JP2644881B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
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- JP2644881B2 JP2644881B2 JP1061002A JP6100289A JP2644881B2 JP 2644881 B2 JP2644881 B2 JP 2644881B2 JP 1061002 A JP1061002 A JP 1061002A JP 6100289 A JP6100289 A JP 6100289A JP 2644881 B2 JP2644881 B2 JP 2644881B2
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- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B33/00—Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
- G11B33/14—Reducing influence of physical parameters, e.g. temperature change, moisture, dust
- G11B33/1446—Reducing contamination, e.g. by dust, debris
- G11B33/1453—Reducing contamination, e.g. by dust, debris by moisture
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B25/00—Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus
- G11B25/04—Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus using flat record carriers, e.g. disc, card
- G11B25/043—Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus using flat record carriers, e.g. disc, card using rotating discs
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B33/00—Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
- G11B33/14—Reducing influence of physical parameters, e.g. temperature change, moisture, dust
- G11B33/1486—Control/regulation of the pressure, e.g. the pressure inside the housing of a drive
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録媒体とくに連続膜である薄膜磁気デイス
ク記録媒体を実装した磁気デイスク装置に関する。
ク記録媒体を実装した磁気デイスク装置に関する。
従来の磁気デイスク装置は、特開昭56−13570号公報
に記載のように装置内に流入した水分を除去するのに吸
湿剤を使用して装置内の低湿状態を図つていた。また各
種ガスを除去するのに活性炭を使用することが一般に知
られている。
に記載のように装置内に流入した水分を除去するのに吸
湿剤を使用して装置内の低湿状態を図つていた。また各
種ガスを除去するのに活性炭を使用することが一般に知
られている。
上記従来技術は装置寿命を考慮した環境制御あるいは
装置大きさを考慮した吸着剤の配置法について配慮がさ
れておらず、特に薄膜磁気デイスク記録媒体では一般に
非酸化物系磁性体を使用しているので大気中の水分と反
