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JP2682717B2 - 獣毛の溶剤処理法 - Google Patents

獣毛の溶剤処理法

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JP2682717B2
JP2682717B2 JP1506612A JP50661289A JP2682717B2 JP 2682717 B2 JP2682717 B2 JP 2682717B2 JP 1506612 A JP1506612 A JP 1506612A JP 50661289 A JP50661289 A JP 50661289A JP 2682717 B2 JP2682717 B2 JP 2682717B2
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animal hair
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organic solvent
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ホプキンズ,ピーター,スチュアート
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ウールテック リミテッド
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Description

【発明の詳細な説明】 「発明の属する技術分野」 本発明はウールを処理する方法に関するものであり、
そして特に新しい溶剤処理法に関する。
「従来の技術」 一般に、厚毛から汚物、スイントおよびグリースを除
去するための最も普通の方法は従来熱いまたは冷い天然
のまたはアルカリ性の水の中に溶解した界面活性剤の使
用と、これにウールのレーキング型の撹拌を組合せるこ
とに頼る水性処理法であった。これらの伝統的な水洗浄
法は結果としてウールの「スランピング」(“slumpin
g")から来る繊維のもつれを生じさせる。この繊維のも
つれは結果として以後のカーディングおよびコーミング
加工工程の間に繊維の破断をもたらす。通常加工ウール
トップの平均繊維長は原毛またはグリージーウールのそ
れの70%〜80%である。これは今度は結果として値打の
あるウールトップ製品として報告するウールの量と品質
を低下させる。
最近の水洗浄システムにおける進歩は、ソビエト連邦
特許第1183575号のように、洗浄用化学薬品の消費を減
少させることに向けられていた。
その他の進歩は、例えば鐘淵紡績株式会社(日本)の
米国特許第3708262号に記載のように、繊維の外傷を減
少させるために原毛フリースの予備洗浄の使用を開示し
ている。上記明細書において洗浄液はフリースを通して
ゆるやかに吸引により流下させられてウールから少なく
とも一部のグリースと汚物を除く。
ソビエト連邦特許第996532号は、ウール繊維に対する
物理的損害を減少させるための試みとして洗浄媒液の超
音波撹拌を開示している。この開示は、100KHzと250KHz
の間で水性媒体の超音波振動を推せんし、そしてより低
い振動数においては汚染物の完全な除去は得られず、一
方250KHzより高い振動数では、ウール繊維は巻上るの
で、それは紡績に不利な効果があると述べている。
上記の開示は伝統的な熱水洗浄法の重要な改良を代表
するものであるが、前記の方法のすべては原毛に比較し
てウールトップの繊維長の若干の損失を明らかにもたら
す。この繊維長の損失は一般に水性システムの使用によ
る結果としてウール繊維の「スランピング」を引き起こ
すと信じられる。
水洗浄法の代りとして、またそれに伴う本来の問題を
克服しようとの試みにおいて、従来数種のウール洗浄の
ための溶剤法および溶剤に関係する方法が提案されたこ
とがある。例えば、英国特許第1233901号と米国特許第
3,619,116号の両者は、洗浄液としてトリクロロエチレ
ンまたはペルクロルエチレンの使用並びに普通の激しい
拡販を伴うことを提案している。その使用された溶剤は
それから水/アルコールで抽出され、そして蒸留されて
溶剤と精製されたラノリンを回収する。
