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JP2643452B2 - 織機における交換品搬送制御方法 - Google Patents

織機における交換品搬送制御方法

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Publication number
JP2643452B2
JP2643452B2 JP13991489A JP13991489A JP2643452B2 JP 2643452 B2 JP2643452 B2 JP 2643452B2 JP 13991489 A JP13991489 A JP 13991489A JP 13991489 A JP13991489 A JP 13991489A JP 2643452 B2 JP2643452 B2 JP 2643452B2
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JP
Japan
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cross
loom
roll
transfer
repeater
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Application number
JP13991489A
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English (en)
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JPH038839A (ja
Inventor
敏治 三輪
明生 荒川
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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Publication date
Application filed by Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK filed Critical Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
Priority to JP13991489A priority Critical patent/JP2643452B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は織機におけるクロスロールあるいはワープビ
ームといった交換品の搬送制御方法に関するものであ
る。
[従来の技術] クロスロールを搬送するシステムが特開昭62−215403
号公報に開示されている。この搬送制御システムでは織
機から切り卸されたクロスロールがクロスロール搬送車
によって移載され、自動制御によって分類整理されてス
トッカに格納されるようになっている。
又、特開昭64−52851号公報及び特開昭64−52852号公
報にもこの種の制御システムが開示されている。この制
御システムでは搬送車減速及び指令、クロスロースの識
別指標及びストックアドレスの伝達、移載作業完了等の
伝達が行われ、呼び出し織機への搬送車の到着、移載作
業の遂行、呼び出し織機からストッカへの発進、行き先
ストッカへの到着等の搬送及び移載の自動化が図られて
いる。
[発明が解決しようとする課題] 経糸切れ、緯糸切れあるいは緯入れミス等の織機毎の
クロスデータの収集のためのスキャンを行なう前記のよ
うなシステムでは、スキャンのためのモニタリング信号
線を搬送制御のための情報伝達に利用する方式が配線関
係、既設システムへの適用の上で非常に有利であり、特
開昭64−52851号公報及び特開昭64−52852号公報でも織
機からの呼び出し情報が中継機を介して搬送車制御盤に
伝達されるようになっている。しかしながら、多数台の
織機が個々の必要時に搬送制御用データを互いに関連な
く送信することになれば、これらのデータがぶつかり合
