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JP2669395B2 - ハンドリング装置および基板の着脱方法 - Google Patents

ハンドリング装置および基板の着脱方法

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Publication number
JP2669395B2
JP2669395B2 JP7088842A JP8884295A JP2669395B2 JP 2669395 B2 JP2669395 B2 JP 2669395B2 JP 7088842 A JP7088842 A JP 7088842A JP 8884295 A JP8884295 A JP 8884295A JP 2669395 B2 JP2669395 B2 JP 2669395B2
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JP
Japan
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floating
tray
substrate
opening
centering
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP7088842A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08257956A (ja
Inventor
昌二 美濃越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP7088842A priority Critical patent/JP2669395B2/ja
Publication of JPH08257956A publication Critical patent/JPH08257956A/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Manipulator (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス等表面に傷がつ
き易いワークを取扱うためのハンドリング装置に関し、
特に、成膜機トレーからガラス基板を着脱させるための
ハンドリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス等の傷付きやすいワークを取り扱
うものとして、成膜機トレー(以下適宜「トレー」とい
う)があるが、このトレーは、開口部分を有しこの開口
部分にガラス基板等を着脱自在に取り付けるもので、ガ
ラス基板を成膜機へ搬送するときに用いられる。トレー
は基板とともに成膜機内へ搬入され、そこにおいて基板
上に膜が形成される。
【0003】トレーは、成膜機に入る前に水平に置か
れ、その上にガラス基板がハンドリング装置によってセ
ットされる。その後基板を載せたトレーを縦にして搬送
レール等に引っ掛けて搬送して、成膜機内へ搬送され、
成膜機内で成膜が行われ、成膜が終わったら、搬送レー
ルから外されて水平に置かれ、トレー上の基板はハンド
リング装置によってトレーから取り外される。基板を外
されたトレーは循環して元へ戻り、上記動作が繰り返さ
れる。
【0004】トレーは上記成膜の過程において熱によっ
て変形するのでガラス基板等の取り付け、取り外しの際
には、ハンドリング装置が基板の取付位置に対して正確
に動作しないと基板を傷つけてしまう。
【0005】そこで、従来のハンドリング装置にあって
は、トレー側に画像認識用アライメントマークを施し、
一方、ハンドリング装置にはCCDカメラを取り付け、
トレー側のアライメントマークを認識し、画像処理によ
ってトレーの開口部(取り付け位置)を算出し、ガラス
基板の周縁部を真空吸着して、その開口部からまたは開
口部へ取り付け、取り外す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のハンドリング装
置では、次のような問題があった。 (1)ガラス基板を取りに行くとき、CCDカメラで撮
影した画像から取り付け穴の位置を計算する画像処理を
毎回行うため、1枚当りの処理時間が長い。これを回避
するために固定カメラを用意する方法もあるが、そうす
るとCCDカメラを多用しなければならないことから実
際的ではない。
【0007】(2)ガラス基板の周辺部を吸着してハン
ドリングするため、基板周辺部にごみが発生する原因と
なる。そのためガラス基板の有効使用処理面積が小さく
なる。
【0008】(3)トレーから直接ガラス基板をハンド
リングするため、トレーに熱応力による反りが発生した
場合、ガラスを均等に吸着できず、ガラスを破損させて
しまう危険がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、開口部を有し該開口部に基板を
着脱自在に取り付けるトレーに対して前記基板の着脱を
行うハンドリング装置において、アンロック状態および
