JP2670013B2 - ドロー成形方法及びドロー成形装置 - Google Patents
ドロー成形方法及びドロー成形装置Info
- Publication number
- JP2670013B2 JP2670013B2 JP6101350A JP10135094A JP2670013B2 JP 2670013 B2 JP2670013 B2 JP 2670013B2 JP 6101350 A JP6101350 A JP 6101350A JP 10135094 A JP10135094 A JP 10135094A JP 2670013 B2 JP2670013 B2 JP 2670013B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- forming
- punch
- draw forming
- draw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
- Punching Or Piercing (AREA)
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレス加工で張り出し部
を有するワークを成形するドロー成形方法及び装置に関
する。
を有するワークを成形するドロー成形方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】プレス加工で車両の燃料タンクアッパ等
の張り出し部を有するワークをドロー成形する場合、通
常のドロー成形によると張り出し部の板厚が薄くなって
亀裂が生じるため、従来にあっては二工程に分けて張り
出し部を成形するようにしている。
の張り出し部を有するワークをドロー成形する場合、通
常のドロー成形によると張り出し部の板厚が薄くなって
亀裂が生じるため、従来にあっては二工程に分けて張り
出し部を成形するようにしている。
【0003】ところで、一連に配置された各プレス工程
用の型に、板材を切断することなく逐次、連続的に送給
して所要の加工を施し、最終工程で製品を板材から切り
離す加工を行う連続プレスにおいては、板材にドロー成
形を行う前に最終工程で切断させる部分にスリットを形
成することでドロー成形時の材料の切断を防止すること
が知られている(特開昭58−61927号公報参
照)。
用の型に、板材を切断することなく逐次、連続的に送給
して所要の加工を施し、最終工程で製品を板材から切り
離す加工を行う連続プレスにおいては、板材にドロー成
形を行う前に最終工程で切断させる部分にスリットを形
成することでドロー成形時の材料の切断を防止すること
が知られている(特開昭58−61927号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の張り出
し部を有するワークをドロー成形する方法にあっては、
二工程で張り出し部を成形するために工程数が多くな
る。また、連続プレス加工のようにスリットを形成する
ことは張り出し部が周状に形成されるワークにはそのま
ま適用することができない。
し部を有するワークをドロー成形する方法にあっては、
二工程で張り出し部を成形するために工程数が多くな
る。また、連続プレス加工のようにスリットを形成する
ことは張り出し部が周状に形成されるワークにはそのま
ま適用することができない。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、先端が多角形状に形成され、ワークの成形
完了前にワークの一部を突き破る突き破りパンチが上型
に設けられ、ワークの成形完了前に突き破りパンチでワ
ークの成形後に廃棄する部分の一部を突き破った後、金
型によるワークの成形を完了するようにした。
め本発明は、先端が多角形状に形成され、ワークの成形
完了前にワークの一部を突き破る突き破りパンチが上型
に設けられ、ワークの成形完了前に突き破りパンチでワ
ークの成形後に廃棄する部分の一部を突き破った後、金
型によるワークの成形を完了するようにした。
【0006】
【作用】ワークの成形完了前に突き破りパンチでワーク
の一部を突き破るので、張り出し部へ材料が流入して薄
肉化が防止されるため、一工程で張り出し部を有するワ
ークを成形できるとともに、突き破りパンチの先端形状
が多角形状に形成されているので、突き破り時に切れ目
が走る方向をある程度コントロールすることができ、略
均等に材料を伸ばすことができる。
の一部を突き破るので、張り出し部へ材料が流入して薄
肉化が防止されるため、一工程で張り出し部を有するワ
ークを成形できるとともに、突き破りパンチの先端形状
が多角形状に形成されているので、突き破り時に切れ目
が走る方向をある程度コントロールすることができ、略
均等に材料を伸ばすことができる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係るドロー成形方法
及び装置を適用したドロー成形型の断面図、図2はドロ
ー成形時の作用説明に供する説明図、図3乃至図6は突
き破りパンチの異なる形状を示す斜視図及び正面図であ
る。
説明する。ここで、図1は本発明に係るドロー成形方法
及び装置を適用したドロー成形型の断面図、図2はドロ
ー成形時の作用説明に供する説明図、図3乃至図6は突
き破りパンチの異なる形状を示す斜視図及び正面図であ
る。
【0008】ドロー成形型は、成形する張り出し部を有
するワークの形状に応じたダイフェース1a,2aが形
成された上型1及び下型2を有し、上型1にはワークの
成形完了前にワークの成形後に廃棄する部分の一部を突
き破る突き破りパンチ3が設けられ、下型2には成形時
に突き破りパンチ3の先端部3aが進入可能な凹部2b
が形成されている。
するワークの形状に応じたダイフェース1a,2aが形
成された上型1及び下型2を有し、上型1にはワークの
成形完了前にワークの成形後に廃棄する部分の一部を突
き破る突き破りパンチ3が設けられ、下型2には成形時
に突き破りパンチ3の先端部3aが進入可能な凹部2b
が形成されている。
【0009】突き破りパンチ3の先端部3aの形状は多
角形状に形成され、例えば図3に示すように三角錘形
状、図4に示すように四角錘形状、図5に示すように八
角錘形状に形成される。この他、五角錘形状や六角錘形
状等でも良い。また、図6に示すような十字形状、或い
はY字形状、星(☆)形状等にしても良い。
角形状に形成され、例えば図3に示すように三角錘形
状、図4に示すように四角錘形状、図5に示すように八
角錘形状に形成される。この他、五角錘形状や六角錘形
状等でも良い。また、図6に示すような十字形状、或い
はY字形状、星(☆)形状等にしても良い。
【0010】以上のように構成したドロー成形型を用い
てワークを成形する場合、図2に示すように下型2のダ
イフェース2a上に加工用板材を載置して上型1を下降
させることにより張り出し部Waを有するワークWが成
形されるが、このワークWの成形完了前に上型1と共に
下降した突き破りパンチ3の先端部3aによってワーク
Wの張り出し部Wa間の成形後に廃棄する部分の所定の
位置が突き破られる。
てワークを成形する場合、図2に示すように下型2のダ
イフェース2a上に加工用板材を載置して上型1を下降
させることにより張り出し部Waを有するワークWが成
形されるが、このワークWの成形完了前に上型1と共に
下降した突き破りパンチ3の先端部3aによってワーク
Wの張り出し部Wa間の成形後に廃棄する部分の所定の
位置が突き破られる。
【0011】これによって、板材が同図の矢印方向に伸
びるので、成形完了時にワークWの張り出し部Waが薄
肉になって亀裂が生じることが防止されるため、一工程
で張り出し部Waを有するワークWをドロー成形するこ
とができる。
びるので、成形完了時にワークWの張り出し部Waが薄
肉になって亀裂が生じることが防止されるため、一工程
で張り出し部Waを有するワークWをドロー成形するこ
とができる。
【0012】そして、このとき、突き破りパンチ3の先
端部3aの形状は多角形状に形成されているので、突き
破られたワークWの切れ目の走る方向がパンチ3の中心
から多角形の角部に向かう方向に略コントロールされる
ので、突き破り位置から伸び率を略均一にすることがで
きる。この場合、突き破りパンチ3の先端部3aを円錘
形状にすると、切れ目の走る方向に方向性が出ないた
め、伸び率が均一化せず、ワークWの張り出し部Waの
一部が薄肉になることが生じる。
端部3aの形状は多角形状に形成されているので、突き
破られたワークWの切れ目の走る方向がパンチ3の中心
から多角形の角部に向かう方向に略コントロールされる
ので、突き破り位置から伸び率を略均一にすることがで
きる。この場合、突き破りパンチ3の先端部3aを円錘
形状にすると、切れ目の走る方向に方向性が出ないた
め、伸び率が均一化せず、ワークWの張り出し部Waの
一部が薄肉になることが生じる。
【0013】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
先端が多角形状に形成され、ワークの成形完了前にワー
クの一部を突き破る突き破りパンチが上型に設けられ、
ワークの成形完了前に突き破りパンチでワークの成形後
に廃棄する部分の一部を突き破った後、金型によるワー
クの成形を完了するので、張り出し部の薄肉化が防止さ
れて一工程で張り出し部を有するワークを成形でき、工
程数を減少できる。そして、突き破りパンチの先端形状
が多角形状に形成されているので、突き破り時に切れ目
が走る方向をある程度コントロールすることができて略
均等に材料を伸ばすことができ、張り出し部の薄肉化を
略均等に防止することができる。
先端が多角形状に形成され、ワークの成形完了前にワー
クの一部を突き破る突き破りパンチが上型に設けられ、
ワークの成形完了前に突き破りパンチでワークの成形後
に廃棄する部分の一部を突き破った後、金型によるワー
クの成形を完了するので、張り出し部の薄肉化が防止さ
れて一工程で張り出し部を有するワークを成形でき、工
程数を減少できる。そして、突き破りパンチの先端形状
が多角形状に形成されているので、突き破り時に切れ目
が走る方向をある程度コントロールすることができて略
均等に材料を伸ばすことができ、張り出し部の薄肉化を
略均等に防止することができる。
【図1】本発明に係るドロー成形方法及び装置を適用し
たドロー成形型の断面図
たドロー成形型の断面図
【図2】ドロー成形時の作用説明に供する説明図
【図3】(a)は突き破りパンチの形状を示す斜視図、
(b)は正面図
(b)は正面図
【図4】(a)は突き破りパンチの別の形状を示す斜視
図、(b)は正面図
図、(b)は正面図
【図5】(a)は突き破りパンチの更に別の形状を示す
斜視図、(b)は正面図
斜視図、(b)は正面図
【図6】(a)は突き破りパンチの更に別の形状を示す
斜視図、(b)は正面図
斜視図、(b)は正面図
1…上型、2…下型、3…突き破りパンチ、3a…突き
破りパンチの先端部、W…ワーク、Wa…張り出し部。
破りパンチの先端部、W…ワーク、Wa…張り出し部。
Claims (2)
- 【請求項1】 プレス加工で張り出し部を有するワーク
を成形するドロー成形方法において、上型に先端が多角
形状に形成された突き破りパンチが設けられ、ワークの
成形完了前に前記突き破りパンチでワークの成形後に廃
棄する部分の一部を突き破った後、金型によるワークの
成形を完了することを特徴とするドロー成形方法。 - 【請求項2】 プレス加工で張り出し部を有するワーク
を成形するドロー成形装置において、上型には先端が多
角形状に形成され、ワークの成形完了前にワークの一部
を突き破る突き破りパンチが設けられていることを特徴
とするドロー成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6101350A JP2670013B2 (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | ドロー成形方法及びドロー成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6101350A JP2670013B2 (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | ドロー成形方法及びドロー成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07303926A JPH07303926A (ja) | 1995-11-21 |
JP2670013B2 true JP2670013B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=14298395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6101350A Expired - Lifetime JP2670013B2 (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | ドロー成形方法及びドロー成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2670013B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100288892B1 (ko) * | 1997-06-24 | 2001-06-01 | 심국보 | 자동차 엔진 풀리의 드로잉장치 및 제조방법 |
KR101787662B1 (ko) * | 2014-10-08 | 2017-10-19 | 한온시스템 주식회사 | 표면조도 개선을 위한 도트 펀칭 가공장치와 이를 이용한 패턴 가공 방법 및 그 패턴이 구비된 압축기용 밸브플레이트 |
-
1994
- 1994-05-16 JP JP6101350A patent/JP2670013B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07303926A (ja) | 1995-11-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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