JP2649732B2 - 建物のユニットフレーム - Google Patents
建物のユニットフレームInfo
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- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 18
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 3
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- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
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- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Description
レームとなるユニットフレームに関する。
現場で組合せることにより建てられる工業化住宅におけ
る各住宅ユニットの骨組フレームは、四隅の4本の柱の
上端間、下端間を各4本の上下の梁で結合した直方体状
のユニットフレームとなっている。例えば3階建て以上
の住宅の場合や、豪雪地域、台風通過地域に建てられる
住宅の場合には、住宅の剛性、耐力を増すためにユニッ
トフレームの剛性、耐力を大きくすることが求められ
る。一般地域に建てられる2階建ての住宅の場合でも、
例えばトラックの通過時において住宅が振動しないよう
にユニットフレームの剛性を大きくすることが求められ
る。
56−139330号では、上下の梁の間に、相対向する縦材が
複数本の横材でラーメン構造に接合されたはしご状の補
強枠体(補強部)を取り付けている。
にはしご状の補強部が設けられた分だけユニットフレー
ムの剛性、耐力は増すが、増加できる剛性、耐力の大き
さには限界があり、必ずしも必要とされる剛性、耐力を
ユニットフレームに付与できない。また、間柱は2本あ
り、これらの間柱はユニットフレームを構成している2
本の柱の間に配置され、間柱等による前記はしご状補強
部が設けられたユニットフレームの側面は間柱等によっ
て塞がれた構造となるため、この側面に大きな窓を設け
るための開口部を確保すること、さらにはこの側面を貫
いて2個の住宅ユニットに跨がる例えば6畳間の部屋を
設けることはできなくなり、この結果、住宅設計の自由
度が失われることになる。
与することができ、また、住宅設計の自由度を確保でき
るようになるうえ、少ない部材数の追加で経済的に、か
つ、効率的に構成できる建物のユニットフレームを提供
するところにある。
の柱の上端間、下端間を各4本の上下の梁で結合した直
方体状の建物のユニットフレームであって、前記4本の
柱のうちの少なくとも1本の柱に隣接して1本の間柱が
前記上下の梁の間に架設されるとともに、これらの柱と
間柱との間には2本の水平材が架設されて、前記柱、間
柱および2本の水平材により囲まれた補強矩形部が形成
され、かつ、前記2本の水平材はそれぞれの両端を、自
身が前記矩形部内に一部突出したガセットプレートによ
り取り付けられるとともに、前記補強矩形部内にはX字
型に組んだ2本の斜材もしくは1本の斜材が前記ガセッ
トプレートを介して取り付けられているとともに、前記
水平材および斜材は、必要とすべき剛性、耐力に応じ
て、斜材の本数および水平材の離間距離が選定されて取
り付けられていることを特徴とするものである。
共にユニットフレームの補強材となり、斜材が加えられ
たことによりユニットフレームの剛性、耐力を大きくで
きる。この際、斜材の本数および2本の水平材の離間距
離を選定することにより、ユニットフレームの剛性、耐
力を必要な大きさに設定できる。
柱に隣接して設けられるため、この間柱が配置されたユ
ニットフレームの側面に大きな窓を設けるための開口部
や2個の住宅ユニットに跨がる部屋を設けるための空間
を残すことができる。さらに、1本の間柱と2本の水平
材とから補強矩形部が形成され、その補強矩形部内に斜
材が取り付けられているとともに、上下の矩形部は開放
されているから、この開口を他の窓などの開口として利
用できる。これにより、住宅設計の自由度を確保でき
る。
形部内に一部突出したガセットプレートにより取り付け
られるとともに、そのガセットプレートを介してX字型
に組んだ2本の斜材もしくは1本の斜材が補強矩形部内
に取り付けられているから、つまり、共通のガセットプ
レートを介して水平材および斜材が取り付けられている
から、少ない部材数の追加で経済的にかつ効率的に構成
できる。
示し、このユニットフレームは、四隅の4本の柱1〜4
と、柱1〜4の上端間を結合する4本の上梁5〜8と、
柱1〜4の下端間を結合する下梁9〜12とにより直方体
状に形成され、本実施例では柱1〜4は角パイプ材から
なり、上梁5〜8及び下梁9〜12はチャンネル材からな
り、これらが溶接で接合されることにより、ユニットフ
レームはラーメン構造体となっている。
の下梁9との間に架け渡し、間柱13の上下端を上梁5、
下梁9に結合する。また、柱1と間柱13との間に上下2
本の水平材14,15を架け渡し、これらの水平材14,15の両
端をガセットプレート16を介して柱1、間柱13に結合す
る。
れ、この矩形部17に2本の斜材18をX字型に組んで配置
し、それぞれの斜材18の両端を前記矩形部17内に一部突
出した前記ガセットプレート16を介して柱1、間柱13に
結合するとともに、斜材18相互もその交差部に設けたガ
セットプレート19を介して結合する。間柱13、水平材1
4,15、斜材18の材料は任意でよく、例えばアングル材、
チャンネル材、角パイプ材でよい。
ご状構造部分に斜材18を加えた補強部Aが構成されるこ
とになる。
で生産され、補強部Aが設けられない他のユニットフレ
ームを含めて、それぞれのユニットフレームには外壁材
や内壁材、さらには床材や天井材等が工場で取り付けら
れ、これによってユニットフレームを骨組フレームとす
る住宅ユニットが工場で造られ、それぞれの住宅ユニッ
トを建設現場で組合わせることにより工業化住宅が建て
られる。
たユニットフレームが配置され、補強部Aは柱1、間柱
13、水平材14,15よりなるはしご状構造部分に斜材18を
