JP2654027B2 - ディジタルボタン電話装置 - Google Patents
ディジタルボタン電話装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、ディジタルボタン電話装置或いは簡易電話
交換機(以下、単にディジタルボタン電話装置という)
に関わり、特に複数の主装置のシステム間接続により内
線数を拡張したディジタルボタン電話装置に関する。
交換機(以下、単にディジタルボタン電話装置という)
に関わり、特に複数の主装置のシステム間接続により内
線数を拡張したディジタルボタン電話装置に関する。
(従来の技術) ディジタルボタン電話装置の内線数拡張方式には、大
別してビルディングブロック方式と呼ばれる方式と、複
数の主装置を少数の通話路でシステム間接続する方式と
がある。前者の方式は基本架と呼ばれる主装置に拡張架
と呼ばれる拡張専用モジュールをブロックのようにして
積み重ねてその主装置自体の内線数を拡張して行く方式
である。
別してビルディングブロック方式と呼ばれる方式と、複
数の主装置を少数の通話路でシステム間接続する方式と
がある。前者の方式は基本架と呼ばれる主装置に拡張架
と呼ばれる拡張専用モジュールをブロックのようにして
積み重ねてその主装置自体の内線数を拡張して行く方式
である。
後者は、例えば300メートル程度離れて設置されてい
る複数の主装置を、その回線のうちの何本かを利用して
相互接続することにより、両架間での内線相互通話や外
線からの着信転送といった簡単な機能が行なえるように
したもので、本発明はこの後者の方式に適したディジタ
ルボタン電話装置に関する。
る複数の主装置を、その回線のうちの何本かを利用して
相互接続することにより、両架間での内線相互通話や外
線からの着信転送といった簡単な機能が行なえるように
したもので、本発明はこの後者の方式に適したディジタ
ルボタン電話装置に関する。
この種の電話装置の従来の構成を第4図を参照して説
明する。何百メートルか離れて設置された2台のディジ
タルボタン電話主装置31a,31bがあり、それらのアナロ
グ局線インタフェースユニット32a,32bにアナログ局線3
3a,33bが、またアナログ標準電話機用インタフェースユ
ニット34a,34bに1台又は複数台の標準電話機35a,35bが
接続されている。さらに、この両主装置31a,31bは、一
方のアナログ局線インタフェースユニットと他方のアナ
ログ標準電話機用インタフェースユニットとをたすきが
け状に接続する形で、回線36a,36bにより接続されてい
る。
明する。何百メートルか離れて設置された2台のディジ
タルボタン電話主装置31a,31bがあり、それらのアナロ
グ局線インタフェースユニット32a,32bにアナログ局線3
3a,33bが、またアナログ標準電話機用インタフェースユ
ニット34a,34bに1台又は複数台の標準電話機35a,35bが
接続されている。さらに、この両主装置31a,31bは、一
方のアナログ局線インタフェースユニットと他方のアナ
ログ標準電話機用インタフェースユニットとをたすきが
け状に接続する形で、回線36a,36bにより接続されてい
る。
このようにシステム間接続されたディジタルボタン電
話装置の動作を、主装置31aにおける局線からの着信を
主装置31bに接続された電話機35bへ転送する場合を例に
とって簡単に説明する。曲線33aからの着信により、電
話機35aの着信音が鳴る。電話機35aのハンドセットを上
げると局線33aと電話機35a間に通話路が形成されて両者
間で通話が可能となる。ここで前記局線を他の主装置31
bへ転送する場合は、電話機35aを例えばフッキングして
相手主装置31bの特殊番号(例えば“7")を入力する。
すると局線33aは一時保留状態にされ、電話機35aは回線
36bを介して相手方主装置31bへ接続されてそのダイヤル
トーンが聞こえて来る。この状態で転送先電話機35bの
内線番号をダイヤルとして終話操作をすると、局線33a
と転送先電話機35b間に回線36bを介して通話路が形成さ
れて両者間の通話が可能となる。またシステム間の内線
相互通話に関しても、上記のフッキング以後の手順によ
り実現することができる。
