JP2648212B2 - 剛体部の延線車通過方法及びそれに用いる通過用支持具及び延線車 - Google Patents
剛体部の延線車通過方法及びそれに用いる通過用支持具及び延線車Info
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- JP2648212B2 JP2648212B2 JP22748389A JP22748389A JP2648212B2 JP 2648212 B2 JP2648212 B2 JP 2648212B2 JP 22748389 A JP22748389 A JP 22748389A JP 22748389 A JP22748389 A JP 22748389A JP 2648212 B2 JP2648212 B2 JP 2648212B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、剛体部の延線車通過方法及びそれに用い
る通過用支持具及び延線車に関する。
る通過用支持具及び延線車に関する。
尚、この明細書で「剛体部」とは、延線される電線に
取り付けた引留クランプ、その保護カバーとして用いら
れるプロテクタ、あるいはその他これらに類するものを
意味するものとする。また、「電線」という概念は、本
来の電線のみならず延線作業に用いられる各種のワイ
ヤ、ロープ類も含んだ意味に用いる場合もある。
取り付けた引留クランプ、その保護カバーとして用いら
れるプロテクタ、あるいはその他これらに類するものを
意味するものとする。また、「電線」という概念は、本
来の電線のみならず延線作業に用いられる各種のワイ
ヤ、ロープ類も含んだ意味に用いる場合もある。
プレハブ架線工法の採用及びその架線工事に占める比
率の増加に伴って、剛体部、特にプレハブ電線の前後両
端に取り付けられる引留クランプ及びそのプロテクタの
延線車通過という問題が重要な課題となっている。
率の増加に伴って、剛体部、特にプレハブ電線の前後両
端に取り付けられる引留クランプ及びそのプロテクタの
延線車通過という問題が重要な課題となっている。
そして、この課題に答えるために、例えば、特開昭52
−28694号、特公昭58−35003号、特開昭56−94909号、
特開昭57−142113号、特開昭59−92705号等、多くの技
術が過去に提案されている。
−28694号、特公昭58−35003号、特開昭56−94909号、
特開昭57−142113号、特開昭59−92705号等、多くの技
術が過去に提案されている。
しかし、これら従来技術は、いずれも、剛体部の延線
車通過に際して剛体部に曲げ力が働かないようにする
「支持具」を用いるものであるが、その実用性という点
では必ずしも十分なものでない。
車通過に際して剛体部に曲げ力が働かないようにする
「支持具」を用いるものであるが、その実用性という点
では必ずしも十分なものでない。
その最大の理由は、剛体部通過の際にだけ用いる「支
持具」の扱いが実用上で巧まくいかない、というところ
にある。
持具」の扱いが実用上で巧まくいかない、というところ
にある。
つまり、これら従来技術はいずれも「支持具」を延線
車のドラム(キャプスタン)に装着するようにしている
が、この着脱が実際的には非常に煩雑で面倒なものであ
り、それ故に実用性という点で不十分なものがあるとい
うことである。
車のドラム(キャプスタン)に装着するようにしている
が、この着脱が実際的には非常に煩雑で面倒なものであ
り、それ故に実用性という点で不十分なものがあるとい
うことである。
そこで、この発明では、より実用に耐え得る剛体部の
延線車通過方法及びそれに用いる通過用支持具及び延線
車を提供しようとするものである。
延線車通過方法及びそれに用いる通過用支持具及び延線
車を提供しようとするものである。
具体的には、電線側への装着手段とシューチェーンへ
の装架部を備える通過用支持具を用い、この通過用支持
具を、電線に取り付けの剛体部がシューチェーンドラム
に接近した際に先ず剛体部の前後の電線部分又は剛体部