ロック状態をとるフローティング部を有するフローティ
ング機構と、前記フローティング部に取り付けられた移
動部と、前記移動部に昇降自在に取り付けられたセンタ
リング爪と、前記移動部に取り付けられた昇降装置とを
備え、前記フローティング部がアンロック状態で前記移
動部を移動させ、前記センタリング爪を前記開口部に当
接させて前記フローティング部を位置決めし、その状態
でフローティング部をロック状態にし、前記昇降機構を
上昇させて前記基板を前記トレーから上昇させるように
した。さらに、本発明においては、開口部を有するトレ
ーの前記開口部に基板を着脱自在に取り付ける基板の着
脱方法において、フローティング機構に移動自在なセン
タリング爪および昇降装置を取り付け、前記フローティ
ング機構をアンロック状態にし、前記センタリング爪を
前記開口部に当接させて前記フローティング機構を位置
決めし、前記フローティング機構をロック状態にし、前
記昇降装置を上昇させて前記基板を前記トレーから上昇
させるようにした。
【0010】
【作用】フローティング機構がアンロック状態で移動部
を移動させ、位置決め後、ロック状態としたことによ
り、図4に示すように、センタリング爪6によるトレー
への当接および移動部3aの水平方向への移動が行わ
れ、アンロック状態のフローティング機構のトレーに対
するセンタリングがなされ、次いで、センタリングされ
たフローティング機構をロックした後、図5に示すよう
に、テーパ爪7を上昇させて基板をトレーから上昇させ
ることができる。これによりガラス基板12を破損させ
ることなく、迅速な処理ができる。
【0011】
【実施例】以下本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例のハンドリング装置の縦断
面図、図2はその平面図、図3〜5は動作説明用の縦断
面図である。
【0012】フローティング機構1は、角柱状のフロー
ティング部14と、フローティング部14を一方向(図
1では左右方向)にガイドするガイド棒15と、フロー
ティング部を中央部(図1のフローティング部14の位
置)に位置するように弱く付勢するスプリング13とを
備えている。フローティング部には貫通孔が形成され、
その貫通孔にガイド棒15が挿通され、フローティング
状態(アンロック状態)のときは、フローティング部1
4はスプリング13に抗してガイド棒15に沿って移動
可能であるが、ロック状態では、アクチュエータ2(シ
リンダ等)が上昇してフローティング部14を上方へ押
し上げ、フローティング部14はその位置で固定される
(図4,5)。
【0013】フローティング部14上には、平行開閉機
構3が取り付けられている。平行開閉機構3は、移動部
3aを図の左右方向に平行移動させる機構で、周知の機
構たとえばラックとピニオン、ボールねじとナット、リ
ンク機構等によって構成される。
【0014】移動部3a上には、平行開閉機構3を中心
にして左右にセンタリング装置としてのアクチュエータ
4,4(シリンダ等)が設置され、さらにその外側には
昇降装置としてのアクチュエータ5,5(シリンダ等)
が設置されている。アクチュエータ4,4の先端にはセ
ンタリング爪6,6が、アクチュエータ5,5の先端に
はテーパ爪7,7がそれぞれ取り付けられている。テー
パ爪7,7は図に示すような傾斜面を有している。初期
状態では、移動部3aは閉状態(縮んだ状態)にあり、
各センタリング爪6,6およびテーパ爪7,7も図1に
示すように下降位置にある。
【0015】トレー11にはガラス12を取り付けるた
めの開口部11aが形成されている。開口部11aの周
辺には開閉自在のロック爪21が取り付けられ、このロ
ック爪21はスプリング22によってガラス12を押え
る方向に常時付勢されている。トレー11がガラス12
を載せたまま縦になってもロック爪21に制止されガラ
ス12が落下することはない。開口部11aの両端に
は、テーパ爪7,7が通過する切欠き11bが形成され
ている。
【0016】次に実施例の動作について、トレー11か
らガラス12を取り外す動作を例にとって説明する。
【0017】まずトレー11の開口部11aの中心を基
準としてセンタリングを行うため、アクチュエータ4が
駆動されセンタリング爪6,6が上昇する(図3)。次
にセンタリング爪6,6を開口部11aの側壁に突き当
てるために平行開閉機構3が駆動され移動部3aが移動
する(図4)。センタリング爪6,6が図4に示すよう
に開口部11aの側壁に当接すると、フローティング機
構1はアンロック状態であるため、トレー11の開口部
11aの位置にならってフローティング機構1のフロー
ティング部14が移動する。その後、アクチュエータ2
を駆動させてフローティング機構1をロック状態にし
(図4)、アクチュエータ4,4を駆動してセンタリン
グ爪6,6を下降させる(図5)。この状態でアクチュ
エータ5,5が駆動されてテーパ爪7,7が上昇し、テ
ーパ爪7,7はガラス12をトレー11から水平に持ち
上げる(図5)。このときロック爪21はガラス12に
押されて図1の鎖線に示すように開いてガラス12を解