話装置の動作を、主装置31aにおける局線からの着信を
主装置31bに接続された電話機35bへ転送する場合を例に
とって簡単に説明する。曲線33aからの着信により、電
話機35aの着信音が鳴る。電話機35aのハンドセットを上
げると局線33aと電話機35a間に通話路が形成されて両者
間で通話が可能となる。ここで前記局線を他の主装置31
bへ転送する場合は、電話機35aを例えばフッキングして
相手主装置31bの特殊番号(例えば“7")を入力する。
すると局線33aは一時保留状態にされ、電話機35aは回線
36bを介して相手方主装置31bへ接続されてそのダイヤル
トーンが聞こえて来る。この状態で転送先電話機35bの
内線番号をダイヤルとして終話操作をすると、局線33a
と転送先電話機35b間に回線36bを介して通話路が形成さ
れて両者間の通話が可能となる。またシステム間の内線
相互通話に関しても、上記のフッキング以後の手順によ
り実現することができる。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した従来のディジタルボタン電話装置は、その主
装置内では音声をディジタルデータ化して時分割多重化
された通話路を介して送受しているが、主装置外の回線
網及び電話機はアナログ用であるためこれらはアナログ
インタフェース32,35を介して接続しており、システム
間接続もこのアナログインタフェースを介して行なって
いる。そのため、非電話系端末(例えばデータ機器)を
有する場合は、この非電話系端末同士のシステム間内線
相互通話を実現するために変復調装置を設ける必要があ
る。
装置内では音声をディジタルデータ化して時分割多重化
された通話路を介して送受しているが、主装置外の回線
網及び電話機はアナログ用であるためこれらはアナログ
インタフェース32,35を介して接続しており、システム
間接続もこのアナログインタフェースを介して行なって
いる。そのため、非電話系端末(例えばデータ機器)を
有する場合は、この非電話系端末同士のシステム間内線
相互通話を実現するために変復調装置を設ける必要があ
る。
また、上述のように主装置相互間をたすきがけ方式で
接続するので、多数の主装置を接続する場合は配線数が
多くなるという問題もある。
接続するので、多数の主装置を接続する場合は配線数が
多くなるという問題もある。
そこで本発明は、非電話系端末に対する変復調装置が
不要であり、かつ多数の主装置間を少ない配線数で接続
できるディジタルボタン電話装置を提供することを目的
とする。
不要であり、かつ多数の主装置間を少ない配線数で接続
できるディジタルボタン電話装置を提供することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、制御データおよび音声データをディジタル
符号のまま他の主装置へ送信しかつ他の主装置から受信
するディジタルインタフェース回路を各々備えた1台の
マスタ主装置およびは複数台のスレーブ主装置を前記デ
ィジタルインタフェース回路を介して接続しており、前
記マスタ主装置のディジタルインタフェース回路は、任
意のスレーブ主装置を通話相手としてアドレス指定して
必要な制御データおよび音声データを送信すると共に、
通話相手でないスレーブ主装置をアドレス指定して必要
な制御データを送信し、前記スレーブ主装置のディジタ
ルインタフェース回路は、前記マスタ主装置により自装
置のアドレスが指定された場合にのみ前記マスタ主装置
からの送信データの受信を行うディジタルボタン電話装
置を提供するものである。
符号のまま他の主装置へ送信しかつ他の主装置から受信
するディジタルインタフェース回路を各々備えた1台の
マスタ主装置およびは複数台のスレーブ主装置を前記デ
ィジタルインタフェース回路を介して接続しており、前
記マスタ主装置のディジタルインタフェース回路は、任
意のスレーブ主装置を通話相手としてアドレス指定して
必要な制御データおよび音声データを送信すると共に、
通話相手でないスレーブ主装置をアドレス指定して必要
な制御データを送信し、前記スレーブ主装置のディジタ
ルインタフェース回路は、前記マスタ主装置により自装
置のアドレスが指定された場合にのみ前記マスタ主装置
