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JP2694688B2 - ディスプレイ装置 - Google Patents

ディスプレイ装置

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Publication number
JP2694688B2
JP2694688B2 JP7192474A JP19247495A JP2694688B2 JP 2694688 B2 JP2694688 B2 JP 2694688B2 JP 7192474 A JP7192474 A JP 7192474A JP 19247495 A JP19247495 A JP 19247495A JP 2694688 B2 JP2694688 B2 JP 2694688B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
display
main body
slide member
television
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7192474A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08110758A (ja
Inventor
出 湯本
弘 阿部
政晴 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP7192474A priority Critical patent/JP2694688B2/ja
Publication of JPH08110758A publication Critical patent/JPH08110758A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2694688B2 publication Critical patent/JP2694688B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶テレビ等の薄型の
ディスプレイを略水平状態にして収納し、その収納状態
から引き出し、かつ、略垂直状態に回動させて薄型のデ
ィスプレイの画面を見ることができるようにするものに
関する。
【0002】
【従来の技術】車両におけるダッシュボードにテープデ
ッキやコンパクトディスクプレーヤ等のオーディオ機器
を設置することは広く普及しているが、近年においては
テレビも設置したいという要求があり、徐々に普及しつ
つある。ところで、従来における車載用テレビはブラウ
ン管式のものであり、小型といえどもその外形寸法は大
きなものであり、これを設置するためにはかなりの設置
スペースを要するものであった。また、特開昭61−2
82139号公報に記載されているように、薄型電子表
示パネルを略水平状態にインストルメントパネル内に収
納し、電子表示パネルはその画面が上向きで、かつ、電
子表示パネルの下端部が収納部の前端側に位置するよう
に支持され、使用時は収納状態からかなり突出した状態
に保持されると共に、電子表示パネルを支持する基板は
電子表示パネルの2倍以上の長さを有し、その基板が収
納部内に収納されるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両に
おけるダッシュボードはスペース的にブラウン管式のテ
レビを取り付けると他のオーディオ機器を取り付けるこ
とができないという不便なものであった。また、オーデ
ィオ機器を取り付けるスペースはダッシュボードの比較
的低い位置なので、その位置にテレビを取り付けるとシ
フトレバー等が邪魔になり見ずらいものであった。さら
に、特開昭61−282139号公報のようなものであ
ると、電子表示パネルは収納状態からかなり突出した状
態で使用されるので、隣接した機器を操作する際の妨げ
となるばかりか、基板が電子表示パネルの2倍以上の長
さを有するので、収納部の奥行き寸法が電子表示パネル
の2倍以上必要となり、小型化が望まれるものである。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、他の機器の設置スペースを残して車両のダッシュボ
ードに組み込むことができ、かつ、通常オーディオ機器
が取り付けられる位置にテレビが取り付けられてもシフ
トレバー等が邪魔になることがないようにし、さらに
は、収納部の奥行き寸法を電子表示パネルの2倍以上必
