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JP2637616B2 - 無機発泡板の製法 - Google Patents

無機発泡板の製法

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Publication number
JP2637616B2
JP2637616B2 JP26170390A JP26170390A JP2637616B2 JP 2637616 B2 JP2637616 B2 JP 2637616B2 JP 26170390 A JP26170390 A JP 26170390A JP 26170390 A JP26170390 A JP 26170390A JP 2637616 B2 JP2637616 B2 JP 2637616B2
Authority
JP
Japan
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inorganic
inorganic foam
zone
foam board
heating
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP26170390A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04138202A (ja
Inventor
貴俊 宮澤
清 間所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by National House Industrial Co Ltd filed Critical National House Industrial Co Ltd
Priority to JP26170390A priority Critical patent/JP2637616B2/ja
Publication of JPH04138202A publication Critical patent/JPH04138202A/ja
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Publication of JP2637616B2 publication Critical patent/JP2637616B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は無機発泡板の製法に関する。さらに詳しく
は、無機発泡板からなる役物、すなわち建物の出隅部や
入隅部におけるコーナーなどを一度の焼成で原料より連
続製造することのできる無機発泡板の製法に関する。
[従来の技術および発明が解決しようとする課題] 無機発泡板は、計量で取扱いが容易であり、保温性、
耐火性および耐久性などに優れているため、近年、プレ
ハブ住宅などに用いられつつある。
かかる無機発泡板は、炉内に架設されている耐火耐熱
性搬送帯上に無機造粒発泡原料を積層して、加熱発泡さ
せることで容易に製造することができる。
一方、無機発泡板を用いて実際に住宅などを構築する
ばあい、入隅部や出隅部ができるため、いわゆるコーナ
ー役物と呼ばれる略L字状の部材が必要になってくる。
建物の施工においては壁材などと同質の部材でコーナー
役物を用いるのが好ましいが、造粒原料より連続的にコ
ーナー役物を製造するのは大変困難であった。すなわ
ち、従来では、たとえば一度焼成した平板を切断して、
2枚の平板を耐火材料製の型に入れて再加熱し、発泡板
の軟化やベンディングを利用してコーナー役物を作製し
ていたが(特願平2−63772号参照)、二度の焼成であ
ると同時に、発泡板は断熱性の高い物体であるため再加
熱するに際し均一な熱の伝達ができない。このため昇温
過程においてクラックが発生し、これを防ぐために昇温
温度をゆっくりせざるをえなかった。その結果、時間の
ロスが非常に多いという問題がある。
本発明は、叙上の事情に鑑み、一度の焼成でコーナー
役物を原料から連続製造することのできる無機発泡板の
製法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の無機発泡板の製法は、炉内を走行する耐熱性
搬送帯上で無機発泡性造粒物を加熱、冷却して無機発泡
板を製造する方法であって、前記耐熱性搬送帯上に層状
に設けられた無機発泡性造粒物を加熱して発泡させる工
程と、上部凹金型および昇降自在な複数の下部凸金型か
らなる成形金型を用い、該複数の下部凸金型上に移送さ
れた無機発泡板を上昇、下降させて無機発泡板を押圧成
形する工程と、山形状に成形された無機発泡板を冷却す
る工程からなることを特徴としている。
[実施例] 以下、添付図面に基づき本発明の無機発泡板の製法
(以下、製法という)を説明する。
第1図は本発明の製法を実施するための焼成炉の一例
の縦方向縦断説明図である。
第1図において、(1)は焼成炉(K)内に配設され
た耐熱性のエンドレス搬送帯であり、ステンレス製メッ
シュベルト、スチールベルト、セラミックネットなどの
耐熱性を有する材料で作製されたものが用いられる。搬
送帯(1)は駆動ロール(2)によって走行させられ
る。
焼成炉(K)手前の搬送帯(1)上方には加熱によっ
て焼成発泡する無機造粒物を搬送帯(1)上に供給する
ための供給ホッパー(3)が設けられている。無機造粒
物としては、一般に酸性白土、シラス、真珠岩、抗火
石、長石などのAl2O3−SiO2系鉱物を主原料として、こ
れにソーダ灰、硝酸ソーダ、ガラス粉、硼酸、硼砂など
の融材やドロマイト、SiC、炭酸バリウム、炭酸カリウ
ムなどの発泡剤などを補助的に配合したものを造粒した
造粒物などが用いられる。また、(4)はベース層上に
形成される表面化粧層用の粒体を供給するため用のホッ
パーである。表面化粧層用の粉体原料としては、たとえ
ばフリット、長石などのガラス質系粉末などの釉薬をパ
ン型造粒機などによって粒径0.5〜2.0mm程度に微粒化し
たものが用いられる。供給ホッパー(3)、(4)の数
は無機発泡板(5)の層数に応じて適宜選定すればよ
い。なお、図示されていないが、補強用に金属ネットな
どの無機造粒物中に埋設するようにしてもよい。
焼成炉(K)の側壁には加熱用のバーナー(6)(第
2図参照)が適宜の間隔で設けられている。
第1図に示される焼成炉(K)内には昇温帯、焼成
帯、急冷帯、徐冷帯、加熱・成形・冷却帯および冷却帯
