JP2684287B2 - 楽器自動演奏装置 - Google Patents
楽器自動演奏装置Info
- Publication number
- JP2684287B2 JP2684287B2 JP3354474A JP35447491A JP2684287B2 JP 2684287 B2 JP2684287 B2 JP 2684287B2 JP 3354474 A JP3354474 A JP 3354474A JP 35447491 A JP35447491 A JP 35447491A JP 2684287 B2 JP2684287 B2 JP 2684287B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fast
- performance information
- pedal
- information
- performance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 description 12
- 230000006870 function Effects 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000000593 degrading effect Effects 0.000 description 2
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 description 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H1/00—Details of electrophonic musical instruments
- G10H1/0033—Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments
- G10H1/0041—Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments in coded form
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音楽演奏情報を記憶装
置に記憶せしめておき、演奏開始が指示された際に該音
楽演奏情報を読み出して楽器を動作させることにより自
動的に音楽を演奏せしめる楽器自動演奏装置に関する。
置に記憶せしめておき、演奏開始が指示された際に該音
楽演奏情報を読み出して楽器を動作させることにより自
動的に音楽を演奏せしめる楽器自動演奏装置に関する。
【0002】近年、例えばピアノ等に装着し、予め記憶
された音楽演奏情報に基づき駆動機構を作動せしめて鍵
盤やペダル操作することにより音楽を演奏する楽器自動
演奏装置が実用に供されている。
された音楽演奏情報に基づき駆動機構を作動せしめて鍵
盤やペダル操作することにより音楽を演奏する楽器自動
演奏装置が実用に供されている。
【0003】かかる楽器自動演奏装置においては、操作
性を向上させる目的から、曲の進行を早める機能(以
下、「早送り」という)や曲の進行を戻す機能(以下、
「早戻し」という)等が備えられているのが一般的であ
る。
性を向上させる目的から、曲の進行を早める機能(以
下、「早送り」という)や曲の進行を戻す機能(以下、
「早戻し」という)等が備えられているのが一般的であ
る。
【0004】この早送りや早戻し機能は、通常の演奏動
作に対しては特異な動作であるところから、ややもする
とこれらの機能を用いることにより音楽性が損なわれる
場合がある。したがって、音楽性を損なうことなく早送
りや早戻し機能を実現することが望まれている。
作に対しては特異な動作であるところから、ややもする
とこれらの機能を用いることにより音楽性が損なわれる
場合がある。したがって、音楽性を損なうことなく早送
りや早戻し機能を実現することが望まれている。
【0005】
【従来の技術】従来の楽器自動演奏装置は、例えば鍵番
号・打鍵強度・時間情報等からなる音楽演奏情報をフロ
ッピーディスク装置等の記憶装置に記憶しておき、例え
ば操作パネルから演奏開始を指示することにより、上記
記憶装置から音楽演奏情報を読み出して楽器を駆動し、
これにより自動的に音楽を演奏するようになっている。
号・打鍵強度・時間情報等からなる音楽演奏情報をフロ
ッピーディスク装置等の記憶装置に記憶しておき、例え
ば操作パネルから演奏開始を指示することにより、上記
記憶装置から音楽演奏情報を読み出して楽器を駆動し、
これにより自動的に音楽を演奏するようになっている。
【0006】更に詳しく言えば、記憶装置には、予め、
イベント情報の集合からなる音楽演奏情報を記憶してお
く。1イベント情報は、例えば図4に示すように、識別
符号・鍵番号・打鍵強度・時間情報から構成される。
イベント情報の集合からなる音楽演奏情報を記憶してお
く。1イベント情報は、例えば図4に示すように、識別
符号・鍵番号・打鍵強度・時間情報から構成される。
【0007】演奏が指示されると、記憶装置から音楽演
奏情報中の1イベント情報を読み出し、当該イベント情
報に含まれる時間情報を調べる。そして、時間情報が該
イベントを実行すべきタイミング(時刻)に合致したと
きに、該イベントの実行、つまり押鍵又は離鍵等の動作
を行わしめる。1イベント情報の実行を終了すると、新
たに次のイベント情報を記憶装置から読み出して同様の
処理を行う。かかる動作を繰り返すことにより楽曲の演
奏が行われることになる。
奏情報中の1イベント情報を読み出し、当該イベント情
報に含まれる時間情報を調べる。そして、時間情報が該
イベントを実行すべきタイミング(時刻)に合致したと
きに、該イベントの実行、つまり押鍵又は離鍵等の動作
を行わしめる。1イベント情報の実行を終了すると、新
たに次のイベント情報を記憶装置から読み出して同様の
処理を行う。かかる動作を繰り返すことにより楽曲の演
奏が行われることになる。
【0008】イベント情報を実行するタイミングは、次
のようにして検出される。即ち、クロックによって時間
を計数する時間カウンタの計数値と、読み出したイベン