からの送信データの受信を行うディジタルボタン電話装
置を提供するものである。
(作 用) 上記構成により、マスタ主装置とスレーブ主装置間で
の音声及び制御データの送受信は、ディジタルインタフ
ェース回路を介してディジタルデータのままで行なわれ
る。従って、非電話系端末のシステム間相互通話も変復
調装置を介さずに行なえる。また、マスタ主装置は通話
相手たるスレーブ主装置をアドレス指定して音声データ
および必要な制御データを送信すると共に、通話相手で
はない主装置をアドレス指定して必要な制御データ(例
えばマスタ主装置との通話が現在できないことを示すデ
ータなど)を送信し、各スレーブ主装置は自己のアドレ
スが指定された時のみ受信を行なう。従って、1台のマ
スタ主装置に複数台のスレーブ主装置をマルチポイント
接続し、マスタ主装置からの上記アドレス指定によって
任意のスレーブ主装置を通話相手として選択して相互通
話を行なうと共に、他のスレーブ主装置を所定の状態に
制御しておくことができる。このように、マルチポイン
ト接続が可能であるため、多数の主装置を接続する場合
にも、少ない配線数で済む。
の音声及び制御データの送受信は、ディジタルインタフ
ェース回路を介してディジタルデータのままで行なわれ
る。従って、非電話系端末のシステム間相互通話も変復
調装置を介さずに行なえる。また、マスタ主装置は通話
相手たるスレーブ主装置をアドレス指定して音声データ
および必要な制御データを送信すると共に、通話相手で
はない主装置をアドレス指定して必要な制御データ(例
えばマスタ主装置との通話が現在できないことを示すデ
ータなど)を送信し、各スレーブ主装置は自己のアドレ
スが指定された時のみ受信を行なう。従って、1台のマ
スタ主装置に複数台のスレーブ主装置をマルチポイント
接続し、マスタ主装置からの上記アドレス指定によって
任意のスレーブ主装置を通話相手として選択して相互通
話を行なうと共に、他のスレーブ主装置を所定の状態に
制御しておくことができる。このように、マルチポイン
ト接続が可能であるため、多数の主装置を接続する場合
にも、少ない配線数で済む。
(実施例) 以下、実施例により本発明を説明する。
第2図は本発明に係るディジタルボタン電話装置の好
適な一実施例におけるシステム間接続図である。
適な一実施例におけるシステム間接続図である。
第2図に示すように、1台のマスタ主装置1に対して
複数台例えば7台のスレーブ主装置2a〜2gが、下りシス
テム間ハイウェイ3および上りシステム間ハイウェイ4
から成る全二重シリアル通信回線を介してマルチポイン
ト接続されている。
複数台例えば7台のスレーブ主装置2a〜2gが、下りシス
テム間ハイウェイ3および上りシステム間ハイウェイ4
から成る全二重シリアル通信回線を介してマルチポイン
ト接続されている。
マスタ主装置1は下りシステム間ハイウェイ3に下り
データを送信しかつ上りシステム間ハイウェイ4から上
りデータを受信する。逆にスレーブ主装置2a〜2gは下り
データを受信しかつ上りデータを送信する。
データを送信しかつ上りシステム間ハイウェイ4から上
りデータを受信する。逆にスレーブ主装置2a〜2gは下り
データを受信しかつ上りデータを送信する。
第1図は本実施例の主装置の構成を示すブロック図で
ある。マスタ主装置1内には、ディジタル音声データ
(8ビットのPCMコード)の時分割通話路であるスピー
チハイウェイ11、呼処理等を司るディジタル制御データ
が伝送されるデータハイウェイ12、スピーチハイウェイ
12の音声データのタイムスロット変換により交換を行う
タイムスイッチ13、システム間ハイウェイ3,4を介して
スレーブ主装置2a〜2gとデータの送受信を行い、かつ主
装置内の他のユニットとはスピーチハイウェイ11および
データハイウェイ12を介してデータの送受信を行なうシ
ステム間接続インタフェースユニット14、主装置内の他
のユニットとディジタル制御データを送受してそれらを
制御する中央処理装置15、中央処理装置15の制御データ
の送受を制御するマスタ側サブプロセッサ16が設けられ
ている。さらに、図示省略されているが、局線や各種端
末を接続するための各種インタフェースユニットも設け
られており、それらもスピーチハイウェイ11およびデー
