JP2697609B2 - ポンプ - Google Patents
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B11/00—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
- B05B11/01—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
- B05B11/10—Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
- B05B11/1001—Piston pumps
-
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- B05B11/1042—Components or details
- B05B11/1066—Pump inlet valves
- B05B11/1067—Pump inlet valves actuated by pressure
Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
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- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Description
シャンプー容器等の内容液吐出用のポンプに関する。
ば英国特許第2119868A号に記載されるようなも
のがある。すなわち、図7に示すように、内部に液体を
貯溜するポンプ室100を備えたポンプ本体101と、
ポンプ本体101内に往復動自在に挿入されポンプ室1
00の容積を拡張,収縮させるピストン102と、ピス
トン102にステム103を介して連接されるノズル部
104と、前記ポンプ本体101に設けられる吸込弁1
05と、ポンプ室100内部とノズル部104とを連通
する通路106途中に設けられる吐出弁107と、前記
ピストン102をポンプ室100の容積を拡張させる方
向に常時付勢するばね部材108と、を備えている。
時に開いて正圧の時に閉じ、吐出弁107はポンプ室1
00内が負圧の時は閉じて正圧の時は開く構成となって
いる。
ね力に抗して、手でノズル部104を押し込み、ポンプ
室100を収縮させた状態で手を離す。すると、ばね部
材108の付勢力によってピストン102が移動してポ
ンプ室100内の容積が拡張し、ポンプ室100内が負
圧になる。この負圧によって吸込弁105が開いて一定
量の内容液が自動的にポンプ室100内に吸入される。
再びノズル部104を押し込むと、ピストン102によ
ってポンプ室100が圧縮されて吐出弁107が開き、
ポンプ室100内に吸入された内容液がノズル部104
を通じて吐出されることになる。
のポンプにあっては、ノズル部104からの液だれが顕
著であり、内容液の浪費につながるという問題があっ
た。
部104内に残存した液が固化し、詰まったり、液が他
方向に飛び出したりして使い勝手が悪いという問題もあ
った。
い、内圧によって吸込弁が開いて液だれが増大する。
するためになされたもので、その目的とするところは、
このようなノズル部内の液の残存を防止することがで
き、しかも温度変化による液だれをも防止し得るポンプ
を提供することにある。
に、本発明にあっては、内部に液体を貯溜するポンプ室
を備えたポンプ本体と、該ポンプ本体内に往復動自在に
挿入されポンプ室の容積を拡張,収縮させるピストン
と、該ピストンにステムを介して連接されるノズル部
と、前記ポンプ本体に設けられる吸込弁と、ポンプ室内
部とノズル部とを連通する通路途中に設けられる吐出弁
と、前記ピストンをポンプ室の容積を拡張させる方向に
常時付勢する第1のばね部材と、を備え、前記吸込弁は
ポンプ室内が負圧の時に開いて正圧の時に閉じ、前記吐
出弁はポンプ室内が負圧の時は閉じて正圧の時は開く構
成とし、前記第1のばね部材のばね力に抗してノズル部
を押し込み、ポンプ室を収縮させた状態から第1のばね
部材のばね力によってピストンを移動させてポンプ室内
の容積を拡張し、ポンプ室内に発生する負圧によって吸
込弁を開いて自動的にポンプ室内に液体を吸込み、前記