応したりあるいは腐食性ガスにより腐食が進行するた
め、この記録媒体の高信頼化を実現するには装置内に流
入した水分やガスを十分に除去する必要があるのに対し
て信頼性にかける問題があり、また近年に磁気デイスク
装置の小型化が進んで装置内に実装できる吸着剤のスペ
ースが限られているのに対して、装置寿命を満足する耐
食性環境を装置内に実現するのが困難となる問題があつ
た。
装置大きさを考慮した吸着剤の配置法について配慮がさ
れておらず、特に薄膜磁気デイスク記録媒体では一般に
非酸化物系磁性体を使用しているので大気中の水分と反
応したりあるいは腐食性ガスにより腐食が進行するた
め、この記録媒体の高信頼化を実現するには装置内に流
入した水分やガスを十分に除去する必要があるのに対し
て信頼性にかける問題があり、また近年に磁気デイスク
装置の小型化が進んで装置内に実装できる吸着剤のスペ
ースが限られているのに対して、装置寿命を満足する耐
食性環境を装置内に実現するのが困難となる問題があつ
た。
本発明の目的は、ガス吸着剤や吸湿剤の特性を考慮し
て装置内に有効に配置することにより実装可能な量で吸
湿剤の寿命を長期化した磁気ディスク装置を提供するこ
とにある。
て装置内に有効に配置することにより実装可能な量で吸
湿剤の寿命を長期化した磁気ディスク装置を提供するこ
とにある。
上記目的を達成するために、本発明は腐食性環境と吸
着剤特性を類別して小型磁気デイスク装置内でも最も有
効に作用する剤種の選定と配置を考慮し、記録媒体など
の腐食要因として大気中に存在するもののうち水分など
の極性分子に対してはシリカゲルなどの吸湿剤を用い、
また腐食性ガスのSO2やH2Sなどの非極性分子に対しては
KMnO4とH3PO4とKOHの混合物などのガス吸着剤を用い
る。
着剤特性を類別して小型磁気デイスク装置内でも最も有
効に作用する剤種の選定と配置を考慮し、記録媒体など
の腐食要因として大気中に存在するもののうち水分など
の極性分子に対してはシリカゲルなどの吸湿剤を用い、
また腐食性ガスのSO2やH2Sなどの非極性分子に対しては
KMnO4とH3PO4とKOHの混合物などのガス吸着剤を用い
る。
さらに吸湿剤は脱湿機能もある可逆性吸湿剤、たとえ
ば可逆性シリカゲルと、吸湿機能を有する一方向性吸湿
剤、たとえば一方向性シリカゲルを併用するものであ
る。
ば可逆性シリカゲルと、吸湿機能を有する一方向性吸湿
剤、たとえば一方向性シリカゲルを併用するものであ
る。
具体的には、記憶媒体を内蔵した密閉筐体に、外気と
通じる呼吸孔を設け、前記密閉筐体内に、前記呼吸孔か
ら流入した湿気を吸湿する吸湿手段を設けた磁気ディス
ク装置において、前記吸湿手段は、防塵フィルタにより
覆われ密閉筐体内に開口部を有する第1及び第2の部屋
を有し、第1の部屋は開口部側に絞りを有する通路によ
って前記密閉筐体内に連通し、第2の部屋は前記第1の
部屋より大きい開口部によって前記密閉筐体内に連通
し、前記第1の部屋には一方向性の吸湿剤を、前記第2
の部屋には前記一方向性の吸湿剤に対し吸水率が低相対
湿度側で低く高湿度側で高い、可逆性の吸湿剤を備える
ことにより、上記目的は達成される。
通じる呼吸孔を設け、前記密閉筐体内に、前記呼吸孔か
ら流入した湿気を吸湿する吸湿手段を設けた磁気ディス
ク装置において、前記吸湿手段は、防塵フィルタにより
覆われ密閉筐体内に開口部を有する第1及び第2の部屋
を有し、第1の部屋は開口部側に絞りを有する通路によ
って前記密閉筐体内に連通し、第2の部屋は前記第1の
部屋より大きい開口部によって前記密閉筐体内に連通
し、前記第1の部屋には一方向性の吸湿剤を、前記第2
の部屋には前記一方向性の吸湿剤に対し吸水率が低相対
湿度側で低く高湿度側で高い、可逆性の吸湿剤を備える
ことにより、上記目的は達成される。
上記磁気デイスク装置は装置内の記録媒体などの腐食
要因として大気中に存在するH2O,SO2,NO2,H2S,O2,Cl2,C
H3CHOなどがあるが、そのうちの極性の大きいH2Oなどは
吸湿剤のシリカゲルなどで吸着除去し、一方の非極性の