ト情報中の時間情報とを比較し、これらが一致したとき
イベントを実行すべきタイミングが到来したことを判断
する。
のようにして検出される。即ち、クロックによって時間
を計数する時間カウンタの計数値と、読み出したイベン
ト情報中の時間情報とを比較し、これらが一致したとき
イベントを実行すべきタイミングが到来したことを判断
する。
【0009】かかる楽器自動演奏装置は、上記のような
通常演奏の他に、早送り又は早戻し機能を有している。
ここで、早送り又は早戻しが指定されたときの処理方法
として、次の二つの方法が知られている。
通常演奏の他に、早送り又は早戻し機能を有している。
ここで、早送り又は早戻しが指定されたときの処理方法
として、次の二つの方法が知られている。
【0010】第1は、通常再生時よりも高速のクロック
で時間カウンタを動作させ、これによってイベント情報
の実行タイミングを相対的に早めて早送り又は早戻しを
行う方法である。
で時間カウンタを動作させ、これによってイベント情報
の実行タイミングを相対的に早めて早送り又は早戻しを
行う方法である。
【0011】第2は、早送り又は早戻しが指定されたと
きは通常再生時と同じ速度のクロックで時間カウンタを
計数するが、この時間カウンタの計数値を所定の倍数に
変換し、変換された計数値と時間情報との大小関係によ
って一挙にイベント情報を早送り又は早戻しする方法で
ある。
きは通常再生時と同じ速度のクロックで時間カウンタを
計数するが、この時間カウンタの計数値を所定の倍数に
変換し、変換された計数値と時間情報との大小関係によ
って一挙にイベント情報を早送り又は早戻しする方法で
ある。
【0012】機械的駆動機構を有する自動演奏装置にあ
っては、このように高速のイベント実行に追従すること
が出来ないばかりか、特に早戻し時はオンイベントとそ
れに対応するオフイベントとの順序が逆転する等の不都
合が生じるので、操作子を駆動しないように制御するの
が一般的である。
っては、このように高速のイベント実行に追従すること
が出来ないばかりか、特に早戻し時はオンイベントとそ
れに対応するオフイベントとの順序が逆転する等の不都
合が生じるので、操作子を駆動しないように制御するの
が一般的である。
【0013】即ち、早送り又は早戻しが指定されたとき
は、そのとき駆動されている鍵盤操作子やペダル操作子
を含めて全ての操作子をオフとし、それと同時に早送り
又は早戻しを開始する。
は、そのとき駆動されている鍵盤操作子やペダル操作子
を含めて全ての操作子をオフとし、それと同時に早送り
又は早戻しを開始する。
【0014】早送り又は早戻しが解除されて演奏が再開
されたとき、ペダル操作子は、次のペダル演奏情報が実
行されるまでは早送り又は早戻しが指定された時に行っ
たオフのままの状態を保っている。
されたとき、ペダル操作子は、次のペダル演奏情報が実
行されるまでは早送り又は早戻しが指定された時に行っ
たオフのままの状態を保っている。
【0015】このとき、演奏再開後最初に実行されるペ
ダル演奏情報が例えばオフイベントであったとすれば、
それ以前はオンでなければならないが、上記した理由に
よって演奏再開から最初のペダル演奏情報の実行までの
間はペダル操作子が駆動されないオフ状態となり、この
間の演奏の品位が著しく損なわれることになる。
ダル演奏情報が例えばオフイベントであったとすれば、
それ以前はオンでなければならないが、上記した理由に
よって演奏再開から最初のペダル演奏情報の実行までの
間はペダル操作子が駆動されないオフ状態となり、この
間の演奏の品位が著しく損なわれることになる。
【0016】かかる早送り及び早戻し時の不都合につ
き、図5(早送り)、及び図6(早戻し)を参照しなが
らさらに詳細に説明する。
き、図5(早送り)、及び図6(早戻し)を参照しなが
らさらに詳細に説明する。
【0017】図5は早送り動作を説明するための図であ
る。図において、e1〜e8はペダルの演奏情報を示
す。e1〜e8のそれぞれの間には鍵盤の演奏情報が多
数存在するがここでは省略する。
る。図において、e1〜e8はペダルの演奏情報を示
す。e1〜e8のそれぞれの間には鍵盤の演奏情報が多
数存在するがここでは省略する。
【0018】図中のe1とe2の間はペダル操作子が駆
動されている期間(オン)であり、e2とe3との間は
ペダル操作子が駆動されない期間(オフ)である。以
下、オン/オフ状態は、同図下段に示す通りである。
動されている期間(オン)であり、e2とe3との間は
ペダル操作子が駆動されない期間(オフ)である。以
下、オン/オフ状態は、同図下段に示す通りである。
【0019】ここで、図中のA点方向から早送りがされ
て、B点に至ったとき早送りが解除されたとする。した
がって、B点から直ちに再生演奏が開始されることにな
る。しかし、e5〜e6の期間は図示するように本来は
ペダル操作子は駆動されなければならない期間であるに
も拘わらず、上記したように早送り指定によりオフにさ
れたままであるので、この間に実行される再生演奏は著
しく品位の損なわれたものとなる。
て、B点に至ったとき早送りが解除されたとする。した
がって、B点から直ちに再生演奏が開始されることにな
る。しかし、e5〜e6の期間は図示するように本来は
ペダル操作子は駆動されなければならない期間であるに
も拘わらず、上記したように早送り指定によりオフにさ
れたままであるので、この間に実行される再生演奏は著
しく品位の損なわれたものとなる。
【0020】また、図6は早戻し動作を説明するための
図である。図において、e11〜e18はペダルの演奏
情報を示す。e11〜e18のそれぞれの間には鍵盤の
演奏情報が多数存在するがここでは省略する。
図である。図において、e11〜e18はペダルの演奏
情報を示す。e11〜e18のそれぞれの間には鍵盤の
演奏情報が多数存在するがここでは省略する。
【0021】図中のe11とe12の間はペダル操作子
が駆動されている期間(オン)であり、e12とe13
との間はペダル操作子が駆動されない期間(オフ)であ
る。以下、オン/オフ状態は、同図下段に示す通りであ
る。
が駆動されている期間(オン)であり、e12とe13
との間はペダル操作子が駆動されない期間(オフ)であ
