JP2657779B2 - 玩具空気銃 - Google Patents
玩具空気銃Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はガス圧によってプラス
チックス製等の弾丸を飛ばす、玩具空気銃に関するもの
で、さらに詳しく述べると、弾丸発射のたびに上記ガス
圧によってスライドカバー等が銃本体から後方に飛び出
し、リコイルスプリングの力で元に戻る動作を行う、い
わゆるブローバック式の玩具空気銃に関する。
チックス製等の弾丸を飛ばす、玩具空気銃に関するもの
で、さらに詳しく述べると、弾丸発射のたびに上記ガス
圧によってスライドカバー等が銃本体から後方に飛び出
し、リコイルスプリングの力で元に戻る動作を行う、い
わゆるブローバック式の玩具空気銃に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のブローバック式の玩具銃は、トリ
ガーを引くと、気化ガス等が入ったガス蓄圧室の放出バ
ルブが開き、これと連絡されたシリンダー内に気化ガス
が入り、シリンダーと直結した弾丸把持チャンバーに係
止されたBB弾と称する弾丸を発射させ、さらにシリン
ダー内のピストンを後方に押し、このピストンの後退に
よってスライドカバーを後退させ、その際上記放出バル
ブが閉じて、リコイルスプリングの力でピストンやスラ
イドカバーを元の位置に戻すものである。
ガーを引くと、気化ガス等が入ったガス蓄圧室の放出バ
ルブが開き、これと連絡されたシリンダー内に気化ガス
が入り、シリンダーと直結した弾丸把持チャンバーに係
止されたBB弾と称する弾丸を発射させ、さらにシリン
ダー内のピストンを後方に押し、このピストンの後退に
よってスライドカバーを後退させ、その際上記放出バル
ブが閉じて、リコイルスプリングの力でピストンやスラ
イドカバーを元の位置に戻すものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの従来
のものは、上記ピストンが入っているシリンダー部分が
銃本体側に一体に設けられ、当該シリンダー部分が銃本
体の上部から飛び出しており、スライドカバーはこのシ
リンダーを内包させて銃本体の上部に摺動自在に取り付
けられている。従って当該銃の組立に当って、スライド
ーカバーをこの銃本体の上部に取り付ける際、当該突出
したシリンダーが邪魔になっている。また実銃における
スライドカバーの取付構造とも異なっており、モデルガ
ンとしては興味が半減している。
のものは、上記ピストンが入っているシリンダー部分が
銃本体側に一体に設けられ、当該シリンダー部分が銃本
体の上部から飛び出しており、スライドカバーはこのシ
リンダーを内包させて銃本体の上部に摺動自在に取り付
けられている。従って当該銃の組立に当って、スライド
ーカバーをこの銃本体の上部に取り付ける際、当該突出
したシリンダーが邪魔になっている。また実銃における
スライドカバーの取付構造とも異なっており、モデルガ
ンとしては興味が半減している。
【0004】そこでこの発明はこの様なブローバック方
式の玩具空気銃において、より実銃に近い構成とし、ま
たスライドカバーの銃本体への取付に際してシリンダー
が邪魔にならず、組立が容易な玩具銃を提供して上記課
題を解決しようとするものである。
式の玩具空気銃において、より実銃に近い構成とし、ま
たスライドカバーの銃本体への取付に際してシリンダー
が邪魔にならず、組立が容易な玩具銃を提供して上記課
題を解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1項の発明は、銃
本体内にガス畜圧室を備え、銃本体に設けた引金を引く
ことにより上記ガス畜圧室の常閉型の放出バルブが開い
てガス畜圧室からガスがシリンダー室内に噴出し、当該
シリンダー室の前方に設けた弾丸把持チャンバー内に装
着された弾丸をインナーバレルを通して発射させ、かつ
これと前後してシリンダー室内のピストンが上記ガス圧
に押されてスライドカバーを後方に押し出し、リコイル
スプリングの力で当該スライドカバーを元の位置に戻す
玩具空気銃において、上記シリンダー室をスライドカバ
ー内に支持し、当該シリンダー室は銃本体に固定したイ
ンナーバレルの後部に設けた弾丸把持チャンバーの後端
に前端部が当接自在とし、スライドカバーが定位置にあ
る場合に当該シリンダー室のガス注入口を被い、上記ガ
ス蓄圧室からシリンダー室へのガス通路を形成した弾性
ノズルを上記ガス蓄圧室から突出して設けている。
本体内にガス畜圧室を備え、銃本体に設けた引金を引く
ことにより上記ガス畜圧室の常閉型の放出バルブが開い
てガス畜圧室からガスがシリンダー室内に噴出し、当該
シリンダー室の前方に設けた弾丸把持チャンバー内に装
着された弾丸をインナーバレルを通して発射させ、かつ
これと前後してシリンダー室内のピストンが上記ガス圧
に押されてスライドカバーを後方に押し出し、リコイル
スプリングの力で当該スライドカバーを元の位置に戻す
玩具空気銃において、上記シリンダー室をスライドカバ
ー内に支持し、当該シリンダー室は銃本体に固定したイ
ンナーバレルの後部に設けた弾丸把持チャンバーの後端
に前端部が当接自在とし、スライドカバーが定位置にあ
る場合に当該シリンダー室のガス注入口を被い、上記ガ
ス蓄圧室からシリンダー室へのガス通路を形成した弾性
ノズルを上記ガス蓄圧室から突出して設けている。
【0006】また上記シリンダー室内のピストンは前部
が筒状部となり、当該筒状部内にインナーピストンを設
け、当該インナーピストンは前端面から縦穴を有し、当
該縦穴の後端にインナーピストンの外周面まで達する横
穴を設け、当該インナーピストンが後退した際この横穴
と一致する横穴を上記ピストンの筒状部外周から筒状部
内に達するように設け、また当該ピストンの横穴とイン
ナーピストンの横穴とがずれた位置となり、前端部がピ
ストンの筒状部から突出するようインナーピストンを常
時前方に付勢する弾機を設けた構成とした。
が筒状部となり、当該筒状部内にインナーピストンを設
