JP2645095B2 - バリ高さ測定法及び測定具 - Google Patents
バリ高さ測定法及び測定具Info
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B5/00—Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques
- G01B5/02—Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring length, width or thickness
- G01B5/06—Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring length, width or thickness for measuring thickness
- G01B5/061—Measuring arrangements characterised by the use of mechanical techniques for measuring length, width or thickness for measuring thickness height gauges
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はバリ高さ測定法及び測定具に係り、特に端子
加締部に発生するバリの高さを測定するのに適したバリ
高さ測定法及び測定具に関する。
加締部に発生するバリの高さを測定するのに適したバリ
高さ測定法及び測定具に関する。
〔従来の技術〕 一般に、電線と端子との固着は加締めにより行われて
いる(第7図)。この加締作業は、第5図に示したよう
に、黄銅製端子のU字状の加締部21に被覆を除去した電
線の導体Wを置き、加締装置の上型22を下型23に押圧し
てU字状加締部の上端縁21a,21aを内側に丸め込み、加
締部21が導体Wを把持するように加締め止めするもので
あるが、このようにして形成した端子加締部24には、第
6図に示したように、その底部24aの両側部にバリ25が
発生することがあった。
いる(第7図)。この加締作業は、第5図に示したよう
に、黄銅製端子のU字状の加締部21に被覆を除去した電
線の導体Wを置き、加締装置の上型22を下型23に押圧し
てU字状加締部の上端縁21a,21aを内側に丸め込み、加
締部21が導体Wを把持するように加締め止めするもので
あるが、このようにして形成した端子加締部24には、第
6図に示したように、その底部24aの両側部にバリ25が
発生することがあった。
このバリ25は、上型22を下型23に押圧した時に圧力が
逃げる上型と下型の間隙26に、加締部21の一部が押し出
されて形成されるもので、加締装置の長期使用による上
型開口部22aの拡開変形又は下型の上端角部23aの摩耗に
より、上型と下型の間隙26が拡大すると、発生するバリ
25も徐々に大きくなっていた。
逃げる上型と下型の間隙26に、加締部21の一部が押し出
されて形成されるもので、加締装置の長期使用による上
型開口部22aの拡開変形又は下型の上端角部23aの摩耗に
より、上型と下型の間隙26が拡大すると、発生するバリ
25も徐々に大きくなっていた。
ところが、このようにバリ25が発生すると加締力が弱
まり、端子加締部の電気特性、固着特性等が劣化し、ま
た第6図に示したようにバリ形成部に歪み27が集中し、
最悪の場合、クラックが生じて端子加締部24が破損する
恐れがあった。さらに、端子をコネクタハウジングに挿
入する時にバリがハウジング窓口に当たり、挿入しづら
くなることがあった。
まり、端子加締部の電気特性、固着特性等が劣化し、ま
た第6図に示したようにバリ形成部に歪み27が集中し、
最悪の場合、クラックが生じて端子加締部24が破損する
恐れがあった。さらに、端子をコネクタハウジングに挿
入する時にバリがハウジング窓口に当たり、挿入しづら
くなることがあった。
このため、端子加締作業中にどの位のバリが発生して
いるかを調べ、より良い加締作業を行うために、従来
は、随時発生したバリの高さをノギスで直接測ったり、
加締め終えた端子加締部を投影機で写してバリの度さを
測定したり、輪郭測定機(コントレーサー)を用いてバ
リの高さを測定したりしていた。
いるかを調べ、より良い加締作業を行うために、従来
は、随時発生したバリの高さをノギスで直接測ったり、
加締め終えた端子加締部を投影機で写してバリの度さを
測定したり、輪郭測定機(コントレーサー)を用いてバ