る。以下、オン/オフ状態は、同図下段に示す通りであ
る。
【0022】ここで、図中のC点方向から通常演奏がな
されて、D点に至り早戻しが指定されると、E点方向に
向かって通常演奏時よりも早い速度で演奏情報を読み出
して早戻しが行われる。
されて、D点に至り早戻しが指定されると、E点方向に
向かって通常演奏時よりも早い速度で演奏情報を読み出
して早戻しが行われる。
【0023】そして、E点に至ったとき早戻しが解除さ
れたとする。この場合、E点から直ちに再生演奏が開始
されることになる、しかしながら、e11〜e12の期
間は図示するように本来はペダル操作子は駆動されなけ
ればならない期間であるにも拘わらず、上記したように
早戻し指定によりオフにされたままであり、この間に実
行される再生演奏は著しく品位の損なわれたものとな
る。
れたとする。この場合、E点から直ちに再生演奏が開始
されることになる、しかしながら、e11〜e12の期
間は図示するように本来はペダル操作子は駆動されなけ
ればならない期間であるにも拘わらず、上記したように
早戻し指定によりオフにされたままであり、この間に実
行される再生演奏は著しく品位の損なわれたものとな
る。
【0024】このように、ペダル操作子が例えばピアノ
におけるダンパーペダルである場合は、品位の損なわれ
た演奏が行われる期間は、数秒、時には数十秒になるこ
ともある。
におけるダンパーペダルである場合は、品位の損なわれ
た演奏が行われる期間は、数秒、時には数十秒になるこ
ともある。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、早送
り又は早戻しの指定が解除されたとき操作子、特にペダ
ル操作子は本来あるべき操作状態にならない場合があ
り、再生演奏された音楽の品位を著しく損なうという欠
点を解消するためになされたもので、早送り又は早戻し
の指定が解除された後でも、再生演奏される音楽の品位
を損なうことなく通常の自動演奏を行うことのできる楽
器自動演奏装置を提供することを目的とする。
り又は早戻しの指定が解除されたとき操作子、特にペダ
ル操作子は本来あるべき操作状態にならない場合があ
り、再生演奏された音楽の品位を著しく損なうという欠
点を解消するためになされたもので、早送り又は早戻し
の指定が解除された後でも、再生演奏される音楽の品位
を損なうことなく通常の自動演奏を行うことのできる楽
器自動演奏装置を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明の楽器自動演奏
装置は、上記目的を達成するために、少なくとも鍵盤演
奏情報及びペダル演奏情報を含む音楽演奏情報が記憶さ
れた記憶手段を有し、該記憶手段から音楽演奏情報を順
次読み出して鍵盤操作子及びペダル操作子を駆動するこ
とにより音楽を演奏する楽器自動演奏装置において、演
奏の早送りを指示する指示手段と、該指示手段により早
送りが指示された際、全ての操作子の駆動を中止し、前
記記憶手段からの音楽演奏情報の読み出しのみを行う早
送り手段と、該早送り手段により早送りが行われている
間に、前記記憶手段から最後に読み出した音楽演奏情報
中のペダル演奏情報を最新のペダル演奏情報として保持
する保持手段と、前記早送り手段による早送りが解除さ
れた際、前記保持手段に保持された最新のペダル演奏情
報に応じてペダル操作子を駆動した後、演奏を再開せし
める制御手段とを具備したことを特徴とする。
装置は、上記目的を達成するために、少なくとも鍵盤演
奏情報及びペダル演奏情報を含む音楽演奏情報が記憶さ
れた記憶手段を有し、該記憶手段から音楽演奏情報を順
次読み出して鍵盤操作子及びペダル操作子を駆動するこ
とにより音楽を演奏する楽器自動演奏装置において、演
奏の早送りを指示する指示手段と、該指示手段により早
送りが指示された際、全ての操作子の駆動を中止し、前
記記憶手段からの音楽演奏情報の読み出しのみを行う早
送り手段と、該早送り手段により早送りが行われている
間に、前記記憶手段から最後に読み出した音楽演奏情報
中のペダル演奏情報を最新のペダル演奏情報として保持
する保持手段と、前記早送り手段による早送りが解除さ
れた際、前記保持手段に保持された最新のペダル演奏情
報に応じてペダル操作子を駆動した後、演奏を再開せし
める制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0027】また、同様の目的で、少なくとも鍵盤演奏
情報及びペダル演奏情報を含む音楽演奏情報が記憶され
た記憶手段を有し、該記憶手段から音楽演奏情報を順次
読み出して鍵盤操作子及びペダル操作子を駆動すること
により音楽を演奏する楽器自動演奏装置において、演奏
の早戻しを指示する指示手段と、該指示手段により早戻
しが指示された際、全ての操作子の駆動を中止し、前記
記憶手段からの音楽演奏情報の読み出しのみを行う早戻
し手段と、該早戻し手段により早戻しが行われている間
に、前記記憶手段から最後に読み出した音楽演奏情報中
のペダル演奏情報を最新のペダル演奏情報として保持す
る保持手段と、前記早戻し手段による早戻しが解除され
た際、前記保持手段に保持された最新のペダル演奏情報
に応じてペダル操作子を駆動した後、演奏を再開せしめ
る制御手段とを具備したことを特徴とする。
情報及びペダル演奏情報を含む音楽演奏情報が記憶され
た記憶手段を有し、該記憶手段から音楽演奏情報を順次
読み出して鍵盤操作子及びペダル操作子を駆動すること
により音楽を演奏する楽器自動演奏装置において、演奏
の早戻しを指示する指示手段と、該指示手段により早戻
しが指示された際、全ての操作子の駆動を中止し、前記
記憶手段からの音楽演奏情報の読み出しのみを行う早戻
し手段と、該早戻し手段により早戻しが行われている間
に、前記記憶手段から最後に読み出した音楽演奏情報中
のペダル演奏情報を最新のペダル演奏情報として保持す
る保持手段と、前記早戻し手段による早戻しが解除され
た際、前記保持手段に保持された最新のペダル演奏情報
に応じてペダル操作子を駆動した後、演奏を再開せしめ
る制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0028】
【作用】本発明は、早送り又は早戻し期間中のペダル演