第1のばね部材のばね力に抗して再びヘッド部を押し込
み、ピストンによってポンプ室を圧縮して吐出弁を開き
ポンプ室内部の液体をノズル部を通じて吐出するポンプ
において、前記吸込弁に、前記ピストンが拡張方向に移
動する際に、吐出弁が完全に閉じるまでの間吸込弁を閉
塞状態に保持してノズル部に残存する液体をポンプ室に
戻し、さらに、温度変化による容器内の内圧増大に抗し
て吸込弁を閉塞状態に保持するべく、吸込弁の弁体を弁
座に対して付勢する第2のばね部材を設けたことを特徴
とする。
部をポンプ本体に固定すると共に、ノズル部の固定と同
時にピストンによって吸込弁の弁体を押えるロック手段
を有し、前記吸込弁の弁体を、弁座に当接する弁頭部
と、ピストンに当接可能なストッパ部と、を有する構成
とし、前記弁頭部とストッパ部とを内部中空の樹脂部材
によって一体成形し、さらにストッパ部に切欠きを設け
て弾力性を持たせたことを特徴とする。
互いに回転方向に係合する係合部を設けることが好まし
い。
通路内壁を案内面として移動して前記弁座に接離する弁
体と、を備えた構成の場合には、通路内壁に弁体の通路
内壁への付着を防止する縦リブを設けることが効果的で
ある。
係合し、他端がポンプ室端部に設けられたばね座に係合
するコイルスプリングとし、ポンプ室内周であって、前
記ピストンのポンプ室収縮方向ストローク端と前記ばね
座との間に、ピストン摺動面よりも内方に突出して前記
第1ばね部材外周を案内するガイドを設けたことを特徴
とする。
閉じるまで、第2のばね部材によって吸込弁が閉じた状
態となっているので、ピストンが押し上げられた分だけ
ノズル部に残存する内容液がポンプ室内に戻される。さ
らに、このバックサクションの過程が終わると、吐出弁
が閉じて吸込弁が開き、第1のばね部材の移動と共に内
容液がポンプ室内に吸入される。
大しても、第2のばね部材のばね力によって吸込弁が閉
塞状態に保持され、内圧上昇による液だれが防止され
る。
材によって構成すれば、弁体が内部の圧力変化に敏感に
応答しバックサクションおよび吸込動作の切り換えが確
実かつ迅速になされる。
とによって弾力性を持たせることにより、ロック時のシ
ール性を向上することができる。
弁座に圧着され、ロックを解除しても弁体が自由に上下
しないとポンプの機能が低下するおそれがある。そこ
で、弁体のストッパ部とピストンの当接面間に回転方向
に係合する係合部を設け、ロック解除初期に係合部を介
して弁体を回転させることにより、弁体と弁座の圧着面
間をせん断によって断ち切り、弁体の圧着状態を開放す
る。
体が通路内壁に付着してポンプの機能が低下するおそれ
がある。通路内壁に縦リブを設けることにより、弁体と
内壁間に隙間が確保されて弁体の付着が防止される。
場合、スプリング外周がポンプ室内周面と干渉して動き
が悪くなったり、内周面の摩耗を招き、ピストン外周と
ポンプ室内周間の密封性が損なわれるおそれがある。そ
こで、ポンプ室内周面から内方に突出するガイド部を設
けることにより、第1ばね部材外周とポンプ室内周間の
干渉が防止される。
する。図2は本発明の一実施例に係るポンプを示してい
る。
ャンプー容器等に用いられるもので、内部に液体を貯溜
するポンプ室2を備えたポンプ本体としてのアキュムレ
ータ3と、このアキュムレータ3内に往復動自在に挿入
されポンプ室2の容積を拡張,収縮させるピストン4
と、ピストン4にステム5を介して連接されるノズル部
としてのエジェクトヘッド6と、アキュムレータ3に設
けられる吸込弁7と、ポンプ室2内部とエジェクタヘッ
ド6とを連通する通路8途中に設けられる吐出弁9と、
ピストン4をポンプ室2の容積を拡張させる方向に常時
付勢する第1のばね部材10と、から構成されている。
の開口部から容器内部に挿入されるもので、その上端に
容器の口縁部11上端に係合するフランジ部12が設け
られている。このフランジ部12は容器口頚部11外周
に螺着されるコンテナキャップ13によって固定されて
いる。また、このアキュムレータ3の上端には、ステム
5を案内するガイドリング14が装着されている。この
アッパキャップ14内周には、ロック時にエジェクタヘ
ッド6に設けられた雄ねじ15と螺合される雌ねじ16
が設けられている。
タ3の下端には吸込弁7が設けられると共に、容器底部
に向かって延びるデイップチューブ17が接続されてい
る。