その他の溶剤洗浄技術を用いる進歩に含まれるもの
に、Extraction de Smetに与えられたオーストラリア特
許第40379/85号があり、これは水/アルコール溶液を使
用する洗浄を含む。この方法はそれに続いて炭化水素溶
剤中でウールのすすぎ洗いを行う。
米国特許第3,600,124号は、従来の水洗浄に対する後
洗浄として親水性溶剤または溶剤混合物(例えば、アセ
トン)を使用する方法を開示している。同様に、米国特
許第4,343,619号はウールの残留グリース含量を減少さ
せるために溶剤の後洗浄を用いることを提案している。
日本特許出願第138032/76号は反対に水洗浄の前に高
引火点の石油系溶剤を使用する始めの溶剤洗浄の適用を
開示している。その記載されたこの方法の目的は水の消
費量を減少させ、同時にウールグリース回収量を増加さ
せることであり、かくして結果の洗浄済みのウールは従
来の洗浄済みウールと同じ特性を有するであろうと考え
られている。
南アフリカ連邦特許出願第5106/73号は、水性媒体、
非イオン海面活性剤および獣油または植物油から選択さ
れる不揮発性溶剤から成るエマルジョン洗浄の使用を提
案している。またこの方法も水洗浄の本来の特性を有す
る。
米国特許第4,343,619号およびオーストラリア特許第5
33,117号に記載のウール洗浄法もまた引用される。この
方法は次の工程を含む。
(i)1,1,1−トリクロロエタンとメチレンクロリドを
含む有機溶剤によるグリース含有ウールの処理、および (ii)工程(i)の後に処理されたウールを前記の水洗
浄または精練を受けさせる。
上記の方法は有機溶剤を、普通のかつ伝統的な水洗浄
により後に続かれる予備洗浄としてのみ使用した。した
がって、前記に水洗浄について述べたような不利はこの
方法にもあてはまったと考えられる。
しかし、上記の方法は、水洗浄または精練工程に先立
つ予備洗浄と1,1,1−トリクロロエタンの使用を開示し
たのに過ぎないこともまた留意されなければならない。
上記の方法は、グリージーウールの有機溶剤中浸漬によ
る予備処理を組み入れるために、現在の水洗浄工程を用
いる工場または装置の変換における問題とコストの故に
多くの用途に利用されることができない。
さらに、この方法はなお最終の洗浄または精練工程の
使用を含む。そのような工程はなおまた結果としてウー
ル繊維の「スランピング」をもたらし、その後のもつれ
とコーミングおよび/またはカーディングの間の繊維の
破断の結果に導く。
また米国特許第4,343,619号およびオーストラリア特
許第533,117号は、前記の有機溶剤によるグリージーウ
ールの洗浄の最初の工程においても有機溶剤は処理を受
ける同じ種類のグリース含有獣毛から既に抽出された粗
獣毛グリース0.1〜10%に含むことが必須条件であると
述べている。粗獣毛グリースを含むことは本発明に関し
て要求されないので、したがって本発明の方法と装置は
簡単になる。
また米国特許第4,343,619号およびオーストラリア特
許第533,117号は、1〜3重量%の残留石けん物質およ
び0.3〜5.0重量%の残留脂肪物質を保持する洗浄済み獣
毛材料の製造に言及している。これもまたこれらの物質
を故意に含有することは本発明において要求されない。
また米国特許第4,343,619号およびオーストラリア特許
第533,117号は、獣毛材料と洗浄液のいずれか1つまた
は両者を互いに相対速度3〜60m/分で移動させる追加の
工程を含むことに言及している。この追加工程は本発明
において、特にバッチ加工においては不可欠なものでは
ない。しかしベルトコンベアー上の連続加工のために
は、この洗浄液とウールフリースの対向流は好まれる
が、相対速度は洗浄性能に対して臨界的でない。
「図面の簡単な説明」 第1図は本願発明のフローシートを示す。
第1A図は本願プロセスにおけるウール繊維と1,1,1ト
リクロロエタンとの最適接触時間を示すグラフである。
第2図はバッチ方式による本願発明の方法の概略図で
ある。
第2A図は超音波処理を用いない場合のウール繊維の強
度の1,1,1トリクロロエタンと接触させたときの経時的
変化を示す。
第2B図も第2A図と同様ウール繊維強度の経時的変化を
示す。
第3図は本願発明により達成されるウールチップ品質