タハイウェイ12を介して他のユニットと接続されてい
る。
ある。マスタ主装置1内には、ディジタル音声データ
(8ビットのPCMコード)の時分割通話路であるスピー
チハイウェイ11、呼処理等を司るディジタル制御データ
が伝送されるデータハイウェイ12、スピーチハイウェイ
12の音声データのタイムスロット変換により交換を行う
タイムスイッチ13、システム間ハイウェイ3,4を介して
スレーブ主装置2a〜2gとデータの送受信を行い、かつ主
装置内の他のユニットとはスピーチハイウェイ11および
データハイウェイ12を介してデータの送受信を行なうシ
ステム間接続インタフェースユニット14、主装置内の他
のユニットとディジタル制御データを送受してそれらを
制御する中央処理装置15、中央処理装置15の制御データ
の送受を制御するマスタ側サブプロセッサ16が設けられ
ている。さらに、図示省略されているが、局線や各種端
末を接続するための各種インタフェースユニットも設け
られており、それらもスピーチハイウェイ11およびデー
タハイウェイ12を介して他のユニットと接続されてい
る。
システム間接続インタフェースユニット14内には、マ
スタ側サブプロセッサ16からのスレーブ選択アドレスに
より選択されてマスタ側プロセッサ16と制御データの送
受信を行なうスレーブ側サブプロセッサ17、このスレー
ブ側サブプロセッサ17と後述するマイクロプロセッサ20
間で送受される制御データを一時格納する共通メモリ1
8、マイクロプロセッサ20の制御の下でスピーチハイウ
ェイ11の指定されたタイムスロット上の音声データ(8
ビットのPCMコード)を8ビットのデータバスへ送出
し、またその逆の機能を行なうタイムスイッチ19、およ
びタイムスイッチ19からの音声データを受信しかつ共通
メモリ18内の制御データを読出してそれを第3図に示す
フォーマットに構成してシステム間ハイウェイへシリア
ルに送出し、またその逆の機能を行なうマイクロプロセ
ッサ20が設けられている。尚、マイクロプロセッサ20は
その割込み端子INTにスピーチハイウェイ11上のフレー
ム同期信号を入力することによって、タイムスイッチ19
を介して行なうスピーチハイウェイ11からの音声データ
の読取りタイミングを、スピーチハイウェイ11のタイム
スロット位置に同期させている。
スタ側サブプロセッサ16からのスレーブ選択アドレスに
より選択されてマスタ側プロセッサ16と制御データの送
受信を行なうスレーブ側サブプロセッサ17、このスレー
ブ側サブプロセッサ17と後述するマイクロプロセッサ20
間で送受される制御データを一時格納する共通メモリ1
8、マイクロプロセッサ20の制御の下でスピーチハイウ
ェイ11の指定されたタイムスロット上の音声データ(8
ビットのPCMコード)を8ビットのデータバスへ送出
し、またその逆の機能を行なうタイムスイッチ19、およ
びタイムスイッチ19からの音声データを受信しかつ共通
メモリ18内の制御データを読出してそれを第3図に示す
フォーマットに構成してシステム間ハイウェイへシリア
ルに送出し、またその逆の機能を行なうマイクロプロセ
ッサ20が設けられている。尚、マイクロプロセッサ20は
その割込み端子INTにスピーチハイウェイ11上のフレー
ム同期信号を入力することによって、タイムスイッチ19
を介して行なうスピーチハイウェイ11からの音声データ
の読取りタイミングを、スピーチハイウェイ11のタイム
スロット位置に同期させている。
スレーブ主装置2a〜2gの構成も上述したマスタ主装置
1と同様である。但し、後述するようにシステム間で送
受信するデータのフォーマットがマスタ主装置と少し異
るため、それに応じてシステム間接続インタフェースユ
ニット24のマイクロプロセッサ30のプログラムなどが異
なっている。
1と同様である。但し、後述するようにシステム間で送
受信するデータのフォーマットがマスタ主装置と少し異
るため、それに応じてシステム間接続インタフェースユ
ニット24のマイクロプロセッサ30のプログラムなどが異
なっている。
第3図はシステム間ハイウェイ3,4上で伝送されるデ
ータのフォーマットを示す。
ータのフォーマットを示す。
このシステム間のデータ伝送の方式は全二重シリアル
