JP2669426B2 - 針の自動圧入装置 - Google Patents
針の自動圧入装置Info
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Description
テンプル等に多数の針を圧入する針の自動圧入装置に関
する。
な幅縮みを抑制するため、織りの直前で布の両耳部分を
左右に引張るテンプルが取り付けられており、より効果
的に布の両耳部分を引張ることを目的としてテンプルの
周面に布地に突き刺す多数の針を放射状に突設した針付
テンプルが知られている。この針付テンプルは図11に示
すように、テンプルリング1の外周面に多数の針2が放
射状に圧入されている。そして、この針2は、例えば、
テンプル1の円周方向に15度毎のピッチで圧入した24本
の針2が上下に5列は設けられ、計120 本もの針2がテ
ンプルリング1に圧入されている。
圧入する作業は、専用の治具を用いて行い、その治具は
作業台にテンプルリング1を保持する回転自在なチャッ
ク爪を設け、この作業台に針2を保持する受座を備えた
昇降アームをチャック爪と同軸的に組み付けたものであ
る。そして、チャック爪でテンプルリング1を水平に保
持するとともに受座に針2を載せ、この後、昇降アーム
を降下させてテンプルリング1の中心孔1A内に受座を
位置させ、次にレバー操作により、昇降アーム内に揺動
自在に設けた突き出し杆で受座上の針2を水平にスライ
ドさせて針2を孔3に圧入する。この後、チャック爪を
孔3のピッチに合わせて回転させてテンプルリング1の
全ての孔3に1本づつ針2を順次圧入してテンプルリン
グ1に針2を圧入するようにしている。
作業による針2を圧入する圧入作業は、多くの工数と手
間がかかり、非効率であるとともに、針2とテンプルリ
ング1の孔3との位置合わせに熟練を要し、針2の圧入
を自動化することが望まれている。しかしこの自動組立
に当たっては、圧入位置で針2の先端を外側に向けた状
態で一定方向に揃え、かつ、テンプルリング1の孔3の
位置と圧入する針2の位置とを正確に一致させなければ
テンプルリング1の孔3に針2を圧入することができ
ず、この種の針2の圧入を自動化するには、いかに針2
とテンプルリング1の孔3との位置を正確に合わせるか
が課題となる。
とするもので、圧入する針とテンプルリングの孔との位
置を正確に合わせて針を確実に圧入できる針の自動圧入
装置を提供することを目的とする。
成するために、円周方向に中心部に向かって多数の孔を
放射状に穿孔したリング状のワークを支持する回転台
と、この回転台を駆動する回転駆動源と、前記回転台上
のワークの孔の位置を検知して前記回転駆動源を制御す
る検知手段と、前記回転台からワーク搬送手段によって
搬送される前記ワークの下端周縁を挾持して水平に保持
するとともにそのワークを前記孔のピッチ毎に間歇的に
回転させる位置決め回転手段と、前記ワークの孔に圧入
される多数の針を収納する収納部と、前記収納部内の針
を取出口へと送り出す供給手段と、前記収納部から前記
取出口までの移送途中で前記針を一定方向に揃える整列
手段と、前記位置決め回転手段で保持されたワークの中
心孔の内部に挿入される昇降自在な針受部材と、前記取
出口に待機する針を前記針受部材に搬送する針搬送手段
と、前記針受部材で保持した針を前記ワークの孔に圧入
する針圧入手段を具備するものである。
圧入する時、回転台上のワークの孔の位置を検知手段に
より検知し、その検知信号に基づいて回転台の回転駆動
源を制御することによってワークを円周方向に位置決め
し、このように位置決めされたワークがワーク搬送手段
によって位置決め回転手段へと搬送される。一方、収納
部内に収納した針は供給装置により取出口へと送り出さ
れるが、その移送途中で整列手段によって一定方向に揃
えた状態で取出口で待機する。そして、取出口の針が針
搬送手段によって位置決め回転手段で保持されワークと
同軸的に位置した針受部材に搬送され、針受部材の降下
に伴って針がワークの中心孔内に挿入される。この際、
針受部材で保持された針と位置決め回転手段で保持され
ワークの孔とが位置合わせされ、針圧入手段によって針
がワークの孔に圧入される。このようにしてワークの孔
に1本の針が圧入されると、位置決め回転手段が孔のピ
ッチ分だけ回転するとともに、針受部材が上昇し、取出
口で待機する針が再び針搬送手段によって針受部材に搬
送され、以後同様な手順でワークの孔に針が1本づつ順
次圧入される。
について、添付図面を参照しながら説明する。本発明の
組立の対象となるのは、先に従来例で説明した図11のテ
ンプルリング1とこのテンプルリング1の孔3に圧入さ
れる針2である。本実施例の針の自動圧入装置の概要を
主に図1の斜視図に基づいて説明すると、自動圧入装置
は、テンプルリング1を支持する回転台10と、検知手段
として回転台10上のテンプルリング1に形成する孔3の
位置を光学的に検知するセンサー20と、前記回転台10か
ら搬送されるテンプルリング1を保持するとともにその
テンプルリング1の孔3のピッチ毎にテンプルリング1
を間歇的に回転させる位置決め回転手段30と、回転台10
上のテンプルリング1を前記位置決め回転手段30に搬送
するワーク搬送手段40と、前記テンプルリング1の孔3
に圧入される多数の針2を収納する収納部50と、この収
納部50内の針2を収納部50の取出口56へと送り出す供給
手段60と、前記収納部50に収納される針2を一定方向に
揃える整列手段70と、前記位置決め回転手段30上のテン
プルリング1の中心孔1A内に挿入されかつテンプルリ
ング1に形成する孔3の中心線上に配置される昇降自在
な針受部材80と、前記取出口56に待機する針2を針受部
材80に搬送する針搬送手段90と、前記針受部材80上の針
2をテンプルリング1の孔3に圧入する針圧入手段100
などから構成される。
1を支持する回転台10は図1及び図2に示すように、円
盤状のベース11とこのベース11を回転させる駆動源とし
てのモータ12とで構成される。このモータ12は本体フレ
ーム13の内面側に固定されており、その本体フレーム13
に、前記ベース11と平面的に連続するように前記テンプ
ルリング1を積み重ねて載置する平板状の受台14を固定
している。この受台14にはエアシリンダー装置15によっ
て受台14上を摺動する押し出し板16と、その押し出し板
16を案内する断面コ字状の案内板17が組み付けられてい
る。この案内板17の下面側には、前記テンプルリング1
より径大な貫通孔18を有する水平板17Aが前記受台14と
前記テンプルリング1の高さより僅か広く間隔をおいて
固定され、前記貫通孔18の前面周縁部にはテンプルリン
グ1の外周を取り巻くようにして3本の案内杆19を立設
している。そして、各案内杆19間にテンプルリング1を
積み重ねて収納し、前記貫通孔18を介してテンプルリン
グ1を前記受台14上に載置し、その受台14上のテンプル
リング1を前記押し出し板16によって前記回転台10へと
搬出している。なお、図3に示すように前記押し出し板
16の先端部分にはテンプルリング1を位置決めする凹状
の切欠部16Aが形成され、一方、前記回転台10のベース
11には押し出し板16によって搬出されるテンプルリング
1と嵌合して位置決めする僅かに陥没した凹部11Aを形
成している。
光を光学的を検知するもので、本実施例では図3に示す
ように2つの発光部材21とこの発光部材21と対向する2
つのセンサ20を組み付けている。これらセンサ20と発光
部材21は、前記ベース11の前面周縁を覆うカバー22から
前記回転台10のベース11を挟むにように対向して突設し
た立上壁22Aに埋設されている。そして、押し出し板16
によって前記ベース11にテンプルリング1が搬出された
際、そのテンプルリング1を介在して立上壁22Aに埋設
するセンサ20と発光部材21とが同一軸線上に向き合い、
その軸線上とテンプルリング1の正面及び裏面側に設け
た2つの孔3の中心線が一直線上に重なる場合にのみ発
光部材21の光が孔3を通過してセンサ20に到達する。す
なわち、2つの孔3の中心線とセンサ20及び発光部材21
の軸線がずれた場合、発光部材21の光が遮光され、この
ようにして予め設定した所定位置の孔3の位置を検知し
て、そのセンサ20からの検知信号に基づいて前記テンプ
ルリング1を支持する回転台10のモータ12を作動するこ
とによって、回転台10上のテンプルリング1の位置を正
確に合わされて載置している。
図4を参照して説明する。位置決め回転手段30は、図示
しない駆動手段によって水平方向に開閉する三つに分割
したチャック爪31とこれらチャック爪31を回転するモー
タ32とを有している。前記各チャック爪31は、前記回転
台10の側方に離間して配置されており、前記ワーク搬出
手段40により前記回転台10上から搬送され、各チャック
爪31の中心には前記テンプルリング1の載置段部31Aが
それぞれ形成してある。そして、チャック爪31が僅かに
開いた状態でワーク搬出手段40によって搬送されるテン
プルリング1を各載置段部31Aに載せてチャック爪31を
閉じることによって、そのテンプルリング1の下端周縁
を挾持してテンプルリング1を水平に保持する。このよ
うにチャック爪31で保持されたテンプルリング1を後述
する針2の圧入工程で前記モータ32によって孔3のピッ
チ毎にテンプルリング1を間歇的に回転させる。
示すように、前記本体フレーム13に架け渡す上下に平行
した複数のガイド軸41に沿ってスライダー42が前記回転
台10と前記位置決め回転手段30のチャック爪31との間を
往復動自在に設けられ、このスライダー42の前面に昇降
機構(図示せず)を内蔵する昇降機43が固定されてい
る。この昇降機43の出力軸44には、水平な取付部材45が
固定され、その取付部材45の裏面側に一対の保持爪46を
有する駆動装置47が固定されている。こうして前記ワー
ク搬出手段40が構成される。なお、前記スライダー42は
図示しないエアシリンダー装置によって駆動され、ま
た、前記保持爪46は前記駆動装置47によって水平方向に
開閉するものである。そして、この保持爪46は前記昇降
機43によって閉じた状態で前記テンプルリング1の中心
孔1Aの内側に挿入され、前記駆動装置47で開くことに
よって各保持爪46を中心孔1Aの内周面に突き当ててテ
ンプルリング1を水平に保持するものである。このよう
にして保持爪46で保持されたテンプルリング1は前記昇
降機43とスライダー42によって回転台10からチャック爪
31へと移送される。一方、搬出時には逆にチャック爪31
から回転台10側に排出されるが、図5に示すように回転
台10とチャック爪31との間に位置してテンプルリング1
の中心孔1Aが挿通可能な保持軸48が突設され、スライ
ダー42によって搬出されるテンプルリング1が保持軸48
と同軸的に位置した時点で、保持爪46を閉じることによ
って、落下するテンプルリング1の中心孔1Aを保持軸
48に通して針2を圧入したテンプルリング1を順次積み
重ねて収納するようにしている。
れる多数の針2を収納する収納部50と、この収納部50内
の針2を収納部50の取出口56へと送り出す供給手段60及
び整列装置70の構成を図6及び図7を参照して説明す
る。前記本体フレーム13にはアルミニュームなどの金属
製材料からなる椀型の受皿51が取り付けられており、こ
の受皿51の内周面には底部から受皿51の上端縁部に形成
するコ字状の切欠部52にかけて螺旋状の凹溝51Aが形成
されている。この螺旋状の凹溝51Aは前記針2の径と概
ね同じ深さに設定され、凹溝51Aに前記針2に載り上る
ことが可能なものである。また、前記切欠部52の底部に
は針2の径よりやや径大な径を有する送管53の基端が凹
溝51Aの端部に臨んでねじ54によって固定され、送管53
の先端側は前記ねじ54の固定箇所から緩やかに下方に向
かって前記位置決め回転手段30の前方まで延設されてい
る。なお、その送管53の先端部は軸状の封止部材55によ
って塞がれるとともに、この封止部材55の内端部に臨ん
で針2を載せる余地を残して送管53の上側部を針2の全
長よりやや長く切り欠いて前記針2の取出口56を形成
し、こうして針2の収納部50が構成されている。この収
納部50から針2の取出口56に送り出す供給装置60は、前
記受皿51の下部に一体的に取り付けたバイブレーター61
で構成され、このバイブレーター61によって前記受皿51
に振動を与え、受皿51内の収納された針2を前記凹溝51
Aに沿わせて受皿51の内周面を螺旋状に移動させ、前記
送管53に針2を一本づつ送り込むものである。この場
合、前記受皿51の内部に多数の針2がバラバラに収納さ
れ、バイブレーター61によって凹溝51Aに載り上って送
られる針2も当然、方向性のないまま送られるから、整
列装置70によって針2の方向を規制する。この整列装置
70は、図6に示すように前記凹溝51Aの周面に間隔をお
いて突設する段差状突起71とこの段差状突起71の前端部
に隣接して前記凹溝51Aの下端外縁を部分的に欠落させ
た傾斜溝72によって構成される。なお、凹溝51A内に突
設する段差状突起71は、針2の先端に突き当たらない程
度の極めて僅かな突出高さを有するものであり、一方、
傾斜溝72も凹溝51Aの下端外縁を僅かに切り欠いて凹溝
51Aの下端内縁側に針2を載置できる程度の余地があ
る。そして、受皿51内に収納する針2は、バイブレータ
ー61からの振動によって凹溝51Aの下端縁に載り上って
送り出されるが、図7(A)に示すように針先を進行方
向前側に向けた針2は段差状突起71を通過するが、逆に
針2の基部側を進行方向前側に向けた針2は図7(B)