け、当該インナーピストンは前端面から縦穴を有し、当
該縦穴の後端にインナーピストンの外周面まで達する横
穴を設け、当該インナーピストンが後退した際この横穴
と一致する横穴を上記ピストンの筒状部外周から筒状部
内に達するように設け、また当該ピストンの横穴とイン
ナーピストンの横穴とがずれた位置となり、前端部がピ
ストンの筒状部から突出するようインナーピストンを常
時前方に付勢する弾機を設けた構成とした。
【0007】また請求項2項の発明は、銃本体内にガス
畜圧室を備え、銃本体に設けた引金を引くことにより上
記ガス畜圧室の常閉型の放出バルブが開いてガス畜圧室
からガスがシリンダー室内に噴出し、当該シリンダー室
の前方に設けた弾丸把持チャンバー内に装着された弾丸
を発射させ、かつこれと前後してシリンダー室内のピス
トンが上記ガス圧に押されて銃本体の上部に摺動自在に
設けたスライドカバーを後方に押し出し、リコイルスプ
リングの力で当該スライドカバーを元の位置に戻す玩具
空気銃において、上記シリンダー室をスライドカバー内
に摺動自在に支持し、スライドカバーが定位置にある場
合に当該シリンダー室のガス注入口を被い、上記ガス蓄
圧室からシリンダー室へのガス通路を形成した弾性ノズ
ルを上記ガス蓄圧室から突出して設けている。
畜圧室を備え、銃本体に設けた引金を引くことにより上
記ガス畜圧室の常閉型の放出バルブが開いてガス畜圧室
からガスがシリンダー室内に噴出し、当該シリンダー室
の前方に設けた弾丸把持チャンバー内に装着された弾丸
を発射させ、かつこれと前後してシリンダー室内のピス
トンが上記ガス圧に押されて銃本体の上部に摺動自在に
設けたスライドカバーを後方に押し出し、リコイルスプ
リングの力で当該スライドカバーを元の位置に戻す玩具
空気銃において、上記シリンダー室をスライドカバー内
に摺動自在に支持し、スライドカバーが定位置にある場
合に当該シリンダー室のガス注入口を被い、上記ガス蓄
圧室からシリンダー室へのガス通路を形成した弾性ノズ
ルを上記ガス蓄圧室から突出して設けている。
【0008】また当該シリンダー室の前端部が銃本体に
固定したインナーバレルの後部に設けた弾丸把持チャン
バーの後端に当接自在な構成とし、上記シリンダー室内
のピストンは前部が筒状部となり、当該筒状部内にイン
ナーピストンを摺動自在に設け、当該インナーピストン
は前端面から縦穴を穿ち、当該縦穴の後端にインナーピ
ストンの外周面まで達する横穴を設け、当該インナーピ
ストンがピストンの筒状部内で後退した際この横穴と一
致する横穴を上記ピストンの外周から筒状部内に達する
ように設け、また当該ピストンの前端部から突出し、ピ
ストンの横穴とインナーピストンの横穴の位置がずれる
ようインナーピストンを常時前方に付勢する弾機を設
け、これらのインナーピストン及びピストン前端部が上
記弾丸把持チャンバー内に挿入自在とし、また上記シリ
ンダー室の前端下面には弾倉部と対向した孔又は切欠部
を設けた構成とした。
固定したインナーバレルの後部に設けた弾丸把持チャン
バーの後端に当接自在な構成とし、上記シリンダー室内
のピストンは前部が筒状部となり、当該筒状部内にイン
ナーピストンを摺動自在に設け、当該インナーピストン
は前端面から縦穴を穿ち、当該縦穴の後端にインナーピ
ストンの外周面まで達する横穴を設け、当該インナーピ
ストンがピストンの筒状部内で後退した際この横穴と一
致する横穴を上記ピストンの外周から筒状部内に達する
ように設け、また当該ピストンの前端部から突出し、ピ
ストンの横穴とインナーピストンの横穴の位置がずれる
ようインナーピストンを常時前方に付勢する弾機を設
け、これらのインナーピストン及びピストン前端部が上
記弾丸把持チャンバー内に挿入自在とし、また上記シリ
ンダー室の前端下面には弾倉部と対向した孔又は切欠部
を設けた構成とした。
【0009】
【作用】請求項1項の発明では、上記引金を引くとガス
蓄圧室の常閉型の放出バルブがこれと連動して開き、ガ
ス蓄圧室からガスが弾性ノズルを通してシリンダー室の
ガス注入口からシリンダー室内に噴出する。一方シリン
ダー室内のピストンはインナーピストンの前端が弾丸把
持チャンバー内に把持された弾丸を押し、その反動で弾
機に抗して後退し、これによりインナーピストンの横穴
とピストンの筒状部の後方に設けた横穴とが一致してい
る。そこでシリンダー室内に充満したガスはピストンの
横穴からインナーピストンの横穴を通って縦穴に入り、
当該縦穴の開口部から弾丸把持チャンバー内の弾丸を押
す。そこで弾丸がインナーバレルを通って発射される。
蓄圧室の常閉型の放出バルブがこれと連動して開き、ガ
ス蓄圧室からガスが弾性ノズルを通してシリンダー室の
ガス注入口からシリンダー室内に噴出する。一方シリン
ダー室内のピストンはインナーピストンの前端が弾丸把
持チャンバー内に把持された弾丸を押し、その反動で弾
機に抗して後退し、これによりインナーピストンの横穴
とピストンの筒状部の後方に設けた横穴とが一致してい
る。そこでシリンダー室内に充満したガスはピストンの
横穴からインナーピストンの横穴を通って縦穴に入り、
当該縦穴の開口部から弾丸把持チャンバー内の弾丸を押
す。そこで弾丸がインナーバレルを通って発射される。
【0010】そしてこの弾丸発射によってインナーピス
トンの前端部の押さえがなくなり、弾機によってインナ
ーピストンが前方に動き、インナーピストンの横穴とピ
ストンの横穴との位置がずれ、ガスはインナーピストン
の縦穴に入らない。そこでガスはピストン自体を押圧
し、ピストンがガス圧に押されて後方へ動き、ピストン
に押されてスライドカバーが銃本体に対して後退し、後
方に突出する。その際シリンダー室はスライドカバーと
ともに移動し、弾性ノズルから外れる。そして当該スラ
イドカバーが最後まで後退すると、上記放出バルブは閉
じ、リコイルスブリングの力でスライドカバーは元の位
置にスライドして戻る。
トンの前端部の押さえがなくなり、弾機によってインナ
ーピストンが前方に動き、インナーピストンの横穴とピ