に装着手段を介して装着し、それから通過用支持具を装
着した状態で電線をシューチェーンドラムに送り込み、
これに伴う電線のシューチェーンドラムへの巻付け力を
利用して自動的に通過用支持具の装架部をシューチェー
ンに装架させ、このようにしてシューチェーンに装架状
態とした通過用支持具で支持することにより剛体部のシ
ューチェーンドラム通過を行わしめるようにしてなる剛
体部の延線車通過方法を提供し、またこのような方法に
用いる通過用支持具として、電線側への装着手段とシュ
ーチェーン側への装架部とを備えてなる通過用支持具及
びこのような通過用支持具でさらに取外し用突起を備え
てなる通過用支持具を提供する。
の装架部を備える通過用支持具を用い、この通過用支持
具を、電線に取り付けの剛体部がシューチェーンドラム
に接近した際に先ず剛体部の前後の電線部分又は剛体部
に装着手段を介して装着し、それから通過用支持具を装
着した状態で電線をシューチェーンドラムに送り込み、
これに伴う電線のシューチェーンドラムへの巻付け力を
利用して自動的に通過用支持具の装架部をシューチェー
ンに装架させ、このようにしてシューチェーンに装架状
態とした通過用支持具で支持することにより剛体部のシ
ューチェーンドラム通過を行わしめるようにしてなる剛
体部の延線車通過方法を提供し、またこのような方法に
用いる通過用支持具として、電線側への装着手段とシュ
ーチェーン側への装架部とを備えてなる通過用支持具及
びこのような通過用支持具でさらに取外し用突起を備え
てなる通過用支持具を提供する。
このような方法乃至通過用支持具の特徴は、先ず通過
用支持具を電線側に嵌着するという点であり、さらにこ
の電線側に装着した状態を利用することにより自動的に
通過用支持具をシューチェーンにも装架させるという点
である。これにより、通過用支持具の装着が非常に簡単
且つ確実になり、剛体部の延線車通過を容易に行わしめ
ることができる。
用支持具を電線側に嵌着するという点であり、さらにこ
の電線側に装着した状態を利用することにより自動的に
通過用支持具をシューチェーンにも装架させるという点
である。これにより、通過用支持具の装着が非常に簡単
且つ確実になり、剛体部の延線車通過を容易に行わしめ
ることができる。
この発明ではまた上記のような方法に用いる延線車と
して、シューチェーンに装架された通過用支持具の取外
し用突起に対し支持自在な一対のフォーク及びシューチ
ェーンより外れて一対のフォーク上を取外し用突起を介
して滑り落ちて来る通過用支持具を回収する回収部を備
えてなる取外し機が設けられてなる延線車を提供する。
して、シューチェーンに装架された通過用支持具の取外
し用突起に対し支持自在な一対のフォーク及びシューチ
ェーンより外れて一対のフォーク上を取外し用突起を介
して滑り落ちて来る通過用支持具を回収する回収部を備
えてなる取外し機が設けられてなる延線車を提供する。
このような延線車によると、通過用支持具のシューチ
ェーンよりの取外しが自動的に行われる。すなわち、取
外し機のフォークがシューチェーンドラムの回動に応じ
て自然に通過用支持具の取外し用突起に対し支持状態に
なり、これにつれて通過用支持具がシューチェーンより
自動的に外れ、フォーク上を取外し用突起を介して滑り
落ちて回収部に回収される。
ェーンよりの取外しが自動的に行われる。すなわち、取
外し機のフォークがシューチェーンドラムの回動に応じ
て自然に通過用支持具の取外し用突起に対し支持状態に
なり、これにつれて通過用支持具がシューチェーンより
自動的に外れ、フォーク上を取外し用突起を介して滑り
落ちて回収部に回収される。
以下、この発明の実施例を図面に基づき説明する。
先ず、電線1乃至ワイヤ2と剛体部、具体的には引留
クランプ3及びその保護カバーであるプロテクタ4との
関係について簡単に説明する。
クランプ3及びその保護カバーであるプロテクタ4との
関係について簡単に説明する。
第1図に示すように、電線1の前後両端には引留クラ
ンプ3が取り付けられ、この引留クランプ3のクレビス
部3cを介して先頭の電線1の先端がメセンジャーワイヤ