要とせず小型化を可能とすることを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、薄型のディスプレイ本体と、このディス
プレイ本体を、その画面を下向きとし、かつ、その画面
の下側に位置するディスプレイ本体の下端部を奥部に位
置させて略水平にした水平状態で内部に格納するケーシ
ングと、このケーシングの内外に前記ディスプレイ本体
を移動させる送り機構とからなり、この送り機構は、前
記ケーシングの内外に対して移動自在に設けられた移動
部材と、前記ディスプレイ本体の下端部を支持し、か
つ、移動部材にスライド自在に設けられたスライド部材
と、このスライド部材と前記移動部材とを前記ケーシン
グの内外に移動させる駆動源とによって形成されると共
に、前記ディスプレイ本体は、前記移動部材が前記ケー
シングの外に移動した移動量を加えた分だけケーシング
の外に移動させられたときに、その下端部側を軸として
前記水平状態から立ち上がる上方向に回動可能に支持さ
れたことを特徴とするものである。
【0006】また、スライド部材にはディスプレイ本体
が水平状態からさらに下方向に回動することを、規制す
る規制部を設けた支持部材が設けられると共に、ディス
プレイ本体は支持部材によって水平状態に規制された状
態でケーシング内に移動するように設けられたことを特
徴とするものである。
【0007】さらに、移動部材は、ケーシングの前端か
ら最奥部まで延在したレールによって形成され、このレ
ールはケーシングの外に突出するまで移動するようにケ
ーシングに支持されると共に、レールにはその全長に亘
ってスライド部材が移動可能に案内されるガイド部が設
けられ、スライド部材がケーシングの外から最奥部まで
移動可能に設けられたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明のディスプレイ装置は、車両のダッシュ
ボードに組み込まれたとき、非使用時にはディスプレイ
本体をその画面を下向きとして下端がケーシングの奥部
に位置するように略水平とした状態でケーシングの内部
に格納しておき、使用時には移動部材がケーシングの外
に移動した移動量を加えた分だけディスプレイ本体をケ
ーシングの外に送り出し、その位置で下端部側を軸とし
てディスプレイ本体を起立させ、画面を前向きとし、通
常オーディオ機器が取り付けられる位置にディスプレイ
装置が取り付けられてもシフトレバー等が邪魔になるこ
とがないようにすると共に、ケーシングの奥行き寸法を
抑えながらディスプレイ本体が十分に起立可能な位置ま
で移動することが可能となる。
【0009】また、ディスプレイ本体が水平状態からさ
らに下方向に回動することを規制する規制部が設けられ
ているので、ディスプレイ本体をケーシング内に収納す
る際に、ディスプレイ本体がストッパによってガイドさ
れて確実にケーシング内に収納することが可能となる。
【0010】さらに、移動部材をレールによって形成
し、このレールはケーシングの外に突出するまで移動す
ると共に、レールにはその全長に亘ってスライド部材を
移動可能に案内されるガイド部が設けられるので、簡単
な構成によってケーシングの奥行き寸法を抑えながらデ
ィスプレイ本体が十分に起立する方向に回動することが
可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図6を
参照して説明する。図1はこの実施例の車載用テレビの
使用状態を示す図、図2はこの車載用テレビの全体概略
構成を示す図であって、これらの図に示されるように、
この車載用テレビは、テレビ本体1を内部に格納する箱
型のケーシング2を有し、そのケーシング2内にテレビ
本体1を引き込み、かつ、そこから送り出すための送り
機構3(図3参照)、および、テレビ本体1を支持する
とともに送り機構3に対して連結するための支持機構4
(図4参照)を備えた構成のものである。
【0012】上記のテレビ本体1は液晶ディスプレイか
らなる薄型のものであり、また、上記のケーシング2
は、テレビ本体1の画面が下向きとなり、かつ、その下
端部が奥部に位置するような略水平な状態で内部に格納
するようにされたものである。
【0013】そして、この車載用テレビは、図1に示す
ように乗用車のダッシュボードDに組み込まれて、使用
時には図1、図2(ロ)に示すようにケーシング2内か
らテレビ本体1を送り出してダッシュボードDの前面側
において起立させ、非使用時には図2(イ)中の二点鎖
線で示すようにケーシング2内に格納するように構成さ
れたものである。
【0014】テレビ本体1をケーシング2内から送り出
し、かつ、引き込むための上記送り機構3について、図
