JP2654360B2 - 読取信号補正装置、磁気ディスク装置及び読取信号補正方法 - Google Patents
読取信号補正装置、磁気ディスク装置及び読取信号補正方法Info
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- JP2654360B2 JP2654360B2 JP6267453A JP26745394A JP2654360B2 JP 2654360 B2 JP2654360 B2 JP 2654360B2 JP 6267453 A JP6267453 A JP 6267453A JP 26745394 A JP26745394 A JP 26745394A JP 2654360 B2 JP2654360 B2 JP 2654360B2
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/10—Digital recording or reproducing
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- G—PHYSICS
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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- G11B5/012—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic disks
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- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
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- G11B5/09—Digital recording
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- Signal Processing (AREA)
- Digital Magnetic Recording (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、読取信号補正装置、磁
気ディスク装置及び読取信号補正方法に係り、より詳し
くは、磁気ディスクに記憶されたデータを読み取った時
系列の読取信号のピーク位置を正確な位置に補正する読
取信号補正装置、読取信号補正装置を含んだ磁気ディス
ク装置及び読取信号補正方法に関する。
気ディスク装置及び読取信号補正方法に係り、より詳し
くは、磁気ディスクに記憶されたデータを読み取った時
系列の読取信号のピーク位置を正確な位置に補正する読
取信号補正装置、読取信号補正装置を含んだ磁気ディス
ク装置及び読取信号補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、磁気ディスク装置において磁気ディスク上に1個の
データを書き込んだ場合、該書き込まれた1個のデータ
を読み出した読出信号の波形は孤立波、すなわち、他か
ら影響を受けない波形となる。一方、磁気ディスク上に
複数個のデータを書き込んだ場合には、図13(a)、
(b)に示すように、磁気ディスク上のデータに対応す
る隣合う磁力が相互に影響した波形となる。
り、磁気ディスク装置において磁気ディスク上に1個の
データを書き込んだ場合、該書き込まれた1個のデータ
を読み出した読出信号の波形は孤立波、すなわち、他か
ら影響を受けない波形となる。一方、磁気ディスク上に
複数個のデータを書き込んだ場合には、図13(a)、
(b)に示すように、磁気ディスク上のデータに対応す
る隣合う磁力が相互に影響した波形となる。
【0003】ここで、磁気ディスク上に書き込んだデー
タの密度(BPI)が小さい場合、すなわち、データ間
がある程度離れていれば、図13(a)に示すように、
磁気ディスクに記憶されたデータに対応する隣合う磁力
の影響力が小さく、読出信号S1のピークの大きさy1
1、y12が他の信号から影響を受けないとした場合の
読取信号S0のピークの大きさy0より若干小さくなる
が、読出信号S1のピーク位置は信号S0のピーク位置
t01、t02と一致する。
タの密度(BPI)が小さい場合、すなわち、データ間
がある程度離れていれば、図13(a)に示すように、
磁気ディスクに記憶されたデータに対応する隣合う磁力
の影響力が小さく、読出信号S1のピークの大きさy1
1、y12が他の信号から影響を受けないとした場合の
読取信号S0のピークの大きさy0より若干小さくなる
が、読出信号S1のピーク位置は信号S0のピーク位置
t01、t02と一致する。
【0004】しかし、通常磁気ディスク上に書き込まれ
るデータは多数存在し、かつ書き込んだデータの密度も
大きいため、データに対応する隣合う磁力の影響力は大
きくなる。よって、図13(b)に示すように、読出信
号S1のピークの大きさy1′、y2′が他の信号から
影響を受けないとした場合の信号S0のピークの大きさ
y0より小さくなると共に、読出信号S1のピーク位置
t1′、t2′は信号S0のピーク位置t1、t2から
シフトする。
るデータは多数存在し、かつ書き込んだデータの密度も
大きいため、データに対応する隣合う磁力の影響力は大
きくなる。よって、図13(b)に示すように、読出信
号S1のピークの大きさy1′、y2′が他の信号から
影響を受けないとした場合の信号S0のピークの大きさ
y0より小さくなると共に、読出信号S1のピーク位置
t1′、t2′は信号S0のピーク位置t1、t2から
シフトする。
【0005】このため、読出エラー等が発生する。よっ
て、データに対応する隣合う磁力の干渉の影響力を小さ
くするためには、磁気ディスク上にデータを書き込む密
度(BPI)をある程度制限する必要があり、BPIの
向上が制限される。このような点に鑑み、従来は、イコ
ライザを用いて読出信号をパルススリミング処理して他
の信号と相互に干渉を起こさない細く立った波形となる
ようにて読出信号のピーク位置がシフトする量を少なく
している。また、他の方法として書込み信号を予め読み
出した時にシフトする方向と逆にシフトさせて(プリコ
ンペンセーション)、シフトする量を少なくしている。
て、データに対応する隣合う磁力の干渉の影響力を小さ
くするためには、磁気ディスク上にデータを書き込む密
度(BPI)をある程度制限する必要があり、BPIの
向上が制限される。このような点に鑑み、従来は、イコ
ライザを用いて読出信号をパルススリミング処理して他
の信号と相互に干渉を起こさない細く立った波形となる
ようにて読出信号のピーク位置がシフトする量を少なく
している。また、他の方法として書込み信号を予め読み
出した時にシフトする方向と逆にシフトさせて(プリコ
ンペンセーション)、シフトする量を少なくしている。
【0006】しかしながら、従来では、読出信号をパル
ススリミングしたり、プリコンペンセーションして読出
信号自体を補正するものであることから、S/N(Sign
al-to-Noise )比が劣化する。
ススリミングしたり、プリコンペンセーションして読出
信号自体を補正するものであることから、S/N(Sign
al-to-Noise )比が劣化する。
【0007】本発明は、上記事実に鑑み成されたもの
で、S/N比の劣化を小さく抑えて読出信号のピーク位
置を正確な位置に補正することの可能な読出信号補正装
置、該読出信号補正装置を含んだ磁気ディスク装置及び
読取信号補正方法を提供することを目的とする。
で、S/N比の劣化を小さく抑えて読出信号のピーク位
置を正確な位置に補正することの可能な読出信号補正装
置、該読出信号補正装置を含んだ磁気ディスク装置及び
読取信号補正方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため本発
明の読取信号補正装置は、磁気ディスクに記憶されたデ
ータを読み取った時系列の読取信号の複数ピーク各々の
大きさ及び位置を検出する検出手段と、所定位置に位置
するピークの大きさと該ピークの前後に位置するピーク
の大きさとに基づいて前記所定位置に位置するピークの
基準位置に対するシフト方向及びシフト量を求め、求め
たシフト方向とシフト量とに基づいて前記所定位置に位
置するピークの位置を補正する補正手段と、を備えてい
る。
明の読取信号補正装置は、磁気ディスクに記憶されたデ
ータを読み取った時系列の読取信号の複数ピーク各々の
大きさ及び位置を検出する検出手段と、所定位置に位置
するピークの大きさと該ピークの前後に位置するピーク
の大きさとに基づいて前記所定位置に位置するピークの
基準位置に対するシフト方向及びシフト量を求め、求め
たシフト方向とシフト量とに基づいて前記所定位置に位
置するピークの位置を補正する補正手段と、を備えてい
る。
【0009】また、本発明は、該読取信号補正装置を磁
気ディスク装置に含むことができる。
気ディスク装置に含むことができる。
【0010】さらに、本発明は、所定位置に位置するピ
ークの基準位置に対するシフト量を、前記前後に位置す
るピークの大きさの差又は前記前後に位置するピークの
大きさの比に基づいて求めることができる。
ークの基準位置に対するシフト量を、前記前後に位置す
るピークの大きさの差又は前記前後に位置するピークの
大きさの比に基づいて求めることができる。
【0011】また、本発明の読取信号補正装置は、磁気
ディスクに記憶されたデータを読み取った時系列の読取
信号の複数ピーク各々の大きさ及び位置を検出する検出
手段と、前記検出した複数ピーク各々の大きさが予め定
めた基準値に最大スレッショルドレベルを対応させた複
数のスレッショルドレベルのいずれに対応するかを検出
し、対応するスレッショルドレベルを表す信号を出力す
るレベル検知手段と、所定位置に位置するピーク及び該
ピークの前後に位置するピークの前記レベル検知手段か
ら出力された信号に基づいて所定位置に位置するピーク
の基準位置に対するシフト方向を検出する方向検出手段
と、前記方向検出手段により検出さたシフト方向と前記
レベル検知手段で検出された前記所定位置に位置するピ
ークの前後に位置するピークのスレッショルドレベルと
に基づいて前記所定位置に位置するピークの位置を補正
する補正手段と、を備えている。同様に、本発明の読取
信号補正装置を磁気ディスク装置に含むことができる。
ディスクに記憶されたデータを読み取った時系列の読取
信号の複数ピーク各々の大きさ及び位置を検出する検出
手段と、前記検出した複数ピーク各々の大きさが予め定
めた基準値に最大スレッショルドレベルを対応させた複
数のスレッショルドレベルのいずれに対応するかを検出
し、対応するスレッショルドレベルを表す信号を出力す
るレベル検知手段と、所定位置に位置するピーク及び該
ピークの前後に位置するピークの前記レベル検知手段か
ら出力された信号に基づいて所定位置に位置するピーク
の基準位置に対するシフト方向を検出する方向検出手段
と、前記方向検出手段により検出さたシフト方向と前記
レベル検知手段で検出された前記所定位置に位置するピ
ークの前後に位置するピークのスレッショルドレベルと
に基づいて前記所定位置に位置するピークの位置を補正
する補正手段と、を備えている。同様に、本発明の読取
信号補正装置を磁気ディスク装置に含むことができる。
【0012】また、本発明の読取信号補正方法は、磁気
ディスクに記憶されたデータを読み取った時系列の読取
信号の複数ピーク各々の大きさ及び位置を検出し、所定
位置に位置するピークの大きさと該ピークの前後に位置
するピークの大きさとに基づいて前記所定位置に位置す
るピークの基準位置に対するシフト方向及びシフト量を
求め、求めたシフト方向とシフト量とに基づいて前記所
定位置に位置するピークの位置を補正するようにしてい
る。
ディスクに記憶されたデータを読み取った時系列の読取
信号の複数ピーク各々の大きさ及び位置を検出し、所定
位置に位置するピークの大きさと該ピークの前後に位置
するピークの大きさとに基づいて前記所定位置に位置す
るピークの基準位置に対するシフト方向及びシフト量を
求め、求めたシフト方向とシフト量とに基づいて前記所
定位置に位置するピークの位置を補正するようにしてい
る。
【0013】また、本発明は、前記シフト量を、前記前
後に位置するピークの大きさの差又は前記前後に位置す
るピークの大きさの比に基づいて求めることができる。
後に位置するピークの大きさの差又は前記前後に位置す
るピークの大きさの比に基づいて求めることができる。
【0014】さらに、本発明の読取信号補正方法は、磁
気ディスクに記憶されたデータを読み取った時系列の読
取信号の複数ピーク各々の大きさ及び位置を検出し、前
記検出した複数ピーク各々の大きさが予め定めた基準値
に最大スレッショルドレベルを対応させた複数のスレッ
ショルドレベルのいずれに対応するかを検出し、前記検
出した複数ピーク各々の大きさが対応するスレッショル
ドレベルを表す信号を出力し、所定位置に位置するピー
ク及び該ピークの前後に位置するピークの前記出力され
た信号に基づいて所定位置に位置するピークの基準位置
に対するシフト方向を検出し、前記検出さたシフト方向
と前記検出された前記所定位置に位置するピークの前後
に位置するピークのスレッショルドレベルとに基づいて
前記所定位置に位置するピークの位置を補正するように
している。
気ディスクに記憶されたデータを読み取った時系列の読
取信号の複数ピーク各々の大きさ及び位置を検出し、前
記検出した複数ピーク各々の大きさが予め定めた基準値
に最大スレッショルドレベルを対応させた複数のスレッ
ショルドレベルのいずれに対応するかを検出し、前記検
出した複数ピーク各々の大きさが対応するスレッショル
ドレベルを表す信号を出力し、所定位置に位置するピー
ク及び該ピークの前後に位置するピークの前記出力され
た信号に基づいて所定位置に位置するピークの基準位置
に対するシフト方向を検出し、前記検出さたシフト方向
と前記検出された前記所定位置に位置するピークの前後
に位置するピークのスレッショルドレベルとに基づいて
前記所定位置に位置するピークの位置を補正するように
している。
【0015】
【作用】本発明の読取信号補正装置では、検出手段は、
磁気ディスクに記憶されたデータを読み取った時系列の
読取信号のピークの大きさ及び該ピーク位置を複数検出
する。
磁気ディスクに記憶されたデータを読み取った時系列の
読取信号のピークの大きさ及び該ピーク位置を複数検出
する。
【0016】ここで、読取信号のピーク位置は、磁気デ
ィスクに記憶された隣合うデータに対応する磁力の影響
を受けなければ又は該影響力が小さければ、基準位置、
例えば、磁気ディスクに記憶された隣合うデータに対応
する磁力の影響がない場合の本来の位置からシフトしな
い。しかしながら、該影響力が大きければ、読取信号の
ピーク位置が変動する。斯かる読取信号のピーク位置の
変動は、基準位置に対するシフト方向と基準位置からの
シフト量とにより表すことができる。
ィスクに記憶された隣合うデータに対応する磁力の影響
を受けなければ又は該影響力が小さければ、基準位置、
