JP2638522B2 - 音声符号化装置 - Google Patents
音声符号化装置Info
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- Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声符号化装置に関
し、特にディジタル移動通信方式の自動車電話システム
で使用される音声符号化装置に関する。
し、特にディジタル移動通信方式の自動車電話システム
で使用される音声符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディジタル移動通信方式の自動車
電話システムで使用する音声符号化装置は、図2に示す
ように、データ受信部(2)は、入力端子(1)から符
号化データを入力し、電力インデックス(2a)と適応
符号インデックス(2b)と雑音符号インデックス(2
c)と利得符号インデックス(2d)とLSP(Line S
pectrum Pair)インデックス(2e)に分離して出力す
る。さらに、データ受信部(2)は入力した符号化デー
タをVOX(Voice Operated Transmitter)ユニークワ
ード検出器(3)へ出力する(2f)。
電話システムで使用する音声符号化装置は、図2に示す
ように、データ受信部(2)は、入力端子(1)から符
号化データを入力し、電力インデックス(2a)と適応
符号インデックス(2b)と雑音符号インデックス(2
c)と利得符号インデックス(2d)とLSP(Line S
pectrum Pair)インデックス(2e)に分離して出力す
る。さらに、データ受信部(2)は入力した符号化デー
タをVOX(Voice Operated Transmitter)ユニークワ
ード検出器(3)へ出力する(2f)。
【0003】移動局は、消費電力低減のために、符号化
器において上り音声が無音区間と判断すると、VOXの
ユニークワードを送信し、符号化インデックスの送信を
停止する場合がある。
器において上り音声が無音区間と判断すると、VOXの
ユニークワードを送信し、符号化インデックスの送信を
停止する場合がある。
【0004】VOXのユニークワードには、符号化イン
デックス送信の中止を伝えるポストアンブルと、符号化
インデックス送信の開始を伝えるプリアンブルがある。
デックス送信の中止を伝えるポストアンブルと、符号化
インデックス送信の開始を伝えるプリアンブルがある。
【0005】また、無音区間が連続する場合には、周期
的にポストアンブルと背景雑音を更新するための符号化
データを送信する。
的にポストアンブルと背景雑音を更新するための符号化
データを送信する。
【0006】VOXユニークワード検出器(3)は、移
動局から出力されたポストアンブルとプリアンブルを検
出し、有音区間か無音区間の状態を示すVOX MOD
E情報(「VOXモード情報」という)を出力する。
動局から出力されたポストアンブルとプリアンブルを検
出し、有音区間か無音区間の状態を示すVOX MOD
E情報(「VOXモード情報」という)を出力する。
【0007】VOXモード情報としては、例えばプリア
ンブル検出時を状態「−1」とし、ポストアンブル検出
時を状態「1」とし、ポストアンブルに続く符号化イン
デックス受信時は状態「2」とし、以後プリアンブル受
信するまでを状態「3」とし、プリアンブル検出後の符
号化インデックス受信時は状態「0」を出力するものと
する。
ンブル検出時を状態「−1」とし、ポストアンブル検出
時を状態「1」とし、ポストアンブルに続く符号化イン
デックス受信時は状態「2」とし、以後プリアンブル受
信するまでを状態「3」とし、プリアンブル検出後の符
号化インデックス受信時は状態「0」を出力するものと
する。
【0008】電力符号復号器(4)は、電力インデック
ス(2a)をもとに電力符号帳から量子化電力値(4
a)を出力する。
ス(2a)をもとに電力符号帳から量子化電力値(4
a)を出力する。
【0009】LSP符号復号器(5)は、LSPインデ
ックス(2e)をもとにLSP符号帳からLPC(5
a)と予測残差利得(5b)を出力する。
ックス(2e)をもとにLSP符号帳からLPC(5
a)と予測残差利得(5b)を出力する。
【0010】利得符号復号器(6)は、量子化電力値
(4a)と予測残差利得(5b)と利得符号インデック
ス(2d)を入力し、利得符号インデックスをもとに利
得符号帳から適応符号利得係数(6a)と雑音符号利得
係数(6b)を出力する。
(4a)と予測残差利得(5b)と利得符号インデック
ス(2d)を入力し、利得符号インデックスをもとに利
得符号帳から適応符号利得係数(6a)と雑音符号利得
係数(6b)を出力する。
【0011】雑音符号信号復号器(7)は、雑音符号イ
ンデックス(2c)をもとに雑音符号ベクトル信号(7
