JP2668212B2 - スイッチ付きダイヤル装置 - Google Patents
スイッチ付きダイヤル装置Info
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- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05G—CONTROL DEVICES OR SYSTEMS INSOFAR AS CHARACTERISED BY MECHANICAL FEATURES ONLY
- G05G1/00—Controlling members, e.g. knobs or handles; Assemblies or arrangements thereof; Indicating position of controlling members
- G05G1/08—Controlling members for hand actuation by rotary movement, e.g. hand wheels
- G05G1/10—Details, e.g. of discs, knobs, wheels or handles
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- H—ELECTRICITY
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- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H25/00—Switches with compound movement of handle or other operating part
- H01H25/06—Operating part movable both angularly and rectilinearly, the rectilinear movement being along the axis of angular movement
- H01H25/065—Operating part movable both angularly and rectilinearly, the rectilinear movement being along the axis of angular movement using separate operating parts, e.g. a push button surrounded by a rotating knob
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- H01H13/00—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
- H01H13/70—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard
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Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本発明は、測定器、オーディオ装置などに用いるスイ
ッチ付きダイヤル装置に関する。 <従来技術> 例えば、測定器、オーディオ装置などでは、周波数設
定、レベル設定、音量設定など各種の設定を手動で行な
うために、ダイヤル装置を備えている。ダイヤル装置
は、回動ツマミの回動角を検出するために例えばエンコ
ーダ装置などを備えていて、回動ツマミの回動量によっ
て前記した周波数、レベル音量などを設定する。 しかして、このようなダイヤル装置で周波数、レベル
を手動で微調整するには、回動ツマミがある程度大きく
なければならないため、周波数、レベルなどの各設定項
目ごとに回動ツマミを別個に複数個設けるのは、大きく
スペースを占める。このため、従来よりダイヤル装置は
1個のみとし、複数の選択スイッチを設けて、設定項目
を選択して1個のダイヤル装置で各項目ごとの設定をす
るようにしている。 即ち、第12図に示すように筐体1の前面パネル2に1
個のみダイヤル装置3を設け、その近傍に複数の、例え
ば4個の選択スイッチ4a〜4dを設け選択スイッチ4a〜4d
のいずれか1つを選択して押してONした後、ダイヤル装
置3の回動ツマミ3aを回動して設定し、その選択スイッ
チで選択した項目についての設定を行なっていた。 <本発明が解決しようとする問題点> しかしながら、このように従来では、 (イ)ダイヤル装置3と別個に複数の選択スイッチ4a〜
4dを設けていたので、ダイヤル装置3の設置スペースの
他に、複数の選択スイッチの設置スペースが別個に必要
となり、スペースを大きく占有するという問題があっ
た。 (ロ)選択スイッチを操作した後、この選択スイッチか
ら離れた位置にあるダイヤル装置3を操作するため、操
作のための手の動きが大きくなり、操作に時間がかかる
という問題があった。 (ハ)1つのダイヤル装置3で複数項目の設定を兼用し
ていることが直感的にわかりにくいという問題があっ
た。 そこで、これらの問題を解決するためにダイヤル装置
と選択スイッチとを一体化することが考えられる。これ
に関連した技術として、実開昭57−67348号のように、
ダイヤル装置としての機能は持たないが、回転スイッチ
のノブの内側に複数のスイッチを設けたものが開示され
ている。 この技術では、円筒状の回転ノブの内側に十文字状の
仕切板を設け、その隣り合う隔壁間にそれぞれ押釦を配
置して、この仕切板などでこれら押釦を摺動自在に支持
させるとともに、各押釦に対応したスイッチを回転ノブ
内に配置して、回転ノブの前面側からスイッチ操作でき
るようにしている。 しかし、この技術をダイヤル装置に適用した場合、仕
切板の各隔壁によって回転ノブの前面の面積が占有さ
れ、押釦の操作面積が小さくなってしまい、スイッチ操
作が非常にしにくくなる。 また、押釦間の仕切板によって、指一本による複数同
時の押釦操作ができない。このために、各押釦をっ仕切
板より高く突出させると、回転ノブの前面に大きな凹凸
面が生じることになり、デザイン的な制限を大きく受け
るとともに、埃等が溜りやすくなるという別の問題が発
生する。また、キートップの数の変更に対して、キート
ップの種類だけでなく、その数に合った仕切板も別個に
用意しておかなければ対応できないという問題もある。 本発明は、前記問題を解決したスイッチ付きダイヤル
装置を提供することを目的としている。 <前記問題点を解決するための手段> 上記問題点を解決するため第1の発明のダイヤル装置
は、 中空筒状の軸部(24)と該軸部の一端に段差をもって
結合した中空の筒部(23)と有するベース(21)と、 前記軸部にそれを中心に回動できるように係合支持さ
れ前端面に前記軸部より大きい径の同心円形の切欠きが
(46)が設けられた回動ツマミ(44)と、 前記筒部内で且つ該筒部と前記軸部との結合部付近に
設けられた複数のスイッチ(42)と、前記軸部内に摺動
自在に且つ相互に接するように集束して保持され一端が
前記スイッチを押圧可能にされた前記スイッチに対応し
た複数の摺動軸(40a)と、前記回動ツマミの一端側の
同心円形の切欠き内に互いに接するように前記スイッチ
に対応して複数配置され、且つ前記同心円形の中心部側
の一部が前記摺動軸の他端に取り付けられ、さらに前記
同心円形の円周方向に広がる形状を有し、該広がり部分
を押圧されることにより前記摺動軸を介して前記スイッ
チを作動させる操作部(40b)とを含むスイッチ構成部
と、 前記回動ツマミの他端にそれと一体に回転するように
前記筒部方向に設けられたスリットまたは磁気ストライ
プと、前記筒部に固定して設けられ前記回動ツマミの回
転にともなう前記スリットまたは磁気ストライプの通過
数に対応した信号を出力する回動量検出手段(29、30)
とを含むダイヤル構成部とを備えている。 また、第2の発明のスイッチ付きダイヤル装置は、 複数の設定項目を有する機器の前面パネルに取り付け
られ、前記機器の設定項目のうち所定数の設定項目から
選択し該選択した項目に対して値を設定するためのスイ
ッチ付きダイヤル装置であって、 中空筒状の軸部(24)と該軸部の一端に段差をもって
結合した中空の筒部(23)と有するベース(21)と、 前記軸部にそれを中心に回動できるように係合支持さ
れ前端面に前記軸部より大きい径の同心円形の切欠きが
(46)が設けられた回動ツマミ(44)と、 前記筒部内で且つ該筒部と前記軸部との結合部付近に
前記所定数の設定項目に対応して設けられたスイッチ
(42)と、前記軸部内に摺動自在に且つ相互に接するよ
うに集束して保持され一端が前記スイッチを押圧可能に
された前記スイッチに対応した前記所定数の摺動軸(40
a)と、前記回動ツマミの一端側の同心円形の切欠き内
に互いに接するように前記スイッチに対応して前記所定
数配置され、且つ前記同心円形の中心部側の一部が前記
摺動軸の他端に取り付けられ、さらに前記同心円形の円
周方向に広がる形状を有し、設定項目を選択するために
前記広がり部分を押圧されることにより前記摺動軸を介
して前記スイッチを作動させる操作部(40b)と前記同
心円形の円周方向に広がる形状を有し、該広がり部分を
押圧されることにより前記摺動を介して前記スイッチを
作動させる操作部(40b)とを含むスイッチ構成部と、 前記回動ツマミの他端にそれと一体に回転するように
前記筒部方向に設けられたスリットまたは磁気ストライ
プと、前記筒部に固定して設けられ前記回動ツマミの回
転にともなう前記スリットまたは磁気ストライプの通過
数に対応した信号を出力する回動量検出手段(29、30)
とを含むダイヤル構成部とを備え、 前記回動量検出手段は、前記スイッチで選択された設
定項目における所望の値の信号を出力できるよようにさ
れている。 <作用> このようにしたため、第1の発明のスイッチ付きダイ
ヤル装置では、各操作部が回動ツマミの切欠き内で互い
に接した状態で、且つ切欠きの中心部側から円周側へ広
がるように形成され、その広がり部分を押圧することに
より、その操作部の中心部側から軸部内を通るようにし
て集束保持された摺動軸の一端が筒部内のスイッチを作
動させ、また、回動ツマミを回転操作するとその回動量
に応じた信号が出力される。また、第2の発明のスイッ
チ付きダイヤル装置では、機器の設定項目に対応した操
作部の広がり部分を押圧操作することによって項目がが
選択され、この選択された項目に対して回動ツマミの回
動量に応じた値を設定することができる。 <本発明の実施例> 以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説明する。 第1〜5図は本発明の一実施例を示している。 第1図に示すように、例えば測定器のような機器の筐
体10の前面パネル11に、ダイヤル装置20が設けられてい
る。このダイヤル装置20の回動ツマミ44の内側には複数
個、例えば4個の選択スイッチのキートップ40、40、…
…が組み込まれている。 ダイヤル装置20は、第2〜5図の如く構成されてい
る。 即ち、筐体10の前面パネル11と平行に設けられたプリ
ント基板12に、ハウジング21が、第4図に示すようにネ
