JP2714558B2 - 成形用金型 - Google Patents
成形用金型Info
- Publication number
- JP2714558B2 JP2714558B2 JP29032895A JP29032895A JP2714558B2 JP 2714558 B2 JP2714558 B2 JP 2714558B2 JP 29032895 A JP29032895 A JP 29032895A JP 29032895 A JP29032895 A JP 29032895A JP 2714558 B2 JP2714558 B2 JP 2714558B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molding
- mold
- push pin
- molding die
- fan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は曲面部を有する成形
品を成形する際に用いて好適な上型と下型を有する成形
用金型に関する。
品を成形する際に用いて好適な上型と下型を有する成形
用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、送風機等に用いる複数の羽根を
有する金属製のファンは成形用金型によりプレス成形さ
れる。
有する金属製のファンは成形用金型によりプレス成形さ
れる。
【0003】従来、この種の成形用金型は上型と下型を
有し、上型と下型における各対向面に、ファンの型面を
形成するとともに、成形時には、被成形材である打抜加
工して得たファンブランク(中間製造品)を、上型と下
型の型面によりプレス成形してファンを製造していた。
有し、上型と下型における各対向面に、ファンの型面を
形成するとともに、成形時には、被成形材である打抜加
工して得たファンブランク(中間製造品)を、上型と下
型の型面によりプレス成形してファンを製造していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の成形用金型は次のような問題点があった。
の成形用金型は次のような問題点があった。
【0005】第一に、金型の型面には、羽根を成形する
曲面部を形成する必要があるとともに、複数の羽根に対
応する各型面をそれぞれ均一に形成する必要があるた
め、金型の製作が容易でなく、金型自体の大幅なコスト
アップを招く。
曲面部を形成する必要があるとともに、複数の羽根に対
応する各型面をそれぞれ均一に形成する必要があるた
め、金型の製作が容易でなく、金型自体の大幅なコスト
アップを招く。
【0006】第二に、ファンの大きさや形状等が異なる
場合、ファンの種類毎に金型を製作する必要があるた
め、汎用性及び経済性に劣る。
場合、ファンの種類毎に金型を製作する必要があるた
め、汎用性及び経済性に劣る。
【0007】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、大幅なコストダウンを図れ
るとともに、汎用性及び経済性に優れた成形用金型の提
供を目的とする。
課題を解決したものであり、大幅なコストダウンを図れ
るとともに、汎用性及び経済性に優れた成形用金型の提
供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明
は、曲面部R…を有する成形品Mを成形する上型2と下
型3を有する成形用金型1を構成するに際して、上型2
と下型3の各対向面2f,3fに、型閉時に被成形材M
oを挟んで固定する被成形材固定部4,5と、型閉時に
被成形材Moの異なる位置を反対方向に押圧して曲面部
R…を成形する押ピン部6a,6b…、7a,7b…を
それぞれ設けてなることを特徴とする。
は、曲面部R…を有する成形品Mを成形する上型2と下
型3を有する成形用金型1を構成するに際して、上型2
と下型3の各対向面2f,3fに、型閉時に被成形材M
oを挟んで固定する被成形材固定部4,5と、型閉時に
被成形材Moの異なる位置を反対方向に押圧して曲面部
R…を成形する押ピン部6a,6b…、7a,7b…を
それぞれ設けてなることを特徴とする。
【0009】この場合、好適な実施の形態により、成形
用金型1は、複数の羽根Fr…を有するファンFを成形
する際に適する。また、被成形材固定部4,5は、各対