ストンの横穴との位置がずれ、ガスはインナーピストン
の縦穴に入らない。そこでガスはピストン自体を押圧
し、ピストンがガス圧に押されて後方へ動き、ピストン
に押されてスライドカバーが銃本体に対して後退し、後
方に突出する。その際シリンダー室はスライドカバーと
ともに移動し、弾性ノズルから外れる。そして当該スラ
イドカバーが最後まで後退すると、上記放出バルブは閉
じ、リコイルスブリングの力でスライドカバーは元の位
置にスライドして戻る。
【0011】請求項2項の発明では、上記引金を引くと
ガス蓄圧室の常閉型の放出バルブがこれと連動して開
き、ガス蓄圧室からガスが弾性ノズルを通してシリンダ
ー室のガス注入口からシリンダー室内に噴出する。一方
シリンダー室の前端は上記弾丸把持チャンバーの後端に
当接し、シリンダー室内のピストンはその先端をシリン
ダー室の前端部から突出して弾丸把持チャンバー内に入
り、当該ピストンの前端から突出したインナーピストン
が弾丸把持チャンバーに把持された弾丸に当って弾機に
抗して後退し、これによりインナーピストンの横穴とピ
ストンの筒状部の後方に設けた横穴とが一致している。
そこでシリンダー室内に充満したガスはピストンの横穴
からインナーピストンの横穴を通って縦穴に入り、当該
縦穴の開口部から弾丸把持チャンバー内の弾丸を押す。
そこで弾丸がインナーバレルを通って発射される。
ガス蓄圧室の常閉型の放出バルブがこれと連動して開
き、ガス蓄圧室からガスが弾性ノズルを通してシリンダ
ー室のガス注入口からシリンダー室内に噴出する。一方
シリンダー室の前端は上記弾丸把持チャンバーの後端に
当接し、シリンダー室内のピストンはその先端をシリン
ダー室の前端部から突出して弾丸把持チャンバー内に入
り、当該ピストンの前端から突出したインナーピストン
が弾丸把持チャンバーに把持された弾丸に当って弾機に
抗して後退し、これによりインナーピストンの横穴とピ
ストンの筒状部の後方に設けた横穴とが一致している。
そこでシリンダー室内に充満したガスはピストンの横穴
からインナーピストンの横穴を通って縦穴に入り、当該
縦穴の開口部から弾丸把持チャンバー内の弾丸を押す。
そこで弾丸がインナーバレルを通って発射される。
【0012】そしてこの弾丸発射によってインナーピス
トンの前端部の押さえがなくなり、弾機によってインナ
ーピストンが前方に動き、インナーピストンの横穴とピ
ストンの横穴との位置がずれ、ガスはインナーピストン
の縦穴に入らない。そこでガスはピストン自体を押圧
し、ピストンがガス圧に押されて後方へ動き、ピストン
に押されてスライドガイドが銃本体に対して後退し、後
方に突出する。その際シリンダー室はスライドガイドと
ともに移動し、弾性ノズルから外れる。
トンの前端部の押さえがなくなり、弾機によってインナ
ーピストンが前方に動き、インナーピストンの横穴とピ
ストンの横穴との位置がずれ、ガスはインナーピストン
の縦穴に入らない。そこでガスはピストン自体を押圧
し、ピストンがガス圧に押されて後方へ動き、ピストン
に押されてスライドガイドが銃本体に対して後退し、後
方に突出する。その際シリンダー室はスライドガイドと
ともに移動し、弾性ノズルから外れる。
【0013】そして当該スライドカバーが最後まで後退
すると、上記放出バルブは閉じ、リコイルスプリングの
力でスライドカバーは元の位置にスライドして戻る。そ
してその際シリンダー室の下部の孔又は切欠部を通して
弾倉部から弾丸がシリンダー室内に押し上げられ、イン
ナーピストンの前端で当該弾丸を弾丸把持チャンバー内
に押し込む。
すると、上記放出バルブは閉じ、リコイルスプリングの
力でスライドカバーは元の位置にスライドして戻る。そ
してその際シリンダー室の下部の孔又は切欠部を通して
弾倉部から弾丸がシリンダー室内に押し上げられ、イン
ナーピストンの前端で当該弾丸を弾丸把持チャンバー内
に押し込む。
【0014】
【実施例】以下この発明の実施例を図について説明す
る。銃本体1の把手部2内には、弾倉部3とガス畜圧室
4とを有するマガジン5を、脱自在に設け、この弾倉部
3内には多数の弾丸6が収納され、多数の弾丸6は弾機
7により上方へ付勢された押圧片8により常時弾倉部3
の上方へ押されている。
る。銃本体1の把手部2内には、弾倉部3とガス畜圧室
4とを有するマガジン5を、脱自在に設け、この弾倉部
3内には多数の弾丸6が収納され、多数の弾丸6は弾機
7により上方へ付勢された押圧片8により常時弾倉部3
の上方へ押されている。
【0015】上記ガス畜圧室4の上方には、その外端が
マガジン5の外面に露出した放出バルブ9が設けられ、
この放出バルブ9が、ガス畜圧室4からマガジン5の上
端に突設した弾性ノズル10内に通じる放出路11を常
時バネの力(図示省略)で閉じている。また当該銃本体
1の上部の銃身12には細筒状のインナーバレル13が
固定され、このインナーバレル13の後端にはゴム製の
筒体から成る弾丸把持チャンバー14が設けられてい
る。この弾丸把持チャンバーの後方にはスライドカバー
15を設け、このスライドカバー15内にシリンダー室
16を摺動自在に支持している。
マガジン5の外面に露出した放出バルブ9が設けられ、
この放出バルブ9が、ガス畜圧室4からマガジン5の上
端に突設した弾性ノズル10内に通じる放出路11を常
時バネの力(図示省略)で閉じている。また当該銃本体
1の上部の銃身12には細筒状のインナーバレル13が
固定され、このインナーバレル13の後端にはゴム製の
筒体から成る弾丸把持チャンバー14が設けられてい
る。この弾丸把持チャンバーの後方にはスライドカバー
15を設け、このスライドカバー15内にシリンダー室
16を摺動自在に支持している。
【0016】また銃本体1には引金17を有し、この引
金17を引くと、銃本体1の後方に設けたハンマー18
を係止するシアー(図示省略)が回動し、係止がはず
れ、蓄力スプリング19の力でハンマー18が回転し、
このハンマー18がインパクトプレート20を叩き、当
該インパクトプレート20が上記放出バルブ9をバネの
