[go: up one dir, main page]

JP2641252B2 - 液体噴射記録方法および液体噴射記録装置 - Google Patents

液体噴射記録方法および液体噴射記録装置

Info

Publication number
JP2641252B2
JP2641252B2 JP63120683A JP12068388A JP2641252B2 JP 2641252 B2 JP2641252 B2 JP 2641252B2 JP 63120683 A JP63120683 A JP 63120683A JP 12068388 A JP12068388 A JP 12068388A JP 2641252 B2 JP2641252 B2 JP 2641252B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
pixel
thinning
pixels
interest
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63120683A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01290442A (ja
Inventor
幹夫 志賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP63120683A priority Critical patent/JP2641252B2/ja
Publication of JPH01290442A publication Critical patent/JPH01290442A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2641252B2 publication Critical patent/JP2641252B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は液体噴射記録方法および液体噴射記録装置に
関し、特に、紙,プラスチック薄板等を含むシート状の
記録媒体(以下、用紙という)に記録した後の定着性を
向上させる液体噴射記録方法および液体噴射記録装置に
関する。
[従来の技術] 液体噴射記録装置、例えばインクジェントプリンタや
インクジェットレコーダなどのインクジェットヘッドを
用いて図形等キャラクタや、その他の一般の画像を記録
する装置は、インクジェットヘッドに設けたインク滴吐
出手段を記録情報に基づいて駆動し、記録シートに付着
した各インク滴で形成される記録ヘッドで画像パターン
を記録していくように構成されている。
このようなインクジェット記録方法にあっては、液状
のインク滴でドットを形成するので、記録後の定着性が
問題になる場合がある。
すなわち、定着性がわるいと、例えば、未乾燥の形成
画像が2枚目の用紙に写ったり、記録後2枚目の用紙を
搬送する際に形成画像が擦れたり、さらには操作者が用
紙を取扱う際の指の擦れによって記録された用紙が汚れ
てしまうなど、種々の不具合が発生する。
そこで、従来、形成画像の定着性を改善する方法とし
て、記録後の記録シートを加熱して乾燥を促進させた
り、記録した後排出されるまでのシート搬送量を大きく
したり、あるいはインク吐出駆動電圧のパルス幅を小と
してドットを小さくするなどの方法が用いられていた。
[発明が解決しようとする課題] ところで、最近では記録品位の向上や画像の解像度向
上を図るため、1文字当りのドット数を多くする傾向に
あり、例えば、縦9ドットのヘッドから24ドット、さら
には32ドット、48ドットへ進むなどの傾向が見られる。
このように、記録ドット数が多くなると、前述のよう
な従来の乾燥促進方法だけでは定着性を改善することが
困難であり、特に、所謂ベタ印字、ブロック印字、白抜
き(白黒反転)印字あるいはビットイメージなどのドッ
ト密度の高い記録が多いパターンの場合、定着性が低下
して高い記録品位が維持できなくなるという問題があっ
た。
本発明は上記従来技術の問題に鑑みなされたものであ
り、高い記録品位を確保しつつ、ドット密度に対応して
定着性を改善しうる液体噴射記録方法および液体噴射記
録装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] そのために、本発明では、記録データの注目画素、及
び、前記注目画素の上、下、左、右の画素が黒画素であ
るか否か判別する判別手段と、前記判別手段により、前
記注目画素、及び、前記注目画素の上、下、左、右の画
素が黒画素であると判別された場合、前記注目画素を白