って伝達が滞り、円滑な搬送制御を行なうことができな
い。そこで、中継機のスキャンを利用して搬送制御用デ
ータを伝達すればデータ伝達の滞りは無くなるが、搬送
制御用データの伝達を必要時に一度だけ行なうようにし
なければ情報量が多くなり過ぎて処理できなくなるおそ
れがある。スキャンを利用して搬送制御用データの伝達
を必要時に一度だけ行なうには搬送制御用データの変化
時にのみこの変化した搬送制御用データを検索すればよ
い。
ところが、このように搬送制御用データの伝達を必要
時に一度だけ行なうようにすると、この搬送制御用デー
タの伝達後に中継機あるいは搬送車制御盤の機能が停止
した場合には次のような不都合が生ずる。例えば停電に
よる搬送車制御盤の機能停止が生じれば搬送車制御盤に
おいて蓄えられていた機能停止前の搬送制御用データが
失われるため、機能停止後に行われた織機からの呼び出
し(呼び出し無しの状態から呼び出し有りの状態への変
化)を機能復帰後においても把握することができない。
そのため、織機からの呼び出しが掛かっているにも関わ
らず搬送車が呼び出し織機の所に来ることはなく、この
織機のクロスロールあるいはワープビームといった交換
品の移載及び搬送が事実上停止してしまう。又、クロス
ロールに関しては巻き上げ最中のクロスロールの増径に
よってこのクロスロールと織機上の移載待機位置に仮置
きされた巻き上げ完了状態のクロスロールとが衝突し、
巻き上げ完了状態のクロスロールが移載待機位置から脱
落するといった不都合がある。
又、搬送車が呼び出し織機に向けて発進した後から搬
送車が呼び出し織機に到着した後まで中継機が機能停止
に陥った場合、搬送車到着の情報が搬送車制御盤に届く
ことはない。そのため、搬送車制御盤はこの呼び出し織
機に関して新たな呼び出しに対応できず、この呼び出し
織機に関して移載及び搬送が事実上停止してしまう。
本発明は、搬送車あるいは中継機に機能停止が生じた
場合にも機能復帰後の搬送制御を円滑に行い得る搬送制
御方法を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] そのために本発明では、織機制御コンピュータで収集
された製織データを管理コンピュータに転送する各織機
へのスキャン機能を備えた中継機と、クロスロールある
いはワープビームといった交換品を搬送する搬送車に対
する搬送指令制御を行なう搬送制御手段との間に通信機
能を持たせると共に、前記交換品の交換を必要とする織
機制御コンピュータからの搬送車呼び出しデータを中継
機のスキャン機能及び前記通信機能を利用して搬送制御
手段に送信できるようにし、中継機又は搬送制御手段に
機能停止状態が生じた場合には中継機と搬送制御手段と
の間でリセットデータの送受信を行い、リセットデータ
の送受信があったときには前記中継機又は搬送制御手段
の機能復帰時の全織機における呼び出しデータを中継機
のスキャン機能及び前記通信機能を利用して搬送制御手
段に送信するようにした。
[作用] 搬送制御手段の機能停止中に呼び出しを掛けた織機が
あれば、リセットデータの送信後のリセット処理用スキ
ャンによってこの呼び出しが呼び出し無から呼び出し有
りの変化として把握される。従って、搬送制御手段はリ
セットデータの送信後に搬送車を呼び出し織機に向かわ
せる。
織機における呼び出し有りの状態は搬送車の到着を確
認することによって呼び出し無しへと変化するが、搬送
車が到着する前に中継機の機能停止が起こると共に、搬
送車到着後に機能復帰した場合、機能停止に伴う中継機
の初期化によって呼び出し有りから呼び出し無しの変化
を把握することができない。しかしながら、リセットデ
ータ送受信後の搬送制御手段における初期化によって呼
び出し有りから呼び出し無しへ変化した織機の呼び出し
無し状態が搬送制御手段において結果的に把握される。
あるいはリセットデータ送信後のリセット処理用スキャ
ンによって呼び出し無し情報を搬送制御手段に伝達する
ことによっても同様の状態把握(即ち、初期化)が可能
である。搬送制御手段において呼び出し織機に対する初
期化が成されないと搬送車はこの織機における新たな呼
び出しに対して発進できないが、リセット処理によって
この弊害は回避される。