2mに、また後端が割ワイヤ2dにそれぞれ接続され、そし
て後に続く電線1の先端が同様にして割ワイヤ2dに接続
され、この割ワイヤ2dを介して電線1は相互に接続され
る。
ンプ3が取り付けられ、この引留クランプ3のクレビス
部3cを介して先頭の電線1の先端がメセンジャーワイヤ
2mに、また後端が割ワイヤ2dにそれぞれ接続され、そし
て後に続く電線1の先端が同様にして割ワイヤ2dに接続
され、この割ワイヤ2dを介して電線1は相互に接続され
る。
つまり、引留クランプ3には電線が接続される側とワ
イヤが接続される側とがあり、これに応じてプロテクタ
4にも電線側部4cとワイヤ側部4wとがあることになる。
具体的には、電線側部4cは引留クランプ3の端部におけ
る電線1を保護するために蛇腹構造になっており、ワイ
ヤ側部4wは引留クランプ3のクレビス部3cが露出する状
態になっている。
イヤが接続される側とがあり、これに応じてプロテクタ
4にも電線側部4cとワイヤ側部4wとがあることになる。
具体的には、電線側部4cは引留クランプ3の端部におけ
る電線1を保護するために蛇腹構造になっており、ワイ
ヤ側部4wは引留クランプ3のクレビス部3cが露出する状
態になっている。
このような関係から、通過用支持具10は、プロテクタ
4の電線側部4cを支持するための通過用支持具10cとプ
ロテクタ4のワイヤ側部4wを支持するための通過用支持
具10wとに、要求される形状の上から分けられる(第2
図)。もっとも、通過用支持具10c、10wの形状にはそれ
程厳密なものが要求されるわけではないので、ある程度
自由度があり、また基本的な構造としては両者は同一で
ある。
4の電線側部4cを支持するための通過用支持具10cとプ
ロテクタ4のワイヤ側部4wを支持するための通過用支持
具10wとに、要求される形状の上から分けられる(第2
図)。もっとも、通過用支持具10c、10wの形状にはそれ
程厳密なものが要求されるわけではないので、ある程度
自由度があり、また基本的な構造としては両者は同一で
ある。
具体的には、通過用支持具10は、電線1、プロテクタ
4等を支持する支持部11及び延線車のシューチェーン13
に装架するための装架部14を備えており、支持部11には
電線側つまり電線1乃至プロテクタ4に装着する装着手
段15を備えている。そして、支持部11は、プロテクタ4
及び引留クランプ3のクレビス部3cを支持する平面部11
fと、特に電線1が一定以上の曲率に曲がるのを防止す
るための曲面部11rとからなり、この平面部11f及び曲面
部11rの細かな形状が前述の形状上の相違として現れる
ことになる。尚、16は取外し用突起で、その機能につい
ては後述する。
4等を支持する支持部11及び延線車のシューチェーン13
に装架するための装架部14を備えており、支持部11には
電線側つまり電線1乃至プロテクタ4に装着する装着手
段15を備えている。そして、支持部11は、プロテクタ4
及び引留クランプ3のクレビス部3cを支持する平面部11
fと、特に電線1が一定以上の曲率に曲がるのを防止す
るための曲面部11rとからなり、この平面部11f及び曲面
部11rの細かな形状が前述の形状上の相違として現れる
ことになる。尚、16は取外し用突起で、その機能につい
ては後述する。
装着手段15の構造としては、第3図〜第5図に示すよ
うに種々のものが考えられる。
うに種々のものが考えられる。
第3図の例は、挟持バネ式のもので、一対の挟持バネ
15aによりプロテクタ4乃至ワイヤ2を挟持するもので
ある。この装着手段15aは、実用上十分に耐えうる装着
が極めて簡単にしかも迅速にできるという点でもっとも
好ましいものである。また、後述するように通過用支持
具10の取外しについても有利性が発揮される。
15aによりプロテクタ4乃至ワイヤ2を挟持するもので
ある。この装着手段15aは、実用上十分に耐えうる装着
が極めて簡単にしかも迅速にできるという点でもっとも
好ましいものである。また、後述するように通過用支持
具10の取外しについても有利性が発揮される。
