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JP2667330B2 - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置

Info

Publication number
JP2667330B2
JP2667330B2 JP4089027A JP8902792A JP2667330B2 JP 2667330 B2 JP2667330 B2 JP 2667330B2 JP 4089027 A JP4089027 A JP 4089027A JP 8902792 A JP8902792 A JP 8902792A JP 2667330 B2 JP2667330 B2 JP 2667330B2
Authority
JP
Japan
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sheet
post
path
conveying
processing
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP4089027A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05286620A (ja
Inventor
智則 大畑
薫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP4089027A priority Critical patent/JP2667330B2/ja
Publication of JPH05286620A publication Critical patent/JPH05286620A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2667330B2 publication Critical patent/JP2667330B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、レーザービー
ムプリンタ等の画像形成装置に供され、複写済のシート
に綴じ、またはパンチング等の後処理を施すシート後処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿の画像をシートに複写する複
写機等の画像形成装置には、例えば、特開平2−144
370号公報に開示されているように、複数枚のシート
を製本するシート後処理装置を備えたものがある。この
ようなシート後処理装置は、図13(a)に示すよう
に、機体本体71側から搬送されてくる複写済のシート
Sをステープル用プレート72上に整合して積載し、そ
の後、内蔵するステープラ73によりステープル針で綴
じて製本を行い、この製本されたシートSを各排出ロー
ラ74・75の間に挟装して排出トレイ76上に排出す
るようになっている。
【0003】また、上記のシート後処理装置には、機体
本体71側に開設されたシートSの搬入口77からステ
ープル用プレート72までの間に、相互に経路長が異な
る第1・第2搬送路78a・78bが形成されており、
これら第1・第2搬送路78a・78bの分岐点にはデ
フレクタ79が配設されて、シートSの搬送経路を第1
搬送路78aあるいは第2搬送路78bの何れか一方に
切り替えるようになっている。尚、上記の第1搬送路7
8aは、第2搬送路78bに比べて経路長が長く形成さ
れていると共に、下流側で再度第2搬送路78bに合流
されており、この経路先端部には、シートSを経路内か
らステープル用プレート72上に排紙する排紙ローラ8
0が配設されている。
【0004】そして、上記シート後処理装置は、複数部
の製本を行う場合、図13(a)に示すように、ステー
プル用プレート72上で1部目のシートSに所定の製本
処理を施している間に、機体本体71側から搬送されて
くる次の1枚目のシートS1を第1搬送路78aで搬送
する一方、2枚目のシートS2 を第2搬送路78bで搬
送するようになっている。これにより、シート後処理装
置は、図13(b)に示すように、上記の各シートS1
・S2 を重ね合わせた状態で、排紙ローラ80からステ
ープル用プレート72上に排紙して、1部目のシートS