奏情報の最終履歴を保持手段に保持させておき、早送り
又は早戻しが解除されたとき保持手段に保持している内
容に応じてペダル操作子を駆動し、その後演奏を再開す
るようにしたので、音楽の品位を損なうことなく再生演
奏を行うことができるものとなっている。
奏情報の最終履歴を保持手段に保持させておき、早送り
又は早戻しが解除されたとき保持手段に保持している内
容に応じてペダル操作子を駆動し、その後演奏を再開す
るようにしたので、音楽の品位を損なうことなく再生演
奏を行うことができるものとなっている。
【0029】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
つき詳細に説明する。
つき詳細に説明する。
【0030】図1は、本発明に係る楽器自動演奏装置の
全体的な構成を概略的に示すブロック図である。
全体的な構成を概略的に示すブロック図である。
【0031】図において、10は中央処理装置(CP
U)であり、リードオンリメモリ(ROM)11に記憶
されている制御プログラムに従って当該楽器自動演奏装
置の各部を制御するものである。
U)であり、リードオンリメモリ(ROM)11に記憶
されている制御プログラムに従って当該楽器自動演奏装
置の各部を制御するものである。
【0032】ROM11は、上述した制御プログラムが
格納される他、CPU10が使用する種々の固定データ
が格納されている。このROM11は、CPU10によ
り、システムバス30を介してアクセスされる。
格納される他、CPU10が使用する種々の固定データ
が格納されている。このROM11は、CPU10によ
り、システムバス30を介してアクセスされる。
【0033】12はランダムアクセスメモリ(RAM)
であり、CPU10の作業用領域、当該楽器自動演奏装
置を制御するための各種レジスタ、フラグ等が定義され
ている。このRAM12も、CPU10により、システ
ムバス30を介してアクセスされる。
であり、CPU10の作業用領域、当該楽器自動演奏装
置を制御するための各種レジスタ、フラグ等が定義され
ている。このRAM12も、CPU10により、システ
ムバス30を介してアクセスされる。
【0034】13は入出力インタフェースであり、この
入出力インタフェース13の一方側はシステムバス30
に接続され、他方側には操作スイッチ部20、ディスプ
レイ装置21、記憶装置22が接続されるようになって
いる。
入出力インタフェース13の一方側はシステムバス30
に接続され、他方側には操作スイッチ部20、ディスプ
レイ装置21、記憶装置22が接続されるようになって
いる。
【0035】操作スイッチ部20には、自動演奏の開始
を指示する「スタートスイッチ」、早送りを指示する
「早送りスイッチ」、早戻しを指示する「早戻しスイッ
チ」等(いずれも図示しない)の各種スイッチが含まれ
る。この操作スイッチ部20のオン/オフ状態は、図示
しないスキャン回路により検出され、入出力インタフェ
ース13を介してCPU10に送られる。このスイッチ
のオン/オフ情報は、RAM12の所定領域に記憶され
る。
を指示する「スタートスイッチ」、早送りを指示する
「早送りスイッチ」、早戻しを指示する「早戻しスイッ
チ」等(いずれも図示しない)の各種スイッチが含まれ
る。この操作スイッチ部20のオン/オフ状態は、図示
しないスキャン回路により検出され、入出力インタフェ
ース13を介してCPU10に送られる。このスイッチ
のオン/オフ情報は、RAM12の所定領域に記憶され
る。
【0036】ディスプレイ装置21は、例えばLCDに
より構成されるものであり、装置の各種状態やメッセー
ジを表示するために使用される。このディスプレイ装置
21は、CPU10から入出力インタフェース13を介
して送られてくる情報により表示制御される。
より構成されるものであり、装置の各種状態やメッセー
ジを表示するために使用される。このディスプレイ装置
21は、CPU10から入出力インタフェース13を介
して送られてくる情報により表示制御される。
【0037】記憶装置22としては、例えばフロッピー
ディスク装置が用いられ、該フロッピーディスク装置に
は記憶媒体としてのフロッピーディスク23が装着され
るようになっている。このフロッピーディスク23に
は、上述した音楽演奏情報が記憶される。
ディスク装置が用いられ、該フロッピーディスク装置に
は記憶媒体としてのフロッピーディスク23が装着され
るようになっている。このフロッピーディスク23に
は、上述した音楽演奏情報が記憶される。
【0038】ここで、音楽演奏情報は、図4に示すよう
に、イベント情報の集合として構成される。各イベント
情報は、識別符号、鍵番号、打鍵強度及び時間情報によ
り構成されている。識別符号は、当該イベント情報の種
類を示すものでり、例えば当該イベント情報が鍵盤操作
子の音楽演奏情報であるかペダル操作子の音楽演奏情報
であるかの識別、また、該イベント情報がオンイベント
を指示するものかオフイベントを指示するものか等が指
定される。
に、イベント情報の集合として構成される。各イベント
情報は、識別符号、鍵番号、打鍵強度及び時間情報によ
り構成されている。識別符号は、当該イベント情報の種
類を示すものでり、例えば当該イベント情報が鍵盤操作
子の音楽演奏情報であるかペダル操作子の音楽演奏情報
であるかの識別、また、該イベント情報がオンイベント
を指示するものかオフイベントを指示するものか等が指
定される。
【0039】鍵番号は、イベントを実行すべき鍵の番号
を示すものである。打鍵強度は、オンイベント又はオフ
イベント時の打鍵又は離鍵の強さ(速さ)を指定するも
のである。時間情報は、当該イベント情報を実行すべき
時刻を示す情報である。この時間情報が、図示しない時
間カウンタの計数値に一致したときに、当該イベント情
報に基づくイベントが実行されることになる。
を示すものである。打鍵強度は、オンイベント又はオフ
イベント時の打鍵又は離鍵の強さ(速さ)を指定するも
のである。時間情報は、当該イベント情報を実行すべき
時刻を示す情報である。この時間情報が、図示しない時
間カウンタの計数値に一致したときに、当該イベント情
報に基づくイベントが実行されることになる。