第4図の例は、オン・オフの磁石式のもので、オン・
オフ磁石15bの吸着力により装着するものである。この
装着手段15bは装着が非常に簡単であるという長所を持
つ。
オフ磁石15bの吸着力により装着するものである。この
装着手段15bは装着が非常に簡単であるという長所を持
つ。
第5図の例は、バンド式のもので、スプリング18を有
するバンド19を止め具20で締め付けるようにして装着す
るものである。この装着手段15cは装着の強固性という
長所を持つ。
するバンド19を止め具20で締め付けるようにして装着す
るものである。この装着手段15cは装着の強固性という
長所を持つ。
また、装架部14の構造としても、第5図〜第8図に示
すように種々のものが考えられる。
すように種々のものが考えられる。
これらを簡単に説明すると、シューチェーン13を跨ぐ
構造、シューチェーン13の溝13dに係合する構造、乃至
はこの両者を組み合わせた構造の何れかである。
構造、シューチェーン13の溝13dに係合する構造、乃至
はこの両者を組み合わせた構造の何れかである。
以下、装着手段15として挟持バネ15aを持つ通過用支
持具10を用いての延線作業について説明する。
持具10を用いての延線作業について説明する。
プロテクタ4がシューチェーンドラム21に接近したら
通過用支持具10を電線側つまりプロテクタ4乃至はプロ
テクタ4近傍の電線部分に装着する(第2図)。この装
着は、プロテクタ4のワイヤ側部4wが頭になって来ると
き、つまり電線1の先端側に取り付けられたプロテクタ
4の場合には、先ずワイヤ側部4w用の通過用支持具10w
を前述のように挟持バネ15aにてワイヤ2に装着し、次
いで電線側部4c用の通過用支持具10cを同様にしてプロ
テクタ4に装着する。
通過用支持具10を電線側つまりプロテクタ4乃至はプロ
テクタ4近傍の電線部分に装着する(第2図)。この装
着は、プロテクタ4のワイヤ側部4wが頭になって来ると
き、つまり電線1の先端側に取り付けられたプロテクタ
4の場合には、先ずワイヤ側部4w用の通過用支持具10w
を前述のように挟持バネ15aにてワイヤ2に装着し、次
いで電線側部4c用の通過用支持具10cを同様にしてプロ
テクタ4に装着する。
逆に、プロテクタ4の電線側部4cが頭になって来ると
き、つまり電線1の後端側に取り付けられたプロテクタ
4の場合には、前述とは逆の手順で装着する。
き、つまり電線1の後端側に取り付けられたプロテクタ
4の場合には、前述とは逆の手順で装着する。
これらの装着の際には送り速度を落とす程度でよく、
必ずしも延線車を停止させる必要はない。尚、これらの
装着については、必要に応じて挟持バネ15aを付加して
複数カ所で挟持させるようにしてもよい。
必ずしも延線車を停止させる必要はない。尚、これらの
装着については、必要に応じて挟持バネ15aを付加して
複数カ所で挟持させるようにしてもよい。
それから、好ましくは姿勢制御ガイド22を用いて通過
用支持具10の姿勢を後述のシューチェーン13への装架に
都合がよい姿勢に制御しつつ、通過用支持具10と共にプ
ロテクタ4をシューチェーンドラム21に送り込む。する
と、電線1がシューチェーンドラム21に巻き付けられる
力により自動的に通過用支持具10w、10cはそれぞれの装
架部14、14を介してシューチェーン13にしっかりと装架
され安定な状態となる。そして、第9図に示すような状
態でプロテクタ4を支持し、プロテクタ4のシューチェ
ーンドラム21に対する通過を行わしめる。
用支持具10の姿勢を後述のシューチェーン13への装架に
都合がよい姿勢に制御しつつ、通過用支持具10と共にプ
ロテクタ4をシューチェーンドラム21に送り込む。する
と、電線1がシューチェーンドラム21に巻き付けられる
力により自動的に通過用支持具10w、10cはそれぞれの装
架部14、14を介してシューチェーン13にしっかりと装架
され安定な状態となる。そして、第9図に示すような状
態でプロテクタ4を支持し、プロテクタ4のシューチェ
ーンドラム21に対する通過を行わしめる。
次に、プロテクタ4がシューチェーンドラム21に通過