3を参照して詳細に説明する。この送り機構3は、テレ
ビ本体1(図3には図示せず)が支持機構4(詳細は後
述する)を介して連結されるスライド部材5をスライド
させるように構成されたものである。
【0015】すなわち、ケーシング2の後部内面にはそ
の軸に歯車6が取り付けられたモータ7が下向きに固定
されており、ケーシング2の底面には上記の歯車6に順
次噛合し、かつ、ベルト8により回転力が伝達される一
連の歯車9a〜9fが取り付けられ、それら一連の歯車
9a〜9fの末端に位置する歯車9fにはラック10が
噛合するようになっている。そのラック10には長手方
向に沿う長穴10aが形成されていて、その長穴10a
内にはケーシング2の底面に固定された2本のピン1
1,11が通されており、このピン11,11によって
ラック10は案内されつつ長穴10aの範囲内でその長
手方向に移動可能とされている。
【0016】そのラック10の側部には、アーム12の
基端部がピン13によって回動可能な状態でケーシング
2の底面に連結されている。そのアーム12には基端側
および先端側にそれぞれ長穴12a,12bが形成さ
れ、基端側の長穴12a内には上記ラック10の上面に
固定されているピン14が通されており、先端側の長穴
12b内には上記スライド部材5の下面に固定されてい
るピン15が通されており、アーム12はスライド部材
5をケーシング2の外に突出する位置まで移動させる。
【0017】また、ケーシング2の両側壁内面には、そ
れぞれレール16,16が取り付けられている。これら
のレール16,16にはそれぞれ上下2本の長穴16
a,16bが形成されており、上側の長穴16aにはケ
ーシング2の側壁に固定されているピン17,17が通
されていて、レール16はこれらピン17,17に案内
されつつ長手方向に移動可能となっており、ケーシング
2の外に突出する位置まで移動するようになっている。
また、レール16の下側にはレール16のほぼ全長に亘
って長穴16bが形成され、この長穴16bには上記ス
ライド部材5の端部に固定されているピン18,18が
通されており、これらのピン18,18によってレール
16とスライド部材5は連結されているとともに、これ
らのピン18,18は長穴16b内を移動できるように
なっている。すなわち、長穴16bがスライド部材5の
のスライドを確実に案内するためのガイド部を形成して
いる。
【0018】また、スライド部材5には切欠19が形成
されており、スライド部材5がケーシング2の奥部に引
き込まれたとき、スライド部材5がモータ7の軸にぶつ
かることを防止するようになっている。また、スライド
部材5の中心位置には孔20が形成されており、この孔
20に後述する支持機構4の取付部材26を取り付ける
ようになっている。さらに、スライド部材5における孔
20の側方にはピン21,21が形成されており、支持
機構4の板バネ27を係止するようになっている。
【0019】上記構成の送り機構3では、図3(イ)に
示すようにスライド部材5がケーシング2の奥部に位置
している状態、すなわち、テレビ本体1がケーシング2
内に格納されている状態からモータ7を一方向に回転さ
せると、一連の歯車9a〜9fが回転して上記ラック1
0が前方(図3中左側)に送り出され、それに伴ってア
ーム12がピン13を中心として前方に向かって回動
し、これによってスライド部材5がレール16,16に
沿って前方に送り出されてくる。この際、ラック10に
固定されているピン14はアーム12の長穴12a内
を、また、スライド部材5に固定されているピン15は
アーム12の長穴12b内を相対的に移動することにな
る。
【0020】そして、スライド部材5がレール16,1
6の先端部に達して前方側のピン18がレール16の長
穴16bの先端に達すると、レール16自体がスライド
部材5とともに前方に押し出され、図3(ロ)に示すよ
うに、長穴16aの後端が奥部に位置するピン17の位
置に達するまでレール16が前方に送り出され、これに
よってスライド部材5はケーシング2の外側に送り出さ
れることになる。
【0021】また、その状態からモータ7を他方向に回
転させれば、上記と逆の動作によりスライド部材5、レ
ール16,16はケーシング2内に引き込まれ、図3
(イ)の状態に戻ることになる。
【0022】以上によって送り機構3について説明した
が、次に図4を参照して支持機構4について説明する。
この支持機構4は、テレビ本体1の下端部を上下方向に
回動可能に支持するとともに、このテレビ本体1を前記
送り機構3のスライド部材5に対して左右方向に回動可
能に連結するためのものであって、図4(ロ)に示すよ
うに、上記スライド部材5の上面にピン25により水平
回動可能な状態で取り付けられる取付部材26、この取
付部材26と上記ピン25との間に介装される板バネ2
7、テレビ本体1の後面に固定されてピン28,28に
よって上記取付部材26に対して上下方向に回動可能な
状態で連結される保持部材29、その保持部材29の後
面に固定される板バネ30から構成されている。
【0023】上記の取付部材26は、底面26aから側
壁26b,26bおよび後壁26cが立ち上げられたも
ので、底面26aの中央部には、この取付部材26をス
ライド部材5に取り付けるための孔31、およびスライ
ド部材5の上面に固定されている前記ピン21,21が
それぞれ挿通する円弧状の切欠32,32が形成され、
また、それら切欠32,32の内側には円形の凹部3
3,33が形成されている。また、この取付部材26の
側壁26b,26bには、上記保持部材29をピン2
8,28によって連結するための孔34,34が形成さ
れているとともに、これら側壁26b,26bの後部側
には三角形状の切欠35,35が形成されている。さら
に、この取付部材26の後壁26cには、前方側に切り
起こされて形成されたストッパ36,36が設けられて
いる。これらのストッパ36,36は上部が円弧状をな
しており、その上面には多数の凹部37…が形成されて
いる。
【0024】また、上記の板バネ27は両端部が下方に
折り曲げられたもので、その中央部には上記取付部材2
6の孔31およびスライド部材5の孔20に合致する孔
38が形成され、両端部にはスライド部材5に設けられ
ているピン21,21が挿通する孔39,39が形成さ
れ、それら孔39,39の内側下面には、取付部材26
に形成されている凹部33,33に嵌合する複数(5つ
づつ)の円形突起40…が円弧状に形成されている。
【0025】そして、スライド部材5の孔20に取付部
材26の孔31、板バネ27の孔38をそれぞれ合致さ
せてそれらにピン25を挿通させることで、取付部材2
6は板バネ27とスライド部材5とにより上下から挟み
込まれた形態で一体に組み立てられ、同時にスライド部
材5のピン21,21が取付部材26の切欠32,32
を通して板バネ27の孔39,39を挿通するととも
に、取付部材26の凹部33に板バネ27の突起40…
のいずれかが嵌合するようになっている。
【0026】これによって、取付部材26は図5に示す
ようにピン25を中心としてスライド部材5および板バ
ネ27に対して水平(図5中の左右)方向に回動すると
ともに、その回動の角度はピン21,21が円弧状の切
欠32,32に当接することによってその切欠32,3
2の範囲内に規制され、かつ、取付部材26を回動させ
たときには取付部材26の上面の凹部33,33と板バ
ネ27の下面に形成されている5つの突起40・・のう
ちのいずれかが係合し、これによって取付部材26は5
段階の回動角度のうちのいずれかの位置で係止されると
ともに、回動させたときには板バネ27の弾性によりク
リック感が得られるようになっている。
【0027】次に、上記の保持部材29には、図4
(ロ)に示すように、テレビ本体1の下面に固定される
下面板29aと、テレビ本体1の後面に固定される天板
29bとを有し、下面板29aの両端部には後方に折り
曲げられることによってヒンジ部29c,29cが形成
されている。そのヒンジ部29c,29cには、この保
持部材29を上記取付部材26に対してピン28,28
により上下方向に回動可能に連結するための孔45,4
5が形成されているとともに、その孔45,45の後部
側には内側に突出するピン46,46が固定されてい
る。
【0028】これらのピン46,46は、保持部材29
が取付部材26に連結されたときに取付部材26の側壁
26b,26bに形成されている切欠35,35内に位
置し、それらの切欠35,35に係合することで保持部
材29の取付部材26に対する上下方向の回動を規制す
る規制部として設けられたものである。すなわち、図6
(イ)に示すように、保持部材29が取り付けられたテ
レビ本体1がほぼ水平となった状態でピン46が切欠3
5の上部に当接してこれ以上の下方への回動が規制さ
れ、また、図6(ロ)に示すようにテレビ本体1が鉛直
よりやや上向きとなった状態でピン46が切欠35の前
部に当接してこれ以上の上方への回動が規制されるよう
になっている。
【0029】また、保持部材29の下面板29aの中央
位置には、上記板バネ30が取り付けられている。この
板バネ30は下面板29aから後方に延びる状態で取付
られ、その先端は内側に折り曲げられていて、その先端