画素とすることにより記録データを間引く間引き手段
と、前記間引き手段により間引かれた記録データに基づ
き記録媒体に液体を噴射して記録を行う記録手段とを有
することを特徴とする。
また、記録データの注目画素、及び、前記注目画素の
上、下、左、右の画素が黒画素であるか否か判別する判
別ステップと、前記判別ステップにより、前記注目画
素、及び、前記注目画素の上、下、左、右の画素が黒画
素であると判別された場合、注目画素を白画素とするこ
とにより記録データを間引く間引きステップと、前記間
引きステップにより間引かれた記録データに基づき記録
媒体に液体を噴射して記録を行う記録ステップとを有す
ることを特徴とする。
[作 用] 以上の構成によれば、間引き処理に係る注目画素およ
び該画素の上、下、左、右の画素が黒画素であるか否か
が判別され、それら画素が全て黒画素である場合には、
当該注目画素が白画素とされる処理が行われるので、少
なくとも、片側が全て白画素となる、文字等の輪郭部に
おいてこれを形成する黒画素が間引かれることはなく、
また、その輪郭の内部又は外部においてのみ所定の割合
の間引きを行うことが可能となる。
[実施例] 以下図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第9図は本発明による液体噴射記録方法(インクジェ
ット記録方法)を実施するのに好適なインクジェット記
録装置の縦断面図である。
第9図において、送りローラ1およびその下側周面に
離反可能に圧接されるピンチローラ2,3から成るシート
送り機構に対し、用紙4が矢印方向から供給され、プラ
テン5およびインクジェット記録ヘッド6の間の記録部
を通して用紙4を所定ピッチずつ搬送しながら用紙4上
に文字,図形等画像の形成が行われていく。そして、記
録後の用紙4は排出ローラ7を通して上方へ排出されて
いく。
図示の記録装置(プリンタ)はシリアル式の場合を示
し、インク吐出口を有するインクジェット記録ヘッド6
はガイドシャフト8に沿ってプラテン5(用紙4)の前
面に沿って左右方向に往復動するキャリッジ9上に搭載
されている。
このように画像データ供給源をなすコンピュータ等ホ
スト装置から送られて来る画像データに基づいて、用紙
4上にインク滴のドットパターンから成る画像を形成す
ることにより記録を行うインクジェット記録装置が構成
される。
第9図のインクジェット記録装置では、プラテン5裏
面側の記録直後の部分が通過する範囲には、用紙4を加
熱して記録ドットの乾燥を促進させるための定着用ヒー
タ11が配置されている。
そして、第9図の記録装置において、記録ドット数の
多い記録モードあるいは文字を記録するときには、ドッ
トを間引いて記録することにより、記録後の定着性が改
善されるようにする。
なお、ここで、文字は通常の文字の他、図形や画素を
含む全ての種類の画像を含むものとする。
このようなインクジェット記録方法に対して、各文字
フォントデータとともに、それぞれに対応したドット間
引き情報をメモリ後述のキャラクタジェネレータ26内に
格納しておき、記録に際してその間引き情報に基づいて
ドット間引きを行うようになし、各文字ごとに予め設定
された適正な間引きを行うことにより高い記録品位を確
保しつつ記録後の定着性を改善する方法を実施する。
さらに、DIPスイッチのオン/オフなどの手動操作に
よってドット間引き率を変化させ、記録濃度を希望に応
じて変化させる記録方法も実施することができる。
第10図は本発明によるインクジェット記録方法を実施
するのに好適な制御系の一例を示すブロック図である。
第10図において、記録装置内の制御を行うMPU21は、I
/Oポート22を介してホストコンピュータ等に接続され、
記録指令および記録データを受け取る。
このMPU21には、アドレスバス23およびデータバス24
を介して第1図〜第3図,第5図または第8図につき後
述する制御手順に対応したプログラム等が格納されたRO
M25、各文字のフォントデータ等が格納されたキャラク
タジェネレータ(CG)26、プリントバッファやCGの一時
記憶エリア、およびカウンタ等作業用エリア等を有する
RAM27、種々の作動部に制御信号を送信するとともに各
種センサから検知信号を受信するためのI/Oポート28、
並びにインクジェット記録ヘッド6を制御するヘッドコ
ントローラ29が接続されている。
図示の例では、I/Oポート28を介して、キャリッジ9
を駆動するモータ30、送りローラ1を駆動す紙送りモー
タ31、間引き印字およびその種類等を設定するDIPスイ
ッチ32、並びに定着ヒータ11を設定条件に応じてオン/