が形成されている。
昇温帯は原料中の水分や有機物を加熱により取り出す
帯域であり、原料の種類、チャージ厚さなどにより異な
るが概ね350〜580℃に加熱される。
昇温帯を経て焼成帯に送られた無機発泡性造粒物はバ
ーナー(6)により順次昇温されて発泡する。加熱温度
は原料の種類や配合により異なるが概ね880℃まで昇温
される。
第1図に示される例では焼成帯の直後に急冷帯が設け
られており、焼成後の無機発泡板(5)は、通常、水の
循環によって冷却される冷却ロール(13)によって加圧
成形される。
冷却ロール(13)によって加圧成形された無機発泡板
(5)は、通常600〜500℃程度に温度設定されている徐
冷帯域に移送され、徐々に冷却される。
無機発泡板(5)は、徐冷帯の途中で搬送帯(1)を
離れて(A)ゾーン内に架設された回転ロール(7)に
より搬送される。このばあい、無機発泡板(5)を搬送
帯(1)より速やかに引き離すために、回転ロール
(7)による移動速度を搬送帯(1)による移動速度よ
りも速くすることもできる。
ついで、徐冷された無機発泡板(5)は、加熱、成形
および冷却が行われる加熱・成形・冷却帯((B)ゾー
ン)へと移動する。
(B)ゾーン内に無機発泡板(5)が完全に入ると、
前記(B)ゾーン内に架設されている回転ロール(7)
は停止する。ついで、(B)ゾーンと(A)ゾーンとを
仕切っている自動とびら(8a)が閉鎖される。このとき
(B)ゾーンと(C)ゾーンとを仕切っている自動とび
ら(8b)も閉鎖されている。無機発泡板(5)が所定の
位置に到達したことは、たとえば光電管などにより検知
することができ、これにより前述した回転ロール(7)
の停止や自動とびら(8a)の閉鎖を行えばよい。
(B)ゾーンに入った無機発泡板(5)は後述する曲
げ加工ができる温度まで再加熱される。加熱温度は無機
発泡板の厚さや表面化粧層の軟化温度などにより異なる
が、通常550〜700℃程度である。加熱後、無機発泡板
(5)の下方であって、回転ロール(7)間に配置され
ている複数の下部凸金型(9)がプレス用シリンダー
(12)の作用によって上昇し、無機発泡板(5)を持ち
上げるようにして、上方に固定されている上部凹金型
(10)に押しつける(第2図参照。なお、第2図におい
ては下部凸金型(9)は上昇前の状態にある)。前記プ
レス用シリンダー(12)は油圧などにより駆動され、通
常、加圧力としては5〜100kg/cm2程度、加圧速度とし
ては0.2〜1m/分程度のものが用いられる。
前記金型プレス作用によって無機発泡板(5)は金型
の形状に沿って山形に成形加工されるが、金型の形状
は、コーナー役物に必要とされる形状やアールに合わせ
て適宜選定すればよく、本発明においてとくに限定され
るものではない。下部凸金型(9)は、成形性を考慮す
ると、10〜30cmピッチとなるように配置するのが好まし
い。また、上部凹金型(10)および下部凸金型(9)
は、金型からの無機発泡板(5)の離型を容易ならしめ
るために、たとえば冷却水を内部に循環させることによ
って雰囲気温度よりも50〜100℃くらい低温となるよう
に冷却するのが好ましい。なお、下部凸金型(9)上昇
次およびプレス時においては、プレス条件の均一化およ
び昇降部保護のためバーナーは運転を停止するのが好ま
しい。
下部凸金型(9)が所定の位置まで上昇して無機発泡
板(5)がプレス(押圧成形)された状態になると、排
気ファン(11)が運転を開始し、(B)ゾーン内の加熱
空気の排気、すなわち冷却が行われる。そして、所定時
間(通常2〜10分程度)加圧しつつ冷却を行ったのち
に、下部凸金型(9)を加工させて、山形に成形した無
機発泡板(5)を回転ロール(7)上に載置する。つい
で、(B)ゾーンと(C)ゾーンとのあいだに設けられ
た自動とびら(8b)を解放して、(B)ゾーン内にある
回転ロール(7)を駆動させて無機発泡板(5)を
(C)ゾーンへと移動させる。
(C)ゾーンに入った無機発泡板(5)は徐々に冷却
されて、やがて炉外へ搬出される。このあいだ無機発泡
板(5)はゆるやかな下降曲線を描きながら冷却され、
炉外搬出時には通常400〜600℃程度にまで冷却される。
以上説明した方法により製造することで、デザイン的
に平板と全く同質のコーナー役物を造粒原料より連続的
にうることができる。かかるコーナー役物を建物に施工
すればその美観は従来の建物にはみられない雰囲気(連
続感ないしは一体感)を作り出すことができる。
[発明の効果] 以上説明したとおり、本発明の製法によれば、平板と
同質のL型コーナーなどを一度の焼成で無機造粒物より
連続して製造することができる。しかも、いぜんとして
高温状態9を保っている徐冷域での加熱、成形であるた
め、加熱のためのエネルギーが少なくてすみ、省エネル
ギーを図ることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製法を実施するための焼成炉の一例の
縦方向断面説明図、第2図は第1図の(I)−(I)線
部分断面図である。 (図面の主要符号) (K):焼成炉 (1):エンドレス搬送帯 (3)、(4):供給ホッパー (5):無機発泡板 (6):バーナー (7):回転ロール (9):下部凸金型 (10):上部凹金型

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉内を走行する耐熱性搬送帯上で無機発泡
    性造粒物を加熱、冷却して無機発泡板を製造する方法で
    あって、前記耐熱性搬送帯上に層状に設けられた無機発
    泡性造粒物を加熱して発泡させる工程と、上部凹金型お
    よび昇降自在な複数の下部凸金型からなる成形金型を用
    い、該複数の下部凸金型上に移送された無機発泡板を上
    昇、下降させて無機発泡板を押圧成形する工程と、山形
    状に成形された無機発泡板を冷却する工程からなること
    を特徴とする無機発泡板の製法。
JP26170390A 1990-09-28 1990-09-28 無機発泡板の製法 Expired - Lifetime JP2637616B2 (ja)

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JPH04138202A JPH04138202A (ja) 1992-05-12
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