a)を出力する。
ンデックス(2c)をもとに雑音符号ベクトル信号(7
a)を出力する。
【0012】適応符号信号復号器(8)は、適応符号イ
ンデックス(2b)をもとに適応符号ベクトル信号(8
a)を出力する。
ンデックス(2b)をもとに適応符号ベクトル信号(8
a)を出力する。
【0013】また、適応符号信号復号器(8)で使用す
る適応符号帳は、励振信号(11a)により更新され新し
い適応符号帳が生成される。
る適応符号帳は、励振信号(11a)により更新され新し
い適応符号帳が生成される。
【0014】適応符号ベクトル信号(8a)に適応符号
利得係数(6a)を乗算器(9)にて乗じた出力信号
と、雑音符号ベクトル信号(7a)に雑音符号利得係数
(6b)を乗算器(10)にて乗じた出力信号を加算器
(11)にて加算し、励心信号(11a)を生成する。
利得係数(6a)を乗算器(9)にて乗じた出力信号
と、雑音符号ベクトル信号(7a)に雑音符号利得係数
(6b)を乗算器(10)にて乗じた出力信号を加算器
(11)にて加算し、励心信号(11a)を生成する。
【0015】合成フィルタ(12)は、LPC(5a)
と励振信号(11a)を入力し、合成音声信号(12a)を
出力する。
と励振信号(11a)を入力し、合成音声信号(12a)を
出力する。
【0016】更に、適応スペクトル・ポストフィルタ
(13)により合成音声信号(12a)の聴覚的品質を高
めて出力端子(16)から音声信号が出力される。
(13)により合成音声信号(12a)の聴覚的品質を高
めて出力端子(16)から音声信号が出力される。
【0017】VOXモード情報が無音区間の場合は、ポ
ストアンブルに続く符号化データの中の各インデックス
を初期値として背景雑音が生成される。
ストアンブルに続く符号化データの中の各インデックス
を初期値として背景雑音が生成される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】この従来の音声符号化
装置では、移動局の上り音声が無音の場合にユニークワ
ードを送出し、基地局への符号化インデックスの送信を
停止する。ただし、無音状態が連続する場合は、周期的
に符号化インデックスを周囲雑音の情報として基地局に
送信する。
装置では、移動局の上り音声が無音の場合にユニークワ
ードを送出し、基地局への符号化インデックスの送信を
停止する。ただし、無音状態が連続する場合は、周期的
に符号化インデックスを周囲雑音の情報として基地局に
送信する。
【0019】基地局の音声符号化装置は、この周囲雑音
の情報を基に背景雑音を生成する。
の情報を基に背景雑音を生成する。
【0020】従って、周期的に変化する背景雑音は、通
常の雑音を符号化、復号化した音とは異なり、非常に違
和感のある音になるという問題点があった。
常の雑音を符号化、復号化した音とは異なり、非常に違
和感のある音になるという問題点があった。
【0021】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、本発明の目的は、ディジタル移動通信
方式の自動車電話システムで用いられる音声符号化装置
において、移動局のVOX(またはVAD:Voice Acti
vity Detect)処理における無音検出時に送信される背
景雑音の周期的温調変化によって生じる復号器の音声出
力に対する違和感を低減する音声符号化装置を提供する
ことにある。
たものであって、本発明の目的は、ディジタル移動通信
方式の自動車電話システムで用いられる音声符号化装置
において、移動局のVOX(またはVAD:Voice Acti
vity Detect)処理における無音検出時に送信される背
景雑音の周期的温調変化によって生じる復号器の音声出
力に対する違和感を低減する音声符号化装置を提供する
ことにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の音声符号化装置は、符号化データを入力し、電
力インデックスと、適応符号インデックスと、雑音符号
インデックスと、利得符号インデックスと、LSP(Li
ne Spectrum Pair)インデックスに分離し出力し、且つ
入力した符号化データを出力するデータ受信部と、前記
データ受信部から出力される符号化データを入力し、V
OXモード(VOX MODE)情報を出力するVOXユニーク
ワード検出器と、前記電力インデックスと前記VOXモ
ード情報を入力し、量子化電力を出力する電力符号復号
器と、前記雑音符号インデックスと前記VOXモード情
報を入力し、雑音符号ベクトル信号を出力する雑音符号
復号器と、前記LSPインデックスと前記VOXモード
情報を入力し、LPC(Linear Predictive Coefficien
t)と予測残差利得を出力するLSP符号復号器と、前
記利得符号インデックスと前記VOXモード情報と前記
量子化電力と前記予測残差利得を入力し、適応符号利得
係数と雑音符号利得係数を出力する利得符号復号器と、
前記適応符号インデックスと前記VOXモード情報と励
振信号を入力し、適応符号ベクトル信号を出力する適応
符号信号復号器と、前記適応符号ベクトル信号に前記適
応符号利得係数を乗算した信号と、前記雑音符号ベクト
ル信号に前記雑音符号利得を乗算した信号を加算し、前
記励振信号を出力する加算器と、前記励振信号と前記L
PCを入力し、合成音声信号を出力する合成フィルタ
と、前記合成音声信号と前記LPCを入力し、音声信号
を出力するポストフィルタと、を有する音声符号化装置
において、前記量子化電力と、前記VOXモード情報
と、前記音声信号と、を入力し、前記VOXモード情報
が無音区間の背景雑音生成時に、前記ポストフィルタか
ら出力される音声信号の電力制御を行う電力制御器を備
えることを特徴とする音声符号化装置を提供する。
本発明の音声符号化装置は、符号化データを入力し、電
力インデックスと、適応符号インデックスと、雑音符号
インデックスと、利得符号インデックスと、LSP(Li
ne Spectrum Pair)インデックスに分離し出力し、且つ
入力した符号化データを出力するデータ受信部と、前記
データ受信部から出力される符号化データを入力し、V
OXモード(VOX MODE)情報を出力するVOXユニーク
ワード検出器と、前記電力インデックスと前記VOXモ
ード情報を入力し、量子化電力を出力する電力符号復号
器と、前記雑音符号インデックスと前記VOXモード情
報を入力し、雑音符号ベクトル信号を出力する雑音符号
復号器と、前記LSPインデックスと前記VOXモード
情報を入力し、LPC(Linear Predictive Coefficien
t)と予測残差利得を出力するLSP符号復号器と、前
記利得符号インデックスと前記VOXモード情報と前記
量子化電力と前記予測残差利得を入力し、適応符号利得
係数と雑音符号利得係数を出力する利得符号復号器と、
前記適応符号インデックスと前記VOXモード情報と励
振信号を入力し、適応符号ベクトル信号を出力する適応
符号信号復号器と、前記適応符号ベクトル信号に前記適
応符号利得係数を乗算した信号と、前記雑音符号ベクト
ル信号に前記雑音符号利得を乗算した信号を加算し、前
記励振信号を出力する加算器と、前記励振信号と前記L
PCを入力し、合成音声信号を出力する合成フィルタ
と、前記合成音声信号と前記LPCを入力し、音声信号
を出力するポストフィルタと、を有する音声符号化装置
において、前記量子化電力と、前記VOXモード情報
と、前記音声信号と、を入力し、前記VOXモード情報
が無音区間の背景雑音生成時に、前記ポストフィルタか
ら出力される音声信号の電力制御を行う電力制御器を備
えることを特徴とする音声符号化装置を提供する。
【0023】本発明の音声符号化装置においては、好ま
しくは、前記量子化電力と前記VOXモード情報と前記
音声信号を入力し、VOXモード情報が無音区間の背景
雑音生成時において前記量子化電力の長時間平均をと
り、長時間平均を取った電力になるようポストフィルタ
から出力される音声信号の電力制御を行う電力制御器を
備えることを特徴とする。
しくは、前記量子化電力と前記VOXモード情報と前記
音声信号を入力し、VOXモード情報が無音区間の背景
雑音生成時において前記量子化電力の長時間平均をと
り、長時間平均を取った電力になるようポストフィルタ
から出力される音声信号の電力制御を行う電力制御器を
備えることを特徴とする。
【0024】また、本発明の音声符号化装置において
は、好ましくは、前記合成音声信号とLPCと前記VO
Xモード情報を入力し、前記VOXモード情報が無音区
間の背景雑音生成時において、フィルタリングを行わな
いように制御するポストフィルタを備えることを特徴と
する。
は、好ましくは、前記合成音声信号とLPCと前記VO
Xモード情報を入力し、前記VOXモード情報が無音区
間の背景雑音生成時において、フィルタリングを行わな
いように制御するポストフィルタを備えることを特徴と
する。
【0025】本発明の音声符号化装置においては、好ま
しくは、前記適応符号インデックスと前記VOXモード
情報と励振信号を入力し、前記VOXモードが無音区間
の背景雑音生成時において、入力された適応符号インデ
ックスを固定のインデックスと切り替えて、適応符号ベ
クトル信号を出力する適応符号信号復号器を備えること
を特徴とする。
しくは、前記適応符号インデックスと前記VOXモード
情報と励振信号を入力し、前記VOXモードが無音区間
の背景雑音生成時において、入力された適応符号インデ
ックスを固定のインデックスと切り替えて、適応符号ベ
クトル信号を出力する適応符号信号復号器を備えること
を特徴とする。
【0026】
【作用】本発明によれば、VOXユニークワード検出器
から出力されるVOXモード(VOX MODE)情報により有
音区間、無音区間での状態制御を行うことにより、背景
雑音の周期的音調変化によって生じる違和感を低減でき
る。
から出力されるVOXモード(VOX MODE)情報により有
音区間、無音区間での状態制御を行うことにより、背景
雑音の周期的音調変化によって生じる違和感を低減でき
る。
【0027】本発明の好ましい態様によれば、VOXモ
ード情報が無音状態を示す場合に、合成音声信号の聴覚
的品質を高めるために使用される適応スペクトル・ポス
トフィルタにおいて、背景雑音の周波数強調を抑制し、
無音区間での電力値を長時間平均を取り制御することに
より、背景雑音の急激なレベル変動が起こることを抑制
し、適応符号復号器において、固定のインデックスで適
応符号ベクトル信号を生成することにより、背景雑音の
周期的変化を抑制することができる。
ード情報が無音状態を示す場合に、合成音声信号の聴覚
的品質を高めるために使用される適応スペクトル・ポス
トフィルタにおいて、背景雑音の周波数強調を抑制し、
無音区間での電力値を長時間平均を取り制御することに
より、背景雑音の急激なレベル変動が起こることを抑制
し、適応符号復号器において、固定のインデックスで適
応符号ベクトル信号を生成することにより、背景雑音の
周期的変化を抑制することができる。
【0028】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0029】図1は、本発明の音声符号化装置の一実施
例の構成を示すブロック図である。
例の構成を示すブロック図である。
【0030】図1において、1は入力端子、2はデータ
受信部、3はVOXユニークワード検出器、4は電力符
号復号器、5はLSP符号復号器、6は利得符号復号
器、7は雑音符号信号復号器、8は適応符号信号復号
器、9と10は乗算器、11は加算器、12は合成フィ
ルタ、13はポストフィルタ(適応スペクトル・ポスト
フィルタ)、14は電力制御器、15は乗算器、16は
出力端子である。
受信部、3はVOXユニークワード検出器、4は電力符
号復号器、5はLSP符号復号器、6は利得符号復号
器、7は雑音符号信号復号器、8は適応符号信号復号
器、9と10は乗算器、11は加算器、12は合成フィ
ルタ、13はポストフィルタ(適応スペクトル・ポスト
フィルタ)、14は電力制御器、15は乗算器、16は
出力端子である。
【0031】図1を参照して動作を説明する。データ受
信部(2)は、入力端子(1)から符号化データを入力
し、電力インデックス(2a)と適応符号インデックス
(2b)と雑音符号インデックス(2c)と利得符号イ
ンデックス(2d)とLSP(Line Spectrum Pair)イ
ンデックス(2e)の各インデックスに分離して出力す
る。
信部(2)は、入力端子(1)から符号化データを入力
し、電力インデックス(2a)と適応符号インデックス
(2b)と雑音符号インデックス(2c)と利得符号イ
ンデックス(2d)とLSP(Line Spectrum Pair)イ
ンデックス(2e)の各インデックスに分離して出力す
る。
【0032】さらに、データ受信部(2)は入力した符
号化データをVOXユニークワード検出器(3)へ出力
する(2f)。
号化データをVOXユニークワード検出器(3)へ出力
する(2f)。
【0033】VOXユニークワード検出器(3)は、移
動局から出力されたポストアンブルとプリアンブルを検
出し、有音区間か無音区間の状態を示すVOX MOD
E情報(「VOXモード情報」という)を出力する。
動局から出力されたポストアンブルとプリアンブルを検
出し、有音区間か無音区間の状態を示すVOX MOD
E情報(「VOXモード情報」という)を出力する。
【0034】VOXモード情報としては、例えばプリア
ンブル検出時を状態「−1」とし、ポストアンブル検出
時を状態「1」とし、ポストアンブルに続く符号化イン
デックス受信時は状態「2」とし、以後プリアンブル受
信するまでを状態「3」とし、プリアンブル検出後の符
号化インデックス受信時は状態「0」を出力するものと
する。このうち、状態「2」と状態「3」が無音区間の
背景雑音生成時にあたる。
ンブル検出時を状態「−1」とし、ポストアンブル検出
時を状態「1」とし、ポストアンブルに続く符号化イン
デックス受信時は状態「2」とし、以後プリアンブル受
信するまでを状態「3」とし、プリアンブル検出後の符
号化インデックス受信時は状態「0」を出力するものと
する。このうち、状態「2」と状態「3」が無音区間の
背景雑音生成時にあたる。
【0035】電力符号復号器(4)は、電力インデック
ス(2a)をもとに電力符号帳(不図示)から量子化電
力値(4a)を出力する。
ス(2a)をもとに電力符号帳(不図示)から量子化電
力値(4a)を出力する。
【0036】LSP符号復号器(5)は、LSPインデ
ックス(2e)をもとにLSP符号帳(不図示)からL
PC(5a)と予測残差利得(5b)を出力する。
ックス(2e)をもとにLSP符号帳(不図示)からL
PC(5a)と予測残差利得(5b)を出力する。
【0037】利得符号復号器(6)は、量子化電力値
(4a)と予測残差利得(5b)と利得符号インデック
ス(2d)を入力し、利得符号インデックス(2d)を
もとに利得符号帳(不図示)から適応符号利得係数(6
a)と雑音符号利得係数(6b)を出力する。
(4a)と予測残差利得(5b)と利得符号インデック
ス(2d)を入力し、利得符号インデックス(2d)を
もとに利得符号帳(不図示)から適応符号利得係数(6
a)と雑音符号利得係数(6b)を出力する。
【0038】雑音符号信号復号器(7)は、雑音符号イ
ンデックス(2c)をもとに雑音符号ベクトル信号(7
a)を出力する。
ンデックス(2c)をもとに雑音符号ベクトル信号(7
a)を出力する。
【0039】適応符号信号復号器(8)は、適応符号イ
ンデックス(2b)をもとに適応符号ベクトル信号(8
a)を出力する。また、適応符号信号復号器(8)で使
用する適応符号帳は励振信号(11a)により更新され、
新しい適応符号帳が生成される。
ンデックス(2b)をもとに適応符号ベクトル信号(8
a)を出力する。また、適応符号信号復号器(8)で使
用する適応符号帳は励振信号(11a)により更新され、
新しい適応符号帳が生成される。
【0040】乗算器(9)により適応符号ベクトル信号
(8a)に適応符号利得係数(6a)を乗じた信号を生
成し、また、乗算器(10)により雑音符号ベクトル信
号(7a)に雑音符号利得係数(6b)を乗じた信号を
生成し、乗算器(9、10)の出力信号を加算器11に
入力し、励心信号(11a)を出力する。
(8a)に適応符号利得係数(6a)を乗じた信号を生
成し、また、乗算器(10)により雑音符号ベクトル信
号(7a)に雑音符号利得係数(6b)を乗じた信号を
生成し、乗算器(9、10)の出力信号を加算器11に
入力し、励心信号(11a)を出力する。
【0041】合成フィルタ12は、LPC(5a)と励
振信号(11a)を入力し、合成音声信号(12a)を出力
する。更に、適応スペクトル・ポストフィルタ(13)
により合成音声信号の聴覚的品質を高める。
振信号(11a)を入力し、合成音声信号(12a)を出力
する。更に、適応スペクトル・ポストフィルタ(13)
により合成音声信号の聴覚的品質を高める。
【0042】適応スペクトル・ポストフィルタ(13)
は、合成音声信号(12a)とLPC(5a)とVOXモ
ード情報とを入力し、VOXモード情報が無音区間の背
景雑音生成時において、フィルタリングを行わず、有音
区間の場合にはフィルタリングを行うように制御する。
かかる制御により、ポストフィルタ(13)は背景雑音
生成時の周波数強調を抑制する。
は、合成音声信号(12a)とLPC(5a)とVOXモ
ード情報とを入力し、VOXモード情報が無音区間の背
景雑音生成時において、フィルタリングを行わず、有音
区間の場合にはフィルタリングを行うように制御する。
かかる制御により、ポストフィルタ(13)は背景雑音
生成時の周波数強調を抑制する。
【0043】VOXモード情報が無音区間の場合は、ポ
ストアンブルに続く符号化データ中の各インデックスを
初期値として背景雑音が生成される。
ストアンブルに続く符号化データ中の各インデックスを
初期値として背景雑音が生成される。
【0044】適応符号信号復号器(8)は、適応符号イ
ンデックス(2b)とVOXモード情報とを入力し、V
OXモードが無音区間の背景雑音生成時において、入力
された適応符号インデックス(2b)を固定のインデッ
クス(例えば適応符号帳を使用しないインデックス)に
切り替えて、適応符号ベクトル信号(8a)を出力す
る。
ンデックス(2b)とVOXモード情報とを入力し、V
OXモードが無音区間の背景雑音生成時において、入力
された適応符号インデックス(2b)を固定のインデッ
クス(例えば適応符号帳を使用しないインデックス)に
切り替えて、適応符号ベクトル信号(8a)を出力す
る。
【0045】電力制御器(14)は、量子化電力値(4
a)とVOXモード情報とポストフィルタ13から出力
された音声信号(13a)とを入力し、音声信号の電力値
を計算し、VOXモード情報が無音区間の場合には、量
子化電力の長時間平均をとり、音声信号の電力値が長時
間平均を取った電力になるように音声信号のレベル調整
を乗算器(15)を介して行ない、背景雑音の急激なレ
ベル変動が起こることを抑制する。
a)とVOXモード情報とポストフィルタ13から出力
された音声信号(13a)とを入力し、音声信号の電力値
を計算し、VOXモード情報が無音区間の場合には、量
子化電力の長時間平均をとり、音声信号の電力値が長時
間平均を取った電力になるように音声信号のレベル調整
を乗算器(15)を介して行ない、背景雑音の急激なレ
ベル変動が起こることを抑制する。
【0046】このように、本実施例によれば、VOXユ
ニークワード検出器(3)から出力されるVOXモード
情報により有音区間、無音区間での状態制御を行うこと
により、背景雑音の周期的音調変化によって生じる違和
感を低減することができる。
ニークワード検出器(3)から出力されるVOXモード
情報により有音区間、無音区間での状態制御を行うこと
により、背景雑音の周期的音調変化によって生じる違和
感を低減することができる。
【0047】以上本発明を上記実施例に即して説明した
が、本発明は、上記態様にのみ限定されるものでなく、
本発明の原理に準ずる各種態様を含む。
が、本発明は、上記態様にのみ限定されるものでなく、
本発明の原理に準ずる各種態様を含む。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、V
OXユニークワード検出器から出力されるVOXモード
情報により有音区間、無音区間での状態制御を行うこと
により、背景雑音の周期的音調変化によって生じる違和
感を低減できるという効果を有する。
OXユニークワード検出器から出力されるVOXモード
情報により有音区間、無音区間での状態制御を行うこと
により、背景雑音の周期的音調変化によって生じる違和
感を低減できるという効果を有する。
【0049】より詳細には、本発明の好ましい態様(請
求項2〜4)によれば、VOXモード情報が無音状態を
示す場合に、合成音声信号の聴覚的品質を高めるために
使用される適応スペクトル・ポストフィルタにおいて、
背景雑音の周波数強調を抑制し、無音区間での電力値を
長時間平均を取り制御することにより、背景雑音の急激
なレベル変動が起こることを抑制し、適応符号復号器に
おいて、固定のインデックスで適応符号ベクトル信号を
生成することにより、背景雑音の周期的変化を抑制する
効果を有する。
求項2〜4)によれば、VOXモード情報が無音状態を
示す場合に、合成音声信号の聴覚的品質を高めるために
使用される適応スペクトル・ポストフィルタにおいて、
背景雑音の周波数強調を抑制し、無音区間での電力値を
長時間平均を取り制御することにより、背景雑音の急激
なレベル変動が起こることを抑制し、適応符号復号器に
おいて、固定のインデックスで適応符号ベクトル信号を
生成することにより、背景雑音の周期的変化を抑制する
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声符号化装置の一実施例の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】従来の音声符号化装置の構成を示すブロック図
である。
である。
1 入力端子 2 データ受信部 3 VOXユニークワード検出器 4 電力符号復号器 5 LSP符号復号器 6 利得符号復号器 7 雑音符号信号復号器 8 適応符号信号復号器 9、10 乗算器 11 加算機 12 合成フィルタ 13 ポストフィルタ(適応スペクトル・ポストフィル
タ) 14 電力制御器 15 乗算器 16 出力端子
タ) 14 電力制御器 15 乗算器 16 出力端子
Claims (4)
- 【請求項1】符号化データを入力し、電力インデックス
と、適応符号インデックスと、雑音符号インデックス
と、利得符号インデックスと、LSP(Line Spectrum
Pair)インデックスに分離し出力し、且つ入力した符号
化データを出力するデータ受信部と、 前記データ受信部から出力される符号化データを入力
し、VOXモード(VOXMODE)情報を出力するVOXユ
ニークワード検出器と、 前記電力インデックスと前記VOXモード情報を入力
し、量子化電力を出力する電力符号復号器と、 前記雑音符号インデックスと前記VOXモード情報を入
力し、雑音符号ベクトル信号を出力する雑音符号復号器
と、 前記LSPインデックスと前記VOXモード情報を入力
し、LPC(Linear Predictive Coefficient)と予測
残差利得を出力するLSP符号復号器と、 前記利得符号インデックスと前記VOXモード情報と前
記量子化電力と前記予測残差利得を入力し、適応符号利
得係数と雑音符号利得係数を出力する利得符号復号器
と、 前記適応符号インデックスと前記VOXモード情報と励
振信号を入力し、適応符号ベクトル信号を出力する適応
符号信号復号器と、 前記適応符号ベクトル信号に前記適応符号利得係数を乗
算した信号と、前記雑音符号ベクトル信号に前記雑音符
号利得を乗算した信号を加算し、前記励振信号を出力す
る加算器と、 前記励振信号と前記LPCを入力し、合成音声信号を出
力する合成フィルタと、 前記合成音声信号と前記LPCを入力し、音声信号を出
力するポストフィルタと、 を有する音声符号化装置において、 前記量子化電力と、前記VOXモード情報と、前記音声
信号と、を入力し、前記VOXモード情報が無音区間の
背景雑音生成時に、前記ポストフィルタから出力される
音声信号の電力制御を行う電力制御器を備えることを特
徴とする音声符号化装置。 - 【請求項2】前記量子化電力と、前記VOXモード情報
と、前記音声信号と、を入力し、前記VOXモード情報
が無音区間の背景雑音生成時において、前記量子化電力
の長時間平均をとり、長時間平均を取った電力になるよ
うポストフィルタから出力される音声信号の電力制御を
行う電力制御器を備えることを特徴とする請求項1記載
の音声符号化装置。 - 【請求項3】前記合成音声信号と、前記LPCと、前記
VOXモード情報と、を入力し、前記VOXモード情報
が無音区間の背景雑音生成時において、フィルタリング
を行わないように制御するポストフィルタを備えること
を特徴とする請求項2記載の音声符号化装置。 - 【請求項4】前記適応符号インデックスと、前記VOX
モード情報と、前記励振信号と、を入力し、前記VOX
モードが無音区間の背景雑音生成時において、入力され
た適応符号インデックスを固定のインデックスに切り替
えて適応符号ベクトル信号を出力する適応符号信号復号
器を備えることを特徴とする請求項3記載の音声符号化
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6290347A JP2638522B2 (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | 音声符号化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6290347A JP2638522B2 (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | 音声符号化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08130515A JPH08130515A (ja) | 1996-05-21 |
JP2638522B2 true JP2638522B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=17754879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6290347A Expired - Fee Related JP2638522B2 (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | 音声符号化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2638522B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7072832B1 (en) | 1998-08-24 | 2006-07-04 | Mindspeed Technologies, Inc. | System for speech encoding having an adaptive encoding arrangement |
JP2001242896A (ja) * | 2000-02-29 | 2001-09-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 音声符号化/復号装置およびその方法 |
US6691085B1 (en) * | 2000-10-18 | 2004-02-10 | Nokia Mobile Phones Ltd. | Method and system for estimating artificial high band signal in speech codec using voice activity information |
-
1994
- 1994-11-01 JP JP6290347A patent/JP2638522B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
NTT R&D,VOL.43[4](1994)PP363−388 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08130515A (ja) | 1996-05-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970318 |
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