力に抗して押し、放出路11を開けるように成ってい
る。
金17を引くと、銃本体1の後方に設けたハンマー18
を係止するシアー(図示省略)が回動し、係止がはず
れ、蓄力スプリング19の力でハンマー18が回転し、
このハンマー18がインパクトプレート20を叩き、当
該インパクトプレート20が上記放出バルブ9をバネの
力に抗して押し、放出路11を開けるように成ってい
る。
【0017】つぎに上記スライドカバー15及びシリン
ダー室16の詳細を図2以下において説明すると、当該
スライドカバー15内に、後端面を有する枠状のスライ
ドブロック21を固定し、このスライドブロック21の
後端面にピストン22の後端を当ててネジ23により固
定している。そしてさらにこのスライドブロック21内
に上記シリンダー室16が前後方向に摺動自在に支持さ
れており、このシリンダー室16の後端開口部から上記
ピストン22がシリンダー室16内に摺動自在に嵌入さ
れている。このシリンダー室16は前端及びこの前端に
続く下端に切欠部16aを有し、さらに下部の中ほどに
ガス注入口16bを設けている。このガス注入口16b
はシリンダー室16が定位置にあると上記弾性ノズル1
0で塞がれている。
ダー室16の詳細を図2以下において説明すると、当該
スライドカバー15内に、後端面を有する枠状のスライ
ドブロック21を固定し、このスライドブロック21の
後端面にピストン22の後端を当ててネジ23により固
定している。そしてさらにこのスライドブロック21内
に上記シリンダー室16が前後方向に摺動自在に支持さ
れており、このシリンダー室16の後端開口部から上記
ピストン22がシリンダー室16内に摺動自在に嵌入さ
れている。このシリンダー室16は前端及びこの前端に
続く下端に切欠部16aを有し、さらに下部の中ほどに
ガス注入口16bを設けている。このガス注入口16b
はシリンダー室16が定位置にあると上記弾性ノズル1
0で塞がれている。
【0018】上記ピストン22は先端から後端に向けて
外径が三段に拡がっており、この外径にほぼ合わせて長
手方向に縦穴24が三段に貫通している。その前端部に
設けられた一番小径の縦穴24aにインナーピストン2
5が摺動自在に挿入され、後部外周にOリング26を設
けて当該Oリング26より後部を中径の縦穴24bに入
れており、このOリング26を段部にあてて中径の縦穴
24bを密閉している。また大径の縦穴24cにはピス
トンエンド27が挿入充填されて固定されている。従っ
て上記ネジ23は当該ピストンエンド27に螺着されて
いる。
外径が三段に拡がっており、この外径にほぼ合わせて長
手方向に縦穴24が三段に貫通している。その前端部に
設けられた一番小径の縦穴24aにインナーピストン2
5が摺動自在に挿入され、後部外周にOリング26を設
けて当該Oリング26より後部を中径の縦穴24bに入
れており、このOリング26を段部にあてて中径の縦穴
24bを密閉している。また大径の縦穴24cにはピス
トンエンド27が挿入充填されて固定されている。従っ
て上記ネジ23は当該ピストンエンド27に螺着されて
いる。
【0019】また上記中径の縦穴24b内のOリング2
6とピストンエンド27のとの間には、常時インナーピ
ストン25を前方に付勢し、Oリング26を中径の縦穴
24bと小径の縦穴24aとの段部に位置させるピスト
ンインナースプリング28を設けている。そしてこの状
態ではインナーピストン25の後端と上記ピストンエン
ド27との間に間隙を有し、かつインナーピストン25
の先端がピストン22の先端から僅かに突出している。
また当該インナーピストン25の先端面から中ほどまで
縦穴29を有し、この縦穴29の奥端からインナーピス
トン25の外周両側に達する横穴30が夫々穿たれてい
る。
6とピストンエンド27のとの間には、常時インナーピ
ストン25を前方に付勢し、Oリング26を中径の縦穴
24bと小径の縦穴24aとの段部に位置させるピスト
ンインナースプリング28を設けている。そしてこの状
態ではインナーピストン25の後端と上記ピストンエン
ド27との間に間隙を有し、かつインナーピストン25
の先端がピストン22の先端から僅かに突出している。
また当該インナーピストン25の先端面から中ほどまで
縦穴29を有し、この縦穴29の奥端からインナーピス
トン25の外周両側に達する横穴30が夫々穿たれてい
る。
【0020】またピストン22の中径部の外周両側に
は、夫々中径の縦穴24bに達する横穴31が設けら
れ、これらの各横穴31は上記インナーピストン25が
ピストンインナースプリング28の力に抗してその後端
をピストンエンド27の前端に当接すると、インナーピ
ストン25の各横穴30の位置と一致するようになって
いる。また上記シリンダー室16はスライドカバー15
内に設けたスライドストッパー32に前方への摺動を規
制され、また後方の摺動は上記スライドブロック21の
後端面に規制されている。なお図1において銃身12に
平行して設けたガイドシャフト33にリコイルスプリン
グ34が巻きつけてあり、当該リコイルスプリング34
はスライドカバー15がガス圧によりブローバックした
際、スライドカバー15を元の位置に戻すよう付勢しい
てるものである。
は、夫々中径の縦穴24bに達する横穴31が設けら
れ、これらの各横穴31は上記インナーピストン25が
ピストンインナースプリング28の力に抗してその後端
をピストンエンド27の前端に当接すると、インナーピ
ストン25の各横穴30の位置と一致するようになって
いる。また上記シリンダー室16はスライドカバー15
内に設けたスライドストッパー32に前方への摺動を規
制され、また後方の摺動は上記スライドブロック21の
後端面に規制されている。なお図1において銃身12に
平行して設けたガイドシャフト33にリコイルスプリン
グ34が巻きつけてあり、当該リコイルスプリング34
はスライドカバー15がガス圧によりブローバックした
際、スライドカバー15を元の位置に戻すよう付勢しい
てるものである。
【0021】この実施例の場合銃本体1からマガジン5