放する。テーパ爪7,7は、その傾斜面でガラス12を
支えるためガラスに損傷を与えることがない。
【0018】図5の状態でトレー11から外された後、
ガラス12は、たとえばその側面を別のハンドリングロ
ボット等で把持されて搬送される。ガラス12をトレー
11に収納する場合も上記と同様の方法で可能である。
【0019】上記説明中、アクチュエータ2,4,5お
よび平行開閉機構の動作は、例えばマイクロコンピュー
タ等の制御手段によって予め決められたプログラムに沿
って制御されるようにしてもよい。
【0020】上記説明では、トレーの開口部に対して一
方向(図2の左右方向)についてセンタリングを行う場
合を説明したが、別の方向(図2の上下方向)に対して
もセンタリングを行うように構成してもよく、それによ
って、より正確にガラス基板等の装着、取り外しが行え
る。
【0021】また上記実施例においては、センタリング
装置としてフローティング機構を利用したが、センタリ
ング装置はフローティング機構に限らず、要するにトレ
ーの開口部に対して昇降装置(アクチュエータ5)をセ
ンタリングするものであれば他の機構でもよい。またフ
ローティング機構も実施例のフローティング機構1に限
定されない。一般に、フローティング機構は、フローテ
ィング部がスプリング等によって弱い求心力を受けなが
らも所定の方向に移動可能なフリーティング状態と、フ
ローティング部に拘束力を与えて固定させるロック状態
の2つの状態を有する機構である。したがって、こうし
た機構であれば実施例に限らず他の機構を用いてもよ
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、 従来のようにCCDカメラ等で撮影した画像から開口
部の位置を計算するといった時間のかかる処理が不要に
なり、ハンドリング時間が短縮される、 トレーから基板を上昇させるため、基板側面を把持す
ることができ、ごみの発生が少なくなる、 トレーから基板を上昇させてハンドリングするため、
トレーの熱変形の影響を受けることなく、また基板を水
平状態でハンドリングできるため、基板を破損させるこ
とがない、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略断面図
【図2】図1の概略平面図
【図3】実施例の動作を説明する断面図
【図4】実施例の動作を説明する断面図
【図5】実施例の動作を説明する断面図
【符号の説明】
1 フローティング機構 2 アクチュエータ 3 平行開閉機構 4 アクチュエータ 5 アクチュエータ 6 センタリング爪 7 テーパ爪 11 トレー 12 ガラス

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を有し該開口部に基板を着脱自在
    に取り付けるトレーに対して前記基板の着脱を行うハン
    ドリング装置において、 アンロック状態およびロック状態をとるフローティング
    部を有するフローティング機構と、 前記フローティング部に取り付けられた移動部と、 前記移動部に昇降自在に取り付けられたセンタリング爪
    と、 前記移動部に取り付けられた昇降装置とを備え、 前記フローティング部がアンロック状態で前記移動部を
    移動させ、前記センタリング爪を前記開口部に当接させ
    て前記フローティング部を位置決めし、その状態でフロ
    ーティング部をロック状態にし、前記昇降機構を上昇さ
    せて前記基板を前記トレーから上昇させることを特徴と
    するハンドリング装置。
  2. 【請求項2】 前記フローティング機構は、前記フロー
    ティング部をガイドするガイド棒と、前記フローティン
    グ部が所定位置に位置するように付勢するスプリング
    と、前記フローティング部を押してロック状態にするシ
    リンダとを備えた請求項1のハンドリング装置。
  3. 【請求項3】 前記昇降装置が、前記基板の端部を支持
    するテーパ部を有する請求項1または2に記載のハンド
    リング装置。
  4. 【請求項4】 開口部を有するトレーの前記開口部に基
    板を着脱自在に取り付ける基板の着脱方法において、 フローティング機構に移動自在なセンタリング爪および
    昇降装置を取り付け、 前記フローティング機構をアンロック状態にし、 前記センタリング爪を前記開口部に当接させて前記フロ
    ーティング機構を位置決めし、 前記フローティング機構をロック状態にし、 前記昇降装置を上昇させて前記基板を前記トレーから上
    昇させることを特徴とする基板の着脱方法。
JP7088842A 1995-03-22 1995-03-22 ハンドリング装置および基板の着脱方法 Expired - Lifetime JP2669395B2 (ja)

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JPH08257956A JPH08257956A (ja) 1996-10-08
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