には突起50,50が形成されている。そして、この板
バネ30の先端は、保持部材29を上下方向に回動させ
たときに、図6(イ),(ロ)に示されるように、取付
部材26の後壁26cに設けられているストッパ36,
36の上部に沿って移動し、このとき突起50,50と
ストッパ36,36の凹部37・・とが順次係合してク
リック感が得られるとともに、保持部材29、すなわ
ち、テレビ本体1が任意の角度で係止されるようになっ
ている。
【0030】上記構成のもとに、この車載用テレビは、
テレビ本体1を上下方向および左右方向にそれぞれ回動
させることができるものとなっている。そして、この車
載用テレビは既に述べたように車両のダッシュボードD
に組み込まれて、非使用時にはテレビ本体1をケーシン
グ2内に格納しておくとともに、使用時においては図示
しないスイッチによりモータ7を駆動してテレビ本体1
をケーシング2の内部から送り出すことで図2(イ)に
実線で示す状態とし、次いで、手動操作によりテレビ本
体1の上部側を上方に回動させて図2(ロ)に示す状態
に起立させ、さらに、必要に応じてテレビ本体1を手動
操作により左右方向にも回動させて所望の方向に向ける
ことができるものである。したがって、この車載用テレ
ビは運転席からも、また助手席からも支障なく画面を見
ることができるものである。
【0031】また、上記の状態からテレビ本体1を格納
するには、手動操作によりテレビ本体1を下方に回動さ
せて図2(イ)の状態に戻した後、図示しないスイッチ
によりモータ7を上記と逆方向に回転させれば良く、こ
れによりテレビ本体1はケーシング2内に引き込まれて
格納されることになる。
【0032】上記の車載用テレビは、テレビ本体1とし
て薄型の液晶ディスプレイを使用し、そのテレビ本体1
を水平にした状態でケーシング2内に格納するようにし
たので、従来の車載用のオーディオ機器と同等程度の大
きさにでき、したがって、他の機器の設置スペースを残
してダッシュボードDに設置することができるものであ
る。そして、非使用時においてはテレビ本体1がケーシ
ング2内すなわちダッシュボードD内に格納されてしま
うから、何等邪魔になることはないし、使用時において
もテレビ本体1がダッシュボードDの前面に位置するか
ら視界を遮る恐れもなく邪魔になることはない。
【0033】以上で本発明の一実施例を説明したが、本
発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々の変
形が考えられる。
【0034】たとえば、ケーシング2の前面には扉を設
けることが望ましい。その扉の開閉は手動操作によって
行うことでも勿論良いが、上記モータ7の作動に連動さ
せて自動的に開閉させるように構成することも可能であ
る。つまり、テレビ本体1を送り出すためのスイッチ操
作を行った場合に、まず扉が開くようにしてその後にテ
レビ本体1が送り出されてくるようにし、また、テレビ
本体1を格納するためのスイッチ操作を行った場合には
テレビ本体1が引き込まれ、続いて扉が閉じるように構
成すれば良い。
【0035】また、送り機構3や支持機構4の構成は上
記実施例に限るものではなく、設計上の要求に応じて適
宜変更して良いことは勿論であるばかりか、テレビ本体
1については、テレビ機能、いわゆるテレビチューナを
備えたものに限らず、単なるモニター用のディスプレイ
であっても良い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、車両の
ダッシュボードに組み込まれたとき、非使用時にはディ
スプレイ本体(テレビ本体が相当)をその画面を下向き
として下端がケーシングの奥部に位置するように略水平
とした状態でケーシングの内部に格納しておき、使用時
には移動部材がケーシングの外に移動した移動量を加え
た分だけディスプレイ本体をケーシングの外に送り出
し、その位置で下端部側を軸としてディスプレイ本体を
起立させ、画面を前向きとしたので、通常オーディオ機
器が取り付けられる位置にディスプレイ装置が取り付け
られてもシフトレバー等が邪魔になることがないように
すると共に、ケーシングの奥行き寸法を抑えながら、デ
ィスプレイ本体を、ケーシングに対して十分に支持しつ
つ、十分に起立する方向に回動することが可能となる位
置まで突出させることができ、かつ、ディスプレイ本体
を起立させたときにダッシュボードとの距離を小さくで
きるとともに、格納時に画面にほこりが付きにくい、と
いう効果を奏する。
【0037】また、ディスプレイ本体が水平状態からさ
らにした方向に回動することを規制する規制部が設けら
れているので、ディスプレイ本体をケーシング内に収納
する際に、ディスプレイ本体が規制部によってガイドさ
れて確実にケーシング内に収納することが可能となる。
【0038】さらに、移動部材をレールによって形成
し、このレールはケーシングの外に突出するまで移動す
ると共に、レールにはその全長に亘ってスライド部材を
移動可能に案内されるガイド部が設けられるので、簡単
な構成によってケーシングの奥行き寸法を抑えながら、
ディスプレイ本体を、ケーシング内に収納でき、かつ、
ディスプレイ本体が十分に起立する方向に回動すること
が可能となる位置までディスプレイ本体を突出させるこ
とができると共に、回動させるのに十分なほどディスプ
レイ本体をケーシングの外に引き出しても、ディスプレ
イ本体をケーシングに対して十分な強度で保持できると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の車載用テレビの使用状態を
示す斜視図である。
【図2】(イ)は本発明の車載用テレビにおけるテレビ
本体をケーシング内から引き出した状態の斜視図、
(ロ)は同テレビ本体を起立させた状態の斜視図であ
る。
【図3】(イ)は本発明の送り機構がテレビ本体を格納
した状態の斜視図、(ロ)は同送り機構がテレビ本体を
送り出した状態の斜視図である。
【図4】(イ)は本発明の支持機構が組み立てられた状
態の斜視図、(ロ)は同支持機構の分解斜視図である。
【図5】本発明のテレビ本体を左右方向に回動させた状
態を示す平面図である。
【図6】(イ)は本発明のテレビ本体が水平となってい
る状態を示す側面図、(ロ)はテレビ本体を上方に回動
させて起立させた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 テレビ本体(ディスプレイ本体) 2 ケーシング 3 送り機構 4 支持機構 5 スライド部材 7 モータ(駆動源) 16 レール(移動部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−282139(JP,A) 特開 昭60−165687(JP,A) 特開 平1−218936(JP,A) 特開 昭63−53144(JP,A) 実開 昭60−13584(JP,U) 実開 昭58−185891(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】薄型のディスプレイ本体と、このディスプ
    レイ本体を、その画面を下向きとし、かつ、その画面の
    下側に位置するディスプレイ本体の下端部を奥部に位置
    させて略水平にした水平状態で内部に格納するケーシン
    グと、このケシングの内外に前記ディスプレイ本体を
    移動させる送り機構とからなり、この送り機構は、前記
    ケーシングの内外に対して移動自在に設けられた移動部
    材と、前記ディスプレイ本体の下端部を支持、かつ、移
    動部材にスライド自在に設けられたスライド部材と、こ
    のスライド部材と前記移動部材とを前記ケーシンングの
    内外に移動させる駆動源とによって形成されると共に、
    前記ディスプレイ本体は、前記移動部材が前記ケーシン
    グの外に移動した移動量を加えた分だけケーシングの外
    に移動させられたときに、その下端部側を軸として前記
    水平状態から立ち上がる上方向に回動可能に支持された
    ことを特徴とするディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】前記スライド部材には前記ディスプレイ本
    体が前記水平状態からさらに下方向に回動することを規
    制する規制部を設けた支持部材が設けられると共に、デ
    ィスプレイ本体は支持部材によって水平状態に規制され
    た状態で前記ケーシング内に移動するように設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】前記移動部材は、前記ケーシングの前端か
    ら最奥部まで延在したレールによって形成され、このレ
    ールはケーシングの外に突出するまで移動するようにケ
    ーシングに支持されると共に、レールにはその全長に亘
    って前記スライド部材が移動可能に案内されるガイド部
    が設けられ、前記スライド部材がケーシングの外から最
    奥部まで移動可能に設けられたこと特徴とする請求項1
    記載のディスプレイ装置。
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