での製本時間のタイムロスを稼ぎ高速化を図るようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ように、第1搬送路78aの経路長を第2搬送路78b
の経路長に比べて長く形成することで、2部目の1枚目
および2枚目の各シートS1 ・S2 を同期してステープ
ル用プレート72上に排紙する構成では、複数部の製本
を高速に行うことができるものの、大型サイズのシート
Sにおいても上記と同様の構成を許容させるためには、
各搬送路78a・78bの経路長を長くしなければなら
ず、必然的に装置の大型化を招来する。また、装置の大
型化を回避するために、各搬送路78a・78bの形状
を複雑に湾曲させて距離を稼ぐような場合には、シート
Sの搬送経路が複雑に湾曲されるため、紙折れ等のシー
ト品質の低下を招来するという問題を有している。
【0006】本発明のシート後処理装置は、上記従来の
問題に鑑みなされたものであって、装置の大型化や、搬
送経路の湾曲に伴うシート品質の低下を招来することな
く、複数部のシートに製本等の後処理を行う際のタイム
ロスを稼ぎ、部品形状の小型化、部品点数の減少を図
り、装置の小型化およびコストダウンを可能にすると共
に、さらに、製本時における複数シートの整合をより確
実に行い、整合不良等の発生を抑制することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のシート後処理装
置は、上記の課題を解決するために、順次搬入されるシ
ートを搬送路の先端から下方の後処理板上に落下させる
搬送ローラと、落下したシートの後端側に摺接して落下
位置から後方に移動させ後端を揃える搬送方向整合手段
とが設けられたシート後処理装置において、上記搬送路
が上下に複数の搬送路に分岐され、後処理板上のシート
に所定の後処理が施されて後処理板上から排出される
間、下段側の搬送路に搬入されたシートを一時待機させ
た後、この下段側のシートを上段側に搬入されたシート
と共に落下させるべく上記搬送ローラを制御する搬送制
御手段が設けられ、かつ、上記複数の搬送路の各先端
は、上段側の搬送路ほど、シートの送り方向に突出して
いることを特徴としている。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、シート後処理装置におい
て、複数部のシートに後処理を施す場合、後処理板上に
て1部目のシートに後処理を施し、後処理板上から排出
する間に、搬送制御手段が、下段側の搬送路に形成され
た搬送ローラを停止して、下段側の搬送路で搬送された
2部目の1枚目のシートを一旦停止させて待機状態と
し、その後、所定のタイミングでこの搬送ローラの回転
を再開して、1枚目のシートを上段側の搬送路で搬送さ
れた2枚目のシートと同期して落下させることにより、
1部目のシートに後処理を施す時間を稼ぐようになって
いる。したがって、従来のように、1枚目のシート用の
搬送路の経路長を長くせずとも、1枚目のシートと2枚
目とシートを同期して排出できる。
【0009】また、複数に分岐された搬送路は、上段側
の搬送路ほどシートの送り方向に突出しているため、複
数の搬送路から排出された各々のシートの落下位置には
ズレが生じ、下段側の搬送路から排出されたシートほ
ど、搬送方向整合手段の近くに落下する。したがって、
搬送方向整合手段が、落下したシートの後端側に摺接し
て後端を揃える場合、必然的に下側に位置するシートか
ら順次揃えていくため、整合不良が生じ難くなる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図12
(a)(b)(c)に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、本実施例では、シート後処理装置を画像形成装
置としての複写機において適用した場合を例示してい
る。
【0011】本実施例に係る複写機は、図2に示すよう
に、原稿Mの画像をシートSに複写する機体本体1を有
しており、この機体本体1の上部には、機体本体1の上
端面に形成された露光部2に原稿Mを搬送する原稿搬送
装置30が設けられている。
【0012】上記機体本体1には、その上端に露光部2
をなす露光ガラス3が配設されており、この露光ガラス
3の下方には、光源ランプ4、ミラー5・6・7、およ
びレンズ8からなる光学系9と、感光体ドラム10とが
配設されている。そして、上記光学系9は、後述の原稿
搬送装置30により露光部2に搬送される原稿Mに対し