[実施例] 以下、本発明を具体化した一実施例を図面に基づいて
説明する。
第1図に示すように製織室R1内には多数の織機1,1Aが
配列設置されており、機台前側の織機列間及び織機列の
端部の床上にはクロスロール搬送車2の搬送を誘導する
誘導線L1,L2が敷設されている。誘導線L1,L2はクロスロ
ールストック室R2内の積み込み位置に対応する誘導線L3
に接続しており、クロスロール搬送車2により誘導線L3
へ搬送されたクロスロールが移動チェーン及び同チェー
ンに配列された多数の吊下ストック単位からなるストッ
カ3,4,5のいずれかに移載吊下されるようになってい
る。ストッカ3,4の後側には検反解反機6,7が設置されて
いると共に、ストッカ5の後側には解反機8が設置され
ている。即ち、ストッカ3,4には検反を要するクロスロ
ールがストックされ、ストッカ5には検反不要のクロス
ロールがストックされる。
各織機1,1Aには織機制御コンピュータC1,Ca1が各々設
置されており、各織機制御コンピュータC1,Ca1は、経糸
切れ、緯糸切れ、緯入れミス、緯入れ回数の製織情報、
及び機仕掛け作業(新たなワープビームを織機に装着し
て織布側に経糸を通す作業)、クロス切り卸し等に伴う
機台停止等の情報を取り込み記憶する。この取り込まれ
た情報はモニタリングシステムを構成するスキャン機能
を備えたマルチプレクサ型の中継機9を介して管理コン
ピュータCに取り込まれ、管理コンピュータCはこの取
り込まれた情報〔以下、M(モニタリング)データとい
う〕のプリントアウトをプリンタ10に定期的に指令する
と共に、織りきず発生のおそれのある経糸切れ、緯糸切
れ、緯入れミス等の情報に識別指標を割り付け登録す
る。なお、13はディスプレイ用のCRTである。
中継機9は多数台の織機のうち特定の織機1の織機制
御コンピュータC1と管理コンピュータCとを接続するモ
ニタリング信号線l上に介在されていると共に、中継機
9にはクロスロール搬送車制御盤11が接続されている。
即ち、搬送制御手段となるクロスロール搬送車制御盤11
と中継機9との間には通信機能が持たせてある。特定の
織機1の織機制御コンピュータC1と他の織機の織機制御
コンピュータC1,Ca1とがモニタリング信号線l1により直
列接続されている。
第1,4図に示すように各織機1,1Aの前側、即ち誘導線L
1の敷設側には減速停止指令ポスト12が設置されてお
り、減速停止指令ポスト12には光通信器12a、光電スイ
ッチからなる減速指令発信器12b及び常時ON状態にある
停止指令発信器12cが並設されている。光通信器12a、減
速指令発信器12b及び停止指令発信器12cはクロスロール
搬送車2の光通信器2a、光電センサからなる減速指令受
信器2b及び光電センサからなる停止指令受信器2cとそれ
ぞれ対向可能である。クロスロール搬送車2の搬送車制
御コンピュータC2は、減速指令発信器12bから発せられ
る光を減速指令受信器2bで受信することによってクロス
ロール搬送車2の減速制御を行い、減速指令発信位置の
織機の隣の織機の停止指令発信器12cと停止指令受信器2
cとの光軸一致に基づいてこの織機と対向するようにク
ロスロール搬送車2の停止制御を行なる。
クロスロールストック室R2の出口にはホームステーシ
ョン14が設置されている。第2図に示すようにホームス
テーション14は光通信器12a及び光電スイッチ形式の停
止指令発信器14bからなり、クロスロール搬送車制御盤1
1とクロスロール搬送車2との間の情報授受を仲介す
る。ホームステーション14及び中継機9と接続するクロ
スロール搬送車制御盤11はストッカ3,4,5の停止指令機
能及び通信機能を備えた通信ポスト15に並列接続されて
いる。
織機の後側における織機列間の床上にはクロスロール
搬送車2の搬送を誘導する誘導線L4が敷設されている。
第1図に示すように、誘導線L4は準備室R3内の誘導線L0
に接続しており、誘導線L0に沿ってホームステーション
16、帰着ステーション17、空ワープビーム搬送専用のワ
ープビーム搬送車18Aの待機ステーション19、フルワー
プビーム搬送専用のワープビーム搬送車18Bの待機ステ
ーション20及びメインテナンスステーション21(これら