に示すように基端面が段差状突起71に突き当たってバイ
ブレーター61の振動によって傾斜溝72から落ちて再び受
皿51の底部に戻される。このようにして、凹溝51Aに沿
って送り出される針2は、針先を先端を搬送方向に向け
て一定方向に揃えられて凹溝51Aから送管53に送られ、
その送管53内を通った針2が封止部材55に突き当たって
取出口56に臨んで待機する。
部材80構成を主に図1、図8及び図9に基づいて説明す
る。前記チャック爪31の上方に側板81Aと天板81Bとを
有する取付フレーム81が取り付けられている。前記側板
81Aの外側には前記本体フレーム13の内面側に縦設した
一対のレール82と嵌合する断面コ字状の受溝83Aを有す
る一対の案内枠83が固定され、これらレール83と案内枠
84との嵌合によって前記本体フレーム13に前記取付フレ
ーム81が上下方向移動自在に支持されている。この取付
フレーム81は前記本体フレーム13に固定されるエアシリ
ンダー装置84によって昇降するものである。また、前記
天板81Bの裏面側には前記チャック爪31と同軸的に前記
針2を支持する円筒中空状の昇降杆85が垂設されてい
る。この昇降杆85は底部の受座85Aを残して下端周縁部
を部分的に切り欠いて開口部86を形成するとともに、前
記受座85Aの上面に前記針2を保持する断面V字状の溝
87を形成している。なお、前記昇降杆85の外径は前記テ
ンプルリング1の中心孔1Aより径小に形成され、前記
エアシリンダー装置84により前記取付フレーム81を降下
させた際、昇降杆85が前記中心孔1A内に挿入される。
この時、前記中心孔1Aの内側に配置された前記受座85
Aの前記溝87は、前記チャック爪31で位置決め保持され
たテンプルリング1の1つの孔3の中心線の延長線上に
位置するように設定されている。こうして針受部材80が
構成されている。
ルリング1の孔3に圧入する針圧入手段100 の構成を主
に図1、図8に基づいて説明する。前記取付フレーム81
の裏面側に案内孔101 Aを有するガイド部材101 を固定
し、前記案内孔101 Aにスライド体102 をスライド自在
に嵌め入れる。そして、このスライド体102 の裏面側に
前記針2をテンプルリング1の孔3に圧入する突き出し
杆103 を垂設する。この突き出し杆103 は前記昇降杆85
の内部に挿入され、その下端部を前記溝87内に沿わせる
ように略V字状となるように先尖状に形成している。ま
た、前記スライド体102 はリンクアーム104 を介して前
記天板81Bの上面に取り付けたエアシリンダー装置105
によって前記ガイド部材101 に沿ってスライドし、その
ガイド部材101 と前記天板81Bに垂設するストッパー杆
106 との間に介在してスライド体102 から一体に突設す
る軸部102 Aに外装したバネ107 によって前記スライド
体102 が押し戻されて復帰する。こうして針圧入手段10
0 が構成されている。
針受部材80に搬送する針搬送手段90は、図1及び図10に
示すように、前述したワーク搬送手段40と実質同様な構
成であり、前記本体フレーム13に対して直交するように
搬送枠90Aを固定し、この搬送枠90Aに上下に平行した
複数のガイド軸91を取り付ける。また、搬送枠90Aには
ガイド軸91に沿ってスライダー92が前記取出口56と前記
針受部材80との間を往復動自在に設けられ、このスライ
ダー92の前面に昇降機構(図示せず)を内蔵する昇降機
93が固定されている。この昇降機93の出力軸94には、水
平な取付部材95が固定され、その取付部材95の上面側に
先端部分が下方に屈曲した一対の保持爪96を有する駆動
装置97が固定されている。こうして前記針搬出手段90が
構成される。なお、針搬送手段90における保持爪96は前
記ワーク搬送手段40とは逆に閉じることによって針2を
挾持して搬送する。
作用について説明する。テンプルリング1は3本の案内
杆19の間に誘い込まれて受台14上に積み重ねて収納さ
れ、一方、テンプルリング1に圧入される針2は受皿51
内に収納され、それぞれ別に収納されている。このテン
プルリング1と針2は共に、位置決め回転手段30の圧入
位置に搬送されるが、まずテンプルリング1の搬送につ
いて説明する。前記受台14上に積み重ねたテンプルリン
グ1はエアシリンダー装置15によって前進する押し出し
板16によって最下部のテンプルリング1が回転台10に一
個づつ搬出される。このテンプルリング1はベース11に
形成する円形状の凹部11Aに嵌合して位置決めされる。
この押し出し板16の前進に伴って、二番目に積み重ねた
テンプルリング1が押し出し板16の上面に載り上がっ
て、水平板17Aの貫通孔18で保持されるが押し出し板16
の後退により、押し出し板16上のテンプルリング1は落
下し、受台14上に載置される。この後、この動作を繰り
返す。そして、前記押し出し板16によって押し出されて
ベース11に水平に載置したテンプルリング1の孔3の位
置をセンサー20に検知し、その検知信号に基づいてモー
タ12を作動させてベース11を回転させる。
る。センサ20と発光部材21とは、カバー22に同一軸線上
に向き合って埋設され、一方、テンプルリング1の孔3
は15度ピッチで径24個の孔3が形成されるから、図3に
示すようにテンプルリング1の正面及び裏面側に形成す
る2つの孔3の中心線はテンプルリング1の中心を通っ
て一直線上に重なるものであるから、テンプルリング1
の2つ孔3の中心線がセンサ20と発光部材21の軸線と重
なれば発光部材21の光がその孔3を通過してセンサ20で
検知されるものである。すなわち、押し出し板16によっ
てベース11に搬送されたテンプルリング1の2つの孔3
の中心線とセンサ20と発光部材21の軸線とずれた場合、
孔3の中心線とセンサ20と発光部材21の軸線とが一致す
るようにモータ12によってベース11上のテンプルリング
1を回転すれば、センサ20と発光部材21の位置を基準と
してベース11上のテンプルリング1の位置を正確にあわ
せることができる。したがって、前記受台14上に方向性
もないまま積み重ねたテンプルリング1は、ベース11に
搬送された際、センサ20とこのセンサ20の検知信号によ
って作動するモータ12によって正確かつ確実に位置決め
される。このようにして位置決めしたテンプルリング1
はワーク搬送手段40によって位置決め回転手段30に搬送
される。
明する。保持爪46はベース11に搬送されるテンプルリン
グ1と同軸的に配置され、昇降機43によって保持爪46を
閉じた状態で閉じた状態で前記テンプルリング1の中心
孔1Aの内側に挿入された後、駆動装置47で左右に開く
ことによってテンプルリング1を水平に保持する。そし
て前記昇降機43によって保持爪46で保持されたテンプル
リング1を上昇させ、スライダー42によって前記センサ
20とモータ12によって正確に位置決めされた状態のまま
チャック爪31の上方に平行に移送する。この時、チャッ
ク爪31は開いた状態となっており、前記昇降機43によっ
て保持爪46が垂直に降下した後、保持爪46を閉じること
によってテンプルリング1がチャック爪31の載置段部31
Aに載り上がる。そして、チャック爪31を閉じてテンプ
ルリング1の下端周縁を前記載置段部31Aで挾持してテ
ンプルリング1を水平に保持する。こうして、回転台10
で位置決めされたテンプルリング1が平行にチャック爪
31へと移送される。
内に収納される針2は、バイブレーター61の振動によっ
て、受皿51内の収納された針2が凹溝51Aに沿って少し
づつ進行して受皿51の内周面を螺旋状に移動し、切欠部
52に取り付けた送管53内に一本づつ送り込まれる。この
時、凹溝51Aに沿って送られる針2は、針先を進行方向
前側に向けた針2のみが凹溝51Aに形成する段差状突起
71を通過して送管53に向かうが、逆に針2の最大径とな
る基部側を進行方向前側に向けた針2が送られると、そ
の移動途中で凹溝51A内に突設する段差状突起71に突き
当たって進行が阻止され、バイブレーター61の振動によ
って左右方向に移動し、段差状突起71に隣接して凹溝51
Aの下端縁部に切り欠いた傾斜溝72から落下して再び受
皿51の底部に戻される。このようにして針先を搬送方向
に向けた針2のみが前記送管53へと送り出され、送管53
の端部を塞ぐ封止部材55に突き当たって取出口56に臨ん
で待機状態となる。そして、この取出口56で待機する針
2を針搬送手段90によって圧入位置となる針受部材80に
搬送される。
る。保持爪96は取出口56の上方に配置し、保持爪96を開
いた状態で昇降機93によって保持爪96の下端が取出口56
に待機する針2の両側に位置するまで降下した後、駆動
装置97で内側に閉じることによって針2を挾持する。そ
して前記昇降機93によって保持爪96を上昇させ、スライ
ダー92によって前記チャック爪31と同軸的に設けた昇降
杆85の開口部86内に保持爪96を位置させる。この後、再
び前記昇降機93によって保持爪96を降下させて駆動装置
97により保持爪96を開いて保持爪96で挾持した針2を昇
降杆85の溝87上に載せる。この後、保持爪96は元の待機
位置へと戻る。このようにして針受部材80に針2をセ
ットした後、エアシリンダー装置84により昇降杆85の
取付フレーム81を降下させる。この時、昇降杆85がチャ
ック爪31で保持されたテンプルリング1の中心孔1Aの
内部に挿入されるが、チャック爪31により位置決め保持
したテンプルリング1の孔3の中心線と前記溝87に載っ
た針2の軸線とが一致する。そして、天板81Bの上面に
取り付けたエアシリンダー装置105 により前記昇降杆85
内に設けた突き出し杆103 がリンクアーム104 によって
突き出されて溝87に載った針2がテンプルリング1の孔
3に圧入される。このようにして1つの孔3に針2が圧
入されると、チャック爪31がテンプルリング1の孔3の
ピッチに対応して水平方向に15度回転し、以後、同様な
動作で取出口56で待機する針2を針搬送手段90で溝87に
針2を搬送し、順次テンプルリング1の全周に横方向に
並んだ孔3に針2を圧入し、最終的にテンプルリング1
の全周の孔3に針2が圧入される。そして、テンプルリ
ング1の全周に設けた孔3に針2が圧入されると、再び
ワーク搬送手段40の保持爪46をチャック爪31の上部に位
置させ、針2を圧入したテンプルリング1を保持爪46で
保持した後、チャック爪31を開き、保持爪46を昇降機43
とスライダー42によってチャック爪31から回転台10へと
移送するが、テンプルリング1が保持軸48上を通る際、
保持軸48と同軸的に位置したテンプルリング1を保持爪
46を開いて落下させ、針2を圧入したテンプルリング1
を保持軸48に通して順次積み重ねて収納する。
となっており、横方向に並んだ各列に圧入する針2の長
さが異なるばかりでなく、針2を圧入する突き出し杆10
3 の圧入ストロークも異なることから上下5段ある孔3
の全ての針2に圧入するため、各列の対応した自動圧入
装置を設け、各列毎に孔3を圧入するように構成してい
る。すなわち、上段の孔3に針2を圧入した段階で下段
の孔3に針2を圧入する別の自動圧入装置に移し変えて
上下5列の全ての孔3に針2を圧入するようにしてい
る。
ば、労力も時間もかかることなく、テンプルリング1に
形成する孔3に針2を圧入することができる。しかも、
受台14上にばらばらに積み重ねたテンプルリング1を
押し出し板16によって回転台10に一個づつ搬出し、そ
の回転台10上に載置したテンプルリング1の孔3の位置
をセンサー20で検知し、その検知信号に基づいてベース
11を回転させることによって、円周方向に位置決めした
テンプルリング1を圧入位置となる位置決め回転手段30
へと搬送し、一方、テンプルリング1に圧入される針2
はバイブレーター61の振動によって受皿51の内周面に形
成する凹溝51Aに沿って少しづつ移送される途中で針先
を進行方向前側に向けた針2のみが凹溝51Aに形成する
段差状突起71を通過して送管53に向かい、逆に針2の基
部側を進行方向前側に向けた針2は段差状突起71に突き
当たって停止し、傾斜溝72から落下し再び受皿51の底部
に戻され、針先を先端を搬送方向に向けた針2のみが取
出口56まで搬送されるから、針先を揃えた針2を針搬送
手段90によって針受部材80に搬送することができ、これ
によりテンプルリング1の孔3に対して針2の位置が一
致し、針圧入手段100 で針2をテンプルリング1の孔3
に正確に圧入することができる。
発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の
要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、
各手段の細部の構造は、前記実施例に限定されない。ま
た、テンプルリングの上下に5列の孔に対応するそれぞ
れ長さの異なる針の収納部を設け、例えば、最上列の孔
に針を圧入した後、第2列目の針を供給し、その針を圧
入する針圧入手段のストロークを第2列目の針の合わせ
て順次可変すれば、1台の圧入装置でテンプルリングの
すべて孔に針を圧入することも可能である。
多数の孔を放射状に穿孔したリング状のワークを支持す
る回転台と、この回転台を駆動する回転駆動源と、前記
回転台上のワークの孔の位置を検知して前記回転駆動源
を制御する検知手段と、前記回転台からワーク搬送手段
によって搬送される前記ワークの下端周縁を挾持して水
平に保持するとともにそのワークを前記孔のピッチ毎に
間歇的に回転させる位置決め回転手段と、前記ワークの
孔に圧入される多数の針を収納する収納部と、前記収納
部内の針を取出口へと送り出す供給手段と、前記収納部
から前記取出口までの移送途中で前記針を一定方向に揃
える整列手段と、前記位置決め回転手段で保持されたワ
ークの中心孔の内部に挿入される昇降自在な針受部材
と、前記取出口に待機する針を前記針受部材に搬送する
針搬送手段と、前記針受部材で保持した針を前記ワーク
の孔に圧入する針圧入手段を具備するものであるから、
圧入する針とワークの孔との位置を正確に合わせて針を
確実に圧入できる針の自動圧入装置を提供することがで
きる。
た正面図である。
ある。
(A)は針先を前方側を向けた状態の説明図、図7
(A)は針の基端側を前方側を向けた状態の説明図であ
る。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 円周方向に中心部に向かって多数の孔を
放射状に穿孔したリング状のワークを支持する回転台
と、この回転台を駆動する回転駆動源と、前記回転台上
のワークの孔の位置を検知して前記回転駆動源を制御す
る検知手段と、前記回転台からワーク搬送手段によって
搬送される前記ワークの下端周縁を挾持して水平に保持
するとともにそのワークを前記孔のピッチ毎に間歇的に
回転させる位置決め回転手段と、前記ワークの孔に圧入
される多数の針を収納する収納部と、前記収納部内の針
を取出口へと送り出す供給手段と、前記収納部から前記
取出口までの移送途中で前記針を一定方向に揃える整列
手段と、前記位置決め回転手段で保持されたワークの中
心孔の内部に挿入される昇降自在な針受部材と、前記取
出口に待機する針を前記針受部材に搬送する針搬送手段
と、前記針受部材で保持した針を前記ワークの孔に圧入
する針圧入手段を具備することを特徴とする針の自動圧
入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6998295A JP2669426B2 (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 針の自動圧入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6998295A JP2669426B2 (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 針の自動圧入装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08260301A JPH08260301A (ja) | 1996-10-08 |
JP2669426B2 true JP2669426B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=13418391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6998295A Expired - Fee Related JP2669426B2 (ja) | 1995-03-28 | 1995-03-28 | 針の自動圧入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2669426B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101338475B (zh) * | 2007-07-06 | 2011-12-28 | 津田驹工业株式会社 | 织机刺辊边撑及边撑本体的制造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115447835B (zh) * | 2022-09-22 | 2023-12-19 | 阳普医疗(湖南)有限公司 | 一种留置针针管自动定位排列装置及其自动定位排列方法 |
-
1995
- 1995-03-28 JP JP6998295A patent/JP2669426B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN101338475B (zh) * | 2007-07-06 | 2011-12-28 | 津田驹工业株式会社 | 织机刺辊边撑及边撑本体的制造方法 |
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JPH08260301A (ja) | 1996-10-08 |
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