て、光源ランプ4からの出射光により光走査を行い、こ
の反射光を各ミラー5・6・7およびレンズ8を介して
感光体ドラム10表面の露光ポイントAに照射すること
で、後述のメインチャージャユニット11により一様に
帯電された感光体ドラム10表面に原稿Mの画像に応じ
た静電潜像を形成するようになっている。
【0013】上記感光体ドラム10の周囲には、前述の
ように感光体ドラム10の表面を所定の電位に帯電させ
るメインチャージャユニット11と、現像ユニット12
と、転写チャージャ13と、剥離チャージャ14とが配
設されており、感光体ドラム10表面に形成された静電
潜像は、現像ユニット12によりトナー像として現像さ
れ、次いで、このトナー像が転写チャージャ13により
後述のシート搬送路15を通って搬送されるシートSに
転写されるようになっている。尚、上記剥離チャージャ
14は、トナー像が転写されるシートSを感光体ドラム
10から剥離するようになっている。
【0014】上記感光体ドラム10の下方には、トナー
像転写用のシートSを搬送するシート搬送路15が設け
られている。このシート搬送路15の上流側には、各給
紙ローラ16・17・18を備えた給紙台19、給紙カ
セット20、および給紙デッキ21がそれぞれ配設され
ており、これらの給紙台19、給紙カセット20、およ
び給紙デッキ21に載置あるいは収容されたシートSが
シート搬送路15を通って感光体ドラム10に給紙され
るようになっている。一方、シート搬送路15の下流側
には、トナー像が転写されたシートSを搬送する搬送ベ
ルト22と、トナー像をシートS上に定着させる定着器
23とが配設されている。
【0015】上記定着器23の下流側には、シートSの
搬送方向を後述のシート後処理装置40と、再搬送路2
5とに分岐するデフレクタ24が設けられている。上記
再搬送路25は、感光体ドラム10によりトナー像が転
写されたシートSを再度感光体ドラム10に搬送する循
環経路をなすと共に、経路途中に中間トレイ26が配設
されて、シートSへの両面複写を可能にしている。
【0016】上記原稿搬送装置30は、機体本体1の上
端面に形成された露光部2に原稿Mを搬送する原稿搬送
路31を有している。この原稿搬送路31は、循環経路
をなしており、その経路内には、原稿Mを積載するため
の原稿トレイ32と、この原稿トレイ32上に積載され
た原稿Mを順次露光部2に給送する給送ベルト33と、
露光部2をなす露光ガラス3と当接して設けられ、露光
ガラス3との間で原稿Mの搬送路を形成する搬送ベルト
34とが設けられている。そして、上記原稿搬送装置3
0は、原稿トレイ32上の原稿Mを給送ベルト33によ
り露光部2へ給送すると共に、搬送ベルト34により露
光ガラス3上の所定の位置に原稿Mを位置決めすること
で、前述の光源ランプ4による光走査の状態に原稿Mを
配置するようになっている。
【0017】さらに、本実施例の複写機には、前述のシ
ート搬送路15の下流側にシート後処理装置40が配設
されている。
【0018】上記シート後処理装置40は、図1に示す
ように、機体本体1から搬送されてくるシートSを装置
40内で搬送する後処理搬送路41と、シートSを整合
してステープル針による製本処理を施す後処理手段45
と、製本されたシートSを装置40内から排出する排出
手段51と、装置40内から排出されるシートSを載置
する排出トレイ56とを備えている。
【0019】上記後処理搬送路41は、その一端側に機
体本体1から搬送されてくるシートSを搬入する搬入口
41aが形成されていると共に、経路途中で二股状に分
岐されて上下二段のバイパス41bとメインパス41c
とが形成されている。これらバイパス41bとメインパ
ス41cとの各先端部は、シートの送り方向であるシー
ト搬送方向に前後して形成されており、バイパス41b
の先端部が、メインパス41cの先端部よりも前方に形
成されている。これらバイパス41bおよびメインパス
41cの各先端部には、それぞれ上下一対の搬送ローラ
42・43が配設されており、各パス41b・41cを
通って搬送されてきたシートを下方に配設されているス
テープル用トレイ46へと排出するようになっている。
一方、バイパス41bとメインパス41cとの分岐点に
は、B1 −B2 方向に回動可能な経路切替手段としての
デフレクタ44が配設されており、シートSの搬送経路
をバイパス41b、あるいはメインパス41c何れか一