にはピストン4が一体成形されており、上端には別体の
エジェクタヘッド6が装着されている。
に移動する際に、吐出弁9が完全に閉じるまでの間、吸
込弁7の吸込口71を閉塞状態に保持してエジェクタヘ
ッド6に残存する液体をポンプ室2に戻し、さらに、温
度変化による容器内の内圧増大に抗して吸込弁7を閉塞
状態に保持するべく、吸込弁7の弁体73を弁座72に
対して付勢する第2のばね部材74が設けられている。
接する弁頭部75と、ピストン4に当接可能なストッパ
部76と、弁頭部75から吸込口内に挿入されるガイド
部78を有する構成となっており、前記弁頭部75,ス
トッパ部76及びガイド部78を内部中空の樹脂部材に
よって一体成形し、さらにストッパ部76に複数の切欠
き77を設けて弾力性を持たせている。また、ストッパ
部76の形状は先端に向かって拡径する逆円錐台形状
で、軸方向のみならず、ねじり方向にも弾力性を有す
る。切欠き77の数は、図示例では3か所であるが、1
か所でも2か所でもよく、また4か所以上設けてもよ
い。
部78は下方に延びる複数のガイド片、図示例では3つ
のガイド片によって構成され、その外周と吸込口71の
内周の間に、上記した第2のばね部材74が圧縮状態で
介装されている。そして、ガイド部78の先端と吸込口
71の開口縁には、第2のばね部材74の上下端が係止
されるばね座79a,79bが形成され、第2のばね部
材74のばね力によって弁体73が下方に付勢されてい
る。
じて正圧の時は開く一方向弁で、ステム5の通路8途中
に形成された吐出口91を備えた弁座92と、この弁座
92に対して接離自在に設けられる弁体としてのチェッ
クボール93と、から構成されている。このチェックボ
ール93は、自然状態ではチェックボール93の自重に
よって吐出口91を閉状態に維持している。
で、ポンプ室2内部に圧縮状態で挿入され、その一端が
ピストン4に、他端がポンプ室2の底面に係合され、ピ
ストン4をポンプ室2の容積を拡張させる方向、図示例
では押し上げる方向に付勢している。
り、以下に各過程について説明する。
材10のばね力によってピストン4はアッパキャップ1
4に当接して上限位置に位置決めされている。この時、
ポンプ室3内には内容液が吸入充填されているものとす
る。
の過程では第1のばね部材10のばね力に抗してエジェ
クタヘッド6を押し込み、ピストン4によってポンプ室
2を圧縮する。吸込弁7の弁体73は、この圧力と第2
のばね部材74のばね力によって弁座72に押しつけら
れて閉状態に保たれている。一方、吐出弁9のチェック
ボール93が弁座92から離れて吐出口91が開き、ポ
ンプ室2内の内容液がエジェクタヘッド6を通じて吐出
される。上部の吐出弁9のチェックボール93は径の小
さなものを使用することが望ましい。
は、チェックボール93は内容液の流れによって弁座9
2に位置することはなく、図示するように、弁座92か
ら離れた位置に存在する。このエジェクタヘッド6の上
端壁には、エジェクタヘッド6内の通路61を閉塞しな
いように、チェックボール93を押さえるためのストッ
パ18を設けることが好ましい。
じ15とアッパキャップ14の雌ねじ16のねじ切り始
め位置との間に、若干の余裕がある。
タヘッド6の雄ねじ15とアッパキャップ14の雌ねじ
16のねじ切り始め位置が当接した状態を示している。
この瞬間内容液の流れは停止し、吐出弁9のチェックボ
ール93は自重によって弁座92に向かって落下し始め
るが、内容液の粘性によってすぐには弁座92に当接し
ない。
と、図2(d)に示すように、第1のばね部材10のばね
力によってピストン4が上方に押し上げられ、バックサ
クションが開始される。
ークの間は、第2のばね部材74によって吸込弁7の弁
体73は弁座72に押しつけられ、吸込弁7がシールさ
れたままポンプ室2の容積が増えるために、上部の吐出
弁9のチェックボール93が弁座92に戻るまでバック
サクションが起きる。
吐出弁9のチェックボール93が弁座92に戻ると、バ
ックサクションが終了し吸入が開始される。
ている時間は、内容液の粘度とチェックボール93の比
重によって決まる。したがって、内容液の粘度に応じて
チェックボール93の比重を変えることにより、チェッ
クボール93が開いている時間を調整することができ
る。たとえば、内容液の粘度が200cp程度であれ
