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JP2665311B2 - 宝石用装飾台 - Google Patents

宝石用装飾台

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Publication number
JP2665311B2
JP2665311B2 JP4720294A JP4720294A JP2665311B2 JP 2665311 B2 JP2665311 B2 JP 2665311B2 JP 4720294 A JP4720294 A JP 4720294A JP 4720294 A JP4720294 A JP 4720294A JP 2665311 B2 JP2665311 B2 JP 2665311B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jewel
locking
ring
present
shape
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP4720294A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07255512A (ja
Inventor
寛一 橋本
Original Assignee
株式会社ウィキャン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ウィキャン filed Critical 株式会社ウィキャン
Priority to JP4720294A priority Critical patent/JP2665311B2/ja
Publication of JPH07255512A publication Critical patent/JPH07255512A/ja
Application granted granted Critical
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は宝石用装飾台に関する。
さらに詳しくは、宝石が取り付けられたペンダント、指
輪およびブローチなどの装飾具として用いられる宝石用
装飾台(以下、単に装飾台という)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の宝石付の指輪やペンダントなどで
は、図6に示すごとく装飾台51、つまりプラチナ、金
などのリングや板(図6では指輪を例にとってリング状
のものを示す)に設けられた複数本の立て爪52によっ
て宝石を固定するのが一般的である。各爪の内側には溝
53が形成されており、この溝53に宝石Jの周縁を係
止した後に各爪を内側に曲げて宝石Jをかしめ付けてい
る。そのほか、図示してはいないが、爪に代えて宝石の
周縁を囲んだうえでかしめられる薄い周壁が形成された
装飾台も知られている。
【0003】しかし、上記の装飾台では、宝石の側周縁
や宝石の背面の周縁部など、かなり広い範囲を覆ってし
まい、せっかくの宝石の輝きを十分に発揮しえないとい
う問題がある。
【0004】そこで、ドイツ共和国のゲブリュウダー・
ニーシング社などでは、図7に示すような、宝石Jの周
縁をその対向二箇所から挟みつけるような、いわば宝石
挟持式の指輪54を市場に送り込んでいる。すなわち、
この指輪54は略C字状を呈しており、その対向する二
端面55にはそれぞれ宝石Jの周縁を係止するための溝
56が形成されている。前記二端面55同士の間隔は宝
石Jのたとえば直径より若干小さくされている。そして
宝石Jを挟むときには、図8に示すような道具57の先
端部57aを指輪54の内径側に挿入して僅かだけ開
き、若干開いた前記二端面55同士のあいだに宝石Jを
位置し、その周縁が前記溝56に嵌まるようにしつつ指
輪54の復元力によって宝石Jを保持せしめるものであ
る。なお、道具57の先端部57aの外周面は指輪54
の内径側の曲率より小さい曲率のアールが形成されてい
る。
【0005】この指輪54によれば、取り付けられた宝
石のほとんどの部分が指輪の台の部分によって隠される
ことがなく、十分に光を採り入れて美しく輝く。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記指輪
54では、宝石を固定するときにペンチの類の道具57
によって指輪の内径側から押し開く必要があるため、ペ
ンダントやブローチ、またはカフスボタンなど、内径側
にも微細なデザインが施されているもの(たとえば、図
1の本発明の実施例を参照)にはかかる構造を適用する
ことはできない。
【0007】内径側のデザインが損傷するからである。
【0008】本発明はかかる問題を解消するためになさ
れたものであり、宝石の持つ美麗な輝きを損なわないと
いう、いわば宝石挟持式の利点を維持し、しかもデザイ
ン自由度が広く、宝石を取り付けるときに道具によって
不用意に傷付けるおそれのない装飾台を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の装飾台は、実質
的にC字状を呈した金属製の宝石保持部を有しており、
該宝石保持部の両端面であるC字の切断部における対向
する二面にそれぞれ宝石の縁部が係止されるための係止
溝が形成されており、前記両端面に実質的に交差しかつ
宝石保持部の長手方向に沿う面に、宝石保持部を開くた
めの治具を挿入・係止するための係止穴が穿設されてい
ることを特徴としている。
【0010】なお、本明細書においていう「C字状」と
は、完全なC字のみならず異形のもの、たとえば全体が
ハート形、菱形、三角形、楕円形、星形などの様々な形
状を呈し、その一部が切断されているようなものも含
み、また、その内側に付属的に種々のデザインが施され
たようなものも含む意味である。
【0011】
【作用】本発明の装飾台によれば、宝石を取り付けると
きにはC字状部分のいわば両袖に形成された係止穴に、
いわゆるラジオペンチに似た道具(図4参照)の両先端
を係止して宝石保持部を開くものであるから、C字の内
径側が円形ではなく異形であっても、また、内径側に微