し終わった際には通過用支持具10を取り外すことになる
が、その作業は以下の通りである。
し終わった際には通過用支持具10を取り外すことになる
が、その作業は以下の通りである。
プロテクタ4がシューチェーンドラム21から出る際に
は第9図に示す状態と略同じ状態になり、想像線で示す
ようにシューチェーンドラム21から電線側が繰り出され
て行くのに応じて、電線側への装着力よりシューチェー
ン13側への装架力の方が強いので、電線側は通過用支持
具10より自然に外れ、第10図に示すように、通過用支持
具10はそのままシューチェーン13側に残る。
は第9図に示す状態と略同じ状態になり、想像線で示す
ようにシューチェーンドラム21から電線側が繰り出され
て行くのに応じて、電線側への装着力よりシューチェー
ン13側への装架力の方が強いので、電線側は通過用支持
具10より自然に外れ、第10図に示すように、通過用支持
具10はそのままシューチェーン13側に残る。
この状態になったところでタイミングよく延線車に設
けられている取外し機23の一対のフォーク24、24が取外
し用突起16、16を受けるようになり、シューチェーンド
ラム21の回転がさらに進むにつれて通過用支持具10はシ
ューチェーン13より自動的に外れ、フォーク24、24を
「滑り台」として利用しながら取外し機23の回収部25へ
自動的に落ちてくる。尚、第10図中では、分かり易くす
るために、挟持バネ15aの図示を省略している。
けられている取外し機23の一対のフォーク24、24が取外
し用突起16、16を受けるようになり、シューチェーンド
ラム21の回転がさらに進むにつれて通過用支持具10はシ
ューチェーン13より自動的に外れ、フォーク24、24を
「滑り台」として利用しながら取外し機23の回収部25へ
自動的に落ちてくる。尚、第10図中では、分かり易くす
るために、挟持バネ15aの図示を省略している。
以上説明した実施例は通過用支持具10を電線側部4c用
の通過用支持具10cとワイヤ側部4w用の通過用支持具10w
との二つに分けるようにした例に関するものであった
が、これに限られず、通過用支持具10cと通過用支持具1
0wとを適宜の手段で一体化させ、一個の通過用支持具を
前述の手順に準じて扱うようにしてもよい。
の通過用支持具10cとワイヤ側部4w用の通過用支持具10w
との二つに分けるようにした例に関するものであった
が、これに限られず、通過用支持具10cと通過用支持具1
0wとを適宜の手段で一体化させ、一個の通過用支持具を
前述の手順に準じて扱うようにしてもよい。
この発明に係る剛体部の延線車通過方法乃至通過用支
持具乃至延線車は、以上説明してきた如きものであり、
通過用支持具を電線側に装着させ、この電線側に装着し
た状態を利用することにより自動的に通過用支持具をシ
ューチェーンにも装架させ、またこのシューチェーンに
装架した通過用支持具を自動的に取り外すようにしてい
るので、通過用支持具の装着・取外しが非常に簡単、迅
速且つ確実になり、剛体部の延線車通過を容易且つ安定
的に行わしめることができ、架線工事、特にプレハブ工
法を用いる架線工事の合理化に大きく寄与できるという
効果がある。
持具乃至延線車は、以上説明してきた如きものであり、
通過用支持具を電線側に装着させ、この電線側に装着し
た状態を利用することにより自動的に通過用支持具をシ
ューチェーンにも装架させ、またこのシューチェーンに
装架した通過用支持具を自動的に取り外すようにしてい
るので、通過用支持具の装着・取外しが非常に簡単、迅
速且つ確実になり、剛体部の延線車通過を容易且つ安定
的に行わしめることができ、架線工事、特にプレハブ工
法を用いる架線工事の合理化に大きく寄与できるという
効果がある。
第1図は、プロテクタが取り付けられた電線の概略側面
図、 第2図は、通過用支持具の装着状態を示す概略側面図、 第3図は、プロテクタのワイヤ側部を支持するための通
過用支持具の概略斜視図、 第4図は、他の実施例に係る通過用支持具の概略側面
図、 第5図は、通過用支持具をシューチェーンに装架した状
態を示す概略側面図、 第6図〜第8図は、各々、通過用支持具の装架部の構造
を示す概略部分側面図、 第9図は、通過用支持具で支持されたプロテクタがシュ
ーチェーンドラムを通過する状態を示す概略側面図、そ
して 第10図は、取外し機によりシューチェーンより通過用支
持具を取り外す状態を示す概略斜視図である。 1……電線 4……プロテクタ(剛体部) 10……通過用支持具 13……シューチェーン 14……装架部 15……装着手段 16……取外し用突起 21……シューチェーンドラム 23……取外し機 24……フォーク 25……回収部
図、 第2図は、通過用支持具の装着状態を示す概略側面図、 第3図は、プロテクタのワイヤ側部を支持するための通
過用支持具の概略斜視図、 第4図は、他の実施例に係る通過用支持具の概略側面
図、 第5図は、通過用支持具をシューチェーンに装架した状
態を示す概略側面図、 第6図〜第8図は、各々、通過用支持具の装架部の構造
を示す概略部分側面図、 第9図は、通過用支持具で支持されたプロテクタがシュ
ーチェーンドラムを通過する状態を示す概略側面図、そ
して 第10図は、取外し機によりシューチェーンより通過用支
持具を取り外す状態を示す概略斜視図である。 1……電線 4……プロテクタ(剛体部) 10……通過用支持具 13……シューチェーン 14……装架部 15……装着手段 16……取外し用突起 21……シューチェーンドラム 23……取外し機 24……フォーク 25……回収部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 信行 東京都葛飾区堀切3丁目27番12号 株式 会社安田製作所内 (72)発明者 三好 四郎治 東京都葛飾区堀切3丁目27番12号 株式 会社安田製作所内 (72)発明者 山下 伸一 東京都葛飾区堀切3丁目27番12号 株式 会社安田製作所内 (72)発明者 伊藤 修 東京都葛飾区堀切3丁目27番12号 株式 会社安田製作所内 (56)参考文献 特開 昭52−28694(JP,A) 特開 昭56−94909(JP,A) 特開 昭57−142113(JP,A) 特開 昭59−92705(JP,A) 特公 昭58−35003(JP,B2)
Claims (4)
- 【請求項1】電線の端部に接続された剛体部を通過用支
持具により支持させてシューチェーンドラムを通過させ
るようにした剛体部の延線車通過方法において、電線や
剛体部をその長さ方向に沿って下方から嵌合状態で支持
できるように細長い溝状に形成された支持部を備えると
共に、この支持部の前端部に一対の挟持バネで形成した
装着手段を備え、さらにシューチェーンへの装架部を備
えてなる通過用支持具を一対で用い、この一対の通過用
支持具を、電線に接続の剛体部がシューチェーンドラム
に接近した際に、剛体部の前後について、剛体部又は剛
体部に接続の電線部分に装着手段を介した吊り下げ状態
でそれぞれ装着し、それからこの状態で電線をシューチ
ェーンドラムに送り込み、これに伴う電線のシェーチェ
ーンドラムへの巻付け力を利用して自動的に両通過用支
持具の装架部をシューチェーンに装架させると同時に、
剛体部の前後各端の近辺について電線を、各通過用支持
具の支持部に、同じく電線のシューチェーンドラムへの
巻付け力を利用して自動的に沿わせることで支持させた
状態とさせて剛体部のシューチェーンドラム通過を行わ
せるようにしたことを特徴とする剛体部の延線車通過方
法。 - 【請求項2】請求項(1)に記載の剛体部の延線車通過
方法に用いる通過用支持具であって、電線や剛体部をそ
の長さ方向に沿って支持すできるように細長く形成され
た支持部を備えると共に、この支持部の前端部に一対の
挟持バネで形成した装着手段を備え、さらにシューチェ
ーンへの装架部を備えてなる通過用支持具。 - 【請求項3】取外し用突起を備えている請求項(2)に
記載の通過用支持具。 - 【請求項4】電線や剛体部をその長さ方向に沿って下方
から嵌合状態で支持できるように細長い溝状に形成され
た支持部を備えると共に、この支持部の前端部に一対の
