−N−R″, [ここでR,R′,R″,Rは水素原子又は炭素数1〜16の
飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素
基。Xはハロゲン原子。] 2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチル−フェニル)
ベンゾトリアゾール,2−(2′−ヒドロキシ−3′−タ
ーシャリーブチル−5′−メチルフェニル)−5−クロ
ロ−ベンゾトリアゾール,1,2,3−ベンゾトリアゾール,1
−[(N,N−ビス−2−エチルヘキシル)アミノメチ
ル]ベンゾトリアゾール等から選ばれるものであり、よ
り好ましくは1,2,3−ベンゾトリアゾールである。
好ましく、 R−N3−R′, R−N3−R′−N−R″, [ここでR,R′,R″,Rは水素原子又は炭素数1〜16の
飽和又は不飽和結合を有する鎖状又は環状の炭化水素
基。Xはハロゲン原子。] 2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチル−フェニル)
ベンゾトリアゾール,2−(2′−ヒドロキシ−3′−タ
ーシャリーブチル−5′−メチルフェニル)−5−クロ
ロ−ベンゾトリアゾール,1,2,3−ベンゾトリアゾール,1
−[(N,N−ビス−2−エチルヘキシル)アミノメチ
ル]ベンゾトリアゾール等から選ばれるものであり、よ
り好ましくは1,2,3−ベンゾトリアゾールである。
[実施例] 実施例1〜26 本発明の含水素塩化弗化プロパン類の安定化方法の効
果を確認する目的から次の試験を行なった。
果を確認する目的から次の試験を行なった。
JIS−K1600に従い、下記第1表に示す安定化組成物の
液相部及び気相部の各々に軟鋼片を配置し、48時間経過
後の軟鋼片の腐食状況を観察した。
液相部及び気相部の各々に軟鋼片を配置し、48時間経過
後の軟鋼片の腐食状況を観察した。
結果を第1表に示す。
[発明の効果] 本発明の含水素塩化弗化プロパン類の安定化方法は実
施例から明らかなように金属腐食の抑制効果に優れ、高
い安定化効果が得られる。特に含水素塩化弗化プロパン
類による電子部品、電気部品等の洗浄時に腐食が発生し
た場合接点不良の問題が生じるが、このような対策とし
て本発明の含水素塩化弗化プロパン類の安定化方法が有
効である。
施例から明らかなように金属腐食の抑制効果に優れ、高
い安定化効果が得られる。特に含水素塩化弗化プロパン
類による電子部品、電気部品等の洗浄時に腐食が発生し
た場合接点不良の問題が生じるが、このような対策とし
て本発明の含水素塩化弗化プロパン類の安定化方法が有
効である。
Claims (1)
- 【請求項1】CF3CF2CHCl2および/またはCClF2CF2CHClF
からなる含水素塩化弗化プロパン類に、ニトロ化合物
類,フェノール類,アミン類,エーテル類,アミレン
類,エステル類,有機ホスファイト類,エポキサイド
類,フラン類,アルコール類,ケトン類及びトリアゾー
ル類の群から選ばれる少なくとも1種を添加することを
特徴とする含水素塩化弗化プロパン類の安定化方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2254689A JP2717090B2 (ja) | 1989-02-02 | 1989-02-02 | 含水素塩化弗化プロパン類の安定化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2254689A JP2717090B2 (ja) | 1989-02-02 | 1989-02-02 | 含水素塩化弗化プロパン類の安定化方法 |
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---|---|
JPH02204424A JPH02204424A (ja) | 1990-08-14 |
JP2717090B2 true JP2717090B2 (ja) | 1998-02-18 |
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ID=12085830
Family Applications (1)
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JP2254689A Expired - Fee Related JP2717090B2 (ja) | 1989-02-02 | 1989-02-02 | 含水素塩化弗化プロパン類の安定化方法 |
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-
1989
- 1989-02-02 JP JP2254689A patent/JP2717090B2/ja not_active Expired - Fee Related
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