向面2f,3fの中央に設けるとともに、対向面2f,
3fに対して押込可能に設ける。一方、押ピン部6a
…、7a…は、被成形材固定部4,5の周りであって、
ファンFにおける各羽根Fr…の一側と他側に対応する
位置にそれぞれ設けるとともに、対向面2f,3fに着
脱可能或いは位置を変更可能に設ける。なお、押ピン部
6a…、7a…の先端は球面形成する。
用金型1は、複数の羽根Fr…を有するファンFを成形
する際に適する。また、被成形材固定部4,5は、各対
向面2f,3fの中央に設けるとともに、対向面2f,
3fに対して押込可能に設ける。一方、押ピン部6a
…、7a…は、被成形材固定部4,5の周りであって、
ファンFにおける各羽根Fr…の一側と他側に対応する
位置にそれぞれ設けるとともに、対向面2f,3fに着
脱可能或いは位置を変更可能に設ける。なお、押ピン部
6a…、7a…の先端は球面形成する。
【0010】これにより、成形時には、下型3の被成形
材固定部5に被成形材Moを位置決めしてセットし、上
型2を下降させて型閉めすれば、被成形材Moは上型2
の被成形材固定部4と下型3の被成形材固定部5に挟ま
れて固定されるとともに、被成形材Moの異なる位置が
押ピン部6a…、7a…により反対方向に押圧され、捩
られることにより曲面部R…が成形される。
材固定部5に被成形材Moを位置決めしてセットし、上
型2を下降させて型閉めすれば、被成形材Moは上型2
の被成形材固定部4と下型3の被成形材固定部5に挟ま
れて固定されるとともに、被成形材Moの異なる位置が
押ピン部6a…、7a…により反対方向に押圧され、捩
られることにより曲面部R…が成形される。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係る最適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
面に基づき詳細に説明する。
【0012】まず、本実施例に係る成形用金型1の構成
について、図1〜図3を参照して説明する。なお、実施
例の成形用金型1は、成形品Mとして、図6に示すよう
な8枚の羽根Fr…(曲面部R…)を有する送風機等に
用いるファンFを成形するファン成形用金型を例示す
る。
について、図1〜図3を参照して説明する。なお、実施
例の成形用金型1は、成形品Mとして、図6に示すよう
な8枚の羽根Fr…(曲面部R…)を有する送風機等に
用いるファンFを成形するファン成形用金型を例示す
る。
【0013】成形用金型1は、図2に示すように、可動
(昇降)側となる上型2と、固定側となる下型3からな
る。
(昇降)側となる上型2と、固定側となる下型3からな
る。
【0014】上型2は可動盤11を有し、この可動盤1
1の下面には上型本体12を備える。上型本体12は所
定の厚さを有する平板状の上型ベースブロック13を備
え、この上型ベースブロック13の下面は対向面2fと
なる。そして、可動盤11及び上型ベースブロック13
(対向面2f)の中央には挿通孔14を設け、この挿通
孔14に円柱状の被成形材固定部4を収容する。この場
合、被成形材固定部4は自然状態において対向面2fか
ら下方に所定長さ突出した位置で位置規制されるととも
に、スプリング15により下方に付勢され、被成形材固
定部4は上型ベースブロック13側に押込可能となる。
なお、16は被成形材固定部4の下面に形成した凹部で
あり、型閉時に、被成形材Moの突起部分(モータシャ
フト取付部Fs)を収容する。
1の下面には上型本体12を備える。上型本体12は所
定の厚さを有する平板状の上型ベースブロック13を備
え、この上型ベースブロック13の下面は対向面2fと
なる。そして、可動盤11及び上型ベースブロック13
(対向面2f)の中央には挿通孔14を設け、この挿通
孔14に円柱状の被成形材固定部4を収容する。この場
合、被成形材固定部4は自然状態において対向面2fか
ら下方に所定長さ突出した位置で位置規制されるととも
に、スプリング15により下方に付勢され、被成形材固
定部4は上型ベースブロック13側に押込可能となる。
なお、16は被成形材固定部4の下面に形成した凹部で
あり、型閉時に、被成形材Moの突起部分(モータシャ
フト取付部Fs)を収容する。
【0015】一方、被成形材固定部4の周りであって、
対向面2f上には、8本の押ピン部6a,6b,6c…
を周方向へ等間隔に設ける。この場合、押ピン部6a