各ステーションは光通信指令器及び停止指令発信器から
構成されている)が設定されていると共に、空ワープビ
ーム支持車用の受台22A及びフルワープビーム支持保管
専用の受台22Bが設置されている。
中継機9にはワープビーム搬送車制御盤23が接続され
ている。即ち、搬送制御手段となるワープビーム搬送車
制御盤23と中継機9との間には通信機能が持たせてあ
る。各織機1,1Aの後側、即ち誘導線L4の敷設側には減速
停止指令ポスト12と同様の減速停止指令ポスト24が設置
されている。ワープビーム搬送車18A,18Bはこの減速停
止指令ポスト24を介してクロスロール搬送車2と同様に
情報授受を行ない、かつ減速停止制御を受ける。ホーム
ステーション16は光通信器及び光電スイッチ形式の停止
指令発信器からなり、ワープビーム搬送車制御盤23の指
令操作によりその指令情報がホームステーション16から
発信されるようになっている。ホームステーション16及
び中継機9と接続するワープビーム搬送車制御盤23は帰
着ステーション17、待機ステーション19,20、メインテ
ナンスステーション21及び受台22A,22Bの通信ポスト22a
に並列接続されており、ワープビーム搬送車18A,18Bの
搬送制御が中継機9、ワープビーム搬送車制御盤23及び
織機制御コンピュータC1,Ca1からなるシステムによって
行われる。
第4図に示すように織機1,1Aの前側には仮置台車25が
設置されており、常には鎖線で示す切り卸し待機位置に
配置されている。織機1A上の織布Wから切断分離される
クロスロール36は待機位置の仮置台車25上に載せられ、
クロスロール36を載せた仮置台車25は実線で示す移載待
機位置に移動配置される。仮置台車25の前後進は織機制
御コンピュータC1,Ca1上の前進用指令ボタン37及び後進
用指令ボタン38のON操作によって行われる。なお、43は
呼び出しキャンセルボタンである。
第7図は管理コンピュータC、中継機9、織機1,1A、
クロスロール搬送車制御盤11及びクロスロール搬送車2
の各機能動作及び相互間の関係を示すフローチャートで
あり、第5,6図は織機制御コンピュータC1,Ca1、中継機
9及びクロスロール搬送車制御盤11におけるリセット処
理プログラムを表すフローチャートであり、以下、両フ
ローチャートに従ってクロスロールの搬送制御を説明す
る。なお、第5〜7図及び以下の説明における記号“ "
内の文章は各制御部(9,11,C,C1,Ca1,C2,C3)に予め設
定又は各制御部(9,11,C,C1,Ca1,C2,C3)内にて生成さ
れる情報を表す。
さて、中継機9は各織機を順次スキャンして織機制御
コンピュータC1,Ca1内に取り込まれている経糸切れ、緯
糸切れ、緯入れミス等の織りきず発生に関連する機台停
止あるいは緯入れ回数等の“Mデータ”を一旦格納し、
次いで管理コンピュータCに転送する。
ある織機(例えは1A)にてクロスロール36が巻き上げ
完了状態になると、織機制御コンピュータCa1は図示し
ないクロスカウンタ(クロスロール巻き上げ量を検出す
るためのサーフェスローラ回転量検出装置)からの巻き
上げ完了信号に基づいて表示部40への巻き上げ完了の表
示を指令する。作業者は巻き上げ完了表示の確認のもと
に織機を停止し、クロスロール搬送車2を呼び出すため
の織機1A上の移載用呼び出しボタン39をON操作する。
呼び出しボタン39のON操作による自動移載指令に応答
して織機制御コンピュータCa1は“クロス搬送車呼び出
しモード”及び“登録フレームC"の設定を行なう。“登
録フレームC"はクロスデータ及び識別指標の登録未確定
状態を表すものである。中継機9のスキャンがあると、
織機制御コンピュータCa1はこのスキャンに応答して
“Mデータ”を中継機9に送信する。“Mデータ”には
“クロス搬送車呼び出しモード”設定及び“登録フレー
ムC"設定の情報が含まれている。中継機9は“Mデー
タ”中の“クロス搬送車呼び出しモード”及び“登録フ
レームC"の設定有無を検索し、“クロス搬送車呼び出し
モード”が設定されていれば“クロス搬送車呼び出しB"
をクロスロール搬送車制御盤11に送信し、“登録フレー
ムC"が設定されていれば管理コンピュータCに対する
“クロス搬送車呼び出しH"の送信に備える。“クロス搬
送車呼び出しH"は織機1Aの織機番号を含むデータであ
る。
管理コンピュータCからの“コマンド要求”の送信が
あると、中継機9は“クロス搬送車呼び出しH"を管理コ
ンピュータCに送信する。管理コンピューッタCは“ク
ロス搬送車呼び出しH"の受信に基づいて識別指標を作成
し、経糸切れ、緯糸切れ、緯入れミス等の情報を含む
“クロスデータ”に識別指標を加えた情報“識別指標+
クロスデータ”を中継機9に送信する。中継機9は受信
した“識別指標+クロスデータ”を直ちに呼び出し織機
1Aの織機制御コンピュータCa1に送信し、織機制御コン
ピュータCa1は“識別指標+クロスデータ”の受信に基
づいて識別指標及びクロスデータを表示部40に表示す
る。
“クロス搬送車呼び出しB"には呼び出し織機1Aの番号
が含まれており、クロスロール搬送車制御盤11は“クロ
ス搬送車呼び出しB"の受信に基づいて第2図に示す織機
番号表示ランプ群11aのうちの呼び出し織機1Aに対応す
る表示ランプの点灯を指令すると共に、中継機9へ“発
進報告C"を送信する。中継機9は“発進報告C"受信に基
づいて“発進報告S"を織機制御コンピュータCa1へ送信
し、織機制御コンピュータCa1は“発進報告S"受信に応
答して“発進報告応答”を中継機9に送信すると共に、
織機列の先頭側(第1図において準備室R3側)の隣の減
速停止指令ポスト12の減速指令発信器12bのONを指令す
る。
中継機9は“発進報告応答”受信に基づいて“呼び出
しモード”をクロスロール搬送車制御盤11に送信する。
クロスロール搬送車制御盤11は“呼び出しモード”受信
に基づいてホームステーション14に待機中のクロスロー
ル搬送車2の搬送車制御コンピュータC2に対して光通信
器14aを介して“発進命令”を送信する。これによりホ
ームステーション14に待機中のクロスロール搬送車2が
呼び出し織機1Aに向けて発進する。“発進命令”には誘
導線ピックアップ指令データ及び呼び出し織機番号が含
まれており、搬送車制御コンピュータC2はこの誘導線ピ
ックアップ指令データ及び呼び出し織機番号に基づいて
誘導線L3をピックアップしてゆく。
クロスロール搬送車2は呼び出し織機1Aの手前の点灯
状態の減速指令発信器12bの点灯光を受信することによ
って減速し、呼び出し織機1Aの停止指令発信器12cの点
灯光を受信することによって呼び出し織機1Aの前方の移
載作業位置に停止する。この停止位置ではクロスロール
搬送車2の光通信器2aと減速停止指令ポスト12の光通信
器12aとが対向して情報授受可能、かつ停止指令受信器2
cと停止指令発信器12cとの光軸が一致状態にある。
織機停止後、作業者は巻き上げ完了したクロスロール
36をカットし、第4図に鎖線で示す切り卸し待機位置に
ある仮置台車25上に載せる。そして、前進用及び後進用
指令ボタン37,38のON操作によって仮置台車25が移載待
機位置に停止した後、起動ボタン46のON操作によって織
機の運転が再開される。
織機運転再開後、作業者は表示部40に表示された織別
指標及びクロスデータに基づいてクロスロール36の検反
要あるいは検反不要を決定し、行き先ストッカ番号を入
力操作部42の操作によって織機制御コンピュータCa1
入力する。織機制御コンピュータCa1は入力された行き
先ストッカ番号を識別指標の一部として取り入れ、“M
データ”の変更を行なう。
第4図に示すようにクロスロール搬送車2が呼び出し
織機1Aに到着停止すると、搬送車制御コンピュータC2
呼び出し織機1Aの織機制御コンピュータCa1に対して
“到着報告”を送信する。“到着報告”には呼び出し織
機1Aの織機番号が含まれており、織機制御コンピュータ
Ca1は“到着報告”受信に基づいて織機番号の照合を行
なる。一致していればクロスロール搬送車2の搬送車制
御コンピュータC2に“照合一致”を送信し、一致しなけ
れば警告を行なう。そして、織機制御コンピュータCA1
は減速指令発信器12bの消灯指令及び“クロス搬送車呼
び出しモード”クリアを行ない、クロスロール搬送車制
御盤11は織機制御コンピュータCa1からの“移載準備”
の送信に備える。
“移載準備”は、仮置台車25上のクロスロール36の有
無、仮置台車25の位置、搬送車呼び出しキャンセル有無
からなる織機側の状態データを表し、織機制御コンピュ
ータCa1は“移載準備”の変化毎に“移載準備”を送信
する。“移載準備”は移載許可及び移載禁止にいずれか
を表し、搬送車制御コンピュータC2は“移載準備”受信
に基づいてクロスロール移載の遂行を選択する。そし
て、“移載準備”が移載許可を表すものであれば移載遂
行を指令し、クロスロール36がクロスロール搬送車2の
移載アーム44及び移載ハンド45の連係動作によって移載
ハンド45上に移載される。
クロスロール36がクロスロール搬送車2側に移載され
ると、搬送車制御コンピュータC2は織機制御コンピュー
タCa1に“移載完了”を送信し、織機制御コンピュータC
a1は“移載完了”受信に基づいて“登録フレームC"を登
録フレームR"に変更設定する。“登録フレームR"はクロ
スデータ及び識別指標の登録確定状態を表すものであ
る。
次いで、織機制御コンピュータCa1は作業者の入力操
作によって入力設定された行き先ストッカ番号を含む
“発信許可”を搬送車制御コンピュータC2に送信し、搬
送車制御コンピュータC2は“発進許可”受信に基づいて
行き先ストッカ番号を確認記憶して発進を指令する。こ
れによりクロスロール搬送車2が指定されたストッカ
(3、4あるいは5)に向けて発進する。
以上は搬送制御が正常に行われた場合であるが、例え
ば第5図に示すようにクロスロール搬送車制御盤11が中
継機9から“クロス搬送車呼び出しB"を受信した後に停
電、故障等により機能停止状態に陥った場合には第5図
のフローチャートに従うリセット処理が行われる。
クロスロール搬送車制御盤11は“クロス搬送車呼び出
しB"受信後に呼び出し織機1Aに対応する表示ランプ11a
の点灯を指令する。クロスロール搬送車制御盤11がこの
後に機能停止し、そして機能復帰すると、クロスロール
搬送車制御盤11は“リセットB"を中継機9に送信すると
共に、リセット処理を開始する。これにより搬送車制御
盤11は通常時の中継機9からの“クロス搬送車呼び出し
B"及び“呼び出しモード”の受信待機状態及び中継機9
に対する“発進報告C"の送信待機状態を解除し、表示ラ
ンプ11aの消燈を指令する。
中継機9はクロスロール搬送車制御盤11からの“リセ
ットB"の受信に基づいてリセット処理を開始し、まず全
織機1,1Aの一巡スキャン(以下、リセット処理用スキャ
ンという)を行なう。これにより全織機1,1Aの“Mデー
タ”が中継機9に受信される。中継機9は各織機1,1Aの
“Mデータ”における“クロス搬送車呼び出しモード”
設定状態を検索し、“クロス搬送車呼び出しB"を表す
“リセット処理用データ”をクロスロール搬送車制御盤
11に送信する。即ち、各織機1,1Aの呼び出し状態が中継
機9を経由してクロスロール搬送車制御盤11に伝達され
る。クロスロール搬送車制御盤11はその復帰時に初期化
されるため、“クロス搬送車呼び出し終了”の検索は不
要となる。
クロスロール搬送車制御盤11は“クロス搬送車呼び出
しB"を表す“リセット処理用データ”の受信に基づいて
呼び出し織機1Aの織機番号を含む“発進報告Cr"の送信
待機状態に入ると共に、呼び出し織機1Aに対応する表示
ランプ11aの点灯指令待機状態に入る。
中継機9は“リセット処理用データ”の送信後に“リ
セット処理完了”をクロスロール搬送車制御盤11に送信
し、通常動作に復帰する。クロスロール搬送車制御盤11
は“リセット処理用データ”を受信した後に中継機9か
ら“リセット処理完了”を受信し、中継機9の通常スキ
ャンによる“クロス搬送車呼び出しB"及び“呼び出しモ
ード”を受信可能な通常動作を復帰する。
クロスロール搬送車制御盤11の機能停止が生じればク
ロスロール搬送車制御盤11において蓄えられていた機能
停止前の搬送制御用データが失われるため、本発明のリ
セット処理機能がないと機能停止後に行われた織機1Aか
らの呼び出し(呼び出し無しの状態から呼び出し有りの
状態への変化)を機能復帰後においても把握することが
できない。そのため、織機1Aからの呼び出しが掛かって
いるにも関わらずクロスロール搬送車2が呼び出し織機
1Aに向けて発進することはなく、作業者がこの異常に気
づかない限り呼び出し織機1Aの移載及び搬送が事実上停
止してしまう。作業者が呼び出しキャンセルボタン43の
ON操作をし、中継機9のスキャン1周期後に移載用呼び
出しボタン39をONすれば正常状態に復するが、何台もの
織機1がクロスロール搬送車制御盤11の機能停止中に呼
び出しを掛けていた場合には、全織機1,1Aについてこの
ような復旧作業を行わなければならないという面倒な事
態がが生じる場合があり、現実的ではない。
又、クロスロールに関しては巻き上げ最中のクロスロ
ール41の増径によってこのクロスロール41と仮置台車25
上に仮置きされたクロスロール36とが衝突し、巻き上げ
完了状態のクロスロール36が仮置台車25から脱落すると
いった不都合もある。
しかしながら、本発明のリセット処理方式によれば面
倒な呼び出し復旧作業、クロスロール同士の衝突といっ
た不具合を確実に回避しつつ円滑な移載及び搬送制御を
達成することができる。
クロスロール搬送車制御盤11は通常動作に復帰すると
呼び出し織機1Aの表示ランプ11aの点灯を指令する。そ
して、クロスロール搬送車2がホーステーション14に待
機していれば、クロスロール搬送車制御盤11は“発進報
告Cr"を中継機9に送信し、以後、前記と同様に“発進
報告S"送受信、“発進報告応答”送受信、“呼び出しモ
ード”送受信、“発進命令”送受信、“到着報告”送受
信、“照合一致”送受信、“クロス搬送車呼び出し終
了”送受信に基づいてクロスロール搬送車2の発進及び
停止制御が行われる。
第6図に示すように中継機9が“発進報告応答”を受
信して“呼び出しモード”をクロスロール搬送車制御盤
11に送信した後に機能停止に陥った場合、クロスロール
搬送車2は呼び出し織機1Aに向けて発進するが、中継機
9の機能停止がクロスロール搬送車2の到着後まで続い
た場合にはクロスロール搬送車2の到着時に“クロス搬
送車呼び出し終了”がクロスロール搬送車制御盤11に届
くことはない。そのため、ホームステーション14に帰着
したクロスロール搬送車制御盤11は既に呼び出し終了し
ている織機1Aに向けて発進してしまい、移載準備の完了
していない織機1Aの所に待機しつづけることになる。
しかしながら、リセット処理機能を備えた本実施例で
は、“リセットS"送受信、クロスロール搬送車制御盤11
における初期化、リセット処理用スキャン、各織機1,1A
の“クロス搬送車呼び出しB"を表す“リセット処理用デ
ータ”、“リセットS処理完了”の送受信が行われる。
“リセットS"受信に伴うクロスロール搬送車制御盤11に
おける初期化によってクロスロール搬送車2の到着を表
す“クロス搬送車呼び出し終了”がクロスロール搬送車
制御盤11に結果的に把握されることになる。従って、ク
ロスロール搬送車制御盤11は織機1Aからの新たな呼び出
しに対して支障なく対処できる。
中継機9又はクロスロール搬送車制御盤11が前記した
時期以外に機能停止した場合にもリセット処理は行わ
れ、中継機9又はクロスロール搬送車制御盤11の機能復
帰時の全織機1,1Aにおける呼び出しデータ(即ち、“ク
ロス搬送車呼び出しモード”設定又は“クロス搬送車呼
び出しモード”クリア)が中継機9を介して“リセット
処理用データ”(即ち“呼び出しモード”又は“クロス
搬送車呼び出し終了”)としてクロスロール搬送車制御
盤11に伝達される。従って、中継機9又はクロスロール
搬送車制御盤11が何時機能停止してもクロスロール搬送
車制御盤11は機能復帰後に全織機1,1Aの呼び出し状態を
把握でき、この把握結果に基づいて以後の搬送制御を円
滑に遂行することができる。
又、中継機9、クロスロール搬送車制御盤11を用いた
搬送システムの立ち上がりではクロスロール搬送車制御
盤11よりも先に中継機9の電源投入を行なうと、クロス
ロール搬送車制御盤の電源投入時までに中継機9でスキ
ャンされた呼び出しデータがクロスロール搬送車制御盤
11に伝達されない。そのため、クロスロール搬送車制御
盤11、中継機9の順で電源投入を行なう必要であるが、
本発明のリセット処理は搬送システムの立ち上がり時に
も行われるため、クロスロール搬送車制御盤11、中継機
9という電源投入順序の制約も解消される。従って、搬
送システムの立ち上が作業も電源投入順序を気にするこ
となく行なうことができ、搬送システム立ち上がりの作
業性は非常によい。
クロスロール搬送車2が行き先ストッカに到着停止
後、ストッカ(3、4あるいは5)のストッカ制御コン
ピュータC3とクロスロール搬送車2との間の“到着合
図”の送受信、“移載準備”送受信、“移載完了”送受
信、“帰着許可”送受信に基づいてクロスロール搬送車
2が移載を行なってホームステーション14に帰着する。
そして、クロスロール搬送車2がホームステーション14
に帰着後、“帰着報告”がクロスロール搬送車制御盤11
に対して送信される。
本発明は勿論前記実施例にのみ限定されるものではな
く、例えばワープビーム搬送車18A,18Bを用いたワープ
ビーム搬送にも本発明を適用することができる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明は、織機制御コンピュータ
で収集された製織データを管理コンピュータに転送する
各織機へのスキャン機能を備えた中継機と、クロスロー
ルあるいはワープビームといった交換品を搬送する搬送
車に対する搬送指令制御を行なう搬送制御手段との間に
通信機能を持たせると共に、前記交換品の交換を必要と
する織機制御コンピュータからの搬送車呼び出しデータ
を中継機のスキャン機能及び前記通信機能を利用して搬
送制御手段に送信できるようにし、中継機又は搬送制御
手段に機能停止状態が生じた場合には中継機と搬送制御
手段との間でリセットデータの送受信を行い、リセット
データの送受信があったときには前記中継機又は搬送制
御手段の機能復帰時の全織機における呼び出しデータを
中継機のスキャン機能及び前記通信機能を利用して搬送
制御手段に送信するようにしたので、中継機あるいは搬
送制御手段が機能停止した場合にも各織機の呼び出し状
態を搬送制御手段にて確実に把握することができ、この
把握結果に基づいて搬送制御を円滑に行い得るという優
ぐた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を具体化した一実施例を示し、第1図はク
ロスロール搬送車及びワープビーム搬送車の搬送システ
ム図、第2図はクロスロール搬送車制御盤及びクロスロ
ール搬送車の側面図、第3図はクロスロール搬送車が呼
び出し織機の所に停止している状態を示す搬送システム
図、第4図はクロスロール搬送車が呼び出し織機の所に
到着停止した状態を示す側面図、第5図(a)〜(c)
及び第6図(a)〜(c)はリセット処理方法を表すフ
ローチャート、第7図(a)〜(d)は織機、中継機、
管理コンピュータ、クロスロール搬送車制御盤及びクロ
スロール搬送車の各機能動作及び相互間の関係を示すフ
ローチャートである。 織機1A、中継機9、搬送制御手段としてのクロスロール
搬送車制御盤11、織機制御コンピュータCa1

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織機制御コンピュータで収集された製織デ
    ータを管理コンピュータに転送する各織機へのスキャン
    機能を備えた中継機と、クロスロールあるいはワープビ
    ームといった交換品を搬送する搬送車に対する搬送指令
    制御を行なう搬送制御手段との間に通信機能を持たせる
    と共に、前記交換品の交換を必要とする織機制御コンピ
    ュータからの搬送車呼び出しデータを中継機のスキャン
    機能及び前記通信機能を利用して搬送制御手段に送信で
    きるようにし、中継機又は搬送制御手段に機能停止状態
    が生じた場合には中継機と搬送制御手段との間でリセッ
    トデータの送受信を行い、リセットデータの送受信があ
    ったときには前記中継機又は搬送制御手段の機能復帰時
    の全織機における呼び出しデータを中継機のスキャン機
    能及び前記通信機能を利用して搬送制御手段に送信する
    ようにした織機における交換品搬送制御方法。
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