ジ22、22によって固定されている。 ハウジング21は、前記プリント基板12とともに、この
実施例のベースを構成するものであり、第4図及び第5
図に示すように、一面側が開口した中空の円筒部23と、
その平面部23aの中央において突出した同心円筒状の軸
部24とを備えている。 円筒部23は、180゜隔てた2箇所において内方へ膨出
した肉厚部23b、23bを有し、この肉厚部にネジ孔23c、2
3cを備えていて、このネジ穴23c、23cにおいて前記した
ようにプリント基板12にネジ止めされている。また、こ
のネジ穴23cから90゜隔てた位置にも肉厚部23dが設けら
れ、この肉厚部23dにおいて軸方向に貫通した貫通孔23e
が設けられている。 また、平面部23aの中央内側には、第2、3、5図に
示すようにほぼ四角形の皿穴25が設けられている。 また、円筒部23には、前記貫通孔23eと180゜隔てた位
置において、内方へ突出した肉厚部23fが設けられてい
ると共に、円筒部23の端部から側方へ突設され、円筒部
23の外周壁との間に円弧状の溝26を構成する対向壁部27
が設けられている。 この肉厚部23f及び対向壁部27には軸方向に実装穴28a
及び28bが2個ずつ設けられ、実装穴28a、28aにそれぞ
れ発光素子29、発光素子30が、2個ずつ嵌入されて、溝
26に開いた対向窓28c、28c、28d、28dにおいてそれぞれ
向かい合っている。発光素子29、受光素子30は素子面と
リード線が直角になった横型のものを用い、そのリード
線はプリント基板12に接続されている。この2対の投受
光素子は、後述するスリットリング32のスリット33を検
出するための回動量検出手段を構成するもので、回動ツ
マミの44の回転角度の変化量に応じた数の信号を出力す
る。 円筒部23の軸部24の外周には、ベアリング31a、31bを
介して、スリットリング32が回動自在に取付けられてい
る。スリットリング32の筒部32aの端部には、軸方向の
スリット33が等間隔で多数設けられている。この筒部32
aは、第2、3図に示すように、円筒部23の外周壁を囲
んでおり、このため、回動によって溝26内を通るように
なっている。従って、スリットリング32の回動時に、前
記発光素子29、受光素子30によって、スリット33の通過
が検出される。 なお、ベアリング31a、31b、及びスリットリング32の
抜止めのために、軸部24の周溝24aにEリング34が嵌込
まれている また、第5図に示すように、スリットリング32の平面
部32bの内面には、手動によるスリットリング32の回動
時に節度感を与えるための半径方向のクリック溝35が、
スリット33と同一角度に設けられている。 そして、ハウジング21の貫通孔23eには、球体37の受
け38及びコイルバネ36が収容され、コイルバネ36の一端
はネジ39に当接し、他端は受け38のフランジ部38aに当
接していて、このため、受け38によって球体37が外方へ
向って付勢されている。このため、僅かに貫通孔23eか
ら露出した球体37がスリットリング32の回動時に、この
クリック溝35に出入して、節度感が与えられる。 ハウジング21の軸部24には、複数の、例えばこの実施
例では4個のキートップ40、40、……が、軸方向に摺動
自在に取付けられている。 即ち、キートップ40は、ハウジング21の軸部24に内接
する円柱を周方向に4等分に分割した断面扇状の摺動軸
40aと、その前端から側方へ突設された、円板を周方向
に4等分に分割した平板扇状の操作部40bとから成る。
4つの摺動軸40aが互いの側面同士を接するように付き
合わせて円形になった状態で軸部24内に収容されてい
て、第6図に示すように個々に独立して摺動可能になっ
ている。 摺動軸40aはその後端側の周壁部において、嵌合溝40
a′を有しており、第2、6図に示すようにこの嵌合溝4
0a′に当接部材41の爪部41aが嵌合されている。 当接部材41は、ハウジング21の平面部23aの内面の前
記皿穴25の角部に適合した形状であって、このため、摺
動軸40aが軸部24から前方へ抜けるのを防止している。 また、プリント基板12には、ハウジング21の円筒部23
内において各キートップ40、40、……ごとに対応して、
4個のスイッチ42、42、……が取付けられていて、この
スイッチ42に当接部材41が当接している。このため、キ
ートップ40の操作部40bをスイッチ42方向へ指で押す
と、スイッチ42がONし、指を離すと、スイッチ42に内蔵
されたバネ(図示せず)による復元力で、元の状態に復
元される。 なお、各操作部40bは、互いに隙間なく隣接してお
り、その前面には、指を押す位置を示す台部40b′が突
設され、例えば周波数、レベルなどの各種の機能を示す
表示が施されている。また、操作部40bの前面の周縁部
には、縁部40b″が突設されている。 スリットリング32の平面部32bの外周には、回動ツマ
ミ44が、穴44aにおいてネジ45によって固定されてい
る。回動ツマミ44はほぼ円筒状であって、その前端面に
おいて、前記4つの当接部材41、41、……の周縁の縁部
40b″、40b″、……のみを覆い、軸部24と同心となる円
形の切欠き46を備えている。また、回動ツマミ44の後端
面は開口されているので、ネジ45を緩めれば、回動ツマ
ミ44のみを前方へ外すことができ、回動ツマミの交換が
簡単に行なえる。 このように構成されたダイヤル装置20で、例えば周波
数の設定を行なうには、周波の表示が施されたキートッ
プ40の操作部40bを指で押す。すると、第6図に示すよ
うに、この1つのキートップ40のみが、他のキートップ
の摺動軸の側面と軸部の内壁にガイドされて後方へ摺動
し、対応するスイッチ42を当接部材41が押し下げてONす
る。指を離すと、このキートップ40はスイッチ42の復元
力で元の状態に復元する。次に回動ツマミ44を回す。こ
の回動によってスリットリング32が回動する。このた
め、溝26において発光素子29と受光素子30によって筒部
32aの端部のスリット33の通過ごとにパルス出力が得ら
れ、このパルス数に基づいた設定値が機器に設定される
とともに前面パネル11に設けた表示部(図示せず)に表
示される。この回動の際に、押し付けられた球体37がク
リック溝35に出入りするので節度感が手に伝わる。 なお、回動ツマミ44を回動させても、キートップ40、
40、……はその摺動軸40aに嵌合された当接部材41、4
1、……がそれぞれ皿穴25の角部に適合しているので、
回動しない。 次に、例えばレベルの設定を行なうには該当する操作
部40bを指で押した後、同様に回動ツマミ44で設定を行
なう。 なお、キートップ40の操作部40bは摺動軸40aから大き
く側方へ張り出されているので、操作部40bの外側寄り
の部分を押すと、摺動軸40aを中心とした回転モーメン
トが生じて、摺動軸40aの円滑な摺動が妨げられたり、
あるいは摺動軸40aの摩耗が大きくなるおそれがある。
また、操作部40bが撓みやすい材質、例えばプラスチッ
クなどで構成されている場合には、押すと、撓んで、摺
動軸40aが円滑に摺動しないおそれがある。 このため、第8図に示すように、リング板48aから半
径方向に放射状に且つ上側へ傾斜した複数のバネ片48
b、48b、……が延設された皿バネ48を、軸部24の先端の
段部24bに被せて、バネ片48b、48b、……の先端で、操
作部40b、40b、……への外側寄りの位置を支持させるよ
うにしてもよい。 なお、前記実施例では、キートップ40を4個設けた場
合を示したが、第10図のように2個、第11図のように3
個にしてもよく、その他の任意の数にしてもよい。 また、前記実施例ではスリットの通過を光学的に検出
することで、回動ツマミの回動量に応じた信号を出力し
ていたが、スリットの代りに磁気ストライプを設け、こ
の磁気ストライプの移動を磁気的に検出して、回動ツマ
ミの回動量を検出するようにしてもよい。 <本発明の効果> 以上説明したように、本発明のダイヤル装置では、 (イ)回動ツマミ44の内側に複数のスイッチが組込まれ
ているので、従来のように別の離れた位置にスイッチを
設けるのに比べてスペース占有を著しく少なくすること
ができる。 (ロ)各スイッチが回動ツマミ内にあるので、操作のた
めの手の動きが、従来のようにスイッチが離れた位置に
ある場合に比して、著しく少なくて済み、操作時間を短
縮できる。 (ハ)複数のスイッチが回動ツマミの内側に設けてある
ので、1個の回動ツマミで複数の項目についての設定を
兼用している場合でも、それを操作者に直感的にわから
せることができる。 (ニ)各操作部が回動ツマミの切欠き内で互いに接する
ように且つ切欠きの中心部から円周方向に広がるように
形成されているので、限られた切欠き面内を操作部のみ
で占有することができ、各操作部の面積を大きくするこ
とができ、前面側からの押圧操作が楽になる。また、一
本指での操作部の同時押しが、回動ツマミの前面に大き
な凹凸を設けることなく行なえ、デザイン的な制限も埃
等の付着も少なくできる。また、キートップの数の変更
も容易である。
ッチ付きダイヤル装置に関する。 <従来技術> 例えば、測定器、オーディオ装置などでは、周波数設
定、レベル設定、音量設定など各種の設定を手動で行な
うために、ダイヤル装置を備えている。ダイヤル装置
は、回動ツマミの回動角を検出するために例えばエンコ
ーダ装置などを備えていて、回動ツマミの回動量によっ
て前記した周波数、レベル音量などを設定する。 しかして、このようなダイヤル装置で周波数、レベル
を手動で微調整するには、回動ツマミがある程度大きく
なければならないため、周波数、レベルなどの各設定項
目ごとに回動ツマミを別個に複数個設けるのは、大きく
スペースを占める。このため、従来よりダイヤル装置は
1個のみとし、複数の選択スイッチを設けて、設定項目
を選択して1個のダイヤル装置で各項目ごとの設定をす
るようにしている。 即ち、第12図に示すように筐体1の前面パネル2に1
個のみダイヤル装置3を設け、その近傍に複数の、例え
ば4個の選択スイッチ4a〜4dを設け選択スイッチ4a〜4d
のいずれか1つを選択して押してONした後、ダイヤル装
置3の回動ツマミ3aを回動して設定し、その選択スイッ
チで選択した項目についての設定を行なっていた。 <本発明が解決しようとする問題点> しかしながら、このように従来では、 (イ)ダイヤル装置3と別個に複数の選択スイッチ4a〜
4dを設けていたので、ダイヤル装置3の設置スペースの
他に、複数の選択スイッチの設置スペースが別個に必要
となり、スペースを大きく占有するという問題があっ
た。 (ロ)選択スイッチを操作した後、この選択スイッチか
ら離れた位置にあるダイヤル装置3を操作するため、操
作のための手の動きが大きくなり、操作に時間がかかる
という問題があった。 (ハ)1つのダイヤル装置3で複数項目の設定を兼用し
ていることが直感的にわかりにくいという問題があっ
た。 そこで、これらの問題を解決するためにダイヤル装置
と選択スイッチとを一体化することが考えられる。これ
に関連した技術として、実開昭57−67348号のように、
ダイヤル装置としての機能は持たないが、回転スイッチ
のノブの内側に複数のスイッチを設けたものが開示され
ている。 この技術では、円筒状の回転ノブの内側に十文字状の
仕切板を設け、その隣り合う隔壁間にそれぞれ押釦を配
置して、この仕切板などでこれら押釦を摺動自在に支持
させるとともに、各押釦に対応したスイッチを回転ノブ
内に配置して、回転ノブの前面側からスイッチ操作でき
るようにしている。 しかし、この技術をダイヤル装置に適用した場合、仕
切板の各隔壁によって回転ノブの前面の面積が占有さ
れ、押釦の操作面積が小さくなってしまい、スイッチ操
作が非常にしにくくなる。 また、押釦間の仕切板によって、指一本による複数同
時の押釦操作ができない。このために、各押釦をっ仕切
板より高く突出させると、回転ノブの前面に大きな凹凸
面が生じることになり、デザイン的な制限を大きく受け
るとともに、埃等が溜りやすくなるという別の問題が発
生する。また、キートップの数の変更に対して、キート
ップの種類だけでなく、その数に合った仕切板も別個に
用意しておかなければ対応できないという問題もある。 本発明は、前記問題を解決したスイッチ付きダイヤル
装置を提供することを目的としている。 <前記問題点を解決するための手段> 上記問題点を解決するため第1の発明のダイヤル装置
は、 中空筒状の軸部(24)と該軸部の一端に段差をもって
結合した中空の筒部(23)と有するベース(21)と、 前記軸部にそれを中心に回動できるように係合支持さ
れ前端面に前記軸部より大きい径の同心円形の切欠きが
(46)が設けられた回動ツマミ(44)と、 前記筒部内で且つ該筒部と前記軸部との結合部付近に
設けられた複数のスイッチ(42)と、前記軸部内に摺動
自在に且つ相互に接するように集束して保持され一端が
前記スイッチを押圧可能にされた前記スイッチに対応し
た複数の摺動軸(40a)と、前記回動ツマミの一端側の
同心円形の切欠き内に互いに接するように前記スイッチ
に対応して複数配置され、且つ前記同心円形の中心部側
の一部が前記摺動軸の他端に取り付けられ、さらに前記
同心円形の円周方向に広がる形状を有し、該広がり部分
を押圧されることにより前記摺動軸を介して前記スイッ
チを作動させる操作部(40b)とを含むスイッチ構成部
と、 前記回動ツマミの他端にそれと一体に回転するように
前記筒部方向に設けられたスリットまたは磁気ストライ
プと、前記筒部に固定して設けられ前記回動ツマミの回
転にともなう前記スリットまたは磁気ストライプの通過
数に対応した信号を出力する回動量検出手段(29、30)
とを含むダイヤル構成部とを備えている。 また、第2の発明のスイッチ付きダイヤル装置は、 複数の設定項目を有する機器の前面パネルに取り付け
られ、前記機器の設定項目のうち所定数の設定項目から
選択し該選択した項目に対して値を設定するためのスイ
ッチ付きダイヤル装置であって、 中空筒状の軸部(24)と該軸部の一端に段差をもって
結合した中空の筒部(23)と有するベース(21)と、 前記軸部にそれを中心に回動できるように係合支持さ
れ前端面に前記軸部より大きい径の同心円形の切欠きが
(46)が設けられた回動ツマミ(44)と、 前記筒部内で且つ該筒部と前記軸部との結合部付近に
前記所定数の設定項目に対応して設けられたスイッチ
(42)と、前記軸部内に摺動自在に且つ相互に接するよ
うに集束して保持され一端が前記スイッチを押圧可能に
された前記スイッチに対応した前記所定数の摺動軸(40
a)と、前記回動ツマミの一端側の同心円形の切欠き内
に互いに接するように前記スイッチに対応して前記所定
数配置され、且つ前記同心円形の中心部側の一部が前記
摺動軸の他端に取り付けられ、さらに前記同心円形の円
周方向に広がる形状を有し、設定項目を選択するために
前記広がり部分を押圧されることにより前記摺動軸を介
して前記スイッチを作動させる操作部(40b)と前記同
心円形の円周方向に広がる形状を有し、該広がり部分を
押圧されることにより前記摺動を介して前記スイッチを
作動させる操作部(40b)とを含むスイッチ構成部と、 前記回動ツマミの他端にそれと一体に回転するように
前記筒部方向に設けられたスリットまたは磁気ストライ
プと、前記筒部に固定して設けられ前記回動ツマミの回
転にともなう前記スリットまたは磁気ストライプの通過
数に対応した信号を出力する回動量検出手段(29、30)
とを含むダイヤル構成部とを備え、 前記回動量検出手段は、前記スイッチで選択された設
定項目における所望の値の信号を出力できるよようにさ
れている。 <作用> このようにしたため、第1の発明のスイッチ付きダイ
ヤル装置では、各操作部が回動ツマミの切欠き内で互い
に接した状態で、且つ切欠きの中心部側から円周側へ広
がるように形成され、その広がり部分を押圧することに
より、その操作部の中心部側から軸部内を通るようにし
て集束保持された摺動軸の一端が筒部内のスイッチを作
動させ、また、回動ツマミを回転操作するとその回動量
に応じた信号が出力される。また、第2の発明のスイッ
チ付きダイヤル装置では、機器の設定項目に対応した操
作部の広がり部分を押圧操作することによって項目がが
選択され、この選択された項目に対して回動ツマミの回
動量に応じた値を設定することができる。 <本発明の実施例> 以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説明する。 第1〜5図は本発明の一実施例を示している。 第1図に示すように、例えば測定器のような機器の筐
体10の前面パネル11に、ダイヤル装置20が設けられてい
る。このダイヤル装置20の回動ツマミ44の内側には複数
個、例えば4個の選択スイッチのキートップ40、40、…
…が組み込まれている。 ダイヤル装置20は、第2〜5図の如く構成されてい
る。 即ち、筐体10の前面パネル11と平行に設けられたプリ
ント基板12に、ハウジング21が、第4図に示すようにネ
ジ22、22によって固定されている。 ハウジング21は、前記プリント基板12とともに、この
実施例のベースを構成するものであり、第4図及び第5
図に示すように、一面側が開口した中空の円筒部23と、
その平面部23aの中央において突出した同心円筒状の軸
部24とを備えている。 円筒部23は、180゜隔てた2箇所において内方へ膨出
した肉厚部23b、23bを有し、この肉厚部にネジ孔23c、2
3cを備えていて、このネジ穴23c、23cにおいて前記した
ようにプリント基板12にネジ止めされている。また、こ
のネジ穴23cから90゜隔てた位置にも肉厚部23dが設けら
れ、この肉厚部23dにおいて軸方向に貫通した貫通孔23e
が設けられている。 また、平面部23aの中央内側には、第2、3、5図に
示すようにほぼ四角形の皿穴25が設けられている。 また、円筒部23には、前記貫通孔23eと180゜隔てた位
置において、内方へ突出した肉厚部23fが設けられてい
ると共に、円筒部23の端部から側方へ突設され、円筒部
23の外周壁との間に円弧状の溝26を構成する対向壁部27
が設けられている。 この肉厚部23f及び対向壁部27には軸方向に実装穴28a
及び28bが2個ずつ設けられ、実装穴28a、28aにそれぞ
れ発光素子29、発光素子30が、2個ずつ嵌入されて、溝
26に開いた対向窓28c、28c、28d、28dにおいてそれぞれ
向かい合っている。発光素子29、受光素子30は素子面と
リード線が直角になった横型のものを用い、そのリード
線はプリント基板12に接続されている。この2対の投受
光素子は、後述するスリットリング32のスリット33を検
出するための回動量検出手段を構成するもので、回動ツ
マミの44の回転角度の変化量に応じた数の信号を出力す
る。 円筒部23の軸部24の外周には、ベアリング31a、31bを
介して、スリットリング32が回動自在に取付けられてい
る。スリットリング32の筒部32aの端部には、軸方向の
スリット33が等間隔で多数設けられている。この筒部32
aは、第2、3図に示すように、円筒部23の外周壁を囲
んでおり、このため、回動によって溝26内を通るように
なっている。従って、スリットリング32の回動時に、前
記発光素子29、受光素子30によって、スリット33の通過
が検出される。 なお、ベアリング31a、31b、及びスリットリング32の
抜止めのために、軸部24の周溝24aにEリング34が嵌込
まれている また、第5図に示すように、スリットリング32の平面
部32bの内面には、手動によるスリットリング32の回動
時に節度感を与えるための半径方向のクリック溝35が、
スリット33と同一角度に設けられている。 そして、ハウジング21の貫通孔23eには、球体37の受
け38及びコイルバネ36が収容され、コイルバネ36の一端
はネジ39に当接し、他端は受け38のフランジ部38aに当
接していて、このため、受け38によって球体37が外方へ
向って付勢されている。このため、僅かに貫通孔23eか
ら露出した球体37がスリットリング32の回動時に、この
クリック溝35に出入して、節度感が与えられる。 ハウジング21の軸部24には、複数の、例えばこの実施
例では4個のキートップ40、40、……が、軸方向に摺動
自在に取付けられている。 即ち、キートップ40は、ハウジング21の軸部24に内接
する円柱を周方向に4等分に分割した断面扇状の摺動軸
40aと、その前端から側方へ突設された、円板を周方向
に4等分に分割した平板扇状の操作部40bとから成る。
4つの摺動軸40aが互いの側面同士を接するように付き
合わせて円形になった状態で軸部24内に収容されてい
て、第6図に示すように個々に独立して摺動可能になっ
ている。 摺動軸40aはその後端側の周壁部において、嵌合溝40
a′を有しており、第2、6図に示すようにこの嵌合溝4
0a′に当接部材41の爪部41aが嵌合されている。 当接部材41は、ハウジング21の平面部23aの内面の前
記皿穴25の角部に適合した形状であって、このため、摺
動軸40aが軸部24から前方へ抜けるのを防止している。 また、プリント基板12には、ハウジング21の円筒部23
内において各キートップ40、40、……ごとに対応して、
4個のスイッチ42、42、……が取付けられていて、この
スイッチ42に当接部材41が当接している。このため、キ
ートップ40の操作部40bをスイッチ42方向へ指で押す
と、スイッチ42がONし、指を離すと、スイッチ42に内蔵
されたバネ(図示せず)による復元力で、元の状態に復
元される。 なお、各操作部40bは、互いに隙間なく隣接してお
り、その前面には、指を押す位置を示す台部40b′が突
設され、例えば周波数、レベルなどの各種の機能を示す
表示が施されている。また、操作部40bの前面の周縁部
には、縁部40b″が突設されている。 スリットリング32の平面部32bの外周には、回動ツマ
ミ44が、穴44aにおいてネジ45によって固定されてい
る。回動ツマミ44はほぼ円筒状であって、その前端面に
おいて、前記4つの当接部材41、41、……の周縁の縁部
40b″、40b″、……のみを覆い、軸部24と同心となる円
形の切欠き46を備えている。また、回動ツマミ44の後端
面は開口されているので、ネジ45を緩めれば、回動ツマ
ミ44のみを前方へ外すことができ、回動ツマミの交換が
簡単に行なえる。 このように構成されたダイヤル装置20で、例えば周波
数の設定を行なうには、周波の表示が施されたキートッ
プ40の操作部40bを指で押す。すると、第6図に示すよ
うに、この1つのキートップ40のみが、他のキートップ
の摺動軸の側面と軸部の内壁にガイドされて後方へ摺動
し、対応するスイッチ42を当接部材41が押し下げてONす
る。指を離すと、このキートップ40はスイッチ42の復元
力で元の状態に復元する。次に回動ツマミ44を回す。こ
の回動によってスリットリング32が回動する。このた
め、溝26において発光素子29と受光素子30によって筒部
32aの端部のスリット33の通過ごとにパルス出力が得ら
れ、このパルス数に基づいた設定値が機器に設定される
とともに前面パネル11に設けた表示部(図示せず)に表
示される。この回動の際に、押し付けられた球体37がク
リック溝35に出入りするので節度感が手に伝わる。 なお、回動ツマミ44を回動させても、キートップ40、
40、……はその摺動軸40aに嵌合された当接部材41、4
1、……がそれぞれ皿穴25の角部に適合しているので、
回動しない。 次に、例えばレベルの設定を行なうには該当する操作
部40bを指で押した後、同様に回動ツマミ44で設定を行
なう。 なお、キートップ40の操作部40bは摺動軸40aから大き
く側方へ張り出されているので、操作部40bの外側寄り
の部分を押すと、摺動軸40aを中心とした回転モーメン
トが生じて、摺動軸40aの円滑な摺動が妨げられたり、
あるいは摺動軸40aの摩耗が大きくなるおそれがある。
また、操作部40bが撓みやすい材質、例えばプラスチッ
クなどで構成されている場合には、押すと、撓んで、摺
動軸40aが円滑に摺動しないおそれがある。 このため、第8図に示すように、リング板48aから半
径方向に放射状に且つ上側へ傾斜した複数のバネ片48
b、48b、……が延設された皿バネ48を、軸部24の先端の
段部24bに被せて、バネ片48b、48b、……の先端で、操
作部40b、40b、……への外側寄りの位置を支持させるよ
うにしてもよい。 なお、前記実施例では、キートップ40を4個設けた場
合を示したが、第10図のように2個、第11図のように3
個にしてもよく、その他の任意の数にしてもよい。 また、前記実施例ではスリットの通過を光学的に検出
することで、回動ツマミの回動量に応じた信号を出力し
ていたが、スリットの代りに磁気ストライプを設け、こ
の磁気ストライプの移動を磁気的に検出して、回動ツマ
ミの回動量を検出するようにしてもよい。 <本発明の効果> 以上説明したように、本発明のダイヤル装置では、 (イ)回動ツマミ44の内側に複数のスイッチが組込まれ
ているので、従来のように別の離れた位置にスイッチを
設けるのに比べてスペース占有を著しく少なくすること
ができる。 (ロ)各スイッチが回動ツマミ内にあるので、操作のた
めの手の動きが、従来のようにスイッチが離れた位置に
ある場合に比して、著しく少なくて済み、操作時間を短
縮できる。 (ハ)複数のスイッチが回動ツマミの内側に設けてある
ので、1個の回動ツマミで複数の項目についての設定を
兼用している場合でも、それを操作者に直感的にわから
せることができる。 (ニ)各操作部が回動ツマミの切欠き内で互いに接する
ように且つ切欠きの中心部から円周方向に広がるように
形成されているので、限られた切欠き面内を操作部のみ
で占有することができ、各操作部の面積を大きくするこ
とができ、前面側からの押圧操作が楽になる。また、一
本指での操作部の同時押しが、回動ツマミの前面に大き
な凹凸を設けることなく行なえ、デザイン的な制限も埃
等の付着も少なくできる。また、キートップの数の変更
も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるダイヤル装置を備えた
機器の斜視図、第2図は本発明の一実施例によるダイヤ
ル装置を示す断面図、第3図は背面図、第4図は前方か
ら見た分解斜視図、第5図は後方から見た一部の分解斜
視図、第6図は要部の動作を示すための斜視図である。 第7図は本発明の他の実施例を示す断面図、第8図は皿
バネを示す斜視図、第9図は操作部と皿バネの位置関係
を示す図である。 第10図、第11図はそれぞれ本発明の他の実施例の要部を
示す斜視図である。 第12図は従来例を示す斜視図である。 11……前面パネル、12……プリント基板、20……ダイヤ
ル装置、21……ハウジング、23……円筒部、24……軸
部、25……皿穴、26……溝、27……対向壁部、28a、28b
……実装穴、29……発光素子、30……受光素子、32……
スリットリング、35……クリック溝、37……球体、40…
…キートップ、40a……摺動軸、40b……操作部、41……
当接部材、42……スイッチ、44……回動ツマミ、48……
皿バネ。
機器の斜視図、第2図は本発明の一実施例によるダイヤ
ル装置を示す断面図、第3図は背面図、第4図は前方か
ら見た分解斜視図、第5図は後方から見た一部の分解斜
視図、第6図は要部の動作を示すための斜視図である。 第7図は本発明の他の実施例を示す断面図、第8図は皿
バネを示す斜視図、第9図は操作部と皿バネの位置関係
を示す図である。 第10図、第11図はそれぞれ本発明の他の実施例の要部を
示す斜視図である。 第12図は従来例を示す斜視図である。 11……前面パネル、12……プリント基板、20……ダイヤ
ル装置、21……ハウジング、23……円筒部、24……軸
部、25……皿穴、26……溝、27……対向壁部、28a、28b
……実装穴、29……発光素子、30……受光素子、32……
スリットリング、35……クリック溝、37……球体、40…
…キートップ、40a……摺動軸、40b……操作部、41……
当接部材、42……スイッチ、44……回動ツマミ、48……
皿バネ。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.中空筒状の軸部(24)と該軸部の一端に段差をもっ
て結合した中空の筒部(23)と有するベース(21)と、 前記軸部にそれを中心に回動できるように係合支持され
前端面に前記軸部より大きい径の同心円形の切欠きが
(46)が設けられた回動ツマミ(44)と、 前記筒部内で且つ該筒部と前記軸部との結合部付近に設
けられた複数のスイッチ(42)と、前記軸部内に摺動自
在に且つ相互に接するように集束して保持され一端が前
記スイッチを押圧可能にされた前記スイッチに対応した
複数の摺動軸(40a)と、前記回動ツマミの一端側の同
心円形の切欠き内に互いに接するように前記スイッチに
対応して複数配置され、且つ前記同心円形の中心部側の
一部が前記摺動軸の他端に取り付けられ、さらに前記同
心円形の円周方向に広がる形状を有し、該広がり部分を
押圧されることにより前記摺動軸を介して前記スイッチ
を作動させる操作部(40b)とを含むスイッチ構成部
と、 前記回動ツマミの他端にそれと一体に回転するように前
記筒部方向に設けられたスリットまたは磁気ストライプ
と、前記筒部に固定して設けられ前記回動ツマミの回転
にともなう前記スリットまたは磁気ストライプの通過数
に対応した信号を出力する回動量検出手段(29、30)と
を含むダイヤル構成部とを備えたスイッチ付きダイヤル
装置。 2.複数の設定項目を有する機器の前面パネルに取り付
けられ、前記機器の設定項目のうち所定数の設定項目か
ら選択し該選択した項目に対して値を設定するためのス
イッチ付きダイヤル装置であって、 中空筒状の軸部(24)と該軸部の一端に段差をもって結
合した中空の筒部(23)と有するベース(21)と、 前記軸部にそれを中心に回動できるように係合支持され
前端面に前記軸部より大きい径の同心円形の切欠きが
(46)が設けられた回動ツマミ(44)と、 前記筒部内で且つ該筒部と前記軸部との結合部付近に前
記所定数の設定項目に対応して設けられたスイッチ(4
2)と、前記軸部内に摺動自在に且つ相互に接するよう
に集束して保持され一端が前記スイッチを押圧可能にさ
れた前記スイッチに対応した前記所定数の摺動軸(40
a)と、前記回動ツマミの一端側の同心円形の切欠き内
に互いに接するように前記スイッチに対応して前記所定
数配置され、且つ前記同心円形の中心部側の一部が前記
摺動軸の他端に取り付けられ、さらに前記同心円形の円
周方向に広がる形状を有し、設定項目を選択するために
前記広がり部分を押圧されることにより前記摺動軸を介
して前記スイッチを作動させる操作部(40b)と前記同
心円形の円周方向に広がる形状を有し、該広がり部分を
押圧されることにより前記摺動を介して前記スイッチを
作動させる操作部(40b)とを含むスイッチ構成部と、 前記回動ツマミの他端にそれと一体に回転するように前
記筒部方向に設けられたスリットまたは磁気ストライプ
と、前記筒部に固定して設けられ前記回動ツマミの回転
にともなう前記スリットまたは磁気ストライプの通過数
に対応した信号を出力する回動量検出手段(29、30)と
を含むダイヤル構成部とを備え、 前記回動量検出手段は、前記スイッチで選択された設定
項目における所望の値の信号を出力できるようにされた
ことを特徴とするスイッチ付きダイヤル装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62050978A JP2668212B2 (ja) | 1987-03-04 | 1987-03-04 | スイッチ付きダイヤル装置 |
US07/162,061 US4857677A (en) | 1987-03-04 | 1988-02-29 | Dial device |
DE8888103181T DE3866563D1 (de) | 1987-03-04 | 1988-03-02 | Waehlvorrichtung. |
EP88103181A EP0282817B1 (en) | 1987-03-04 | 1988-03-02 | Dial device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62050978A JP2668212B2 (ja) | 1987-03-04 | 1987-03-04 | スイッチ付きダイヤル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63216224A JPS63216224A (ja) | 1988-09-08 |
JP2668212B2 true JP2668212B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=12873897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62050978A Expired - Lifetime JP2668212B2 (ja) | 1987-03-04 | 1987-03-04 | スイッチ付きダイヤル装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4857677A (ja) |
EP (1) | EP0282817B1 (ja) |
JP (1) | JP2668212B2 (ja) |
DE (1) | DE3866563D1 (ja) |
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