の向上を説明するグラフである。
第3A図、第3B図および第3C図は本願発明の方法を連続
的に実施する場合の概略図である。
第4図は第3A図〜第3C図に示されたものとは別の連続
操作の態様を示す概略図である。
第4A図は本願発明の方法により処理された繊維の試験
結果を示すグラフである。
第5図は本願発明の方法において使用された溶媒の再
循環操作の概略図である。
本発明の1つの目的は従来の技術に伴う問題の少なく
とも若干を軽減し、そしてまた繊維の強さを著しく改良
するウールの洗浄方法を提供することである。これはま
た今度は繊維長と、その後の糸と織物の製造のためのウ
ールトップ製品の価値の増加に導くことができる。繊維
の強さの増加はまたより低い繊維破断率によりウールト
ップのノイル(短繊維)に対する比を増加させることが
できる。
本発明の他の1つの目的は上記の方法に使用するため
適当な装置を提供することである。
本発明の方法は、任意にハロゲン化炭化水素、ハロゲ
ン化エーテルまたはこれらの混合物から成る有機溶剤と
共にウールを最適の接触時間に処理して繊維の強さを改
良する工程を含む。
本発明に関していま発見されたことは、特に好ましく
はトリクロロエタンおよびメチレンクロリドを含むハロ
ゲン化炭化水素である有機溶剤との間に最適接触時間が
存在するということである。言いかえれば、接触時間に
関して上限が存在し、そしてそれはいろいろな因子、例
えば、撹拌の方法、特定の溶剤および加工される特定の
獣毛などに関係する。また獣毛の品質は、例えば、繊維
の直径、もとの繊維の強さおよび繊維の種類のようなも
のが1つの因子となり得るであろう。
それ故、上記の接触時間に関する上限は15分間の程度
が適当であり、そして普通の撹拌方法のためには10分間
がさらに適当であり、またある場合には極めて激しい撹
拌方法(例えば、超音波振動)のために5分間より少な
い時間が適当であることが見い出された。
極めて激しい撹拌方法(超音波振動)の場合にはさら
に、前記の上限に到達した後、繊維の強さは時間の継続
と共に減少してその最初の値に達することが見い出され
た。繊維の強さは上記の上限を超えると減少するので、
繊維はますます脆くなる。この繊維の脆さは過去におい
て溶剤洗浄ウールに見られる不利な点であった。本発明
は繊維の強さを増加させるだけでなく、他の繊維特性に
対してなんらの真の損害が与えられない点で溶剤反応プ
ロセスを停止させる。
普通の撹拌方法(浸漬と浸漬されたウールの低圧高溶
剤ジェットと共に噴射を含む)にかけられたウールの場
合に、繊維の強さは初めの10分間に次第に増加する。実
際の繊維の強さの値は10−15分後には変動可能になりか
つ予測できなくなり、その値は増加または減少を続ける
こともあり得るし、あるいは一定に維持されることさえ
もあり得る。本発明において新しいまたは未使用の有機
溶剤を使用することが特に好ましく、その溶剤は浴中で
ウールに対し向流として流れてもよい。浸漬されたウー
ルと有機溶剤との接触時間は6〜10分間が特に好まし
く、また洗浄作業からの使用済み溶剤の残留脂肪物質含
量は所望の洗浄条件を得るために3%以下(好ましくは
1.5%〜2.0%)が適当である。
所望により、すすぎ洗い工程を用いてもよく、その場
合に新しい有機溶媒を洗浄または清浄化されたウールに
適用して、浴中の溶剤に添加された洗剤残渣を除く。
ウールを、所望により、最初の水または有機溶媒によ
る洗浄工程で先ず処理することができる。しかし、さら
に好ましくは前記の有機溶剤との最小接触時間を、特に
原毛またはグリージーウールを処理する場合に洗浄工程
として使用することができる。
初めの水洗浄工程は当業界に周知のような適当な従来
の水洗い工程のいずれを含んでもよく、そしてそれらは
前記に一般的に概説された工程である。最初の水洗浄工
程はまたウールのスランピングを最小にするためチップ
洗浄を含んでいてもよい。有機溶剤を使用する最初の洗
浄は特にその有機溶媒が繊維の強さを増加させることが
できる場合に好まれる。適当な初めの洗浄工程は、それ
が繊維のもつれおよび/または破断を起こさせないよう
な工程である。
本発明の処理工程に関して好ましい溶剤は、その相対
的原価と回収の容易なことのために1,1,1−トリクロロ
エタン(TCE)である。汚れた繊維トップの洗浄化にお
いてTCEの性能を改良するために界面活性剤が使用され
る。この界面活性剤は、脂肪族液状炭化水素のような有
機溶剤と相溶性のあるものなら何でもよい。
溶剤による処理は作業の規模に応じてバッチ式または
連続法のいずれにおいて行われてもよい。ある種の加工
のためには、バッチ式加工が装置の投資コストの点でよ
り適当であることは言うまでもない。大工業規模の適用
のためには、連続法が選ばれるだろうと考えられる。
バッチ法が用いられる場合には、ウールはバスケット
に入れられて、それが溶剤を含む浴に侵されると有利で
ある。
実際に特に好ましいことは、浸漬用バスケット中にウ
ールを完全なフリースとして、通常配向されたフリース
の外側部分(チップ)を下に向けて置くことである。連
続法が採用される場合には、フリースを好ましくはプラ
スチック多孔板または金網ベルトのようなコンベアーベ
ルトの上に置き、フリースが好ましくはチップを下にし
て溶剤浴の中を一部浸漬するかまたは全部浸漬するよう
にして通過させる。そのようなベルトはフリースの対抗
流のTCE溶剤の流れに相対的な動作を維持するためにリ
ブまたはクリートを必要とすることがある。
もし必要ならば、ウールを柔軟な網または多孔板の容
器に収容してTCEのウールへの接近およびそのウールか
らの除去を用意にすることもできる。
トリクロロエタン(TCE)、メチレンクロリド、また
はそれらの混合物を使用する洗浄化工程はまた結果とし
てウールの優れた乾燥性能をもたらす。
他の洗浄方法と共通して、本発明の方法による洗浄の
後ウールはデバーリング、カーディングおよびコーミン
グの前に乾燥されると有利である。羊毛から最大限の物
理的溶剤除去を達成するためには遠心分離またはその他
の型の回転乾燥工程を使用することが不可欠である。こ
れは好ましくは不純物の最終的除去のためのフラッシュ
洗浄作用を達成するため溶剤の流れの方向に外側へまた
は上側へ配向されたウールのトップにより行われなけれ
ばならない。羊毛はそのときもし必要ならデバーリング
のために要求される最適水準まで、あるいは有効なカー
ディングおよびコーミングに要求される最適水準まで乾
燥される。
泥またはその他の不純物および残留界面活性剤の痕跡
の除去を最大限に行うためにはウールを遠心分離機また
は回転乾燥機の中でTCEまたはその他の有機溶剤により
すすぎ洗いすることが適当である。
本発明の一実施態様に関して、水洗浄における浸漬の
後の羊毛は最終洗浄を終わってから、乾燥の前に絞り機
またはその他の適当な脱水工程を通過する。本発明に関
しては、熱いウールを好ましくは乾燥機から直接に取り
出してから、TCE中に浸漬すればよい。その浸漬時間は
撹拌の方法に関係して少なくとも2分間であればよく、
15分間以上長く必要はない。それからウールをTCE浴か
ら取り出して回転乾燥機中に置くことができる。TCEの
比較的高い比重およびウール繊維の比較的に解放した形
状は羊毛から速やかなかつ能率的な溶剤の除去が可能と
なる。乾燥したウールに基づいて2%以下の残留溶剤水
準を達成することができる。回転乾燥機の大きさおよび
g力は代表的には200〜400であるが、50〜1000の範囲内
であってもよい。
また別法としては、湿った水洗浄ウールを加工すること
ができる。水洗浄からTCE媒体中へ運ばれた水を、TCEと
水の比重の差を利用する従来の技術を用いて分離させる
ことができる。これはそれによりTCEの再循環を、結果
として生じる損失を最小にして行うことを可能にする。
しかしこの方法は推せんされない。
コストを最小になしかつ環境の規制に合致するため、
本発明の方法の各段階から溶剤を回収することが望まし
い。またプロセス全体を通して溶媒を再循環する割合を
最小にすることも望ましい。溶剤は蒸留により残渣とし
てウールワックスを残して回収され、前記ウールワック
スはさらに精製して価値あるラノリン製品にされる。溶
剤洗浄はウールワックスの回収を最大ならしめ、代表的
には95%回収となる。
本方法により洗浄ウールに与えられる予期せざる利益
は、伝統的な水洗浄羊毛に比較して、ウールの測定され
た引張強さの実際の頭初における増加である。この洗浄
ウールの繊維の強さの増加は、さらに加工した後にウー
ルトップの繊維長さの増加(すなわち、さらに価値ある
ウールトップ製品)を結果としてもたらすと考えられ
る。
この繊維強さの増加が起る機構は溶剤の浸透に続く繊
維の内部変化に結びつけられる。これらの変化は生化学
的解明を待たなければならないが、多分適当な溶剤処理
はケラチンの細胞膜コンプレクス(CMC)との生化学反
応を引き起すのであろう。このコンプレクスは皮質およ
び表面両者の細胞と一致する。それはケラチンの最も弱
い成分であるマトリックスを与える。前記コンプレクス
は脂質と少しく橋かけしたタンパク質から成り、そして
それはケラチンの小さな割合(6%)の一部にすぎない
が、それにも拘らずそれはそのケラチンの引張強さを非
常に大きく決定するので重要である。このCMCの適当な
溶剤への暴露は、我々の側としては、引張強さの増加に
導き、そしてこれは多分接触の初期に繊維から脂質(例
えば、コレステロールトリグリセリドおよび遊離の脂肪
酸)の除去を引き起す変化を反映する。結局、超音波振
動の極端な撹拌条件および場合により普通の撹拌条件の
下でスフインゴ脂質およびリン脂質は抽出されることが
あり、そしてこれは頭初の強度増加期間経過後に繊維強
さの減少へと至るものと考えられる。
本発明において提案される溶剤は水よりも高い蒸気圧
およびより低い比熱と蒸発潜熱の両者を有する。したが
って洗浄ウールを乾燥するためのより少ない時間および
実質上より少ないエネルギーを必要とするにすぎない。
本発明の溶剤が水の予備洗浄の後に湿ったウールに使用
されるときでさえも、乾燥の時間とエネルギーは、TCE
溶剤中で活性な特定の界面活性剤を使用すると溶剤/水
のヒドロトロープの形成によりかなり減少される。これ
は水抽出のみに比較して、溶剤回収プロセスの回転乾燥
部分における水分の物理的除去を容易ならしめる。この
ヒドロトロープの水分は次に溶剤回収蒸溜工程において
ウールワックス製品と共に回収される。
本発明の他の1つの利益は洗浄羊毛の平均の色の改良
であり、すなわち水洗浄羊毛の黄白色から本発明により
洗浄されたウールの純白への改良である。
実験 グリージーウールを洗浄してから、試験される各グル
ープを形成する25の個別のステープルがAWTA(Australi
an Wool Testing Authority)認定の試験装置で試験さ
れた。
本明細書に添付された第1表によれば、各試料はその
処理グループについて平均の引張強さを与えるように均
分した。第1表はトリクロロエタン(TCE)溶剤および
いろいろな処理経過が水洗浄したウールの引張強さに影
響する程度を明らかにする。引張強さの単位はキロテク
ス当りニュートンで与えられている。一対の試料はその
際いろいろなTCE中の浸漬時間の後に試験され、そして
その結果は第1表記載のように与えられている。この点
に関して各試料は上部の解放された容器の中にひたさ
れ、そしてその後に、前記のようにそれらの引張強さが
測定される前に、乾燥された。
すべてのウールステープルは初めに下記のような伝統
的な水洗浄技術を用いて洗浄された。これらの試料は、
その引張強さを洗浄の後に測定できるように個々のステ
ープルとして処理された(水洗浄対照、第1表)。
Brisbane TAFE CollegeのWool Schooolは親切にも我々
に同校のKLEENIT洗剤(Campbell Bros.Ltd.)より得ら
れた)を使用する伝統的な水洗浄装置(小さなテストバ
ッチの加工のために設計されている)の使用を可能にし
てくれた。
水洗浄の後にウールは強制熱空気流の中で乾燥され、
そしてステープルの半分は再び湿気を得させる調節を受
けた。次にステープル全部を1,1,1−トリクロロエタン
の中にいろいろな時間浸漬し(第1表)、風乾し、整
え、次いで引張強さの試験を行った。試験の前にステー
プルを、約300のg力を有する遠心分離機中で回転乾燥
した。使用された遠心分離機はLIGHTBURNスピンドライ
ヤー通し番号6504であった。したがって、第1表には伝
統的な水洗浄をした試料(水の対照)およびTCE中の浸
漬による追加処理をした同様の試料が記載されている。
これらの試料はすべて引張強さについて測定された。そ
して次の諸点は水洗浄したウールを引張強さを増すため
に溶剤で処理することに関する主な発見事項を要約して
いる。
1.TCE処理は洗浄ウールの引張強さを増加させる。
2.この効果は2分間の最小浸漬時間の後に生ずる。