を外し、当該マガジン5のガス畜圧室4内にこの玩具銃
の作動原動力となる液化ガスを注入し、玩具銃用のプラ
スチツクス球状の弾丸6を弾倉部3に詰める。次に銃本
体1を手に持ったまま、他方の手でスライドカバー15
を後にいっぱいまで引く。このスライドカバー15が後
退すると、ピストン22及びインナーピストン25も後
退し、この間に弾倉部3から弾丸6が押し上げられてシ
リンダー室16の切欠部16aから内部に入り弾丸把持
チャンバー14の後に位置する。
を外し、当該マガジン5のガス畜圧室4内にこの玩具銃
の作動原動力となる液化ガスを注入し、玩具銃用のプラ
スチツクス球状の弾丸6を弾倉部3に詰める。次に銃本
体1を手に持ったまま、他方の手でスライドカバー15
を後にいっぱいまで引く。このスライドカバー15が後
退すると、ピストン22及びインナーピストン25も後
退し、この間に弾倉部3から弾丸6が押し上げられてシ
リンダー室16の切欠部16aから内部に入り弾丸把持
チャンバー14の後に位置する。
【0022】さらにスライドストッパー32に係止され
てシリンダー室16も後方に移動させられる。またこの
スライドカバー15の後退によってハンマー18が起き
る。そして当該スライドカバー15の後退が終わって手
を離してもこのハンマー18の状態はシアー(図示省
略)によって保持される。一方スライドカバー15はリ
コイルスプリング34の力で前進し、ピストン22及び
インナーピストン25の先端が弾丸6の後部を押し、こ
れと同時にシリンダー室16の前端部が弾丸把持チャン
バー14の後端に当たり、当該シリンダー室16の前端
の切欠部16aからピストン22及びインナーピストン
25が外方に突出して弾丸把持チャンバー14内入り、
弾丸6を弾丸把持チャンバー14内に押し込む。
てシリンダー室16も後方に移動させられる。またこの
スライドカバー15の後退によってハンマー18が起き
る。そして当該スライドカバー15の後退が終わって手
を離してもこのハンマー18の状態はシアー(図示省
略)によって保持される。一方スライドカバー15はリ
コイルスプリング34の力で前進し、ピストン22及び
インナーピストン25の先端が弾丸6の後部を押し、こ
れと同時にシリンダー室16の前端部が弾丸把持チャン
バー14の後端に当たり、当該シリンダー室16の前端
の切欠部16aからピストン22及びインナーピストン
25が外方に突出して弾丸把持チャンバー14内入り、
弾丸6を弾丸把持チャンバー14内に押し込む。
【0023】その際この弾丸把持チャンバー14内に係
止された弾丸6に当たってインナーピストン25はピス
トンインナースプリング28の力に抗してピストン22
の縦穴24内を後方に摺動し、その後端がピストンエン
ド27の前端面に当たる。これにより図2に示すごとく
ピストン22の横穴31とインナーピストン25の横穴
30との位置が一致する。またシリンダー室16のガス
注入口16bは弾性ノズル10に密閉される。これによ
り発射準備が完了する。
止された弾丸6に当たってインナーピストン25はピス
トンインナースプリング28の力に抗してピストン22
の縦穴24内を後方に摺動し、その後端がピストンエン
ド27の前端面に当たる。これにより図2に示すごとく
ピストン22の横穴31とインナーピストン25の横穴
30との位置が一致する。またシリンダー室16のガス
注入口16bは弾性ノズル10に密閉される。これによ
り発射準備が完了する。
【0024】そしてこの弾丸6を発射させるには、引金
17を引くことによりシアー(図示省略)の係止が解け
てハンマー18は蓄力スプリング19の力で回転し、イ
ンパクトプレート20を打撃し、インパクトプレート2
0が放出バルブ9を押す。これにより放出バルブ9はバ
ネの力に抗して押され、ガスの放出路11は開く。そこ
でガス畜庄室4に充填されている液化ガスによって発生
畜圧されている気化ガスが放出バルブ9を経て放出路1
1及び注入口16bを通ってシリンダー室16内に入
る。そしてガスはシリンダー室16内のピストン22の
横穴31、インナーピストン25の横穴30及びインナ
ーピストン25の縦穴29に入り、当該縦穴29の前端
面を塞いでいる弾丸6を飛ばす。そこで図3に示すごと
く弾丸6はインナーバレル13を通って銃口より発射さ
れる。
17を引くことによりシアー(図示省略)の係止が解け
てハンマー18は蓄力スプリング19の力で回転し、イ
ンパクトプレート20を打撃し、インパクトプレート2
0が放出バルブ9を押す。これにより放出バルブ9はバ
ネの力に抗して押され、ガスの放出路11は開く。そこ
でガス畜庄室4に充填されている液化ガスによって発生
畜圧されている気化ガスが放出バルブ9を経て放出路1
1及び注入口16bを通ってシリンダー室16内に入
る。そしてガスはシリンダー室16内のピストン22の
横穴31、インナーピストン25の横穴30及びインナ
ーピストン25の縦穴29に入り、当該縦穴29の前端
面を塞いでいる弾丸6を飛ばす。そこで図3に示すごと
く弾丸6はインナーバレル13を通って銃口より発射さ
れる。
【0025】この弾丸6が発射されると、インナーピス
トン25は押さえが無くなって、ピストンインナースプ
リング28の力で上記Oリング26が小径の縦穴24a
と中径の縦穴24bとの境の段部に当たるまで前方に摺
動し、その先端をピストン22の先端から突出させる。
これにより図4に示すごとくインナーピストン25の横
穴30が前方にずれ、ピストン22の横穴31と一致し
なくなる。そこでガスがピストン22の横穴31からピ
ストン22の中径の縦穴24bに入り、ピストンエンド
27の前端面を押圧する。この様にピストン22がガス
圧に押されてリコイルスプリング34の力に抗してスラ
イドカバー15がブローバックする。その際図5に示す
ごとく、シリンダー室16はしばらく残され、その間に
弾倉部3から弾丸6が押し上げられてシリンダー室16
の切欠部16aから内部に入り弾丸把持チャンバー14
の後に位置する。
トン25は押さえが無くなって、ピストンインナースプ