【0040】記憶装置22に装着されたフロッピーディ
スク23から読み出された音楽演奏情報は、入出力イン
タフェース13を介してCPU10に送られ、楽器の自
動演奏に供されることになる。
スク23から読み出された音楽演奏情報は、入出力イン
タフェース13を介してCPU10に送られ、楽器の自
動演奏に供されることになる。
【0041】14はソレノイド駆動装置であり、全鍵に
対応して設けられたソレノイド251 〜25n を駆動す
るものである。各ソレノイド251 〜25n は鍵に連結
されている。CPU10からの制御によりソレノイド駆
動装置14が起動されると、ソレノイド251 〜25n
が駆動され、該当する鍵が押下げ(又は引下げ)られて
押鍵機能が実現される。
対応して設けられたソレノイド251 〜25n を駆動す
るものである。各ソレノイド251 〜25n は鍵に連結
されている。CPU10からの制御によりソレノイド駆
動装置14が起動されると、ソレノイド251 〜25n
が駆動され、該当する鍵が押下げ(又は引下げ)られて
押鍵機能が実現される。
【0042】離鍵の機能は、CPU10からの制御によ
りソレノイド駆動装置14の起動が停止され、ソレノイ
ド251 〜25n が開放されることにより実現される。
りソレノイド駆動装置14の起動が停止され、ソレノイ
ド251 〜25n が開放されることにより実現される。
【0043】15は本発明の特徴に直接関係する保持手
段としての履歴レジスタである。この履歴レジスタ15
は、ペダル操作子の演奏情報を記憶するものである。こ
の履歴レジスタ15は、記憶装置22から読み出した自
動演奏情報中にペダル演奏情報が出現する度に更新され
るものである。したがって、常に最新の(最も最近に実
行された)ペダル情報が記憶されている。
段としての履歴レジスタである。この履歴レジスタ15
は、ペダル操作子の演奏情報を記憶するものである。こ
の履歴レジスタ15は、記憶装置22から読み出した自
動演奏情報中にペダル演奏情報が出現する度に更新され
るものである。したがって、常に最新の(最も最近に実
行された)ペダル情報が記憶されている。
【0044】なお、上記実施例では、履歴レジスタ15
は、独立のレジスタとして構成しているが、RAM12
中に設けるように構成しても良い。
は、独立のレジスタとして構成しているが、RAM12
中に設けるように構成しても良い。
【0045】以上の構成において、以下、本実施例の動
作につき説明する。
作につき説明する。
【0046】先ず、早送りの場合の動作につき図2に示
すフローチャートを参照しながら説明する。
すフローチャートを参照しながら説明する。
【0047】この処理ルーチンは、記憶装置22から1
つのイベント情報を読み出し、該イベント情報が実行さ
れるタイミングになった際に起動されるものである。
つのイベント情報を読み出し、該イベント情報が実行さ
れるタイミングになった際に起動されるものである。
【0048】この処理においては、先ず、早送り指定が
あるか否かが調べられる(ステップS10)。即ち、操
作スイッチ部20の早送りスイッチが押下されている間
は、その旨の情報がRAM12の所定領域に記憶されて
いるので、ここでは該情報を参照することにより早送り
の指定の有無が調べられる。
あるか否かが調べられる(ステップS10)。即ち、操
作スイッチ部20の早送りスイッチが押下されている間
は、その旨の情報がRAM12の所定領域に記憶されて
いるので、ここでは該情報を参照することにより早送り
の指定の有無が調べられる。
【0049】ここで、早送り指定がないことが判断され
ると、ステップS17へ分岐し、通常の再生処理が行わ
れる。即ち、CPU10は、イベント情報に応じてソレ
ノイド駆動装置14を起動することにより、イベント情
報中の識別符号で指定された操作子の、鍵番号で指定さ
れた鍵を、打鍵強度で指定された強さで打鍵又は離鍵す
る。
ると、ステップS17へ分岐し、通常の再生処理が行わ
れる。即ち、CPU10は、イベント情報に応じてソレ
ノイド駆動装置14を起動することにより、イベント情
報中の識別符号で指定された操作子の、鍵番号で指定さ
れた鍵を、打鍵強度で指定された強さで打鍵又は離鍵す
る。
【0050】一方、上記ステップS10で早送り指定が
あることが判断されると、今実行しようとしているイベ
ント情報がペダル演奏情報であるか否かが調べられる
(ステップS11)。これは、上述したように、イベン
ト情報中の識別符号を参照することにより行われる。
あることが判断されると、今実行しようとしているイベ
ント情報がペダル演奏情報であるか否かが調べられる
(ステップS11)。これは、上述したように、イベン
ト情報中の識別符号を参照することにより行われる。
【0051】ここでペダル演奏情報であることが判断さ
れると、履歴レジスタ15を更新する(ステップS1
2)。これにより、履歴レジスタ15の内容が最新のペ
ダル演奏情報に置き換えられる。一方、ペダル演奏情報
でないことが判断されると、上記ステップS12はスキ
ップされる。
れると、履歴レジスタ15を更新する(ステップS1
2)。これにより、履歴レジスタ15の内容が最新のペ
ダル演奏情報に置き換えられる。一方、ペダル演奏情報
でないことが判断されると、上記ステップS12はスキ
ップされる。
【0052】次いで、演奏情報の実行処理が行われる
(ステップS13)。ここで言う実行処理とは、早送り
が解除された時に通常の再生演奏に戻るために、演奏情
報を読み出すためのアドレスポインタを更新したり、演
奏時間表示のための時間の累算を行う等の処理である。
即ち、前述したように早送りの動作であるので実際の操
作子の駆動は行われない。
(ステップS13)。ここで言う実行処理とは、早送り
が解除された時に通常の再生演奏に戻るために、演奏情
報を読み出すためのアドレスポインタを更新したり、演
奏時間表示のための時間の累算を行う等の処理である。
即ち、前述したように早送りの動作であるので実際の操
作子の駆動は行われない。
【0053】次いで、次の演奏情報を記憶装置22から
読み出し(ステップS14)、次回の処理に備える。
読み出し(ステップS14)、次回の処理に備える。