方のパスに切り替えるようになっている。
【0020】さらに、上記後処理搬送路41には、図3
に示すように、バイパス41bおよびメインパス41c
の各経路途中にシートSを検知するためのシート検知ス
イッチSW1 ・SW2 がそれぞれ配設されている。これ
らシート検知スイッチSW1・SW2 及び後述するステ
ープル用プレート46上のシートSを検知する図示しな
いシート検知スイッチは、シート後処理装置に備えられ
た図示されない制御系に接続されており、制御系は、こ
れら検知スイッチからの検知信号に基づいて、後述する
ような上記搬送ローラ43の駆動制御を行うようになっ
ている。つまり、上記各シート検知スイッチSW1 ・S
2 、と、ステープル用プレート46上のシート検知ス
イッチと、制御系にて、本発明の搬送制御手段が構成さ
れている。
【0021】上記後処理手段45は、後処理板としての
ステープル用プレート46と、幅寄板47と、パドラー
48と、ステープラ49とから構成されている。
【0022】上記ステープル用プレート46は、その一
端側が装置40の外装面に形成された排出口40aに配
されると共に、他端側が一端側に比べて下方に傾斜され
た状態で、後処理搬送路41の下方位置に配設され、製
本(ステープル)するシートSを積載するようになって
いる。尚、上記のステープル用プレート46には、前述
のように図示しないシート検知スイッチが設けられ、ス
テープル用プレート46上でのシートSの有無が検出さ
れるようになっている。
【0023】幅寄板47は、ステープル用プレート46
の略中央部に配設されると共に、図1の紙面に直交する
方向に進退可能に設けられ、ステープル用プレート46
上のシートSを幅方向に整合するようになっている。上
記ステープル用プレート46の下端側には、ストッパー
50が設けられており、このストッパー50は、ステー
プル用プレート46上に積載されるシートSの後端部の
位置決めに用いられる。搬送方向整合手段であるパドラ
ー48は、その羽根部がステープル用プレート46の上
面に当接された状態で配設されると共に、C方向に回転
可能に設けられ、ステープル用プレート46上のシート
Sの後端側に羽根部を摺接させて、シートSを上記スト
ッパー50まで移動させてシートSの後端を揃えること
により、搬送方向に整合するようになっている。ステー
プラ49は、パドラー48が当接されたステープル用プ
レート46の側方位置に配設され、ステープル用プレー
ト46上に積載されたシートSをステープル針で綴じて
製本するようになっている。
【0024】上記排出手段51は、押出部材52と、各
排出ローラ53・54とから構成されている。
【0025】上記押出部材52は、ステープル用プレー
ト46の下端延長線上に配設されると共に、ステープル
用プレート46の上面に沿ったD1 −D2 方向に進退可
能に設けられ、製本されたシートSをステープル用プレ
ート46上から排出口40aに向かって押し出すように
なっている。排出ローラ53は、その回動軸がステープ
ル用プレート46の上端部に軸支されて、G1 −G2
向に回動可能に設けられている。一方、排出ローラ54
は、その回動軸がアーム部材55の一端側に軸支されて
おり、このアーム部材55の他端側は、支点Eを中心と
してF1 −F2方向に回動可能に設けられている。そし
て、上記の排出ローラ53は、後述するステープルモー
ド時、G2 方向への回転によりステープル用プレート4
6上に積載されるシートSの搬送方向での整合を補助す
る一方、G1 方向への回転により製本されたシートSを
排出トレイ56に排出するようになっている。また、排
出ローラ54は、後述するオフセットモード時、排出ロ
ーラ53のG1 方向への回転に合わせて、アーム部材5
5がF2 方向に回転されることで、排出ローラ53との
間でシートSを挟装して、後処理搬送路41から直接シ
ートSを排出トレイ56に排出するようになっている。
尚、上記排出ローラ53・54は、図4に示すように、
オフセットモードにおける相互間での当接状態にて、シ
ートSを検知するシート検知スイッチSW3 を構成する
ようになっている。
【0026】上記排出トレイ56は、排出ローラ53の
下方位置で装置40に取り付けられており、その取付部
近傍には、エレベータユニット57とシフトユニット5
8とが配設されることで、上下方向であるH1 −H2
向と、図2の紙面に直交する方向とに進退可能に設けら