例えば、磁気ディスクに記憶された隣合うデータに対応
する磁力の影響がない場合の本来の位置からシフトしな
い。しかしながら、該影響力が大きければ、読取信号の
ピーク位置が変動する。斯かる読取信号のピーク位置の
変動は、基準位置に対するシフト方向と基準位置からの
シフト量とにより表すことができる。
【0017】前記ピーク位置のシフト方向は、読取信号
の複数のピークの大きさ、すなわち、例えば、所定位置
に位置するピーク(以下、注目ピークという)の大き
さ、該注目ピークより前のピーク(以下、前ピークとい
う)の大きさ及び注目ピークより後のピーク(以下、後
ピークという)の大きさに依存する。すなわち、注目ピ
ークは、前ピークの大きさが後ピークの大きさより大き
ければ後ピークに対応する磁気ディスクの磁力の影響力
が大きく、前ピーク側にシフトする。また、注目ピーク
は、後ピークの大きさが前ピークの大きさより大きけれ
ば前ピークに対応する磁気ディスクの磁力の影響力が大
きく、後ピーク側にシフトする。よって、注目ピークの
基準位置に対するシフト方向は、複数のピークの大きさ
により求めることができる。
の複数のピークの大きさ、すなわち、例えば、所定位置
に位置するピーク(以下、注目ピークという)の大き
さ、該注目ピークより前のピーク(以下、前ピークとい
う)の大きさ及び注目ピークより後のピーク(以下、後
ピークという)の大きさに依存する。すなわち、注目ピ
ークは、前ピークの大きさが後ピークの大きさより大き
ければ後ピークに対応する磁気ディスクの磁力の影響力
が大きく、前ピーク側にシフトする。また、注目ピーク
は、後ピークの大きさが前ピークの大きさより大きけれ
ば前ピークに対応する磁気ディスクの磁力の影響力が大
きく、後ピーク側にシフトする。よって、注目ピークの
基準位置に対するシフト方向は、複数のピークの大きさ
により求めることができる。
【0018】また、読取信号のピーク位置のシフト量
は、前ピーク及び後ピークの大きさに基づいて求めるこ
とができる。
は、前ピーク及び後ピークの大きさに基づいて求めるこ
とができる。
【0019】例えば、注目ピーク及び前ピーク、注目ピ
ーク及び後ピークのピーク間間隔がそれぞれ同じであれ
ば、注目ピークと前ピークとに対応する磁気ディスクに
記憶されたデータが相互に受ける影響力(以下、前磁力
という)と注目ピークと後ピークとに対応する磁気ディ
スクに記憶されたデータが相互に受ける影響力(以下、
後磁力という)とがそれぞれ等しい。このように、前磁
力及び後磁力がそれぞれ等しいので、前ピークと後ピー
クの大きさはそれぞれ等しくつか注目ピーク位置は基準
位置に一致する。
ーク及び後ピークのピーク間間隔がそれぞれ同じであれ
ば、注目ピークと前ピークとに対応する磁気ディスクに
記憶されたデータが相互に受ける影響力(以下、前磁力
という)と注目ピークと後ピークとに対応する磁気ディ
スクに記憶されたデータが相互に受ける影響力(以下、
後磁力という)とがそれぞれ等しい。このように、前磁
力及び後磁力がそれぞれ等しいので、前ピークと後ピー
クの大きさはそれぞれ等しくつか注目ピーク位置は基準
位置に一致する。
【0020】これに対し、前述したピーク間間隔がそれ
ぞれ異なる場合、例えば、注目ピークと前ピークとのピ
ーク間間隔が注目ピークと後ピークとのピーク間間隔よ
り大きい場合には、後磁力が前磁力より大きいので、注
目ピーク位置が前ピーク側にシフトすると共に後磁力に
よる後ピークの減少分が前磁力による前ピークの減少分
より大きくなる。なお、同様に、注目ピークと前ピーク
とのピーク間間隔が注目ピークと後ピークとのピーク間
間隔より小さい場合には、前磁力が後磁力より大きいの
で、注目ピーク位置が後ピーク側にシフトすると共に前
磁力による前ピークの減少分が後磁力による後ピークの
減少分より大きくなる。
ぞれ異なる場合、例えば、注目ピークと前ピークとのピ
ーク間間隔が注目ピークと後ピークとのピーク間間隔よ
り大きい場合には、後磁力が前磁力より大きいので、注
目ピーク位置が前ピーク側にシフトすると共に後磁力に
よる後ピークの減少分が前磁力による前ピークの減少分
より大きくなる。なお、同様に、注目ピークと前ピーク
とのピーク間間隔が注目ピークと後ピークとのピーク間
間隔より小さい場合には、前磁力が後磁力より大きいの
で、注目ピーク位置が後ピーク側にシフトすると共に前
磁力による前ピークの減少分が後磁力による後ピークの
減少分より大きくなる。
【0021】このように、注目ピーク位置が前ピーク側
又は後ピーク側にシフトするのは前磁力より後磁力のほ
うが大きいためか又は小さいためであることから、注目
ピーク位置のシフト量は前磁力と後磁力との差に対応す
る。また、後磁力と後ピークの減少分、前磁力と前ピー
クの減少分とが対応する。よって、注目ピーク位置のシ
フト量は前ピーク及び後ピークの大きさの差に基づいて
求めることができる。なお、前ピーク及び後ピークの大
きさの差は、前ピーク及び後ピークの大きさの比に対応
することから、注目ピーク位置のシフト量は前ピーク及
び後ピークの大きさの比に基づいて求めることができ
る。
又は後ピーク側にシフトするのは前磁力より後磁力のほ
うが大きいためか又は小さいためであることから、注目
ピーク位置のシフト量は前磁力と後磁力との差に対応す
る。また、後磁力と後ピークの減少分、前磁力と前ピー
クの減少分とが対応する。よって、注目ピーク位置のシ
フト量は前ピーク及び後ピークの大きさの差に基づいて
求めることができる。なお、前ピーク及び後ピークの大
きさの差は、前ピーク及び後ピークの大きさの比に対応
することから、注目ピーク位置のシフト量は前ピーク及
び後ピークの大きさの比に基づいて求めることができ
る。
【0022】よって、読取信号のピーク位置の基準位置
からのシフト量を、前記前後に位置するピークの大きさ
の差又は前後に位置するピークの大きさの比に基づいて
求める。
からのシフト量を、前記前後に位置するピークの大きさ
の差又は前後に位置するピークの大きさの比に基づいて
求める。
【0023】そして、補正手段は、所定位置に位置する
ピーク(注目ピーク)の大きさと該ピークの前後に位置
するピーク(前ピーク、後ピーク)の大きさとに基づい
て前記所定位置に位置するピークの基準位置に対するシ
フト方向及びシフト量を求め、求めたシフト方向とシフ
ト量とに基づいて前記所定位置に位置するピークの位置
を補正する。
ピーク(注目ピーク)の大きさと該ピークの前後に位置
するピーク(前ピーク、後ピーク)の大きさとに基づい
て前記所定位置に位置するピークの基準位置に対するシ
フト方向及びシフト量を求め、求めたシフト方向とシフ
ト量とに基づいて前記所定位置に位置するピークの位置
を補正する。
【0024】また、本発明の読取信号補正方法では、磁
気ディスクに記憶されたデータを読み取った時系列の読
取信号の複数ピーク各々の大きさ及び位置を検出し、所
定位置に位置するピークの大きさと該ピークの前後に位
置するピークの大きさとに基づいて所定位置に位置する
ピークの基準位置に対するシフト方向及びシフト量を求
める。
気ディスクに記憶されたデータを読み取った時系列の読
取信号の複数ピーク各々の大きさ及び位置を検出し、所
定位置に位置するピークの大きさと該ピークの前後に位
置するピークの大きさとに基づいて所定位置に位置する
ピークの基準位置に対するシフト方向及びシフト量を求
める。
【0025】ここで、所定位置に位置するピークの基準
位置に対するシフト量を、前記前後に位置するピークの
大きさの差又は前記前後に位置するピークの大きさの比
に基づいて求めるようにする。
位置に対するシフト量を、前記前後に位置するピークの
大きさの差又は前記前後に位置するピークの大きさの比
に基づいて求めるようにする。
【0026】そして、求めたシフト方向とシフト量とに
基づいて所定位置に位置するピークの位置を補正する。
基づいて所定位置に位置するピークの位置を補正する。
【0027】以上説明したように本発明は、所定位置に
位置するピーク及び該ピークの前後に位置するピークの
大きさに基づいて求められた所定位置に位置するピーク
の基準位置に対するシフト方向及びシフト量に基づい
て、所定位置に位置するピークの位置を補正することか
ら、所定の読取信号の振幅を伸ばしたり縮めたりしない
ので、S/N比の劣化を小さく抑えて読出信号のピーク
位置を正確な位置に補正することができる。
位置するピーク及び該ピークの前後に位置するピークの
大きさに基づいて求められた所定位置に位置するピーク
の基準位置に対するシフト方向及びシフト量に基づい
て、所定位置に位置するピークの位置を補正することか
ら、所定の読取信号の振幅を伸ばしたり縮めたりしない
ので、S/N比の劣化を小さく抑えて読出信号のピーク
位置を正確な位置に補正することができる。
【0028】本発明の読取信号補正装置では、検出手段
は、磁気ディスクに記憶されたデータを読み取った時系
列の読取信号の複数ピーク各々の大きさ及び位置を検出
する。
は、磁気ディスクに記憶されたデータを読み取った時系
列の読取信号の複数ピーク各々の大きさ及び位置を検出
する。
【0029】レベル検知手段は、前記検出した複数ピー
ク各々の大きさが予め定めた基準値に最大スレッショル
ドレベルを対応させた複数のスレッショルドレベルのい
ずれに対応するかを検出し、対応するスレッショルドレ
ベルを表す信号を出力する。
ク各々の大きさが予め定めた基準値に最大スレッショル
ドレベルを対応させた複数のスレッショルドレベルのい
ずれに対応するかを検出し、対応するスレッショルドレ
ベルを表す信号を出力する。
【0030】方向検出手段は、所定位置に位置するピー
ク及び該ピークの前後に位置するピークの前記レベル検
知手段から出力された信号に基づいて所定位置に位置す
るピークの基準位置に対するシフト方向を検出する。
ク及び該ピークの前後に位置するピークの前記レベル検
知手段から出力された信号に基づいて所定位置に位置す
るピークの基準位置に対するシフト方向を検出する。
【0031】ここで、所定位置に位置するピークの前後
に位置するピークの大きさの差及び比から所定位置に位
置するピークのシフト量を検出することができるため、
所定位置に位置するピークの前後に位置するピークのス
レッショルドレベル各々に基づいて前記ピークのシフト
量を求めることができる。
に位置するピークの大きさの差及び比から所定位置に位
置するピークのシフト量を検出することができるため、
所定位置に位置するピークの前後に位置するピークのス
レッショルドレベル各々に基づいて前記ピークのシフト
量を求めることができる。
【0032】そして、補正手段は、前記方向検出手段に
より検出さたシフト方向とレベル検知手段で検出された
所定位置に位置するピークの前後に位置するピークのス
レッショルドレベルとに基づいて前記所定位置に位置す
るピークの位置を補正する。
より検出さたシフト方向とレベル検知手段で検出された
所定位置に位置するピークの前後に位置するピークのス
レッショルドレベルとに基づいて前記所定位置に位置す
るピークの位置を補正する。
【0033】また、本発明の読取信号補正装置では、磁
気ディスクに記憶されたデータを読み取った時系列の読
取信号の複数ピーク各々の大きさ及び位置を検出し、検
出した複数ピーク各々の大きさが予め定めた基準値に最
大スレッショルドレベルを対応させた複数のスレッショ
ルドレベルのいずれに対応するかを検出し、検出した複
数ピーク各々の大きさが対応するスレッショルドレベル
を表す信号を出力し、所定位置に位置するピーク及び該
ピークの前後に位置するピークの前記出力された信号に
基づいて所定位置に位置するピークの基準位置に対する
シフト方向を検出し、検出さたシフト方向と検出された
所定位置に位置するピークの前後に位置するピークのス
レッショルドレベルとに基づいて所定位置に位置するピ
ークの位置を補正する。
気ディスクに記憶されたデータを読み取った時系列の読
取信号の複数ピーク各々の大きさ及び位置を検出し、検
出した複数ピーク各々の大きさが予め定めた基準値に最
大スレッショルドレベルを対応させた複数のスレッショ
ルドレベルのいずれに対応するかを検出し、検出した複
数ピーク各々の大きさが対応するスレッショルドレベル
を表す信号を出力し、所定位置に位置するピーク及び該
ピークの前後に位置するピークの前記出力された信号に
基づいて所定位置に位置するピークの基準位置に対する
シフト方向を検出し、検出さたシフト方向と検出された
所定位置に位置するピークの前後に位置するピークのス
レッショルドレベルとに基づいて所定位置に位置するピ
ークの位置を補正する。
【0034】以上説明したように本発明は、検出された
シフト方向と、検出された所定位置に位置するピークの
前後に位置するピークのスレッショルドレベルとに基づ
いて、所定位置に位置するピークの位置を補正すること
から、読取信号の振幅を伸ばしたり縮めたりしないの
で、S/N比の劣化を小さく抑えて読出信号のピーク位
置を正確な位置に補正することができる。
シフト方向と、検出された所定位置に位置するピークの
前後に位置するピークのスレッショルドレベルとに基づ
いて、所定位置に位置するピークの位置を補正すること
から、読取信号の振幅を伸ばしたり縮めたりしないの
で、S/N比の劣化を小さく抑えて読出信号のピーク位
置を正確な位置に補正することができる。
【0035】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図面を参照し
て詳細に説明する。図1に示すように本実施例の磁気デ
ィスク装置は、磁気ヘッド12、リード/ライト(R/
W)IC16、ローパスフィルター18及びMPU(Mi
cro Processing Unit )を備えている。
て詳細に説明する。図1に示すように本実施例の磁気デ
ィスク装置は、磁気ヘッド12、リード/ライト(R/
W)IC16、ローパスフィルター18及びMPU(Mi
cro Processing Unit )を備えている。
【0036】MPU14の制御に応じてR/WIC16
は、磁気ヘッド12の読み書き制御を行って、図示しな
いスピンドルモータにより回転駆動される磁気ディスク
からデータの読み出し及び該磁気ディスクへデータの書
き込みを行う。ローパスフィルター18は、R/WIC
16により磁気ヘッド12からデータを読み取った読取
信号の高調波のノイズをカットし、該読み出した信号の
低域成分であるリード・バック・シグナル〔RBS(Re
ad Back Signal)〕を通過させる。ローパスフィルター
18には補正回路20が接続され、RBSがローパスフ
ィルター18から補正回路20に入力される。
は、磁気ヘッド12の読み書き制御を行って、図示しな
いスピンドルモータにより回転駆動される磁気ディスク
からデータの読み出し及び該磁気ディスクへデータの書
き込みを行う。ローパスフィルター18は、R/WIC
16により磁気ヘッド12からデータを読み取った読取
信号の高調波のノイズをカットし、該読み出した信号の
低域成分であるリード・バック・シグナル〔RBS(Re
ad Back Signal)〕を通過させる。ローパスフィルター
18には補正回路20が接続され、RBSがローパスフ
ィルター18から補正回路20に入力される。
【0037】また、ローパスフィルター18には、微分
回路22が接続され、該微分回路22には、ゼロクロス
コンパレータ24が接続され、ゼロクロスコンパレータ
24には、補正回路20が接続されている。RBSがロ
ーパスフィルター18から微分回路22に入力され、微
分回路22は、RBSの微分を行う。ゼロクロスコンパ
レータ24は、微分回路22を通過した信号のゼロクロ
スポイントを検出することによりRBSのピーク位置に
対応するピーク・ディテクト・シグナル〔PDS(Peak
Detect Signal)〕を補正回路20に出力する。
回路22が接続され、該微分回路22には、ゼロクロス
コンパレータ24が接続され、ゼロクロスコンパレータ
24には、補正回路20が接続されている。RBSがロ
ーパスフィルター18から微分回路22に入力され、微
分回路22は、RBSの微分を行う。ゼロクロスコンパ
レータ24は、微分回路22を通過した信号のゼロクロ
スポイントを検出することによりRBSのピーク位置に
対応するピーク・ディテクト・シグナル〔PDS(Peak
Detect Signal)〕を補正回路20に出力する。
【0038】次に補正回路20の詳細を図2を参照して
説明する。補正回路20は、RBSを入力する振幅検知
回路26を備えている。振幅検知回路26は4本の出力
線26n1〜26n4を備えている。また、補正回路2
0は、第1の回路50n1〜第4の回路50n4を備え
ている。ここで、第1の回路50n1〜第4の回路50
n4は、各々同様の構成となっているので、第1の回路
50n1を例にとり説明し、他の回路50n2〜50n
4の説明は省略する。
説明する。補正回路20は、RBSを入力する振幅検知
回路26を備えている。振幅検知回路26は4本の出力
線26n1〜26n4を備えている。また、補正回路2
0は、第1の回路50n1〜第4の回路50n4を備え
ている。ここで、第1の回路50n1〜第4の回路50
n4は、各々同様の構成となっているので、第1の回路
50n1を例にとり説明し、他の回路50n2〜50n
4の説明は省略する。
【0039】第1の回路50n1はORゲート28を備
えている。このORゲート28の一方の入力端子に、振
幅検知回路26の出力線26n1が接続されている。ま
た、第1の回路50n1は、PDSを一方の入力端子か
ら入力するORゲート42を備えている。ORゲート2
8の他方の入力端子及びORゲート42の他方の入力端
子には、タイマー46が接続されている。なお、第2の
回路50n2、第3の回路50n3、第4の回路50n
4のORゲート28に振幅検知回路26の出力線26n
2、26n3、26n4がそれそれ対応して接続されて
いる。
えている。このORゲート28の一方の入力端子に、振
幅検知回路26の出力線26n1が接続されている。ま
た、第1の回路50n1は、PDSを一方の入力端子か
ら入力するORゲート42を備えている。ORゲート2
8の他方の入力端子及びORゲート42の他方の入力端
子には、タイマー46が接続されている。なお、第2の
回路50n2、第3の回路50n3、第4の回路50n
4のORゲート28に振幅検知回路26の出力線26n
2、26n3、26n4がそれそれ対応して接続されて
いる。
【0040】ORゲート28の出力端子は、フリップ・
フロップ30のデータ端子Dに接続されている。フリッ
プ・フロップ30のQ出力端子は、フリップ・フロップ
32のデータ端子D、コンパレータ36及び振幅差検出
回路100に接続されている。フリップ・フロップ32
のQ出力端子は、フリップ・フロップ34のデータ端子
D、コンパレータ36及び振幅差検出回路100に接続
されている。そして、フリップ・フロップ34のQ出力
端子は、コンパレータ36及び振幅差検出回路100に
接続されている。
フロップ30のデータ端子Dに接続されている。フリッ
プ・フロップ30のQ出力端子は、フリップ・フロップ
32のデータ端子D、コンパレータ36及び振幅差検出
回路100に接続されている。フリップ・フロップ32
のQ出力端子は、フリップ・フロップ34のデータ端子
D、コンパレータ36及び振幅差検出回路100に接続
されている。そして、フリップ・フロップ34のQ出力
端子は、コンパレータ36及び振幅差検出回路100に
接続されている。
【0041】ORゲート42の出力端子は、遅延素子3
0a、30bを介してフリップフロップ30のクロック
端子clk 、遅延素子32aを介してフリップフロップ3
2のクロック端子clk 及びフリップフロップ34ののク
ロック端子clk に接続されている。また、このORゲー
ト42の出力端子は、FIFO(First IN,First Out)
38の第1の入力端子及び遅延回路44の第1の入力端
子に接続されている。
0a、30bを介してフリップフロップ30のクロック
端子clk 、遅延素子32aを介してフリップフロップ3
2のクロック端子clk 及びフリップフロップ34ののク
ロック端子clk に接続されている。また、このORゲー
ト42の出力端子は、FIFO(First IN,First Out)
38の第1の入力端子及び遅延回路44の第1の入力端
子に接続されている。
【0042】PDSは、さらに、第2の入力端子を介し
て遅延回路44とタイマー46とに入力されるようにな
っている。タイマー46は、PDSを入力した時駆動し
て、この時から所定時間T0経過する時までに次のPD
Sを入力していない場合に、ハイのダミーパルスをOR
ゲート28及びORゲート42に出力するためのもので
ある。遅延回路44の第1の出力端子は、FIFO38
の第2の入力端子に接続されている。
て遅延回路44とタイマー46とに入力されるようにな
っている。タイマー46は、PDSを入力した時駆動し
て、この時から所定時間T0経過する時までに次のPD
Sを入力していない場合に、ハイのダミーパルスをOR
ゲート28及びORゲート42に出力するためのもので
ある。遅延回路44の第1の出力端子は、FIFO38
の第2の入力端子に接続されている。
【0043】振幅差検出回路100は出力線100n1
〜100n4を介して遅延回路48に接続されている。
遅延回路48は、出力線100n1〜100n4から入
力したパルスを一定時間遅延させて、出力線100n1
〜100n4に対応する出力線48n1、48n2、・
・・48n4に出力するものである。
〜100n4を介して遅延回路48に接続されている。
遅延回路48は、出力線100n1〜100n4から入
力したパルスを一定時間遅延させて、出力線100n1
〜100n4に対応する出力線48n1、48n2、・
・・48n4に出力するものである。
【0044】コンパレータ36は、FIFO38の入力
端に接続されている。FIFO38の出力端子は、MU
X(マルチプレクサ)40に接続されている。MUX4
0には、遅延回路48が出力線48n1、48n2、・
・・48n4を介して接続されている。
端に接続されている。FIFO38の出力端子は、MU
X(マルチプレクサ)40に接続されている。MUX4
0には、遅延回路48が出力線48n1、48n2、・
・・48n4を介して接続されている。
【0045】遅延回路44は、21本の遅延線E10〜
E1、N、L1〜L10を介して、MUX40に接続さ
れている。遅延線E9には1個の遅延素子E91、遅延
線E8には2個の遅延素子E81、E82、・・・遅延
線Nには10個の遅延素子N1、N2、・・・N10、
・・・遅延線L10には20個の遅延素子L101、L
102、・・・L1020を備えている。
E1、N、L1〜L10を介して、MUX40に接続さ
れている。遅延線E9には1個の遅延素子E91、遅延
線E8には2個の遅延素子E81、E82、・・・遅延
線Nには10個の遅延素子N1、N2、・・・N10、
・・・遅延線L10には20個の遅延素子L101、L
102、・・・L1020を備えている。
【0046】次に、振幅検知回路26の詳細について説
明する。この振幅検知回路26は、RBSのピークの大
きさを複数検出する。また、振幅検知回路26は、本実
施例では、10個のスレッショルドレベル〔TL(Thre
shold Levl)〕1、TL2、・・・TL10を有してい
る。このTL1〜TL10は、予め定められた基準値
〔他のRBSからの干渉がない場合のRBSのピークの
大きさ(正規値)〕に最大TL(TL10)を対応させ
て正規値を等間隔(所定値A0間隔)に10段階に分割
して、定められている。従って、振幅値0はTL0、振
幅値A0はTL0、振幅値2・A0はTL2、振幅値3
・A0にTL3、・・・振幅値10・A0(正規値)は
TL10に対応する。
明する。この振幅検知回路26は、RBSのピークの大
きさを複数検出する。また、振幅検知回路26は、本実
施例では、10個のスレッショルドレベル〔TL(Thre
shold Levl)〕1、TL2、・・・TL10を有してい
る。このTL1〜TL10は、予め定められた基準値
〔他のRBSからの干渉がない場合のRBSのピークの
大きさ(正規値)〕に最大TL(TL10)を対応させ
て正規値を等間隔(所定値A0間隔)に10段階に分割
して、定められている。従って、振幅値0はTL0、振
幅値A0はTL0、振幅値2・A0はTL2、振幅値3
・A0にTL3、・・・振幅値10・A0(正規値)は
TL10に対応する。
【0047】ここで、TL0〜TL10の10段階の各
々は、4ビットで表すことができる。そこで、振幅検知
回路26は、4本の出力線26n1〜26n4を備え、
ハイのパルス(以下、「H」パルスという)を出力する
4本の出力線26n1〜26n4の組合せにより、TL
0〜TL10の10段階の各々を、表1に示すように、
表すようにしている。なお、この表1では、「H」パル
スが出力される出力線には「H」で、「H」パルスが出
力されない出力線には「L」で示している。
々は、4ビットで表すことができる。そこで、振幅検知
回路26は、4本の出力線26n1〜26n4を備え、
ハイのパルス(以下、「H」パルスという)を出力する
4本の出力線26n1〜26n4の組合せにより、TL
0〜TL10の10段階の各々を、表1に示すように、
表すようにしている。なお、この表1では、「H」パル
スが出力される出力線には「H」で、「H」パルスが出
力されない出力線には「L」で示している。
【0048】
【表1】
【0049】この表1に示すように、RBSのピークの
大きさがTLi(i=0〜10)以上でTL(i+1)
より小さい場合には、振幅検知回路26は、表1に示す
ようにTLiに対応する出力線26n1〜26n4に
「H」パルスを出力するようにしている。
大きさがTLi(i=0〜10)以上でTL(i+1)
より小さい場合には、振幅検知回路26は、表1に示す
ようにTLiに対応する出力線26n1〜26n4に
「H」パルスを出力するようにしている。
【0050】次に、コンパレータ36の詳細を説明す
る。このコンパレータ36は、第1の回路50n1〜第
4の回路50n4のいずれかのフリップフロップ30〜
34のいずれかから入力したパルスに基づいてRBSの
ピーク位置の基準位置(本来の位置)に対するシフト方
向を示すパルスを出力する。
る。このコンパレータ36は、第1の回路50n1〜第
4の回路50n4のいずれかのフリップフロップ30〜
34のいずれかから入力したパルスに基づいてRBSの
ピーク位置の基準位置(本来の位置)に対するシフト方
向を示すパルスを出力する。
【0051】ここで、RBSのピーク位置の基準位置に
対するシフト方向の検出方法を説明する。
対するシフト方向の検出方法を説明する。
【0052】振幅検知回路26は、前述したように、
「H」パルスを出力する4本の出力線26n1〜26n
4の組合せにより、RBSのピークの大きさがTL0〜
TL10のいずれに対応しているかを示している(表1
参照)。この4本の出力線26n1〜26n4の各々
は、第1の回路50n1〜第4の回路50n4に対応し
て接続されていることから、「H」パルスが入力された
第1〜第4の回路50n1〜50n4のフリップフロッ
プ30、32、34の組合せにより、RBSのピークの
大きさがTL0〜TL10のいずれに対応しているかを
知ることができる。
「H」パルスを出力する4本の出力線26n1〜26n
4の組合せにより、RBSのピークの大きさがTL0〜
TL10のいずれに対応しているかを示している(表1
参照)。この4本の出力線26n1〜26n4の各々
は、第1の回路50n1〜第4の回路50n4に対応し
て接続されていることから、「H」パルスが入力された
第1〜第4の回路50n1〜50n4のフリップフロッ
プ30、32、34の組合せにより、RBSのピークの
大きさがTL0〜TL10のいずれに対応しているかを
知ることができる。
【0053】次に、図3(b)に示すように、例えば、
連続した3個のRBSの内の1番目のRBSのピークの
大きさをAMP-1 、2番目のRBSのピークの大きさ
をAMP0 、3番目のRBSのピークの大きさをAMP
1 とし、 X1=|AMP-1−AMP0 |・・・(1) X2=|AMP0 −AMP1 |・・・(2) とすると、3番目のRBSのピークの大きさAMP1 よ
りも1番目のRBSのピークの大きさAMP-1 のほう
が大きい場合(X1>X2)には、1番目のデータに対
応する磁力の影響力よりも3番目のデータに対応する磁
力の影響力が大きく、2番目のRBSのピーク位置が1
番目のパルス側(時間方向が前方向)にシフトする。こ
れに対して、1番目のRBSのピークの大きさAMP-1
よりも3番目のRBSのピークの大きさAMP1 のほう
が大きい場合(X1<X2)には、3番目のデータに対
応する磁力の影響力よりも1番目のデータに対応する磁
力の影響力が大きく、2番目のRBSのピーク位置が3
番目のパルス側(時間方向が後方向)にシフトする。そ
して、1番目のRBSのピークの大きさAMP-1と3番
目のRBSのピークの大きさAMP1 とが同じ場合(X
1=X2)は、1番目のデータに対応する磁力の影響力
と3番目のデータに対応する磁力の影響力とが一致する
ため、2番目のRBSのピーク位置は、本来の位置に一
致する。
連続した3個のRBSの内の1番目のRBSのピークの
大きさをAMP-1 、2番目のRBSのピークの大きさ
をAMP0 、3番目のRBSのピークの大きさをAMP
1 とし、 X1=|AMP-1−AMP0 |・・・(1) X2=|AMP0 −AMP1 |・・・(2) とすると、3番目のRBSのピークの大きさAMP1 よ
りも1番目のRBSのピークの大きさAMP-1 のほう
が大きい場合(X1>X2)には、1番目のデータに対
応する磁力の影響力よりも3番目のデータに対応する磁
力の影響力が大きく、2番目のRBSのピーク位置が1
番目のパルス側(時間方向が前方向)にシフトする。こ
れに対して、1番目のRBSのピークの大きさAMP-1
よりも3番目のRBSのピークの大きさAMP1 のほう
が大きい場合(X1<X2)には、3番目のデータに対
応する磁力の影響力よりも1番目のデータに対応する磁
力の影響力が大きく、2番目のRBSのピーク位置が3
番目のパルス側(時間方向が後方向)にシフトする。そ
して、1番目のRBSのピークの大きさAMP-1と3番
目のRBSのピークの大きさAMP1 とが同じ場合(X