【0054】次いで、早送り解除があるか否かが調べら
れる(ステップS15)。即ち、操作スイッチ部20の
早送りスイッチが押下されている間に、その旨の情報が
RAM12の所定領域に記憶されているので、ここでは
該情報を参照することにより早送り解除の有無が調べら
れる。
れる(ステップS15)。即ち、操作スイッチ部20の
早送りスイッチが押下されている間に、その旨の情報が
RAM12の所定領域に記憶されているので、ここでは
該情報を参照することにより早送り解除の有無が調べら
れる。
【0055】ここで、早送り解除でないことが判断され
ると、ステップS10へ戻り、再度上述したと同様の動
作を繰り返す。
ると、ステップS10へ戻り、再度上述したと同様の動
作を繰り返す。
【0056】一方、早送り解除であることが判断される
と、履歴レジスタ15に記憶されているペダル演奏情報
に基づいてペダル操作子を駆動する(ステップS1
6)。これにより、ペダル操作子に関して早送りスイッ
チが押下された直前の状態が再現される。
と、履歴レジスタ15に記憶されているペダル演奏情報
に基づいてペダル操作子を駆動する(ステップS1
6)。これにより、ペダル操作子に関して早送りスイッ
チが押下された直前の状態が再現される。
【0057】次いで、再生処理が行われることにより
(ステップS17)、上述したと同様の動作で打鍵/離
鍵が行われ、ペダル操作子による音が加味された音楽が
演奏されることになる。したがって、音楽の品位が低下
することを回避することができるものとなっている。
(ステップS17)、上述したと同様の動作で打鍵/離
鍵が行われ、ペダル操作子による音が加味された音楽が
演奏されることになる。したがって、音楽の品位が低下
することを回避することができるものとなっている。
【0058】次に、早戻しの場合の動作につき図3に示
すフローチャートを参照しながら説明する。早戻しは、
早送りと異なりオンイベントとそれに対応するオフイベ
ントとの順序が逆転するので、履歴を保持する段階で履
歴情報を逆転させておくか、或いは、駆動の段階で履歴
情報と逆の駆動を行う必要がある。
すフローチャートを参照しながら説明する。早戻しは、
早送りと異なりオンイベントとそれに対応するオフイベ
ントとの順序が逆転するので、履歴を保持する段階で履
歴情報を逆転させておくか、或いは、駆動の段階で履歴
情報と逆の駆動を行う必要がある。
【0059】この処理ルーチンは、記憶装置22から1
つのイベント情報を読み出し、該イベント情報が実行さ
れるタイミングになった際に起動されるものである。
つのイベント情報を読み出し、該イベント情報が実行さ
れるタイミングになった際に起動されるものである。
【0060】この処理においては、先ず、早戻し指定が
あるか否かが調べられる(ステップS20)。即ち、操
作スイッチ部20の早戻しスイッチが押下されている間
に、その旨の情報がRAM12の所定領域に記憶されて
いるので、ここでは該情報を参照することにより早戻し
の指定の有無が調べられる。
あるか否かが調べられる(ステップS20)。即ち、操
作スイッチ部20の早戻しスイッチが押下されている間
に、その旨の情報がRAM12の所定領域に記憶されて
いるので、ここでは該情報を参照することにより早戻し
の指定の有無が調べられる。
【0061】ここで、早戻し指定がないことが判断され
ると、ステップS27へ分岐し、通常の再生処理が行わ
れる。即ち、CPU10は、イベント情報に応じてソレ
ノイド駆動装置14を起動することにより、イベント情
報中の識別符号で指定された操作子の、鍵番号で指定さ
れた鍵を、打鍵強度で指定された強さで打鍵又は離鍵す
る。
ると、ステップS27へ分岐し、通常の再生処理が行わ
れる。即ち、CPU10は、イベント情報に応じてソレ
ノイド駆動装置14を起動することにより、イベント情
報中の識別符号で指定された操作子の、鍵番号で指定さ
れた鍵を、打鍵強度で指定された強さで打鍵又は離鍵す
る。
【0062】一方、上記ステップS20で早戻し指定が
あることが判断されると、今実行しようとしているイベ
ント情報がペダル演奏情報であるか否かが調べられる
(ステップS21)。これは、上述したように、イベン
ト情報中の識別符号を参照することにより行われる。
あることが判断されると、今実行しようとしているイベ
ント情報がペダル演奏情報であるか否かが調べられる
(ステップS21)。これは、上述したように、イベン
ト情報中の識別符号を参照することにより行われる。
【0063】ここでペダル演奏情報であることが判断さ
れると、履歴レジスタ15を更新する(ステップS2
2)。これにより、履歴レジスタ15の内容が最新のペ
ダル演奏情報に置き換えられる。一方、ペダル演奏情報
でないことが判断されると、上記ステップS22はスキ
ップされる。
れると、履歴レジスタ15を更新する(ステップS2
2)。これにより、履歴レジスタ15の内容が最新のペ
ダル演奏情報に置き換えられる。一方、ペダル演奏情報
でないことが判断されると、上記ステップS22はスキ
ップされる。
【0064】次いで、演奏情報の実行処理が行われる
(ステップS23)。ここで言う実行処理とは、早戻し
が解除された時に通常の再生演奏に戻るために、演奏情
報を読み出すためのアドレスポインタを更新(前に戻
す)したり、演奏時間表示のための時間の累算(減算)
を行う等の処理である。即ち、前述したように早戻しの
動作であるので実際の操作子の駆動は行われない。
(ステップS23)。ここで言う実行処理とは、早戻し
が解除された時に通常の再生演奏に戻るために、演奏情
報を読み出すためのアドレスポインタを更新(前に戻
す)したり、演奏時間表示のための時間の累算(減算)
を行う等の処理である。即ち、前述したように早戻しの
動作であるので実際の操作子の駆動は行われない。
【0065】次いで、次の演奏情報を記憶装置22から
読み出し(ステップS24)、次回の処理に備える。
読み出し(ステップS24)、次回の処理に備える。
【0066】次いで、早戻し解除があるか否かが調べら
れる(ステップS25)。即ち、操作スイッチ部20の
早戻しスイッチが押下された際に、その旨の情報がRA
M12の所定領域に記憶されているので、ここでは該情