加えたものとなっているため、単なるはしご状の補強部
よりも斜材18によってユニットフレームの剛性、耐力を
向上させることができ、この結果、工業化住宅の剛性、
耐力を全体的に高めることができる。
ているため、ユニットフレームの間柱13が配置された側
面2に間柱13と柱4との間に大きな空間部20を残してお
くことができ、この空間部20により住宅ユニットに大き
な窓のための開口部を設けたり、空間部20を貫いて2個
の住宅ユニットに跨がる部屋を住宅に設けたりすること
が可能となり、このため住宅設計の自由度を確保できる
ことになる。しかも、柱1、間柱13、水平材14,15によ
り囲まれた矩形部17の上下の矩形部21,22、つまり、柱
1、間柱13、上梁5、水平材14で構成される矩形部21お
よび柱1、間柱13、下梁9、水平材15で構成される矩形
部22は開放されているから、この開口を窓などの開口部
として利用することができ、この点からも住宅設計の自
由度を高めることができる。
間柱13の本数は1本でよく、従来技術よりも間柱の本数
を減らすことができるため、全体として材料の使用量を
従来技術とほぼ同じにできる。
18の傾斜角度、すなわち水平材14,15の離間距離を変更
することにより調整でき、また第2図に示す通り斜材18
を1本にすることによっても、ユニットフレームの剛
性、耐力を必要な大きさに調整できる。
身が矩形部17内に一部突出したガセットプレート16によ
り取り付けられるとともに、そのガセットプレート16を
介してX字型に組んだ2本の斜材18もしくは1本の斜材
18が矩形部17内に取り付けられているから、つまり、共
通のガセットプレート16を介して水平材14,15および斜
材18が取り付けられているから、少ない部材数の追加で
経済的にかつ効率的に構成できる。
が、柱1以外の柱2〜4に隣接して間柱13を設けてもよ
く、また複数の柱について間柱を設けてもよく、このよ
うに間柱を設ける位置および間柱が隣接して設けられる
柱の本数はユニットフレームに求められる剛性、耐力に
応じて自由に設定される。
とされる大きな剛性、耐力を付与することができるよう
になり、従って住宅の剛性、耐力を高められ、また、間
柱が柱に隣接して配置されるため、住宅設計の自由度を
確保できる。しかも、少ない部材数の追加で経済的にか
つ効率的に構成できる。
す全体斜視図、第2図は別実施例を示すユニットフレー
ムの要部斜視図である。 1〜4……柱、5〜8……上梁、9〜12……下梁、13…
…間柱、14,15……水平材、17,21,22……矩形部、18…
…斜材。
Claims (1)
- 【請求項1】四隅の4本の柱の上端間、下端間を各4本
の上下の梁で結合した直方体状の建物のユニットフレー
ムであって、 前記4本の柱のうちの少なくとも1本の柱に隣接して1
本の間柱が前記上下の梁の間に架設されるとともに、こ
れらの柱と間柱との間には2本の水平材が架設されて、
前記柱、間柱および2本の水平材により囲まれた補強矩
形部が形成され、 かつ、前記2本の水平材はそれぞれの両端を、自身が前
記矩形部内に一部突出したガセットプレートにより取り
付けられるとともに、前記補強矩形部内にはX字型に組
んだ2本の斜材もしくは1本の斜材が前記ガセットプレ
ートを介して取り付けられているとともに、 前記水平材および斜材は、必要とすべき剛性、耐力に応
じて、斜材の本数および水平材の離間距離が選定されて
取り付けられていることを特徴とする建物のユニットフ
レーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1227179A JP2649732B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 建物のユニットフレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1227179A JP2649732B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 建物のユニットフレーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0387436A JPH0387436A (ja) | 1991-04-12 |
JP2649732B2 true JP2649732B2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=16856728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1227179A Expired - Lifetime JP2649732B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 建物のユニットフレーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2649732B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5600378B2 (ja) * | 2008-02-07 | 2014-10-01 | 積水化学工業株式会社 | 制震建物 |
US8528268B1 (en) | 2010-12-02 | 2013-09-10 | Component Manufacturing Company | Trilateral bracing structure for reinforcing a building frame structure |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5861812U (ja) * | 1981-09-28 | 1983-04-26 | ナショナル住宅産業株式会社 | ラ−メン構造工業化組立住宅 |
-
1989
- 1989-08-31 JP JP1227179A patent/JP2649732B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0387436A (ja) | 1991-04-12 |
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