SO2,NO2,H2Sなどの腐食性ガスに対してはKMnO4+H3PO4
+KOHなどからなるガス吸着剤で吸着除去する。
要因として大気中に存在するH2O,SO2,NO2,H2S,O2,Cl2,C
H3CHOなどがあるが、そのうちの極性の大きいH2Oなどは
吸湿剤のシリカゲルなどで吸着除去し、一方の非極性の
SO2,NO2,H2Sなどの腐食性ガスに対してはKMnO4+H3PO4
+KOHなどからなるガス吸着剤で吸着除去する。
さらに吸湿剤は、一方向性の吸湿剤と可逆性の吸湿剤
とが相対湿度に対する吸水率が異なるため、低湿度側で
は吸水率が可逆性吸湿剤より高い一方向性吸湿剤が主に
吸湿し、高湿度側では吸水率が一方向性吸湿剤より高い
可逆性吸湿剤が主に吸湿する。
とが相対湿度に対する吸水率が異なるため、低湿度側で
は吸水率が可逆性吸湿剤より高い一方向性吸湿剤が主に
吸湿し、高湿度側では吸水率が一方向性吸湿剤より高い
可逆性吸湿剤が主に吸湿する。
したがって装置内外の差圧が生じたときにのみ開く弁
構造等の呼吸孔から湿気は少しづつ装置内に流入して
も、装置内は低湿度状態であるため、低湿度側で吸水率
の高い一方向性の吸湿剤たとえば一方向性シリカゲルな
どで吸湿する。一方、装置内の温度変化に伴う湿度変化
は呼吸孔から流入する湿気の流入速度に比べ急で高湿度
となるため、この湿気を、広い開口部を有する収納部に
高湿下で吸湿し、低湿下で放出し一方向性の吸湿剤に対
し高湿度側で吸水率が高い可逆性の吸湿剤たとえば可逆
性シリカゲルなどを備えて吸脱湿することにより湿度上
昇を速やかに抑えることができる。
構造等の呼吸孔から湿気は少しづつ装置内に流入して
も、装置内は低湿度状態であるため、低湿度側で吸水率
の高い一方向性の吸湿剤たとえば一方向性シリカゲルな
どで吸湿する。一方、装置内の温度変化に伴う湿度変化
は呼吸孔から流入する湿気の流入速度に比べ急で高湿度
となるため、この湿気を、広い開口部を有する収納部に
高湿下で吸湿し、低湿下で放出し一方向性の吸湿剤に対
し高湿度側で吸水率が高い可逆性の吸湿剤たとえば可逆
性シリカゲルなどを備えて吸脱湿することにより湿度上
昇を速やかに抑えることができる。
このように2種類の吸湿剤を併用して用いることによ
り吸湿剤の量を少なくかつ装置内の湿度を長期間にわた
って一定に保持できる。
り吸湿剤の量を少なくかつ装置内の湿度を長期間にわた
って一定に保持できる。
以下に本発明の実施例を第1図ないし第6図により説
明する。
明する。
第1図は本発明による磁気デイスク装置の第1の実施
例を示す断面図である。第1図において、磁気デイスク
装置の筐体1の中には記録媒体2とそれに情報を記録再
生するヘツド(図示せず)が実装され、筐体1はそれに
設けた装置内外の呼吸孔(通気孔)3を除いて外部と完
全に密封されている。この呼吸孔3は例えばゴム状の弁
となつていて、装置内外の差圧がある時のみ開いて差圧
がない時には閉じている構造となつている。この呼吸孔
2に接続して吸着剤ケース4が設けられ、呼吸孔(通気
孔)3から順に非極性のガスを吸着するための過マンガ
ン酸カリKMnO4を主成分とするガス吸着剤5と、極性の
ある水蒸気を吸着するための吸湿剤(シリカゲル)6と
が配置される。このガス吸着剤5および吸湿剤(シリカ
ゲル)6の前後には防塵用のフイルタ7が設けられてい
て、装置内はクリーンな状態が保持される構造となつて
いる。
例を示す断面図である。第1図において、磁気デイスク
装置の筐体1の中には記録媒体2とそれに情報を記録再
生するヘツド(図示せず)が実装され、筐体1はそれに
設けた装置内外の呼吸孔(通気孔)3を除いて外部と完
全に密封されている。この呼吸孔3は例えばゴム状の弁
となつていて、装置内外の差圧がある時のみ開いて差圧
がない時には閉じている構造となつている。この呼吸孔
2に接続して吸着剤ケース4が設けられ、呼吸孔(通気
孔)3から順に非極性のガスを吸着するための過マンガ
ン酸カリKMnO4を主成分とするガス吸着剤5と、極性の
ある水蒸気を吸着するための吸湿剤(シリカゲル)6と
が配置される。このガス吸着剤5および吸湿剤(シリカ
ゲル)6の前後には防塵用のフイルタ7が設けられてい