細なデザインが施されたものであっても、道具をそれら
に接触させる必要がない。したがって装飾台が損傷する
ことがない。また、実質的にC字状の部分があればいか
なるデサインであっても、一定形状の一対の係止穴だけ
を穿設しておくだけでよいということと相俟って、デザ
インの自由度が広がる。しかも、内径側の曲率に合わせ
て道具を変える必要もない。
【0012】さらに、いわゆる宝石挟持式に特有の、宝
石の持つ輝きを十二分に発揮するという利点も全く損な
うことがない。
【0013】
【実施例】つぎに、図面を参照しつつ本発明の装飾台の
実施例を説明する。
【0014】図1は本発明の装飾台の一実施例を示す斜
視図、図2は図1の装飾台の背面図、図3は本発明の装
飾台に宝石保持用の係止溝を形成するためのカッターの
一例を示す斜視図、図4は本発明の装飾台の宝石保持部
を開くための道具の一例を示す斜視図、図5は本発明の
装飾台の他の実施例を示す一部断面正面図である。
【0015】図1に示されているのはペンダント1であ
り、ブリリアントカットの宝石Jが取り付けられてい
る。ペンダント1の宝石保持部2は実質的にC字状を呈
する部分であり、その両端面3間に宝石Jが挟持されて
いる。両端面3は互いに若干の角度をなして対向する平
面であり、それぞれに宝石Jの周縁が係止するための係
止溝4が形成されている。この係止溝4の断面は、ブリ
リアントカットの宝石Jのいわばナイフエッジ状の周縁
に適合するように略V字状を呈している。したがって、
宝石のカットタイプによってその周縁形状が異なれば、
それにあわせて係止溝の断面形状も変えればよい。V字
状の係止溝の形成方法はとくに限定されないが、たとえ
ば図3に示されるような、V字状周縁を有する算盤玉の
形状のカッター5を用いて切削すればよい。
【0016】図2に示されるように、このペンダント1
の背面にはその両端面3の近傍にそれぞれ小穴6が穿設
されている。この小穴6は図4に示される道具7の両先
端部8を係止するためのものである(以下、この小穴を
係止穴6という)。この道具7を用いてペンダント1の
C字状の宝石保持部2を開くことができる。もちろん、
宝石保持部2はその弾性力(バネ力)によって宝石Jを
挟持するのであるから、開くときにはその弾性範囲内に
留めることとなる。この係止穴6は宝石保持部2の両端
に近いほど同一力で大きなモーメントを生ぜしめるので
好ましい。なお、本実施例では係止穴6の直径を約1.
2mmとし、深さを約1.2mmとしているが、とくに
限定されるものではない。
【0017】前述のごとく、宝石を挟持するための弾性
力が必要であるため、本発明の装飾台は金属製であり、
とくにその適度な弾力性および強度からプラチナが好ま
しく用いられる。
【0018】なお、9はネックレス(図示されていな
い)を通す孔である。
【0019】このペンダント1は、宝石保持部2の内側
に微細なデザイン部分10が設けられているので、従来
の道具(図8参照)を用いて従来の方法で宝石保持部を
開くことはできない。デザイン部分10を損傷してしま
うからである。
【0020】前記係止穴の形成部位は、とくにペンダン
ト1の背面に限定されることはなく、たとえば、図5に
示されるようにC字の内側に穿設してもよい。図5のよ
うな指輪11のばあいは、このように係止穴12を内側
に穿設しておけば目立たないので好ましい。
【0021】また、図1のペンダント1では、宝石を挟
持する両端面3はそれぞれ平面にされていたが、とくに
平面に限定されることはなく、たとえば、図5の指輪1
1のように凸状の曲面でもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、宝石の持つ美麗な輝き
を損なわないという、いわば宝石挟持式の利点が維持さ
れ、しかもデザイン自由度が広く、宝石を取り付けると
きに道具によって不用意に傷付けるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装飾台の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1の装飾台の背面図である。
【図3】本発明の装飾台に宝石保持用の係止溝を形成す
るためのカッターの一例を示す斜視図である。
【図4】本発明の装飾台の宝石保持部を開くための道具
の一例を示す斜視図である。
【図5】本発明の装飾台の他の実施例を示す一部断面正
面図である。
【図6】従来の装飾台の一例を示す正面図である。
【図7】従来の装飾台の他の例を示す一部断面正面図で
ある。
【図8】図7の装飾台の宝石保持部を開くための道具の
一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・ペンダント 2・・・宝石保持部 3・・・端面 4・・・係止溝 6・・・係止穴 11・・・指輪 12・・・係止穴

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的にC字状を呈した金属製の宝石保
    持部を有しており、該宝石保持部の両端面であるC字の
    切断部における対向する二面にそれぞれ宝石の縁部が係
    止されるための係止溝が形成されており、前記両端面に
    実質的に交差しかつ宝石保持部の長手方向に沿う面に、
    宝石保持部を開くための治具を挿入・係止するための係
    止穴が穿設されてなる宝石用装飾台。
JP4720294A 1994-03-17 1994-03-17 宝石用装飾台 Expired - Lifetime JP2665311B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4720294A JP2665311B2 (ja) 1994-03-17 1994-03-17 宝石用装飾台

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Publication Number Publication Date
JPH07255512A JPH07255512A (ja) 1995-10-09
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