ば、チェックボール93として鋼球を使用しても実用上
良好なバックサクション機能が得られた。また、チェッ
クボール93を、たとえば図1(c)に示す樹脂部材のよ
うに、内容液よりも比重の軽い材料により構成すれば、
バックサクションが完了するまで吐出弁9が開いている
ことになり、バックサクションを確実に行うことができ
る。
グを調整する手段として、たとえば図1(d),(e)に示
すように、通路8内周にチェックボール93が引っかか
るような突起20を形成しておいてもよい。このように
すれば、チェックボール93が閉じるタイミングを強制
的に遅らせることができる。
この過程では、吐出弁9のチェックボール93は、その
自重とポンプ室2内部に発生する負圧によって弁座92
に押し付けられ閉状態に保持される。一方、吸込弁7の
チェックボール73は弁座72から離れて吸込口71が
開き、容器内の内容液がポンプ室2内に吸入され、図2
(f)に示すように自然状態に戻る。
を中空の樹脂部材によって構成しているので、弁体73
が内部の圧力変化に敏感に応答しバックサクションおよ
び吸込動作の切り換えを確実かつ迅速に行うことができ
る。
よって容器内の内圧が増大しても、第2のばね部材74
のばね力によって吸込弁7が閉塞状態に保持されている
ので、内圧上昇による液だれについても防止することが
できる。
をばね部材10のばね力に抗して押し下げ、エジェクタ
ヘッド6の雄ねじ15をアッパキャップ14内周の雌ね
じ16に螺合している。このようにすると、ピストン4
が通常の吐出ストロークよりも下方に押し下げられ、ピ
ストン4が吸込弁7の弁体73のストッパ部76に当接
し、弁体73が固定される。
し、ロック時に、ピストン4によってストッパ部76が
所定量押圧されるようになっており、弁体73のロック
を確実にしている。特に、エジェクタヘッド6のねじ込
みに伴ってピストン4が回転し、ピストン4の回転によ
ってピストン4に当接したストッパ部76がねじられ、
このねじり方向の弾性復元力によってストッパ部76と
ピストン4が強固に固定され、吸込弁7が確実にシール
される。したがって、輸送途中や店頭陳列時等における
内容液の液こぼれを確実に防止することができる。
を示している。
ータ3を挿入、コンテナキャップ13を介してアキュム
レータ3を容器口頚部11に固定する。次いで、ステム
5を介してエジェクターヘッド6が連結されピストン4
を、アキュムレータ3内に挿入し、アッパキャップ14
によってアキュムレータ3に組み付けるようになってい
る。
て、第2のばね部材74を、そのばね力が弁体73を引
き下げる方向に作用するように配置したが、図4(b),
(c)に示すように、第2のばね部材74′を、そのばね
力が弁体73′を上から押し下げる方向に作用するよう
に配置するようにしてもよい。この場合にも、ロック時
にピストン4によってストッパ部76′が所定量押圧さ
れ、弁体73′のロックを確実にすると共にストッパ部
76′のねじり方向の弾性復元力によってストッパ部7
6′とピストン4が強固に固定される。
については、上記した構成に限定されるものではなく、
要するに、ピストンが拡張方向に移動する際に、吐出弁
が完全に閉じるまでの間吸込弁を閉塞状態に保持するよ
うな構成であればよく、種々の構成をとることができ
る。
るポンプを示している。
成部分については同一の符号を付して説明を省略するも
のとし、以下に相違点のみを説明する。
弁7と吐出弁9間の開閉タイミングを変えることによっ
てバックサクションを発生させてノズル部の残留液を回
収するものであるが、この実施例では、吐出弁9のチェ
ックボール付着防止構造、ロック解除時の吸込弁の弁体
付着防止構造および第1のばね部材10の案内構造を付
加したものである。
は、チェックボール93が通路8内壁に付着してバック
サクション機能およびポンプ機能が低下することを防ぐ
ものである。
ンプ室2内が負圧の時は閉じて正圧の時は開く一方向弁
であり、ステム5の通路8途中に形成された吐出口91
を備えた弁座92と、この弁座92に対して接離自在に
設けられる弁体としてのチェックボール93と、から構
成され、チェックボール93は自重によって吐出口91
を閉状態に維持している。
ル93の通路8内壁への付着を防止する複数の縦リブ9
4が設けられている。この実施例では縦リブ94は4箇
