JP2701925B2 - 屋根及び天井構造並びにその施工法 - Google Patents
屋根及び天井構造並びにその施工法Info
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Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、天井と屋根との施工を殆ど同時に進行させ
ることができ、その施工も簡易且つ迅速にでき、工期の
大幅な短縮と施工費用を安価にできる屋根及び天井構造
並びにその施工法に関する。
ることができ、その施工も簡易且つ迅速にでき、工期の
大幅な短縮と施工費用を安価にできる屋根及び天井構造
並びにその施工法に関する。
従来、天井と屋根との施工は、屋根部を施工した後、
内装工事として天井を施工するものであり、屋根は建築
構造物の外部より、天井は内部より別々に施工しなけれ
ばならず、同一業者が施工することは極めて困難であ
り、それぞれの専門業者にて行われていた。また天井の
施工では建築構造物の内部より作業用の足場を天井の高
さ位置まで組み立てなければならず、このような段取工
程等で、施工時間が多くなり、施工費用が高価となる等
の種々の課題があった。
内装工事として天井を施工するものであり、屋根は建築
構造物の外部より、天井は内部より別々に施工しなけれ
ばならず、同一業者が施工することは極めて困難であ
り、それぞれの専門業者にて行われていた。また天井の
施工では建築構造物の内部より作業用の足場を天井の高
さ位置まで組み立てなければならず、このような段取工
程等で、施工時間が多くなり、施工費用が高価となる等
の種々の課題があった。
そこで発明者は、前記課題を解決すべく、鋭意,研究
を重ねた結果、その発明を、断面の上辺にフランジ部を
有する構造材を多数併設し、幅方向両端に支持片を形成
した天井用副取付材の長手方向端を、該長手方向が構造
材の長手方向に直交するようにして構造材に載置し、そ
の長手方向両端を構造材上に固定金具にて固着し、併設
する天井用主取付材及び対向する構造材との方形状間
に、上方より方形状の天井板を載置し、前記構造材上
に、受金具を介して金属製の折板状の屋根を葺成した屋
根及び天井構造としたり、或いは、金属製の屋根の葺成
方向と、その長手方向を同一となるようにして構造材を
多数併設し、幅方向両端に支持片を形成した天井用主取
付材を、該長手方向が構造材の長手方向に直交するよう
にして隣接する構造材の上部フランジ面に併設固着し、
その適宜の間隔の隣接する天井用主取付材間に天井板を
複数載置し、次いで、その複数の天井板箇所上を覆うよ
うに、長尺な屋根板を構造材上に葺成施工し、順次、適
宜の間隔に対し、これらを繰り返して施工する屋根及び
天井構造の施工法としたことにより、天井と屋根との施
工を殆ど同時に進行させることができ、その施工も簡易
且つ迅速にでき、工期の大幅な短縮と施工費用を安価に
できる屋根及び天井構造の施工ができ、前記課題を解決
したものである。
を重ねた結果、その発明を、断面の上辺にフランジ部を
有する構造材を多数併設し、幅方向両端に支持片を形成
した天井用副取付材の長手方向端を、該長手方向が構造
材の長手方向に直交するようにして構造材に載置し、そ
の長手方向両端を構造材上に固定金具にて固着し、併設
する天井用主取付材及び対向する構造材との方形状間
に、上方より方形状の天井板を載置し、前記構造材上
に、受金具を介して金属製の折板状の屋根を葺成した屋
根及び天井構造としたり、或いは、金属製の屋根の葺成
方向と、その長手方向を同一となるようにして構造材を
多数併設し、幅方向両端に支持片を形成した天井用主取
付材を、該長手方向が構造材の長手方向に直交するよう
にして隣接する構造材の上部フランジ面に併設固着し、
その適宜の間隔の隣接する天井用主取付材間に天井板を
複数載置し、次いで、その複数の天井板箇所上を覆うよ
うに、長尺な屋根板を構造材上に葺成施工し、順次、適
宜の間隔に対し、これらを繰り返して施工する屋根及び
天井構造の施工法としたことにより、天井と屋根との施
工を殆ど同時に進行させることができ、その施工も簡易
且つ迅速にでき、工期の大幅な短縮と施工費用を安価に
できる屋根及び天井構造の施工ができ、前記課題を解決
したものである。
以下、本発明の実施例を第1図乃至第18図に基づいて
説明する。
説明する。
まず、本発明の構造について説明すると、1は構造材
であって、種々の実施例が存在し、具体的には、第1図
乃至第3図等に示すように、断面コ字状の二つの形鋼等
の鋼材が開放側を互いに外方に向けて僅かの間隔をおい
て併設構成されている。その構造材1は所定間隔をおい
て複数併設され建築構造物の上部(天井,屋根箇所)の
主梁として使用されている。
であって、種々の実施例が存在し、具体的には、第1図
乃至第3図等に示すように、断面コ字状の二つの形鋼等
の鋼材が開放側を互いに外方に向けて僅かの間隔をおい
て併設構成されている。その構造材1は所定間隔をおい
て複数併設され建築構造物の上部(天井,屋根箇所)の
主梁として使用されている。
Aは天井用主取付材であって、断面略ハット形状をな
している。具体的には、その天井用主取付材Aの断面に
おいて、門形状部2の幅方向両下端外方に支持片3,3が
形成され、該支持片3の長手方向の中間の適宜の箇所に
被連結部3aが必要に応じて形成されている。また門形状
部2は、第5図等に示すように、台形状に形成された
り、或いは縦長の長方形状に形成される実施例も存在
し、その長手方向両端箇所には貫孔状の被係合部2aが形
成されている。また門形状部2の長手方向両端箇所は外
方下向きに傾斜した切欠きが形成されることもある。
している。具体的には、その天井用主取付材Aの断面に
おいて、門形状部2の幅方向両下端外方に支持片3,3が
形成され、該支持片3の長手方向の中間の適宜の箇所に
被連結部3aが必要に応じて形成されている。また門形状
部2は、第5図等に示すように、台形状に形成された
り、或いは縦長の長方形状に形成される実施例も存在
し、その長手方向両端箇所には貫孔状の被係合部2aが形
成されている。また門形状部2の長手方向両端箇所は外
方下向きに傾斜した切欠きが形成されることもある。
Bは天井用副取付材であって、断面逆T字状に形成さ
れている。具体的には、帯板がこの上端で折曲されて偏
平の垂直状片4が形成され、該垂直状片4の下端より、
天井用副取付材Bの幅方向両端に水平状の水平状支持片
5,5が形成されている。その天井用副取付材Bの長手方
向の両端には連結部6,6が形成され、前記天井用主取付
材Aの被連結部3aに係合可能な構成となっている。
れている。具体的には、帯板がこの上端で折曲されて偏
平の垂直状片4が形成され、該垂直状片4の下端より、
天井用副取付材Bの幅方向両端に水平状の水平状支持片
5,5が形成されている。その天井用副取付材Bの長手方
向の両端には連結部6,6が形成され、前記天井用主取付
材Aの被連結部3aに係合可能な構成となっている。
Cは天井板であって、種々の材質が重合して形成され
ている。その実施例としては、第3図等に示すように、
グラスウール材等の断熱材7の上下両面に不織布,合成
樹脂等の添材8,8が配置され、その下側の添材8にアル
ミ箔等の表面材9が貼着されている。該表面材9には複
数の貫孔9a,9a,…が形成されている。該貫孔9a,9a,…
は、吸音等の効果を生じさせるものである。
ている。その実施例としては、第3図等に示すように、
グラスウール材等の断熱材7の上下両面に不織布,合成
樹脂等の添材8,8が配置され、その下側の添材8にアル
ミ箔等の表面材9が貼着されている。該表面材9には複
数の貫孔9a,9a,…が形成されている。該貫孔9a,9a,…
は、吸音等の効果を生じさせるものである。
Dは屋根であって、各種のタイプのものが存在してお
り、何れも山部10と底部11とが交互に形成されている。
その第1実施例としては、馳締タイプのものであり、第
1図乃至第4図に示すように、複数の金属製の屋根板D
1,D1,…にて施工されるものであって、該屋根板D1の
山部10箇所に相当する上片の一端に下馳部10aが、上片
の他端に上馳部10bがそれぞれ形成され、隣接する屋根
板D1,D1の下馳部10aに上馳部10bが馳締されて馳締タイ
プの屋根Dが葺成施工されている。該馳締タイプの屋根
Dの場合には、馳締用吊子12が受金具13に載置固着さ
れ、その馳締用吊子12の舌片と隣接する屋根板D1,D1の
下馳部10aと上馳部10bとが馳締されている。
り、何れも山部10と底部11とが交互に形成されている。
その第1実施例としては、馳締タイプのものであり、第
1図乃至第4図に示すように、複数の金属製の屋根板D
1,D1,…にて施工されるものであって、該屋根板D1の
山部10箇所に相当する上片の一端に下馳部10aが、上片
の他端に上馳部10bがそれぞれ形成され、隣接する屋根
板D1,D1の下馳部10aに上馳部10bが馳締されて馳締タイ
プの屋根Dが葺成施工されている。該馳締タイプの屋根
Dの場合には、馳締用吊子12が受金具13に載置固着さ
れ、その馳締用吊子12の舌片と隣接する屋根板D1,D1の
下馳部10aと上馳部10bとが馳締されている。
また、屋根Dの第2実施例といては、第17図に示すよ
うに、嵌合タイプのものであり、両端部に被嵌合部10c,
10cが形成された屋根板D1とキャップ材D2にて構成さ
れ、隣接する屋根板D1,D1の被嵌合部10c,10cにキャッ
プ材D2が被嵌されて、嵌合タイプの屋根Dが施工され
ている。
うに、嵌合タイプのものであり、両端部に被嵌合部10c,
10cが形成された屋根板D1とキャップ材D2にて構成さ
れ、隣接する屋根板D1,D1の被嵌合部10c,10cにキャッ
プ材D2が被嵌されて、嵌合タイプの屋根Dが施工され
ている。
屋根Dの第3実施例としては、重合タイプのものであ
り、第18図に示すように、隣接する屋根板D1,D1の山部
10,10同士が重合され、重合タイプの屋根Dが施工され
るものである。
り、第18図に示すように、隣接する屋根板D1,D1の山部
10,10同士が重合され、重合タイプの屋根Dが施工され
るものである。
14は屋根支持材であって、その上面に受金具13が載置
固着され、構造材1の上面に固定片15を介して設けられ
ている。屋根支持材14は、具体的にはL形鋼(第2図,
第4図等参照)、或いはハット形鋼(第12図参照)が使
用されている。屋根支持材14としてハット形鋼を使用し
たときは、固定片15は使用されず、そのハット形状の屋
根支持材14が直接構造材1上に載置固着される。
固着され、構造材1の上面に固定片15を介して設けられ
ている。屋根支持材14は、具体的にはL形鋼(第2図,
第4図等参照)、或いはハット形鋼(第12図参照)が使
用されている。屋根支持材14としてハット形鋼を使用し
たときは、固定片15は使用されず、そのハット形状の屋
根支持材14が直接構造材1上に載置固着される。
Eは固定金具であって、種々の実施例が存在し、その
第1実施例としては取付部16と押え部17とからなる。そ
の第1実施例としては、取付部16と押え部17とが別部材
よりなり、具体的には、第6図乃至第8図に示すよう
に、その取付部16は平坦状面16aの長手方向両端に内方
上向きに傾斜する接合片16b,16bが形成されている。該
接合片16b,16bは、前記受金具13の脚片13a,13aに当接可
能でリベット等の固着手段にて取付部16が受金具13で固
着されるようになっている。或いは、その接合片16bよ
り軸方向に接合用突片16c,16cが形成され、該接合用突
片16c,16cを受金具13の脚片13aに巻付固定することもあ
る。その平坦状面16aの長手方向の略中央且つ軸方向両
端箇所には複数の係止部16d,16d,…が形成されている。
該係止部16dは具体的にはその平坦状面16aよりコ字状に
切欠きが形成され、その箇所が上方に折り曲げられ、垂
直状に突出する突出状片として形成されたものである。
また、その平坦状面16aの幅方向両端より長手方向に沿
って下方に屈曲片16e,16eが形成されることもある。押
え部17は門形状をなし、その上面部17aには前記係止部1
6dに対応する被係止部17b,17b,…が形成されている。具
体的には、その被係止部17bは貫通孔状に形成されたも
のであって、前記突出片状の係止部16dが貫通可能とな
っている。その上面部17aの長手方向両端には、固定押
え部17c,17cが形成されている。その固定押え部17cは、
上面部17aの長手方向両端箇所より垂下状に形成され、
その下端が前記天井用主取付材Aの長手方向両端の貫通
孔状の被係合部2aに挿入可能となっている。また上面部
17a及び固定押え部17c,17cの幅方向両端には折曲片17d,
17dが形成されることもある。固定金具Eの第2実施例
としては、取付部16と押え部17とが一体的に形成された
ものであって取付部16の平坦状面16aと押え部17の上面
部17aとが直交して形成されている。そして押え部17の
上面部17aの長手方向両端箇所には貫通孔に内螺子が形
成されボルトがその内螺子に螺合されて固定押え部17c,
17cが構成されている。
第1実施例としては取付部16と押え部17とからなる。そ
の第1実施例としては、取付部16と押え部17とが別部材
よりなり、具体的には、第6図乃至第8図に示すよう
に、その取付部16は平坦状面16aの長手方向両端に内方
上向きに傾斜する接合片16b,16bが形成されている。該
接合片16b,16bは、前記受金具13の脚片13a,13aに当接可
能でリベット等の固着手段にて取付部16が受金具13で固
着されるようになっている。或いは、その接合片16bよ
り軸方向に接合用突片16c,16cが形成され、該接合用突
片16c,16cを受金具13の脚片13aに巻付固定することもあ
る。その平坦状面16aの長手方向の略中央且つ軸方向両
端箇所には複数の係止部16d,16d,…が形成されている。
該係止部16dは具体的にはその平坦状面16aよりコ字状に
切欠きが形成され、その箇所が上方に折り曲げられ、垂
直状に突出する突出状片として形成されたものである。
また、その平坦状面16aの幅方向両端より長手方向に沿
って下方に屈曲片16e,16eが形成されることもある。押
え部17は門形状をなし、その上面部17aには前記係止部1
6dに対応する被係止部17b,17b,…が形成されている。具
体的には、その被係止部17bは貫通孔状に形成されたも
のであって、前記突出片状の係止部16dが貫通可能とな
っている。その上面部17aの長手方向両端には、固定押
え部17c,17cが形成されている。その固定押え部17cは、
上面部17aの長手方向両端箇所より垂下状に形成され、
その下端が前記天井用主取付材Aの長手方向両端の貫通
孔状の被係合部2aに挿入可能となっている。また上面部
17a及び固定押え部17c,17cの幅方向両端には折曲片17d,
17dが形成されることもある。固定金具Eの第2実施例
としては、取付部16と押え部17とが一体的に形成された
ものであって取付部16の平坦状面16aと押え部17の上面
部17aとが直交して形成されている。そして押え部17の
上面部17aの長手方向両端箇所には貫通孔に内螺子が形
成されボルトがその内螺子に螺合されて固定押え部17c,
17cが構成されている。
固定金具Eの第3実施例としては、第2実施例同様に
取付部16と押え部17とが一体的に形成されており、その
取付部16の平坦状面16aの幅方向の一端より形成された
略垂下状の屈曲片16eを少し下方に長く形成し、該屈曲
片16eの下端より内方且つ上方に折返し片16fが形成され
たものである。そしてその折返し片16fが前記屋根支持
材14のフランジ部に係合されて固定される。
取付部16と押え部17とが一体的に形成されており、その
取付部16の平坦状面16aの幅方向の一端より形成された
略垂下状の屈曲片16eを少し下方に長く形成し、該屈曲
片16eの下端より内方且つ上方に折返し片16fが形成され
たものである。そしてその折返し片16fが前記屋根支持
材14のフランジ部に係合されて固定される。
次に本発明の施工方法について説明すると、まず併設す
る構造材1,1,…の上端のフランジ部に複数の天井用主取
付材A,A,…が、その構造材1に直交するようにして適宜
の間隔をおいて配置される。
る構造材1,1,…の上端のフランジ部に複数の天井用主取
付材A,A,…が、その構造材1に直交するようにして適宜
の間隔をおいて配置される。
次にその構造材1の上方の屋根支持材14上に固定金具
Eの押え部17を天井用主取付材Aの長手方向両端に押圧
して固定される。次に、その格子状に構成されたフレー
ムのそれぞれの空間部分に天井板Cが配置される。具体
的には天井用主取付材Aの支持片3,天井用福取付材Bの
水平状支持片5等によって天井板Cの下面(表面材9側
9)の周縁が支持される構成となっている。
Eの押え部17を天井用主取付材Aの長手方向両端に押圧
して固定される。次に、その格子状に構成されたフレー
ムのそれぞれの空間部分に天井板Cが配置される。具体
的には天井用主取付材Aの支持片3,天井用福取付材Bの
水平状支持片5等によって天井板Cの下面(表面材9側
9)の周縁が支持される構成となっている。
そして、上記のように天井部分の施工が完了した箇所
より屋根が葺成されてゆく。このときに天井部分の施工
完了箇所で天井板Cの上面に足場板等も載置し、作業員
が天井箇所を歩行可能にし、その作業員が直接天井板C
を踏みつけることがないようになっており、且つ屋根の
葺成作業を行い易くすることもある。
より屋根が葺成されてゆく。このときに天井部分の施工
完了箇所で天井板Cの上面に足場板等も載置し、作業員
が天井箇所を歩行可能にし、その作業員が直接天井板C
を踏みつけることがないようになっており、且つ屋根の
葺成作業を行い易くすることもある。
請求項1の発明においては、断面の上辺にフランジ部
1a,1aを有する構造材1を多数併設し、軸方向両端に支
持片3,3を形成した天井用主取付材Aの長手方向端を、
該長手方向が構造材1の長手方向に直交するようにして
構造材1に載置し、その長手方向両端を構造材1上に固
定金具にて固着し、隣接する天井用主取付材A,A及び対
向する構造材1,1との方形状間に、上方より方形状の天
井板Cを載置し、前記構造材1,1,…上に、受金具13を介
して金属製の折板状の屋根Dを葺成した屋根及び天井構
造としたことにより、第1に金属製の屋根Dの直下への
天井を屋根D上から敷設施工でき、第2に天井施工時に
作業用足場が不要となるし、第3に天井構造を簡単にで
き、第4に屋根及び天井の総合した施工費を格安にでき
る等の効果を奏する。
1a,1aを有する構造材1を多数併設し、軸方向両端に支
持片3,3を形成した天井用主取付材Aの長手方向端を、
該長手方向が構造材1の長手方向に直交するようにして
構造材1に載置し、その長手方向両端を構造材1上に固
定金具にて固着し、隣接する天井用主取付材A,A及び対
向する構造材1,1との方形状間に、上方より方形状の天
井板Cを載置し、前記構造材1,1,…上に、受金具13を介
して金属製の折板状の屋根Dを葺成した屋根及び天井構
造としたことにより、第1に金属製の屋根Dの直下への
天井を屋根D上から敷設施工でき、第2に天井施工時に
作業用足場が不要となるし、第3に天井構造を簡単にで
き、第4に屋根及び天井の総合した施工費を格安にでき
る等の効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、まず、断面の上辺
にフランジ部1a,1aを有する構造材1を多数併設し、幅
方向両端に支持辺3,3を形成した天井用主取付材Aの長
手方向端を、該長手方向が構造材1の長手方向に直交す
るようにして構造材1に載置し、その長手方向両端を構
造材1上に固定金具Eにて固着したことで、天井用主取
付材Aが構造材1に強固に取り付けられ、その支持辺3
及び構造材1のフランジ部1aが、天井板Cを上方から載
置できる片となり、これによって、屋根D上、具体的に
は、構造材1の上側より天井板Cを載置固定することが
でき、ひいては、天井全体も敷設することができる。従
って、天井と屋根Dとの施工を同一業者にてできるの
で、従来のように屋根葺専門業者と天井施工専門業者と
を必要とすることはなく、屋根葺業者のみで施工でき、
施工費用を大幅に節減できる利点がある。
にフランジ部1a,1aを有する構造材1を多数併設し、幅
方向両端に支持辺3,3を形成した天井用主取付材Aの長
手方向端を、該長手方向が構造材1の長手方向に直交す
るようにして構造材1に載置し、その長手方向両端を構
造材1上に固定金具Eにて固着したことで、天井用主取
付材Aが構造材1に強固に取り付けられ、その支持辺3
及び構造材1のフランジ部1aが、天井板Cを上方から載
置できる片となり、これによって、屋根D上、具体的に
は、構造材1の上側より天井板Cを載置固定することが
でき、ひいては、天井全体も敷設することができる。従
って、天井と屋根Dとの施工を同一業者にてできるの
で、従来のように屋根葺専門業者と天井施工専門業者と
を必要とすることはなく、屋根葺業者のみで施工でき、
施工費用を大幅に節減できる利点がある。
さらに、従来では、天井施工時に、必ず足場が必要で
あり、現場への足場の搬送、足場組立、足場解体、解体
後に別の箇所への搬送と、これに掛かる時間と費用が施
工現場によっては、莫大となっていたが、本発明では、
屋根D上側から天井敷設ができることから、このような
足場関係は一切不要にできる大きな利点がある。
あり、現場への足場の搬送、足場組立、足場解体、解体
後に別の箇所への搬送と、これに掛かる時間と費用が施
工現場によっては、莫大となっていたが、本発明では、
屋根D上側から天井敷設ができることから、このような
足場関係は一切不要にできる大きな利点がある。
また、本発明では、屋根Dを葺成施工する構造材1,1,
…を、天井敷設の部材にもできることで、屋根及び天井
構造の構成が著しく簡単にでき、ひいては安価に施工で
きる効果も奏する。
…を、天井敷設の部材にもできることで、屋根及び天井
構造の構成が著しく簡単にでき、ひいては安価に施工で
きる効果も奏する。
本発明の屋根及び天井構造では、構造材1が下面側か
ら見て露出状態となるが、会社、事務所等でなく、体育
館,工場,展示場等では十分に対応できるものである。
ら見て露出状態となるが、会社、事務所等でなく、体育
館,工場,展示場等では十分に対応できるものである。
また、断面の上辺の両側外方にフランジ部1a,1aを利
用して天井板Dを敷設したので、構造材1,1の下側部分
は殆ど露出することとなり、この構造材1の断面が大き
いと、強度もあることから、工場等に設けた場合には、
天井クレーンやこれらの各種機器を取り付けることがで
き、その構造材1を有効利用できる。
用して天井板Dを敷設したので、構造材1,1の下側部分
は殆ど露出することとなり、この構造材1の断面が大き
いと、強度もあることから、工場等に設けた場合には、
天井クレーンやこれらの各種機器を取り付けることがで
き、その構造材1を有効利用できる。
次に、請求項2の発明においては、金属製の屋根Dの
葺成方向と、その長手方向を同一となるようにして構造
材1を多数併設し、幅方向両端に支持辺3,3を形成した
天井用主取付材Aを、該長手方向が構造材1の長手方向
に直交するようにして隣接する構造材1のフランジ部1a
面に固定金具Eにて併設固着し、その適宜の間隔の隣接
する天井用主取付材A,A間に天井板Cを複数載置し、次
いで、その複数の天井板C箇所上を覆うように、長尺な
屋根板D1を構造材1,1,…上に葺成施工し、順次、適宜
の間隔に対し、これらを繰り返して施工する屋根及び天
井構造の施工法としたことにより、第1に屋根Dと天井
との施工を略同時にでき、第2に屋根Dと天井とを同一
施工者にでき、第3に特に天井の施工が足場不要にてで
き、第4に施工費用を安価にできる等の効果を奏する。
葺成方向と、その長手方向を同一となるようにして構造
材1を多数併設し、幅方向両端に支持辺3,3を形成した
天井用主取付材Aを、該長手方向が構造材1の長手方向
に直交するようにして隣接する構造材1のフランジ部1a
面に固定金具Eにて併設固着し、その適宜の間隔の隣接
する天井用主取付材A,A間に天井板Cを複数載置し、次
いで、その複数の天井板C箇所上を覆うように、長尺な
屋根板D1を構造材1,1,…上に葺成施工し、順次、適宜
の間隔に対し、これらを繰り返して施工する屋根及び天
井構造の施工法としたことにより、第1に屋根Dと天井
との施工を略同時にでき、第2に屋根Dと天井とを同一
施工者にでき、第3に特に天井の施工が足場不要にてで
き、第4に施工費用を安価にできる等の効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、まず、適宜の間隔
に対して天井板Cを敷設し、次いで、その適宜な間隔箇
所に金属製の屋根板D1を葺成したことで、従来より、
必ず、天井施工は、屋根D葺成後に、別の施工業者が行
っていたものであるが、この発明では、屋根Dが葺成で
きたときには、天井施工も同時にでき、施工を簡易且つ
迅速にできる最大の効果を奏するものである。
に対して天井板Cを敷設し、次いで、その適宜な間隔箇
所に金属製の屋根板D1を葺成したことで、従来より、
必ず、天井施工は、屋根D葺成後に、別の施工業者が行
っていたものであるが、この発明では、屋根Dが葺成で
きたときには、天井施工も同時にでき、施工を簡易且つ
迅速にできる最大の効果を奏するものである。
特に、天井施工した後は、該箇所が、安全ネット又は
足場としての役割をなすため、この後の屋根D施工が、
あたかも足場があるごとくでき、作業員の安全性も確保
できる。
足場としての役割をなすため、この後の屋根D施工が、
あたかも足場があるごとくでき、作業員の安全性も確保
できる。
さらに、このように本発明では、天井と屋根Dとの施
工を同一業者にてできるので、従来のように屋根葺専門
業者と天井施工専門業者とを必要とすることはなく、屋
根葺業者のみで施工でき、施工費用を大幅に節減できる
利点がある。
工を同一業者にてできるので、従来のように屋根葺専門
業者と天井施工専門業者とを必要とすることはなく、屋
根葺業者のみで施工でき、施工費用を大幅に節減できる
利点がある。
また、以上のような工期短縮と施工費用の軽減の理由
として、従来では、天井施工時に、必ず足場が必要であ
り、現場への足場の搬送、足場組立、足場解体、解体後
に別の箇所への搬送と、これに掛かる時間と費用が施工
現場によっては、莫大となっていたが、本発明ではこの
ような足場関係は一切不要にできることがあげられる。
として、従来では、天井施工時に、必ず足場が必要であ
り、現場への足場の搬送、足場組立、足場解体、解体後
に別の箇所への搬送と、これに掛かる時間と費用が施工
現場によっては、莫大となっていたが、本発明ではこの
ような足場関係は一切不要にできることがあげられる。
また、その天井用主取付材Aの構造材1へ取付は、固
定金具Eのみにて固着でき、簡易且つ迅速に取付できる
利点がある。
定金具Eのみにて固着でき、簡易且つ迅速に取付できる
利点がある。
図面は本発明の実施例を示すものであって、その第1図
は本発明の略示断面図、第2図は第1図の要部斜視図、
第3図は本発明の要部縦断正面図、第4図は本発明の要
部縦断側面図、第5図は天井用主取付材に天井用副取付
材を取り付けた要部斜視図、第6図は本発明の主要部材
の取付斜視図、第7図,第8図は主要部材の取付状態を
示す状態図、第9図乃至第11図は本発明の施工法途中の
要部状態図、第12図は本発明の主要部材の斜視図、第13
図は第12図の取付状態の断面図、第14図は本発明の主要
部材のさらに別の実施例の斜視図、第15図は第14図の取
付状態の断面図、第16図は第15図とは別の実施例の断面
図、第17図,第18図は本発明の別の実施例の要部断面図
である。 1……構造材、1a……フランジ部、A……天井用主取付
材、3……支持片、C……天井板、D……屋根、D1…
…屋根板。
は本発明の略示断面図、第2図は第1図の要部斜視図、
第3図は本発明の要部縦断正面図、第4図は本発明の要
部縦断側面図、第5図は天井用主取付材に天井用副取付
材を取り付けた要部斜視図、第6図は本発明の主要部材
の取付斜視図、第7図,第8図は主要部材の取付状態を
示す状態図、第9図乃至第11図は本発明の施工法途中の
要部状態図、第12図は本発明の主要部材の斜視図、第13
図は第12図の取付状態の断面図、第14図は本発明の主要
部材のさらに別の実施例の斜視図、第15図は第14図の取
付状態の断面図、第16図は第15図とは別の実施例の断面
図、第17図,第18図は本発明の別の実施例の要部断面図
である。 1……構造材、1a……フランジ部、A……天井用主取付
材、3……支持片、C……天井板、D……屋根、D1…
…屋根板。
Claims (2)
- 【請求項1】断面の上辺にフランジ部を有する構造材を
多数併設し、幅方向両端に支持片を形成した天井用副取
付材の長手方向端を、該長手方向が構造材の長手方向に
直交するようにして構造材に載置し、その長手方向両端
を構造材上に固定金具にて固着し、併設する天井用主取
付材及び対向する構造材との方形状間に、上方より方形
状の天井板を載置し、前記構造材上に、受金具を介して
金属製の折板状の屋根を葺成したことを特徴とした屋根
及び天井構造。 - 【請求項2】金属製の屋根の葺成方向と、その長手方向
を同一となるようにして構造材を多数併設し、軸方向両
端に支持片を形成した天井用主取付材を、該長手方向が
構造材の長手方向に直交するようにして隣接する構造材
の上部フランジ面に併設固着し、その適宜の間隔の隣接
する天井用主取付材間に天井板を複数載置し、次いで、
その複数の天井仮箇所上を覆うように、長尺な屋根板を
構造材上に葺成施工し、順次、適宜の間隔に対し、これ
らを繰り返して施工することを特徴とする屋根及び天井
構造の施工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1060875A JP2701925B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | 屋根及び天井構造並びにその施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1060875A JP2701925B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | 屋根及び天井構造並びにその施工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02240352A JPH02240352A (ja) | 1990-09-25 |
JP2701925B2 true JP2701925B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=13154992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1060875A Expired - Lifetime JP2701925B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | 屋根及び天井構造並びにその施工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2701925B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0751536Y2 (ja) * | 1992-04-23 | 1995-11-22 | 株式会社淀川製鋼所 | 天井構造 |
-
1989
- 1989-03-15 JP JP1060875A patent/JP2701925B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02240352A (ja) | 1990-09-25 |
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