挟持バネで形成した装着手段を備え、さらにシューチェ
ーンへの装架部を備えてなる通過用支持具を一対で用
い、この一対の通過用支持具を、電線に接続の剛体部が
シューチェーンドラムに接近した際に、剛体部の前後に
ついて、剛体部又は剛体部に接続の電線部分に装着手段
を介した吊り下げた状態でそれそれ装着し、それからこ
の状態で電線をシューチェーンドラムに送り込み、これ
に伴う電線のシューチェーンドラムへの巻付け力を利用
して自動的に両通過用支持具の装架部をシューチェーン
に装架させると同時に、剛体部の前後各端の近辺につい
て電線を、各通過用支持具の支持部に、同じく電線のシ
ューチェーンドラムへの巻付け力を利用して自動的に沿
わせることで支持させた状態とさせて剛体部のシューチ
ェーンドラム通過を行わせるようにした剛体部の延線車
通過方法に用いる延線車であって、シューチェーンに装
架された通過用支持具の取外し用突起に対し支持自在な
一対のフォーク及びシューチェーンより外れて一対のフ
ォーク上を取外し用突起を介して滑り落ちて来る通過用
支持具を回収する回収部を備えてなる取外し機を設けて
なる延線車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22748389A JP2648212B2 (ja) | 1989-09-04 | 1989-09-04 | 剛体部の延線車通過方法及びそれに用いる通過用支持具及び延線車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22748389A JP2648212B2 (ja) | 1989-09-04 | 1989-09-04 | 剛体部の延線車通過方法及びそれに用いる通過用支持具及び延線車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0393413A JPH0393413A (ja) | 1991-04-18 |
JP2648212B2 true JP2648212B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=16861592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22748389A Expired - Lifetime JP2648212B2 (ja) | 1989-09-04 | 1989-09-04 | 剛体部の延線車通過方法及びそれに用いる通過用支持具及び延線車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2648212B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6533765B1 (en) | 1998-05-01 | 2003-03-18 | The Procter & Gamble Company | Absorbent articles having a lotion resistant adhesive |
CN108448489B (zh) * | 2018-03-29 | 2020-02-07 | 国家电网有限公司 | 一种用于绝缘穿刺线夹的便捷安装装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5835003A (ja) * | 1981-08-25 | 1983-03-01 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 形状制御機能を有する多段圧延機 |
-
1989
- 1989-09-04 JP JP22748389A patent/JP2648212B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0393413A (ja) | 1991-04-18 |
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