リの高さを測定したりしていた。
しかしながら、上述のようにバリの高さをノギスで直
接測るのは、バリが極めて小さいので非常に困難であ
り、また精度が出ないという問題があった。また、投影
機を使う場合、加締め終えて電線と固着した端子をわざ
わざ電線から切り離し、端子加締部を投影機で写し出す
必要があり、測定作業に時間がかかるという問題があっ
た。
接測るのは、バリが極めて小さいので非常に困難であ
り、また精度が出ないという問題があった。また、投影
機を使う場合、加締め終えて電線と固着した端子をわざ
わざ電線から切り離し、端子加締部を投影機で写し出す
必要があり、測定作業に時間がかかるという問題があっ
た。
さらに、輪郭測定機(コントレーサー)によれば、高
い精度でバリの高さを測定することができるが、測定機
が非常に高価なため加締作業のラインに多数設置するこ
とができず、結果として測定作業を効率良く行うことが
できないという問題があった。
い精度でバリの高さを測定することができるが、測定機
が非常に高価なため加締作業のラインに多数設置するこ
とができず、結果として測定作業を効率良く行うことが
できないという問題があった。
そこで本発明は、上記従来技術が有する問題点を解消
し、要求精度が短時間で容易に得られ、かつ構成が簡易
で低廉なバリ高さ測定法及び測定具を提供することを目
的とする。
し、要求精度が短時間で容易に得られ、かつ構成が簡易
で低廉なバリ高さ測定法及び測定具を提供することを目
的とする。
上記目的を達成する請求項1記載の本発明は、バリ高
さ測定法に関するものであり、請求項2記載の本発明
は、バリ高さ測定具に関するものである。
さ測定法に関するものであり、請求項2記載の本発明
は、バリ高さ測定具に関するものである。
そして、請求項1に記載した本発明のバリ高さ測定法
は、物体面から突設され該物体面に沿って延在するバリ
の高さを測定する方法であって、上記バリの頂部におけ
る該バリの延在方向と交わり前記物体面に沿う幅方向の
寸法に比して十分長い幅のナイフエッジ状に先端が形成
された測定子を、変位測定装置の可動部に取付け、上記
測定子の先端を上記物体面で上記バリの根元の物体面箇
所に当接させた状態と、上記測定子の先端の幅方向を上
記バリの延在方向にほぼ直交する方向とした状態で、上
記バリの頂部に上記測定子の先端を当接させた状態と、
の二つの状態における上記測定子の高度差から、上記バ
リの高さを求めるようにしたことを特徴とする。
は、物体面から突設され該物体面に沿って延在するバリ
の高さを測定する方法であって、上記バリの頂部におけ
る該バリの延在方向と交わり前記物体面に沿う幅方向の
寸法に比して十分長い幅のナイフエッジ状に先端が形成
された測定子を、変位測定装置の可動部に取付け、上記
測定子の先端を上記物体面で上記バリの根元の物体面箇
所に当接させた状態と、上記測定子の先端の幅方向を上
記バリの延在方向にほぼ直交する方向とした状態で、上
記バリの頂部に上記測定子の先端を当接させた状態と、
の二つの状態における上記測定子の高度差から、上記バ
リの高さを求めるようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に記載した本発明のバリ高さ測定具
は、物体面から突設され該物体面に沿って延在するバリ
の高さを測定するのに用いる測定具であって、上記バリ
の頂部における該バリの延在方向と交わり前記物体面に
沿う幅方向の寸法に比して十分長い幅のナイフエッジ状
に先端が形成された測定子と、上記測定子に連設され、
変位測定装置により保持される操作部と、上記変位測定
装置に対する上記測定子の先端の延在方向を変化させる
ための延在方向調整機構とを備えることを特徴とする。
は、物体面から突設され該物体面に沿って延在するバリ
の高さを測定するのに用いる測定具であって、上記バリ
の頂部における該バリの延在方向と交わり前記物体面に
沿う幅方向の寸法に比して十分長い幅のナイフエッジ状
に先端が形成された測定子と、上記測定子に連設され、
変位測定装置により保持される操作部と、上記変位測定
装置に対する上記測定子の先端の延在方向を変化させる
ための延在方向調整機構とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、単一の測定子の先端を、バリを有す
る物体面のうちバリの根元の箇所と、そのバリの頂部と
にそれぞれ当接させて、測定子の高度差を偏位測定装置
で測ることで、バリの高さをひとつの測定子により簡単
且つ精度よく測定することが可能となる。
る物体面のうちバリの根元の箇所と、そのバリの頂部と
にそれぞれ当接させて、測定子の高度差を偏位測定装置
で測ることで、バリの高さをひとつの測定子により簡単
且つ精度よく測定することが可能となる。
また、本発明によれば、延在方向調整機構により、ナ
イフエッジ状を呈する測定子の先端の幅方向を変位測定
装置に対して変化させることができることから、バリの
根元の物体面箇所に測定子の先端を当接させる際には、
その物体面箇所に先端が当接し易いように、バリの延在
方向に沿って先端の幅方向を延在させていた測定子を、
変位測定装置から外さずに、バリの頂部に先端が当接し
易いように、測定子の先端の幅方向を、バリの頂部にお
ける幅方向に対して交わる方向に延在させることが可能
となる。
イフエッジ状を呈する測定子の先端の幅方向を変位測定
装置に対して変化させることができることから、バリの
根元の物体面箇所に測定子の先端を当接させる際には、
その物体面箇所に先端が当接し易いように、バリの延在
方向に沿って先端の幅方向を延在させていた測定子を、
変位測定装置から外さずに、バリの頂部に先端が当接し
易いように、測定子の先端の幅方向を、バリの頂部にお
ける幅方向に対して交わる方向に延在させることが可能
となる。
しかも、測定子の先端の幅が、バリの頂部における幅
方向の寸法に比して十分長い幅に形成されていることか
ら、バリの頂部における幅方向に対して交わる方向に先
端を延在させた測定子をバリの頂部に近づける際、バリ
の頂部に対する測定子の位置が、バリの頂部における幅
方向と直交する方向にずれても、測定子の先端をバリの
頂部に確実に当接させることができ、測定を簡単に行う
ことが可能となる。
方向の寸法に比して十分長い幅に形成されていることか
ら、バリの頂部における幅方向に対して交わる方向に先
端を延在させた測定子をバリの頂部に近づける際、バリ
の頂部に対する測定子の位置が、バリの頂部における幅
方向と直交する方向にずれても、測定子の先端をバリの
頂部に確実に当接させることができ、測定を簡単に行う
ことが可能となる。
以下、本発明に係るバリ高さ測定法を実施しているバ
リ高さ測定具の一実施例を図面を参照して説明する。な
お、従来と同一部分には同一符号を用いる。
リ高さ測定具の一実施例を図面を参照して説明する。な
お、従来と同一部分には同一符号を用いる。
本発明に係るバリ高さ測定具1は、例えば第3図に示
したように、一般に市販されているダイヤルゲージ2に
使用されるもので、ダイヤルゲージ2の通常の測定子
(図示せず)の代わりにスピンドル3の先端部に取り付
けられるものである。ダイヤルゲージ2本体を、基台4
に立設したポール5に沿って上下に移動するアーム6か
ら構成される保持器に保持させる点は、公知の構成と同
じである。
したように、一般に市販されているダイヤルゲージ2に
使用されるもので、ダイヤルゲージ2の通常の測定子
(図示せず)の代わりにスピンドル3の先端部に取り付
けられるものである。ダイヤルゲージ2本体を、基台4
に立設したポール5に沿って上下に移動するアーム6か
ら構成される保持器に保持させる点は、公知の構成と同
じである。
第1図及び第2図に示したように、バリ高さ測定具1
は、先端がナイフエッジ状に形成された測定子7と、こ
の測定子7と一体に形成された操作部8と、この操作部
8をダイヤルゲージ2のスピンドル3先端部に取り付け
る連結ネジ9とから構成されている。
は、先端がナイフエッジ状に形成された測定子7と、こ
の測定子7と一体に形成された操作部8と、この操作部
8をダイヤルゲージ2のスピンドル3先端部に取り付け
る連結ネジ9とから構成されている。
測定子7のナイフエッジ端7a(先端に相当)は硬質な
材料で形成されており、例えばその硬度はHR60である。
また、測定対象である端子加締部24のバリ25は、実際に
はその寸法が0〜0.6mmと極めて小さいので、このバリ2
5と当接するナイフエッジ端7aをバリ寸法に合った形状
にする必要がある。特に、ナイフエッジ端7aを第4図の
ように、バリ25の頂辺25bの延在方向と略直交する向き
にナイフエッジ端7aの幅方向が延在するように90゜回動
した時に、端子加締部24の底部24a(物体面に相当)と
ナイフエッジ端7aが接触しないようにその幅を決めなけ
ればならず、例えばその幅は1.3mmとなっている。
材料で形成されており、例えばその硬度はHR60である。
また、測定対象である端子加締部24のバリ25は、実際に
はその寸法が0〜0.6mmと極めて小さいので、このバリ2
5と当接するナイフエッジ端7aをバリ寸法に合った形状
にする必要がある。特に、ナイフエッジ端7aを第4図の
ように、バリ25の頂辺25bの延在方向と略直交する向き
にナイフエッジ端7aの幅方向が延在するように90゜回動
した時に、端子加締部24の底部24a(物体面に相当)と
ナイフエッジ端7aが接触しないようにその幅を決めなけ
ればならず、例えばその幅は1.3mmとなっている。
しかし、この幅は、先に述べたバリの寸法の最大値で
ある0.6mmに比べれば、第4図からも明らかなように、
十分に大きい寸法である。
ある0.6mmに比べれば、第4図からも明らかなように、
十分に大きい寸法である。
また測定子7は、操作部8の一端8aに形成された略円
錐台状の連続部10を介して、略円筒状の操作部8と一体
に形成されており、操作部8の外周面には、握り易いよ
うにローレット目11が刻れている。しかして、このロー
レット目11部分を握って操作部8を回動させれば測定子
7も回動することになる。また、操作部8のダイヤルゲ
ージ側端面8bには、後述する連結ネジ9の一端部が遊挿
する受穴12が長手方向に穿設されており、さらに操作部
8のダイヤルゲージ側外周面には、上記受穴12と連通し
止めネジ13が挿入されるネジ孔14が径方向に穿設されて
いる。
錐台状の連続部10を介して、略円筒状の操作部8と一体
に形成されており、操作部8の外周面には、握り易いよ
うにローレット目11が刻れている。しかして、このロー
レット目11部分を握って操作部8を回動させれば測定子
7も回動することになる。また、操作部8のダイヤルゲ
ージ側端面8bには、後述する連結ネジ9の一端部が遊挿
する受穴12が長手方向に穿設されており、さらに操作部
8のダイヤルゲージ側外周面には、上記受穴12と連通し
止めネジ13が挿入されるネジ孔14が径方向に穿設されて
いる。
連結ネジ9は、長手方向中央部に外周面にローレット
目が刻まれた抓み部15を有し、この抓み部15の一端に連
結棒16が形成されると共に、他端にダイヤルゲージのス
ピンドル3先端部に螺合するボルト部17が形成されてい
る。また上記連結棒16の上記ネジ孔14に対応した位置の
外周面には、ボールベアリング19が係合する断面半円状
の周溝18が形成されている。
目が刻まれた抓み部15を有し、この抓み部15の一端に連
結棒16が形成されると共に、他端にダイヤルゲージのス
ピンドル3先端部に螺合するボルト部17が形成されてい
る。また上記連結棒16の上記ネジ孔14に対応した位置の
外周面には、ボールベアリング19が係合する断面半円状
の周溝18が形成されている。
しかして、連結ネジ9の連結棒16を操作部8の受穴12
に遊挿すると共に止めネジ13を操作部8のネジ孔14に挿
入し、操作部8内において止めネジ13の先端部によりボ
ールベアリング19を連結棒16の周溝18に係合させれば操
作部8と連結ネジ9は連結し、またボールベアリング19
により操作部8は連結ネジ9に対して回転可能となる。
また、操作部8と連結ネジ9を連結した状態で、連結ネ
ジ9の抓み部15を回してボルト部17をダイヤルゲージの
スピンドル3先端部に螺入すれば、上述したバリ高さ測
定具1がスピンドル3先端部に取り付けられる。
に遊挿すると共に止めネジ13を操作部8のネジ孔14に挿
入し、操作部8内において止めネジ13の先端部によりボ
ールベアリング19を連結棒16の周溝18に係合させれば操
作部8と連結ネジ9は連結し、またボールベアリング19
により操作部8は連結ネジ9に対して回転可能となる。
また、操作部8と連結ネジ9を連結した状態で、連結ネ
ジ9の抓み部15を回してボルト部17をダイヤルゲージの
スピンドル3先端部に螺入すれば、上述したバリ高さ測
定具1がスピンドル3先端部に取り付けられる。
尚、本実施例では、上記止めねじ13、ねじ孔14、及
び、ボールベアリング19により、請求項中の延在方向調
整機構が構成されている。
び、ボールベアリング19により、請求項中の延在方向調
整機構が構成されている。
次に、上述のように構成されたバリ高さ測定具の使用
方法を説明する。
方法を説明する。
まず、バリ高さ測定具1を予めダイヤルゲージ2に取
り付けておく。また、ダイヤルゲージ2を保持する保持
器を加締装置の側に配置する。
り付けておく。また、ダイヤルゲージ2を保持する保持
器を加締装置の側に配置する。
第3図に示したように、保持器の基台4上に、バリ25
が形成された底部24aを上にして端子加締部24を載せ
る。この時、端子加締部24を電線から切り離す必要はな
い。保持器のアーム6を上下に動かすと共に端子加締部
24を左右に動かして、スピンドル3先端部に取り付けら
れたバリ高さ測定具1のナイフエッジ端7aが、バリ25の
基部の底辺25a(バリの根元の物体面箇所に相当)に沿
って当接するようにセットし、この時のダイヤルゲージ
2の指針点をダイヤルゲージの目盛の0点に設定する。
が形成された底部24aを上にして端子加締部24を載せ
る。この時、端子加締部24を電線から切り離す必要はな
い。保持器のアーム6を上下に動かすと共に端子加締部
24を左右に動かして、スピンドル3先端部に取り付けら
れたバリ高さ測定具1のナイフエッジ端7aが、バリ25の
基部の底辺25a(バリの根元の物体面箇所に相当)に沿
って当接するようにセットし、この時のダイヤルゲージ
2の指針点をダイヤルゲージの目盛の0点に設定する。
次に、操作部8を握りバリ高さ測定具1を静かに持ち
上げながら、バリ25の頂辺25bの延在方向と略直交する
向きにナイフエッジ端7aの幅方向が延在するように、操
作部8を90゜回動し、ナイフエッジ端7aをバリ25の頂辺
25bに当接させる。しかして、この時の振れた針の指針
点を読み取れば、その数値がバリ25の高さhとなる。そ
して、端子加締部を測定し終えたらその電線を作業ライ
ンに戻し、次の電線の端子加締部を加締装置より取り出
し同様の作業を行う。
上げながら、バリ25の頂辺25bの延在方向と略直交する
向きにナイフエッジ端7aの幅方向が延在するように、操
作部8を90゜回動し、ナイフエッジ端7aをバリ25の頂辺
25bに当接させる。しかして、この時の振れた針の指針
点を読み取れば、その数値がバリ25の高さhとなる。そ
して、端子加締部を測定し終えたらその電線を作業ライ
ンに戻し、次の電線の端子加締部を加締装置より取り出
し同様の作業を行う。
なお、本発明は、端子加締部に発生するバリの高さを
測定するための測定具として説明したが、端子加締部以
外に発生するバリの高さも測定可能なことはいうまでも
ない。また、変位測定装置としてダイヤルゲージを例示
したが、変位測定装置はダイヤルゲージに限定されるも
のではない。
測定するための測定具として説明したが、端子加締部以
外に発生するバリの高さも測定可能なことはいうまでも
ない。また、変位測定装置としてダイヤルゲージを例示
したが、変位測定装置はダイヤルゲージに限定されるも
のではない。
以上の説明から明らかなように、本発明は、物体面か
ら突設され該物体面に沿って延在するバリの高さを測定
する方法であって、上記バリの頂部における該バリの延
在方向と交わり前記物体面に沿う幅方向の寸法に比して
十分長い幅のナイフエッジ状に先端が形成された測定子
を、変位測定装置の可動部に取付け、上記測定子の先端
を上記物体面で上記バリの根元の物体箇所に当接させた
状態と、上記測定子の先端の幅方向を上記バリの延在方
向にほぼ直交する方向とした状態で、上記バリの頂部に
上記測定子の先端を当接させた状態と、の二つの状態に
おける上記測定子の高度差から、上記バリの高さを求め
るようにした。
ら突設され該物体面に沿って延在するバリの高さを測定
する方法であって、上記バリの頂部における該バリの延
在方向と交わり前記物体面に沿う幅方向の寸法に比して
十分長い幅のナイフエッジ状に先端が形成された測定子
を、変位測定装置の可動部に取付け、上記測定子の先端
を上記物体面で上記バリの根元の物体箇所に当接させた
状態と、上記測定子の先端の幅方向を上記バリの延在方
向にほぼ直交する方向とした状態で、上記バリの頂部に
上記測定子の先端を当接させた状態と、の二つの状態に
おける上記測定子の高度差から、上記バリの高さを求め
るようにした。
また、本発明は、物体面から突設され該物体面に沿っ
て延在するバリの高さを測定するのに用いる測定具であ
って、上記バリの頂部における該バリの延在方向と交わ
り前記物体面に沿う幅方向の寸法に比して十分長い幅の
ナイフエッジ状に先端が形成された測定子と、上記測定
子に連設され、変位測定装置により保持される操作部
と、上記変位測定装置に対する上記測定子の先端の延在
方向を変化させるための延在方向調整機構とを備える構
成とした。
て延在するバリの高さを測定するのに用いる測定具であ
って、上記バリの頂部における該バリの延在方向と交わ
り前記物体面に沿う幅方向の寸法に比して十分長い幅の
ナイフエッジ状に先端が形成された測定子と、上記測定
子に連設され、変位測定装置により保持される操作部
と、上記変位測定装置に対する上記測定子の先端の延在
方向を変化させるための延在方向調整機構とを備える構
成とした。
このため、ひとつの測定子により端子加締部のバリの
高さを、所望の精度で極めて容易にかつ短時間で測定す
ることができる。
高さを、所望の精度で極めて容易にかつ短時間で測定す
ることができる。
また、測定具の構成が簡易となり、また市販の変位測
定装置を利用するので、測定装置全体が極めて低廉とな
る。さらに、測定子をバリに直接当てて測定するので、
端子加締部を電線から切り離す等して一度加締めた端子
加締部をわざわざ壊す必要がなく、測定作業の効率を向
上させることができる。
定装置を利用するので、測定装置全体が極めて低廉とな
る。さらに、測定子をバリに直接当てて測定するので、
端子加締部を電線から切り離す等して一度加締めた端子
加締部をわざわざ壊す必要がなく、測定作業の効率を向
上させることができる。
その上、延在方向調整機構により、ナイフエッジ状を
呈する測定子の先端の幅方向を変位測定装置に対して変
化させることができることから、バリの根元の物体面箇
所に測定子の先端を当接させる際には、その物体面箇所
に先端が当接し易いように、バリの延在方向に沿って先
端の幅方向を延在させていた測定子を、変位測定装置か
ら外さずに、バリの頂部に先端が当接し易いように、測
定子の先端の幅方向を、バリの頂部における幅方向に対
して交わる方向に延在させることができる。
呈する測定子の先端の幅方向を変位測定装置に対して変
化させることができることから、バリの根元の物体面箇
所に測定子の先端を当接させる際には、その物体面箇所
に先端が当接し易いように、バリの延在方向に沿って先
端の幅方向を延在させていた測定子を、変位測定装置か
ら外さずに、バリの頂部に先端が当接し易いように、測
定子の先端の幅方向を、バリの頂部における幅方向に対
して交わる方向に延在させることができる。
しかも、測定子の先端の幅が、バリの頂部における幅
方向の寸法に比して十分長い幅に形成されていることか
ら、バリの頂部における幅方向に対して交わる方向に先
端を延在させた測定子をバリの頂部に近づける際、バリ
の頂部に対する測定子の位置が、バリの頂部における幅
方向と直交する方向にずれても、測定子の先端をバリの
頂部に確実に当接させることができ、測定を簡単に行う
ことができる。
方向の寸法に比して十分長い幅に形成されていることか
ら、バリの頂部における幅方向に対して交わる方向に先
端を延在させた測定子をバリの頂部に近づける際、バリ
の頂部に対する測定子の位置が、バリの頂部における幅
方向と直交する方向にずれても、測定子の先端をバリの
頂部に確実に当接させることができ、測定を簡単に行う
ことができる。
第1図は本発明に係るバリ高さ測定具の一実施例を示す
正面図、 第2図は上記実施例の側面図、 第3図及び第4図は上実施例の使用状態を説明するため
の測定装置全体図、 第5図は加締装置での加締作業を説明するための概略
図、 第6図は加締め終えた端子加締部を示す正面拡大図、 第7図は電線と端子を加締めた状態を示す斜視図であ
る。 1……バリ高さ測定具、2……変位測定装置(ダイヤル
ゲージ)、3……可動部(スピンドル)、7……測定
子、7a……ナイフエッジ端(先端)、8……操作部、9
……連結ネジ、13……止めねじ(延在方向調整機構)、
14……ねじ孔(延在方向調整機構)、19……ボールベア
リング(延在方向調整機構)、24……端子加締部、24a
……端子加締部底部(物体面)、25……バリ、25a……
バリ底辺(バリの根元の物体面箇所)。
正面図、 第2図は上記実施例の側面図、 第3図及び第4図は上実施例の使用状態を説明するため
の測定装置全体図、 第5図は加締装置での加締作業を説明するための概略
図、 第6図は加締め終えた端子加締部を示す正面拡大図、 第7図は電線と端子を加締めた状態を示す斜視図であ
る。 1……バリ高さ測定具、2……変位測定装置(ダイヤル
ゲージ)、3……可動部(スピンドル)、7……測定
子、7a……ナイフエッジ端(先端)、8……操作部、9
……連結ネジ、13……止めねじ(延在方向調整機構)、
14……ねじ孔(延在方向調整機構)、19……ボールベア
リング(延在方向調整機構)、24……端子加締部、24a
……端子加締部底部(物体面)、25……バリ、25a……
バリ底辺(バリの根元の物体面箇所)。
Claims (2)
- 【請求項1】物体面から突設され該物体面に沿って延在
するバリの高さを測定する方法であって、 上記バリの頂部における該バリの延在方向と交わり前記
物体面に沿う幅方向の寸法に比して十分長い幅のナイフ
エッジ状に先端が形成された測定子を、変位測定装置の
可動部に取付け、 上記測定子の先端を上記物体面で上記バリの根元の物体
面箇所に当接させた状態と、上記測定子の先端の幅方向
を上記バリの延在方向にほぼ直交する方向とし、且つ、
上記バリの頂部に上記測定子の先端を当接させた状態
と、の二つの状態における上記測定子の高度差から、上
記バリの高さを求めるようにした、 ことを特徴とするバリ高さ測定法。 - 【請求項2】物体面から突設され該物体面に沿って延在
するバリの高さを測定するのに用いる測定具であって、 上記バリの頂部における該バリの延在方向と交わり前記
物体面に沿う幅方向の寸法に比して十分長い幅のナイフ
エッジ状に先端が形成された測定子と、 上記測定子に連設され、変位測定装置により保持される
操作部と、 上記変位測定装置に対する上記測定子の先端の延在方向
を変化させるための延在方向調整機構と、 を備えることを特徴とするバリ高さ測定具。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63200034A JP2645095B2 (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | バリ高さ測定法及び測定具 |
PH39008A PH25837A (en) | 1988-08-12 | 1989-07-27 | Method of measuring the height of burrs, burr measuring head |
US07/387,747 US4942672A (en) | 1988-08-12 | 1989-08-01 | Method of measuring the height of burrs and a burr measuring head |
ES8902829A ES2015196A6 (es) | 1988-08-12 | 1989-08-09 | Metodo para medir la altura de rebabas y una cabeza medidora de la al-tura de rebabas para poner en practica el mismo. |
MX017193A MX172390B (es) | 1988-08-12 | 1989-08-14 | Metodo para medir la altura de rebabas y un cabezal para medir la altura de rebabas |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63200034A JP2645095B2 (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | バリ高さ測定法及び測定具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0251001A JPH0251001A (ja) | 1990-02-21 |
JP2645095B2 true JP2645095B2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=16417721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63200034A Expired - Lifetime JP2645095B2 (ja) | 1988-08-12 | 1988-08-12 | バリ高さ測定法及び測定具 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JP2645095B2 (ja) |
ES (1) | ES2015196A6 (ja) |
MX (1) | MX172390B (ja) |
PH (1) | PH25837A (ja) |
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DE10103177A1 (de) * | 2001-01-22 | 2002-08-01 | Balluff Gmbh | Gratprüfungs-Sensorvorrichtung |
US6879404B2 (en) * | 2001-01-22 | 2005-04-12 | Balluff Gmbh | Device and method for checking bores in or edges on an object of measurement |
DE102004006680B3 (de) * | 2004-02-09 | 2006-01-12 | Balluff Gmbh | Sensorvorrichtung zur Prüfung von Oberflächen |
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CN104567613A (zh) * | 2014-12-30 | 2015-04-29 | 衢州学院 | 用于岩石表面风化剥落深度量测的量测装置及其测量方法 |
CN105157522A (zh) * | 2015-07-22 | 2015-12-16 | 贵州航太精密制造有限公司 | 一种用于测量沉头螺钉锥面高度的测量装置 |
BE1023160B1 (nl) * | 2015-12-02 | 2016-12-05 | Exmore Benelux Bvba | Krimp meetapparaat |
US10613020B2 (en) * | 2017-08-10 | 2020-04-07 | The Boeing Company | Burr detection systems and methods |
CN113188416B (zh) * | 2021-05-21 | 2023-03-10 | 常熟建华模具科技股份有限公司 | 玻璃模具上的字符深度尺寸检测装置 |
CN119043126B (zh) * | 2024-10-31 | 2025-01-28 | 浙江恒久传动科技股份有限公司 | 一种板式链条加工用板材厚度检测装置 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2114936A (en) * | 1938-04-19 | Thread gauge adapter for | ||
US1921899A (en) * | 1932-01-15 | 1933-08-08 | Carl H Webbeking | Micrometer caliper attachment |
US3111766A (en) * | 1961-04-10 | 1963-11-26 | Lufkin Rule Co | Thread diameter measuring device |
US3195237A (en) * | 1962-10-10 | 1965-07-20 | Standard Gage Co Inc | Dial depth gage |
JPS5348550A (en) * | 1976-10-13 | 1978-05-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Detecting apparatus of flash height |
JPS55143504U (ja) * | 1979-04-02 | 1980-10-15 | ||
US4524524A (en) * | 1983-10-05 | 1985-06-25 | Gagemaker, Inc. | Gage for measuring diameters |
-
1988
- 1988-08-12 JP JP63200034A patent/JP2645095B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-07-27 PH PH39008A patent/PH25837A/en unknown
- 1989-08-01 US US07/387,747 patent/US4942672A/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-08-09 ES ES8902829A patent/ES2015196A6/es not_active Expired - Lifetime
- 1989-08-14 MX MX017193A patent/MX172390B/es unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
MX172390B (es) | 1993-12-15 |
ES2015196A6 (es) | 1990-08-01 |
PH25837A (en) | 1991-11-05 |
JPH0251001A (ja) | 1990-02-21 |
US4942672A (en) | 1990-07-24 |
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