れ、支承するシートSに応じてトレイ位置が調整される
ようになっている。
【0027】上記の構成において、本シート後処理装置
40におけるシートSの搬送プロセスについて以下に説
明する。尚、以下の説明では、機体本体1から搬送され
てくるシートSに後処理を施すことなく、順次1枚ずつ
排出トレイ56に排出するオフセットモードと、機体本
体1から搬送されてくるシートSに製本の後処理を施し
た後、1部のみ製本されたシートS(以下、製本シート
Sと称する)を排出トレイ56に排出するステープル
(シングル)モードと、機体本体1から搬送されてくる
シートSに製本の後処理を施した後、複数部の製本シー
トSを順次排出トレイ56に排出するステープル(マル
チ)モードとの各モードに分けて説明を行うものであ
る。
【0028】先ず、オフセットモード時では、図5のフ
ローチャートに示すように、シート後処理装置40が機
体本体1よりオフセット枚数を受信すると(S1)、装
置40内にオフセット枚数がセットされる(S2)。次
に、装置40が機体本体1より動作スタートを受信する
と(S3)、スタート処理が施されて(S4)、処理枚
数がクリアされる(S5)。
【0029】その後、機体本体1にて原稿Mの画像が複
写されたシートSは、搬入口41aを通って装置40内
に搬入され、メインパス41cを通った後、各排出ロー
ラ53・54間に挟装されて排出トレイ56に排出され
る。このとき、上記のシートSは、シート検知スイッチ
SW2 のON状態によりメインパス41cでの搬送が検
知され(S6)、また、シート検知スイッチSW3 のO
N状態(S7)、およびOFF状態(S8)により各排
出ローラ53・54間での搬送および通過が検知され
て、処理枚数がアップされる(S9)。
【0030】次に、上記のようにアップされた処理枚数
がオフセット枚数と一致するか否かが判別される(S1
0)。S10にて、処理枚数がオフセット枚数と一致し
ない場合は、再度S6に戻る。一方、処理枚数がオフセ
ット枚数と一致する場合は、処理枚数がクリアされ(S
11)、次に、排出トレイ56の下降(S12)、オフ
セット(S13)および上昇(S14)が順次行われ
る。
【0031】そして、機体本体1から装置40への終了
受信の有無が判別され(S15)、終了受信が無い場合
は、再度S6に戻る一方、終了受信が有る場合は、終了
処理が施されて(S16)、以上のようなオフセットモ
ードが終了される。
【0032】次に、ステープル(シングル)モード時で
は、図6のフローチャートに示すように、シート後処理
装置40が機体本体1よりステープル枚数を受信すると
(S21)、装置40内にステープル枚数がセットされ
る(S22)。次に、装置40が機体本体1より動作ス
タートを受信すると(S23)、スタート処理が施され
て(S24)、処理枚数がクリアされる(S25)。
【0033】その後、機体本体1にて原稿Mの画像が複
写されたシートSは、搬入口41aを通って装置40内
に搬入され、メインパス41cを通った後、ステープル
用プレート46上に排紙される。このとき、上記のシー
トSは、シート検知スイッチSW2 のON状態(S2
6)およびOFF状態(S27)によりメインパス41
cでの搬送が検知され、これによって、装置40のタイ
マーがクリアされ(S28)、また、処理枚数がアップ
される(S29)。そして、上記のタイマーによりセッ
トされた所定時間が経過すると(S30)、ステープル
用プレート46上へのシートSの排紙完了を判断して、
ステープル用プレート46上のシートSを幅寄板47に
より幅方向に整合する(S31)。
【0034】次に、上記のようにアップされた処理枚数
がステープル枚数と一致するか否かが判別される(S3
2)。S32にて、処理枚数がオフセット枚数と一致し
ない場合は、再度S26に戻る。一方、処理枚数がステ
ープル枚数と一致する場合は、処理枚数がクリアされ
(S33)、次に、ステープル用プレート46上のシー
トSが、パドラー48のC方向への回転、および排出ロ
ーラ53のG2 方向への回転により搬送方向に整合され
ると共に、ステープラ49のステープル針により綴じら
れてステープル処理が施される(S34)。
【0035】次いで、上記のようにしてステープル処理
が施された製本シートSは、押出部材52のD1 方向へ
の進出移動、および排出ローラ53のG1 方向への回転
によりステープル用プレート46上から排出トレイ56