3.好ましい浸漬時間は激しい撹拌(超音波)については
2−3分間、そしてゆるやかなかつ普通の撹拌法につい
ては6−10分間である。
4.メチレンクロリドまたはTCE−メチレンクロリド混合
物中の浸漬もまた同じ結果を与えた。
5.オープンから直接の水洗浄した羊毛の浸漬は、乾燥
し、室温で適度に整えたウールを使用して観察したもの
に比較して僅かに改良された引張強さを示した。
またその代りに、水洗浄の最後のすすぎ洗い槽から取
り出された湿ったウールは絞り乾しされてから、次に前
記のようにTCE中で処理すると同様の結果をあげること
ができる(第2表)。したがって引張強さの増加はこの
最後のすすぎ洗いの後または乾燥工程の後にTCE浸漬を
適用することにより達成されることができる。
本明細書にはまた図面1A、2A、2B、3および4Aが添付
されているが、これらは本発明に従って処理されたウー
ルの前記の挙動を説明するものである。かくして第1A図
は激しい超音波撹拌により処理されたウールを説明し、
第2A図と第2B図は普通の撹拌により処理されたウールを
説明し、第3図は本発明の方法により達成されたウール
チップ品質を向上を説明し、そして第4A図は繊維試験の
結果のグラフ分析を説明している。
また第3表を参照することもできるが、これは既に前
記に第2A,2Bおよび3図において説明されたウール試料
の試験に関するものである。
溶剤によるグリシジルウールの洗浄の場合に、25KHz
の超音波振動によると、35N/Ktexの初めの引張強さを有
するウール試料は2−3分間の後に56N/Ktexのピーク値
ヘ増加し、それから20分後には40N/Ktexへと減少するこ
とがさらにわかった。
また本発明に好んで使用される塩素化炭化水素に加え
て、その他のハロゲン化炭化水素、例えば臭素化または
ヨウ素化誘導体を使用し得ることも指摘される。
水洗浄工程においてもあるいは前記のような有機の溶
剤洗浄工程においても共に使用することのできる撹拌技
術に関してもまた特定方向の空気/水噴射流または溶剤
噴射流(横側からおよび下側から)を使用することがで
き、例えば浴装置の中であるいは好ましくは浸漬された
ウール繊維の上から多量の、低圧溶剤噴射流を使うこと
ができよう。これらの噴射流は水洗浄法に使用される従
来の撹拌レーキング機構に代替して使用してもよい。そ
れにより推せんされる装置または設備を簡単にできる。
他の1つの可能な実施態様において、ウール洗浄プロ
セスは大型の自動洗浄機の中でゆるやかな撹拌、浸漬、
洗浄、すすぎ洗いおよび回転乾燥のサイクルに、水また
は溶剤(界面活性剤を加えて)を汚物などを除くための
初めのサイクルのために、そして次に浸漬、洗浄、すす
ぎ洗いおよび回転乾燥のサイクルに溶剤を、またはそれ
らのいずれかの組合せを使用して行われることができ
る。
ゆるやかな撹拌により繊維のもつれを最少にするよう
に設計された特別の洗浄機は適当に自動バルブを有して
いて、そのバルブにより溶剤洗浄液と残渣を濾過または
遠心分離により残渣の除去のため標準の洗浄液処理プロ
セスへと向わせ、次いで溶剤液を溶剤蒸溜およびラノリ
ン回収の加工段階へと向かわせることとなるであろう。
本発明の方法は洗浄を必要とするグリージーウールに
適用されるのみならず、また適当と考えられるような乾
いたまたは湿った水洗浄ウールを処理するために使用さ
れてもよい。ハロゲン化炭化水素による処理は水洗浄の
後に行われてもよいし、あるいは好ましくは実際の洗浄
プロセスであってもよい。
また上述のことから、用語「ウール」は獣毛一般に当
てはまること、および本発明の方法は、ジャコウネコの
毛繊維、イタチの毛繊維、アライグマの毛繊維、アスト
ラカンの毛繊維、キツネの毛繊維、ミンクの毛繊維、チ
ンチラの毛繊維、クロテンの毛繊維、アンゴラおよびカ
シミアヤギの毛繊維、ラクダの毛繊維およびアルパカの
毛繊維を含む獣毛繊維に適用されることができることも
認められるであろう。
さて今から本発明の好ましい実施態様を述べよう。
第1図は本発明の方法のフローシートである。
第2図はバッチ式操作を用いる本発明の方法の概略図
である。
第3A、3Bおよび3C図は連続プロセスを用いる本発明の
方法の概略図である。
第4図は第3A、3Bおよび3C図に示されたものと異なっ
た連続操作を用いる本発明の方法を説明する概略図であ
る。
第5図は本発明の方法において使用される溶剤の洗浄
化のための再循環操作の概略図を示す。
図面には第1図にフローシートが示されているが、そ
れは自身で説明になっている。ウールフリースは初め互
いに別々に丸く巻かれているが、広げられてからチップ
を下に向けて網コンベヤーの上に置かれ、そしてチップ
前処理を受けた後に有機溶剤の中で洗浄される。これは
別々のフリースを洗浄されたウールの乾燥の前にウール
のクランプに分解させる。使用された溶剤は次に遠心分
離機を通過させて使用済みの溶剤を回収し、次いで濾過
されて汚物と酸化ラノリンが除かれる。その使用済み溶
剤は次に蒸留されて、その結果得られる回収溶剤はチッ
プ前処理媒体に廻される。ウールワックスは蒸留工程か
ら回収されて、それからラノリン製品として用いるため
に精製所へ輸送される。
第2図には別々のフリースのスタック10(すなわち、
水洗浄ウールまたはグレージーウール)が示されてお
り、それらはチップを下にしてバスケット11の中に置か
れ、コンベヤー12により運ばれ、コンベヤーはヘッドロ
ーラー13、テイルローラー14、および中間アイドラーロ
ーラー15を有し、洗浄タンク9の中のチップ前処理ゾー
ンに近づく。前記前処理ゾーンは下り斜路17、水平部18
および上り斜路19により範囲を画定されている。フリー
スのチップは前記に述べたようにゆるやかな清浄化作用
を受けることができる。各フリースの残部は洗浄媒体20
に接触しない。洗浄媒体20はまたチップ前処理ゾーン16
内で撹拌スプレー21によりフリースにふりかけられても
よい。チップ前処理ゾーンを通過した後、バスケット11
中のフリースは水平ゾーン22を通過し、そこでフリース
は洗浄ゾーン23に運び込まれる前に洗浄媒体から除かれ
る。そこにはまた下り斜路24が示されており、それはバ
スケット11をゾーン23へ通し、そこでフリースは洗浄媒
体20の中に浸されるが、この媒体は浴9に保持されてい
るハロゲン化炭化水素を含んでいる。接触時間は前記の
通りであり、そして好ましくは6−10分間である。そこ
にはまた排水口26と27が備えられ、そこで使用済み媒体
は濾過そしてさらに精製のため送り出されることができ
る。また洗浄浴20へ洗浄を供給するための多岐管23Aが
示されている。洗浄ゾーン23を通過した後バスケット11
は上り斜路28を運び上げられる。前記斜路はフリース10
が荷下ろしゾーン29に通される前にすすぎ洗い液として
新しい溶剤をふりかけるための多岐管28Aを含む。ゾー
ン29でフリースは乾燥用の遠心分離機30の中へ下ろされ
る。フリースは次に第2のコンベヤー31へ移され、そこ
でフリース10は別々に乾燥機32を通ってから、冷却浴33
の中を通され、その後粉砕ロール34にかけられる。フリ
ース10はそれからテーブル35の上に載せられて、そ以後
の、例えばカーディングを含む処理作業に都合よいよう
に積重ねられる。
コンベヤー31はヘッドローラ31A、テイルローラー31B
および中間アイドラーローラー31Cにより、示されたよ
うに制御される。
第3A、3Bおよび3C図には、多数のフリース10(水洗浄
ウールまたはグリージーウール)がタンク9に隣接され
た積重ね順に荷積みおよび配置テーブルの上に示されて
いる。フリース10は多孔板または網のコンベヤー37の上
に別々に積まれ、その後チップ前処理ゾーン38に送り込
まれる。フリースはリブ37Aにより都合よく分けられる
(少数のリブのみが説明のため示されているが、リブ37
Aはコンベヤー37の全長に沿って取り付けられているこ
とは理解されるであろう)。ゾーン38はスキマーボック
ス39、ポンプ40および撹拌スプレヤー41、並びに排水口
26と27を含み、後者から使用済み洗浄液43が濾過を含む
精製処理のために送られる。スキマーボックス39とポン
プ40は洗浄液41から上表面のごみの掃除に役立つ。そこ
にはまたアイドラーローラー44も含まれている。
フリース10は次に洗浄ゾーン45に送り込まれ、そこで
フリースは完全に洗浄液43の中に浸され、後者は前記の
ようにハロゲン化炭化水素またはハロゲン化エーテルを
含み、そしてそこでの接触時間は6−10分間である。洗
浄ゾーン45はまたスキマーボックス39とポンプ40を含
む。撹拌スプレヤー41もまた洗浄ゾーン45で役立ち、後
者はまたアイドラーローラー44並びに洗剤の供給用の多
岐管45Aを含む。
フリース10は次に、コンベヤー37の上り斜路47により
画定されるすすぎ洗いゾーン46を通される。すすぎ洗い
ゾーン46では新しい再循環された溶剤が多岐管46Aを通
してフリース10にふりかけられて不純物の残留痕跡を除
く。そこにはまたフリース10をクランプに破壊するセパ
レーター48、ヘッドプリーまたはローラー49およびアイ
ドラーローラー44を含む。それらのクランプは次にシュ
ート50を通過して、モーターおよびギヤーボックス装置
52により駆動される遠心分離機51の中へ送り込まれる。
遠心分離機51中でフリース10は集められてアグリゲート
(集合体)になる。
その後ウールと残留する溶剤は遠心分離機51からコン
ベヤー53を上ってサイクロン分離機54に送られ、そこで
残留溶剤は煙突55を上って棄てられる。煙突55を通って
上った残留溶剤は使用された初めの溶剤の約3%から成
るであろう。その後清浄化されたウールは検査点56で品
質につき検査されてから、ニューマチックコンベヤー57
を通って上り、邪ま板59と集じん機60を備える貯槽58に
入る。最終の清浄なそして清浄済みウールは排出場所61
を通ってその後の輸送および貯蔵のために送り出される
ことができる。そこにはまたモーター62、ニューマチッ
クコンベヤー用吸引ファン63および空気排出管64が設備
されている。
第4図には他の1つの連続プロセスが説明されている
が、それはチップ前処理操作を用いないものである。荷
積みテーブル65からのフリース10は洗浄液43の水準の上
のコンベヤー66に送りこまれてから、洗浄ゾーン45の中
へ送られる。その後第3Bおよび3C図に記載のような連続
プロセスが使用される。
溶剤の再循環が第5図に示され、そこでタンク9は配
管67を通して清浄な洗剤または溶剤を供給される。タン
クは排出口26と27を備え、そこから使用済みまたは汚れ
た溶剤が配管68を通り加圧フィルター69に送られ、それ
から蒸留器70に到着する。加圧フィルター69はケイ藻
土、ベントナイト、酸活性化粘土、炭素またはモンモリ
ロナイトによりプレコート(下塗り)されることがあ
る。そこにはまたポンプ71および清浄な溶剤を配管67を
通して送るためのコンデンサー72が備えられている。も
し必要ならば図示されているように安定剤が加えられて
もよい。そこにはまたウールワックス74またはその他の
蒸留器から集められた物質をさらに精製するために送る
配管73も備えられている。冷却水は配管75と76を通して
コンデンサー72を通される。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(i)最初に獣毛を水洗すること、 (ii)繊維の強度を増すために洗剤を入れたハロゲン化
    炭化水素またはハロゲン化エーテルなどの有機溶剤に2
    〜3分間獣毛を25KHz以下の超音波振動により撹拌しな
    がら接触させること、 (iii)かくして処理した獣毛を新鮮な有機溶剤または
    未使用の有機溶剤で獣毛を6分〜10分間すすぎ洗いする
    こと、 (iv)獣毛との接触から再循環される使用済の有機溶媒
    が3%を越えた残存獣毛グリース物質を含有しないよう
    に有機溶剤をのぞき、カーディングおよび/またはトッ
    プメーキング用として相応しい動物性繊維を提供するた
    めにスピンドライヤー又は遠心分離により獣毛を乾燥す
    ること、 (v)複数のばらばらな獣毛繊維の塊をなるべくもとの
    配列と形において提供すること、および (vi)複数の塊を互いに別々に洗浄媒体中で、繊維強度
    を改良するために最適の接触時間の間洗い、かつ複数の
    塊りである獣毛繊維をカーディング前に集合体にまとめ
    ることを含む獣毛の処理方法。
  2. 【請求項2】上記有機溶剤が1,1,1トリクロロエタンで
    ある請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】残存獣毛グリース物質の含有量が1.5%と
    2.0%の間である請求項1に記載の方法。
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