(他の押ピン部6b…も同じ)は丸棒状に形成し、一端
にネジ部6nを設けて対向面2fに螺着するとともに、
押ピン部6aの他端(先端)は球面形成する。これによ
り、押ピン部6aは対向面2fに着脱可能となり、例え
ば、長さや形状の異なる他の押ピン部と交換できる。ま
た、押ピン部6aの位置は、成形時に、ファンFにおけ
る羽根Frの上面一側を押圧可能な位置を選定する。
対向面2f上には、8本の押ピン部6a,6b,6c…
を周方向へ等間隔に設ける。この場合、押ピン部6a
(他の押ピン部6b…も同じ)は丸棒状に形成し、一端
にネジ部6nを設けて対向面2fに螺着するとともに、
押ピン部6aの他端(先端)は球面形成する。これによ
り、押ピン部6aは対向面2fに着脱可能となり、例え
ば、長さや形状の異なる他の押ピン部と交換できる。ま
た、押ピン部6aの位置は、成形時に、ファンFにおけ
る羽根Frの上面一側を押圧可能な位置を選定する。
【0016】他方、下型3は固定盤21を有し、この固
定盤21の下面には下型本体22を備える。下型本体2
2は所定の厚さを有する平板状の下型ベースブロック2
3を備え、この下型ベースブロック23の上面は対向面
3fとなる。そして、固定盤21及び下型ベースブロッ
ク23(対向面3f)の中央には、下型側における円柱
状の被成形材固定部5を設ける。この場合、被成形材固
定部5の取付構造は、上記被成形材固定部4と同様とな
り、成形材固定部5は自然状態において対向面3fから
上方に所定長さ突出した位置で位置規制されるととも
に、対向面3fに対して押込可能となる。しかし、被成
形材固定部5は押込限界位置が設定されており、成形用
金型1の型閉時において被成形材Moに対する軸方向の
位置決めが行われる。なお、図3に示すように、被成形
材固定部5の上面における中心には、被成形材Moに対
する面方向の位置決めを行う位置決め凸部24を設ける
とともに、位置決め凸部24の近傍には複数の位置決め
凸部25…を設ける。
定盤21の下面には下型本体22を備える。下型本体2
2は所定の厚さを有する平板状の下型ベースブロック2
3を備え、この下型ベースブロック23の上面は対向面
3fとなる。そして、固定盤21及び下型ベースブロッ
ク23(対向面3f)の中央には、下型側における円柱
状の被成形材固定部5を設ける。この場合、被成形材固
定部5の取付構造は、上記被成形材固定部4と同様とな
り、成形材固定部5は自然状態において対向面3fから
上方に所定長さ突出した位置で位置規制されるととも
に、対向面3fに対して押込可能となる。しかし、被成
形材固定部5は押込限界位置が設定されており、成形用
金型1の型閉時において被成形材Moに対する軸方向の
位置決めが行われる。なお、図3に示すように、被成形
材固定部5の上面における中心には、被成形材Moに対
する面方向の位置決めを行う位置決め凸部24を設ける
とともに、位置決め凸部24の近傍には複数の位置決め
凸部25…を設ける。
【0017】一方、被成形材固定部5の周りであって、
対向面3f上には、8本の押ピン部7a,7b,7c…
を周方向へ等間隔に設ける。この場合、押ピン部7a
(他の押ピン部7b…も同じ)は丸棒状に形成し、前記
押ピン部6aと同様に、一端にネジ部を設けて対向面3
fに螺着するとともに、押ピン部7aの他端(先端)は
球面形成する。これにより、押ピン部7aは対向面3f
に着脱する。また、前述した押ピン部6aの位置は、成
形時に、ファンFにおける羽根Frの上面一側を押圧可
能な位置を選定したが、押ピン部7aの位置は、羽根F
rの下面他側を押圧可能な位置を選定する。なお、8
a,8b,8c…はそれぞれ押ピン部6a,6b,6c
…に対向して対向面3f上に設けた規制ピン部である。
対向面3f上には、8本の押ピン部7a,7b,7c…
を周方向へ等間隔に設ける。この場合、押ピン部7a
(他の押ピン部7b…も同じ)は丸棒状に形成し、前記
押ピン部6aと同様に、一端にネジ部を設けて対向面3
fに螺着するとともに、押ピン部7aの他端(先端)は
球面形成する。これにより、押ピン部7aは対向面3f
に着脱する。また、前述した押ピン部6aの位置は、成
形時に、ファンFにおける羽根Frの上面一側を押圧可
能な位置を選定したが、押ピン部7aの位置は、羽根F
rの下面他側を押圧可能な位置を選定する。なお、8
a,8b,8c…はそれぞれ押ピン部6a,6b,6c