リング28の力で上記Oリング26が小径の縦穴24a
と中径の縦穴24bとの境の段部に当たるまで前方に摺
動し、その先端をピストン22の先端から突出させる。
これにより図4に示すごとくインナーピストン25の横
穴30が前方にずれ、ピストン22の横穴31と一致し
なくなる。そこでガスがピストン22の横穴31からピ
ストン22の中径の縦穴24bに入り、ピストンエンド
27の前端面を押圧する。この様にピストン22がガス
圧に押されてリコイルスプリング34の力に抗してスラ
イドカバー15がブローバックする。その際図5に示す
ごとく、シリンダー室16はしばらく残され、その間に
弾倉部3から弾丸6が押し上げられてシリンダー室16
の切欠部16aから内部に入り弾丸把持チャンバー14
の後に位置する。
【0026】この直後にシアー(図示省略)は元に戻
り、放出バルブ9は放出路11を閉じ、ガス畜圧室4内
よりシリンダー室16への気化ガスの噴出は停止する
が、急速に後退しているピストン22とスライドカバー
15は運動慣性によって後退運動をつづける。そして図
5に示すごとくスライドカバー15のスライドストッパ
ー32がシリンダー室16の端部に当る位置まで来る
と、ピストン22はシリンダー室16から抜け出て使用
済みガスを排出する。さらに図6に示す如くスライドス
トッパー32に係止されてシリンダー室16も後方に移
動させられる。そこで弾性ノズル10からシリンダー室
16のガス注入口16bも外れる。またこのスライドカ
バー15の後退によってハンマー18が起きる。そして
当該スライドカバー15が前進してもこのハンマー18
の状態はシアー(図示省略)によって保持される。
り、放出バルブ9は放出路11を閉じ、ガス畜圧室4内
よりシリンダー室16への気化ガスの噴出は停止する
が、急速に後退しているピストン22とスライドカバー
15は運動慣性によって後退運動をつづける。そして図
5に示すごとくスライドカバー15のスライドストッパ
ー32がシリンダー室16の端部に当る位置まで来る
と、ピストン22はシリンダー室16から抜け出て使用
済みガスを排出する。さらに図6に示す如くスライドス
トッパー32に係止されてシリンダー室16も後方に移
動させられる。そこで弾性ノズル10からシリンダー室
16のガス注入口16bも外れる。またこのスライドカ
バー15の後退によってハンマー18が起きる。そして
当該スライドカバー15が前進してもこのハンマー18
の状態はシアー(図示省略)によって保持される。
【0027】このスライドカバー15は上記後退が完了
するとリコイルスプリング34の力で前進し、ピストン
22及びインナーピストン25の先端が弾丸6の後部を
押し、これと同時にシリンダー室16の前端部が弾丸把
持チャンバー14の後端に当たり、当該シリンダー室1
6の前端の切欠部16aからピストン22及びインナー
ピストン25が外方に突出して弾丸把持チャンバー14
内入り、弾丸6を弾丸把持チャンバー14内に押し込
む。
するとリコイルスプリング34の力で前進し、ピストン
22及びインナーピストン25の先端が弾丸6の後部を
押し、これと同時にシリンダー室16の前端部が弾丸把
持チャンバー14の後端に当たり、当該シリンダー室1
6の前端の切欠部16aからピストン22及びインナー
ピストン25が外方に突出して弾丸把持チャンバー14
内入り、弾丸6を弾丸把持チャンバー14内に押し込
む。
【0028】その際この弾丸把持チャンバー14内に係
止された弾丸6に当たってインナーピストン25はピス
トンインナースプリング28の力に抗してピストン22
の縦穴24内を後方に摺動し、その後端がピストンエン
ド27の前端面に当たる。これにより図2に示すごとく
ピストン22の横穴31とインナーピストン25の横穴
30との位置が一致し、またシリンダー室16のガス注
入口16bは弾性ノズル10に密閉される。これにより
次弾の発射準備が完了する。従って更に引金17を引く
ことにより上述の一連の動作が繰り返されて、次の弾丸
を発射することができる。
止された弾丸6に当たってインナーピストン25はピス
トンインナースプリング28の力に抗してピストン22
の縦穴24内を後方に摺動し、その後端がピストンエン
ド27の前端面に当たる。これにより図2に示すごとく
ピストン22の横穴31とインナーピストン25の横穴
30との位置が一致し、またシリンダー室16のガス注
入口16bは弾性ノズル10に密閉される。これにより
次弾の発射準備が完了する。従って更に引金17を引く
ことにより上述の一連の動作が繰り返されて、次の弾丸
を発射することができる。
【0029】この発明は上記実施例に限らず、上記シリ
ンダー室をスライドカバー内に支持し、当該シリンダー
室は銃本体に固定したインナーバレルの後部に設けた弾
丸把持チャンバーの後端に前端部が当接自在とし、スラ
イドカバーが定位置にある場合に当該シリンダー室のガ
ス注入口を被い、上記ガス蓄圧室からシリンダー室への
ガス通路を形成した弾性ノズルを上記ガス蓄圧室から突
出させ、上記シリンダー室内のピストンは前部が筒状部
となり、当該筒状部内にインナーピストンを設け、当該
インナーピストンは前端面から縦穴を有し、当該縦穴の
後端にインナーピストンの外周面まで達する横穴を設
け、当該インナーピストンが後退した際この横穴と一致
する横穴を上記ピストンの筒状部外周から筒状部内に達
する様に設け、また当該ピストンの横穴とインナーピス
トンの横穴とがずれた位置となり、前端部がピストンの
筒状部から突出するようインナーピストンを常時前方に
付勢する弾機を設けた構成から成る玩具空気銃とする場
合もある。
ンダー室をスライドカバー内に支持し、当該シリンダー
室は銃本体に固定したインナーバレルの後部に設けた弾
丸把持チャンバーの後端に前端部が当接自在とし、スラ
イドカバーが定位置にある場合に当該シリンダー室のガ
ス注入口を被い、上記ガス蓄圧室からシリンダー室への
ガス通路を形成した弾性ノズルを上記ガス蓄圧室から突
出させ、上記シリンダー室内のピストンは前部が筒状部