1=X2)は、1番目のデータに対応する磁力の影響力
と3番目のデータに対応する磁力の影響力とが一致する
ため、2番目のRBSのピーク位置は、本来の位置に一
致する。
【0054】従って、連続した3個のRBSの各々に対
応する振幅検知回路26からの信号を入力し該信号をコ
ンパレータ36に出力した第1の回路50n1〜第4の
回路50n4のフリップフロップ30、32、34の組
合せにより、連続した3個のRBSのピークの大きさ
が、X1>X2、X1<X2、X1=X2のいずれにあ
るかを知ることができる。
応する振幅検知回路26からの信号を入力し該信号をコ
ンパレータ36に出力した第1の回路50n1〜第4の
回路50n4のフリップフロップ30、32、34の組
合せにより、連続した3個のRBSのピークの大きさ
が、X1>X2、X1<X2、X1=X2のいずれにあ
るかを知ることができる。
【0055】そこで、コンパレータ36は、振幅検知回
路26からの「H」パルスを入力し該信号をコンパレー
タ36に出力した第1〜第4の回路50n1〜50n4
のフリップフロップ30、32、34の組合せがX1>
X2に対応する場合には、RBSのピーク位置が時間方
向が前方向にシフトしているため、該シフト方向を示す
「H」のパルスを出力する。これに対し、該組合せがX
1<X2に対応する場合には、RBSのピーク位置が時
間方向が後方向にシフトしているため、該シフト方向を
示す「−H」のパルスを出力する。なお、X1=X2に
対応する場合には、パルスを出力しいなようにしてい
る。
路26からの「H」パルスを入力し該信号をコンパレー
タ36に出力した第1〜第4の回路50n1〜50n4
のフリップフロップ30、32、34の組合せがX1>
X2に対応する場合には、RBSのピーク位置が時間方
向が前方向にシフトしているため、該シフト方向を示す
「H」のパルスを出力する。これに対し、該組合せがX
1<X2に対応する場合には、RBSのピーク位置が時
間方向が後方向にシフトしているため、該シフト方向を
示す「−H」のパルスを出力する。なお、X1=X2に
対応する場合には、パルスを出力しいなようにしてい
る。
【0056】次に、振幅差検出回路100の詳細を説明
する。振幅差検出回路100は、詳細は後述するがMU
X40が所定位置に位置するピーク(注目ピーク)のシ
フト量に対応するパルスを選択することができるように
するため、前ピークの大きさと後ピークの大きさとの差
Yの絶対値(|AMP-1−AMP1 |図3(b)参照)
を求め、その結果をMUX40に出力するものである。
なお、本実施例では、前述したように、振幅検知回路2
6により出力線26n1〜26n4の少なくともいずれ
かに「H」のパルスが出力され、RBSのピークの大き
さがTL0〜TL10のいずれかに対応するかを示して
いるので、前ピークの大きさと後ピークの大きさとの差
は、前ピークの大きさに対応するTLと後ピークの大き
さに対応するTLとの差(TLの段階数)となる。
する。振幅差検出回路100は、詳細は後述するがMU
X40が所定位置に位置するピーク(注目ピーク)のシ
フト量に対応するパルスを選択することができるように
するため、前ピークの大きさと後ピークの大きさとの差
Yの絶対値(|AMP-1−AMP1 |図3(b)参照)
を求め、その結果をMUX40に出力するものである。
なお、本実施例では、前述したように、振幅検知回路2
6により出力線26n1〜26n4の少なくともいずれ
かに「H」のパルスが出力され、RBSのピークの大き
さがTL0〜TL10のいずれかに対応するかを示して
いるので、前ピークの大きさと後ピークの大きさとの差
は、前ピークの大きさに対応するTLと後ピークの大き
さに対応するTLとの差(TLの段階数)となる。
【0057】多数の実験から、RBSのピーク位置の基
準位置からのシフト量(nS)と前ピークの大きさに対
応するTLと後ピークの大きさに対応するTLとの差
(TLの段階数)とは、図4に示すように、その段階数
が大きくなるに従ってシフト量が大きくなることが多い
ことが分かった。すなわち、その段階数が0から1段階
大きくなる毎にシフト量は0〔nS〕からt1〔nS〕
毎に大きくなっている。
準位置からのシフト量(nS)と前ピークの大きさに対
応するTLと後ピークの大きさに対応するTLとの差
(TLの段階数)とは、図4に示すように、その段階数
が大きくなるに従ってシフト量が大きくなることが多い
ことが分かった。すなわち、その段階数が0から1段階
大きくなる毎にシフト量は0〔nS〕からt1〔nS〕
毎に大きくなっている。
【0058】ここで、前ピークの大きさに対応するTL
と後ピークの大きさに対応するTLとの差は0から最大
10段階数が考えられる。0から10段階数までの各々
は、4ビットで表すことができる。そこで、振幅差検出
回路100は、4本の出力線100n1〜100n4を
備え、「H」パルスを出力する4本の出力線100n1
〜100n4の組合せにより、0から10段階数までの
各々を、表2に示すように、表すようにしている。な
お、この表2では、「H」パルスが出力される出力線に
は「H」で、「H」パルスが出力されない出力線には
「L」で示している。
と後ピークの大きさに対応するTLとの差は0から最大
10段階数が考えられる。0から10段階数までの各々
は、4ビットで表すことができる。そこで、振幅差検出
回路100は、4本の出力線100n1〜100n4を
備え、「H」パルスを出力する4本の出力線100n1
〜100n4の組合せにより、0から10段階数までの
各々を、表2に示すように、表すようにしている。な
お、この表2では、「H」パルスが出力される出力線に
は「H」で、「H」パルスが出力されない出力線には
「L」で示している。
【0059】
【表2】
【0060】次に、遅延線E9〜E1、N、L1〜L1
0に設けられた遅延素子E91、E81、・・・L10
1・・・L1020を説明する。なお、遅延素子E9
1、E81、・・・L101・・・L1020の各々
は、入力したパルスを所定時間t1〔nS〕遅延して出
力するものである。
0に設けられた遅延素子E91、E81、・・・L10
1・・・L1020を説明する。なお、遅延素子E9
1、E81、・・・L101・・・L1020の各々
は、入力したパルスを所定時間t1〔nS〕遅延して出
力するものである。
【0061】MUX40が、図5に示すように、遅延線
Nを介してパルスを入力するタイミングを基準として、
時間方向が前方向及び後方向にt1〔nS〕毎にずれて
パルスを入力するように、遅延線E9〜E1、N、L1
〜L10に遅延素子E91、E81、・・・L101・
・・L1020を設けている。
Nを介してパルスを入力するタイミングを基準として、
時間方向が前方向及び後方向にt1〔nS〕毎にずれて
パルスを入力するように、遅延線E9〜E1、N、L1
〜L10に遅延素子E91、E81、・・・L101・
・・L1020を設けている。
【0062】ここで、遅延回路44は、PDSが入力さ
れたタイミングから所定時間T0経過した時にパルスを
遅延線E10〜E1、N、L1〜L10に出力する。こ
のため、MUX40は、遅延線Nに設けられた遅延素子
N1〜N10により10・t1〔nS〕毎に遅延された
パルスを入力し、このタイミングを基準にMUX40
は、時間方向が前方向に、遅延線E1、E2、・・・E
10の順に所定時間t1〔nS〕毎にずれてパルスを入
力すると共に時間方向が後方向に、遅延線L1、L2、
・・・L10の順に所定時間t1〔nS〕ずれてパルス
を入力する。よって、遅延線E10、E9、・・・E1
の各々を介してパルスを入力した時から遅延線Nを介し
てパルスを入力した時までの各々の時間は、前ピークの
大きさに対応するTLと後ピークの大きさに対応するT
Lとの差(TLの段階数)が10段階から1段階小さい
なる毎のシフト量に対応する。同様に、遅延線Nを介し
てパルスを入力した時から遅延線L1、L2、・・・L
10の各々を介してパルスを入力した時までの各々の時
間は、前述した段階数が0から1段階大きくなる毎のシ
フト量に対応する。これにより、MUX40は、シフト
量(nS)分時間方向が前方向及び後方向のそれぞれに
段階数が0から1段階大きくなる毎のシフトしたパルス
を入力することができる。
れたタイミングから所定時間T0経過した時にパルスを
遅延線E10〜E1、N、L1〜L10に出力する。こ
のため、MUX40は、遅延線Nに設けられた遅延素子
N1〜N10により10・t1〔nS〕毎に遅延された
パルスを入力し、このタイミングを基準にMUX40
は、時間方向が前方向に、遅延線E1、E2、・・・E
10の順に所定時間t1〔nS〕毎にずれてパルスを入
力すると共に時間方向が後方向に、遅延線L1、L2、
・・・L10の順に所定時間t1〔nS〕ずれてパルス
を入力する。よって、遅延線E10、E9、・・・E1
の各々を介してパルスを入力した時から遅延線Nを介し
てパルスを入力した時までの各々の時間は、前ピークの
大きさに対応するTLと後ピークの大きさに対応するT
Lとの差(TLの段階数)が10段階から1段階小さい
なる毎のシフト量に対応する。同様に、遅延線Nを介し
てパルスを入力した時から遅延線L1、L2、・・・L
10の各々を介してパルスを入力した時までの各々の時
間は、前述した段階数が0から1段階大きくなる毎のシ
フト量に対応する。これにより、MUX40は、シフト
量(nS)分時間方向が前方向及び後方向のそれぞれに
段階数が0から1段階大きくなる毎のシフトしたパルス
を入力することができる。
【0063】次に、磁気ディスク装置の動作を参照して
説明する。まず、MPU14の制御に応じてR/WIC
16は、磁気ヘッド12の読み書き制御を行って、図示
しないスピンドルモータにより回転駆動される磁気ディ
スクからデータの読み出しを行う。例えば、磁気ディス
ク上に、図3(a)のようにデータが記憶されている場
合、該データを読み取った読取信号は、他の他の信号か
らの影響を考えなければ図3(b)の点線で示すよう
に、ピークの大きさが磁気ディスク装置によって定まる
本来の値と一致する。しかし、実際は、磁気ディスクの
データに対応する隣合う磁力の影響により、読取信号が
直線で示すような波形になる。すなわち、該読取信号の
ピークの大きさが本来の値より減少し(AMP-1、AM
P0 、AMP1 )、かつ、該ピーク位置(P0 、P1 )
が本来の位置(P00、P01)からシフトする。このよう
に磁気ヘッド12からのピーク位置がシフトした読取信
号は、R/WIC16によりローパスフィルター18に
入力される。ローパスフィルター18では、該読出信号
の高調波のノイズをカットし、該読出信号の低域成分で
あるRBSを通過させて、補正回路20に入力される。
説明する。まず、MPU14の制御に応じてR/WIC
16は、磁気ヘッド12の読み書き制御を行って、図示
しないスピンドルモータにより回転駆動される磁気ディ
スクからデータの読み出しを行う。例えば、磁気ディス
ク上に、図3(a)のようにデータが記憶されている場
合、該データを読み取った読取信号は、他の他の信号か
らの影響を考えなければ図3(b)の点線で示すよう
に、ピークの大きさが磁気ディスク装置によって定まる
本来の値と一致する。しかし、実際は、磁気ディスクの
データに対応する隣合う磁力の影響により、読取信号が
直線で示すような波形になる。すなわち、該読取信号の
ピークの大きさが本来の値より減少し(AMP-1、AM
P0 、AMP1 )、かつ、該ピーク位置(P0 、P1 )
が本来の位置(P00、P01)からシフトする。このよう
に磁気ヘッド12からのピーク位置がシフトした読取信
号は、R/WIC16によりローパスフィルター18に
入力される。ローパスフィルター18では、該読出信号
の高調波のノイズをカットし、該読出信号の低域成分で
あるRBSを通過させて、補正回路20に入力される。
【0064】また、ローパスフィルター18を通過した
RBSは、微分回路22に入力され、微分回路22は、
RBSの微分を行う。そして、ゼロクロスコンパレータ
24は、微分回路22を通過した信号のゼロクロスポイ
ントを検出することによりPDSを補正回路20に出力
する。ここで、PDSは、RBSのピークの位置に対応
する信号であることから、図3(c)に示すように、本
来のピークの位置に対応する位置(図3(d))から時
間方向が前方向及び後方向に、X0、X1〔nS〕シフ
トする。
RBSは、微分回路22に入力され、微分回路22は、
RBSの微分を行う。そして、ゼロクロスコンパレータ
24は、微分回路22を通過した信号のゼロクロスポイ
ントを検出することによりPDSを補正回路20に出力
する。ここで、PDSは、RBSのピークの位置に対応
する信号であることから、図3(c)に示すように、本
来のピークの位置に対応する位置(図3(d))から時
間方向が前方向及び後方向に、X0、X1〔nS〕シフ
トする。
【0065】ここで、ゼロクロスコンパレータ24から
補正回路20にPDSが、図6(a)に示したタイミン
グで入力されたとすると、PDSは、RBSのピーク位
置に対応する信号であることから、RBSもPDSのタ
イミング(図6(a))と略同一のタイミングでローパ
スフィルター18から振幅検知回路26に入力される。
なお、図6(a)には入力したPDSのナンバーも示し
ている。以下、ナンバーkで示されるPDSをPDSk
で表すこととする。また、PDSkに対応するRBSに
ついても同様にRBSkで表すこととする。
補正回路20にPDSが、図6(a)に示したタイミン
グで入力されたとすると、PDSは、RBSのピーク位
置に対応する信号であることから、RBSもPDSのタ
イミング(図6(a))と略同一のタイミングでローパ
スフィルター18から振幅検知回路26に入力される。
なお、図6(a)には入力したPDSのナンバーも示し
ている。以下、ナンバーkで示されるPDSをPDSk
で表すこととする。また、PDSkに対応するRBSに
ついても同様にRBSkで表すこととする。
【0066】RBSkは、まず振幅検知回路26に入力
される。振幅検知回路26では、入力したRBSkのピ
ークの大きさを検出し、検出したピークの大きさがTL
0〜TL10のいずれに対応するかを検出する。そし
て、検出したピークの大きさに対応するTL0〜TL1
0に基づいてパルスを、前記表1に示すように出力す
る。例えば、検出したRBSkのピークの大きさがTL
7より大きくTL8より小さい場合には、振幅検知回路
26は、出力線26n1のみにパルスを出力する。この
ように、振幅検知回路26からパルスが出力線26n1
〜26n4に出力されると、該パルスは、出力線26n
1〜26n4が対応して接続されている第1の回路50
nn1〜50n4のORゲート28に入力される。そし
て、ORゲート28の出力がまず、フリップフロップ3
0のデータ端子に入力される。
される。振幅検知回路26では、入力したRBSkのピ
ークの大きさを検出し、検出したピークの大きさがTL
0〜TL10のいずれに対応するかを検出する。そし
て、検出したピークの大きさに対応するTL0〜TL1
0に基づいてパルスを、前記表1に示すように出力す
る。例えば、検出したRBSkのピークの大きさがTL