て、装置内はクリーンな状態が保持される構造となつて
いる。
この構成で、磁気デイスク装置は動作開始あるいは停
止時に温度変化や風圧変化により、装置外の空気が呼吸
孔(通気孔)3を通過して装置内に流入する。このさい
外部に有害なガスなどが存在すれば同時に流れ込むこと
になるが、これらのガスに対しては呼吸孔3より次のKM
nO4とH3PO4とKOHの混合物から成るガス吸着剤5が吸着
反応して除去できる。ここで硫化水素H2Sと、アセトア
ルデヒドCH3CHOと、アンモニアNH3と、二酸化硫黄SO
2と、二酸化窒素NO2に対して、 3H2S+8KMnO4→3K2SO4 +8MnO2+2KOH+2H2O …(1) 3CH3CHO+2KMnO4+KOH→3CH3COOK +2MnO2+2H2O …(2) 3NH3H3PO4→(NH4)3PO4 …(3) 3SO2+2KMnO4+2H2O→K2SO4 +2H2SO4+2MnO2 …(4) 3NO2+2KMnO4+H2O→KNO3 +2HNO3+MnO2 …(5) のような吸着反応が生じる。このうち(4),(5)式
の反応では高湿環境下の方がよく、さらに(1),
(2)式の反応では生成分の水分を除去するのがよいこ
とがわかる。すなわち吸着反応後に更に次の吸湿剤(シ
リカゲル)6で水分を吸着除去することが重要であるこ
とを意味している。これを実験的に確認した結果につい
て第2図および第3図により説明する。
止時に温度変化や風圧変化により、装置外の空気が呼吸
孔(通気孔)3を通過して装置内に流入する。このさい
外部に有害なガスなどが存在すれば同時に流れ込むこと
になるが、これらのガスに対しては呼吸孔3より次のKM
nO4とH3PO4とKOHの混合物から成るガス吸着剤5が吸着
反応して除去できる。ここで硫化水素H2Sと、アセトア
ルデヒドCH3CHOと、アンモニアNH3と、二酸化硫黄SO
2と、二酸化窒素NO2に対して、 3H2S+8KMnO4→3K2SO4 +8MnO2+2KOH+2H2O …(1) 3CH3CHO+2KMnO4+KOH→3CH3COOK +2MnO2+2H2O …(2) 3NH3H3PO4→(NH4)3PO4 …(3) 3SO2+2KMnO4+2H2O→K2SO4 +2H2SO4+2MnO2 …(4) 3NO2+2KMnO4+H2O→KNO3 +2HNO3+MnO2 …(5) のような吸着反応が生じる。このうち(4),(5)式
の反応では高湿環境下の方がよく、さらに(1),
(2)式の反応では生成分の水分を除去するのがよいこ
とがわかる。すなわち吸着反応後に更に次の吸湿剤(シ
リカゲル)6で水分を吸着除去することが重要であるこ
とを意味している。これを実験的に確認した結果につい
て第2図および第3図により説明する。
第2図は第1図の効果を示す装置内のSO2ガス濃度試
験結果の特性図である。第2図において、横軸は時間
で、縦軸は装置内のSO2濃度(ppm)を示し、実線は第1
図の実施例の特性で、破線は第1図のガス吸着剤5と吸
湿剤6の位置を入れ換えた場合の特性である。ここで装
置外環境を温度25℃で湿度75%RHで二酸化硫黄SO2濃度1
0ppmにしておき、そこに第1図に示した磁気デイスク装
置と、第1図の吸着ケース4内のガス吸着剤6と吸湿済
7の位置を交換した磁気デイスク装置とを入れて、時間
経過に伴なう装置内の二酸化硫黄SO2濃度を測定した。
このさい装置内の容積480cm3にガス吸着剤5を1.5gと吸
湿剤6を6.0g入れ、呼吸孔3は強制的に弁を開けて開孔
断面積0.9mm2として放置した。その結果の例えば24時間
経過時点で第1の本実施例ではSO2濃度が約0.75ppmであ
つて飽和状態に近づいているのに対し、ガス吸着剤5と
吸湿剤6の位置を交換した装置ではSO2濃度が1.8ppm程
度に2倍以上高くなつている。これは(4)式において
SO2ガスの吸着には水分が必要であることから、第1図
のように吸湿剤6による吸湿以前にガス吸着剤5により
SO2ガス吸着した方が効率的であることを実証してい
る。
験結果の特性図である。第2図において、横軸は時間
で、縦軸は装置内のSO2濃度(ppm)を示し、実線は第1