となり、当該筒状部内にインナーピストンを設け、当該
インナーピストンは前端面から縦穴を有し、当該縦穴の
後端にインナーピストンの外周面まで達する横穴を設
け、当該インナーピストンが後退した際この横穴と一致
する横穴を上記ピストンの筒状部外周から筒状部内に達
する様に設け、また当該ピストンの横穴とインナーピス
トンの横穴とがずれた位置となり、前端部がピストンの
筒状部から突出するようインナーピストンを常時前方に
付勢する弾機を設けた構成から成る玩具空気銃とする場
合もある。
【0030】
【発明の効果】請求項1項の発明は、上記引金を引くこ
とにより上記ガス畜圧室の常閉型の放出バルブが開いて
ガス畜圧室からガスがシリンダー室内に噴出し、ピスト
ンに設けた孔又は外周溝を通して弾丸把持チャンバー内
に装着された弾丸を発射させ、これと前後してシリンダ
ー室内のピストンが上記ガス圧に押されてスライドカバ
ーを後方に押し出し、スライドカバーがブローバックす
る玩具空気銃において、シリンダー室をスライドカバー
に支持させ、かつピストンを二重にし、これらのピスト
ンの横穴を一致させて弾丸を発射させ、その後横穴がず
れてピストンが後退する構成としたため、弾丸発射後に
ブローバック動作が確実に行われ、発射の際銃本体がブ
レることがない。しかも製造の際、シリンダー室が銃本
体の上端から突出せず、組立が簡単となる。また実銃と
構造がほぼ同じとなり、玩具銃としての興味が増す。
とにより上記ガス畜圧室の常閉型の放出バルブが開いて
ガス畜圧室からガスがシリンダー室内に噴出し、ピスト
ンに設けた孔又は外周溝を通して弾丸把持チャンバー内
に装着された弾丸を発射させ、これと前後してシリンダ
ー室内のピストンが上記ガス圧に押されてスライドカバ
ーを後方に押し出し、スライドカバーがブローバックす
る玩具空気銃において、シリンダー室をスライドカバー
に支持させ、かつピストンを二重にし、これらのピスト
ンの横穴を一致させて弾丸を発射させ、その後横穴がず
れてピストンが後退する構成としたため、弾丸発射後に
ブローバック動作が確実に行われ、発射の際銃本体がブ
レることがない。しかも製造の際、シリンダー室が銃本
体の上端から突出せず、組立が簡単となる。また実銃と
構造がほぼ同じとなり、玩具銃としての興味が増す。
【0031】請求項2項の発明は、上記引金を引くこと
により上記ガス畜圧室の常閉型の放出バルブが開いてガ
ス畜圧室からガスがシリンダー室内に噴出し、ピストン
に設けた孔又は外周溝を通して弾丸把持チャンバー内に
装着された弾丸を発射させ、これと前後してシリンダー
室内のピストンが上記ガス圧に押されてスライドカバー
を後方に押し出し、スライドカバーがブローバックする
玩具空気銃において、シリンダー室をスライドカバーに
支持させ、かつピストンを二重にし、これらのピストン
の横穴を一致させて弾丸を発射させ、その後横穴がずれ
てピストンが後退する構成としたため、弾丸発射後にブ
ローバック動作が確実に行われ、発射の際銃本体がブレ
ることがない。また一回のブローバック動作で自動的に
次ぎの弾丸が弾丸把持チャンバーに把持され、引金を連
続的に引くと、連続して弾丸が発射される。しかも製造
の際、シリンダー室が銃本体の上端から突出せず、組立
が簡単となる。また実銃と構造がほぼ同じとなり、玩具
銃としての興味が増す。
により上記ガス畜圧室の常閉型の放出バルブが開いてガ
ス畜圧室からガスがシリンダー室内に噴出し、ピストン
に設けた孔又は外周溝を通して弾丸把持チャンバー内に
装着された弾丸を発射させ、これと前後してシリンダー
室内のピストンが上記ガス圧に押されてスライドカバー
を後方に押し出し、スライドカバーがブローバックする
玩具空気銃において、シリンダー室をスライドカバーに
支持させ、かつピストンを二重にし、これらのピストン
の横穴を一致させて弾丸を発射させ、その後横穴がずれ
てピストンが後退する構成としたため、弾丸発射後にブ
ローバック動作が確実に行われ、発射の際銃本体がブレ
ることがない。また一回のブローバック動作で自動的に
次ぎの弾丸が弾丸把持チャンバーに把持され、引金を連
続的に引くと、連続して弾丸が発射される。しかも製造
の際、シリンダー室が銃本体の上端から突出せず、組立
が簡単となる。また実銃と構造がほぼ同じとなり、玩具
銃としての興味が増す。
【図1】この発明の実施例の玩具空気銃の断面図であ
る。
る。
【図2】この発明の実施例の玩具空気銃の弾丸発射準備
完了時の状態を示す要部断面図である。
完了時の状態を示す要部断面図である。
【図3】この発明の実施例の玩具空気銃の引金を引いた
際の弾丸発射直後の状態を示す要部断面図である。
際の弾丸発射直後の状態を示す要部断面図である。
【図4】この発明の実施例の玩具空気銃の弾丸発射後の
状態を示す要部断面図である。
状態を示す要部断面図である。
【図5】この発明の実施例の玩具空気銃のスライダドカ
バーがブローバックし始めた状態を示す要部断面図であ
る。
バーがブローバックし始めた状態を示す要部断面図であ
る。
【図6】この発明の実施例の玩具空気銃のスライドカバ
ーがいっぱいにブローバックしている状態を示す要部断
面図である。
ーがいっぱいにブローバックしている状態を示す要部断
面図である。
1 銃本体 3 弾倉部 4 ガス畜圧室 5 弾倉 6 弾丸 9 放出バルブ 11 放出路 12 銃身 13 インナーバレル 14 弾丸把持
チャンバー 15 スライドカバー 16 シリンダ
ー室 16b ガス注入口 17 引金 18 ハンマー 20 インパク
トプレート 21 スライドブロック 22 ピストン 24 縦穴 25 インナー
ピストン 26 Oリング 27 ピストン
エンド 29 縦穴 30 横穴 31 横穴 34 リコイル
スプリング
チャンバー 15 スライドカバー 16 シリンダ
ー室 16b ガス注入口 17 引金 18 ハンマー 20 インパク
トプレート 21 スライドブロック 22 ピストン 24 縦穴 25 インナー
ピストン 26 Oリング 27 ピストン
エンド 29 縦穴 30 横穴 31 横穴 34 リコイル
スプリング
Claims (2)
- 【請求項1】 銃本体内にガス畜圧室を備え、銃本体に
設けた引金を引くことにより上記ガス畜圧室の常閉型の
放出バルブが開いてガス畜圧室からガスがシリンダー室
内に噴出し、当該シリンダー室の前方に設けた弾丸把持
チャンバー内に装着された弾丸を発射させ、かつこれと
前後してシリンダー室内のピストンが上記ガス圧に押さ
れて銃本体の上部に摺動自在に設けたスライドカバーを
後方に押し出し、リコイルスプリングの力で当該スライ
ドカバーを元の位置に戻す玩具空気銃において、上記シ
リンダー室をスライドカバー内に支持し、当該シリンダ
ー室は銃本体に固定したインナーバレルの後部に設けた
弾丸把持チャンバーの後端に前端部が当接自在とし、ス
ライドカバーが定位置にある場合に当該シリンダー室の
ガス注入口を被い、上記ガス蓄圧室からシリンダー室へ
のガス通路を形成した弾性ノズルを上記ガス蓄圧室から
突出させ、上記シリンダー室内のピストンは前部が筒状
部となり、当該筒状部内にインナーピストンを設け、当
該インナーピストンは前端面から縦穴を有し、当該縦穴
の後端にインナーピストンの外周面まで達する横穴を設
け、当該インナーピストンが後退した際この横穴と一致
する横穴を上記ピストンの筒状部外周から筒状部内に達
する様に設け、また当該ピストンの横穴とインナーピス
トンの横穴とがずれた位置となり、前端部がピストンの
筒状部から突出するようインナーピストンを常時前方に
付勢する弾機を設けたことを特徴とする、玩具空気銃。 - 【請求項2】 銃本体内にガス畜圧室を備え、銃本体に
設けた引金を引くことにより上記ガス畜圧室の常閉型の
放出バルブが開いてガス畜圧室からガスがシリンダー室
内に噴出し、当該シリンダー室の前方に設けた弾丸把持
チャンバー内に装着された弾丸を発射させ、かつこれと
前後してシリンダー室内のピストンが上記ガス圧に押さ
れて銃本体の上部に摺動自在に設けたスライドカバーを
後方に押し出し、リコイルスプリングの力で当該スライ
ドカバーを元の位置に戻す玩具空気銃において、上記シ
リンダー室をスライドカバー内に摺動自在に支持し、ス
ライドカバーが定位置にある場合に当該シリンダー室の
ガス注入口を被い、上記ガス蓄圧室からシリンダー室へ
のガス通路を形成した弾性ノズルを上記ガス蓄圧室から
突出して設け、また当該シリンダー室の前端部が銃本体
に固定したインナーバレルの後部に設けた弾丸把持チャ
ンバーの後端に当接自在な構成とし、上記シリンダー室
内のピストンは前部が筒状部となり、当該筒状部内にイ
ンナーピストンを摺動自在に設け、当該インナーピスト
ンは前端面から縦穴を穿ち、当該縦穴の後端にインナー
ピストンの外周面まで達する横穴を設け、当該インナー
ピストンがピストンの筒状部内で後退した際この横穴と
一致する横穴を上記ピストンの外周から筒状部内に達す
るように設け、また当該ピストンの前端部から突出し、
ピストンの横穴とインナーピストンの横穴の位置がずれ
るようインナーピストンを常時前方に付勢する弾機を設
け、これらのインナーピストン及びピストン前端部が上
記弾丸把持チャンバー内に挿入自在とし、また上記シリ
ンダー室の前端下面には弾倉部と対向した孔又は切欠部
を設けたことを特徴とする、玩具空気銃。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30161494A JP2657779B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 玩具空気銃 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30161494A JP2657779B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 玩具空気銃 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08136188A JPH08136188A (ja) | 1996-05-31 |
JP2657779B2 true JP2657779B2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=17899069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30161494A Expired - Fee Related JP2657779B2 (ja) | 1994-11-11 | 1994-11-11 | 玩具空気銃 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2657779B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020077568A (ko) * | 2001-04-02 | 2002-10-12 | (주)선진물산 | 공압식 탄환 발사 시스템 |
JP5433800B1 (ja) * | 2013-01-22 | 2014-03-05 | マルシン工業株式会社 | ブローバックガスガン |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2561429B2 (ja) * | 1993-10-08 | 1996-12-11 | 株式会社ウエスタン・アームス | 自動弾丸供給機構付玩具銃 |
-
1994
- 1994-11-11 JP JP30161494A patent/JP2657779B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08136188A (ja) | 1996-05-31 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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