JP2670273B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、例えば縦−横変換のように、第1の方向の
ラン符号で表現された入力画像に対して第2の方向に関
する画像処理を行なう画像処理装置に関する。 (従来の技術) 従来より、ファクシミリを始め、画像データを扱う各
種の機器で、画像データの圧縮を図るために、ラン符号
化方式が広く使用されている。このラン符号化方式は、
原画像をラスタスキャンしてして得た二値画像データの
各行における黒ラン及び白ランの長さ(ランレングス)
や各ランの端点の位置情報等を符号化する方式である。
例えば、ランレングス符化方式を例にとると、符号化デ
ータ1バイト(8ビット)のうち、先頭ビットに白ラン
か黒ランかを示すフラグを設け、残りの7ビットでラン
の長さの情報を表現する。このような符号化によると、
白のドットが100個、黒のドットが200個、更に白のドッ
トが300個と続く画像においては、16進数で64,FF,C8,7
F,7F,2Eのように符号化される。 ところで、入力画像から直線要素を抽出したり、ノイ
ズを取除くためには、横方向及び縦方向のランレングス
の情報を用いることが多い。また、例えば手書き文字認
識装置等では、横方向及び縦方向の射影を求めるたえに
横及び縦方向の黒ランの情報を使用することも考えられ
ている。 しかしながら、一般にラン符号化は、ラスタスキャン
の方向、例えば横方向についてしか行われないため、縦
方向成分の情報を求めるには、横ランを一旦ビットマッ
プ(原画像データ)に復号した後、縦方向についてラン
レングスや射影等を求める必要があった。このため、大
容量の画像メモリを必要とし、縦方向成分に関する処理
も全て画素単位で行われているため、メモリアクセス回
数や計算回数が増え、処理に多くの時間がかかるという
問題があった。 (発明が解決しようとする問題点) このように、従来のラン符号データを取扱う画像処理
装置においては、横−縦変換のように、ランの方向と異
なる方向成分に関する画像処理を行なうのに、多くのメ
モリ容量を必要とするうえ、処理に時間がかかるという
問題があった。 本発明は、少ないメモリ容量で、しかも高速にラン符
号の方向とは異なる方向成分の処理を行なうことができ
る画像処理装置を提供することを目的とする。 [発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明に係る画像処理装置は、原画像データを第1の
方向についてラン符号化して得た入力画像データを格納
する入力画像メモリと、この入力画像メモリから第1の
方向と直交する第2の方向に隣接する2行分の入力画像
データを順次読み出す手段と、この手段によって読み出
された2行分の入力画像データから、第2の方向に隣接
する2行分の原画像データの第1の方向の端点位置を検
出する第1の端点位置検出手段と、この第1の端点位置
検出手段により検出された2行分の原画像データの第1
の方向の端点位置のうち異なる端点位置のみを抽出し、
それらをソート処理して原画像データの第2の方向の端
点位置を検出する第2の端点位置検出手段と、この第2
の端点位置検出手段により検出された原画像データの第
2の方向の端点位置に基づいて第2の方向に関する所定
の画像処理を行なう第2方向処理手段とを具備したこと
を特徴とする。 (作用) 入力画像データの隣接する2行に着目すると、ラン符
号が全く同一である場合には、第2の方向の端点が存在
しないことを意味し、ラン符号が異なる部分では第2の
方向の端点が存在することを意味している。本発明で
は、入力画像データのうちの第2の方向に隣接する2行
分のデータから、第2の方向に隣接する2行分の原画像
データの第1の方向の端点位置を検出し、これら2行分
の原画像データの第1の方向の端点位置について排地的
論理和処理、すなわち異なる端点位置のみを抽出する処
理を行ない、それらをソート処理することにより、第2
の方向の端点位置を検出している。第2の方向の端点位
置が検出できれば、第2の方向成分に関する画像処理は
容易に行ない得る。 このように、本発明によれば、入力画像データを原画
像データに戻すことなく処理して第2の方向の端点位置
が検出できるので、大容量のメモリを必要とせず、しか
も高速に処理を行なうことができる。 (実施例) 以下、図面に基づいて本発明の一実施例について説明
する。 第1図〜第7図は、横方向(第1の方向)のランを縦
方向(第2の方向)のランに変換する横−縦変換処理装
置に本発明を適用した実施例を説明する為の図である。 第1図にこの装置の概略構成を示す。スキャナ1は、
原画像をラスタスキャンして原画像データとしての二値
画像データを出力する。ラン符号化回路2は、スキャナ
1から出力される二値画像データを順次ランレングス符
号化して横方向のランレングスデータを生成し、これを
入力画像データとして入力画像メモリ3に出力する。入
力画像メモリ3は、ラン符号化回路2から出力されるラ
ン符号化された入力画像データを格納する。先頭行フラ
グメモリ4は、入力画像メモリ3に格納された入力画像
データのうち、1行目のデータのフラグ部分のみを格納
しておくレジスタである。制御回路5は、入力画像メモ
リ3の読出しアドレスを指定して、入力画像メモリ3か
ら隣接する2行、即ちj−1行とj行の入力画像データ
を読み出すための制御を行なう。また、この制御回路4
は、上記読出しアドレスをj=2行からj=j max行ま
で順次変更していく制御を行なう。 この制御回路5の制御によって入力画像メモリ3から
順次読み出されたj−1行及びj行のデータは、排地的
論理和処理回路(以下「Ex−or処理回路」と呼ぶ)6に
与えられる。Ex−or回路6は、j−1行のデータとj行
のデータから、縦方向に隣接する2行分の原画像データ
の横方向の端点位置を検出し、これら2行分の原画像デ
ータの横方向の端点位置について排地的論理和処理を行
なって、それらをソート処理することにより、縦方向の
端点座標値を検出する。端点座標値メモリ7は、上記Ex
−or処理回路6で検出された端点座標値を格納する。ま
た、先頭ランフラグメモリ8は、Ex−or処理回路6にお
ける各行毎の検出結果の先頭ランを格納するレジスタで
ある。 制御回路9は、端点座標値メモリ7及び先頭ランフラ
グメモリ8の出を適宜読み出し、第2方向処理手段であ
る縦ラン変換処理回路10に与えるとともに、制御回路5
に対し入力画像メモリ3の読出しタイミングを与えるも
のである。 縦ラン変換処理回路10は、端点個数メモリ11と、端点
座標値メモリ12と、ラン符号化回路13と、ラン符号メモ
リ14とで構成されている。端点個数メモリ1は、各列の
縦方向の端点の数を格納する。端点座標値メモリ12は、
各列毎に縦方向の端点の座標値を格納するメモリであ
る。ラン符号化回路13は、端点個数メモリ11に格納され
た各列の端点の個数と、端点座標値メモリ12に格納され
た各列毎の端点座標値データと、先頭行フラグメモリ4
に格納されている1行目の各ランのフラグとに基づい
て、縦方向のラン符号化を行なう。ラン符号メモリ14
は、ラン符号化回路13で符号化された縦方向のランレン
グス符号を格納するメモリである。 次に、以上のように構成された横−縦変換処理装置の
動作について説明する。 まず、スキャナ1で読込まれた原画像データは、ラン
符号化回路2において横ランのランレングス符号に変換
される。ランレングス符号は、例えば第2図に示すよう
に1バイトの長さを持つ。先頭ビットは、白ランと黒ラ
ンをとを識別するフラグで、白ランのとき0、黒ランの
とき1となる。後続する7ビットは、ラン長を示すコー
ドである。このラン符号化回路2により、第3図に示す
ようなj−1行,j行,j+1行の原画像データをラン符号
化すると、同図右に16進数で示すようなランレングス符
号が得られ、これらが各行毎に入力画像メモリ3に格納
される。 入力画像メモリ3からは隣接する2行分の入力画像デ
ータが順次読出され、Ex−or処理回路6において、端点
検出が行われる。第4図は、Ex−or処理回路6の一構成
例を示す図である。即ち、j−1行目及びj行目のラン
レングス符号は、それぞれ端点座標値検出回路21,22に
与えられ、ここで横方向の端点座標値に変換される。求
められた各行の端点座標値は端点座標値メモリ23,24に
格納される。そして、各端点座標値メモリ23,24に格納
された端点座標値は、ソート回路25においてソート処理
される。このとき、ソート回路25は、両メモリ23,24か
ら与えられる端点座標値が同一である場合には、これら
を棄却し、異なる端点座標値のみをソート処理する。こ
の処理は、j−2からj=j maxまで続けられる。第5
図はこの処理過程におけるデータのようすを示す図であ
る。原画像データ31から求められた入力画像データ32
は、ラン長を示しているので、これを横(i)方向の座
標値に変換してデータ33を得、このデータ33を隣接する
行の異なる値のみを小さい順に並べ、かつ、先頭に先頭
列番号“1"を最後尾に最後尾番号+1=“11"を付加し
て出力データ34とし、端点座標値メモリ7に格納する。
なお、この出力データ34を原画像に対応させること、画
像データ35で示すように、原画像データ31の縦方向の白
→黒又は黒→白反転部にビットの立ったデータとなり、
縦方向の端点位置を示していることが分る。 一方、第4図において、j−1行目及びj行目の先頭
ランのフラグが先頭ランフラグEx−or回路26において抽
出され、更にこれらを排地的論理和処理して先頭ランフ
ラグメモリ8へ出力される。 次に第6図及び第7図を用いて縦方向のラン符号化処
理について説明する。端点個数メモリ11は、原画像デー
タの一行分に対応した1次元のメモリで、その内容をN
(i)で表すものとする。端点座標値メモリ12は、原画
像データの一行分を縦方向の端点の数だけ収容出来る容
量を備えた2次元のメモリで、その内容をJ(i,k)で
表すものとする。また、第1図に示す端点座標値メモリ
7は、1次元のメモリであるが、処理の時点をkで示す
ためにその内容を、K(l,k)で表すことにする。ま
ず、端点個数メモリ11の初期値としN(i)(i=1〜
i max)には1が格納される。また、端点座標値メモリ1
2の初期値としてJ(i,1)(i=1〜i max)にも1が
格納される。k=2にセットされると制御回路9は、ま
ず、k行目の先頭ランフラグメモリ8のフラグを読出し
て、“1"であれば、端点座標値メモリ7から {K(1,k),K(2,k)},{K(3,k),K(4,k)},…
の順に端点座標値を読み出し、フラグが0であれば、 {K(2,k),K(3,k)},{K(4,k),K(5,k)},…
の順に端点座標値を読出す。いま、例えば、第5図のK
(2,2),K(3,2)(=2,6)が読み出されたとすると、
K(2,2)≦i<K(3,2)の関係にある全てのi(=2,
3,4,5)について端点個数メモリ11からN(i)が読み
出され、これらがインクリメントされて再度格納され
る。これと同時にJ(i,k)(=J(2,2,)〜J(5,
2))に行番号k(=2)が登録される。第6図は、第
5図のデータについて以上の操作をk=4まで行なった
例である。この操作をk=k max(=10)まで続ける
と、最後に1≦i≦i maxなる全てのiに対してN
(i)のインクリメントが行われ、J(i,N(i))に
は、k max+1の値が登録される。これにより端点個数
メモリ11には縦方向の端点座標値の数が登録され、端点
座標値メモリ12には縦ランの端点座標値が全て登録され
る。 次に、ラン符号化回路13は、先頭行フラグメモリ4に
格納された1行目のフラグ出と、端点座標値メモリ12に
求められた端点座標値データとに基づいて、縦方向のラ
ン符号化を行なう。これにより、第7図に示すような縦
方向のランレングス符号が得られ、これがラン符号メモ
リ14に格納される。 なお、ここでは端点座標値J(i,k)の登録は、端点
座標値メモリ7に1行分のデータが格納されるごとに行
ない、この登録が済むと制御回路9が制御回路5に対し
て次のデータの読出しを促すようにしているが、端点座
標値メモリ7に全ての行の座標値が格納された後に縦ラ
ン変換処理を開始するようにしても良い。また、縦方向
のラン符号化も、端点座標値メモリ12への登録がなされ
るごとに行なうことは可能である。 第8図〜第10図は、本発明を縦射影検出装置に適用し
た例を示す図である。第8図に示すように、ここでは、
第2方向処理手段として縦射影検出回路42を用いてい
る。この縦射影検出回路42は、前変化位置メモリ43と縦
射影メモリ44とで構成されている。前変化位置メモリ4
3、縦射影メモリ44は、ともに原画像データ1行分の容
量を持つ1次元のメモリで、その内容をそれぞれPrev
(i)、Proj(i)で表すものとする。 まず、先頭行フラグメモリ4から1行目のフラグが調
べられ、黒ランであるiについては前変化位置メモリ43
の初期値としてPrev(i)に1(1行目を意味する)が
格納され、白ランであるiについては“0"が設定され
る。縦射影メモリ44の初期値としてProj(i)(i=1
〜i max)には、0が与えられる。制御回路42による端
点座標値メモリ7からの読出しは、前述と同様、先頭ラ
ンのフラグの値に応じた態様で行われる。いま、端点座
標値K(l1,k1),K(l2,k2)が読み出されたとすると、
K(l1,k1)≦i<K(l2,k2)を満たす全てのiつい
て、前変化位置メモリ43よりPrev(i)が読み出され
る。そして、読出されたデータのうちPrev(i)>0を
満たすiについて、縦射影メモリ44のProj(i)に縦方
向ラン長k1−Prev(i)が加算され、上記iについてPr
ev(i)が0にリセットされる。又、Prev=0であるi
については、Prev(i)の値をkに変更する。即ち、Pr
ev(i)は、その値が正のときには、着目行において縦
ランが黒ランから白ランに変わったことを示し、またそ
の値は、以前に白ランから黒ランに変わった位置を示し
ている。また、Proj(i)は、i列目における射影値を
示す。第9図は第5図のデータについてk=4までの処
理の様子を示している。k=1では、Prev(i),Proj
(i)に初期値が設定され、k=2では、i=2〜5,7,
8のPrev(i)が全て0であるので、これらPrev(i)
にk=2を格納する。k=3では、i=4〜7のPrev
(i)が0よりも大きいため、これらiに対応したProj
(i)にk(=3)−Prev(i)の値を加算する。以上
の操作がk=k maxまで続けられると、最後にPrev
(i)が読出され、Prev(i)>0である全てのiに対
してProj(i)にk max+1−Prev(i)が加えられ、
ここでの動作が終了する。これにより、縦射影メモリ44
の内部には、第10図に示すような、原画像の縦方向の射
影データが求められる。 なお、ここでは、前変化位置メモリ43に縦方向の黒ラ
ンの始点座標値を記憶していたが、縦ランが白ランから
黒ランに変化するときには、縦射影メモリProj(i)か
らその位置座標値を引き、黒ランから白ランに変化する
時には、Proj(i)にその位置座標値を加えるようにし
ても、縦方向の射影を求めることはできる。 第11図〜第13図は、本発明を縦方向成分抽出装置に適
用した例を示す図である。 第11図に示すように、ここでは、第2方向処理手段と
して縦方向成分抽出回路52を用いている。この縦方向成
分抽出回路52は、前変化位置メモリ53と抽出ラン位置メ
モリ54と、ラン個数メモリ55とで構成されている。前変
化位置メモリ53は前記前変化位置メモリ43と同じ機能の
メモリである。抽出ラン位置メモリ54は、3列分のデー
タを抽出ランの個数分だけ格納できる容量を持つ2次元
のメモリで、その内容をRun(m,n)で表すものとする。
また、ラン個数メモリ55は、抽出されるランの個数nを
格納するメモリであり、初期値は0である。 まず、前述と同様の方法で前変化位置メモリ53の内容
Prev(i)が初期化される。制御回路41による端点座標
値メモリ7から読出しは、前述と同様、先頭ランのフラ
グの値に応じた態様で行われる。いま、端点座標値K
((l1,k1),K(l2,k2)が読み出されたとすると、K
(l1,k1)≦i<K(l2,k2)を満たす全てのiについ
て、前変化位置メモリ53よりPrev(i)が読み出され
る。そして、読出されたたデータのうち、k1−Prev
(i)>th(thは予め定められたラン長のしきい値)を
満たす全てのiについてのランを抽出ランとして登録す
る。この登録は、まずラン個数メモリ55からnを読出
し、その値をインクリメントするとともに、抽出ラン位
置メモリ54のRun(1,n)に列番号iを、Run(2,n)にPr
ev(i)を、またRun(3,n)にk−1を登録する。これ
により、Run(1,n)には抽出ランと列番号iが、Run
(2,n)に抽出ランの始点行位置が、またRun(3,n)に
は抽出ランの終端行位置が登録されることになる。登録
が終了したら、前記条件を満たした全てのiについてPr
ev(i)値は0にリセットされる。また、Prev(i)=
0なるiに対しては、Prev(i)の値をkに変更する。 以上の処理を端点座標メモリ7に格納された全ての端
点座標値に対して施すと、制御回路51は、それを制御回
路5に知らせ、次の行のランレングス符号の読出しを促
す。以上の処理がk=k maxまで順次行われると、最後
にPrev(i)が読み出され、Prev(i)>0なるiのう
ち、k max+1−Prev(i)>thを満たす全てのiに対
してライン個数メモリ55を読出しインクリメントしつつ
Run(1,n)に列番号iが、Run(2,n)にPrev(i)が、
さらにRun(3,n)にk maxがそれぞれ登録されて処理が
終了する。これにより、第12図に示すように、縦方向の
所定の長さ以上のランが抽出される。この時の抽出ラン
位置メモリの内容は第13図に示すようになる。 この実施例によれば、しきい値thの大きさを適当に設
定することにより、ノイズ除去等の効果を得ることがで
きる。 [発明の効果] 以上のように、本発明によれば、ラン符号(入力画像
データ)を原画像データに戻すことなくそのまま処理す
ることにより、ラン方向とは異なる第2の方向の端点座
標値を求め、この端点座標値に基づいて上記第2の方向
に関する任意の画像処理を行なているので、小容量のメ
モリを用いた高速の画像処理を行なうことができる。
ラン符号で表現された入力画像に対して第2の方向に関
する画像処理を行なう画像処理装置に関する。 (従来の技術) 従来より、ファクシミリを始め、画像データを扱う各
種の機器で、画像データの圧縮を図るために、ラン符号
化方式が広く使用されている。このラン符号化方式は、
原画像をラスタスキャンしてして得た二値画像データの
各行における黒ラン及び白ランの長さ(ランレングス)
や各ランの端点の位置情報等を符号化する方式である。
例えば、ランレングス符化方式を例にとると、符号化デ
ータ1バイト(8ビット)のうち、先頭ビットに白ラン
か黒ランかを示すフラグを設け、残りの7ビットでラン
の長さの情報を表現する。このような符号化によると、
白のドットが100個、黒のドットが200個、更に白のドッ
トが300個と続く画像においては、16進数で64,FF,C8,7
F,7F,2Eのように符号化される。 ところで、入力画像から直線要素を抽出したり、ノイ
ズを取除くためには、横方向及び縦方向のランレングス
の情報を用いることが多い。また、例えば手書き文字認
識装置等では、横方向及び縦方向の射影を求めるたえに
横及び縦方向の黒ランの情報を使用することも考えられ
ている。 しかしながら、一般にラン符号化は、ラスタスキャン
の方向、例えば横方向についてしか行われないため、縦
方向成分の情報を求めるには、横ランを一旦ビットマッ
プ(原画像データ)に復号した後、縦方向についてラン
レングスや射影等を求める必要があった。このため、大
容量の画像メモリを必要とし、縦方向成分に関する処理
も全て画素単位で行われているため、メモリアクセス回
数や計算回数が増え、処理に多くの時間がかかるという
問題があった。 (発明が解決しようとする問題点) このように、従来のラン符号データを取扱う画像処理
装置においては、横−縦変換のように、ランの方向と異
なる方向成分に関する画像処理を行なうのに、多くのメ
モリ容量を必要とするうえ、処理に時間がかかるという
問題があった。 本発明は、少ないメモリ容量で、しかも高速にラン符
号の方向とは異なる方向成分の処理を行なうことができ
る画像処理装置を提供することを目的とする。 [発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明に係る画像処理装置は、原画像データを第1の
方向についてラン符号化して得た入力画像データを格納
する入力画像メモリと、この入力画像メモリから第1の
方向と直交する第2の方向に隣接する2行分の入力画像
データを順次読み出す手段と、この手段によって読み出
された2行分の入力画像データから、第2の方向に隣接
する2行分の原画像データの第1の方向の端点位置を検
出する第1の端点位置検出手段と、この第1の端点位置
検出手段により検出された2行分の原画像データの第1
の方向の端点位置のうち異なる端点位置のみを抽出し、
それらをソート処理して原画像データの第2の方向の端
点位置を検出する第2の端点位置検出手段と、この第2
の端点位置検出手段により検出された原画像データの第
2の方向の端点位置に基づいて第2の方向に関する所定
の画像処理を行なう第2方向処理手段とを具備したこと
を特徴とする。 (作用) 入力画像データの隣接する2行に着目すると、ラン符
号が全く同一である場合には、第2の方向の端点が存在
しないことを意味し、ラン符号が異なる部分では第2の
方向の端点が存在することを意味している。本発明で
は、入力画像データのうちの第2の方向に隣接する2行
分のデータから、第2の方向に隣接する2行分の原画像
データの第1の方向の端点位置を検出し、これら2行分
の原画像データの第1の方向の端点位置について排地的
論理和処理、すなわち異なる端点位置のみを抽出する処
理を行ない、それらをソート処理することにより、第2
の方向の端点位置を検出している。第2の方向の端点位
置が検出できれば、第2の方向成分に関する画像処理は
容易に行ない得る。 このように、本発明によれば、入力画像データを原画
像データに戻すことなく処理して第2の方向の端点位置
が検出できるので、大容量のメモリを必要とせず、しか
も高速に処理を行なうことができる。 (実施例) 以下、図面に基づいて本発明の一実施例について説明
する。 第1図〜第7図は、横方向(第1の方向)のランを縦
方向(第2の方向)のランに変換する横−縦変換処理装
置に本発明を適用した実施例を説明する為の図である。 第1図にこの装置の概略構成を示す。スキャナ1は、
原画像をラスタスキャンして原画像データとしての二値
画像データを出力する。ラン符号化回路2は、スキャナ
1から出力される二値画像データを順次ランレングス符
号化して横方向のランレングスデータを生成し、これを
入力画像データとして入力画像メモリ3に出力する。入
力画像メモリ3は、ラン符号化回路2から出力されるラ
ン符号化された入力画像データを格納する。先頭行フラ
グメモリ4は、入力画像メモリ3に格納された入力画像
データのうち、1行目のデータのフラグ部分のみを格納
しておくレジスタである。制御回路5は、入力画像メモ
リ3の読出しアドレスを指定して、入力画像メモリ3か
ら隣接する2行、即ちj−1行とj行の入力画像データ
を読み出すための制御を行なう。また、この制御回路4
は、上記読出しアドレスをj=2行からj=j max行ま
で順次変更していく制御を行なう。 この制御回路5の制御によって入力画像メモリ3から
順次読み出されたj−1行及びj行のデータは、排地的
論理和処理回路(以下「Ex−or処理回路」と呼ぶ)6に
与えられる。Ex−or回路6は、j−1行のデータとj行
のデータから、縦方向に隣接する2行分の原画像データ
の横方向の端点位置を検出し、これら2行分の原画像デ
ータの横方向の端点位置について排地的論理和処理を行
なって、それらをソート処理することにより、縦方向の
端点座標値を検出する。端点座標値メモリ7は、上記Ex
−or処理回路6で検出された端点座標値を格納する。ま
た、先頭ランフラグメモリ8は、Ex−or処理回路6にお
ける各行毎の検出結果の先頭ランを格納するレジスタで
ある。 制御回路9は、端点座標値メモリ7及び先頭ランフラ
グメモリ8の出を適宜読み出し、第2方向処理手段であ
る縦ラン変換処理回路10に与えるとともに、制御回路5
に対し入力画像メモリ3の読出しタイミングを与えるも
のである。 縦ラン変換処理回路10は、端点個数メモリ11と、端点
座標値メモリ12と、ラン符号化回路13と、ラン符号メモ
リ14とで構成されている。端点個数メモリ1は、各列の
縦方向の端点の数を格納する。端点座標値メモリ12は、
各列毎に縦方向の端点の座標値を格納するメモリであ
る。ラン符号化回路13は、端点個数メモリ11に格納され
た各列の端点の個数と、端点座標値メモリ12に格納され
た各列毎の端点座標値データと、先頭行フラグメモリ4
に格納されている1行目の各ランのフラグとに基づい
て、縦方向のラン符号化を行なう。ラン符号メモリ14
は、ラン符号化回路13で符号化された縦方向のランレン
グス符号を格納するメモリである。 次に、以上のように構成された横−縦変換処理装置の
動作について説明する。 まず、スキャナ1で読込まれた原画像データは、ラン
符号化回路2において横ランのランレングス符号に変換
される。ランレングス符号は、例えば第2図に示すよう
に1バイトの長さを持つ。先頭ビットは、白ランと黒ラ
ンをとを識別するフラグで、白ランのとき0、黒ランの
とき1となる。後続する7ビットは、ラン長を示すコー
ドである。このラン符号化回路2により、第3図に示す
ようなj−1行,j行,j+1行の原画像データをラン符号
化すると、同図右に16進数で示すようなランレングス符
号が得られ、これらが各行毎に入力画像メモリ3に格納
される。 入力画像メモリ3からは隣接する2行分の入力画像デ
ータが順次読出され、Ex−or処理回路6において、端点
検出が行われる。第4図は、Ex−or処理回路6の一構成
例を示す図である。即ち、j−1行目及びj行目のラン
レングス符号は、それぞれ端点座標値検出回路21,22に
与えられ、ここで横方向の端点座標値に変換される。求
められた各行の端点座標値は端点座標値メモリ23,24に
格納される。そして、各端点座標値メモリ23,24に格納
された端点座標値は、ソート回路25においてソート処理
される。このとき、ソート回路25は、両メモリ23,24か
ら与えられる端点座標値が同一である場合には、これら
を棄却し、異なる端点座標値のみをソート処理する。こ
の処理は、j−2からj=j maxまで続けられる。第5
図はこの処理過程におけるデータのようすを示す図であ
る。原画像データ31から求められた入力画像データ32
は、ラン長を示しているので、これを横(i)方向の座
標値に変換してデータ33を得、このデータ33を隣接する
行の異なる値のみを小さい順に並べ、かつ、先頭に先頭
列番号“1"を最後尾に最後尾番号+1=“11"を付加し
て出力データ34とし、端点座標値メモリ7に格納する。
なお、この出力データ34を原画像に対応させること、画
像データ35で示すように、原画像データ31の縦方向の白
→黒又は黒→白反転部にビットの立ったデータとなり、
縦方向の端点位置を示していることが分る。 一方、第4図において、j−1行目及びj行目の先頭
ランのフラグが先頭ランフラグEx−or回路26において抽
出され、更にこれらを排地的論理和処理して先頭ランフ
ラグメモリ8へ出力される。 次に第6図及び第7図を用いて縦方向のラン符号化処
理について説明する。端点個数メモリ11は、原画像デー
タの一行分に対応した1次元のメモリで、その内容をN
(i)で表すものとする。端点座標値メモリ12は、原画
像データの一行分を縦方向の端点の数だけ収容出来る容
量を備えた2次元のメモリで、その内容をJ(i,k)で
表すものとする。また、第1図に示す端点座標値メモリ
7は、1次元のメモリであるが、処理の時点をkで示す
ためにその内容を、K(l,k)で表すことにする。ま
ず、端点個数メモリ11の初期値としN(i)(i=1〜
i max)には1が格納される。また、端点座標値メモリ1
2の初期値としてJ(i,1)(i=1〜i max)にも1が
格納される。k=2にセットされると制御回路9は、ま
ず、k行目の先頭ランフラグメモリ8のフラグを読出し
て、“1"であれば、端点座標値メモリ7から {K(1,k),K(2,k)},{K(3,k),K(4,k)},…
の順に端点座標値を読み出し、フラグが0であれば、 {K(2,k),K(3,k)},{K(4,k),K(5,k)},…
の順に端点座標値を読出す。いま、例えば、第5図のK
(2,2),K(3,2)(=2,6)が読み出されたとすると、
K(2,2)≦i<K(3,2)の関係にある全てのi(=2,
3,4,5)について端点個数メモリ11からN(i)が読み
出され、これらがインクリメントされて再度格納され
る。これと同時にJ(i,k)(=J(2,2,)〜J(5,
2))に行番号k(=2)が登録される。第6図は、第
5図のデータについて以上の操作をk=4まで行なった
例である。この操作をk=k max(=10)まで続ける
と、最後に1≦i≦i maxなる全てのiに対してN
(i)のインクリメントが行われ、J(i,N(i))に
は、k max+1の値が登録される。これにより端点個数
メモリ11には縦方向の端点座標値の数が登録され、端点
座標値メモリ12には縦ランの端点座標値が全て登録され
る。 次に、ラン符号化回路13は、先頭行フラグメモリ4に
格納された1行目のフラグ出と、端点座標値メモリ12に
求められた端点座標値データとに基づいて、縦方向のラ
ン符号化を行なう。これにより、第7図に示すような縦
方向のランレングス符号が得られ、これがラン符号メモ
リ14に格納される。 なお、ここでは端点座標値J(i,k)の登録は、端点
座標値メモリ7に1行分のデータが格納されるごとに行
ない、この登録が済むと制御回路9が制御回路5に対し
て次のデータの読出しを促すようにしているが、端点座
標値メモリ7に全ての行の座標値が格納された後に縦ラ
ン変換処理を開始するようにしても良い。また、縦方向
のラン符号化も、端点座標値メモリ12への登録がなされ
るごとに行なうことは可能である。 第8図〜第10図は、本発明を縦射影検出装置に適用し
た例を示す図である。第8図に示すように、ここでは、
第2方向処理手段として縦射影検出回路42を用いてい
る。この縦射影検出回路42は、前変化位置メモリ43と縦
射影メモリ44とで構成されている。前変化位置メモリ4
3、縦射影メモリ44は、ともに原画像データ1行分の容
量を持つ1次元のメモリで、その内容をそれぞれPrev
(i)、Proj(i)で表すものとする。 まず、先頭行フラグメモリ4から1行目のフラグが調
べられ、黒ランであるiについては前変化位置メモリ43
の初期値としてPrev(i)に1(1行目を意味する)が
格納され、白ランであるiについては“0"が設定され
る。縦射影メモリ44の初期値としてProj(i)(i=1
〜i max)には、0が与えられる。制御回路42による端
点座標値メモリ7からの読出しは、前述と同様、先頭ラ
ンのフラグの値に応じた態様で行われる。いま、端点座
標値K(l1,k1),K(l2,k2)が読み出されたとすると、
K(l1,k1)≦i<K(l2,k2)を満たす全てのiつい
て、前変化位置メモリ43よりPrev(i)が読み出され
る。そして、読出されたデータのうちPrev(i)>0を
満たすiについて、縦射影メモリ44のProj(i)に縦方
向ラン長k1−Prev(i)が加算され、上記iについてPr
ev(i)が0にリセットされる。又、Prev=0であるi
については、Prev(i)の値をkに変更する。即ち、Pr
ev(i)は、その値が正のときには、着目行において縦
ランが黒ランから白ランに変わったことを示し、またそ
の値は、以前に白ランから黒ランに変わった位置を示し
ている。また、Proj(i)は、i列目における射影値を
示す。第9図は第5図のデータについてk=4までの処
理の様子を示している。k=1では、Prev(i),Proj
(i)に初期値が設定され、k=2では、i=2〜5,7,
8のPrev(i)が全て0であるので、これらPrev(i)
にk=2を格納する。k=3では、i=4〜7のPrev
(i)が0よりも大きいため、これらiに対応したProj
(i)にk(=3)−Prev(i)の値を加算する。以上
の操作がk=k maxまで続けられると、最後にPrev
(i)が読出され、Prev(i)>0である全てのiに対
してProj(i)にk max+1−Prev(i)が加えられ、
ここでの動作が終了する。これにより、縦射影メモリ44
の内部には、第10図に示すような、原画像の縦方向の射
影データが求められる。 なお、ここでは、前変化位置メモリ43に縦方向の黒ラ
ンの始点座標値を記憶していたが、縦ランが白ランから
黒ランに変化するときには、縦射影メモリProj(i)か
らその位置座標値を引き、黒ランから白ランに変化する
時には、Proj(i)にその位置座標値を加えるようにし
ても、縦方向の射影を求めることはできる。 第11図〜第13図は、本発明を縦方向成分抽出装置に適
用した例を示す図である。 第11図に示すように、ここでは、第2方向処理手段と
して縦方向成分抽出回路52を用いている。この縦方向成
分抽出回路52は、前変化位置メモリ53と抽出ラン位置メ
モリ54と、ラン個数メモリ55とで構成されている。前変
化位置メモリ53は前記前変化位置メモリ43と同じ機能の
メモリである。抽出ラン位置メモリ54は、3列分のデー
タを抽出ランの個数分だけ格納できる容量を持つ2次元
のメモリで、その内容をRun(m,n)で表すものとする。
また、ラン個数メモリ55は、抽出されるランの個数nを
格納するメモリであり、初期値は0である。 まず、前述と同様の方法で前変化位置メモリ53の内容
Prev(i)が初期化される。制御回路41による端点座標
値メモリ7から読出しは、前述と同様、先頭ランのフラ
グの値に応じた態様で行われる。いま、端点座標値K
((l1,k1),K(l2,k2)が読み出されたとすると、K
(l1,k1)≦i<K(l2,k2)を満たす全てのiについ
て、前変化位置メモリ53よりPrev(i)が読み出され
る。そして、読出されたたデータのうち、k1−Prev
(i)>th(thは予め定められたラン長のしきい値)を
満たす全てのiについてのランを抽出ランとして登録す
る。この登録は、まずラン個数メモリ55からnを読出
し、その値をインクリメントするとともに、抽出ラン位
置メモリ54のRun(1,n)に列番号iを、Run(2,n)にPr
ev(i)を、またRun(3,n)にk−1を登録する。これ
により、Run(1,n)には抽出ランと列番号iが、Run
(2,n)に抽出ランの始点行位置が、またRun(3,n)に
は抽出ランの終端行位置が登録されることになる。登録
が終了したら、前記条件を満たした全てのiについてPr
ev(i)値は0にリセットされる。また、Prev(i)=
0なるiに対しては、Prev(i)の値をkに変更する。 以上の処理を端点座標メモリ7に格納された全ての端
点座標値に対して施すと、制御回路51は、それを制御回
路5に知らせ、次の行のランレングス符号の読出しを促
す。以上の処理がk=k maxまで順次行われると、最後
にPrev(i)が読み出され、Prev(i)>0なるiのう
ち、k max+1−Prev(i)>thを満たす全てのiに対
してライン個数メモリ55を読出しインクリメントしつつ
Run(1,n)に列番号iが、Run(2,n)にPrev(i)が、
さらにRun(3,n)にk maxがそれぞれ登録されて処理が
終了する。これにより、第12図に示すように、縦方向の
所定の長さ以上のランが抽出される。この時の抽出ラン
位置メモリの内容は第13図に示すようになる。 この実施例によれば、しきい値thの大きさを適当に設
定することにより、ノイズ除去等の効果を得ることがで
きる。 [発明の効果] 以上のように、本発明によれば、ラン符号(入力画像
データ)を原画像データに戻すことなくそのまま処理す
ることにより、ラン方向とは異なる第2の方向の端点座
標値を求め、この端点座標値に基づいて上記第2の方向
に関する任意の画像処理を行なているので、小容量のメ
モリを用いた高速の画像処理を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本発明の第1の実施例に係る横−縦変
換処理装置を説明するための図で、第1図は同装置の構
成を示すブロック図、第2図はランレングス符号の構造
を示す図、第3図はラン符号化を説明するためのす、第
4図は同装置における排地的論理和処理回路の詳細ブロ
ック図、第5図は同回路における処理を説明するための
図、第6図は同装置における縦−横変換処理を説明する
ための図、第7図は得られた縦方向ランを示す図、第8
図〜第10図は本発明の第2の実施例に係る縦射影検出装
置を説明するための図で、第8図は同装置の全体構成を
示すブロック図、第9図は射影検出処理を説明するため
の図、第10図は得られた縦方向射影を模式的に示す図、
第11図〜第13図は本発明の第3の実施例に係る縦方向成
分抽出装置の説明をするための図で、第11図は同装置の
全体構成を示すブロック図、第12図は抽出された縦ラン
を示す図、第13図は抽出ラン位置メモリの内容を示す図
である。 1……スキャナ、2,13……ラン符号化回路、3……入力
画像メモリ、4……先頭行フラグメモリ、5,9,41,51…
…制御回路、6……排他的論理和処理回路、7,12……端
点座標値メモリ、8……先頭ランフラグメモリ、10……
縦ラン変換処理回路、11……端点個数メモリ、14……ラ
ン符号化メモリ、42……縦射影検出回路、43,53……前
変化位置メモリ、44……縦射影メモリ、52……縦方向成
分抽出回路、54……抽出ラン位置メモリ、55……ラン個
数メモリ。
換処理装置を説明するための図で、第1図は同装置の構
成を示すブロック図、第2図はランレングス符号の構造
を示す図、第3図はラン符号化を説明するためのす、第
4図は同装置における排地的論理和処理回路の詳細ブロ
ック図、第5図は同回路における処理を説明するための
図、第6図は同装置における縦−横変換処理を説明する
ための図、第7図は得られた縦方向ランを示す図、第8
図〜第10図は本発明の第2の実施例に係る縦射影検出装
置を説明するための図で、第8図は同装置の全体構成を
示すブロック図、第9図は射影検出処理を説明するため
の図、第10図は得られた縦方向射影を模式的に示す図、
第11図〜第13図は本発明の第3の実施例に係る縦方向成
分抽出装置の説明をするための図で、第11図は同装置の
全体構成を示すブロック図、第12図は抽出された縦ラン
を示す図、第13図は抽出ラン位置メモリの内容を示す図
である。 1……スキャナ、2,13……ラン符号化回路、3……入力
画像メモリ、4……先頭行フラグメモリ、5,9,41,51…
…制御回路、6……排他的論理和処理回路、7,12……端
点座標値メモリ、8……先頭ランフラグメモリ、10……
縦ラン変換処理回路、11……端点個数メモリ、14……ラ
ン符号化メモリ、42……縦射影検出回路、43,53……前
変化位置メモリ、44……縦射影メモリ、52……縦方向成
分抽出回路、54……抽出ラン位置メモリ、55……ラン個
数メモリ。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.原画像データを第1の方向についてラン符号化して
得た入力画像データを格納する入力画像メモリと、 この入力画像メモリから第1の方向と直交する第2の方
向に隣接する2行分の入力画像データを順次読み出す手
段と、 この手段によって読み出された2行分の入力画像データ
から、第2の方向に隣接する2行分の原画像データの第
1の方向の端点位置を検出する第1の端点位置検出手段
と、 この第1の端点位置検出手段により検出された2行分の
原画像データの第1の方向の端点位置のうち異なる端点
位置のみを抽出し、それらをソート処理して原画像デー
タの第2の方向の端点位置を検出する第2の端点位置検
出手段と、 この第2の端点位置検出手段により検出された原画像デ
ータの第2の方向の端点位置に基づいて第2の方向に関
する所定の画像処理を行なう第2方向処理手段とを具備
したことを特徴とする画像処理装置。 2.前記第2方向処理手段は、前記原画像データの第2
の方向についてのラン符号化の処理を行なうものである
特許請求の範囲第1項記載の画像処理装置。 3.前記第2方向処理手段は、前記原画像データの第2
の方向の射影を求める処理を行なうものである特許請求
の範囲第1項記載の画像処理装置。
Priority Applications (6)
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JP62246138A JP2670273B2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | 画像処理装置 |
US07/205,774 US4893187A (en) | 1987-09-30 | 1988-06-13 | Image processing apparatus |
DE3854216T DE3854216T2 (de) | 1987-09-30 | 1988-06-29 | Bildverarbeitungsgerät und -verfahren. |
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US7742646B1 (en) * | 2006-12-20 | 2010-06-22 | Nvidia Corporation | Modified high dynamic range color decompression |
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JPS61102872A (ja) * | 1984-10-24 | 1986-05-21 | インタ−ナショナル ビジネス マシ−ンズ コ−ポレ−ション | 2レベル・イメ−ジ・デ−タの処理方法 |
US4658430A (en) * | 1984-12-27 | 1987-04-14 | International Business Machines Corp. | System for rotating binary images |
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- 1987-09-30 JP JP62246138A patent/JP2670273B2/ja not_active Expired - Fee Related
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- 1988-06-29 EP EP88110385A patent/EP0309655B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-07-11 CA CA000571641A patent/CA1306296C/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-09-30 KR KR1019880012754A patent/KR920005196B1/ko not_active IP Right Cessation
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DE3854216T2 (de) | 1996-01-25 |
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