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JP2677924B2 - グロメット - Google Patents

グロメット

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Publication number
JP2677924B2
JP2677924B2 JP4008378A JP837892A JP2677924B2 JP 2677924 B2 JP2677924 B2 JP 2677924B2 JP 4008378 A JP4008378 A JP 4008378A JP 837892 A JP837892 A JP 837892A JP 2677924 B2 JP2677924 B2 JP 2677924B2
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JP
Japan
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grommet
panel
flexible
hard
soft
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JP4008378A
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English (en)
Other versions
JPH05198228A (ja
Inventor
裕幸 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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Publication of JPH05198228A publication Critical patent/JPH05198228A/ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のパネルに装着さ
れ、パネルを挿通するワイヤーハーネスを保持するため
のグロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】パネルに設けられた取付孔にワイヤーハ
ーネスを挿通する場合、パネル取付孔の周縁でワイヤー
ハーネスが損傷するのを防止するために、ワイヤーハー
ネス、をグロメットを介してパネルに装着する方法が提
案されている。このようなグロメットのうち、パネルを
両面から挟持して固定する、いわゆる2体式のグロメッ
トの一つに、図5に示すものがある(実開平2−461
86号)。
【0003】このグロメット1は、図5に示すように、
硬質グロメット3と、軟質グロメット5とよりなる。硬
質グロメット3は、合成樹脂によって略円筒状に形成さ
れ、その中心部にはワイヤーハーネスWが挿通される挿
通孔7が設けられている。また、硬質グロメット1の一
端部の外周には、フランジ部9が軸方向に対して直角方
向に設けられ、他端部の外周には、4個の可撓性係止腕
11が等間隔に設けられている(ただし、図5には2個
の可撓性係止腕11のみ図示)。これらの可撓性係止腕
11の先端部には係止段部13がそれぞれ形成されてい
る。
【0004】一方、軟質グロメット5は、中心部にワイ
ヤーハーネスWが挿通される挿通孔21が形成された円
筒状の基部15と、この基部15の外周に設けられた弾
性シール部17とで構成され、これらは、ゴム部材によ
って一体に形成されている。また、基部15の内壁と弾
性シール部17との間には、硬質グロメット3のフラン
ジ部9が嵌合される嵌合凹部19が形成されている。
【0005】硬質グロメット3のフランジ部9を軟質グ
ロメット5の嵌合凹部19内に嵌合することにより、硬
質グロメット3と軟質グロメット5とが一体化される。
また、軟質グロメット5と一体化された硬質グロメット
3を、パネルPに形成された取付孔23内に挿入する
と、可撓性係止腕11がパネルPの反対側に突出して、
係止段部13が取付孔23の開口縁部に係止されると共
に、弾性シール部17が撓み状態でパネルPに当接す
る。この状態では、パネルPが可撓性係止腕11と弾性
シール部17との間に挟持され、グロメット1がパネル
Pに固定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6(a)
に示すように、硬質グロメット3のフランジ部9を軟質
グロメット5の外周部が外側から包み込むように、フラ
ンジ部9が嵌合凹部19に嵌合している。このため、車
両へのグロメット1の組付作業時(特にフェンダー側か
らエンジンルーム側へのワイヤーハーネスの貫通作業)
に、軟質グロメット5の外周端部5aをボディーでこす
ると、図6(b)に示すように、外周端部5aがフラン
ジ部9上に乗り上げる、いわゆるメクレ状態となること
がある。このようなメクレ状態でグロメット1を車両に
取り付けた場合には、防止性能が著しく低下し、最悪の
場合には、防水性がなくなるという問題がある。
【0007】本発明は、上記事情を考慮し、軟質グロメ
ットの外周部が硬質グロメット上に乗り上げるメクレ状
態を防止することが出来るグロメットを提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明は、パネル取付孔内に嵌合されると共
に、前記取付孔の開口縁部に係合する係止段部を先端部
に有する可撓性係止腕が外周部に一体形成された硬質グ
ロメットと、この硬質グロメットに結合手段により一体
化されると共に、前記取付孔の開口周縁部に当接して前
記硬質グロメットの前記可撓性係止腕との間でパネルを
挟持するシール部が外周端部に一体に設けられた軟質グ
ロメットとからなるグロメットにおいて、ワイヤーハー
ネスが挿通される挿通孔が中心部に形成された円板状の
基部と、この基部の外周に一体形成されると共に、前記
パネルに向けて外周端部の前記シール部を押圧する可撓
板部とから前記軟質グロメットを形成し、前記挿通孔か
ら外周に向けて放射状に延びる補強リブを前記基部及び
前記可撓板部に形成したことを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1の発明では、軟質グロメットと硬質グ
ロメットとを結合手段により結合して一体化する。この
状態でパネル取付孔にグロメットを取り付ける場合に
は、可撓性係止腕とシール部との間でパネルを挟持する
ことにより、グロメットをパネルに固定することができ
る。この場合、可撓板部がシール部をパネルに向けて押
圧するので、パネルとグロメットとの間をシールするこ
とができる。また、可撓板部及び基部に補強リブを設け
たことで、シール部のパネルへの押圧力がより強くな
り、よりシール性能が向上する。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係るグロメットの実施例につ
いて図面を用いて説明する。
【0011】図1及び図2は、硬質グロメット25と軟
質グロメット27とからなるグロメット29を示す。本
実施例の軟質グロメット27は、中心部にワイヤーハー
ネスWが挿通される挿通孔21を有する円板状の基部2
7aと、この基部27aから延設された可撓板部27b
とが一体に成形された構成されている。
【0012】可撓板部27bの外周内側には、先端部側
が次第に薄肉となる弾性シール部31が形成されてい
る。この弾性シール部31より内側でかつ外方へ向けて
開口した嵌合凹部33が内壁33aに設けられている。
そして、嵌合凹部33の付根付近起点として可撓板部2
7bが可撓するようになっている。さらに、軟質グロメ
ット27の外周には、基部27a、可撓板部27bにか
けて放射状に延びる複数の補強リブ37が形成されてい
る。
【0013】一方、本実施例の硬質グロメット25に
は、可撓性係止腕11より内側に向けてフランジ部35
が形成されている。また、上記嵌合凹部33とフランジ
部35とで、結合手段を構成している。
【0014】次にグロメット29の組立手順及び、組み
立てられたグロメット29をパネルに取り付ける手順に
ついて説明する。
【0015】先ず、硬質グロメット25のフランジ部3
5を軟質グロメット27の嵌合凹部33内に嵌合させ
て、硬質グロメット25と軟質グロメット27とを一体
化する。また、硬質グロメット25をパネルPの取付孔
23内に挿入すると、可撓性係止腕11がパネルPの反
対側に突出し、係止段部13が取付孔23の開口縁部に
係止されると共に、弾性シール部31の先端部がパネル
Pに当接し、パネルPを可撓性係止腕11との間で挟持
する。これにより、グロメット11をパネルPに固定す
ることができる。このとき、可撓板部27bは嵌合凹部
33の付根付近を起点として嵌合凹部33の反対側へ撓
み、弾性シール部31の先端部をパネルPへ向けて押圧
する。これにより、パネルPと軟質グロメット27との
間がシールされる。
【0016】この場合、車両への組付作業時に、軟質グ
ロメット27の外周部分をボディー等でこすっても、弾
性シール部31がフランジ部35の上に乗り上げること
がない。すなわち、本実施例のグロメット29は、軟質
グロメット27に設けられた嵌合凹部33が、弾性シー
ル部31より内側でかつ外方へ向けて開口しており、こ
の嵌合凹部33に嵌合する硬質グロメット25のフラン
ジ部35が可撓性係止腕11より内側に向けて形成され
ているので、軟質グロメット27の外周をこすったとし
ても嵌合凹部33からフランジ部35が外れることがな
い。
【0017】また、本実施例では、可撓板部27bによ
って弾性シール部31をパネルに向けて押圧するので、
これによっても、軟質グロメット27のメクレ状態を防
止することができる。従って、一体化したグロメット2
9の防水性能が低下することがなく、確実に防水するこ
とができる。
【0018】さらに、本実施例の軟質グロメット27に
は、基部27aから可撓板部27bにかけて複数の補強
リブ37が形成されているので、弾性シール部31のパ
ネルPへの押圧力が増加され、これによっても確実に防
水することができる。
【0019】また、本実施例の硬質グロメット25は、
2分割ではなく一体物なので、軟質グロメット27と一
体化した状態で、パネルPを挟持したときの強度が高
い。また硬質グロメット25を一体物とすることで、部
品点数が増えることがなく、軟質グロメット27との組
立作業時にも工数が少なくなるので、製造コストを低減
することができる。
【0020】また、本実施例のグロメット29では、円
板状の基部27aから可撓板部27bを延設しているの
で、基部27aから可撓板部27aにかけて補強リブ3
7を設けた場合、その補強効果が大きく、弾性シール部
31をより強い力でパネルPへ向けて押圧することがで
き、防水性能を向上することができる。
【0021】次に図4を用いて他の実施例について説明
する。本実施例は、硬質グロメット25と軟質グロメッ
ト27との結合手段が異なる。図4に示すように、硬質
グロメット25には、貫通孔25aが形成され、この貫
通孔25aに対応して係合ピン39が軟質グロメット2
7に形成されている。
【0022】係合ピン39を貫通孔25aに挿通し、係
合することにより、硬質グロメット25と軟質グロメッ
ト27とを一体化することができる。
【0023】本実施例においても、可撓板部27bが係
合ピン39の付根付近を起点として撓むので、弾性シー
ル部31がパネルPに押圧され、シールされる。
【0024】また、本実施例においても、上記実施例と
同様に、弾性シール部31が硬質グロメット25上にめ
くれ上がることがなく、確実な防水が可能となる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るグロ
メットによれば、ワイヤーハーネスが挿通する挿通孔が
中心部に形成された円板状の基部と、この基部の外周に
一体に形成されると共に、パネルへ向けて外周端部の弾
性シール部を押圧する可撓板部とから軟質グロメットを
形成したので、軟質グロメットの外周端部が硬質グロメ
ット上に乗り上げるメクレ状態を防止することができ
る。よって確実な防水が可能となる。
【0026】さらに、円板状の基部から可撓板部にかけ
て放射状に補強リブを設けたことで可撓板部の剛性を向
上することができ、弾性シール部のパネルへの押圧力が
増加するので、より確実な防水性能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るグロメットの実施例を示す斜視図
である。
【図2】グロメットの断面図である。
【図3】硬質グロメットのフランジ部と軟質グロメット
の嵌合凹部を拡大して示し、(a)はパネルを挟持しな
い状態の断面図であり、(b)はパネルを挟持した状態
を示す断面図である。
【図4】他の実施例を示す断面図である。
【図5】従来のグロメットを示す断面図である。
【図6】従来のグロメットのフランジ部と嵌合凹部を拡
大した示し、(a)はフランジ部が嵌合凹部内に嵌合さ
れた状態を示す断面図であり、(b)は弾性シール部が
フランジ部上のめくれ上がった状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
11 可撓性係止腕 13 係止段部 21 挿通孔 23 取付孔 25 硬質グロメット 27 軟質グロメット 27a 基部 27b 可撓板部 29 グロメット 31 弾性シール部 33 嵌合凹部 35 フランジ部 37 補強リブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネル取付孔内に嵌合されると共に、前
    記取付孔の開口縁部に係合する係止段部を先端部に有す
    る可撓性係止腕が外周部に一体形成された硬質グロメッ
    トと、 この硬質グロメットに結合手段により一体化されると共
    に、前記取付孔の開口周縁部に当接して前記硬質グロメ
    ットの前記可撓性係止腕との間でパネルを挟持するシー
    ル部が外周端部に一体に設けられた軟質グロメットとか
    らなるグロメットにおいて、 ワイヤーハーネスが挿通される挿通孔が中心部に形成さ
    れた円板状の基部と、この基部の外周に一体形成される
    と共に、前記パネルに向けて外周端部の前記シール部を
    押圧する可撓板部とから前記軟質グロメットを形成し、
    前記挿通孔から外周に向けて放射状に延びる補強リブを
    前記基部及び前記可撓板部に形成したことを特徴とする
    グロメット。
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