所に等配されている。
クボール93が弁座部の通路8内壁に付着してポンプの
機能が低下するおそれがある。このように通路8内壁に
縦リブ94を設けることにより、チェックボール93と
通路8内壁間に隙間が確保されてチェックボール93の
付着が防止される。したがって、チェックボール93は
自由に上下に移動し、バックサクションの機能およびポ
ンプ機能が低下するおそれがなくなる。
止構造は、ロック時に弁座72に圧着している弁体73
を、回転によって圧着状態から開放するために設けられ
たものである。
一の構成で、弁座72に当接する弁頭部75と、ピスト
ン4に当接可能なストッパ部76と、弁頭部75から吸
込口内に挿入されるガイド部78を有し、弁頭部75,
ストッパ部76及びガイド部78を内部中空の樹脂部材
によって一体成形し、さらにストッパ部76に複数の切
欠き77を設けて弾力性を持たせている。
4との当接面間には、互いに回転方向に係合する係合部
としてのラチェット76a,76bが設けられている。
ラチェット76a,76bは互いに噛合する複数の歯を
円周方向に複数形成した構成で、軸方向に噛合・離脱可
能となっている。
3が弁座72に圧着され、ロックを解除しても弁体73
が自由に上下しないとポンプの機能が低下するおそれが
ある。
体73のストッパ部76上端に互いに噛合するラチェッ
ト76a,76bを設ければ、ロック解除すべくエジェ
クタヘッド6を回すと、ピストン4およびラチェット7
6a,76bを介して弁体73が回転し、弁体73と弁
座72の圧着面間がせん断によって断ち切られ、弁体の
圧着状態が開放される。
が弁座72に圧着されたとしても、ロック解除時に確実
に圧着状態から開放されて、弁体73は自由に動作する
ことになる。
施例と同一のコイルスプリングで、ポンプ室2内部に圧
縮状態で挿入され、その一端がピストン4に、他端がポ
ンプ室2の底面のばね座10aに係合され、ピストン4
をポンプ室2の容積を拡張させる方向、図示例では押し
上げる方向に付勢している。
ストン4のポンプ室収縮方向のストローク端と前記ばね
座10aとの間に、ピストン4が摺接するポンプ室2内
周面よりも内方に突出して第1ばね部材10の外周を案
内するガイド21が設けられている。
で、円周方向に複数配設されている。
的に縮径された段付き構成としてもよい。
端部外周が所定寸法だけガイド21によって保持され、
第1ばね部材10外周とポンプ室2内周面との干渉を防
止することができる。特に、この実施例では、第1ばね
部材10の上端側もピストン4に設けられた環状隙間に
収納されてガイドされており、第1ばね部材10外周と
ポンプ室2内周間の干渉をより確実に防止できる。
を確保できると共に、第1ばね部材10の干渉に起因す
るポンプ室2内周面の摩耗を防止でき、バックサクショ
ン機能およびポンプ機能の低下を防止することができ
る。
もので、吐出完了後吐出弁が完全に閉じるまで、第2の
ばね部材によって吸込弁が閉じた状態に保持してノズル
部に残存する内容物をポンプ室内に戻すように構成した
ので、従来のようにノズル部からの液だれを防止して内
容液の節約を図ることができる。
大しても、第2のばね部材によって吸込弁が閉塞状態に
保持されるので、内圧上昇による液だれも防止すること
ができる。
部材によって構成すれば、弁体が内部の圧力変化に敏感
に応答し、正確かつ確実に作動する。
せることにより、ロック時のシール性向上を図ることが
できる。
ンの当接面間に回転方向に係合する係合部を設ければ、
ロック解除初期に弁体と弁座の圧着面間を断ち切ること
ができ、弁体が自由になってスムーズに作動する。
ば、弁体と内壁間に隙間が確保され、高粘度の内容液の
場合でも弁体の通路内壁への付着を防止でき、弁体が常
にスムーズに動作する。
場合、ポンプ室内周面から内方に突出するガイド部を設
けることにより、第1ばね部材外周とポンプ室内周間の
干渉を防止することができ、第1ばね部材のスムーズな
動きを確保できる。
おり、同図(a)は縦断面図、同図(b)は吸込弁の弁体の
斜視図、同図(c)は吐出弁の弁体の変形例を示す断面
図、同図(d)は吐出弁のさらに他の変形例を示す断面
図、同図(e)は同図(d)のeーe線断面図である。
説明図である。
図である。
示す断面図、同図(b),(c)は吸込弁の他の構成例を示
す部分断面図である。