に排出される(S35)。そして、排出トレイ56の調
整が行われた後(S36)、装置40が機体本体1から
動作終了を受信すると(S37)、終了処理が施されて
(S38)、以上のようなステープル(シングル)モー
ドが終了される。
【0036】次に、ステープル(マルチ)モード時で
は、図7ないし図11のフローチャートに示すように、
シート後処理装置40が機体本体1よりステープル枚数
を受信すると(S41)、装置40内にステープル枚数
がセットされる(S42)。次に、装置40が機体本体
1より動作スタートを受信すると(S43)、スタート
処理が施されて(S44)、処理枚数がクリアされる
(S45)。
【0037】その後、機体本体1にて原稿Mの画像が複
写されたシートSは、搬入口41aを通って装置40内
に搬入され、メインパス41cを通った後、ステープル
用プレート46上に排紙される。このとき、上記のシー
トSは、シート検知スイッチSW2 のON状態によりメ
インパス41cでの搬送が検知され(S46)、次い
で、シート検知スイッチSW2 がOFFされたか否かが
判別される(S47)。
【0038】S47にて、シート検知スイッチSW2
まだON状態の場合は、S48に進み、製本シートSが
ステープル用プレート46上から排出済であるか否かが
判別される。S48にて、まだ、ステープル用プレート
46上から製本シートSが排出されていな場合は、押出
部材52および排出ローラ53により製本シートSが排
出トレイ56に排出されて(S49)、再度S47に戻
る一方、ステープル用プレート46上から製本シートS
が排出されている場合は、S50に進み、排出トレイ5
6が調整済か否かが判別される。S50にて、排出トレ
イ56が調整済の場合は、直接S47に戻る一方、排出
トレイ56が未調整の場合は、排出トレイ56の調整が
行われて(S51)、S47に戻る。そして、S47に
て、シート検知スイッチSW2 のOFF状態が検出され
ると、これに伴って、装置40のタイマーがクリアされ
(S52)、また、処理枚数がアップされる(S5
3)。
【0039】次に、上記のようにアップされた処理枚数
が1枚目であるか否かが判別される(S54)。S54
にて、処理枚数が1枚目でない場合は、後述するS66
に進む一方、処理枚数が1枚目の場合は、S55に進
み、ステープル用プレート46の準備がOKであるか否
かが判別される。S55にて、ステープル用プレート4
6の準備がされている場合は、S66に進む一方、ステ
ープル用プレート46の準備がされていない場合は、搬
送ローラ43の回転が停止されることで、1枚目のシー
トSの搬送が停止され(S56)、また、デフレクタ4
4がB1 方向に回転されて、シートSの搬送経路がバイ
パス41bに切り替えられる(S57)。
【0040】次いで、バイパス41bに2枚目のシート
Sが搬送されているか否かが、シート検知スイッチSW
1 のON状態を検出することで判別される(S58)。
S58にて、シート検知スイッチSW1 がまだONされ
ていない場合には、S59に進み、製本シートSが排出
済であるか否かが判別される。S59にて、まだ、ステ
ープル用プレート46上から製本シートSが排出されて
いな場合は、押出部材52および排出ローラ53により
製本シートSが排出トレイ56に排出されて(S6
0)、再度S58に戻る一方、ステープル用プレート4
6上から製本シートSが排出されている場合は、S61
に進み、排出トレイ56が調整済か否かが判別される。
S61にて、排出トレイ56が調整済の場合は、直接S
58に戻る一方、排出トレイ56が未調整の場合は、排
出トレイ56の調整が行われて(S62)、S58に戻
る。そして、S58にて、シート検知スイッチSW1
ON状態が検出されると、次に、シート検知スイッチS
1 のOFF状態が検出されることで(S63)、デフ
レクタ44がB2 方向に回転されて、シートSの搬送経
路がメインパス41cに切り替えられ(S64)、ま
た、搬送ローラ43が回転されて、1枚目のシートSの
搬送が再開される(S65)。これにより、メインパス
41cを通る1枚目のシートSと、バイパス41bを通
る2枚目のシートSとは、ステープル用プレート46上
に同期して排紙される。
【0041】次に、再度S52に戻り、装置40のタイ
マーがクリアされ、また、処理枚数がアップされて(S
53)、S54に進む。S54にて、処理枚数が1枚目
でないことが判別されると、次いで、S66に進み、上
記のタイマーによりセットされた所定時間が経過したか
否かが判別される。そして、所定時間が経過すると、ス
テープル用プレート46上へのシートSの排紙完了を判
断して、ステープル用プレート46上のシートSを幅寄
板47により幅方向に整合し(S67)、その後、シー
トSの処理枚数がステープル枚数と一致するか否かが判
別される(S68)。S68にて、処理枚数がステープ
ル枚数と一致しない場合は、再度S46に戻る。一方、
処理枚数がステープル枚数と一致する場合は、処理枚数
がクリアされ(S69)、次に、ステープル用プレート
46上のシートSが、パドラー48のC方向への回転、
および排出ローラ53のG2 方向への回転により搬送方
向に整合されると共に、ステープラ49のステープル針
により綴じられてステープル処理が施され(S70)、
その後、再度S46に戻る。
【0042】そして、S46にて、シート検知スイッチ
SW2 によるシートSの検知がなくなると、S71に進
み、製本シートSが排出済であるか否かが判別される。
S71にて、まだ、ステープル用プレート46上から製
本シートSが排出されていない場合は、押出部材52お
よび排出ローラ53により製本シートSが排出トレイ5
6に排出されて(S72)、再度S46に戻る一方、ス
テープル用プレート46上から製本シートSが排出され
ている場合は、S73に進み、排出トレイ56が調整済
か否かが判別される。S73にて、排出トレイ56が未
調整の場合は、排出トレイ56の調整が行われて(S7
4)、S46に戻る一方、排出トレイ56が調整済の場
合は、S75に進み、装置40が機体本体1から動作終
了を受信したか否かが判別される。S75にて、動作終
了を受信していない場合は、再度S46に戻る一方、動
作終了を受信した場合は、終了処理が施されて(S7
6)、ステープル(マルチ)モードが終了される。
【0043】以上のように、複数部の製本を行う場合、
図12(a)に示すように、ステープル用プレート46
上で1部目のシートSに所定の製本処理を施している間
に、機体本体1側から搬送されてくる2部目の1枚目の
シートS1 をメインパス41cにて搬送すると共に、搬
送途中で搬送ローラ43の回転を停止して、一旦シート
1 の搬送を停止し、この状態で、図12(b)に示す
ように、2枚目のシートS2 をバイパス41bにて搬送
する。そして、この2枚目のシートS2 が排出されるタ
イミングと合うように、一時停止している搬送ローラ4
3の回転を再開して、図12(c)に示すように、1部
目のシートSの排出が完了されたステープル用プレート
46上に、1枚目のシートS1 と2枚目のシートS2
を同期して排紙するようになっている。これにより、従
来のように、装置の大型化を招来せず、小型の装置に
て、1部目のシートSの製本時間のタイムロスを稼ぐこ
とができる。
【0044】さらに、上記のシート後処理装置40にお
ける後処理搬送路41のメインパス41cとバイパス4
1bの各先端部は、シート搬送方向前後に位置をずらせ
た状態で形成されており、上段側に設けられたバイパス
41bの先端部が、下段側に設けられたメインパス41
cの先端部よりも、シート搬送方向前方に形成されてい
る。したがって、ステープル用プレート46上に、1枚
目のシートS1 と2枚目のシートS2 とを同期して排出
した場合、パドラー48は、必然的に下側に位置するシ
ートS1 から順次揃えていくため、整合不良の恐れが回
避される。また、先端部が相互にずれて形成されている
ので、バイパス41bとメインパス41cとの配設位置
を近づけたとしても、各々の先端部に設けられた搬送ロ
ーラ42・43が相互に接触する恐れがないため、さら
に、装置の小型化を図ることができる。
【0045】なお、本実施例は、本発明を限定するもの
ではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施例では、搬送ローラ43は、各シート
検知スイッチSW1 ・SW2 と、ステープル用プレート
46に設けられた図示しないシート検知スイッチによる
検知信号に基づいて行われているが、特に、搬送制御手
段をこのような構成に限定する必要はなく、搬送ローラ
43だけでなく、搬送ローラ42の回転も同時に制御す
ることで、メインパス41cを搬送される1枚目のシー
トS1 と、バイパス41bを搬送される2枚目のシート
2 とをより微妙なタイミングでステープル用プレート
46上に同期排紙することも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
シート後処理装置は、搬送路が上下に複数の搬送路に分
岐され、後処理板上のシートに所定の後処理が施されて
後処理板上から排出される間、下段側の搬送路に搬入さ
れたシートを一時待機させた後、この下段側のシートを
上段側に搬入されたシートと共に落下させるべく上記搬
送ローラを制御する搬送制御手段が設けられ、かつ、上
記複数の搬送路の各先端は、上段側の搬送路ほど、シー
トの送り方向に突出している構成である。
【0047】これにより、搬送路の各分岐路の経路長を
長くすることなく、大型サイズのシートにおいても、後
処理時間のタイムロスを稼ぐことができる。このため、
装置の大型化やシート品質の低下を招来することなく、
シートの後処理における高速化を図ることができるとい
う効果を奏する。また、各搬送路から排出されたシート
は、下段に位置するものほど、搬送方向整合手段に接近
した位置に落下し、しかも、個々のシートの後端部のず
れが大きくなるため、搬送方向整合手段による整合が確
実に行われ、整合不良が生じず、シート品質の向上が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における複写機を構成するシ
ート後処理装置を示す構成図である。
【図2】上記複写機の全体構成図である。
【図3】上記のシート後処理装置をなす後処理搬送路に
設けられた各シート検知スイッチを示す説明図である。
【図4】上記のシート後処理装置をなす各排出ローラに
より構成されたシート検知スイッチを示す説明図であ
る。
【図5】上記シート後処理装置のオフセットモード時で
の動作プロセスを示すフローチャートである。
【図6】上記シート後処理装置のステープル(シング
ル)モード時での動作プロセスを示すフローチャートで
ある。
【図7】上記シート後処理装置のステープル(マルチ)
モード時での動作プロセスの一部を示すフローチャート
である。
【図8】上記シート後処理装置のステープル(マルチ)
モード時での動作プロセスの一部を示すフローチャート
である。
【図9】上記シート後処理装置のステープル(マルチ)
モード時での動作プロセスの一部を示すフローチャート
である。
【図10】上記シート後処理装置のステープル(マル
チ)モード時での動作プロセスの一部を示すフローチャ
ートである。
【図11】上記シート後処理装置のステープル(マル
チ)モード時での動作プロセスの一部を示すフローチャ
ートである。
【図12】同図(a)(b)(c)は、各々、ステープル
(マルチ)モード時の後処理搬送路でのシートの搬送動
作を示す説明図である。
【図13】同図(a)(b)は、各々、従来例のシート後
処理装置によるシートの搬送動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 機体本体 40 シート後処理装置 41 後処理搬送路(搬送路) 41b バイパス(搬送路) 41c メインパス(搬送路) 43 搬送ローラ 44 デフレクタ 46 ステープル用プレート(後処理板) 48 パドラー(搬送方向整合手段) SW1 シート検知スイッチ SW2 シート検知スイッチ S シート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】順次搬入されるシートを搬送路の先端から
    下方の後処理板上に落下させる搬送ローラと、落下した
    シートの後端側に摺接して落下位置から後方に移動させ
    後端を揃える搬送方向整合手段とが設けられたシート後
    処理装置において、 上記搬送路が上下に複数の搬送路に分岐され、後処理板
    上のシートに所定の後処理が施されて後処理板上から排
    出される間、下段側の搬送路に搬入されたシートを一時
    待機させた後、この下段側のシートを上段側に搬入され
    たシートと共に落下させるべく上記搬送ローラを制御す
    る搬送制御手段が設けられ、かつ、上記複数の搬送路の
    各先端は、上段側の搬送路ほど、シートの送り方向に突
    出していることを特徴とするシート後処理装置。
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