オフする定着ヒータ制御回路34などが接続されている。
定着ヒータ制御回路34は、電源35から定着ヒータ11への
駆動電流をヒータ温度等に基づいて制御する。
第1図は以上説明したインクジェット記録装置におい
て本発明方法を実施する際の動作手順の一例を示すフロ
ーチャートである。
第1図において、電源が投入されると、まずステップ
S1で制御回路21,RAM27内部および各種動作部をイニシャ
ライズするとともに、ROM,RAM,キャリッジの動作等をチ
ェックし、次のステップS2へ進んで定着ヒータ11をオン
にする。
次に、ステップS3に進んで用紙の搬送経路上の適宜の
部位に設けた紙無しセンサにより用紙4が供給されてい
るか否かを判別する。
用紙4が供給されていれば、ステップS4へ進んでコン
ピュータ等のホスト機との接続完了を表すオンラインラ
ンプを点灯し、ステップS5でデータ受信準備完了を表す
インタフェース信号を出力し、次のステップS6へ進んで
データを受信する。
データを受信するとステップS7へ進み、キャリッジ9
を移動させつつ記録ヘッド6を駆動して用紙4へ1行分
の記録を行い、1行分の記録が終了するとステップS8で
所定量の用紙搬送を行うべく紙送りモータ31を駆動する
とともキャリッジモータ30の反転駆動を行い、ステップ
S9へ進んで紙送りモータ31およびキャリッジモータ30が
停止したか否かを判別する。
ステップS9でそれらモータが停止していなければステ
ップS8の動作を続ける。
ステップS9のモータで停止が確認されるとステップS4
戻り以上の動作を繰返して次行の記録を行う。
さらに用紙全体に対して以上の動作を繰返しながら記
録を行っていく。
上記ステップS3で紙無しと判別されると、ステップS1
0で適宜の報知手段、例えばペーパーランプを点灯し、
次のステップS11でエラー処理を行う。これに続いてス
テップS12へ進んでエラーが解除されたか否かを判別
し、解除されていなければ一定インターバルごとにステ
ップS12の判別を行う。
エラーが解除されるとステップS3へ戻って用紙4の有
無を判別し、用紙が供給されるまでエラー処理を繰り返
す。
第2図は第1図中のステップS7における記録動作の詳
細手順の一例を示すフローチャートである。
第2図において、ステップS6でデータを受信して記録
動作に入ると、まずステップS101において、ホストから
転送されたRAM27の入力バッファエリアに格納されてい
る記録データコードより、フォントアドレスを指定し、
次のステップS102へ進んで通常文字の記録かビットイメ
ージの記録かを判別する。
ビットイメージであれば、ステップS103でビットイメ
ージ印字の時に間引きを行うか否か、すなわちDIPスイ
ッチ32の状態で間引き記録に認定されているか否かを判
別し、DIPスイッチ(間引きスイッチ)32がオンでなけ
れば、次のステップS104で記録すべき文字がBGC(ブロ
ックグラフィツクキャラクタ)記録あるいはリバース記
録(白抜き記録)であるか否かを判別する。
BGC記録またはリバース記録である場合はステップS10
5へ進んでイメージ展開するとともに、所定の間引き制
御を行う。
なお、第2図の記録制御においては、通常文字の記録
では記録品位を重視して間引き記録を行わず、ビットイ
メージ記録についてはDIPスイッチ32によって間引きを
行なうか否かを選択可とし、BGC記録(ベタ印字を含
む)およびリバース(白黒反転)記録の時は常に間引き
記録をおこなう場合を例に挙げた。
ステップS105でBGCおよびリバースの記録データをイ
メージ展開するとともに所定の間引き制御を行った後、
これをステップS107でRAM27内のプリントバッファに格
納する。
上記ステップS102でビットイメージでない場合は直ち
にステップS104へ進んでBGCおよびリバースのいずれか
てあるか否かを判別する。
また、上記ステップS103でビットイメージ記録の時に
間引きを行う状態(DIPスイッチ32がオンの状態)であ
れば、直接ステップS105へ進んでビットイメージ記録の
データをイメージ展開するとともに所定の間引き制御を
行った後、これをステップS107でRAM27内のプリントバ
ッファに格納する。
また、上記ステップS104で記録データがBGCでもリバ
ースでもない場合(本実施例では通常文字の場合)は、
ステップS106でイメージ展開した後、ステップS107へ進
んでイメージ展開したデータをRAM27内のプリントバッ
ファに格納する。
ステップS107で文字のイメージデータがプリントバッ
ファに格納された後、ステップS108でキャリッジモータ
30を駆動し、ステップS109でキャリッジ9(ないしイン
クジェット記録ヘッド6)が記録開始位置にあるか否か
を判別する。
キャリッジ9が記録開始位置に達したことを検知する
と、ステップS110でドットイメージを呼び出し、ステッ
プS111で記録を行う。
ステップS112ではキャリッジ9が1行の記録終了位置
に達したか否かを検知し、記録終了位置に到達するまで
記録を実行し、記録終了位置に到達すると第1図のステ
ップS8へ進んで紙送りを行う。
第3図は第2図の記録動作中のステップS105における
BGCまたはリバースの記録データのイメージ展開および
間引き制御の具体的動作を例示するフローチャートであ
り、第4図は第3図の間引き制御をドットイメージで示
す展開図である。
第3図において、記録データがBGC(ブロックグラフ
ィックキャラクタ)あるいはリバース(白抜き)記録で
ある場合は、ステップS201へ進んでCG26内のフォントデ
ータを呼び出し、ステップS202で一時記憶CGエリアに格
納し、ステップS203で1文字分の記録情報すべてを読み
出したか否かを判定し、読み出していなければ、ステッ
プS201へ移行して上記動作を繰り返す。このように1文
字すべてを読み出してこれをRAM27の一時記憶エリアに
格納した後に、ステップS204へ移行する。
ステップS204では、行カウンタmと列カウンタn(こ
れらのカウンタは、ハードウェアで構成されたもので
も、RAM27の作業用エリアに設けられたものでもよ
い。)を各々“1"に設定する。つまり、第4図のドット
マトリクスのa点を開始点とする。
ステップS205では、現在指定されているドットDot
(m,n)が白の場合は、間引き必要はないのでステップS
211へ移行する。
Dot(m,n)が黒の場合は、ステップS206へ移行し、Do
t(m−1,n)の点のデータを読み出し、白であればステ
ップS211へ移行する。一方、黒であればステップS207へ
移行し、Dot(m+1,n)の点のデータを読み出して、白
ならばステップS211へ、黒ならばステップS208へ移行し
てDot(m,n−1)の点のデータを読み出す。ステップS2
08で白と判定されればステップS211へ、黒ならばステッ
プS209へ移行してDot(m,n+1)の点のデータを読み出
し、白ならばステップS211へ、黒ならばステップS210へ
移行してDot(m,n)の黒のデータを白(0)に変換す
る。
ステップS211では、行方向カウンタmを+1(1行)
加算して、当該加算値をカウンタmに格納する。さらに
ステップS212では、行カウンタがマトリクスを越えたか
否かの判定を行い(本実施例では、48×48のマトリクス
の例で示す。さらにS206〜210においてマトリクスの外
のドット位置を示すものは、そのドットは、仮想的に白
と判定する実施例を示す。)、マトリクスを越えたな
ら、すなわちm=49以上ならステップS213へ、そうでな
ければステップS205へ復帰して上記操作を繰返す。ステ
ップS213では、列カウンタを+1(1列)加算し行カウ
ンタmを1に再設定する。ステップS214では、列カウン
タがn=49以上ならステップS107へ移行し、CG一時記憶
エリアの内容をプリントバッファに格納する。
以上の間引き制御によれば第4図に示すごとく、着目
ドットの上下左右の1ドットの情報に応じて間引かれ記
録データの少なくとも1文字分の輪郭は、すべて記録さ
れ、その内側が1列づつ互い違いのドット間引きが行な
われるので、ドット密度が記録データの輪郭部を除き、
ほぼ1/2、すなわち間引き率約50%の間引き記録を行う
ことができる。
第5図は第1図中のステップS7における記録動作の他
の動作手順(実施例)を示すフローチャートを示す。
本例によるインクジェット記録方法では、間引き情報
の判別ルーチンの代わりにそれぞれの文字に応じて間引
き率を変化させ、これによって間引きによる定着性の向
上とともに記録濃度を適宜変化させることを可能とす
る。すなわち、第5図のフローチャートは、この濃度変
化にも対応しうる各文字に対応した間引き制御を用いた
記録動作の手順の例を示すものである。
第5図において、ステップS6でデータを受信した後、
記録動作に入ると、まずステップS301で印字データコー
ドよりフォントアドレスを指定し、次のステップS302で
CG26内のフォントデータを呼び出した後、ステップS303
で1文字分読み出したか否かの判定を行い終了でなけれ
ばステップS302の手順を実行する。
一方、1文字分終了していれば、ステップS304aへ移
行し、行カウンタmと列カウンタnとをそれぞれ“1"に
設定し、ステップS304bへ移行する。ステップS304bで
は、記録コード等に応じてフォント26内に格納されてい
る間引き情報を指定してステップS305で判定を行う。そ
して、1/2間引きAモードならステップS306へ、1/2間引
きモードBならステップS316へ、さらに1/4間引き情報
であればステップS326へ移行する。ここで、1/2間引き
Aモードでの動作、すなわちステップS306〜S315までの
動作は、第3図中のステップS205〜S214と同様であり、
その説明は省略する。
次に1/2間引きBモードについての説明を行う。ステ
ップS316では、現在指定されているドットDot(m,n)を
判定し白ならステップS322へ、黒ならステップS317へ移
行する。ステップS317では、Dot(m−1,n−1)のドッ
トを判定し、白ならステップS322へ、黒ならステップS3
18へ移行する。ステップS318では、Dot(m+1,n+1)
のドットを判定し、白ならステップS322へ、黒ならステ
ップS319へ移行する。ステップS319では、Dot(m+1,n
+1)を判定し、白ならステップS322へ、黒ならステッ
プS320へ移行し、このステップS320でDot(m+1,n+
1)のドットを判定して白ならステップS322へ、黒なら
現在指定されているドットDot(m,n)を白(0)に変換
する。
ステップS322では、行カウンタmを1行加算し、ステ
ップS322でm=49に達したか否かの判定を行い、肯定判
定であればステップS324に移行する。一方、49未満の場
合はステップS316へ移行し、上記動作(S316〜S322)を
繰り返す。
ステップS324では、列カウンタnを1列加算しさらに
行カウンタmを“1"に設定する。ステップS325では、n
=49に達したか否かの判定を行い、肯定判定であればス
テップS107へ移行し、49未満の場合はステップS316へ移
行して上記動作を繰り返す。
ステップS305で1/4間引きモードと判定された場合に
はステップS326へ移行する。このモードにおけるステッ
プS327〜S334の処理は、ステップS307〜S310およびS317
〜S320の動作をシリーズに行うことで実行することがで
きるので、その説明は省略する。そして、ステップS336
では行カウンタmを1加算し、ステップS337ではm=49
に達したか否かの判定を行い、肯定判定であればステッ
プS338へ移行し、列カウンタnを1だけ加算しさらに行
カウンタmを“1"に設定してステップS339へ移行する。
ステップS339で列カウンタが49に達したと判定されれば
ステップS107へ移行し、49未満ならステップS326へ移行
して上記動作を繰り返す。
第5図の記録ドットの間引き制御を行うに際しては、
CG(キャラクタジェネレータ)26内の各記録フォントデ
ータに対応した記録ドット間引き情報をフォントデータ
とともに当該メモリ内に格納しておき、記録するときに
当該間引き情報に基いてドット間引きを行うことが好ま
しい。
第6図はCG26内に格納されたフォントデータ(図示の
例は文字“A"のフォントデータ)を例示する。
第6図において、例えば48×48ドットのフォントデー
タ領域51の左側に隣接して、間引き情報領域52、濃度情
報領域53およびその他の情報領域54が設けてある。すな
わち、ドット間引きの種類(間引き率)を表す情報がフ
ォント情報とともにアドレス割り当てされている。
もちろん、各文字の間引き情報をまとめて別のアドレ
スに割り当てておいてもよい。
なお、間引き情報については、例えば4ビットバイナ
リのコードで1/2間引きAモードで“0010"、1/2%間引
きBモードを“0100"で、4/1間引きモードを“0011"と
して表すことができる。
第7図(A)は1/4間引き(間引き率約25%)の間引
き制御を行うときのドットイメージの展開図である。
この4分の1間引きは、第5図中のステップS320〜S3
39での制御動作で得られるものを例示しており、ドット
マトリックスから着目ドットの周囲のドットが全て黒の
場合に着目ドット間引くように制御するものである。
第7図(B)は、1/2間引きBモード(間引き率約50
%)の間引き制御を行うときのドットイメージの展開図
である。この1/2間引きBモードでは、第5図中のステ
ップS316〜S325での制御で得られるものを示しており、
ドットマトリクスから着目ドットに対して対角線上に1
ドットずれた位置の4ドットが全て黒の場合に着目ドッ
トを間引くように制御するものである。
第8図は第1図中のステップS7における記録動作のさ
らに他の実施例を示すフローチャートである。
第8図において、ステップS6で記録データを受信した
ところで記録動作に入ると、まず、ステップS501で記録
データコード等に基づいてフォントアドレスを指定し、
次のステップS502でCG26内のフォントデータを呼び出し
た後、ステップS503でDIPスイッチ32(第10図)の信号K
2が“1"(低濃度記録)か“0"(低濃度記録でない)か
を判別する。
低濃度印字に設定されていれば、ステップS504へ進ん
でさらにDIPスイッチ32(第10図)の信号K4が“1"(1/2
間引きAモード)が“0"(1/2間引きBモード)かを判
別し、“1"ならステップS508へ移行して第5図のステッ
プS306〜S315と同様の処理に従って間引きを行うことに
よりイメージ展開を行う。一方、信号K4が“0"であれば
ステップS509に進み、第5図のステップS316〜325と同
様の処理に従って間引きを行うことによりイメージ展開
を行う。
ステップS504で低濃度記録でないと判定された場合
は、ステップS505へ進んでディップスイッチ32(第10
図)の信号K3が“1"(中濃度記録)が“0"(高濃度記
録)かを判別する。
中濃度印字の場合は、ステップS506へ進んで間引き率
25%(1/4間引きモード)の間引き制御を行ってイメー
ジ展開する。高濃度記録の場合は、ステップS507へ進ん
で間引きなしでイメージ展開する。
かくしてドットイメージに展開した後、第2図中のス
テップS107へ進んでドットイメージをプリントバッファ
に格納し、以下第2図のステップS108〜S112の各動作を
行いながら記録を行っていく。
以上説明した各実施例によれば次のような効果を達成
することができる。
(I)記録ドットの間引き制御により記録後の定着性が
改善され、例えば2枚目の用紙に像が写ってしまった
り、記録後2枚目の用紙の送りで形成画像が擦れたり、
指が触れて汚れたりする不具合を防止することが可能に
なった。
(II)ベタ印字,リバース(白抜き)記録あるいはブロ
ックグラフィックキャラクタ(BGC)記録などドット密
度が高く定着性の劣るパターンに対してはドット間引き
実行して定着性を改善し、通常文字など比較的ドット密
度が小さく定着性に問題のないパターンに対してはドッ
ト間引きなしで記録を行うことにより、定着性の改善と
記録品位の保持の双方を実現することが可能となった。
この場合、ビットイメージ等、ドット密度の高い記録
が多い記録パターンに対しては、DIPスイッチ32で間引
きを実行するか否かを、操作者が手動で操作できるよう
構成したので定着を重視するか記録品位を重視するかを
選択することが可能になった。
(III)種々の文字について間引き率を変化できるの
で、記録品位を確保しつつ定着性を向上させることがで
きた。
(IV)従来の間引き方法では、輪郭まで間引きを行って
しまうため輪郭部が正確でなくなっていたが、本実施例
では全て輪郭を残して内部を間引くので、正確な文字お
よびイメージが得られた。
なお、ドット間引きを積極的に利用して記録濃度を操
作者の好みに合わせてさらに多段階に変化できるように
構成することもできる。
また、間引きの有無やそのモード設定としては、上述
のようなDIPスイッチにのみ限られず、種々の形態とす
ることができる。例えば、プリンタ側あるいはホスト側
に設けたキースイッチとすることもできるし、さらには
記録に係る画像に応じてホスト側が自動的にコマンド等
をデータに付加しても送信するようにしてもよい。
さらに、上例ではシリアルプリンタに本発明で適用し
た場合について述べたが、用紙の幅方向に吐出口を整列
させたラインプリンタにも本発明は極めて有効かつ容易
に適用できるのは勿論である。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、間引き処理に係る注
目画素および該画素の上、下、左、右の画素が黒画素で
あるか否かが判別され、それら画素が全て黒画素である
場合には、当該注目画素が白画素とされる処理が行われ
るので、少なくとも、片側が全て白画素となる、文字等
の輪郭部においてこれを形成する黒画素が間引かれるこ
とはなく、また、その輪郭の内部又は外部においてのみ
所定の割合の間引きを行うことが可能となる。
この結果、記録の定着性を向上させるとともに文字等
について高品位の記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るインクジェット記録方
法の動作手順を示すフローチャート、 第2図は第1図中の記録動作の第1実施例のフローチャ
ート、 第3図は第2図中の間引き制御の具体的手順を例示する
フローチャート、 第4図は2分の1間引きAモードを行ったドットイメー
ジの模式的説明図、 第5図は第1図中の記録動作の第2実施例のフローチャ
ート、 第6図は文字フォントデータのメモリを例示する模式説
明図、 第7図(A)は4分の1間引きの状態を例示する模式的
説明図、 第7図(B)は2分の1間引きBモードの状態を例示す
る模式的説明図、 第8図は第1図中の記録動作の第3の実施例のフローチ
ャート、 第9図は本発明の実施するのに好適なインクジェット記
録装置の断面図、 第10図は本発明を実施するのに好適な制御系のブロック
図である。 4……用紙、 6……インクジェットヘッド、 11……定着ヒータ、 21……制御部、 26……CG、 27……RAM、 32……DIPスイッチ。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録データの注目画素、及び、前記注目画
    素の上、下、左、右の画素が黒画素であるか否か判別す
    る判別手段と、 前記判別手段により、前記注目画素、及び、前記注目画
    素の上、下、左、右の画素が黒画素であると判別された
    場合、前記注目画素を白画素とすることにより記録デー
    タを間引く間引き手段と、 前記間引き手段により間引かれた記録データに基づき記
    録媒体に液体を噴射して記録を行う記録手段と を有することを特徴とする液体噴射記録装置。
  2. 【請求項2】前記判別手段は、前記注目画素、及び、前
    記注目画素の上、下、左、右、左上、左下、右上、右下
    の画素が黒画素であるか否か判別し、 前記間引き手段は、前記判別手段により前記注目画素、
    及び、前記注目画素の上、下、左、右、左上、左下、右
    上、右下の画素が黒画素であると判別された場合、前記
    注目画素を白画素とすることにより記録データを間引く
    ことを特徴とする請求項1記載の液体噴射記録装置。
  3. 【請求項3】記録データの注目画素、及び、前記注目画
    素の上、下、左、右の画素が黒画素であるか否か判別す
    る判別ステップと、 前記判別ステップにより、前記注目画素、及び、前記注
    目画素の上、下、左、右の画素が黒画素であると判別さ
    れた場合、注目画素を白画素とすることにより記録デー
    タを間引く間引きステップと、 前記間引きステップにより間引かれた記録データに基づ
    き記録媒体に液体を噴射して記録を行う記録ステップと
    を有することを特徴とする液体噴射記録方法。
  4. 【請求項4】前記判別ステップは、前記注目画素、及
    び、前記注目画素の上、下、左、右、左上、左下、右
    上、右下の画素が黒画素であるか否か判別し、 前記間引きステップは、前記判別ステップにより前記注
    目画素、及び、前記注目画素の上、下、左、右、左上、
    左下、右上、右下の画素が黒画素であると判別された場
    合、注目画素を白画素とすることにより記録データを間
    引くことを特徴とする請求項3記載の液体噴射記録方
    法。
  5. 【請求項5】記録データの注目画素、及び、前記注目画
    素の左上、左下、右上、右下の画素が黒画素であるか否
    か判別する判別手段と、 前記判別手段により、前記注目画素、及び、前記注目画
    素の左上、左下、右上、右下の画素が黒画素であると判
    別された場合、前記注目画素を白画素とすることにより
    記録データを間引く間引き手段と、 前記間引き手段により間引かれた記録データに基づき記
    録媒体に液体を噴射して記録を行う記録手段と を有することを特徴とする液体噴射記録装置。
  6. 【請求項6】記録データの注目画素、及び、前記注目画
    素の左上、左下、右上、右下の画素が黒画素であるか否
    か判別する判別ステップと、 前記判別ステップにより、前記注目画素、及び、前記注
    目画素の左上、左下、右上、右下の画素が黒画素である
    と判別された場合、注目画素を白画素とすることにより
    記録データを間引く間引きステップと、 前記間引きステップにより間引かれた記録データに基づ
    き記録媒体に液体を噴射して記録を行う記録ステップと
    を有することを特徴とする液体噴射記録方法。
JP63120683A 1988-05-19 1988-05-19 液体噴射記録方法および液体噴射記録装置 Expired - Fee Related JP2641252B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63120683A JP2641252B2 (ja) 1988-05-19 1988-05-19 液体噴射記録方法および液体噴射記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63120683A JP2641252B2 (ja) 1988-05-19 1988-05-19 液体噴射記録方法および液体噴射記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01290442A JPH01290442A (ja) 1989-11-22
JP2641252B2 true JP2641252B2 (ja) 1997-08-13

Family

ID=14792365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63120683A Expired - Fee Related JP2641252B2 (ja) 1988-05-19 1988-05-19 液体噴射記録方法および液体噴射記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2641252B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2941903B2 (ja) * 1990-07-20 1999-08-30 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
CN114034110B (zh) * 2021-11-29 2022-11-22 四川虹美智能科技有限公司 空调系统的参数设置方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5931750B2 (ja) * 1977-01-22 1984-08-03 日本電信電話株式会社 パタ−ン発生装置
JPS618360A (ja) * 1984-06-22 1986-01-16 Ricoh Co Ltd 荷電制御インクジエツトプリンタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01290442A (ja) 1989-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2707259B2 (ja) インクジェット記録装置
US5237344A (en) Ink jet recording apparatus and method with dot thinning
JP2641252B2 (ja) 液体噴射記録方法および液体噴射記録装置
JPH01113249A (ja) インクジェット記録装置
JP3535846B2 (ja) プリント装置
JP2750692B2 (ja) 記録方法
JPH06127033A (ja) シリアル型記録装置における記録方法
US7477416B2 (en) Printing method and printing apparatus for printing on a label sheet
JP2000127368A (ja) 記録装置および記録動作制御方法
JP3313781B2 (ja) 印字装置
US8614829B2 (en) Ink jet printing apparatus, image processing apparatus, and method for processing image
JP2013000937A (ja) インクジェットプリンター及びその制御方法
JP3334824B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP3007094B2 (ja) 記録装置
JP2844731B2 (ja) 印字データ処理装置
JP3432062B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2875410B2 (ja) プリンタ
JPH0229347A (ja) インクジェット記録装置
JPH08108597A (ja) データ出力装置
JPH11198450A (ja) インクジェットプリンタの印刷方法
JPH05162307A (ja) インクジェット記録装置
JPH04351564A (ja) パターン処理方法及び装置
JPH02128874A (ja) 情報記録装置
JPH0911588A (ja) プリンタおよびプリント方法
JPH0284369A (ja) 記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees