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JP2640107B2 - 多室型通気回転乾燥装置 - Google Patents

多室型通気回転乾燥装置

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Publication number
JP2640107B2
JP2640107B2 JP62277945A JP27794587A JP2640107B2 JP 2640107 B2 JP2640107 B2 JP 2640107B2 JP 62277945 A JP62277945 A JP 62277945A JP 27794587 A JP27794587 A JP 27794587A JP 2640107 B2 JP2640107 B2 JP 2640107B2
Authority
JP
Japan
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dried
small
rotary
hot air
chamber
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP62277945A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01121679A (ja
Inventor
守広 中安
伊之助 古谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OOKAWARA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
OOKAWARA SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Priority to JP62277945A priority Critical patent/JP2640107B2/ja
Publication of JPH01121679A publication Critical patent/JPH01121679A/ja
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は多室型通気回転乾燥装置に関し、特に回転胴
内を通気性の金属板で分画して複数の小室を形成し、夫
々の小室を独立の乾燥胴としたことを特徴とするもので
ある。
(従来の技術) 一般に粒粉体から成る被乾燥物を解きほぐしながら連
続的に熱風乾燥して、夫々の粒子の独立した粒粉物を得
ようとする場合は通気回転乾燥装置が用いられる。
第2図及び第3図はその一例として通気回転方式の乾
燥装置を示すもので、図中符号11は回転胴である。この
ものは通気回転乾燥装置の本体部分であって被乾燥物投
入エリヤ11aと乾燥エリヤ11b及び乾燥製品取出エリヤ11
cとから成り、被乾燥物投入エリヤ11aと乾燥製品取出エ
リヤ11cの外周にはレール12が巻回されており、このレ
ール12が前後一対のコロ13f、13rに支持されている。
尚、図示はしないが被乾燥物投入エリヤ11aの外周には
リングギヤが取付けられており、更にこれに小歯車がか
み合っていて、この小歯車の駆動力によって回転胴11を
適宜な速度で回転させるようになっている。
被乾燥物投入エリヤ11aの端面には被乾燥物投入シュ
ート14が設けられていて胴内へ被乾燥物を投入するよう
になっており、乾燥製品取出エリヤ11cの後端には製品
取出口15が設けられていて、乾燥された粉粒体を取出す
ようになっている。
乾燥エリヤ11bは、この装置の本体部分をなすもので
あって、胴は金網、パンチングメタルその他の無数の小
孔やスリットの穿けられた通気性の板材を用いて形成さ
れており、内面には掻上ルーバー16が取付けられていて
回転胴11の回転するに伴なって胴内の被乾燥物を順に掻
き上げて攪拌し、混合して全体を一様に乾燥すると共に
その際の衝撃力によって被乾燥物を解きほぐし、粒子同
士の接合や絡み合いを無くしてそれぞれの粒子を互いに
独立した状態にするようになっている。乾燥エリヤ11b
の外側にはケーシング17が設けられている。このケーシ
ング17は一種のダクトであって、下部には熱風取入口18
が形成されており、更にこれに加熱器19と送風ファン20
とが連結されていて、ケーシング内に熱風を取入れると
共に上部には排気口21が形成されていてここから乾燥機
排ガスを排出するようになっている。
(従来技術の問題点) ところでこの乾燥機は回転胴11が回転するに伴なって
被乾燥物は回転胴の内周面との摩擦力と掻上ルーバー16
とによって内周面に沿って上昇し、一定の高さに達した
ところで順に落下するので全体が均等に攪拌混合されて
一様に乾燥され、しかも落下の際の衝撃力によって解き
ほぐされるので、粉粒体の乾燥に適しているのである
が、反面、胴内の被乾燥物の量が規制されていて胴内の
被乾燥物の量が一定以上になると全たく攪拌混合されな
いものが生じるようになる。
従って、処理能力を高めるためには装置を大形にせざ
るを得ないのであるが、この様にすると製造コストその
他の費用が嵩むうえ、粉粒体に加えられる衝撃力が大き
くなり、粉粒体はそれだけ破砕され、粉細される可能性
が高くなるので処理対象物が限定され、不良率が増加す
るという欠点がある。
この様な欠点を解消する方策として従来は第4図及び
第5図に示すように、回転胴11の中心線上に通気性の送
風ダクト22を設け、これに加熱器19と送風ファン20を連
結して、送風ダクト22から直接回転胴11内に熱風に送り
込むようにすると共に回転胴11内を非通気性の隔壁23で
分画して複数の小室24…24を形成し、それぞれの小室24
を独立の小形の回転胴としたもの(小室型通気乾燥方
式)が試みられた。
この乾燥装置は上述した従来の通気回転乾燥装置に比
べると個々の小室24が回転胴11より格段に小さくて、被
乾燥物に加えられる衝撃力が小さいので、破砕され、粉
細される可能性が著るしく少なくなるので脆弱な粉粒体
も処理対象とすることが出来るようになったが、反面、
熱風は送風ダクト22から各小室24へ吹き込まれるので、
この送風ダクト22を細く形成すると各小室24は狭くなり
過ぎて乾燥ムラを生じ、このムラを少なくするために送
風ダクト24を太く形成するとそれだけ小室24が小さくな
って処理能力が低下するという不具合を有している。
殊に、この乾燥装置は小室24の被乾燥物Aの充填量が
少ないと小室24a,24bに示すように熱風が吹き込まれる
面(送風ダクト22)と熱風が排出される面(回転胴11)
との間に熱風の通路が生じるため、この小室内では熱風
は無駄に費やされることとなる。かゝる不具合を無くす
るためには小室24に多量の被乾燥物を充填せざるを得な
いのであるが、この様にすると被乾燥物の攪拌、混合が
出来なくなるので、粉粒体の乾燥装置としての機能が全
たく損なわれるのである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記した従来の通気回転乾燥装置の欠点を解
消して脆弱な粉粒体も能率よく乾燥することができるよ
うにしたものであって、回転胴内を通気気性の金属板で
分割して複数の扇形の小室を形成し、夫々の小室を独立
した乾燥胴とすると共に熱風は回転胴の下半面から吹込
むようにしたものである。
(実施例) 以下本発明を図示の実施例に基づいて具体的に説明す
る。
図は本発明に係る多室型通気回転乾燥装置の中央部の
縦断面を示すもので図中符号1は回転胴、2はケーシン
グである。これら既に述べた従来のものと殆んど変ると
ころはない。即ち回転胴1は金網、パンチングメタル、
その他の無数の小孔やスリットの穿けられた通気性の金
属板を用いて形成されており、図示はしないが被乾燥物
投入エリヤと乾燥製品取出エリヤが形成されていて、そ
れぞれ被乾燥物投入シュート、乾燥製品取出口が設けら
れている。
そして、回転胴1の内部は通気性の金属板8によって
分画されて複数の扇形の小室3が形成されている。
ケーシング2も従来のものと同じく回転胴1を覆って
いて通気ダクトとして機能するものであって、上部に排
気口4が形成されると共に下部には熱風取入口5が形成
されており、更にこれに加熱器6及び送風ファン7が連
結されていて、ケーシング2内に乾燥用熱風を送り込む
様になっている。また、ケーシング2の内部は回転胴1
を上下に二分割する位置に隔壁9が設けられていて、ケ
ーシング2内での熱風の自由な流通を妨げて、熱風取入
口5からケーシング2に送り込まれた熱風は回転胴1の
下半面を通って回転胴1内に入り、下半部の小室3L、3L
…内を通過してこれに充填された被乾燥物Aを乾燥し、
更に、上半部の小室3U、3U…を通過してこれに充填され
た被乾燥物Aを乾燥して回転胴1から抜け出し、然して
排気口4を通って機外へ排出されるのである。
(効果) 以上詳述した様に本発明は通気性の回転胴の内部を通
気性の金属板によって分画して複数の扇形の小室を形成
し、それぞれの小室を小形の回転胴とすると共にケーシ
ング内は回転胴を上下に二分割する位置に隔壁を設けた
もので、この様にすることにより上記した従来の第4、
5図に示す小室型通気回転乾燥装置と同様、被乾燥物の
粉体化率が低下して脆弱な被乾燥物も処理することがで
きるようになると共に第2図第3図に示す通気回転方式
の乾燥機の乾燥能率に比べて小室への被乾燥物の充填率
を高めることができるので乾燥能率が向上する。
しかも小室型通気回転乾燥装置の様に小室に被乾燥物
を過剰に充填しなくても熱風が被乾燥物に対して有効に
作用するので、小室内で被乾燥物の攪拌、混合を充分に
行ない、均等に乾燥することができることとなり、この
点でも乾燥能率が向上する。殊に、回転胴を通気性の金
属板によって分画したことにより熱風は下半部の小室3
L、3L…を通過したのち更に上半部の小室3U、3U…を通
過するので熱の利用効率が一段と高められ、乾燥能率の
向上に寄与するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す縦断正面図第2図は従
来の通気回転方式の通気回転乾燥装置を示す縦断正面
図、第3図は同上縦断側面図第4図は小室型通気回転乾
燥装置を示す縦断正面図、第5図は同上縦断側面図であ
る。 1……回転胴、2……ケーシング 3……小室、4……排気口 5……熱風取入口、6……加熱器 7……送風ファン、8……金属板 9……隔壁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通気性の回転胴をケーシングで被覆してな
    る通気回転乾燥装置において、回転胴は内部を通気性金
    属板を用いて分画して複数の扇形の小室を形成し、ケー
    シングは上部に排気口を形成し下部に熱風取入口を形成
    してこれに加熱器及び送風ファンを連結し、且つ内部に
    は回転胴を上下に二分画する位置に隔壁を設けて、熱風
    取入口から送り込まれた熱風は回転胴の下半部の小室を
    通過した後、さらに上半部の小室を通過するようにした
    ことを特徴とする多室型通気回転乾燥装置。
JP62277945A 1987-11-02 1987-11-02 多室型通気回転乾燥装置 Expired - Fee Related JP2640107B2 (ja)

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JP62277945A JP2640107B2 (ja) 1987-11-02 1987-11-02 多室型通気回転乾燥装置

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JP62277945A JP2640107B2 (ja) 1987-11-02 1987-11-02 多室型通気回転乾燥装置

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JPH01121679A JPH01121679A (ja) 1989-05-15
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JP2007044842A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Jefcom Kk 道具入れ
JP7253288B1 (ja) * 2022-01-04 2023-04-06 株式会社タクボ精機製作所 ロータリ乾燥炉

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JPH01121679A (ja) 1989-05-15

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