7より大きくTL8より小さい場合には、振幅検知回路
26は、出力線26n1のみにパルスを出力する。この
ように、振幅検知回路26からパルスが出力線26n1
〜26n4に出力されると、該パルスは、出力線26n
1〜26n4が対応して接続されている第1の回路50
nn1〜50n4のORゲート28に入力される。そし
て、ORゲート28の出力がまず、フリップフロップ3
0のデータ端子に入力される。
【0067】一方、PDSkは、まず、回路50n1〜
50n10のORゲート42、タイマー46及び遅延回
路44に入力される。
50n10のORゲート42、タイマー46及び遅延回
路44に入力される。
【0068】PDSkが入力されたORゲート42の出
力は、フリップフロップ34のクロック端子clk に入力
される。また、ORゲート42の出力は、この時から遅
延素子32aにより所定時間経過した後にフリップフロ
ップ32のクロック端子clkに入力され、さらに、OR
ゲート42の出力は、遅延素子30a、30bによりさ
らに一定時間経過した後にフリップフロップ30のクロ
ック端子clk に入力される。
力は、フリップフロップ34のクロック端子clk に入力
される。また、ORゲート42の出力は、この時から遅
延素子32aにより所定時間経過した後にフリップフロ
ップ32のクロック端子clkに入力され、さらに、OR
ゲート42の出力は、遅延素子30a、30bによりさ
らに一定時間経過した後にフリップフロップ30のクロ
ック端子clk に入力される。
【0069】ORゲート42の出力をフリップフロップ
34のクロック端子clk に入力したフリップフロップ3
4は、フリップフロップ32のQ出力をラッチしてい
る。この場合、フリップフロップ32のQ出力はRBS
(kー2)に対応したORゲート28からのパルスであ
るので、フリップフロップ34は、RBS(kー2)に
対応したORゲート28からのパルスをコンパレータ3
6及び振幅差検出回路100に出力する。
34のクロック端子clk に入力したフリップフロップ3
4は、フリップフロップ32のQ出力をラッチしてい
る。この場合、フリップフロップ32のQ出力はRBS
(kー2)に対応したORゲート28からのパルスであ
るので、フリップフロップ34は、RBS(kー2)に
対応したORゲート28からのパルスをコンパレータ3
6及び振幅差検出回路100に出力する。
【0070】また、ORゲート42の出力がフリップフ
ロップ32のクロック端子clk に入力された時フリップ
フロップ32は、フリップフロップ30のQ出力をラッ
チしている。この場合、フリップフロップ30のQ出力
はRBS(kー1)に対応したORゲート28からのパ
ルスであるので、フリップフロップ32は、RBS(k
ー1)に対応したORゲート28からのパルスをコンパ
レータ36及び振幅差検出回路100に出力する。
ロップ32のクロック端子clk に入力された時フリップ
フロップ32は、フリップフロップ30のQ出力をラッ
チしている。この場合、フリップフロップ30のQ出力
はRBS(kー1)に対応したORゲート28からのパ
ルスであるので、フリップフロップ32は、RBS(k
ー1)に対応したORゲート28からのパルスをコンパ
レータ36及び振幅差検出回路100に出力する。
【0071】さらに、ORゲート42の出力がフリップ
フロップ30のクロック端子clk に入力された時フリッ
プフロップ30は、RBSkに対応したORゲート28
からのパルスをラッチしているので、フリップフロップ
30は、RBSkに対応したORゲート28からのパル
スをコンパレータ36及び振幅差検出回路100に出力
する。
フロップ30のクロック端子clk に入力された時フリッ
プフロップ30は、RBSkに対応したORゲート28
からのパルスをラッチしているので、フリップフロップ
30は、RBSkに対応したORゲート28からのパル
スをコンパレータ36及び振幅差検出回路100に出力
する。
【0072】以上のようにコンパレータ36は、補正回
路20にRBSk及びPDSkが入力された場合、RB
S(k−2)、RBS(k−1)、RBSkに対応した
ORゲート28からのパルスを第1の回路50n1〜第
4の回路50n4の少なくも1つから入力する。
路20にRBSk及びPDSkが入力された場合、RB
S(k−2)、RBS(k−1)、RBSkに対応した
ORゲート28からのパルスを第1の回路50n1〜第
4の回路50n4の少なくも1つから入力する。
【0073】コンパレータ36は、RBS(k−2)、
RBS(k−1)、RBSkに対応したORゲート28
からのパルスを入力した第1の回路50n1〜第4の回
路50n4の組合せから、RBS(k−2)、RBS
(k−1)、RBSkのピークの大きさがX1>X2に
対応する場合には、該RBS(k−1)のピーク位置が
時間方向が前方向にシフトしていることを示す「H」パ
ルスを出力し、該組合せがX1<X2に対応する場合に
は、該RBS(k−1)のピーク位置が時間方向が後方
向にシフトしていることを示す「−H」を出力し、該組
合せがX1=X2に対応する場合には、パルスNを出力
する。ここで、パルスNは、RBS(k−1)のピーク
位置が時間方向が前方向及び後方向にシフトしていない
ことを示すものである。
RBS(k−1)、RBSkに対応したORゲート28
からのパルスを入力した第1の回路50n1〜第4の回
路50n4の組合せから、RBS(k−2)、RBS
(k−1)、RBSkのピークの大きさがX1>X2に
対応する場合には、該RBS(k−1)のピーク位置が
時間方向が前方向にシフトしていることを示す「H」パ
ルスを出力し、該組合せがX1<X2に対応する場合に
は、該RBS(k−1)のピーク位置が時間方向が後方
向にシフトしていることを示す「−H」を出力し、該組
合せがX1=X2に対応する場合には、パルスNを出力
する。ここで、パルスNは、RBS(k−1)のピーク
位置が時間方向が前方向及び後方向にシフトしていない
ことを示すものである。
【0074】ここで、ORゲート42の出力はさらにF
IFO38にも入力され、FIFO38は、ORゲート
42の出力を入力した場合に、コンパレータ36から出
力されたパルスを記憶する。また、ORゲート42の出
力は遅延回路44にも入力され、遅延回路44は、OR
ゲート42の出力を入力した時から所定時間経過した時
にパルスをFIFO38に出力する(図6(e)参
照)。FIFO38は、遅延回路44からパルスを入力
した時に、記憶したコンパレータ36のパルスをMUX
40に出力する(図6(f)参照)。
IFO38にも入力され、FIFO38は、ORゲート
42の出力を入力した場合に、コンパレータ36から出
力されたパルスを記憶する。また、ORゲート42の出
力は遅延回路44にも入力され、遅延回路44は、OR
ゲート42の出力を入力した時から所定時間経過した時
にパルスをFIFO38に出力する(図6(e)参
照)。FIFO38は、遅延回路44からパルスを入力
した時に、記憶したコンパレータ36のパルスをMUX
40に出力する(図6(f)参照)。
【0075】PDS(k−1)は遅延回路44にも入力
され、遅延回路44は、PDS(k−1)を入力した時
から所定時間T0経過した時に遅延線E10、E9、・
・・N、E1、E2、・・・E10にパルスを出力す
る。MUX40は、遅延回路44が振幅検知回路26か
らのパルスを入力した時から所定時間T0経過した時に
遅延線E10を介してパルスを入力し(図6(g−
1)、遅延線E10を介してパルスを入力した時から所
定時間t1経過する毎に遅延線E9、E8、・・・E1
の順に該遅延線E9、E8、・・・E1を介してパルス
を入力すると共に、遅延線E1を介してパルスを入力し
た時から所定時間t1経過した時に遅延線Nを介してパ
ルスを入力し(図6(g−11)、遅延線Nを介してパ
ルスを入力した時から所定時間t1経過する毎に遅延線
L1、L2、・・・L10の順に該遅延線L1、L2、
・・・L10を介してパルスを入力する(図6(g−2
1)。
され、遅延回路44は、PDS(k−1)を入力した時
から所定時間T0経過した時に遅延線E10、E9、・
・・N、E1、E2、・・・E10にパルスを出力す
る。MUX40は、遅延回路44が振幅検知回路26か
らのパルスを入力した時から所定時間T0経過した時に
遅延線E10を介してパルスを入力し(図6(g−
1)、遅延線E10を介してパルスを入力した時から所
定時間t1経過する毎に遅延線E9、E8、・・・E1
の順に該遅延線E9、E8、・・・E1を介してパルス
を入力すると共に、遅延線E1を介してパルスを入力し
た時から所定時間t1経過した時に遅延線Nを介してパ
ルスを入力し(図6(g−11)、遅延線Nを介してパ
ルスを入力した時から所定時間t1経過する毎に遅延線
L1、L2、・・・L10の順に該遅延線L1、L2、
・・・L10を介してパルスを入力する(図6(g−2
1)。
【0076】なお、MUX40は、遅延回路44がPD
S(k−1)を入力した時から、10・t1経過した
時、すなわち、遅延線Nを介してパルスを入力した時
を、補正がされていなPDS(k−1)を入力した時と
している。
S(k−1)を入力した時から、10・t1経過した
時、すなわち、遅延線Nを介してパルスを入力した時
を、補正がされていなPDS(k−1)を入力した時と
している。
【0077】振幅差検出回路100の出力線100n1
〜100n4は遅延回路48によって一定時間経過した
後MUX40に入力される。従って、MUX40は、パ
ルスを入力した出力線48n1〜48n4の組合せによ
り、前述した表2に基づいてRBS(k−1)、RBS
(k+1)のピークの大きさの差にどのくらいの段階数
があるかを知ることができる。よって、MUX40は、
RBSkのピーク位置を補正するシフト量を知ることが
できる。また、MUX40は、FIFO38の出力によ
りRBS(k−1)のピーク位置のシフト方向を知るこ
とができる。
〜100n4は遅延回路48によって一定時間経過した
後MUX40に入力される。従って、MUX40は、パ
ルスを入力した出力線48n1〜48n4の組合せによ
り、前述した表2に基づいてRBS(k−1)、RBS
(k+1)のピークの大きさの差にどのくらいの段階数
があるかを知ることができる。よって、MUX40は、
RBSkのピーク位置を補正するシフト量を知ることが
できる。また、MUX40は、FIFO38の出力によ
りRBS(k−1)のピーク位置のシフト方向を知るこ
とができる。
【0078】そこで、MUX40は、コンパレータ38
から出力されたRBS(k−1)のピーク位置のシフト
方向を示すパルスと、パルスが出力された出力線48n
1〜48n4の組合せとに基づいて、遅延線E10、E
9、・・・N、E1、E2、・・・E10を介して入力
したパルスを選択して出力することにより、RBS(k
−1)のピーク位置をFIFO30からのパルスで示さ
れたシフト方向と逆方向に補正したパルスを出力する
(図6(h)参照)。
から出力されたRBS(k−1)のピーク位置のシフト
方向を示すパルスと、パルスが出力された出力線48n
1〜48n4の組合せとに基づいて、遅延線E10、E
9、・・・N、E1、E2、・・・E10を介して入力
したパルスを選択して出力することにより、RBS(k
−1)のピーク位置をFIFO30からのパルスで示さ
れたシフト方向と逆方向に補正したパルスを出力する
(図6(h)参照)。
【0079】すなわち、例えば、RBS6及びPDS6
が補正回路20に入力された場合を例にとり説明する
と、該PDS6に対応する第1の回路50n1〜第4の
回路50n4のORゲート42の出力は、フリップフロ
ップ34のクロック端子clk に入力される。これによ
り、フリップフロップ34のQ出力は、RBS4に対応
するパルスをコンパレータ36及び振幅差検出回路10
0に出力する。PDS6に対応するORゲート42の出
力は、遅延素子32aにより所定時間遅延されてフリッ
プフロップ32のクロック端子clk に入力されて、フリ
ップフロップ32のQ出力端子からPDS5に対応する
パルスをコンパレータ36及び振幅差検出回路100に
出力する。そして、該ORゲート42の出力は、遅延素
子30a、30bにより、さらに、遅延されてフリップ
フロップ30のクロック端子clk に入力されて、フリッ
プフロップ30のQ出力端子からRBS6に対応するパ
ルスがコンパレータ36及び振幅差検出回路100に出
力される。
が補正回路20に入力された場合を例にとり説明する
と、該PDS6に対応する第1の回路50n1〜第4の
回路50n4のORゲート42の出力は、フリップフロ
ップ34のクロック端子clk に入力される。これによ
り、フリップフロップ34のQ出力は、RBS4に対応
するパルスをコンパレータ36及び振幅差検出回路10
0に出力する。PDS6に対応するORゲート42の出
力は、遅延素子32aにより所定時間遅延されてフリッ
プフロップ32のクロック端子clk に入力されて、フリ
ップフロップ32のQ出力端子からPDS5に対応する
パルスをコンパレータ36及び振幅差検出回路100に
出力する。そして、該ORゲート42の出力は、遅延素
子30a、30bにより、さらに、遅延されてフリップ
フロップ30のクロック端子clk に入力されて、フリッ
プフロップ30のQ出力端子からRBS6に対応するパ
ルスがコンパレータ36及び振幅差検出回路100に出
力される。
【0080】コンパレータ36は、このRBS4〜6に
対応するパルスが出力された第1の回路50n1〜第4
の回路50n4のフリップフロップ30、32、34の
組合せに基づいて、RBS5のピーク位置のシフト方向
を示すパルスをFIFI38に出力する。本実施例で
は、該組合せからRBS5のピーク位置が本来の位置に
一致することから、パルスNを出力する(図3(d)参
照)。
対応するパルスが出力された第1の回路50n1〜第4
の回路50n4のフリップフロップ30、32、34の
組合せに基づいて、RBS5のピーク位置のシフト方向
を示すパルスをFIFI38に出力する。本実施例で
は、該組合せからRBS5のピーク位置が本来の位置に
一致することから、パルスNを出力する(図3(d)参
照)。
【0081】PDS6が入力されたORゲート42の出
力が、FIFI38にも入力され、これにより、FIF
I38はコンパレータ36からの出力を記憶するように
する。この場合コンパレータ36からはパルスNが出力
されているので、FIFI38は、パルスNに対応する
データを記憶することになる。一方、PDS5が入力さ
れた遅延回路44は、該PDS5を入力した時から所定
時間経過した後にパルスをFIFI38に出力する(図
6(e)参照)。これにより、FIFI38は、記憶し
ているデータを出力するが(図6(f)参照)、この場
合FIFI38はパルスNに対応するデータを記憶して
いるので、パルスNに対応するデータを出力する。
力が、FIFI38にも入力され、これにより、FIF
I38はコンパレータ36からの出力を記憶するように
する。この場合コンパレータ36からはパルスNが出力
されているので、FIFI38は、パルスNに対応する
データを記憶することになる。一方、PDS5が入力さ
れた遅延回路44は、該PDS5を入力した時から所定
時間経過した後にパルスをFIFI38に出力する(図
6(e)参照)。これにより、FIFI38は、記憶し
ているデータを出力するが(図6(f)参照)、この場
合FIFI38はパルスNに対応するデータを記憶して
いるので、パルスNに対応するデータを出力する。
【0082】PDS5が遅延回路44にも入力され、所
定時間T0経過した時遅延回路44は、パルスを遅延線
E10〜N〜L10に出力する。これにより、MUX4
0は、図6(g─1)〜図6(g−21)に示すタイミ
ングでこのパルスを入力する。
定時間T0経過した時遅延回路44は、パルスを遅延線
E10〜N〜L10に出力する。これにより、MUX4
0は、図6(g─1)〜図6(g−21)に示すタイミ
ングでこのパルスを入力する。
【0083】フリップフロップ30〜34がRBS6を
入力することにより、RBS4〜RBS6に対応するパ
ルスが振幅差検出回路100に出力される。振幅検出回
路100からは、RBS4とRBS6とのピークの大き
さの差に対応するTLの段階数を示すパルスが出力線1
00n1〜100n4の少なくともいずれかから遅延回
路48に入力される。遅延回路48は、入力したパルス
を一定時間遅延させた後、出力線100n1〜100n
4に対応する遅延線48n1〜48n4にパルスを出力
する。これにより、MUX40は、RBS4とRBS6
とのピークの大きさの差に対応するTLの段階数を知る
ことができ、よって、該RBS5のピーク位置のシフト
量も知ることができる。該シフト量は、遅延線E10〜
N〜L10を介して入力するパルスのタイミングに対応
しているが、RBS5のピーク位置のシフト方向の情報
がないので、該シフト量に対応する遅延線Ei又はLi
(Nの場合もある)のどちらかのパルスを選択すること
に止まる。一方、FIFO38からは、RBS5のピー
ク位置のシフト方向を示すパルスが入力される。よっ
て、該FIFO38からのパルスに基づいてMUX40
は、遅延線Ei又はLi(Nの場合もある)のいずれか
を選択して出力する。
入力することにより、RBS4〜RBS6に対応するパ
ルスが振幅差検出回路100に出力される。振幅検出回
路100からは、RBS4とRBS6とのピークの大き
さの差に対応するTLの段階数を示すパルスが出力線1
00n1〜100n4の少なくともいずれかから遅延回
路48に入力される。遅延回路48は、入力したパルス
を一定時間遅延させた後、出力線100n1〜100n
4に対応する遅延線48n1〜48n4にパルスを出力
する。これにより、MUX40は、RBS4とRBS6
とのピークの大きさの差に対応するTLの段階数を知る
ことができ、よって、該RBS5のピーク位置のシフト
量も知ることができる。該シフト量は、遅延線E10〜
N〜L10を介して入力するパルスのタイミングに対応
しているが、RBS5のピーク位置のシフト方向の情報
がないので、該シフト量に対応する遅延線Ei又はLi
(Nの場合もある)のどちらかのパルスを選択すること
に止まる。一方、FIFO38からは、RBS5のピー
ク位置のシフト方向を示すパルスが入力される。よっ
て、該FIFO38からのパルスに基づいてMUX40
は、遅延線Ei又はLi(Nの場合もある)のいずれか
を選択して出力する。
【0084】なお、パルスを入力した遅延回路48の出
力線48n1〜48n4の組合せからシフト量が0であ
り、FIFO38からRBSのピーク位置が時間方向が
前方向及び後方向のいずれにもシフトしていないことを
示すデータが入力されるので、遅延線Nを介して入力し
たパルスを選択して出力することにより、RBS5のピ
ークに対応するPDS5の位置が補正されたパルスが出
力される。これにより、読取信号のピーク位置が正確な
位置に補正される。
力線48n1〜48n4の組合せからシフト量が0であ
り、FIFO38からRBSのピーク位置が時間方向が
前方向及び後方向のいずれにもシフトしていないことを
示すデータが入力されるので、遅延線Nを介して入力し
たパルスを選択して出力することにより、RBS5のピ
ークに対応するPDS5の位置が補正されたパルスが出
力される。これにより、読取信号のピーク位置が正確な
位置に補正される。
【0085】ここで、タイマー46から出力されるダミ
ーパルスを説明する。このダミーパルスは、RBSに対
応する振幅検知回路26のパルスを入力した時から所定
時間T0経過した時までに次のパルスを入力していない
場合に出力される「H」パルスである。本実施例では、
図6(b)に示すように、RBS1、RBS3、RBS
7、RBS8を入力した時から所定時間T0経過する時
までにRBS2、RBS4、RBS8、RBS9が入力
されていないので、タイマー46が「H」パルスを出力
している。例えば、RBS1に対応する磁気ディスク上
のデータとRBS2に対応する磁気ディスク上のデータ
との間の距離が離れているため、隣合う磁力の影響力が
小さい。従って、前述したコンパレータ36で3つRB
S(RBS1、RBS2、RBS3)を比較すると、R
BS2との間で磁力の影響のない又は該影響の少ないR
BS3を考慮に入れてRBS2のシフト量に対応するパ
ルスが選択されてしまう。そこで、RBS2のピークの
大きさが減少した分以上に減少した値としてRBS2が
比較されないように該RBS3を無視するため、「H」
パルスを出力するものである。また、MUX40は、F
IFO38から出力されたRBS(k−1)のピーク位
置のシフト方向を示すパルスと、パルスが出力された出
力線48n1〜48n4の組合せとに基づいて、遅延線
E10、E9、・・・N、E1、E2、・・・E10を
介して入力したパルスを選択して出力することにより、
RBS(k−1)のピーク位置をFIFO30からのパ
ルスで示されたシフト方向と逆方向に補正したパルスを
出力する。このため、MUX40がFIFO38からR
BS(k−1)のピーク位置のシフト方向を示すパルス
を入力するタイミングと遅延線E10、E9、・・・
N、E1、E2、・・・E10を介して入力するパルス
とを同期させるため遅延回路44は、入力したパルスを
所定時間T0遅延させている。遅延回路100も同様に
一定時間入力したパルスを遅延させている。従って、例
えば、RBS2を入力したときから所定時間T0経過し
てもなおRBS3を入力しない場合には、MUX40が
FIFO38からRBS2のピーク位置のシフト方向を
示すパルスを入力するタイミングと遅延線E10、E
9、・・・N、E1、E2、・・・E10を介して入力
するパルスとを同期させることができなくなる。よっ
て、RBSに対応する振幅検知回路26のパルスを入力
した時から所定時間T0経過した時までに次のパルスを
入力していない場合にタイマー46は、ダミーパルスを
出力するものである。
ーパルスを説明する。このダミーパルスは、RBSに対
応する振幅検知回路26のパルスを入力した時から所定
時間T0経過した時までに次のパルスを入力していない
場合に出力される「H」パルスである。本実施例では、
図6(b)に示すように、RBS1、RBS3、RBS
7、RBS8を入力した時から所定時間T0経過する時
までにRBS2、RBS4、RBS8、RBS9が入力
されていないので、タイマー46が「H」パルスを出力
している。例えば、RBS1に対応する磁気ディスク上
のデータとRBS2に対応する磁気ディスク上のデータ
との間の距離が離れているため、隣合う磁力の影響力が
小さい。従って、前述したコンパレータ36で3つRB
S(RBS1、RBS2、RBS3)を比較すると、R
BS2との間で磁力の影響のない又は該影響の少ないR
BS3を考慮に入れてRBS2のシフト量に対応するパ
ルスが選択されてしまう。そこで、RBS2のピークの
大きさが減少した分以上に減少した値としてRBS2が
比較されないように該RBS3を無視するため、「H」
パルスを出力するものである。また、MUX40は、F
IFO38から出力されたRBS(k−1)のピーク位
置のシフト方向を示すパルスと、パルスが出力された出
力線48n1〜48n4の組合せとに基づいて、遅延線
E10、E9、・・・N、E1、E2、・・・E10を
介して入力したパルスを選択して出力することにより、
RBS(k−1)のピーク位置をFIFO30からのパ
ルスで示されたシフト方向と逆方向に補正したパルスを
出力する。このため、MUX40がFIFO38からR
BS(k−1)のピーク位置のシフト方向を示すパルス
を入力するタイミングと遅延線E10、E9、・・・
N、E1、E2、・・・E10を介して入力するパルス
とを同期させるため遅延回路44は、入力したパルスを
所定時間T0遅延させている。遅延回路100も同様に
一定時間入力したパルスを遅延させている。従って、例
えば、RBS2を入力したときから所定時間T0経過し
てもなおRBS3を入力しない場合には、MUX40が
FIFO38からRBS2のピーク位置のシフト方向を
示すパルスを入力するタイミングと遅延線E10、E
9、・・・N、E1、E2、・・・E10を介して入力
するパルスとを同期させることができなくなる。よっ
て、RBSに対応する振幅検知回路26のパルスを入力
した時から所定時間T0経過した時までに次のパルスを
入力していない場合にタイマー46は、ダミーパルスを
出力するものである。
【0086】このタイマー46から出力されたパルス
は、ORゲート28、42のみ出力され、遅延回路44
には、出力されないので、遅延回路44は、ダミーパル
スによって、遅延線E10〜N〜L10にパルスを出力
することはない。よって、MUX40からダミーパルス
に基づいてピーク位置が補正された信号が出力されるこ
ともない。
は、ORゲート28、42のみ出力され、遅延回路44
には、出力されないので、遅延回路44は、ダミーパル
スによって、遅延線E10〜N〜L10にパルスを出力
することはない。よって、MUX40からダミーパルス
に基づいてピーク位置が補正された信号が出力されるこ
ともない。
【0087】以上説明したように本実施例によれば、連
続した3個のRBS(ダミーパルスの場合もある)のピ
ークの大きさに基づいて連続した3個の中の中央に位置
するRBSのピーク位置のシフト方向を検出し、検出し
たシフト方向と正規値に対するRBSのピークの大きさ
の比率に対応する該ピーク位置のシフト量とに基づい
て、中央のピーク位置に対応するPDSのパルスを補正
することから、読取信号の振幅を伸ばしたり縮めたりし
ないので、S/N比の劣化を小さく抑えて読取信号のピ
ーク位置を正確な位置に補正することができる。
続した3個のRBS(ダミーパルスの場合もある)のピ
ークの大きさに基づいて連続した3個の中の中央に位置
するRBSのピーク位置のシフト方向を検出し、検出し
たシフト方向と正規値に対するRBSのピークの大きさ
の比率に対応する該ピーク位置のシフト量とに基づい
て、中央のピーク位置に対応するPDSのパルスを補正
することから、読取信号の振幅を伸ばしたり縮めたりし
ないので、S/N比の劣化を小さく抑えて読取信号のピ
ーク位置を正確な位置に補正することができる。
【0088】また、前述した実施例では、読取信号の振
幅を伸ばしたり縮めたりしないので、S/N比の劣化を
小さく抑えて読取信号のピーク位置に対応するPDSの
パルス位置を正確な位置に補正することができるので、
磁気ディスク上のデータに対応する磁力の影響を少なく
するために磁気ディスク上にデータを書き込むデータ記
憶密度を制限する必要が多くなく、磁気ディスク上にデ
ータを書き込む密度を大きくすることができる。
幅を伸ばしたり縮めたりしないので、S/N比の劣化を
小さく抑えて読取信号のピーク位置に対応するPDSの
パルス位置を正確な位置に補正することができるので、
磁気ディスク上のデータに対応する磁力の影響を少なく
するために磁気ディスク上にデータを書き込むデータ記
憶密度を制限する必要が多くなく、磁気ディスク上にデ
ータを書き込む密度を大きくすることができる。
【0089】また、前述した実施例では、補正回路をア
ナログ回路により構成しているため、本磁気ディスク装
置を小型でかつ低コストにすることができる。
ナログ回路により構成しているため、本磁気ディスク装
置を小型でかつ低コストにすることができる。
【0090】以上説明した実施例では、振幅検知回路の
出力線が4個の場合を例にとり説明したが、これに限定
するものでなく、スレッショルド・レベルを用いて正規
値を分割した数と同じ数の出力線を設けるようにしても
よい。
出力線が4個の場合を例にとり説明したが、これに限定
するものでなく、スレッショルド・レベルを用いて正規
値を分割した数と同じ数の出力線を設けるようにしても
よい。
【0091】また、前述した実施例では、正規値にTL
10を対応させて正規値を等間隔に10段階に分割して
TL1〜TL10を定められているが、これに限定する
ものでなく、また、振幅検知回路は、10個のスレッシ
ョルド・レベルを用いているが、これに限定するもので
ない。例えば、正規値に最大TLを対応させて正規値に
近いところではTLの間隔を狭め、正規値から値が小さ
くなるに従ってTLを間隔を広げるようにしてもよい。
10を対応させて正規値を等間隔に10段階に分割して
TL1〜TL10を定められているが、これに限定する
ものでなく、また、振幅検知回路は、10個のスレッシ
ョルド・レベルを用いているが、これに限定するもので
ない。例えば、正規値に最大TLを対応させて正規値に
近いところではTLの間隔を狭め、正規値から値が小さ
くなるに従ってTLを間隔を広げるようにしてもよい。
【0092】また、前述した実施例では、RBSのピー
ク位置の基準位置からのシフト量(nS)と前ピークの
大きさに対応するTLと後ピークの大きさに対応するT
Lとの差(段階数)とが、その段階数が大きくなるに従
ってシフト量が大きくなる場合を例にとり説明したが、
これに限定するものでなく、該シフト量(nS)と該段
階数とが2次式の関係となる場合や1次式及び2次式が
混在した場合等任意の関数の関係とある場合にも適用す
ることができる。
ク位置の基準位置からのシフト量(nS)と前ピークの
大きさに対応するTLと後ピークの大きさに対応するT
Lとの差(段階数)とが、その段階数が大きくなるに従
ってシフト量が大きくなる場合を例にとり説明したが、
これに限定するものでなく、該シフト量(nS)と該段
階数とが2次式の関係となる場合や1次式及び2次式が
混在した場合等任意の関数の関係とある場合にも適用す
ることができる。
【0093】次に、本発明の第2の実施例を図面を参照
して詳細に説明する。前述した第1の実施例ではRBS
のピーク位置を補正するアナログ回路(補正回路20)
を例にとり説明したが、本実施例ではRBSのピーク位
置をマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)に
よりディジタル処理することにより補正するものであ
る。なお、第1の実施例と同様構成の部分には同一の符
号を付して説明を省略する。
して詳細に説明する。前述した第1の実施例ではRBS
のピーク位置を補正するアナログ回路(補正回路20)
を例にとり説明したが、本実施例ではRBSのピーク位
置をマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)に
よりディジタル処理することにより補正するものであ
る。なお、第1の実施例と同様構成の部分には同一の符
号を付して説明を省略する。
【0094】本実施例の磁気ディスク装置は、図7に示
すように、磁気ヘッド12、R/WIC16及びローパ
スフィルター18を備えている。また、磁気ディスク装
置は、マイコン60を備えている。このマイコン60
は、CPU68、ROM70、RAM72及び入出力
(I/O)ポート66を備え、これらは、バス74によ
って相互に接続されている。
すように、磁気ヘッド12、R/WIC16及びローパ
スフィルター18を備えている。また、磁気ディスク装
置は、マイコン60を備えている。このマイコン60
は、CPU68、ROM70、RAM72及び入出力
(I/O)ポート66を備え、これらは、バス74によ
って相互に接続されている。
【0095】I/Oポート66には、R/WIC16及
びアナログ/ディジタル(A/D)変換器64を介して
ローパスフィルター18が接続されている。
びアナログ/ディジタル(A/D)変換器64を介して
ローパスフィルター18が接続されている。
【0096】RAM72には、図8に示す所定の時刻を
記憶するためのタイミングテーブル72A及び図9に示
す振幅を記憶するための振幅テーブル72Bが設けられ
ている。タイミングテーブル72には、RBSを入力し
た時刻を記憶するエリア72A1、72A2、72A3
が設けられている。また、振幅テーブル72Bには、R
BSのピークの大きさを記憶するためのエリア72B
1、72B2、72B3が設けられている。
記憶するためのタイミングテーブル72A及び図9に示
す振幅を記憶するための振幅テーブル72Bが設けられ
ている。タイミングテーブル72には、RBSを入力し
た時刻を記憶するエリア72A1、72A2、72A3
が設けられている。また、振幅テーブル72Bには、R
BSのピークの大きさを記憶するためのエリア72B
1、72B2、72B3が設けられている。
【0097】また、RAM72には、図12に示すRB
Sのピーク位置のシフト量と、前ピークの大きさに対応
するTLと後ピークの大きさに対応するTLとの差との
関係がマップとなって記憶されている。
Sのピーク位置のシフト量と、前ピークの大きさに対応
するTLと後ピークの大きさに対応するTLとの差との
関係がマップとなって記憶されている。
【0098】また、ROM70には、後述するフローチ
ャートに対応する制御アルゴリズム等が予め記憶されて
いる。
ャートに対応する制御アルゴリズム等が予め記憶されて
いる。
【0099】次に、本実施例の作用を図10及び図11
に示したフローチャートを参照して説明する。
に示したフローチャートを参照して説明する。
【0100】まず、磁気ディスクのデータを読取るため
の制御信号をR/WIC16に出力したとき、ステップ
102で、入力したRBSを識別するための変数Cを0
に初期化する。そして、RBSが入力されたか否か判断
する。
の制御信号をR/WIC16に出力したとき、ステップ
102で、入力したRBSを識別するための変数Cを0
に初期化する。そして、RBSが入力されたか否か判断
する。
【0101】ここで、制御信号がD/A変換器62でア
ナログ変換てR/WIC16に入力されると、R/WI
C16は、入力した信号に基づいて磁気ヘッド12の読
み書き制御を行って、図示しないスピンドルモータによ
り回転駆動される磁気ディスクからデータの読み出しを
行う。磁気ヘッド12により磁気ディスクに記憶された
データを読み取った読取信号は、R/WIC16により
ローパスフィルター18に入力される。ローパスフィル
ター18では、該読出信号の高調波のノイズをカット
し、該読出信号の低域成分であるRBSを通過させる。
ローパスフィルター18を通過したRBSは、A/D変
換器でディジタル変換されて、マイコン60に入力され
る。そして、RBSがマイコン60に入力すると、ステ
ップ104の判断が肯定され、ステップ106で、変数
Cを1インクリメントする。
ナログ変換てR/WIC16に入力されると、R/WI
C16は、入力した信号に基づいて磁気ヘッド12の読
み書き制御を行って、図示しないスピンドルモータによ
り回転駆動される磁気ディスクからデータの読み出しを
行う。磁気ヘッド12により磁気ディスクに記憶された
データを読み取った読取信号は、R/WIC16により
ローパスフィルター18に入力される。ローパスフィル
ター18では、該読出信号の高調波のノイズをカット
し、該読出信号の低域成分であるRBSを通過させる。
ローパスフィルター18を通過したRBSは、A/D変
換器でディジタル変換されて、マイコン60に入力され
る。そして、RBSがマイコン60に入力すると、ステ
ップ104の判断が肯定され、ステップ106で、変数
Cを1インクリメントする。
【0102】ステップ108では、エリア72AC(現
段階はC=1であるので、エリア72A1)に、RBS
を入力した時刻を記憶する。なお、RBSを入力した時
刻は、図示しないソフトタイマーを用いて該時刻を検出
している。
段階はC=1であるので、エリア72A1)に、RBS
を入力した時刻を記憶する。なお、RBSを入力した時
刻は、図示しないソフトタイマーを用いて該時刻を検出
している。
【0103】ステップ110では、入力したRBSの振
幅を検出し、ステップ112で、エリア72BC(現段
階はC=1であるので、エリア72B1)に検出した振
幅値を記憶する。そして、ステップ114で、変数Cが
3以上であるか否か判断する。該判断が否定判定された
場合には、ステップ104に戻って、以上の処理(ステ
ップ104〜ステップ114)を繰り返す。一方、以上
の処理(ステップ104〜ステップ114)を繰り返し
てステップ114の判断が肯定判定された場合には、ス
テップ116で、次式(3)の演算を行う。 X1=|A1−A2|・・・(3) ステップ118では、次式(4)の演算を行う。 X2=|A2−A3|・・・(4) ステップ120(図11参照)では、X1がX2より大
きいか否か判断する。該判断が肯定判定の場合には、2
番目のRBSのピーク位置が時間方向が前方向にシフト
しているため、ステップ122で、フラグEを1にセッ
トして、ステップ130に進む。一方、ステップ120
の判断が否定判定の場合には、ステップ124で、X1
がX2より小さいか否か判断する。該判断が肯定判定の
場合には、2番目のRBSのピーク位置が時間方向が後
方向にシフトしているため、ステップ126で、フラグ
Lを1にセットして、ステップ130に進む。一方、ス
テップ124の判断が否定判定の場合には、2番目のR
BSのピーク位置が本来の位置に一致しているため、ス
テップ128で、フラグNを1にセットして、ステップ
130に進む。
幅を検出し、ステップ112で、エリア72BC(現段
階はC=1であるので、エリア72B1)に検出した振
幅値を記憶する。そして、ステップ114で、変数Cが
3以上であるか否か判断する。該判断が否定判定された
場合には、ステップ104に戻って、以上の処理(ステ
ップ104〜ステップ114)を繰り返す。一方、以上
の処理(ステップ104〜ステップ114)を繰り返し
てステップ114の判断が肯定判定された場合には、ス
テップ116で、次式(3)の演算を行う。 X1=|A1−A2|・・・(3) ステップ118では、次式(4)の演算を行う。 X2=|A2−A3|・・・(4) ステップ120(図11参照)では、X1がX2より大
きいか否か判断する。該判断が肯定判定の場合には、2
番目のRBSのピーク位置が時間方向が前方向にシフト
しているため、ステップ122で、フラグEを1にセッ
トして、ステップ130に進む。一方、ステップ120
の判断が否定判定の場合には、ステップ124で、X1
がX2より小さいか否か判断する。該判断が肯定判定の
場合には、2番目のRBSのピーク位置が時間方向が後
方向にシフトしているため、ステップ126で、フラグ
Lを1にセットして、ステップ130に進む。一方、ス
テップ124の判断が否定判定の場合には、2番目のR
BSのピーク位置が本来の位置に一致しているため、ス
テップ128で、フラグNを1にセットして、ステップ
130に進む。
【0104】ステップ130では、エリア72B1とエ
リア72B3とに記憶された振幅値の差に基づいてシフ
ト量sを読み出す。すなわち、エリア72B1とエリア
72B3とに記憶された振幅値の差を演算し、得られた
差の値に基づいて図12に示すしたマップから対応する
シフト量sを読み出す。
リア72B3とに記憶された振幅値の差に基づいてシフ
ト量sを読み出す。すなわち、エリア72B1とエリア
72B3とに記憶された振幅値の差を演算し、得られた
差の値に基づいて図12に示すしたマップから対応する
シフト量sを読み出す。
【0105】ステップ132では、フラグEが1にセッ
トされているか判断して、該判断が肯定判定の場合に
は、読み出したシフト量sだけ2番目のRBSのピーク
位置が時間方向が前方向にシフトしているため、ステッ
プ134で、該シフト量sを時間方向の情報を含んだシ
フト量Sとして、ステップ142に進む。一方、ステッ
プ132の判断が否定判定の場合には、ステップ136
で、フラグLが1にセットされているか判断して、該判
断が肯定判定の場合には、読み出したシフト量sだけ2
番目のRBSのピーク位置が時間方向が後方向にシフト
しているため、ステップ138で、読み出したシフト量
sと−1との積を時間方向の情報を含んだシフト量Sと
して、ステップ142に進む。一方、136の判断が否
定判定の場合には、2番目のRBSのピーク位置が本来
の位置に一致しているため、ステップ140で、時間方
向の情報を含んだシフト量Sを0セットして、ステップ
142に進む。
トされているか判断して、該判断が肯定判定の場合に
は、読み出したシフト量sだけ2番目のRBSのピーク
位置が時間方向が前方向にシフトしているため、ステッ
プ134で、該シフト量sを時間方向の情報を含んだシ
フト量Sとして、ステップ142に進む。一方、ステッ
プ132の判断が否定判定の場合には、ステップ136
で、フラグLが1にセットされているか判断して、該判
断が肯定判定の場合には、読み出したシフト量sだけ2
番目のRBSのピーク位置が時間方向が後方向にシフト
しているため、ステップ138で、読み出したシフト量
sと−1との積を時間方向の情報を含んだシフト量Sと
して、ステップ142に進む。一方、136の判断が否
定判定の場合には、2番目のRBSのピーク位置が本来
の位置に一致しているため、ステップ140で、時間方
向の情報を含んだシフト量Sを0セットして、ステップ
142に進む。
【0106】ステップ142で、エリア72A2に記憶
された時刻T2に所定の遅延時間T0及び時間方向の情
報を含んだシフト量Sを加算した値を時刻Tとし、ステ
ップ144で、該時刻TにRBSのピーク位置が補正さ
れたパルスを出力する。
された時刻T2に所定の遅延時間T0及び時間方向の情
報を含んだシフト量Sを加算した値を時刻Tとし、ステ
ップ144で、該時刻TにRBSのピーク位置が補正さ
れたパルスを出力する。
【0107】ステップ146では、エリア72B2に記
憶された振幅値A2をエリア72B1に格納し、ステッ
プ148では、エリア72A3に記憶された振幅値A3
をエリア72B2に格納する。ステップ150では、エ
リア72A2に記憶された時刻T2をエリア72A1に
格納し、ステップ152では、エリア72A3に記憶さ
れた時刻T3をエリア72A2に格納する。
憶された振幅値A2をエリア72B1に格納し、ステッ
プ148では、エリア72A3に記憶された振幅値A3
をエリア72B2に格納する。ステップ150では、エ
リア72A2に記憶された時刻T2をエリア72A1に
格納し、ステップ152では、エリア72A3に記憶さ
れた時刻T3をエリア72A2に格納する。
【0108】そして、ステップ154で、フラグE、
L、Nを0にリセットし、ステップ156で、変数Cの
値から1減算した値を変数Cとして、ステップ104に
戻って、以上の処理を繰り返す(ステップ104〜ステ
ップ156)。
L、Nを0にリセットし、ステップ156で、変数Cの
値から1減算した値を変数Cとして、ステップ104に
戻って、以上の処理を繰り返す(ステップ104〜ステ
ップ156)。
【0109】このように、本実施例では、前述した実施
例と同様に、連続した3個のRBS(注目ピーク、前ピ
ーク及び後ピーク)の大きさに基づいて注目ピーク位置
のシフト方向を検出し、検出したシフト方向と、前ピー
ク及び後ピークの差に基づいて求められるシフト量とに
基づいて注目ピーク位置を補正することから、読取信号
の振幅を伸ばしたり縮めたりしないので、S/N比の劣
化を小さく抑えて読取信号のピーク位置を正確な位置に
補正することができる。
例と同様に、連続した3個のRBS(注目ピーク、前ピ
ーク及び後ピーク)の大きさに基づいて注目ピーク位置
のシフト方向を検出し、検出したシフト方向と、前ピー
ク及び後ピークの差に基づいて求められるシフト量とに
基づいて注目ピーク位置を補正することから、読取信号
の振幅を伸ばしたり縮めたりしないので、S/N比の劣
化を小さく抑えて読取信号のピーク位置を正確な位置に
補正することができる。
【0110】また、前述した実施例では、このように、
読取信号の振幅を伸ばしたり縮めたりしないので、S/
N比の劣化を小さく抑えて読取信号のピーク位置に対応
するPDSのパルス位置を正確な位置に補正することが
できるので、磁気ディスク上のデータに対応する磁力の
影響を少なくするために磁気ディスク上にデータを書き
込むデータ記憶密度を制限する必要が多くなく、磁気デ
ィスク上にデータを書き込む密度を大きくすることがで
きる。
読取信号の振幅を伸ばしたり縮めたりしないので、S/
N比の劣化を小さく抑えて読取信号のピーク位置に対応
するPDSのパルス位置を正確な位置に補正することが
できるので、磁気ディスク上のデータに対応する磁力の
影響を少なくするために磁気ディスク上にデータを書き
込むデータ記憶密度を制限する必要が多くなく、磁気デ
ィスク上にデータを書き込む密度を大きくすることがで
きる。
【0111】以上説明した実施例では、RBSのピーク
位置のシフト量と、前ピークの大きさと後ピークの大き
さとの差との関係をマップとして記憶しているが、これ
に限定するものでなく、RBSのピーク位置のシフト量
と、前ピークの大きさと後ピークの大きさとの比との関
係をマップとして記憶するようにしてもよい。
位置のシフト量と、前ピークの大きさと後ピークの大き
さとの差との関係をマップとして記憶しているが、これ
に限定するものでなく、RBSのピーク位置のシフト量
と、前ピークの大きさと後ピークの大きさとの比との関
係をマップとして記憶するようにしてもよい。
【0112】また、RBSのピーク位置のシフト量と、
前ピークの大きさと後ピークの大きさとの差や比との関
係を予めマップとして記憶するようにして、マップから
対応するシフト量を読み出すようにしているが、これに
限定するものでなく、RBSのピーク位置のシフト量
と、前ピークの大きさと後ピークの大きさとの差や比と
の関係は、前述したように、1次式、2次式、1次式及
び2次式の組合せ等任意の関数とみなせることができ、
これらの関係式を予め記憶し、シフト量を関係式から演
算して求めるようにしてもよい。
前ピークの大きさと後ピークの大きさとの差や比との関
係を予めマップとして記憶するようにして、マップから
対応するシフト量を読み出すようにしているが、これに
限定するものでなく、RBSのピーク位置のシフト量
と、前ピークの大きさと後ピークの大きさとの差や比と
の関係は、前述したように、1次式、2次式、1次式及
び2次式の組合せ等任意の関数とみなせることができ、
これらの関係式を予め記憶し、シフト量を関係式から演
算して求めるようにしてもよい。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、所定位置
に位置するピーク及び該ピークの前後に位置するピーク
の大きさに基づいて求められた所定位置に位置するピー
クの基準位置に対するシフト方向及びシフト量に基づい
て、所定位置に位置するピークの位置を補正することか
ら、所定の読取信号の振幅を伸ばしたり縮めたりしない
ので、S/N比の劣化を小さく抑えて読出信号のピーク
位置を正確な位置に補正することができる、という効果
を有する。
に位置するピーク及び該ピークの前後に位置するピーク
の大きさに基づいて求められた所定位置に位置するピー
クの基準位置に対するシフト方向及びシフト量に基づい
て、所定位置に位置するピークの位置を補正することか
ら、所定の読取信号の振幅を伸ばしたり縮めたりしない
ので、S/N比の劣化を小さく抑えて読出信号のピーク
位置を正確な位置に補正することができる、という効果
を有する。
【0114】また、本発明は、検出されたシフト方向
と、検出された所定位置に位置するピークの前後に位置
するピークのスレッショルドレベルとに基づいて、所定
位置に位置するピークの位置を補正することから、読取
信号の振幅を伸ばしたり縮めたりしないので、S/N比
の劣化を小さく抑えて読出信号のピーク位置を正確な位
置に補正することができる、という効果を有する。
と、検出された所定位置に位置するピークの前後に位置
するピークのスレッショルドレベルとに基づいて、所定
位置に位置するピークの位置を補正することから、読取
信号の振幅を伸ばしたり縮めたりしないので、S/N比
の劣化を小さく抑えて読出信号のピーク位置を正確な位
置に補正することができる、という効果を有する。
【図1】第1の実施例の磁気ディスク装置のブロック図
である。
である。
【図2】補正回路の詳細を示した回路図である。
【図3】(a)は磁気ディスク上に記憶されたデータ
を、(b)は該データを読み出した読出信号及び他の信
号からの影響がない場合の読出信号を、(c)は該読出
信号のピーク位置に対応するPDSを、(d)は、本来
のPDSの位置を、示した図である。
を、(b)は該データを読み出した読出信号及び他の信
号からの影響がない場合の読出信号を、(c)は該読出
信号のピーク位置に対応するPDSを、(d)は、本来
のPDSの位置を、示した図である。
【図4】RBSのピーク位置のシフト量と前ピークの大
きさに対応するTL及び後ピークの大きさに対応するT
Lの差との関係を示した線図である。
きさに対応するTL及び後ピークの大きさに対応するT
Lの差との関係を示した線図である。
【図5】MUXが遅延回路から入力するパルスのタイミ
ングを表したタイミングチャートである。
ングを表したタイミングチャートである。
【図6】補正回路の動作を示すタイミングチャートであ
る。
る。
【図7】第2の実施例の磁気ディスク装置のブロック図
である。
である。
【図8】RAMに設けられたタイミングテーブルであ
る。
る。
【図9】RAMに設けられた振幅テーブルである。
【図10】第2の実施例のメインルーチンの1部を示し
た流れ図である。
た流れ図である。
【図11】第2の実施例のメインルーチンの残りを示し
た流れ図である。
た流れ図である。
【図12】RBSのピーク位置のシフト量と前ピーク及
び後ピークの大きさの差との関係を示した線図である。
び後ピークの大きさの差との関係を示した線図である。
【図13】(a)は、データ記憶密度が小さい場合のR
BS及び他の信号からの影響がない場合のRBSとの関
係を示した線図であり、(b)は、データ記憶密度が大
きい場合のRBS及び他の信号からの影響がない場合の
RBSとの関係を示した線図である。
BS及び他の信号からの影響がない場合のRBSとの関
係を示した線図であり、(b)は、データ記憶密度が大
きい場合のRBS及び他の信号からの影響がない場合の
RBSとの関係を示した線図である。
12 磁気ヘッド 14 MPU 16 R/WIC 18 ローパスフィルター 20 補正回路 22 微分回路 24 ゼロクロスコンパレータ 26 振幅検知回路 28 ORゲート 30、32、34 フリップフロップ 36 コンパレータ 38 FIFO 40 MUX 44、48 遅延回路 46 タイマー 60 マイクロ・コンピュータ 64 A/D変換器 72A タイミングテーブル 72B 振幅テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳沢 洋 神奈川県藤沢市桐原町1番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 藤沢事業所内
Claims (9)
- 【請求項1】 磁気ディスクに記憶されたデータを読み
取った時系列の読取信号の複数ピーク各々の大きさ及び
位置を検出する検出手段と、 所定位置に位置するピークの大きさと該ピークの前後に
位置するピークの大きさとに基づいて前記所定位置に位
置するピークの基準位置に対するシフト方向及びシフト
量を求め、求めたシフト方向とシフト量とに基づいて前
記所定位置に位置するピークの位置を補正する補正手段
と、 を備えた読取信号補正装置。 - 【請求項2】 前記シフト量は、前記前後に位置するピ
ークの大きさの差又は前記前後に位置するピークの大き
さの比に基づいて求めたことを特徴とする請求項1記載
の読取信号補正装置。 - 【請求項3】 磁気ディスクに記憶されたデータを読み
取った時系列の読取信号の複数ピーク各々の大きさ及び
位置を検出する検出手段と、 前記検出した複数ピーク各々の大きさが予め定めた基準
値に最大スレッシュホールドレベルを対応させた複数の
スレッショルドレベルのいずれに対応するかを検出し、
対応するスレッショルドレベルを表す信号を出力するレ
ベル検知手段と、 所定位置に位置するピーク及び該ピークの前後に位置す
るピークの前記レベル検知手段から出力された信号に基
づいて所定位置に位置するピークの基準位置に対するシ
フト方向を検出する方向検出手段と、 前記方向検出手段により検出さたシフト方向と前記レベ
ル検知手段で検出された前記所定位置に位置するピーク
の前後に位置するピークのスレッショルドレベルとに基
づいて前記所定位置に位置するピークの位置を補正する
補正手段と、 を備えた読取信号補正装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の読取信号補正装置を含ん
だ磁気ディスク装置。 - 【請求項5】 前記シフト量は、前記前後に位置するピ
ークの大きさの差又は前後に位置するピークの大きさの
比に基づいて求めたことを特徴とする請求項5記載の磁
気ディスク装置。 - 【請求項6】 請求項3記載の読取信号補正装置を含ん
だ磁気ディスク装置。 - 【請求項7】 磁気ディスクに記憶されたデータを読み
取った時系列の読取信号の複数ピーク各々の大きさ及び
位置を検出し、 所定位置に位置するピークの大きさと該ピークの前後に
位置するピークの大きさとに基づいて前記所定位置に位
置するピークの基準位置に対するシフト方向及びシフト
量を求め、 求めたシフト方向とシフト量とに基づいて前記所定位置
に位置するピークの位置を補正する、 読取信号補正方法。 - 【請求項8】 前記シフト量を、前記前後に位置するピ
ークの大きさの差又は前記前後に位置するピークの大き
さの比に基づいて求めることを特徴とする請求項7記載
の読取信号補正方法。 - 【請求項9】 磁気ディスクに記憶されたデータを読み
取った時系列の読取信号の複数ピーク各々の大きさ及び
位置を検出し、 前記検出した複数ピーク各々の大きさが予め定めた基準
値に最大スレッショルドレベルを対応させた複数のスレ
ッショルドレベルのいずれに対応するかを検出し、 前記検出した複数ピーク各々の大きさが対応するスレッ
ショルドレベルを表す信号を出力し、 所定位置に位置するピーク及び該ピークの前後に位置す
るピークの前記出力された信号に基づいて所定位置に位
置するピークの基準位置に対するシフト方向を検出し、 前記検出さたシフト方向と前記検出された前記所定位置
に位置するピークの前後に位置するピークのスレッショ
ルドレベルとに基づいて前記所定位置に位置するピーク
の位置を補正する、 読取信号補正方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6267453A JP2654360B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 読取信号補正装置、磁気ディスク装置及び読取信号補正方法 |
US08/549,378 US5808822A (en) | 1994-10-31 | 1995-10-27 | Apparatus and method for correcting a read signal in a disk drive system based upon a front peak, a back peak and a peak of interest |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6267453A JP2654360B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 読取信号補正装置、磁気ディスク装置及び読取信号補正方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08129707A JPH08129707A (ja) | 1996-05-21 |
JP2654360B2 true JP2654360B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=17445062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6267453A Expired - Lifetime JP2654360B2 (ja) | 1994-10-31 | 1994-10-31 | 読取信号補正装置、磁気ディスク装置及び読取信号補正方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5808822A (ja) |
JP (1) | JP2654360B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6361428B2 (ja) * | 2014-09-30 | 2018-07-25 | 株式会社リコー | 電圧レベル検出装置及び方法、モータ駆動制御装置、及びモータ装置 |
DE102021211337A1 (de) * | 2021-10-07 | 2023-04-13 | Continental Automotive Technologies GmbH | Verfahren zur Offset-Kompensation von Sensorsignalen, Offsetkompensationsvorrichtung und Sensorvorrichtung |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4306194A (en) * | 1979-10-11 | 1981-12-15 | International Business Machines Corporation | Data signal detection circuit |
US4306257A (en) * | 1979-12-21 | 1981-12-15 | Persci, Inc. | Processing read-back signals in magnetic disk systems |
US5170359A (en) * | 1984-07-19 | 1992-12-08 | Presearch Incorporated | Transient episode detector method and apparatus |
JPS62229503A (ja) * | 1986-03-29 | 1987-10-08 | Toshiba Corp | 磁気デイスク装置 |
US4979189A (en) * | 1989-08-18 | 1990-12-18 | National Semiconductor Corporation | Self-timing qualification channel |
US5105316A (en) * | 1989-11-20 | 1992-04-14 | Seagate Technology, Inc. | Qualification for pulse detecting in a magnetic media data storage system |
US5276666A (en) * | 1992-03-04 | 1994-01-04 | Storage Technology Corporation | Bit shift post-compensation using sampled data prequalifier |
US5414722A (en) * | 1992-07-14 | 1995-05-09 | Wangtek, Inc. | Selective data synchronizer |
US5335118A (en) * | 1992-07-22 | 1994-08-02 | Seagate Technology, Inc. | Disc drive with write precompensation using window/pulse timing measurements |
-
1994
- 1994-10-31 JP JP6267453A patent/JP2654360B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1995
- 1995-10-27 US US08/549,378 patent/US5808822A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5808822A (en) | 1998-09-15 |
JPH08129707A (ja) | 1996-05-21 |
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