図の実施例の特性で、破線は第1図のガス吸着剤5と吸
湿剤6の位置を入れ換えた場合の特性である。ここで装
置外環境を温度25℃で湿度75%RHで二酸化硫黄SO2濃度1
0ppmにしておき、そこに第1図に示した磁気デイスク装
置と、第1図の吸着ケース4内のガス吸着剤6と吸湿済
7の位置を交換した磁気デイスク装置とを入れて、時間
経過に伴なう装置内の二酸化硫黄SO2濃度を測定した。
このさい装置内の容積480cm3にガス吸着剤5を1.5gと吸
湿剤6を6.0g入れ、呼吸孔3は強制的に弁を開けて開孔
断面積0.9mm2として放置した。その結果の例えば24時間
経過時点で第1の本実施例ではSO2濃度が約0.75ppmであ
つて飽和状態に近づいているのに対し、ガス吸着剤5と
吸湿剤6の位置を交換した装置ではSO2濃度が1.8ppm程
度に2倍以上高くなつている。これは(4)式において
SO2ガスの吸着には水分が必要であることから、第1図
のように吸湿剤6による吸湿以前にガス吸着剤5により
SO2ガス吸着した方が効率的であることを実証してい
る。
第3図は同じく第1図の効果を示す装置内の相対湿度
試験結果の特性図である。第3図において、横軸は時間
で、縦軸は装置内の相対湿度(%)を示し、実線は第1
図の第1の実施例の特性で、破線は第1図のガス吸着剤
5と吸湿剤6の位置を入り換えた場合の特性である。こ
こで同様に装置外環境を温度25℃で湿度75%RHで硫化水
素H2S濃度10ppmにしておき、そこで第2図と同様の実験
を行つて時間経過に伴なう装置内の相対湿度を測定し
た。その結果で装置外の硫化水素H2S濃度10ppmは第1の
本実施例の方がガス吸着剤5と吸湿剤6の位置を交換し
た装置よりも効果的に装置内の相対湿度(%)の低い低
温環境を実現できることを示している。これは(1)式
において第1図のように吸湿剤6による吸湿前にガス吸
着剤5によるH2S吸着時に水分を放出する理由による。
試験結果の特性図である。第3図において、横軸は時間
で、縦軸は装置内の相対湿度(%)を示し、実線は第1
図の第1の実施例の特性で、破線は第1図のガス吸着剤
5と吸湿剤6の位置を入り換えた場合の特性である。こ
こで同様に装置外環境を温度25℃で湿度75%RHで硫化水
素H2S濃度10ppmにしておき、そこで第2図と同様の実験
を行つて時間経過に伴なう装置内の相対湿度を測定し
た。その結果で装置外の硫化水素H2S濃度10ppmは第1の
本実施例の方がガス吸着剤5と吸湿剤6の位置を交換し
た装置よりも効果的に装置内の相対湿度(%)の低い低
温環境を実現できることを示している。これは(1)式
において第1図のように吸湿剤6による吸湿前にガス吸
着剤5によるH2S吸着時に水分を放出する理由による。
本実施例によれば、装置外部から呼吸孔(通気孔)を
通して流入する有害ガスと水分を効率よく除去できる効
果があり、さらに磁気デイスク停止時には拡散による呼
吸流入がない弁構造の呼吸孔となつているので吸着剤の
長寿命化が図れる効果もある。
通して流入する有害ガスと水分を効率よく除去できる効
果があり、さらに磁気デイスク停止時には拡散による呼
吸流入がない弁構造の呼吸孔となつているので吸着剤の
長寿命化が図れる効果もある。
第4図は本発明による磁気デイスク装置の第2の実施
例を示す断面図である。第4図において、磁気デイスク
装置の筐体1の中には金属薄膜記録媒体2とそれに情報
を記録再生する手段(図示せず)が実装され、筐体1は
それに設けたらせん型呼吸孔(通気孔)8を除いて外部
と完全に密封されている。この呼吸孔8はらせん状の細
い管から成つている。また装置の筐体1内には2つの部
屋から成る吸着剤ケース12が設けられ、そのうちの1つ
の部屋にはKMnO4とH3PO4とKOHの混合物から成るものあ
るいは活性炭などのガス吸着剤9と、吸脱湿形の可逆性
シリカゲル(可逆性吸湿剤)10とが混在して入つてお
り、他の部屋には吸湿形の一方向性シリカゲル(一方向
性吸湿剤)11が入つていて、後者の吸入口は絞りが設け
られている。またこれらの吸湿剤10,11からの発塵を防
ぐため、吸着剤ケース12の上部には防塵フイルタ13が付
けてある。
例を示す断面図である。第4図において、磁気デイスク
装置の筐体1の中には金属薄膜記録媒体2とそれに情報
を記録再生する手段(図示せず)が実装され、筐体1は
それに設けたらせん型呼吸孔(通気孔)8を除いて外部
と完全に密封されている。この呼吸孔8はらせん状の細
い管から成つている。また装置の筐体1内には2つの部
屋から成る吸着剤ケース12が設けられ、そのうちの1つ
の部屋にはKMnO4とH3PO4とKOHの混合物から成るものあ
るいは活性炭などのガス吸着剤9と、吸脱湿形の可逆性
シリカゲル(可逆性吸湿剤)10とが混在して入つてお
り、他の部屋には吸湿形の一方向性シリカゲル(一方向
性吸湿剤)11が入つていて、後者の吸入口は絞りが設け
られている。またこれらの吸湿剤10,11からの発塵を防
ぐため、吸着剤ケース12の上部には防塵フイルタ13が付
けてある。
この構成で、磁気デイスク装置に外部から呼吸孔8を
通して拡散流入するガス量Dは、呼吸孔面積Aで孔路長
Lで装置外部と内部のガス濃度Cout,Cinとすると、 D=k・A(Cout−Cin)/L で、ただしkは定数で示される。そこで断面積Aを小さ
くして孔路長Lを長くするように、らせん状にすること
によりガス流入量を抑制している。さらに装置内に流入
したガスに対しては第1図の実施例と同様にガス吸着剤
9によりガス吸着して除去する。また記録媒体2の水分
に対する腐食性を向上する点から通常の吸湿形の一方向
性シリカゲル11を設けている。装置内はこの一方向性シ
リカゲル11により絶対湿度が低減できるが、しかし装置
自体が温度変化を起すと相対湿度の上昇が発生すること
があるため、このような一時的な湿度上昇に対しては可
逆的に水分の吸着と放出を繰り返す吸脱湿形の可逆性シ
リカゲル10を用いる。上記2種類のシリカゲル(吸湿
剤)11,10の吸水率特性を第5図および第6図により説
明する。
通して拡散流入するガス量Dは、呼吸孔面積Aで孔路長
Lで装置外部と内部のガス濃度Cout,Cinとすると、 D=k・A(Cout−Cin)/L で、ただしkは定数で示される。そこで断面積Aを小さ
くして孔路長Lを長くするように、らせん状にすること
によりガス流入量を抑制している。さらに装置内に流入
したガスに対しては第1図の実施例と同様にガス吸着剤
9によりガス吸着して除去する。また記録媒体2の水分
に対する腐食性を向上する点から通常の吸湿形の一方向
性シリカゲル11を設けている。装置内はこの一方向性シ
リカゲル11により絶対湿度が低減できるが、しかし装置
自体が温度変化を起すと相対湿度の上昇が発生すること
があるため、このような一時的な湿度上昇に対しては可
逆的に水分の吸着と放出を繰り返す吸脱湿形の可逆性シ
リカゲル10を用いる。上記2種類のシリカゲル(吸湿
剤)11,10の吸水率特性を第5図および第6図により説
明する。
第5図は第4図の吸湿形の一方向性シリカゲル11の吸
水特性図である。第5図において、横軸は環境の相対湿
度(%)で、縦軸は吸着水分重量のシリカゲル重量に対
する割合である吸水率(%)を示している。第5図に示
すように通常の一方向性シリカゲル11は環境の相対湿度
の上昇とともに実線のように吸水率が上がり、一度吸着
した水分は熱を加えない限り放出することはない。
水特性図である。第5図において、横軸は環境の相対湿
度(%)で、縦軸は吸着水分重量のシリカゲル重量に対
する割合である吸水率(%)を示している。第5図に示
すように通常の一方向性シリカゲル11は環境の相対湿度
の上昇とともに実線のように吸水率が上がり、一度吸着
した水分は熱を加えない限り放出することはない。
第6図は同じく第4図の吸脱湿形の可逆性シリカゲル
10の吸水特性図である。第6図において、同じく横軸は
環境の相対湿度(%)で、縦軸は吸着水分重量のシリカ
ゲル重量に対する割合である吸水率(%)を示してい
る。第6図に示すように一方の吸脱湿形の可逆性シリカ
ゲル10は環境の相対湿度の上昇につれて実線矢印のよう
に急激に吸水率が増加するが、環境の相対湿度が60%か
ら40%へと低下すると一度吸着した水分を放出して実線
矢印のように緩やかに吸水率が低下するので、通常50な
いし80%の恒常湿度を維持することができる。
10の吸水特性図である。第6図において、同じく横軸は
環境の相対湿度(%)で、縦軸は吸着水分重量のシリカ
ゲル重量に対する割合である吸水率(%)を示してい
る。第6図に示すように一方の吸脱湿形の可逆性シリカ
ゲル10は環境の相対湿度の上昇につれて実線矢印のよう
に急激に吸水率が増加するが、環境の相対湿度が60%か
ら40%へと低下すると一度吸着した水分を放出して実線
矢印のように緩やかに吸水率が低下するので、通常50な
いし80%の恒常湿度を維持することができる。
このように2種類の吸脱湿形の可逆性シリカゲル(吸
湿剤)10と吸湿形の一方向性シリカゲル(吸湿剤)11を
併用することにより、極めて少量の吸湿剤で磁気デイス
ク装置内を低湿状態に維持できる。さらにガス吸着剤9
の特性は第1図ないし第3図の第1の実施例で説明した
ように水蒸気が多い方が効果的であることから、本実施
例のように水分を放出することのある吸脱湿形の可逆性
シリカゲル10と混合して吸着剤ケース12内の同じ部屋に
入れて使用することにより、ガス吸着剤9のガス吸着効
率が向上する。
湿剤)10と吸湿形の一方向性シリカゲル(吸湿剤)11を
併用することにより、極めて少量の吸湿剤で磁気デイス
ク装置内を低湿状態に維持できる。さらにガス吸着剤9
の特性は第1図ないし第3図の第1の実施例で説明した
ように水蒸気が多い方が効果的であることから、本実施
例のように水分を放出することのある吸脱湿形の可逆性
シリカゲル10と混合して吸着剤ケース12内の同じ部屋に
入れて使用することにより、ガス吸着剤9のガス吸着効
率が向上する。
本実施例によれば、環境のガス吸着率が高い磁気デイ
スク装置を実現できる効果があり、さらに低湿環境を長
期にわたつて保存できるので装置内の記録媒体の高信頼
化を実現できる効果がある。
スク装置を実現できる効果があり、さらに低湿環境を長
期にわたつて保存できるので装置内の記録媒体の高信頼
化を実現できる効果がある。
上記実施例におけるガス吸着剤としては、KMnO4とH3P
O4とKOHの混合物または活性炭あるいはモレキユラシー
ビングカーボンなどであつてよい。また吸湿形の一方向
性吸湿剤はシリカゲルまたはシリカアルミナ系のモレキ
ユラシーブスなどであつてもよい。また吸脱湿形の可逆
性吸湿剤はシリカゲルなどに限定されない。さらに呼吸
孔または通気孔は装置内外の圧力差があるときにのみ開
いて通常には閉じている弾性体の弁構造のもの、あるい
はらせん状の呼吸孔などに限定されるものではない。
O4とKOHの混合物または活性炭あるいはモレキユラシー
ビングカーボンなどであつてよい。また吸湿形の一方向
性吸湿剤はシリカゲルまたはシリカアルミナ系のモレキ
ユラシーブスなどであつてもよい。また吸脱湿形の可逆
性吸湿剤はシリカゲルなどに限定されない。さらに呼吸
孔または通気孔は装置内外の圧力差があるときにのみ開
いて通常には閉じている弾性体の弁構造のもの、あるい
はらせん状の呼吸孔などに限定されるものではない。
本発明によれば、磁気デイスク装置の環境から有害ガ
スを効率的に吸着除去でき、かつ低湿環境を効率的に実
現できるので、薄膜磁気デイスク記録媒体などに腐食の
発生しない高信頼化が達成できると共に、装置内の湿度
を長期間にわたって一定に保持できる。
スを効率的に吸着除去でき、かつ低湿環境を効率的に実
現できるので、薄膜磁気デイスク記録媒体などに腐食の
発生しない高信頼化が達成できると共に、装置内の湿度
を長期間にわたって一定に保持できる。
第1図は本発明による磁気デイスク装置の第1の実施例
を示す断面図、第2図は第1図の装置内SO2濃度試験結
果特性図、第3図は第1図の装置内相対湿度試験結果特
性図、第4図は本発明による磁気デイスク装置の第2の
実施例を示す断面図、第5図は第4図の一方向性シリカ
ゲル吸水特性図、第6図は第4図の可逆性シリカゲル吸
水特性図である。 1……筐体、2……記録媒体、3……呼吸孔(通気
孔)、4……吸着ケース、5……ガス吸着剤、6……シ
リカゲル(吸湿剤)、7……防塵用フイルタ、8……ら
せん型呼吸孔(通気孔)、9……ガス吸着剤、10……可
逆性シリカゲル、11……方向性シリカゲル。
を示す断面図、第2図は第1図の装置内SO2濃度試験結
果特性図、第3図は第1図の装置内相対湿度試験結果特
性図、第4図は本発明による磁気デイスク装置の第2の
実施例を示す断面図、第5図は第4図の一方向性シリカ
ゲル吸水特性図、第6図は第4図の可逆性シリカゲル吸
水特性図である。 1……筐体、2……記録媒体、3……呼吸孔(通気
孔)、4……吸着ケース、5……ガス吸着剤、6……シ
リカゲル(吸湿剤)、7……防塵用フイルタ、8……ら
せん型呼吸孔(通気孔)、9……ガス吸着剤、10……可
逆性シリカゲル、11……方向性シリカゲル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天野 英明 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式 会社社日立製作所小田原工場内 (56)参考文献 特開 昭62−175987(JP,A) 特開 昭63−113887(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】記録媒体を内蔵した密閉筐体に、外気と通
じる呼吸孔を設け、前記密閉筐体内に、前記呼吸孔から
流入した湿気を吸湿する吸湿手段を設けた磁気ディスク
装置において、前記吸湿手段は、防塵フィルタにより覆
われ密閉筐体内に開口部を有する第1及び第2の部屋を
有し、第1の部屋は開口部側に絞りを有する通路によっ
て前記密閉筐体内に連通し、第2の部屋は前記第1の部
屋より大きい開口部によって前記密閉筐体内に連通し、
前記第1の部屋には一方向性の吸湿剤を、前記第2の部
屋には前記一方向性の吸湿剤に対し吸水率が低相対湿度
側で低く高湿度側で高い、可逆性の吸湿剤を備えてなる
ことを特徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項2】請求項1記載の磁気ディスク装置におい
て、前記第2の部屋にはさらにガス吸着剤を備えてなる
ことを特徴とする磁気ディスク装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1061002A JP2644881B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | 磁気ディスク装置 |
US07/493,318 US5075807A (en) | 1989-03-15 | 1990-03-14 | Magnetic disk device including humidity controller in disk enclosure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1061002A JP2644881B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | 磁気ディスク装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02240893A JPH02240893A (ja) | 1990-09-25 |
JP2644881B2 true JP2644881B2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=13158719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1061002A Expired - Lifetime JP2644881B2 (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | 磁気ディスク装置 |
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1990
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