JP2668021B2 - トラックの懸架スプリング取付装置 - Google Patents
トラックの懸架スプリング取付装置Info
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、トラック、特に後2軸トラック用の懸架ス
プリング取付装置に関するものである。
プリング取付装置に関するものである。
(従来の技術) 従来の後2軸トラックにおける後軸懸架装置の一例を
第5図及び第6図を参照して説明する。図中符号10は車
台フレームを総括的に示し、同フレームは断面形状が夫
々溝型をなし車体前後方向に延在した左右一対のサイド
レール12と、車体前後方向に間隔を存して複数個並設さ
れ夫々両端を上記サイドレール12に固着されたクロスメ
ンバ(図示せず)とから構成されている。上記サイドレ
ール(12)の後方部分下側に、必要に応じインナスティ
フナ等の補強部材(図示せず)を介装して、後輪懸架用
のスプリング取付装置14がボルト等適宜の固着手段によ
って装着され、同スプリング取付装置14に支持されて車
巾方向外方に突設されたトラニオン16上にスプリング支
持台18が廻動可能に装架されている。
第5図及び第6図を参照して説明する。図中符号10は車
台フレームを総括的に示し、同フレームは断面形状が夫
々溝型をなし車体前後方向に延在した左右一対のサイド
レール12と、車体前後方向に間隔を存して複数個並設さ
れ夫々両端を上記サイドレール12に固着されたクロスメ
ンバ(図示せず)とから構成されている。上記サイドレ
ール(12)の後方部分下側に、必要に応じインナスティ
フナ等の補強部材(図示せず)を介装して、後輪懸架用
のスプリング取付装置14がボルト等適宜の固着手段によ
って装着され、同スプリング取付装置14に支持されて車
巾方向外方に突設されたトラニオン16上にスプリング支
持台18が廻動可能に装架されている。
上記スプリング支持台18上に複数枚のリーフスプリン
グを重ね合わせて構成された重ね板ばね装置20の中央部
分がUボルト22等の固定手段により支持されている。上
記重ね板ばね装置20の前端部分に後前軸のアクスルハウ
ジング24が支持され、また後端部分に後後軸のアクスル
ハウジング26が支持されている。
グを重ね合わせて構成された重ね板ばね装置20の中央部
分がUボルト22等の固定手段により支持されている。上
記重ね板ばね装置20の前端部分に後前軸のアクスルハウ
ジング24が支持され、また後端部分に後後軸のアクスル
ハウジング26が支持されている。
上記スプリング取付装置14は、重ね板ばね装置20を介
して積載貨物を含む車両のばね上重量の大半を支持する
と共に、発進,停止,旋回等に際して剪断、曲げ及び捩
り荷重、更にこれらの複合荷重を受け、極めて厳しい負
荷条件の下に稼働するものであるから、十分な強度及び
耐久性が要求される。また、スプリング取付装置14は、
一般にダクタイル鋳鉄等の特殊鋳鉄を素材とする鋳造品
に所要の機械加工を施して製造されている。
して積載貨物を含む車両のばね上重量の大半を支持する
と共に、発進,停止,旋回等に際して剪断、曲げ及び捩
り荷重、更にこれらの複合荷重を受け、極めて厳しい負
荷条件の下に稼働するものであるから、十分な強度及び
耐久性が要求される。また、スプリング取付装置14は、
一般にダクタイル鋳鉄等の特殊鋳鉄を素材とする鋳造品
に所要の機械加工を施して製造されている。
第6図は従来のスプリング取付装置14の典型的な構成
を示す斜視図であって、同取付装置は、その上端に車台
フレーム10の下側面に当接される台形の平坦面からなる
取付面28が設けられ、取付面28には多数のボルト孔30が
設けられている。また、上記取付面28の下方には、同取
付面に対し平行な車巾方向に延在するトラニオン取付孔
32が形成され、このトラニオン取付孔内に前記トラニオ
ン16が挿入される。トラニオン取付孔32を限界する孔壁
34と上記取付面28とは、複数の肉抜穴36を開設した中空
角柱状の連結壁38によって連結され、同連結壁38の外側
には、上下端を上記取付面28及びトラニオン取付孔壁34
に一体的に結合された多数の補強リブ40が突設されてい
る。
を示す斜視図であって、同取付装置は、その上端に車台
フレーム10の下側面に当接される台形の平坦面からなる
取付面28が設けられ、取付面28には多数のボルト孔30が
設けられている。また、上記取付面28の下方には、同取
付面に対し平行な車巾方向に延在するトラニオン取付孔
32が形成され、このトラニオン取付孔内に前記トラニオ
ン16が挿入される。トラニオン取付孔32を限界する孔壁
34と上記取付面28とは、複数の肉抜穴36を開設した中空
角柱状の連結壁38によって連結され、同連結壁38の外側
には、上下端を上記取付面28及びトラニオン取付孔壁34
に一体的に結合された多数の補強リブ40が突設されてい
る。
更に、上記トラニオン取付孔32の下側には、夫々一端
を前記後前軸アクスルハウジング24及び後後軸アクスル
ハウジング26に枢着されたラジアスロッド(図示せず)
の他端が連結されるラジアスロッド取付部42が一体的に
形成されている。
を前記後前軸アクスルハウジング24及び後後軸アクスル
ハウジング26に枢着されたラジアスロッド(図示せず)
の他端が連結されるラジアスロッド取付部42が一体的に
形成されている。
上述した従来のスプリング取付装置14は、(1)多数
の補強用リブ40と取付面28及びトラニオン取付孔外周壁
34との接合部に応力が集中し易く、大きな応力に耐え得
るようにするために不当に肉厚が大きくなり、重量が増
大する、(2)多数のリブ40及び肉抜穴36等が設けられ
ているために、鋳造に際して多くの中子が必要になり、
鋳造コストが増大する、等の問題点があった。
の補強用リブ40と取付面28及びトラニオン取付孔外周壁
34との接合部に応力が集中し易く、大きな応力に耐え得
るようにするために不当に肉厚が大きくなり、重量が増
大する、(2)多数のリブ40及び肉抜穴36等が設けられ
ているために、鋳造に際して多くの中子が必要になり、
鋳造コストが増大する、等の問題点があった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記車台フレームへの取付面とトラニオン
取付孔の孔壁とを波形に摺曲した壁面のみによって連結
し実質的にリブを設けない構成とすることによって、応
力の集中を回避すると共に、鋳造時に必要な中子の数を
少くし、軽量でしかも強度が高く耐久性が優れたスプリ
ング取付装置を安価に提供することを目的とするもので
ある。
取付孔の孔壁とを波形に摺曲した壁面のみによって連結
し実質的にリブを設けない構成とすることによって、応
力の集中を回避すると共に、鋳造時に必要な中子の数を
少くし、軽量でしかも強度が高く耐久性が優れたスプリ
ング取付装置を安価に提供することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 本発明に係るトラックの懸架スプリング取付装置は、
上記目的を達成するために創案されたもので、車体前後
方向及び上下方向に延在する閉断面の空所を限界する連
続したなだらかな複数のわん曲面のみで形成された波形
の摺曲を具えた外周壁、上記空所の上端開口部における
外周壁の頂縁に形成され車台フレームに取付けられるフ
ランジ状の取付面、上記空所の底部下側に上記取付面に
対し略平行に形成されかつ車巾方向に延在したトラニオ
ン取付孔を限界する孔壁、及び上記空所内に配設され、
車巾方向に延びて上記空所を限界する対向する外周壁を
連結すると共に、上記トラニオン取付孔を限界する孔壁
上面の車体前後方向における略中央部分から上記取付面
まで延在され、同空所を車体前後方向に2つの室に区分
する薄い板状の隔壁を具備してなることを特徴とするも
のである。
上記目的を達成するために創案されたもので、車体前後
方向及び上下方向に延在する閉断面の空所を限界する連
続したなだらかな複数のわん曲面のみで形成された波形
の摺曲を具えた外周壁、上記空所の上端開口部における
外周壁の頂縁に形成され車台フレームに取付けられるフ
ランジ状の取付面、上記空所の底部下側に上記取付面に
対し略平行に形成されかつ車巾方向に延在したトラニオ
ン取付孔を限界する孔壁、及び上記空所内に配設され、
車巾方向に延びて上記空所を限界する対向する外周壁を
連結すると共に、上記トラニオン取付孔を限界する孔壁
上面の車体前後方向における略中央部分から上記取付面
まで延在され、同空所を車体前後方向に2つの室に区分
する薄い板状の隔壁を具備してなることを特徴とするも
のである。
(作用) 本発明によれば、スプリング取付装置を車台フレーム
に取付けるための取付面とトラニオン取付孔を限界する
孔壁とが、車体前後方向及び上下方向に延在する閉断面
の空所を限界する連続したなだらかな複数のわん曲面の
みで形成された波形の摺曲を具えた外周壁によって接続
され実質的にリブを具えていないので、応力の集中がな
く重量の軽減及び耐久性の向上が達成される。また、リ
ブを具えていないので、鋳造に際して中子の数を低減す
ることができる。
に取付けるための取付面とトラニオン取付孔を限界する
孔壁とが、車体前後方向及び上下方向に延在する閉断面
の空所を限界する連続したなだらかな複数のわん曲面の
みで形成された波形の摺曲を具えた外周壁によって接続
され実質的にリブを具えていないので、応力の集中がな
く重量の軽減及び耐久性の向上が達成される。また、リ
ブを具えていないので、鋳造に際して中子の数を低減す
ることができる。
さらに、上記空所内に、車巾方向に延在して対向する
外周壁を連結すると共に、同空所を車体前後方向に2つ
の室に区分する薄い板状の隔壁を設けたので、走行中ス
プリング取付装置に異常な力が作用したとき、上記相対
向する外周壁が互に接近するような断面変形を起して圧
潰する恐れがなく、従って耐久性及び信頼性をさらに向
上することができる。
外周壁を連結すると共に、同空所を車体前後方向に2つ
の室に区分する薄い板状の隔壁を設けたので、走行中ス
プリング取付装置に異常な力が作用したとき、上記相対
向する外周壁が互に接近するような断面変形を起して圧
潰する恐れがなく、従って耐久性及び信頼性をさらに向
上することができる。
(実施例) 以下本発明の実施例を第1図乃至第4図について具体
的に説明する。(なお、第5図及び第6図を参照して説
明した従来の構成と実質的に同一又は対応する部材及び
部分には同一の符号を付し、重複説明は省略する。)本
発明に係るスプリング取付装置14においては、同取付装
置を車台フレームに取付けるための平らな取付面28が、
特に第2図の平面図に明示されているように、連続した
なだらかな複数のわん曲面のみで形成された波形の摺曲
を具えた外周壁44の頂縁にフランジ状に形成されてい
る。上記外周壁44は、車体前後方向に延びかつ上下方向
に延在した閉断面の空所46を限界し、同空所46の底壁は
トラニオン取付孔32を限界する孔壁34の一部を兼ねてい
る。上記空所46の内部は車巾方向に延在する隔壁48によ
って前方及び後方の室46a及び46bに区分されている。さ
らに詳述すると、上記隔壁48は、薄い板状をなしていて
車巾方向に延び、車体前後方向に細長く延びた上記空所
46の車巾方向に対向する外周壁部分を相互に連結すると
共に、上記トラニオン取付孔を限界する孔壁34の上面の
車体前後方向における略中央部分から上記取付面28まで
上下方向に延在して形成されている。上記外周壁44の外
部には補強用のリブがなく、従って空所46の上端開口部
を限界する上記フランジ状の取付面28とトラニオン孔の
孔壁34とは専ら外周壁44によって連結され、通常設けら
れている補強用のリブは存在しない。
的に説明する。(なお、第5図及び第6図を参照して説
明した従来の構成と実質的に同一又は対応する部材及び
部分には同一の符号を付し、重複説明は省略する。)本
発明に係るスプリング取付装置14においては、同取付装
置を車台フレームに取付けるための平らな取付面28が、
特に第2図の平面図に明示されているように、連続した
なだらかな複数のわん曲面のみで形成された波形の摺曲
を具えた外周壁44の頂縁にフランジ状に形成されてい
る。上記外周壁44は、車体前後方向に延びかつ上下方向
に延在した閉断面の空所46を限界し、同空所46の底壁は
トラニオン取付孔32を限界する孔壁34の一部を兼ねてい
る。上記空所46の内部は車巾方向に延在する隔壁48によ
って前方及び後方の室46a及び46bに区分されている。さ
らに詳述すると、上記隔壁48は、薄い板状をなしていて
車巾方向に延び、車体前後方向に細長く延びた上記空所
46の車巾方向に対向する外周壁部分を相互に連結すると
共に、上記トラニオン取付孔を限界する孔壁34の上面の
車体前後方向における略中央部分から上記取付面28まで
上下方向に延在して形成されている。上記外周壁44の外
部には補強用のリブがなく、従って空所46の上端開口部
を限界する上記フランジ状の取付面28とトラニオン孔の
孔壁34とは専ら外周壁44によって連結され、通常設けら
れている補強用のリブは存在しない。
上記トラニオン取付孔32の下方に設けられているラジ
アスロッド取付部42は、第4図の断面図に最も良く示さ
れているように、車巾方向に延在する中央隔壁50によっ
て前後方向に区分された閉断面の空所52a及び52bを囲む
外壁54を具えており、同外壁54には図示しないラジアス
ロッドの端部が遊挿される前後二つの切欠56a及び56bが
設けられている。
アスロッド取付部42は、第4図の断面図に最も良く示さ
れているように、車巾方向に延在する中央隔壁50によっ
て前後方向に区分された閉断面の空所52a及び52bを囲む
外壁54を具えており、同外壁54には図示しないラジアス
ロッドの端部が遊挿される前後二つの切欠56a及び56bが
設けられている。
上記構成によれば、車台フレームに装着されるフラン
ジ状の取付面28と、同取付面28に実質的に平行でかつ車
巾方向に延在するトラニオン取付孔32の孔壁34とが、閉
断面の空所46を限界する外周壁44によって連結され、外
周壁44の外側に従前の補強リブが設けられていないの
で、懸架スプリング例えば第5図の重ね板ばね装置20を
支持するトラニオン16からスプリング取付装置14に入っ
てくる圧縮、剪断、曲げ及び捩り荷重等が、応力集中を
生ずることなく分散して上記外周壁44及び取付面28を経
て台車フレームに伝達される。また、上記空所46内に車
巾方向及び上下方向に延在する隔壁48が設けられている
ので、スプリング取付装置14に曲げ又は捩り荷重が作用
した際に、車巾方向に対向する外周壁部分が車巾方向に
近接して空所46が圧潰するような断面変形を起すことが
確実に防止される。この結果、外周壁44及び隔壁48の厚
さを十分に薄くして重量を軽減することができ、また耐
久性及び信頼性を確保することができるのである。
ジ状の取付面28と、同取付面28に実質的に平行でかつ車
巾方向に延在するトラニオン取付孔32の孔壁34とが、閉
断面の空所46を限界する外周壁44によって連結され、外
周壁44の外側に従前の補強リブが設けられていないの
で、懸架スプリング例えば第5図の重ね板ばね装置20を
支持するトラニオン16からスプリング取付装置14に入っ
てくる圧縮、剪断、曲げ及び捩り荷重等が、応力集中を
生ずることなく分散して上記外周壁44及び取付面28を経
て台車フレームに伝達される。また、上記空所46内に車
巾方向及び上下方向に延在する隔壁48が設けられている
ので、スプリング取付装置14に曲げ又は捩り荷重が作用
した際に、車巾方向に対向する外周壁部分が車巾方向に
近接して空所46が圧潰するような断面変形を起すことが
確実に防止される。この結果、外周壁44及び隔壁48の厚
さを十分に薄くして重量を軽減することができ、また耐
久性及び信頼性を確保することができるのである。
なお、ラジアスロッドからラジアスロッド取付部42に
導入される主として車輪駆動力に基づく前後方向の荷重
も上記同様に外周壁44を経て円滑に車台フレームに伝達
される。また、ラジアスロッド取付部42自体に関して
も、外壁54の内部に車巾方向の隔壁50によって前後方向
に区分された閉断面の空所52a及び52bを形成する構造を
採用することによって、応力集中を効果的に回避し重量
の軽減と耐久性及び信頼性とを改善することができる利
点がある。
導入される主として車輪駆動力に基づく前後方向の荷重
も上記同様に外周壁44を経て円滑に車台フレームに伝達
される。また、ラジアスロッド取付部42自体に関して
も、外壁54の内部に車巾方向の隔壁50によって前後方向
に区分された閉断面の空所52a及び52bを形成する構造を
採用することによって、応力集中を効果的に回避し重量
の軽減と耐久性及び信頼性とを改善することができる利
点がある。
また、上述した構成によって、鋳造に必要な中子数を
第6図に示した従来のスプリング取付装置より大巾に減
少して鋳造コストを低減することができ、また中子の減
少により鋳ばり除去等の付随する仕上作業工数が低減す
るので、この点からも製造コストを低減し得る利点があ
る。
第6図に示した従来のスプリング取付装置より大巾に減
少して鋳造コストを低減することができ、また中子の減
少により鋳ばり除去等の付随する仕上作業工数が低減す
るので、この点からも製造コストを低減し得る利点があ
る。
(発明の効果) 叙上のように、本発明に係るトラックの懸架スプリン
グ取付装置は、車体前後方向及び上下方向に延在する閉
断面の空所を限界する連続したなだらかな複数のわん曲
面のみで形成された波形の摺曲を具えた外周壁、上記空
所の上端開口部における外周壁の頂縁に形成され車台フ
レームに取付けられるフランジ状の取付面、上記空所の
底部下側に上記取付面に対し略平行に形成されかつ車巾
方向に延在したトラニオン取付孔を限界する孔壁、及び
上記空所内に配設され、車巾方向に延びて上記空所を限
界する対向する外周壁を連結すると共に、上記トラニオ
ン取付孔を限界する孔壁上面の車体前後方向における略
中央部分から上記取付面まで延在され、同空所を車体前
後方向に2つの室に区分する薄い板状の隔壁を具備して
なることを特徴とし、軽量で耐久性及び信頼性が優れた
懸架スプリング取付装置を安価に提供し得る利点があ
る。
グ取付装置は、車体前後方向及び上下方向に延在する閉
断面の空所を限界する連続したなだらかな複数のわん曲
面のみで形成された波形の摺曲を具えた外周壁、上記空
所の上端開口部における外周壁の頂縁に形成され車台フ
レームに取付けられるフランジ状の取付面、上記空所の
底部下側に上記取付面に対し略平行に形成されかつ車巾
方向に延在したトラニオン取付孔を限界する孔壁、及び
上記空所内に配設され、車巾方向に延びて上記空所を限
界する対向する外周壁を連結すると共に、上記トラニオ
ン取付孔を限界する孔壁上面の車体前後方向における略
中央部分から上記取付面まで延在され、同空所を車体前
後方向に2つの室に区分する薄い板状の隔壁を具備して
なることを特徴とし、軽量で耐久性及び信頼性が優れた
懸架スプリング取付装置を安価に提供し得る利点があ
る。
第1図は本発明の一実施例を示す正面図、第2図は第1
図に示した懸架スプリング取付装置の平面図、第3図は
上記装置の側面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿う断
面図、第5図は従来の後2軸トラックにおける後輪懸架
装置の一例を示す概略側面図、第6図は第5図における
スプリング取付装置14の詳細斜視図である。 10……車台フレーム、14……スプリング取付装置、16…
…トラニオン、20……重ね板ばね装置(懸架スプリン
グ)、24……後前軸のアクスルハウジング、26……後後
軸のアクスルハウジング、28……取付面、32……トラニ
オン取付孔、34……トラニオン取付孔の孔壁、42……ラ
ジアスロッド取付部、44……外周壁、46……空所、48…
…隔壁。
図に示した懸架スプリング取付装置の平面図、第3図は
上記装置の側面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿う断
面図、第5図は従来の後2軸トラックにおける後輪懸架
装置の一例を示す概略側面図、第6図は第5図における
スプリング取付装置14の詳細斜視図である。 10……車台フレーム、14……スプリング取付装置、16…
…トラニオン、20……重ね板ばね装置(懸架スプリン
グ)、24……後前軸のアクスルハウジング、26……後後
軸のアクスルハウジング、28……取付面、32……トラニ
オン取付孔、34……トラニオン取付孔の孔壁、42……ラ
ジアスロッド取付部、44……外周壁、46……空所、48…
…隔壁。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−65122(JP,U) 実開 昭59−91968(JP,U) 実開 昭63−16210(JP,U) 実開 昭63−155806(JP,U) 実公 昭57−43685(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】車体前後方向及び上下方向に延在する閉断
面の空所を限界する連続したなだらかな複数のわん曲面
のみで形成された波形の摺曲を具えた外周壁、上記空所
の上端開口部における外周壁の頂縁に形成され車台フレ
ームに取付けられるフランジ状の取付面、上記空所の底
部下側に上記取付面に対し略平行に形成されかつ車巾方
向に延在したトラニオン取付孔を限界する孔壁、及び上
記空所内に配設され、車巾方向に延びて上記空所を限界
する対向する外周壁を連結すると共に、上記トラニオン
取付孔を限界する孔壁上面の車体前後方向における略中
央部分から上記取付面まで延在され、同空所を車体前後
方向に2つの室に区分する薄い板状の隔壁を具備してな
ることを特徴とするトラックの懸架スプリング取付装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63279997A JP2668021B2 (ja) | 1988-11-05 | 1988-11-05 | トラックの懸架スプリング取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63279997A JP2668021B2 (ja) | 1988-11-05 | 1988-11-05 | トラックの懸架スプリング取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02127110A JPH02127110A (ja) | 1990-05-15 |
JP2668021B2 true JP2668021B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=17618868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63279997A Expired - Fee Related JP2668021B2 (ja) | 1988-11-05 | 1988-11-05 | トラックの懸架スプリング取付装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2668021B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002307920A (ja) * | 2001-04-17 | 2002-10-23 | Hitachi Metals Ltd | 自動車用サスペンションブラケット |
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JP5197392B2 (ja) * | 2009-01-08 | 2013-05-15 | 日野自動車株式会社 | Vロッド取付部構造 |
CN104973127B (zh) * | 2015-06-26 | 2017-05-03 | 江苏汤臣汽车零部件有限公司 | 一种越野指挥军车轻量化后支架 |
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JPS6117673Y2 (ja) * | 1980-08-26 | 1986-05-29 | ||
JPS6316210U (ja) * | 1986-07-18 | 1988-02-03 | ||
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-
1988
- 1988-11-05 JP JP63279997A patent/JP2668021B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002307920A (ja) * | 2001-04-17 | 2002-10-23 | Hitachi Metals Ltd | 自動車用サスペンションブラケット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02127110A (ja) | 1990-05-15 |
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