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JP2678444B2 - 粘着剤組成物 - Google Patents

粘着剤組成物

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Publication number
JP2678444B2
JP2678444B2 JP62188382A JP18838287A JP2678444B2 JP 2678444 B2 JP2678444 B2 JP 2678444B2 JP 62188382 A JP62188382 A JP 62188382A JP 18838287 A JP18838287 A JP 18838287A JP 2678444 B2 JP2678444 B2 JP 2678444B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
particles
sensitive adhesive
adhesive
release agent
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62188382A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6431882A (en
Inventor
恭生 大立目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP62188382A priority Critical patent/JP2678444B2/ja
Publication of JPS6431882A publication Critical patent/JPS6431882A/ja
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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、粘着剤組成物に関する。 〔従来の技術〕 従来、粘着剤を塗った物品には、使用前の無用な接着
を防止する目的で、離型シートを貼ってあった。しか
し、このような物品では粘着剤を塗ることに加えて離型
シートを作るため離型剤をも塗らなければならない。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明において、解決すべき問題点は、従来、粘着剤
に加えて離型剤をも塗らなければならなかった点であ
る。 〔問題点を解決する手段〕 本発明者は、粘着剤を粒子化し、その粘着剤粒子の周
囲に粘着剤粒子よりも粒子径の小さい離型剤を配するこ
とにより、従来の欠点の解消を可能にした。 本発明は、 『粘着剤粒子、前記粘着剤粒子の粒径より小さい粒径を
有するが離型剤粒子、および、前記粘着剤粒子より大き
い粒子であるカルボキシメチルセルロース、とを少なく
とも含むことを特徴とする粘着剤組成物。』 を要旨とするものである。 〔作用〕 粘着剤粒子、前記粘着剤粒子の粒径より小さい粒径を
有する離型剤粒子、および、前記粘着剤粒子より大きい
粒子であるカルボキシメチルセルロース、とを少なくと
も含む本発明の粘着剤を塗ると、以下の作用が起きる。 第一に、粘着剤粒子の周囲は離型剤により取り巻かれ
ているので、被塗布体には離型剤が先に付着し、被塗布
体の表面に拡がって離型剤の膜を形成するから、予め被
塗布体の表面に離型剤を設ける必要がなくなる。 第二に、かかる成分に加えて前記粘着剤粒子より大き
い粒子であるカルボキシメチルセルロースを含んでいる
ので、粘着剤粒子がその大きな粒子(カルボキシメチル
セルロース)の周囲を取り巻いていて、粘着剤粒子が被
塗布体に直接に接触するのを妨げているため、単に接触
しただけでは充分な接着力が生じないが、押しつけて圧
力をかけることにより、その大きな粒子がつぶれ、接着
力が増す。 〔実施例〕 粘着剤粒子、前記粘着剤粒子の粒径より小さい粒径を
有する離型剤粒子を主成分とする粘着剤は、粘着剤粒子
より大きい粒子であるカルボキシメチルセルロースを欠
くので本願発明から外れるが、かかる粘着剤は、例え
ば、アクリル酸エステル、エチレン/酢酸ビニル共
重合体、クロロプレンゴム、SRBラテックス、もしくはS
BSゴムなどの粘着剤のエマルジョンと、ステアリン酸
塩などのワックス、シリコーン、もしくはポリエチレン
ワックスなどの離型剤のエマルジョン又は可塑性のエマ
ルジョンとを混合して作られる。これらエマルジョンの
分散媒体は水である。 の粘着剤のエマルジョンとの離型剤のエマルジョ
ンにおける、粘着剤粒子の粒子径Raと離型剤粒子の粒子
径Rrとの比は、Ra/Rr=1/10〜1/10000であり、粘着剤粒
子の粒子径は1〜100μmであり、離型剤粒子の粒子径
は0.01〜5μmである。 そして、粘着剤粒子の重量部Waと離型剤粒子の重量部
Wrの比は、Wa/Wr=100/1〜100/50である。 本願発明に係る粘着剤は、以上の粘着剤粒子、およ
び、前記粘着剤粒子の粒径より小さい粒径を有する離型
剤粒子を主成分としており、更に、これのほか前記粘着
剤粒子より大きい粒子を添加したものである。粘着剤粒
子よりも大きい粒子とは、カルボキシメチルセルロース
のナトリウム塩などであり、これは、水により膨潤し得
るものであり、実施例1において後述するように水溶液
とすることができる。なお、溶液中でイオンとして溶解
するものではない。またこれ以外に、粘着剤粒子よりも
大きい粒子としては、本願発明から外れるが、ゼラチン
包皮のマイクロカプセル、サイクロデキストリン包皮の
マイクロカプセルなどでも粘着剤粒子よりも大きい粒子
としての役目を果たしうるものであり、水に対して溶解
しないものである。 この粘着剤より粒子径の大きい粒子の粒子径Rcと粘着
剤粒子の粒子径Raとの比は、Rc/Ra=10〜10000である。 粘着剤より大きい粒子を使用すると、その大きい粒子
の周囲を粘着剤が取り巻くため、粘着剤が取り巻いた大
きい粒子は、見掛け上、大きい粒径の粘着剤と同等に作
用する。従って、粘着剤よりも大きい粒子を加えた粘着
剤組成物を使用するときは、粘着剤自体の粒型は離型剤
の粒径にくらべて、格段に大きくしなくても、極端な場
合、粘着剤の粒子径と離型剤の粒子径が同じか逆転して
いる場合でも効果が生じる。 そして、この粘着剤より粒子径の大きい粒子の重量部
Wcと粘着剤粒子の重量部Waとの比は、Wc/Wa=0.05〜3
である。 〔より具体的な実施例〕 より具体的な実施例を以下に示すべく、本願発明に係
る粘着剤として、構成要素であるカルボキシメチルセル
ロースを添加した組成の粘着剤(実施例1)の実験結果
とともに併せて、カルボキシメチルセルロースを添加し
ない組成の粘着剤(比較例)の実験結果も記載する。 比較例 粘着剤〔I〕 アクリルエマルジョン粘着剤……90重量部 (日本合成ゴム(株)製、SX215、固形分:約40%、中
心となる粒子径は3〜5μm) シリコーンエマルジョン……10重量部 (日本ユニカ(株)製、LE46、固形分:約20%、中心と
なる粒子径は、0.1〜1μm) 上記の組成の粘着剤〔I〕は、本願発明に係る粘着剤
の主成分である粘着剤粒子、および、前記粘着剤粒子の
粒径より小さい粒径を有する離型剤粒子を有してはいる
が、もう一つの構成要素である前記粘着剤粒子より大き
い粒子であるカルボキシメチルセルロースを添加したも
のでない。かかる粘着剤〔I〕を調整し、コート紙の左
半分に2g/m2の割合で塗布し、0.1秒後に(この時点では
塗布面の湿潤状態が維持されている)粘着剤塗布面上に
紙の右半分を重ねて加圧し貼り付けた。 貼り付け後に剥がしたところ、粘着剤は紙の右半分に
接着し、左半分には離型剤の表面が形成されていること
が確認された。 このとき、用紙の右半分中に所定の形状のミシン目を
入れたものは、ラベルとして使用できるものであった。 しかし、上記〔I〕の粘着剤を上質紙に適用したとき
は、〔I〕に関しては、貼りつけ後に剥がしたところ、
若干の紙ムケが生じてしまった。 実施例1 粘着剤〔II〕 アクリルエマルジョン粘着剤……50重量部 (日本合成ゴム(株)製、SX215、前記) シリコーンエマルジョン……40重量部 (日本ユニカ(株)製、LE46、前記) カルボキシメチルセルロース(純正化学(株)製、粒子
径:約50μm)の2.5%水溶液……10重量部 上記の組成の粘着剤〔II〕、本願発明に係る粘着剤の
主成分である粘着剤粒子、および、前記粘着剤粒子の粒
径より小さい粒径を有する離型剤粒子更に前記粘着剤粒
子より大きい粒子であるカルボキシメチルセルロースを
添加したものである。かかる粘着剤を調整し、コート紙
の左半分に2g/m2の割合で塗布し、0.1秒後に(この時点
では塗布面の湿潤状態が維持されている)粘着剤塗布面
上に紙の右半分を重ねて加圧し貼り付けた。 貼り付け後に剥がしたところ、粘着剤は紙の右半分に
接着し、左半分には離型剤の表面が形成されていること
が確認された。 このとき、用紙の右半分中に所定の形状のミシン目を
入れたものは、ラベルとして使用できるものであった。 ここで、上記〔II〕の粘着剤を上質紙に適用したとき
は、前述したように、〔I〕に関しては貼りつけ後に剥
がしたところ若干の紙ムケが生じたにもかかわらず、
〔II〕に関しては紙ムケが生じなかった。 なお、上記〔I〕〔II〕の粘着剤を塗布後、充分に乾
燥させた後に貼りつけ、その後剥がすと紙の左半分が若
干破れた。 〔効果〕 本発明の粘着剤以上のように、以下に示す効果を奏す
るものである。 第一に、粘着剤の粒子の周囲を離型剤の粒子が取り巻
いているので、粘着剤を塗布するだけで被塗布体の表面
に離型剤を与えることができるので、離型層を設ける工
程を必要としない。 第二に、大きな粒子の周囲を粘着剤の粒子が取り巻い
ているので、単に接触しただけでは充分な接着力を生じ
ないものの、押しつけて圧力をかけることにより、その
大きな粒子がつぶれ、接着力が増すという、感圧接着剤
的性質を確実に付与することができる。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.粘着剤粒子、前記粘着剤粒子の粒径より小さい粒径
    を有する離型剤粒子、および、前記粘着剤粒子より大き
    い粒子であるカルボキシメチルセルロース、とを少なく
    とも含むことを特徴とする粘着剤組成物。
JP62188382A 1987-07-28 1987-07-28 粘着剤組成物 Expired - Lifetime JP2678444B2 (ja)

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JP62188382A JP2678444B2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28 粘着剤組成物

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JP62188382A JP2678444B2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28 粘着剤組成物

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JPS6431882A JPS6431882A (en) 1989-02-02
JP2678444B2 true JP2678444B2 (ja) 1997-11-17

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5834538A (en) * 1996-06-18 1998-11-10 Hercules Incorporated Pressure sensitive adhesives
JPH1178310A (ja) * 1997-09-04 1999-03-23 Nichiban Co Ltd カード状情報担体固定用粘着テープ及び印刷用シート

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0689310B2 (ja) * 1985-05-10 1994-11-09 大日本印刷株式会社 マイクロカプセル含有仮接着剤
JPH0623354B2 (ja) * 1986-01-06 1994-03-30 住友スリ−エム株式会社 カ−ペツト固定用接着剤

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
伊保内賢外2名編 「粘着剤活用ノート」 (1991年6月20日) (株)工業調査会発行 P.86〜88

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JPS6431882A (en) 1989-02-02

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