ており、同図(a)はロック時の断面図、同図(b)はピス
トンと吸込弁の弁体部を分解図、同図(c)は同図(b)の
吐出弁部の平面図である。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 内部に液体を貯溜するポンプ室を備えた
ポンプ本体と、該ポンプ本体内に往復動自在に挿入され
ポンプ室の容積を拡張,収縮させるピストンと、該ピス
トンにステムを介して連接されるノズル部と、前記ポン
プ本体に設けられる吸込弁と、ポンプ室内部とノズル部
とを連通する通路途中に設けられる吐出弁と、前記ピス
トンをポンプ室の容積を拡張させる方向に常時付勢する
第1のばね部材と、を備え、 前記吸込弁はポンプ室内が負圧の時に開いて正圧の時に
閉じ、前記吐出弁はポンプ室内が負圧の時は閉じて正圧
の時は開く構成とし、 前記第1のばね部材のばね力に抗してノズル部を押し込
み、ポンプ室を収縮させた状態から第1のばね部材のば
ね力によってピストンを移動させてポンプ室内の容積を
拡張し、ポンプ室内に発生する負圧によって吸込弁を開
いて自動的にポンプ室内に液体を吸込み、 前記第1のばね部材のばね力に抗して再びノズル部を押
し込み、ピストンによってポンプ室を圧縮して吐出弁を
開きポンプ室内部の液体をノズル部を通じて吐出するポ
ンプにおいて、 前記吸込弁に、前記ピストンが拡張方向に移動する際
に、吐出弁が完全に閉じるまでの間吸込弁を閉塞状態に
保持してノズル部に残存する液体をポンプ室に戻し、さ
らに、温度変化による容器内の内圧増大に抗して吸込弁
を閉塞状態に保持するべく、吸込弁の弁体を弁座に対し
て付勢する第2のばね部材を設けたことを特徴とするポ
ンプ。 - 【請求項2】ノズル部を押し込んだ状態でノズル部をポ
ンプ本体に固定すると共に、ノズル部の固定と同時にピ
ストンによって吸込弁の弁体を押えるロック手段を有
し、 前記吸込弁の弁体の構成を、弁座に当接する弁頭部と、
ピストンに当接可能なストッパ部と、を有する構成と
し、前記弁頭部とストッパ部とを内部中空の樹脂部材に
よって一体成形し、さらにストッパ部に切欠きを設けて
弾力性を持たせたことを特徴とする請求項1に記載のポ
ンプ。 - 【請求項3】ストッパ部とピストンとの当接面間に互い
に回転方向に係合する係合部を設けたことを特徴とする
請求項2に記載のポンプ。 - 【請求項4】吐出弁は、通路途中に設けられた弁座と、
通路内壁を案内面として移動して前記弁座に接離する弁
体と、を備えた構成で、前記通路内壁に弁体の通路内壁
への付着を防止する縦リブを設けたことを特徴とする請
求項1に記載のポンプ。 - 【請求項5】第1ばね部材は、一端がピストンに係合
し、他端がポンプ室端部に設けられたばね座に係合する
コイルスプリングであり、 ポンプ室内周であって、前記ピストンのポンプ室収縮方
向ストローク端と前記ばね座との間に、ピストン摺動面
よりも内方に突出して前記第1ばね部材外周を案内する
ガイドを設けたことを特徴とする請求項1に記載のポン
プ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP5-36554 | 1993-06-10 | ||
JP6111993A JP2697609B2 (ja) | 1993-06-10 | 1994-04-27 | ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0796956A JPH0796956A (ja) | 1995-04-11 |
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ID=26375617
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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-
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- 1994-04-27 JP JP6111993A patent/JP2697609B2/ja not_active Expired - Fee Related
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