…に対向して対向面3f上に設けた規制ピン部である。
【0018】次に、本実施例に係る成形用金型1を用い
たファンF(成形品M)の成形方法について、図1〜図
6を参照して説明する。
たファンF(成形品M)の成形方法について、図1〜図
6を参照して説明する。
【0019】まず、金属板を打抜加工することにより、
図4及び図5に示す平坦な第一ファンブランクMfを製
造する。第一ファンブランクMfは円形をなし、外周縁
から中心に向かう中間位置に至る8本のスリットS…を
周方向に等間隔に有するとともに、中心には通孔Hを有
し、また、通孔HとスリットS…間の面には、位置決め
凸部25に嵌合して位置決めされる複数の位置決め孔部
Fc…を有する。
図4及び図5に示す平坦な第一ファンブランクMfを製
造する。第一ファンブランクMfは円形をなし、外周縁
から中心に向かう中間位置に至る8本のスリットS…を
周方向に等間隔に有するとともに、中心には通孔Hを有
し、また、通孔HとスリットS…間の面には、位置決め
凸部25に嵌合して位置決めされる複数の位置決め孔部
Fc…を有する。
【0020】次いで、第一ファンブランクMfの中心
に、筒状のモータシャフト取付部Fsを形成して、図2
に示すような被成形材(第二ファンブランク)Moを製
造する。そして、被成形材Moは図2に示す型開き状態
の下型3における被成形材固定部5に位置決めしてセッ
トする。この際、被成形材Moのモータシャフト取付部
Fsは位置決め凸部24に嵌合させるとともに、位置決
め孔部Fcは位置決め凸部25に嵌合させる。
に、筒状のモータシャフト取付部Fsを形成して、図2
に示すような被成形材(第二ファンブランク)Moを製
造する。そして、被成形材Moは図2に示す型開き状態
の下型3における被成形材固定部5に位置決めしてセッ
トする。この際、被成形材Moのモータシャフト取付部
Fsは位置決め凸部24に嵌合させるとともに、位置決
め孔部Fcは位置決め凸部25に嵌合させる。
【0021】この後、図1に示すように、上型2を下降
させて型閉めすれば、被成形材Moは上型2の被成形材
固定部4と下型3の被成形材固定部5に挟まれて固定さ
れるとともに、被成形材Moにおける各羽根Fr…の一
側及び他側に対応する位置がそれぞれ押ピン部6a…、
7a…により反対方向に押圧され、捩られることにより
羽根Fr…(曲面部R…)が成形される。図6はこのよ
うにして成形されたファンF(成形品M)を示す。
させて型閉めすれば、被成形材Moは上型2の被成形材
固定部4と下型3の被成形材固定部5に挟まれて固定さ
れるとともに、被成形材Moにおける各羽根Fr…の一
側及び他側に対応する位置がそれぞれ押ピン部6a…、
7a…により反対方向に押圧され、捩られることにより
羽根Fr…(曲面部R…)が成形される。図6はこのよ
うにして成形されたファンF(成形品M)を示す。
【0022】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、押ピン部は、対向面3f(対向面2f)におけ
る任意の位置にネジ孔を形成することにより、図3に示
す符号6p(7p)等の位置に変更できるようにしても
よく、これにより、押ピン部を交換或いは位置を変更す
るのみで大きさの異なるファン(成形品)を成形でき
る。また、押ピン部は、ネジ部6nにより着脱できるよ
うに構成したが、図2の押ピン部7aに仮想線で示すよ
うに鍔部を設けた埋込形式により着脱できるように構成
してもよい。さらにまた、成形品はファンを例示した
が、曲面部を有する任意の成形品に適用できる。したが
って、例えば、上型に二本の押ピン部を設けるととも
に、下型に当該二本の押ピン部の中間に位置する一本の
押ピン部を設けることにより、U形の曲面部を成形する
こともできる。なお、上型及び下型は上下に配されるこ
とを意味するものではなく、左右に配してもよい。その
他、細部の構成,形状,数量,素材等において、本発明
の精神を逸脱しない範囲で任意に変更できる。
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、押ピン部は、対向面3f(対向面2f)におけ
る任意の位置にネジ孔を形成することにより、図3に示
す符号6p(7p)等の位置に変更できるようにしても
よく、これにより、押ピン部を交換或いは位置を変更す
るのみで大きさの異なるファン(成形品)を成形でき
る。また、押ピン部は、ネジ部6nにより着脱できるよ
うに構成したが、図2の押ピン部7aに仮想線で示すよ
うに鍔部を設けた埋込形式により着脱できるように構成
してもよい。さらにまた、成形品はファンを例示した
が、曲面部を有する任意の成形品に適用できる。したが
って、例えば、上型に二本の押ピン部を設けるととも
に、下型に当該二本の押ピン部の中間に位置する一本の
押ピン部を設けることにより、U形の曲面部を成形する
こともできる。なお、上型及び下型は上下に配されるこ
とを意味するものではなく、左右に配してもよい。その
他、細部の構成,形状,数量,素材等において、本発明
の精神を逸脱しない範囲で任意に変更できる。
【0023】
【発明の効果】このように、本発明は、曲面部を有する
成形品を成形する上型と下型を有する成形用金型におい
て、前記上型と前記下型の各対向面に、型閉時に被成形
材を挟んで固定する被成形材固定部と、型閉時に被成形
材の異なる位置を反対方向に押圧して曲面部を成形する
押ピン部をそれぞれ設けてなるため、次のような顕著な
効果を奏する。
成形品を成形する上型と下型を有する成形用金型におい
て、前記上型と前記下型の各対向面に、型閉時に被成形
材を挟んで固定する被成形材固定部と、型閉時に被成形
材の異なる位置を反対方向に押圧して曲面部を成形する
押ピン部をそれぞれ設けてなるため、次のような顕著な
効果を奏する。
【0024】 成形用金型の型面には、曲面部を形成
する必要がないため、金型の製作が容易となり、金型自
体の大幅なコストダウンを図ることができる。また、従
来のプレス機をそのまま利用できるため、設備費のコス
ト削減にも寄与できる。
する必要がないため、金型の製作が容易となり、金型自
体の大幅なコストダウンを図ることができる。また、従
来のプレス機をそのまま利用できるため、設備費のコス
ト削減にも寄与できる。
【0025】 成形品の大きさや形状等が異なる場合
であっても、例えば、押ピン部の位置の変更或いは異な
る押ピン部との交換のみにより対応できるため、汎用性
及び経済性に優れる。
であっても、例えば、押ピン部の位置の変更或いは異な
る押ピン部との交換のみにより対応できるため、汎用性
及び経済性に優れる。
【図1】本発明に係る成形用金型の型閉時の正面構成
図、
図、
【図2】同成形用金型の型開時の正面構成図、
【図3】同成形用金型における下型の平面図、
【図4】同成形用金型によりファンを成形する際に用い
るファンブランクの平面図、
るファンブランクの平面図、
【図5】同第一ファンブランクを示す正面図、
【図6】同成形用金型により成形したファンの正面図、
1 成形用金型 2 上型 2f 対向面 3 下型 3f 対向面 4 被成形材固定部 5 被成形材固定部 6a… 押ピン部 7a… 押ピン部 R… 曲面部 M 成形品 Mo 被成形材 Fr… 羽根 F ファン
フロントページの続き (72)発明者 川上 勲 長野県北安曇郡松川村10番地 有限会社 川上製作所内 (56)参考文献 特開 昭60−99499(JP,A) 特開 昭60−108598(JP,A)
Claims (8)
- 【請求項1】 曲面部を有する成形品を成形する上型と
下型を有する成形用金型において、前記上型と前記下型
の各対向面に、型閉時に被成形材を挟んで固定する被成
形材固定部と、型閉時に被成形材の異なる位置を反対方
向に押圧して曲面部を成形する押ピン部をそれぞれ設け
たことを特徴とする成形用金型。 - 【請求項2】 複数の羽根を有するファンを成形するフ
ァン成形用金型に適用したことを特徴とする請求項1記
載の成形用金型。 - 【請求項3】 前記被成形材固定部は、前記対向面の中
央に設けることを特徴とする請求項1又は2記載の成形
用金型。 - 【請求項4】 前記被成形材固定部は、前記対向面に対
して押込可能に設けることを特徴とする請求項1又は3
記載の成形用金型。 - 【請求項5】 前記押ピン部は、前記被成形材固定部の
周りであって、前記ファンにおける各羽根の一側と他側
に対応する位置にそれぞれ設けることを特徴とする請求
項1,2又は3記載の成形用金型。 - 【請求項6】 前記押ピン部は、前記対向面に着脱可能
に設けることを特徴とする請求項1又は5記載の成形用
金型。 - 【請求項7】 前記押ピン部は、前記対向面に位置を変
更可能に設けることを特徴とする請求項1,5又は6記
載の成形用金型。 - 【請求項8】 前記押ピン部は先端を球面形成すること
を特徴とする請求項1,5,6又は7記載の成形用金
型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29032895A JP2714558B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29032895A JP2714558B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 成形用金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09108761A JPH09108761A (ja) | 1997-04-28 |
JP2714558B2 true JP2714558B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=17754658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29032895A Expired - Lifetime JP2714558B2 (ja) | 1995-10-12 | 1995-10-12 | 成形用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2714558B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104438513B (zh) * | 2013-09-17 | 2017-11-28 | 五冶集团上海有限公司 | 一种扁钢弯扭成型装置 |
CN113926925B (zh) * | 2021-10-13 | 2024-04-02 | 上海裕达实业有限公司 | 真空获得设备叶轮的冲压成型模具 |
CN115582475B (zh) * | 2022-11-22 | 2023-03-03 | 河北宇德机械有限公司 | 一种叶片定位压制成型的工装 |
-
1995
- 1995-10-12 JP JP29032895A patent/JP2714558B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09108761A (ja) | 1997-04-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO1991012099A1 (en) | Die for beading metallic gasket | |
JP2714558B2 (ja) | 成形用金型 | |
JPH06304669A (ja) | 金属パネルを型付加工する方法及び装置 | |
JPH06154895A (ja) | 型打ちによる絞り成形方法 | |
JPH021515U (ja) | ||
JPH0910860A (ja) | プレス打抜装置 | |
JP2702530B2 (ja) | 板金プレス加工品の製造方法 | |
JPH0199599U (ja) | ||
JPH05228542A (ja) | プレス成形方法 | |
JP3131868U (ja) | 型押し器兼用抜き型 | |
JP2780581B2 (ja) | プレス成形方法ならびにプレス型およびプレス型の製作方法 | |
JPS624476Y2 (ja) | ||
JPH0674312U (ja) | 成形品の仕上げ装置 | |
JPH0137770Y2 (ja) | ||
JP2599965Y2 (ja) | 成形型 | |
JPH06140741A (ja) | ダイスタンプ用金型 | |
JPH0847729A (ja) | 内周部及び外周部の打抜き方法 | |
KR970007222B1 (ko) | 합성수지 스피커용 그릴(Grille)의 성형방법 | |
JP2808412B2 (ja) | 食品成型器 | |
JPH09118327A (ja) | プラスチック折り曲げ箱形成用装置 | |
JPH034410Y2 (ja) | ||
JPH0318917U (ja) | ||
JP3009355U (ja) | 分電盤のフレーム | |
JP2774159B2 (ja) | クリアランス測定用パネル | |
JPS6323720Y2 (ja) |