報を参照することにより早戻し解除の有無が調べられ
る。
れる(ステップS25)。即ち、操作スイッチ部20の
早戻しスイッチが押下された際に、その旨の情報がRA
M12の所定領域に記憶されているので、ここでは該情
報を参照することにより早戻し解除の有無が調べられ
る。
【0067】ここで、早戻し解除でないことが判断され
ると、ステップS20へ戻り、再度上述したと同様の動
作を繰り返す。
ると、ステップS20へ戻り、再度上述したと同様の動
作を繰り返す。
【0068】一方、早戻し解除であることが判断される
と、履歴レジスタ15に記憶されているペダル演奏情報
に基づいてペダル操作子を駆動する(ステップS2
6)。この際、ステップ22で最終履歴として逆の情報
を保持させなかった場合はペダル操作子を履歴レジスタ
の内容とは逆にして駆動すればよい。これにより、ペダ
ル操作子に関して早戻しスイッチが押下された直前の状
態が再現される。
と、履歴レジスタ15に記憶されているペダル演奏情報
に基づいてペダル操作子を駆動する(ステップS2
6)。この際、ステップ22で最終履歴として逆の情報
を保持させなかった場合はペダル操作子を履歴レジスタ
の内容とは逆にして駆動すればよい。これにより、ペダ
ル操作子に関して早戻しスイッチが押下された直前の状
態が再現される。
【0069】次いで、再生処理が行われることにより
(ステップS27)、上述したと同様の動作で打鍵/離
鍵が行われ、ペダル操作子による音が加味された音楽が
演奏されることになる。したがって、音楽の品位が低下
することを回避することができるものとなっている。
(ステップS27)、上述したと同様の動作で打鍵/離
鍵が行われ、ペダル操作子による音が加味された音楽が
演奏されることになる。したがって、音楽の品位が低下
することを回避することができるものとなっている。
【0070】以上のように本実施例によれば、従来のよ
うに早戻し又は早戻しが解除されて演奏が再開されたと
き、次のペダル演奏情報が実行されるまではペダルの操
作状態が不確定のままになることはなく、したがって再
生演奏された音楽の品位を損なうことがない。
うに早戻し又は早戻しが解除されて演奏が再開されたと
き、次のペダル演奏情報が実行されるまではペダルの操
作状態が不確定のままになることはなく、したがって再
生演奏された音楽の品位を損なうことがない。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、早
送り又は早戻しの指定が解除された後でも、再生演奏さ
れる音楽の品位を損なうことなく通常の自動演奏を行う
ことのできる楽器自動演奏装置を提供することができ
る。
送り又は早戻しの指定が解除された後でも、再生演奏さ
れる音楽の品位を損なうことなく通常の自動演奏を行う
ことのできる楽器自動演奏装置を提供することができ
る。
図1は本発明の実施例の構成を示すブロック図である。
図2は本発明の実施例の早送り時の動作を示すフローチ
ャートである。図3は本発明の実施例の早戻し時の動作
を示すフローチャートである。図4は本発明の演奏情報
の構成の一例を示す図である。図5は従来の早送り動作
を説明するための図である。図6は従来の早戻し動作を
説明するための図である。
図2は本発明の実施例の早送り時の動作を示すフローチ
ャートである。図3は本発明の実施例の早戻し時の動作
を示すフローチャートである。図4は本発明の演奏情報
の構成の一例を示す図である。図5は従来の早送り動作
を説明するための図である。図6は従来の早戻し動作を
説明するための図である。
10 CPU(早送り手段、制御手段) 15 履歴レジスタ(保持手段) 20 操作スイッチ部(指示手段) 22 記憶装置(記憶手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも鍵盤演奏情報及びペダル演奏
情報を含む音楽演奏情報が記憶された記憶手段を有し、
該記憶手段から音楽演奏情報を順次読み出して鍵盤操作
子及びペダル操作子を駆動することにより音楽を演奏す
る楽器自動演奏装置において、 演奏の早送りを指示する指示手段と、 該指示手段により早送りが指示された際、全ての操作子
の駆動を中止し、前記記憶手段からの音楽演奏情報の読
み出しのみを行う早送り手段と、 該早送り手段により早送りが行われている間に、前記記
憶手段から最後に読み出した音楽演奏情報中のペダル演
奏情報を最新のペダル演奏情報として保持する保持手段
と、 前記早送り手段による早送りが解除された際、前記保持
手段に保持された最新のペダル演奏情報に応じてペダル
操作子を駆動した後、演奏を再開せしめる制御手段とを
具備したことを特徴とする楽器自動演奏装置。 - 【請求項2】 少なくとも鍵盤演奏情報及びペダル演奏
情報を含む音楽演奏情報が記憶された記憶手段を有し、
該記憶手段から音楽演奏情報を順次読み出して鍵盤操作
子及びペダル操作子を駆動することにより音楽を演奏す
る楽器自動演奏装置において、 演奏の早戻しを指示する指示手段と、 該指示手段により早戻しが指示された際、全ての操作子
の駆動を中止し、前記記憶手段からの音楽演奏情報の読
み出しのみを行う早戻し手段と、 該早戻し手段により早戻しが行われている間に、前記記
憶手段から最後に読み出した音楽演奏情報中のペダル演
奏情報を最新のペダル演奏情報として保持する保持手段
と、 前記早戻し手段による早戻しが解除された際、前記保持
手段に保持された最新のペダル演奏情報に応じてペダル
操作子を駆動した後、演奏を再開せしめる制御手段とを
具備したことを特徴とする楽器自動演奏装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3354474A JP2684287B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 楽器自動演奏装置 |
US07/951,464 US5281755A (en) | 1991-12-20 | 1992-09-25 | Apparatus for automatic playing of a musical instrument |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3354474A JP2684287B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 楽器自動演奏装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05173552A JPH05173552A (ja) | 1993-07-13 |
JP2684287B2 true JP2684287B2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=18437809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3354474A Expired - Fee Related JP2684287B2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 楽器自動演奏装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5281755A (ja) |
JP (1) | JP2684287B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5357046A (en) * | 1992-01-24 | 1994-10-18 | Kawai Musical Inst. Mfg. Co., Ltd. | Automatic performance apparatus and method |
JP2580941B2 (ja) * | 1992-12-21 | 1997-02-12 | ヤマハ株式会社 | 楽音処理装置 |
US6479740B1 (en) * | 2000-02-04 | 2002-11-12 | Louis Schwartz | Digital reverse tape effect apparatus |
KR100561414B1 (ko) | 2003-02-24 | 2006-03-16 | 삼성전자주식회사 | 브라우저블 슬라이드 쇼 제공을 위한 데이터 복호 장치,그 복호 방법 및 이를 위한 정보저장매체 |
DE602005012089D1 (de) * | 2005-08-04 | 2009-02-12 | Extarma Ag | Flüssige Zusammensetzung enthaltend Arginine und alpha-Liponsäure zur Verbesserung der sexuellen Funktion |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02203485A (ja) * | 1989-01-31 | 1990-08-13 | Pioneer Electron Corp | 情報記録媒体演奏装置 |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP3354474A patent/JP2684287B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-09-25 US US07/951,464 patent/US5281755A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5281755A (en) | 1994-01-25 |
JPH05173552A (ja) | 1993-07-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3757047B2 (ja) | スロットマシン | |
KR19990025547A (ko) | 디스크 플레이어 제어장치 및 그 방법 | |
JP2684287B2 (ja) | 楽器自動演奏装置 | |
JPH05342818A (ja) | ダブルデッキvcr自動複写装置及びその制御方法 | |
JP2574964B2 (ja) | 自動演奏装置 | |
GB2064838A (en) | Electronic apparatus with audio output | |
JP3171759B2 (ja) | 自動演奏装置 | |
JP3031392B2 (ja) | 演奏再生装置及び演奏再生方法 | |
JPH0545040B2 (ja) | ||
JP2556639B2 (ja) | 自動演奏装置 | |
JPS5987679A (ja) | ダブルカセツトテ−プレコ−ダ装置 | |
JP2869948B2 (ja) | 電子楽器の演奏制御装置 | |
JP3929608B2 (ja) | 演奏情報入力装置 | |
JP2822648B2 (ja) | 音楽演奏装置 | |
JP3147111B2 (ja) | 自動演奏記録再生装置 | |
JP2966534B2 (ja) | 頭出し機能付きカセットテーププレーヤ | |
KR0171158B1 (ko) | 씨디의 음악선곡 방법 | |
JPS6052986A (ja) | 車両用dadプレ−ヤの操作方法 | |
JPH07334154A (ja) | 電子楽器のシーケンサ | |
JP2000181492A (ja) | 音声情報処理装置および音声情報を処理するための処理プログラムを記録した記録媒体 | |
JPH06348260A (ja) | 自動演奏記録装置 | |
JPH05173553A (ja) | 楽器自動演奏装置 | |
JPH05216472A (ja) | 自動演奏装置 | |
JP2001109498A (ja) | 音声再生装置 | |
JPS62267968A (ja) | レコ−ドプレ−ヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070815 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090815 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |