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JP2711105B2 - 蓄積型火災警報装置 - Google Patents

蓄積型火災警報装置

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JP2711105B2
JP2711105B2 JP63076281A JP7628188A JP2711105B2 JP 2711105 B2 JP2711105 B2 JP 2711105B2 JP 63076281 A JP63076281 A JP 63076281A JP 7628188 A JP7628188 A JP 7628188A JP 2711105 B2 JP2711105 B2 JP 2711105B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、熱、煙、光あるいはガス等の検出量に基づ
いて火災異常を判断する蓄積型火災警報装置に関するも
のである。
[従来の技術] 従来、蓄積型火災警報装置として、蓄積式火災感知器
や蓄積式受信機が知られている。これら蓄積式火災感知
器や蓄積式受信機は、熱、煙、光あるいはガス等の火災
現象の検出量が所定レベル、例えば火災判別レベルを超
え、その状態が所定時間、すなわち蓄積時間に渡って連
続して継続すると火災と判断し、蓄積式火災感知器の場
合には受信機に火災信号を送出し、蓄積式受信機の場合
には火災発生を報知する。
なお、蓄積式受信機にはさらに2つの型があり、第1
の型は、例えば特公昭45−35862号公報に開示されてい
るように、受信機には通常の火災信号を出力する感知器
を接続し、感知器から火災信号を受信するとその感知器
を所定時間復旧させ、復旧後、その感知器が第2の所定
時間内に再度動作したら火災と判断するものであり、ま
た、第2の型としては、受信機にはアナログ式感知器を
接続し、感知器から出力される例えばディジタル化され
たアナログ量信号が火災判別レベルを超えると、例えば
タイマを動作させ、タイマが動作している間、アナログ
量信号が火災判別レベルを超え続けていた場合に火災と
判断するものが知られている。
従来の上述したような蓄積型火災警報装置において
は、いずれの場合も、物理量の検出量が所定レベルを所
定時間に渡って継続して超えた場合にのみ火災と判断す
るようにしており、これにより例えば煙を検出する光電
式煙センサの場合には、タバコ等の一過性の煙により非
火災報が防止される。
しかしながら、この場合所定レベル以上の検出量が継
続していることが条件であるため、例えば第4図に示す
ように、時刻t1において一度所定レベルAを超えた検出
量すなわちセンサ出力レベルSLVが、その後、火災現象
が鎮火した等の理由により減少中の場合でも、未だ所定
レベル以上であるならば、所定時間経過後の時刻t2にお
いて、第4図の下部に示すように火災異常信号を発報し
てしまうという不具合がある。また、環境中に一時的に
煙が入りセンサ出力レベルが急上昇し、その後徐々に減
少している場合にも同様に火災異常信号の発報を行って
非火災報となってしまう。
[発明が解決しようとする問題点] このように従来の蓄積型火災警報装置では、単に所定
レベルを超えている時間だけで動作させるようにしてい
るため、例えば光電式煙センサの場合では一過性の煙の
ように途中から検出量が減少しているにも拘わらず、所
定レベル以上が所定時間継続した場合には誤動作してし
まうという問題があった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、従来の上記問題点を解決するために為され
たもので、センサ出力レベルが所定値以上の傾き傾向、
例えば上昇傾向にある場合にのみタイマのカウントアッ
プを行わせ、そのタイマ時間が所定の蓄積時間に達する
と火災異常信号を出力させるようにすることにより、一
層信頼性の高い蓄積型火災警報装置を実現することを目
的としている。
従って本発明によれば、火災現象に関する物理量を検
出して該物理量に対応したセンサ出力レベルを出力する
火災現象検出部(FS)と、該火災現象検出部からの前記
センサ出力レベル(SLV)に基づいて火災判別を行う火
災判別手段(ステップ311)とを備えた火災警報装置に
おいて、 前記火災現象検出部からのセンサ出力レベルの値が所
定レベル(A)以上のときに、該センサ出力レベルの現
時点での傾き(ST)を決定する傾き決定手段(ステップ
307及び308)と、 該傾き決定手段により決定された傾きが所定値以上の
傾向を示しているときには時間(T)の蓄積を行い、前
記傾きが前記所定値を下回っているときには時間(T)
の蓄積を一時停止する第1のタイマ手段(RAM2、ステッ
プ309及び310)と、 を備え、これにより、前記火災判別手段は、前記第1の
タイマ手段により蓄積された時間(T)が所定の蓄積時
間(T0)に達したときに火災と判断するようにしたこと
を特徴とする蓄積型火災警報装置が提供される。
また、本発明の蓄積型火災警報装置のもう1つの態様
によれば、上記蓄積型火災警報装置の傾き決定手段並び
に第1のタイマ手段に加うるに、前記火災現象検出部か
らのセンサ出力レベルの値が前記所定レベル以上のとき
の経過時間(LT)を計数する第2のタイマ手段(RAM2、
ステップ305)をさらに含み、これにより、前記第2の
タイマ手段により計数された経過時間(LT)が前記所定
の蓄積時間より長い所定の制限時間(LT0)に達したと
きに前記火災判別手段に火災と判断させるようにしてい
る。
[作用] 傾き決定手段は、火災現象検出部からのセンサ出力レ
ベルの値が所定レベル以上のときに、該センサ出力レベ
ルの現時点での傾きを決定すると共に、第1のタイマ手
段は、傾き決定手段により決定された傾きが所定値以上
の傾向、例えば上昇傾向を示している間の時間のみを蓄
積し、これにより、第1のタイマ手段により蓄積された
時間が所定の蓄積時間に達したときに火災と判断するよ
うにしているので、所定レベルを一定時間連続して超え
ている場合でもセンサ出力レベルが減少中の状態では蓄
積タイマが進まず動作は保留されたままで、このため、
一過性の煙に対して誤動作を防止する働きを一層確実に
している。
また、火災現象検出部からのセンサ出力レベルの値が
所定レベル以上のときの経過時間を計数する第2のタイ
マ手段をさらに含んでいる場合には、第2のタイマ手段
により計数された経過時間が所定の制限時間に達したと
きに火災と判断されることとなり、これにより失報の可
能性をも減じる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を光電式煙センサの場合を例
にとり説明するが、それに先立って本発明の作用につい
て説明する。
第1A図及び第1B図は、本発明の作用を説明するために
煙の立ち上がり状態の2つの例を示すグラフであり、両
図において、縦軸には、上段にセンサ出力レベルSLV
が、中段に蓄積タイマのオン・オフ状態が、下段に蓄積
タイマの時間カウント値すなわち蓄積時間T、並びに時
間制限タイマの時間カウント値すなわち経過時間LTがそ
れぞれ示されており、そして横軸には時間tが示されて
いる。
第1A図には火災動作をしない、すなわち火災異常信号
を発報しない場合が示されており、センサ出力レベルSL
Vが点aにおいて所定レベルAを超え、この時点で図の
中段に示されるように蓄積タイマが起動されてオンとな
る。a〜b間ではセンサ出力レベルSLVは上昇しその上
昇率すなわち傾きが所定の傾きK(Kは環境条件によっ
て適宜に選ばれ、例えば、0か、もしくはノイズ等を考
慮した0に前後する値に選ばれる)以上であるならば、
第1A図の下段に示すように蓄積タイマの蓄積時間Tは増
加する。しかし、b〜c間ではセンサ出力レベルSLVが
減少を続けるため、すなわち所定の傾きKより小さい傾
きであるため、蓄積タイマの蓄積時間Tは下段に示すよ
うに増加されずそのままの値を保ち、点cでセンサ出力
レベルSLVが所定レベルAを下回ると、蓄積タイマはク
リアされる。この結果、センサは動作されることはな
く、従って、タバコ等の一過性の環境変動による誤動作
は防止される。
第1B図には火災動作が行われる、すなわち火災異常信
号を発報する場合が示されており、センサ出力レベルSL
Vが点dにおいて所定レベルAを超えると、第1B図の中
段に示すように蓄積タイマが起動されてオンとなり、d
〜e間ではセンサ出力レベルSLVは上昇するので、第1B
図の下段に示すように蓄積タイマの蓄積時間Tは増加す
る。点e〜f間ではセンサ出力レベルSLVが減少中なの
で、蓄積タイマの蓄積時間Tは増加することなくそのま
まの値を保持し、以下同様に、センサ出力レベルSLVが
所定レベルAを超えてからセンサ出力レベルSLVが上昇
中の場合は、すなわち区間d−e、f−g、h−i、j
−k間では蓄積タイマが起動されて蓄積時間Tが増加し
続ける。そして、蓄積タイマの動作時間の合計、すなわ
ち蓄積時間Tがk点において所定の蓄積時間T0に達する
と火災動作が行われることとなる。
このようにセンサ出力レベルSLVが上昇している場合
にのみ蓄積タイマをカウントアップするようにしている
ため、センサ出力レベルSLVが増減しながら、大局的に
は増加傾向にある場合に火災動作が行われることとな
り、信頼性の一層高い蓄積型警報装置が実現できる。
なお、第1A図並びに第1B図の下段には、蓄積タイマに
よる蓄積時間Tの他に、時間制限タイマによる時間カウ
ント値すなわち経過時間LTも示されており、該経過時間
LTはセンサ出力レベルSLVが所定レベルAを超えてから
の全経過時間を表わす。この時間制限タイマは次の理由
により設けられている。すなわち、センサ出力レベルSL
Vが所定レベルAを超えて蓄積タイマがオン状態とな
り、その後、センサ出力レベルSLVが所定レベルA以上
で増減を繰り返すと、蓄積時間Tは所定の蓄積時間T0
なかなか達しないことが考えられる。このような場合に
本発明では、センサ出力レベルSLVが所定レベルAを超
えてからの経過時間LTが予め定められた制限時間LT0(L
T>LT0)に達したならば、火災の可能性が大であるとし
て積極的に火災動作を行わせるようにしている。
なお、所定レベルA、所定の蓄積時間T0、制限時間LT
0並びに所定の傾きKは感知器DEが設置される室の用
途、高さ、容積、時刻、ノイズの有無等によって適宜に
決定され得る。
第2図は、本発明を煙式の火災感知器に適用した場合
の一実施例であり、第2図において、REは受信機、Lは
複数本、例えば一対の電源兼信号線、一点鎖線内に示さ
れた回路部分DEは、電源兼信号線Lにより受信機REに複
数個が接続される火災感知器であり、ここでは1つの火
災感知器だけが示されている。
火災感知器DEにおいて、 FSは、火災現象検出部であり、本実施例では散乱光式
の煙検出部を示している。
MPUは、マイクロコンピュータ、 OSCは、クロックを発振する発振部、 ROM1は、第3図にフローチャートで示すプログラムの
記憶領域、 ROM2は、所定レベルAの記憶領域、 ROM3は、火災判別基準としての所定の蓄積時間T0並び
に制限時間LT0の記憶領域、 ROM4は、センサ出力レベルの所定の傾きKの記憶領
域、 RAM1は、火災現象検出部FSより読込んだセンサ出力レ
ベルSLVの記憶領域、 RAM2は、蓄積時間T並びに経過時間LTを計数するため
にタイマとしての時間カウンタ用記憶領域、 RAM3は、作業用領域、 TAXは、受信機REに接続される送受信部、である。ま
た、煙センサすなわち煙検出部FSの検煙室には、発振回
路12及び発光回路14による所定周期でパルス点灯される
発光ダイオードLEDと、煙が検煙室に流入した場合にそ
の濃度に比例した散乱光を受ける太陽電池SBとが設けら
れており、該太陽電池SBからの出力は受光回路16を介し
て増幅器18で増幅された後、アナログ/ディジタル(A/
D)変換回路20でディジタル信号に変換されて、インタ
ーフェイスI/Fを介してマイクロコンピュータMPU側に送
られる。
なお、第2図の実施例の場合には、受信機REには火災
感知器DEが接続され、該火災感知器DEは結果の火災異常
信号のみを受信機REに送出し受信機REから火災感知器DE
に対してポーリングを行うことはないので、送受信部TR
Xは火災信号送出部としてのみ機能する。
第2図の動作を第3図のフローチャートを用いて説明
する。
初期設定(ステップ301)の後、発振部OSCの発振する
クロックに基づくサンプリング周期で、煙検出部FSから
インターフェイスI/Fを介してセンサ出力レベルSLVを作
業用領域RAM3に読込み(ステップ302)、それを記憶領
域ROM2に格納されている所定レベルAと比較する(ステ
ップ303)。比較の結果、センサ出力レベルSLVが所定レ
ベルAより小さいならば(ステップ303のN)、センサ
出力レベル記憶領域RAM1に記憶されているセンサ出力レ
ベルをクリアすると共に、T=0並びにLT=0として
(ステップ304)、次のサンプリング時期に、ステップ3
02にて次のセンサ出力レベルSLVの読込みを行う。
比較の結果、もしセンサ出力レベルSLVが所定レベル
A以上であると判定されたならば(ステップ303の
Y)、時間カウンタ用記憶領域RAM2内の時間制限タイマ
LTを1つ増分して(ステップ305)、まず、該時間制限
タイマLTが、ROM3に格納されている所定の制限時間LT0
を超えたか否かを判定する(ステップ306)。時間制限
タイマLTの値が所定の制限時間LT0以上ならば(ステッ
プ306のY)、無条件に火災異常と判断されて、火災信
号送出部TRXから火災信号を出力するという、いわゆる
火災動作が行われる(ステップ312)。
時間制限タイマLTが所定の制限時間LT0より小さいな
らば(ステップ360のN)、センサ出力レベルの傾きを
計算するために、該センサ出力レベルSLVを記憶領域RAM
1に格納する(ステップ307)。
ここで、センサ出力レベルの傾きの計算方法として
は、例えば、記憶領域RAM1内に複数のセンサ出力レベル
SLVを格納しておき、それらセンサ出力レベルSLVの値に
基づいて現時点でのセンサ出力レベルの傾きを計算する
種々のものが考えられ、そのいずれをも本発明を実施す
る上で採用することができるが、ここでは、一番簡単な
例として、先のサンプリング時期に読込まれたセンサ出
力レベル及び今回のサンプリング時期に読込まれたセン
サ出力レベルの2つのセンサ出力レベルを記憶領域RAM1
に格納しておき、それらセンサ出力レベルの差から傾き
を求める場合を例にとって説明する。
従ってステップ307において、記憶領域RAM1内にすで
に格納されている2つのセンサ出力レベルの内、古い
方、すなわち先のセンサ出力レベルとして格納されてい
るものは捨てられると共に、今回のセンサ出力レベルと
して格納されているものを先のセンサ出力レベルとして
格納し、そして今回煙検出部FSから読込まれたばかりの
センサ出力レベルSLVを今回のセンサ出力レベルとして
記憶領域RAM1に格納する。
次に、記憶領域RAM1内に格納されているデータ、すな
わち2つのセンサ出力レベルの差を取ることによりセン
サ出力レベルの現時点での傾きを計算し、それをSTとし
て作業用領域RAM3に格納する(ステップ308)。
作業用領域RAM3に現時点でのセンサ出力レベルの傾き
STが格納されると、該傾きSTは、記憶領域ROM4に格納さ
れている、予め定められた所定の傾きKと比較され、ST
がKより小さければ(ステップ309のN)、ステップ302
に戻って次のサンプリング時期に次のセンサ出力レベル
の読込みを行う。
もし、センサ出力レベルの現時点での傾きSTがK以上
であるならば(ステップ309のY)、時間カウンタ用記
憶領域RAM2において現時点までに蓄積されてきた蓄積タ
イマTの値が1つ増分され(ステップ310)、該増分さ
れた蓄積タイマTの値は、次に、記憶領域ROM3に格納さ
れている所定の蓄積時間T0と比較される(ステップ31
1)。
比較の結果、蓄積タイマTの値が所定の蓄積時間T0
値以上であるならば(ステップ311のY)火災異常と判
断されて、火災信号送出部TRXから火災信号を出力する
火災動作が行われることとなる(ステップ312)。
比較の結果、蓄積タイマTの値が所定の蓄積時間T0
値より小さいと判定されたならば(ステップ311の
N)、ステップ302にてサンプリング時期ごとに新しい
センサ出力レベルを読込み、ステップ303からの動作を
同様に行っていく。すなわち、各サンプリング時期ごと
に読込まれるセンサ出力レベルによりステップ305、30
8、及び310の演算を行っていき、センサ出力レベルSLV
の値がステップ303で所定レベルA以上であると判断さ
れている間に、時間制限タイマLTの値が所定の制限時間
LT0以上となるか(ステップ306のY)、もしくは蓄積タ
イマTの値が所定の蓄積時間T0の値以上となれば(ステ
ップ311のY)、火災動作が行われることとなり、ま
た、ステップ306または311でT≧T0もしくはLT≧LT0
なったと判断される前に、センサ出力レベルSLVが所定
レベルAを下回れば(ステップ303のN)、T、LT、及
びRAM1の内容がクリアされて(ステップ304)、通常の
監視状態に戻ることとなる。
なお、上記実施例では、火災感知器DEが火災判別を行
って火災信号及び/またはアドレス信号を受信機に送出
するようにした火災警報装置に本発明を適用した場合を
示したが、火災感知器を、検出した火災現象の物理量信
号を送出するアナログ式火災感知器とし、受信機または
中継器等で該アナログ式火災感知器から送出された物理
量信号に基づいて火災判別を行う、いわゆるアナログ式
の火災警報装置に本発明を適用することも可能である。
このように、受信機または中継器がアナログ式感知器
から火災現象の例えば、ディジタル信号化されたアナロ
グ量信号を受信して火災判別を行うアナログ式火災警報
装置に本発明を適用する場合には、第2図において、受
信機REにマイクロコンピュータMPUを設けると共に、感
知器DEから、ROM1〜ROM4やRAM1、RAM2等を受信機REに移
設する。なお、受信機REにおいて、RAM1やRAM2は、接続
されるアナログ式感知器の個数分設ける。そして受信機
REに移設されたROM1に複数のアナログ式感知器をポーリ
ングして順次にアナログ量信号を読込むプログラムを追
加し、アナログ量信号を読込むごとに第3図のフローチ
ャートに従って火災判別を行わせる。
一方、感知器DEには、受信機REからポーリングを受け
たか否かを判別し、ポーリングを受けたときに火災現象
検出部FSからセンサ出力レベルSLVを読込んで送受信部T
RXから受信機REに送出するプログラムを記憶したROMが
設けられる。
[発明の効果] 以上、本発明によれば、火災現象の物理量を検出して
該物理量に対応したセンサ出力レベルを出力する火災現
象検出部を用い、センサ出力レベルが所定値以上の傾き
傾向にある場合にのみタイマのカウントアップを行わ
せ、そのタイマ時間が所定の蓄積時間に達すると火災異
常信号を出力させるようにしたので、誤報のない一層信
頼性の高い蓄積型火災警報装置を実現できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1A図及び第1B図は、本発明の作用を説明するためのグ
ラフ、第2図は、本発明の一実施例による火災警報装置
を示すブロック回路図、第3図は、第2図の動作を説明
するためのフローチャート、第4図は、従来技術を説明
すためのグラフである。図において、REは受信機、DEは
感知器、FSは火災現象検出部、MPUはマイクロコンピュ
ータ、ROM1はプログラム記憶領域、ROM2は所定レベル記
憶領域、ROM3は蓄積時間記憶領域、ROM4は所定の傾き記
憶領域、RAM1はセンサ出力レベル記憶領域、RAM2は時間
カウンタ記憶領域、RAM3は作業用領域、Aは所定レベ
ル、T0は蓄積時間、Kは所定の傾き、LT0は制限時間で
ある。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火災現象の物理量を検出して該物理量に対
    応したセンサ出力レベルを出力する火災現象検出部と、
    該火災現象検出部からの前記センサ出力レベルに基づい
    て火災判別を行う火災判別手段とを備えた火災警報装置
    において、 前記火災現象検出部からのセンサ出力レベルの値が所定
    レベル以上のときに、該センサ出力レベルの現時点での
    傾きを決定する傾き決定手段と、 該傾き決定手段により決定された傾きが所定値以上の傾
    向を示しているときには時間の蓄積を行い、前記傾きが
    前記所定値を下回っているときには前記時間の蓄積を一
    時停止する第1のタイマ手段と、 を備え、これにより、前記火災判別手段は、前記第1の
    タイマ手段により蓄積された時間が所定の蓄積時間に達
    したときに火災と判断するようにしたことを特徴とする
    蓄積型火災警報装置。
  2. 【請求項2】前記火災現象検出部からのセンサ出力レベ
    ルの値が所定レベル以上のときの経過時間を計数する第
    2のタイマ手段をさらに含み、これにより、前記火災判
    別手段は、前記第2のタイマ手段により計数された経過
    時間が前記所定の蓄積時間より長い所定の制限時間に達
    したときに火災と判断するようにした特許請求の範囲第
    1項記載の蓄積型火災警報装置。
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