伝送方式で、かつ各データ(8ビット)を11ビットのバ
ースト単位で伝送する非同期伝送方式である。この伝送
方式において、データの取りこぼしや二度送りが無いよ
うに、1フレームの長さは主装置内における音声データ
の時分割多重化伝送の1フレームと同じ125μsecであ
り、伝送速度は音声データ(8bit)について64Kb/s(=
8kHz×8bit)である。またチャネルは第3図(a)
(b)に示すように、音声データ用に2チャネル(第1
番目および第2番目のチャネル)と制御データ専用に1
チャネル(第3番目のチャネル)が設けられる。音声デ
ータ用のチャネルはマスタ主装置が通話相手たるスレー
ブ主装置と音声データを相受するためのチャネルであ
る。なお、マスタ主装置からスレーブ主装置へ音声デー
タを送信する際は、後述するようにアドレスの余りビッ
トを利用して制御データも同時に送信することができ
る。一方、制御データ専用のチャネルは、マスタ主装置
が通話相手ではないスレーブ主装置と制御データだけの
送受信を行うためのチャネルである。
伝送方式で、かつ各データ(8ビット)を11ビットのバ
ースト単位で伝送する非同期伝送方式である。この伝送
方式において、データの取りこぼしや二度送りが無いよ
うに、1フレームの長さは主装置内における音声データ
の時分割多重化伝送の1フレームと同じ125μsecであ
り、伝送速度は音声データ(8bit)について64Kb/s(=
8kHz×8bit)である。またチャネルは第3図(a)
(b)に示すように、音声データ用に2チャネル(第1
番目および第2番目のチャネル)と制御データ専用に1
チャネル(第3番目のチャネル)が設けられる。音声デ
ータ用のチャネルはマスタ主装置が通話相手たるスレー
ブ主装置と音声データを相受するためのチャネルであ
る。なお、マスタ主装置からスレーブ主装置へ音声デー
タを送信する際は、後述するようにアドレスの余りビッ
トを利用して制御データも同時に送信することができ
る。一方、制御データ専用のチャネルは、マスタ主装置
が通話相手ではないスレーブ主装置と制御データだけの
送受信を行うためのチャネルである。
各バーストは第3図(c)に示すように、スタートビ
ットF(1ビット)、データ(8ビット)、アドレス/
データセレクトビットA/D(1ビット)およびストップ
ビットS(1ビット)の合計11ビットで構成される。ア
ドレス/データセレクトビットA/Dは、そのバーストが
音声データBを伝送するもの(以下音声データバースト
という)か、又はスレーブ主装置の選択アドレスAを伝
送するもの(以下アドレスバーストという)かを識別す
るビットである。
ットF(1ビット)、データ(8ビット)、アドレス/
データセレクトビットA/D(1ビット)およびストップ
ビットS(1ビット)の合計11ビットで構成される。ア
ドレス/データセレクトビットA/Dは、そのバーストが
音声データBを伝送するもの(以下音声データバースト
という)か、又はスレーブ主装置の選択アドレスAを伝
送するもの(以下アドレスバーストという)かを識別す
るビットである。
音声データバーストの場合は、データの8ビットは全
て音声データBに割り当てられる。一方、アドレスバー
ストの場合は、第3図(a)(同図ではスタートビッ
ト、アドレス/データセレクトビット、ストップビット
は図示省略してある)に示すように、8ビットのうち前
段4のビットがアドレスAに割り当てられ、残りの4ビ
ットは制御データDに割り当てられる。そして、アドレ
ス4ビットのうち先頭1ビットはマスタ主装置が1台の
スレーブ主装置を呼出す1対1通信又は複数台の(本実
施例の場合は全ての)スレーブ主装置を同時に呼出す1
対複数通信の選択に用いられ、残りの3ビットは1対1
通信における各スレーブ主装置の個別のアドレス指定に
用いられる。例えば、アドレスの先頭1ビット目は1対
1通信の場合は“0"にセットされ、1対複数通信の場合
は“1"にセットされ、残りの3ビットは先頭ビットが
“1"のときのみ意味を持つことになる。尚、このアドレ
スバーストの構成はマスタ主装置からスレーブ主装置へ
の下りデータに関してのみ適用され、スレーブ主装置か
らマスタ主装置への上りデータの場合には、送信先はマ
スタ主装置と決まっておりアドレス指定する必要がない
ため、第3図(b)の3番目のバースト(スタートのビ
ット等は図示省略)のように、バースト内のデータは制
御データDだけで構成される。
て音声データBに割り当てられる。一方、アドレスバー
ストの場合は、第3図(a)(同図ではスタートビッ
ト、アドレス/データセレクトビット、ストップビット
は図示省略してある)に示すように、8ビットのうち前
段4のビットがアドレスAに割り当てられ、残りの4ビ
ットは制御データDに割り当てられる。そして、アドレ
ス4ビットのうち先頭1ビットはマスタ主装置が1台の
スレーブ主装置を呼出す1対1通信又は複数台の(本実
施例の場合は全ての)スレーブ主装置を同時に呼出す1
対複数通信の選択に用いられ、残りの3ビットは1対1
通信における各スレーブ主装置の個別のアドレス指定に
用いられる。例えば、アドレスの先頭1ビット目は1対
1通信の場合は“0"にセットされ、1対複数通信の場合
は“1"にセットされ、残りの3ビットは先頭ビットが
“1"のときのみ意味を持つことになる。尚、このアドレ
スバーストの構成はマスタ主装置からスレーブ主装置へ
の下りデータに関してのみ適用され、スレーブ主装置か
らマスタ主装置への上りデータの場合には、送信先はマ
スタ主装置と決まっておりアドレス指定する必要がない
ため、第3図(b)の3番目のバースト(スタートのビ
ット等は図示省略)のように、バースト内のデータは制
御データDだけで構成される。
さて、マスタ主装置1のマイクロプロセッサ20が下り
システム間ハイウェイ3にデータを出力する場合には、
伝送先であるスレーブ主装置をアドレス指定してから行
なう。即ち、第3図(a)に示すように、通話相手のス
レーブ主装置へ音声データを送信する場合は、まずその
スレーブ主装置をアドレス指定するためのアドレスバー
ストを送信してから音声データバーストを送信する。ま
た、通話相手以外のスレーブ主装置へ制御データを送信
する場合は、そのスレーブ主装置とアドレス指定するた
めのアドレスバースト内に制御データDを組込んで、そ
のアドレスバーストを出力する。尚、通話相手以外のス
レーブ主装置へ送信する制御データとしては、例えば現
在音声チャネルは全て他のスレーブ主装置に使用されて
空きが無くマスタ主装置との相互通話ができないことを
表示させるデータなどがある。
システム間ハイウェイ3にデータを出力する場合には、
伝送先であるスレーブ主装置をアドレス指定してから行
なう。即ち、第3図(a)に示すように、通話相手のス
レーブ主装置へ音声データを送信する場合は、まずその
スレーブ主装置をアドレス指定するためのアドレスバー
ストを送信してから音声データバーストを送信する。ま
た、通話相手以外のスレーブ主装置へ制御データを送信
する場合は、そのスレーブ主装置とアドレス指定するた
めのアドレスバースト内に制御データDを組込んで、そ
のアドレスバーストを出力する。尚、通話相手以外のス
レーブ主装置へ送信する制御データとしては、例えば現
在音声チャネルは全て他のスレーブ主装置に使用されて
空きが無くマスタ主装置との相互通話ができないことを
表示させるデータなどがある。
スレーブ主装置2a〜2gのマイクロプロセッサ30はマス
タ主装置1から送られて来るバーストを受信し、まずそ
れがアドレスバーストであるか音声をデータバーストで
あるかをアドレス/データセレクトビットA/Dから識別
する。アドレスバーストである場合には、そのデータの
先頭1ビットから1対1通信か1対複数通信かを判断す
る。
タ主装置1から送られて来るバーストを受信し、まずそ
れがアドレスバーストであるか音声をデータバーストで
あるかをアドレス/データセレクトビットA/Dから識別
する。アドレスバーストである場合には、そのデータの
先頭1ビットから1対1通信か1対複数通信かを判断す
る。
1対複数通信の場合には、全スレーブ主装置2a〜2gが
後段4ビットの制御データDを受信し、さらに後続のバ
ーストが音声データバーストであればその音声データB
を受信する。また、この時の上りデータの送信について
は、着信に対して端末で所定の応答操作がなされたスレ
ーブ主装置だけが送信を許可され、第3図(b)に示す
ように受信データの種類に応じて音声データB又は制御
データDを上りシステム間ハイウェイ4へ送出する。
後段4ビットの制御データDを受信し、さらに後続のバ
ーストが音声データバーストであればその音声データB
を受信する。また、この時の上りデータの送信について
は、着信に対して端末で所定の応答操作がなされたスレ
ーブ主装置だけが送信を許可され、第3図(b)に示す
ように受信データの種類に応じて音声データB又は制御
データDを上りシステム間ハイウェイ4へ送出する。
一方、1対1通信の場合は、スレーブ主装置2a〜2gの
マイクロプロセッサ30は受信データの2ビット目から4
ビット目までのアドレスAを読み取り、予め据付時に運
用・保守データとして登録されている自装置のアドレス
と比較する。その結果、アドレスが一致したスレーブ主
装置のみが、後段の4ビットの制御データDを受信し、
さらに次バーストが音声データバーストであればその音
声データBを受信し、また上りシステム間ハイウェイ4
に上りデータを送出する。一方、アドレスが一致しない
他のスレーブ主装置は待機状態となり、次のアドレスバ
ーストの受信まで受信も送信も行なわない。
マイクロプロセッサ30は受信データの2ビット目から4
ビット目までのアドレスAを読み取り、予め据付時に運
用・保守データとして登録されている自装置のアドレス
と比較する。その結果、アドレスが一致したスレーブ主
装置のみが、後段の4ビットの制御データDを受信し、
さらに次バーストが音声データバーストであればその音
声データBを受信し、また上りシステム間ハイウェイ4
に上りデータを送出する。一方、アドレスが一致しない
他のスレーブ主装置は待機状態となり、次のアドレスバ
ーストの受信まで受信も送信も行なわない。
こうして、マスタ主装置はマルチポイント接続された
複数台のスレーブ主装置の中から任意のスレーブ主装置
を通話相手としてアドレス指定してこれと相互通話を行
うと共に、通話相手以外の他のスレーブ主装置もアドレ
ス指定してこれと必要な制御データを送受することによ
りその状態の制御も行う。
複数台のスレーブ主装置の中から任意のスレーブ主装置
を通話相手としてアドレス指定してこれと相互通話を行
うと共に、通話相手以外の他のスレーブ主装置もアドレ
ス指定してこれと必要な制御データを送受することによ
りその状態の制御も行う。
以上説明したように、本発明によれば、ディジタルイ
ンタフェース回路を介して音声および制御データをシス
テム間で送受信するようにしているため、非電話系端末
のシステム間通信を変復調装置を介さずに容易に実現す
ることができる。また、上記インタフェースを介してシ
ステム間をマルチポイント接続できるので、複数台の主
装置を接続する場合にも、配線本数が少なくて済むとい
う利点がある。さらに、マスタ主装置から通話相手たる
スレーブ主装置をアドレス指定して音声および制御デー
タを送受するだけでなく、通話相手以外のスレーブ主装
置もアドレス指定して必要な制御データを送受できるよ
うにしているので、任意のスレーブ主装置と相互通話中
に他のスレーブ主装置の状態を同時に制御することがで
きる。
ンタフェース回路を介して音声および制御データをシス
テム間で送受信するようにしているため、非電話系端末
のシステム間通信を変復調装置を介さずに容易に実現す
ることができる。また、上記インタフェースを介してシ
ステム間をマルチポイント接続できるので、複数台の主
装置を接続する場合にも、配線本数が少なくて済むとい
う利点がある。さらに、マスタ主装置から通話相手たる
スレーブ主装置をアドレス指定して音声および制御デー
タを送受するだけでなく、通話相手以外のスレーブ主装
置もアドレス指定して必要な制御データを送受できるよ
うにしているので、任意のスレーブ主装置と相互通話中
に他のスレーブ主装置の状態を同時に制御することがで
きる。
第1図は本発明に係るディジタルボタン電話装置の一実
施例を示すブロック構成図、第2図は第1図の実施例の
システム間接続図、第3図は第1図の実施例におけるシ
ステム間ハイウェイ上を伝送されるデータのフォーマッ
ト図、第4図は従来のディジタルボタン電話装置のシス
テム間接続図である。 1……マスタ主装置、2……スレーブ主装置、3,4……
システム間ハイウェイ、11,21……スピーチハイウェ
イ、12,22……データハイウェイ、13,23,19,29……タイ
ムスイッチ、14,24……システム間接続インタフェース
ユニット、15,25……中央処理装置、16,26……マスター
側サブプロセッサ、17,27……スレーブ側サブプロセッ
サ、18,28……共通メモリ、20,30……マイクロプロセッ
サ。
施例を示すブロック構成図、第2図は第1図の実施例の
システム間接続図、第3図は第1図の実施例におけるシ
ステム間ハイウェイ上を伝送されるデータのフォーマッ
ト図、第4図は従来のディジタルボタン電話装置のシス
テム間接続図である。 1……マスタ主装置、2……スレーブ主装置、3,4……
システム間ハイウェイ、11,21……スピーチハイウェ
イ、12,22……データハイウェイ、13,23,19,29……タイ
ムスイッチ、14,24……システム間接続インタフェース
ユニット、15,25……中央処理装置、16,26……マスター
側サブプロセッサ、17,27……スレーブ側サブプロセッ
サ、18,28……共通メモリ、20,30……マイクロプロセッ
サ。
Claims (1)
- 【請求項1】時分割通話路でのディジタル音声データの
交換を行なう回路、端末と前記音声データの送受信を行
なう回路、これらの回路をディジタル制御データに基づ
き制御する回路、および前記制御データおよび前記音声
データをディジタル符号のまま他の主装置へ送信しかつ
他の主装置から受信するディジタルインタフェース回路
を各々備えた1台のマスタ主装置および複数台のスレー
ブ主装置を前記ディジタルインタフェース回路を介して
接続して成り、前記マスタ主装置のディジタルインタフ
ェース回路は、任意のスレーブ主装置を通話相手として
アドレス指定して必要な制御データおよび音声データを
送信すると共に、通話相手でないスレーブ主装置をアド
レス指定して必要な制御データを送信し、前記スレーブ
主装置のディジタルインタフェース回路は、前記マスタ
主装置により自装置のアドレスが指定された場合にのみ
前記マスタ主装置からの送信データの受信を行なうディ
ジタルボタン電話装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22127787A JP2654027B2 (ja) | 1987-09-04 | 1987-09-04 | ディジタルボタン電話装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22127787A JP2654027B2 (ja) | 1987-09-04 | 1987-09-04 | ディジタルボタン電話装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6464495A JPS6464495A (en) | 1989-03-10 |
JP2654027B2 true JP2654027B2 (ja) | 1997-09-17 |
Family
ID=16764256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22127787A Expired - Fee Related JP2654027B2 (ja) | 1987-09-04 | 1987-09-04 | ディジタルボタン電話装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2654027B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5057121B2 (ja) | 2010-02-01 | 2012-10-24 | Necインフロンティア株式会社 | Sip端末制御システム及びsip端末制御方法 |
-
1987
- 1987-09-04 JP JP22127787A patent/JP2654027B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6464495A (en) | 1989-03-10 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |