JP2636697B2 - フロッピーディスク装置 - Google Patents
フロッピーディスク装置Info
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- JP2636697B2 JP2636697B2 JP22324293A JP22324293A JP2636697B2 JP 2636697 B2 JP2636697 B2 JP 2636697B2 JP 22324293 A JP22324293 A JP 22324293A JP 22324293 A JP22324293 A JP 22324293A JP 2636697 B2 JP2636697 B2 JP 2636697B2
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- circuit
- output
- write
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子計算機の補助記憶装
置に使用するフロッピーディスク装置に関するものであ
る。
置に使用するフロッピーディスク装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図9は従来のフロッピーディスク装置の
ブロック図、図10は同装置の信号波形図を示してい
る。以下にこの従来例の構成について図9、図10とと
もに説明する。
ブロック図、図10は同装置の信号波形図を示してい
る。以下にこの従来例の構成について図9、図10とと
もに説明する。
【0003】図9において、1はフロッピーディスク装
置に着脱可能な磁気媒体であり、この磁気媒体1はスピ
ンドルモータ2により回転され、磁気ヘッド3を介して
信号の記録、再生が行なわれるものである。
置に着脱可能な磁気媒体であり、この磁気媒体1はスピ
ンドルモータ2により回転され、磁気ヘッド3を介して
信号の記録、再生が行なわれるものである。
【0004】この磁気媒体1に信号を記録する場合、書
込み回路4へ書込み信号bが入力されて、その出力(図
10(c))が磁気ヘッド3から記録されるものであ
る。この磁気媒体1は図10(c)の電圧により図10
(d)のように磁化されるものである。なお、磁気ヘッ
ド3の進行方向に向かって左右両端には消去ヘッド(図
示せず)が設けられ、再生の際の誤検出を防止してい
る。この消去ヘッドは磁気ヘッド3より進行方向に向か
って後部に設けられているので、遅延回路6を設けて、
書込みゲート信号hを遅延させて消去回路5により消去
ヘッドに出力される。 また、上記磁気媒体1の信号を
再生する場合、磁気ヘッド3から信号iが検出され、プ
リアンプ7で信号増幅され、ローパスフィルタ8でノイ
ズ成分が除去され(図10(e))、微分増幅回路9に
入力される。この微分増幅回路9で微分された信号fは
コンパレータ10に入力される。このコンパレータ10
は、入力信号fが、電圧0Vを通過(ゼロクロス)する
と、出力信号gが変化するものである。(「0」→
「1」,「1」→「0」)この信号gがタイムドメイン
フィルタ11に入力されると、この信号gが変化したと
き(「0」→「1」,「1」→「0」)に、1パルス出
力し、信号bと同一の出力信号jが出力され、外部へ出
力されるものである。
込み回路4へ書込み信号bが入力されて、その出力(図
10(c))が磁気ヘッド3から記録されるものであ
る。この磁気媒体1は図10(c)の電圧により図10
(d)のように磁化されるものである。なお、磁気ヘッ
ド3の進行方向に向かって左右両端には消去ヘッド(図
示せず)が設けられ、再生の際の誤検出を防止してい
る。この消去ヘッドは磁気ヘッド3より進行方向に向か
って後部に設けられているので、遅延回路6を設けて、
書込みゲート信号hを遅延させて消去回路5により消去
ヘッドに出力される。 また、上記磁気媒体1の信号を
再生する場合、磁気ヘッド3から信号iが検出され、プ
リアンプ7で信号増幅され、ローパスフィルタ8でノイ
ズ成分が除去され(図10(e))、微分増幅回路9に
入力される。この微分増幅回路9で微分された信号fは
コンパレータ10に入力される。このコンパレータ10
は、入力信号fが、電圧0Vを通過(ゼロクロス)する
と、出力信号gが変化するものである。(「0」→
「1」,「1」→「0」)この信号gがタイムドメイン
フィルタ11に入力されると、この信号gが変化したと
き(「0」→「1」,「1」→「0」)に、1パルス出
力し、信号bと同一の出力信号jが出力され、外部へ出
力されるものである。
【0005】ところで、現在市販されているフロッピー
ディスク装置には、表1のように通常密度用と高密度用
とがあり、各々異なった規格を有している。
ディスク装置には、表1のように通常密度用と高密度用
とがあり、各々異なった規格を有している。
【0006】
【表1】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、磁気媒体が高密度用になった場合、従
来のフロッピーディスク装置を高密度用に別に設計、組
立てられた装置に変更しなければならず、操作時間、コ
スト上問題があった。
来例においては、磁気媒体が高密度用になった場合、従
来のフロッピーディスク装置を高密度用に別に設計、組
立てられた装置に変更しなければならず、操作時間、コ
スト上問題があった。
【0008】本発明は、上記従来例の欠点を除去するも
のであり、同一装置で複数の記録密度で記録された磁気
媒体を再生できるフロッピーディスク装置を提供するこ
とを目的とするものである。
のであり、同一装置で複数の記録密度で記録された磁気
媒体を再生できるフロッピーディスク装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、磁気記録媒体を回転駆動させて、この磁
気記録媒体に書込み読出しヘッドを介して外部からの信
号を書き込むとともに、消去ヘッドを介して回転方向に
向かって左右両端を消去することによって、上記外部か
らの信号を記録し、これを再生するフロッピーディスク
装置において、切替信号を発生する切替信号発生手段
と、上記切替信号により磁気ヘッド中の書込み読出しヘ
ッドへの書込み電流値を変更する書込み回路と、上記切
替信号により磁気ヘッド中の消去ヘッドへの消去電流値
を変更して送出する消去回路と、上記切替信号により書
込み電流に対する消去電流の遅延時間を変更する遅延回
路と、上記切替信号により磁気ヘッドから読出される読
出し信号の特性が変更される読出し手段とを具備し、上
記切替信号により、上記書込み回路、上記遅延回路、上
記消去回路および上記読出し手段の各特性を一斉に変更
することを特徴とする構成にしたものである。また、本
発明は、磁気記録媒体を回転駆動させて、信号が書き込
まれた磁気記録媒体を磁気ヘッドにより読み取り、ノイ
ズ成分を除去して微分し、ゼロクロスしたときに信号を
出力するフロッピーディスク装置において、切替信号を
発生する切替信号発生手段と、上記切替信号により磁気
ヘッドへの書込み電流値を変更する書込み手段と、上記
切替信号により磁気ヘッドからの読出し信号の遮断周波
数を変更するローパスフィルタと、上記切替信号により
共振周波数を変更して上記ローパスフィルタの出力を微
分する微分増幅回路と、上記切替信号によりパルスの時
間幅を変更して上記微分増幅回路の出力をパルス波形に
するタイムドメインフィルタとを具備し、上記切替信号
により、上記書込み手段、上記ローパスフィルタ、上記
微分増幅回路および上記タイムドメインフィルタの各特
性を一斉に変更することを特徴とする構成にしたもので
ある。
成するために、磁気記録媒体を回転駆動させて、この磁
気記録媒体に書込み読出しヘッドを介して外部からの信
号を書き込むとともに、消去ヘッドを介して回転方向に
向かって左右両端を消去することによって、上記外部か
らの信号を記録し、これを再生するフロッピーディスク
装置において、切替信号を発生する切替信号発生手段
と、上記切替信号により磁気ヘッド中の書込み読出しヘ
ッドへの書込み電流値を変更する書込み回路と、上記切
替信号により磁気ヘッド中の消去ヘッドへの消去電流値
を変更して送出する消去回路と、上記切替信号により書
込み電流に対する消去電流の遅延時間を変更する遅延回
路と、上記切替信号により磁気ヘッドから読出される読
出し信号の特性が変更される読出し手段とを具備し、上
記切替信号により、上記書込み回路、上記遅延回路、上
記消去回路および上記読出し手段の各特性を一斉に変更
することを特徴とする構成にしたものである。また、本
発明は、磁気記録媒体を回転駆動させて、信号が書き込
まれた磁気記録媒体を磁気ヘッドにより読み取り、ノイ
ズ成分を除去して微分し、ゼロクロスしたときに信号を
出力するフロッピーディスク装置において、切替信号を
発生する切替信号発生手段と、上記切替信号により磁気
ヘッドへの書込み電流値を変更する書込み手段と、上記
切替信号により磁気ヘッドからの読出し信号の遮断周波
数を変更するローパスフィルタと、上記切替信号により
共振周波数を変更して上記ローパスフィルタの出力を微
分する微分増幅回路と、上記切替信号によりパルスの時
間幅を変更して上記微分増幅回路の出力をパルス波形に
するタイムドメインフィルタとを具備し、上記切替信号
により、上記書込み手段、上記ローパスフィルタ、上記
微分増幅回路および上記タイムドメインフィルタの各特
性を一斉に変更することを特徴とする構成にしたもので
ある。
【0010】
【作用】本発明は上記構成により、切替信号で、書込み
手段、ローパスフィルタ、微分増幅回路およびタイムド
メインフィルタの各特性を一斉に変更することによっ
て、同一装置により複数の記録密度で記録された磁気媒
体を再生・記録できるという効果を有するものである。
手段、ローパスフィルタ、微分増幅回路およびタイムド
メインフィルタの各特性を一斉に変更することによっ
て、同一装置により複数の記録密度で記録された磁気媒
体を再生・記録できるという効果を有するものである。
【0011】
【実施例】以下に本発明の一実施例の構成について、図
面とともに説明する。図1は本発明の一実施例によるフ
ロッピーディスク装置のブロック図、図2は通常密度用
および高密度用の信号波形図である。
面とともに説明する。図1は本発明の一実施例によるフ
ロッピーディスク装置のブロック図、図2は通常密度用
および高密度用の信号波形図である。
【0012】図1において、12aはフロッピーディス
ク装置に着脱可能な通常密度の磁気媒体であり、この磁
気媒体12aは、たとえば保磁力300エルステッド、
磁性層の厚み2.5ミクロンである。12bはフロッピ
ーディスク装置に着脱可能な高密度の磁気媒体であり、
この磁気媒体12bは、たとえば保磁力600エルステ
ッド、磁性層の厚み1.5ミクロンである。
ク装置に着脱可能な通常密度の磁気媒体であり、この磁
気媒体12aは、たとえば保磁力300エルステッド、
磁性層の厚み2.5ミクロンである。12bはフロッピ
ーディスク装置に着脱可能な高密度の磁気媒体であり、
この磁気媒体12bは、たとえば保磁力600エルステ
ッド、磁性層の厚み1.5ミクロンである。
【0013】13はスピンドルモータであり、このスピ
ンドルモータ13はモータ駆動回路13aへ切替信号−
DDMが入力されることによって、たとえば毎分300
回転もしくは、360回転に切替え可能である。14は
高密度、通常密度の両方の磁気媒体に記録、再生可能な
磁気ヘッドである。15は書込み回路であり、この書込
み回路15は書込みゲート信号hに制御された書込みデ
ータ信号bを切替信号−LSにより、高密度用または通
常密度用の書込み電流Cに変換して、磁気ヘッド14に
入力する。なお、遅延回路17および消去回路16は、
従来例と同様に再生の際の誤検出を防止するものである
が、切替信号+LSまたは−LSにより高密度用と通常
密度用の遅延時間を変えるものである。
ンドルモータ13はモータ駆動回路13aへ切替信号−
DDMが入力されることによって、たとえば毎分300
回転もしくは、360回転に切替え可能である。14は
高密度、通常密度の両方の磁気媒体に記録、再生可能な
磁気ヘッドである。15は書込み回路であり、この書込
み回路15は書込みゲート信号hに制御された書込みデ
ータ信号bを切替信号−LSにより、高密度用または通
常密度用の書込み電流Cに変換して、磁気ヘッド14に
入力する。なお、遅延回路17および消去回路16は、
従来例と同様に再生の際の誤検出を防止するものである
が、切替信号+LSまたは−LSにより高密度用と通常
密度用の遅延時間を変えるものである。
【0014】また、上記磁気媒体12a,12bの信号
を再生する場合、磁気ヘッド14から信号iが検出さ
れ、プリアンプ18で信号増幅され、ローパスフィルタ
19でノイズ成分が除去される。このローパスフィルタ
19は切替信号+LSにより、高密度用または通常密度
用の遮断周波(300KHz または400KHz )に切
替わり、磁気媒体の内周側での読出し時の中心周波ズレ
(ピークシフト)を補正している。
を再生する場合、磁気ヘッド14から信号iが検出さ
れ、プリアンプ18で信号増幅され、ローパスフィルタ
19でノイズ成分が除去される。このローパスフィルタ
19は切替信号+LSにより、高密度用または通常密度
用の遮断周波(300KHz または400KHz )に切
替わり、磁気媒体の内周側での読出し時の中心周波ズレ
(ピークシフト)を補正している。
【0015】微分増幅回路20は切替信号−LSにより
高密度用または通常密度用の共振周波数(350KHz
または500KHz )に切替わって、利得の変化を一定
にし、不要な高域ノイズを除去してジッターを抑圧する
ものである。この微分増幅回路20は入力信号を微分し
て出力信号として送出するものである。
高密度用または通常密度用の共振周波数(350KHz
または500KHz )に切替わって、利得の変化を一定
にし、不要な高域ノイズを除去してジッターを抑圧する
ものである。この微分増幅回路20は入力信号を微分し
て出力信号として送出するものである。
【0016】コンパレータ21は、従来例と同様に入力
信号fが電圧0Vを通過(ゼロクロス)する(「0」→
「1」,「1」→「0」)と出力信号gが変化するもの
である。
信号fが電圧0Vを通過(ゼロクロス)する(「0」→
「1」,「1」→「0」)と出力信号gが変化するもの
である。
【0017】この出力信号gがタイムドメインフィルタ
22に入力されると、この信号gが変化したとき
(「0」→「1」,「1」→「0」)に1パルス出力
し、信号bと同一の信号jが出力され、読出しパルス信
号jとして外部へ出力されるものである。タイムドメイ
ンフィルタ22は切替信号−LSにより内蔵している誤
動作防止用回路を切替えている。
22に入力されると、この信号gが変化したとき
(「0」→「1」,「1」→「0」)に1パルス出力
し、信号bと同一の信号jが出力され、読出しパルス信
号jとして外部へ出力されるものである。タイムドメイ
ンフィルタ22は切替信号−LSにより内蔵している誤
動作防止用回路を切替えている。
【0018】24はホストコンピュータまたは切替スイ
ッチであり、ホストコンピュータまたは切替スイッチ2
4がホストコンピュータの場合には、フロッピーディス
ク装置の再生信号を入力したときに、この再生信号を判
別できないと、「記録密度設定ミス」と判定して、切替
信号回路23に切替えの指示をするものである。また、
ホストコンピュータまたは切替スイッチ24が切替スイ
ッチの場合には、再生信号を操作者が判別できないとき
に、操作者が切替スイッチを切替えることにより記録密
度の変更を行なう。
ッチであり、ホストコンピュータまたは切替スイッチ2
4がホストコンピュータの場合には、フロッピーディス
ク装置の再生信号を入力したときに、この再生信号を判
別できないと、「記録密度設定ミス」と判定して、切替
信号回路23に切替えの指示をするものである。また、
ホストコンピュータまたは切替スイッチ24が切替スイ
ッチの場合には、再生信号を操作者が判別できないとき
に、操作者が切替スイッチを切替えることにより記録密
度の変更を行なう。
【0019】23は切替信号回路であり、この切替信号
回路23は、操作者が切替スイッチ24を+B側または
アース側に切替えることによって3本の出力信号−DD
M,−LS,+LSを「1」または「0」に切替えるも
のである。なお、通常密度用では−DDMは「0」,−
LSは「0」,+LSは「1」であり、高密度では、−
DDMは「1」,+LSは「0」の信号が送出される。
また、−DDMは−LSと同じ極性の信号を送出してい
るが、モータ駆動回路13a用に大電流を駆動できるよ
うになっている。
回路23は、操作者が切替スイッチ24を+B側または
アース側に切替えることによって3本の出力信号−DD
M,−LS,+LSを「1」または「0」に切替えるも
のである。なお、通常密度用では−DDMは「0」,−
LSは「0」,+LSは「1」であり、高密度では、−
DDMは「1」,+LSは「0」の信号が送出される。
また、−DDMは−LSと同じ極性の信号を送出してい
るが、モータ駆動回路13a用に大電流を駆動できるよ
うになっている。
【0020】なお、本実施例では切替信号回路23を切
替スイッチ24を動作させて高密度用と通常密度用に切
替えているが、この切替スイッチ24の代りに、ホスト
コンピュータ(図示せず)の指示で切替えてもよいもの
である。このホストコンピュータはフロッピーディスク
装置の再生信号を入力したときに、この再生信号を判別
できない場合、「記録密度設定ミス」と判定して上記切
替えの指示を切替信号回路23に出力してもよいもので
ある。
替スイッチ24を動作させて高密度用と通常密度用に切
替えているが、この切替スイッチ24の代りに、ホスト
コンピュータ(図示せず)の指示で切替えてもよいもの
である。このホストコンピュータはフロッピーディスク
装置の再生信号を入力したときに、この再生信号を判別
できない場合、「記録密度設定ミス」と判定して上記切
替えの指示を切替信号回路23に出力してもよいもので
ある。
【0021】図2は、通常密度用のデータa1と書込み
信号b1、および高密度用のデータa2と書込み信号b
2とを示した信号波形図である。図2に示すように通常
密度用の書込み信号b1と高密度用の書込み信号b2は
出力電圧が同じで周波数が異なるものである。
信号b1、および高密度用のデータa2と書込み信号b
2とを示した信号波形図である。図2に示すように通常
密度用の書込み信号b1と高密度用の書込み信号b2は
出力電圧が同じで周波数が異なるものである。
【0022】次に上記実施例の動作について説明する。
図1において、通常密度の磁気媒体12aに信号を記
録、再生させるときには、切替スイッチ24を通常密度
用に切替えると、スピンドルモータ13は毎分300回
転となり、書込み回路15の書込み電流および消去回路
16の消去電流は通常密度用になるものである。また通
常密度での再生では、ローパスフィルタ19の遮断周波
数を300KHz 、微分増幅回路20の共振周波数を3
50KHz 、タイムドメインフィルタ22の時定数を高
密度時より1/2に切替えるものである。
図1において、通常密度の磁気媒体12aに信号を記
録、再生させるときには、切替スイッチ24を通常密度
用に切替えると、スピンドルモータ13は毎分300回
転となり、書込み回路15の書込み電流および消去回路
16の消去電流は通常密度用になるものである。また通
常密度での再生では、ローパスフィルタ19の遮断周波
数を300KHz 、微分増幅回路20の共振周波数を3
50KHz 、タイムドメインフィルタ22の時定数を高
密度時より1/2に切替えるものである。
【0023】次に、高密度の磁気媒体12bに信号を記
録、再生させるときには切替スイッチ24を高密度側に
切替えてると、スピンドルモータ13は毎分360回転
となり、書込み回路15の書込み電流Cおよび消去回路
16の消去電流は通常密度時のそれぞれ2倍、1.4倍
となるものである。また、高密度での再生では、ローパ
スフィルタ19の遮断周波数を400KHz 、微分増幅
回路20の共振周波数を500KHz 、タイムドメイン
フィルタ22の時定数を通常密度時より2倍に切替える
ものである。
録、再生させるときには切替スイッチ24を高密度側に
切替えてると、スピンドルモータ13は毎分360回転
となり、書込み回路15の書込み電流Cおよび消去回路
16の消去電流は通常密度時のそれぞれ2倍、1.4倍
となるものである。また、高密度での再生では、ローパ
スフィルタ19の遮断周波数を400KHz 、微分増幅
回路20の共振周波数を500KHz 、タイムドメイン
フィルタ22の時定数を通常密度時より2倍に切替える
ものである。
【0024】このように、通常密度用と高密度用の磁気
媒体12a,12bに信号を記録、再生する場合には、
切替スイッチ24を切替えることにより、実施できるも
のである。すなわち、表1に示したように通常密度用の
磁気媒体12aでは、記憶容量1Mバイト、データ転送
速度250Kbit/s、トラック数80、磁性層の厚み
2.5ミクロンである。また高密度用の磁気媒体12b
では記憶容量1.6Mバイト、データ転送速度500K
bit/s、トラック数70、磁性層の厚み1.5ミクロン
となる磁気媒体12a,12bを切替スイッチ24を切
替えることにより、ひとつの装置で双方記録、再生でき
るものである。
媒体12a,12bに信号を記録、再生する場合には、
切替スイッチ24を切替えることにより、実施できるも
のである。すなわち、表1に示したように通常密度用の
磁気媒体12aでは、記憶容量1Mバイト、データ転送
速度250Kbit/s、トラック数80、磁性層の厚み
2.5ミクロンである。また高密度用の磁気媒体12b
では記憶容量1.6Mバイト、データ転送速度500K
bit/s、トラック数70、磁性層の厚み1.5ミクロン
となる磁気媒体12a,12bを切替スイッチ24を切
替えることにより、ひとつの装置で双方記録、再生でき
るものである。
【0025】次に本実施例のフロッピーディスク装置に
ついて、図1のブロック図の個々のブロックに対応する
回路を説明する。
ついて、図1のブロック図の個々のブロックに対応する
回路を説明する。
【0026】図3は、切替信号回路23の回路図であ
る。図3において、30は−LOWSPEED端子であ
り、この−LOW SPEED端子30には、操作者が
切替スイッチ24を切替えたときに「1」または「0」
が印加されるもので、通常密度では「0」が高密度では
「1」が印加される。31は内部ドライブセレクト信号
+DS INTが印加される端子であり、この端子31
に「0」が印加されると、このフロッピーディスク装置
が動作可能となり、31に「1」が加わると不動作とな
る。32はパワーオンリセット−POR端子であり、こ
の端子は電源が投入されたとき「0」が印加される。3
3はDフリップフロップであり、このDフリップフロッ
プ33はD入力に「1」の信号があり、T入力が「1→
0」になったときQ出力が変化(「0→1」,「1→
0」)するものである。34は、−LOW SPEED
30が「0」にならない限り、D入力が「1」になるよ
う保持するプルアップ抵抗である。35はDフリップフ
ロップ33のセットを禁止するプルアップ抵抗である。
36はDフリップフロップ33のQ出力の電流増幅を行
なうバッファアンプである。37は、バッファアンプ3
6が「0」にならない限り「1」を保持するプルアップ
抵抗である。38は、バッファアンプ36の出力インピ
ーダンスを下げるためのコンデンサである。39は第1
の出力端子であり、通常密度のときに「0」になる−L
S(ローシグナル)信号である。40は、Dフリップフ
ロップ33のQ出力を変換(「0」→「1」,「1」→
「0」)するインバータである。41はインバータ40
が「0」にならない限り「1」を保持するプルアップ抵
抗である。42は、インバータ40の出力インピーダン
スを下げるためのコンデンサである。43は第2の出力
端子であり、通常密度のときに「1」になる+LS(ロ
ーシグナル)信号である。44はNPN型のスイッチン
グトランジスタである。45はインバータ40の出力端
子がトランジスタ44のベースに接続されたバイアス抵
抗である。46は第3の出力端子であり、フロッピーデ
ィスクを駆動させるモータを始動、停止させるオープン
コレクタの−DDM(ダイレクト・ドライブ・モータ)
信号である。
る。図3において、30は−LOWSPEED端子であ
り、この−LOW SPEED端子30には、操作者が
切替スイッチ24を切替えたときに「1」または「0」
が印加されるもので、通常密度では「0」が高密度では
「1」が印加される。31は内部ドライブセレクト信号
+DS INTが印加される端子であり、この端子31
に「0」が印加されると、このフロッピーディスク装置
が動作可能となり、31に「1」が加わると不動作とな
る。32はパワーオンリセット−POR端子であり、こ
の端子は電源が投入されたとき「0」が印加される。3
3はDフリップフロップであり、このDフリップフロッ
プ33はD入力に「1」の信号があり、T入力が「1→
0」になったときQ出力が変化(「0→1」,「1→
0」)するものである。34は、−LOW SPEED
30が「0」にならない限り、D入力が「1」になるよ
う保持するプルアップ抵抗である。35はDフリップフ
ロップ33のセットを禁止するプルアップ抵抗である。
36はDフリップフロップ33のQ出力の電流増幅を行
なうバッファアンプである。37は、バッファアンプ3
6が「0」にならない限り「1」を保持するプルアップ
抵抗である。38は、バッファアンプ36の出力インピ
ーダンスを下げるためのコンデンサである。39は第1
の出力端子であり、通常密度のときに「0」になる−L
S(ローシグナル)信号である。40は、Dフリップフ
ロップ33のQ出力を変換(「0」→「1」,「1」→
「0」)するインバータである。41はインバータ40
が「0」にならない限り「1」を保持するプルアップ抵
抗である。42は、インバータ40の出力インピーダン
スを下げるためのコンデンサである。43は第2の出力
端子であり、通常密度のときに「1」になる+LS(ロ
ーシグナル)信号である。44はNPN型のスイッチン
グトランジスタである。45はインバータ40の出力端
子がトランジスタ44のベースに接続されたバイアス抵
抗である。46は第3の出力端子であり、フロッピーデ
ィスクを駆動させるモータを始動、停止させるオープン
コレクタの−DDM(ダイレクト・ドライブ・モータ)
信号である。
【0027】次に、図3の切替信号回路の動作について
説明する。まず、本装置の電源スイッチを入れると−P
OR端子32が「0」となり、Dフリップフロップ33
のリセット端子Rが「0」になり、リセットされ、Q出
力が「0」となる。操作者が、本フロッピーディスク装
置の駆動を選択すると、+DSINT31が「0」にな
り、−LOW SPEED30の信号によってDフリッ
プフロップ33のQ出力の値が変化するものである。す
なわち、−LOW SPEED30が「0」のとき(通
常密度のとき)はQ出力が「0」となる。また、−LO
W SPEED30が「1」のとき(高密度のとき)は
Q出力が「1」となる。Q出力が「0」のときは第1の
出力端子39は「0」、第2の出力端子43は「1」、
第3の出力端子46は「0」になる。また、Q出力が
「1」のときは第1の出力端子39は「1」、第2の出
力端子43は「0」、第3の出力端子46はハイインピ
ーダンスとなるものである。
説明する。まず、本装置の電源スイッチを入れると−P
OR端子32が「0」となり、Dフリップフロップ33
のリセット端子Rが「0」になり、リセットされ、Q出
力が「0」となる。操作者が、本フロッピーディスク装
置の駆動を選択すると、+DSINT31が「0」にな
り、−LOW SPEED30の信号によってDフリッ
プフロップ33のQ出力の値が変化するものである。す
なわち、−LOW SPEED30が「0」のとき(通
常密度のとき)はQ出力が「0」となる。また、−LO
W SPEED30が「1」のとき(高密度のとき)は
Q出力が「1」となる。Q出力が「0」のときは第1の
出力端子39は「0」、第2の出力端子43は「1」、
第3の出力端子46は「0」になる。また、Q出力が
「1」のときは第1の出力端子39は「1」、第2の出
力端子43は「0」、第3の出力端子46はハイインピ
ーダンスとなるものである。
【0028】図4、5は、書込回路15、遅延回路1
6、消去回路17、磁気ヘッド14、その他付属回路を
示している。なお、図4、5の接続端子の同一番号のも
のは相互に接続されているものである。
6、消去回路17、磁気ヘッド14、その他付属回路を
示している。なお、図4、5の接続端子の同一番号のも
のは相互に接続されているものである。
【0029】図4、5の書込み回路15は、書込み電流
切替回路15a、安定化電源回路15b、書込み駆動回
路15cとを有している。
切替回路15a、安定化電源回路15b、書込み駆動回
路15cとを有している。
【0030】図4、5の書込み電流切替回路15aにお
いて、39は第1の切替信号−LS端子であり、この−
LS端子39は第5図の−LS39に接続されている。
53は抵抗52を介して端子39とベースが接続されて
いるトランジスタである。55は抵抗54を介してトラ
ンジスタ53のコレクタとベースが接続されているトラ
ンジスタである。このトランジスタ55のエミッタ、ベ
ース間には抵抗56が接続され、エミッタ、コレクタ間
には抵抗57と58が直列接続されており、エミッタに
は安定化電源回路15bからの電圧が印加されている。
いて、39は第1の切替信号−LS端子であり、この−
LS端子39は第5図の−LS39に接続されている。
53は抵抗52を介して端子39とベースが接続されて
いるトランジスタである。55は抵抗54を介してトラ
ンジスタ53のコレクタとベースが接続されているトラ
ンジスタである。このトランジスタ55のエミッタ、ベ
ース間には抵抗56が接続され、エミッタ、コレクタ間
には抵抗57と58が直列接続されており、エミッタに
は安定化電源回路15bからの電圧が印加されている。
【0031】この書込み電流切替回路15aは、通常密
度において−LS端子39が「0」となるので、トラン
ジスタ53と55は非導通となる。従って、安定化電源
回路15bの電圧は抵抗57のみを介して電流Iとな
り、書込み駆動回路15cに出力されるものである。
度において−LS端子39が「0」となるので、トラン
ジスタ53と55は非導通となる。従って、安定化電源
回路15bの電圧は抵抗57のみを介して電流Iとな
り、書込み駆動回路15cに出力されるものである。
【0032】また、高密度において、この書込み電流切
替回路15aは、−LS端子39が「1」となるので、
トランジスタ53と55は導通となる。従って、安定化
電源回路15bの電圧は抵抗57と並列にトランジスタ
55のエミッタ、コレクタを介した抵抗58を流れる。
従って、書込み駆動回路15cに出力される電流Iは抵
抗57と58の合成抵抗値によって定められるため、抵
抗57のみの抵抗値によって定められる電流値より大き
い電流が流れるものである。
替回路15aは、−LS端子39が「1」となるので、
トランジスタ53と55は導通となる。従って、安定化
電源回路15bの電圧は抵抗57と並列にトランジスタ
55のエミッタ、コレクタを介した抵抗58を流れる。
従って、書込み駆動回路15cに出力される電流Iは抵
抗57と58の合成抵抗値によって定められるため、抵
抗57のみの抵抗値によって定められる電流値より大き
い電流が流れるものである。
【0033】このように、書込み駆動回路15cに出力
される電流Iは−LS端子39により定まり、「0」の
とき、すなわち通常密度では小電流が流れ、「1」のと
き、すなわち高密度では大電流が流れる。
される電流Iは−LS端子39により定まり、「0」の
とき、すなわち通常密度では小電流が流れ、「1」のと
き、すなわち高密度では大電流が流れる。
【0034】安定化電源回路15bにおいて、59は+
12V端子であり、この+12V端子59は抵抗61を
介してトランジスタ60のベースに、抵抗62を介して
トランジスタ60のコレクタに接続されている。トラン
ジスタ60のエミッタはアースに接続されており、この
トランジスタ60のコレクタは、トランジスタ64のベ
ースと、ツェナーダイオード63のカソードに接続され
ている。このツェナーダイオード63のアノードはアー
スに接続されている。トランジスタ64のコレクタは、
+12V端子59と接続され、トランジスタ64のエミ
ッタはトランジスタ55のエミッタに接続されている。
12V端子であり、この+12V端子59は抵抗61を
介してトランジスタ60のベースに、抵抗62を介して
トランジスタ60のコレクタに接続されている。トラン
ジスタ60のエミッタはアースに接続されており、この
トランジスタ60のコレクタは、トランジスタ64のベ
ースと、ツェナーダイオード63のカソードに接続され
ている。このツェナーダイオード63のアノードはアー
スに接続されている。トランジスタ64のコレクタは、
+12V端子59と接続され、トランジスタ64のエミ
ッタはトランジスタ55のエミッタに接続されている。
【0035】この安定化電源回路15bは、トランジス
タ60のベースが「0」のとき、トランジスタ64のエ
ミッタから電圧が出力されるものである。すなわち、ト
ランジスタ60のベースが「0」のときは、トランジス
タ60は非導通となり、+12Vは抵抗62を介してツ
ェナーダイオード63に流れる。ツェナーダイオード6
3のツェナー電圧がトランジスタ64のベースに印加す
ることによって、安定化された電圧が、トランジスタ6
4のエミッタから送出される。
タ60のベースが「0」のとき、トランジスタ64のエ
ミッタから電圧が出力されるものである。すなわち、ト
ランジスタ60のベースが「0」のときは、トランジス
タ60は非導通となり、+12Vは抵抗62を介してツ
ェナーダイオード63に流れる。ツェナーダイオード6
3のツェナー電圧がトランジスタ64のベースに印加す
ることによって、安定化された電圧が、トランジスタ6
4のエミッタから送出される。
【0036】一方、書込みのデータ(図1(b))はW
RITE DATA端子65にパルス波形として入力さ
れる。67はインバータであり、このインバータ67の
入力はWRITE DATA端子65から信号がないと
きに、抵抗66を通して+5V、すなわち「1」の状態
になっているものである。68はDフリップフロップで
あり、このDフリップフロップ68のT端子は、インバ
ータ67の出力端子に接続され、D端子はQ出力端子に
接続されており、またR端子はORゲート71の出力端
子に接続されている。
RITE DATA端子65にパルス波形として入力さ
れる。67はインバータであり、このインバータ67の
入力はWRITE DATA端子65から信号がないと
きに、抵抗66を通して+5V、すなわち「1」の状態
になっているものである。68はDフリップフロップで
あり、このDフリップフロップ68のT端子は、インバ
ータ67の出力端子に接続され、D端子はQ出力端子に
接続されており、またR端子はORゲート71の出力端
子に接続されている。
【0037】ORゲート71の一方の入力端子はバッフ
ァアンプ70を介してWRITEGATE69に接続さ
れ、他方の入力端子はバッファアンプ73を介してDS
INT31に接続されている。
ァアンプ70を介してWRITEGATE69に接続さ
れ、他方の入力端子はバッファアンプ73を介してDS
INT31に接続されている。
【0038】上記Dフリップフロップ68は、Q出力の
反転情報QがD入力になるため、T入力が「1」から
「0」になったとき、Q出力が反転する。すなわち、こ
のDフリップフロップ68は、T入力を2分周するもの
である。
反転情報QがD入力になるため、T入力が「1」から
「0」になったとき、Q出力が反転する。すなわち、こ
のDフリップフロップ68は、T入力を2分周するもの
である。
【0039】76はインバータであり、このインバータ
76の出力は抵抗77を介してトランジスタ79を駆動
するものである。このトランジタ79は、抵抗78によ
り安定化された電圧(トランジスタ64の出力)がベー
スに接続され、またトランジスタ79のエミッタには上
記の書込み電流Iが供給され、コレクタは抵抗80を介
してアースに接続されている。
76の出力は抵抗77を介してトランジスタ79を駆動
するものである。このトランジタ79は、抵抗78によ
り安定化された電圧(トランジスタ64の出力)がベー
スに接続され、またトランジスタ79のエミッタには上
記の書込み電流Iが供給され、コレクタは抵抗80を介
してアースに接続されている。
【0040】81はインバータであり、このインバータ
81の出力は抵抗82を介してトランジスタ84を駆動
するものである。このトランジスタ84は抵抗83を介
してトランジスタ64のエミッタに接続されている。ト
ランジスタ84のエミッタには上記の書込み電流Iが接
続され、コレクタは抵抗85を介してアースに接続され
ている。
81の出力は抵抗82を介してトランジスタ84を駆動
するものである。このトランジスタ84は抵抗83を介
してトランジスタ64のエミッタに接続されている。ト
ランジスタ84のエミッタには上記の書込み電流Iが接
続され、コレクタは抵抗85を介してアースに接続され
ている。
【0041】トランジスタ79のコレクタと、トランジ
スタ84のコレクタ間には抵抗86が接続されている。
トランジスタ79のコレクタは、ダイオード87を介し
て第1の磁気ヘッド100の書込み読出しコイル101
に接続されている。またトランジスタ79のコレクタは
ダイオード88を介して第2の磁気ヘッド105の書込
み読出しコイル106にも接続されている。
スタ84のコレクタ間には抵抗86が接続されている。
トランジスタ79のコレクタは、ダイオード87を介し
て第1の磁気ヘッド100の書込み読出しコイル101
に接続されている。またトランジスタ79のコレクタは
ダイオード88を介して第2の磁気ヘッド105の書込
み読出しコイル106にも接続されている。
【0042】トランジスタ84のコレクタは、ダイオー
ド89を介して第1の磁気ヘッド100の書込み読出し
コイル102に接続されている。また、トランジスタ8
4のコレクタはダイオード90を介して第2の磁気ヘッ
ド105の書込み読出しコイル107にも接続されてい
る。
ド89を介して第1の磁気ヘッド100の書込み読出し
コイル102に接続されている。また、トランジスタ8
4のコレクタはダイオード90を介して第2の磁気ヘッ
ド105の書込み読出しコイル107にも接続されてい
る。
【0043】75はパワーオンリセット−POR端子で
あり、この−POR端子75には電源投入直後に一時期
のみ「0」が印加される。74はNANDゲートであ
り、このNANDゲート74の一方の入力には−POR
75が入力され、他方の入力にはバッファアンプ73を
介した内部ドライブセレクトDSINT端子31が入力
される。NANDゲート74の出力は、トランジスタ6
0のベースに接続されている。
あり、この−POR端子75には電源投入直後に一時期
のみ「0」が印加される。74はNANDゲートであ
り、このNANDゲート74の一方の入力には−POR
75が入力され、他方の入力にはバッファアンプ73を
介した内部ドライブセレクトDSINT端子31が入力
される。NANDゲート74の出力は、トランジスタ6
0のベースに接続されている。
【0044】次に、図4、5の遅延回路16および消去
回路17について説明する。図4、5において、110
は消去可能を示す−ESW(イレーサブル信号)であ
る。43は通常密度用を駆動させるときに「1」になる
第2の切替端子(+LS端子)である。113は5Vに
接続された抵抗112とコンデンサ118の時定数によ
り出力電圧の出力時間が定められるワンショットマルチ
ICであり、このIC113はバッファ111を介した
−ESW110が「0」になったときに出力を開始する
ものである。ただし、通常密度では+LS43が「1」
になるので、抵抗115を介したトランジスタ116が
導通し、コンデンサ117がアースに接続される。この
状態では、コンデンサ118と117が並列接続になる
ためIC113の出力時間を長くする働きがあるもので
ある。なお、このIC113の出力はNANDゲート1
19およびNORドート125へ出力するものである。
回路17について説明する。図4、5において、110
は消去可能を示す−ESW(イレーサブル信号)であ
る。43は通常密度用を駆動させるときに「1」になる
第2の切替端子(+LS端子)である。113は5Vに
接続された抵抗112とコンデンサ118の時定数によ
り出力電圧の出力時間が定められるワンショットマルチ
ICであり、このIC113はバッファ111を介した
−ESW110が「0」になったときに出力を開始する
ものである。ただし、通常密度では+LS43が「1」
になるので、抵抗115を介したトランジスタ116が
導通し、コンデンサ117がアースに接続される。この
状態では、コンデンサ118と117が並列接続になる
ためIC113の出力時間を長くする働きがあるもので
ある。なお、このIC113の出力はNANDゲート1
19およびNORドート125へ出力するものである。
【0045】このNANDゲート119は、IC113
の出力と−POR75を入力し、出力は抵抗120を介
してトランジスタ122のベースに接続されている。こ
のトランジスタ122はベースへ抵抗121を介して5
Vが印加され、コレクタには抵抗124を介してアース
へ接続されている。抵抗124にはアノード側がアース
に接続されたダイオード123が並列に接続されてい
る。トランジスタ122のコレクタには、ダイオード1
26,127のアノードが接続されており、このダイオ
ード126のカソードは第1の磁気ヘッド100の消去
コイル103に接続され、またダイオード127のカソ
ードは第2の磁気ヘッド105の消去コイル108に接
続されている。この消去コイル103にはノイズ除去用
にコンデンサ104が並列に接続され、同様に消去コイ
ル108にはノイズ除去用にコンデンサ109が接続さ
れている。ANDゲート138または140の出力が
「0」になったとき、トランジスタ122のコレクタか
ら電流が供給され、接続された消去コイル103または
108が消去動作を開始する。
の出力と−POR75を入力し、出力は抵抗120を介
してトランジスタ122のベースに接続されている。こ
のトランジスタ122はベースへ抵抗121を介して5
Vが印加され、コレクタには抵抗124を介してアース
へ接続されている。抵抗124にはアノード側がアース
に接続されたダイオード123が並列に接続されてい
る。トランジスタ122のコレクタには、ダイオード1
26,127のアノードが接続されており、このダイオ
ード126のカソードは第1の磁気ヘッド100の消去
コイル103に接続され、またダイオード127のカソ
ードは第2の磁気ヘッド105の消去コイル108に接
続されている。この消去コイル103にはノイズ除去用
にコンデンサ104が並列に接続され、同様に消去コイ
ル108にはノイズ除去用にコンデンサ109が接続さ
れている。ANDゲート138または140の出力が
「0」になったとき、トランジスタ122のコレクタか
ら電流が供給され、接続された消去コイル103または
108が消去動作を開始する。
【0046】次に、消去回路17について説明する。3
9は通常密度用で「0」の信号になる−LSである。1
29はトランジスタ130のベースバイアス抵抗であ
る。トランジスタ130はエミッタがアースに、コレク
タがバイアス抵抗131に接続されている。+5Vはト
ランジスタ132のエミッタに接続され、抵抗133を
介してベースへ、抵抗134および135を介してコレ
クタに接続されている。なお、抵抗134と135の中
点からトランジスタ122のエミッタに接続されてい
る。
9は通常密度用で「0」の信号になる−LSである。1
29はトランジスタ130のベースバイアス抵抗であ
る。トランジスタ130はエミッタがアースに、コレク
タがバイアス抵抗131に接続されている。+5Vはト
ランジスタ132のエミッタに接続され、抵抗133を
介してベースへ、抵抗134および135を介してコレ
クタに接続されている。なお、抵抗134と135の中
点からトランジスタ122のエミッタに接続されてい
る。
【0047】この消去回路17は−LS128が「0」
のとき、すなわち通常密度用のときにはトランジスタ1
30が導通しないので、トランジスタ132も導通せ
ず、+5Vは抵抗134のみを経由してトランジスタ1
22のエミッタに供給されるものである。一方、−LS
128が「1」のとき、すなわち高密度用のときには、
トランジスタ130が導通してトランジスタ132も導
通し、+5Vは抵抗134と135の並列接続を経由し
てトランジスタ122のエミッタに供給されるものであ
る。
のとき、すなわち通常密度用のときにはトランジスタ1
30が導通しないので、トランジスタ132も導通せ
ず、+5Vは抵抗134のみを経由してトランジスタ1
22のエミッタに供給されるものである。一方、−LS
128が「1」のとき、すなわち高密度用のときには、
トランジスタ130が導通してトランジスタ132も導
通し、+5Vは抵抗134と135の並列接続を経由し
てトランジスタ122のエミッタに供給されるものであ
る。
【0048】136は、フロッピーディスクの第1の磁
気ヘッド100を駆動のときに「1」、第2の磁気ヘッ
ド105駆動のときに「0」となる−SIDE SEL
ECTである。137は入力が−SIDE SELEC
T136に、出力がANDゲート138と141に接続
されているインバータである。ANDゲート139と1
40の入力には−SIDE SELECT136が直接
接続されている。ANDゲート138〜141のもうひ
とつの入力には、NORゲート125の出力がそれぞれ
に接続されている。
気ヘッド100を駆動のときに「1」、第2の磁気ヘッ
ド105駆動のときに「0」となる−SIDE SEL
ECTである。137は入力が−SIDE SELEC
T136に、出力がANDゲート138と141に接続
されているインバータである。ANDゲート139と1
40の入力には−SIDE SELECT136が直接
接続されている。ANDゲート138〜141のもうひ
とつの入力には、NORゲート125の出力がそれぞれ
に接続されている。
【0049】ANDゲート138〜141とNORゲー
ト125、−SIDE SELECT136との関係は
次の通りである。 (1)NORゲート125=「0」,SIDE SEL
ECT136=「0」のとき。
ト125、−SIDE SELECT136との関係は
次の通りである。 (1)NORゲート125=「0」,SIDE SEL
ECT136=「0」のとき。
【0050】インバータ137の出力が「1」なので、 ANDゲート138,140,141の出力=「1」 ANDゲート139の出力=「0」 (2)NORゲート125=「0」,−SIDE SE
LECT136=「1」のとき。
LECT136=「1」のとき。
【0051】インバータ137の出力が「0」なので、 ANDゲート139,140,141の出力=「1」 ANDゲート138の出力=「0」 (3)NORゲート125=「1」,−SIDE SE
LECT136=「0」のとき。
LECT136=「0」のとき。
【0052】インバータ137の出力が「0」なので、 NANDゲート138,139,140の出力=「1」 NANDゲート141の出力=「0」 (4)NORゲート125=「1」,−SIDE SE
LECT136=「0」のとき。
LECT136=「0」のとき。
【0053】インバータ137の出力が「1」なので、 NANDゲート138,139,141の出力=「1」 NANDゲート140の出力=「0」 となるものである。
【0054】これらNANDゲート138〜141の出
力の働きは次のとおりである。 (1)NANDゲート138が「0」のとき。
力の働きは次のとおりである。 (1)NANDゲート138が「0」のとき。
【0055】磁気ヘッド14の第1の磁気ヘッド100
のコイル101〜103の中点が0Vとなり、消去コイ
ル103が動作するので、第1の磁気ヘッド100の書
込みが可能となる。 (2)NANDゲート139が「0」のとき。
のコイル101〜103の中点が0Vとなり、消去コイ
ル103が動作するので、第1の磁気ヘッド100の書
込みが可能となる。 (2)NANDゲート139が「0」のとき。
【0056】磁気ヘッド14のサイド1 105のコイ
ル106〜108の中点が0Vとなり、消去コイル10
8が動作するので、第2の磁気ヘッド105の書込みが
可能となる。 (3)NANDゲート140が「0」のとき。
ル106〜108の中点が0Vとなり、消去コイル10
8が動作するので、第2の磁気ヘッド105の書込みが
可能となる。 (3)NANDゲート140が「0」のとき。
【0057】磁気ヘッド14の第1の磁気ヘッド100
のコイル101〜103の中点が6Vとなり、消去コイ
ル103が動作しなくなる。これは抵抗144と、14
2の値を同一にしたため、中点の電圧が6Vとなり、消
去コイル103に電流が流れなくなるためである。この
とき、第1の磁気ヘッド100の読み出しが可能とな
る。 (4)NANDゲート141が「0」のとき。
のコイル101〜103の中点が6Vとなり、消去コイ
ル103が動作しなくなる。これは抵抗144と、14
2の値を同一にしたため、中点の電圧が6Vとなり、消
去コイル103に電流が流れなくなるためである。この
とき、第1の磁気ヘッド100の読み出しが可能とな
る。 (4)NANDゲート141が「0」のとき。
【0058】磁気ヘッド14の第2の磁気ヘッド105
のコイル106〜108の中点が6Vとなり、消去コイ
ル108が動作しなくなる。これは、抵抗145と、1
43の値を同一にしたため、中点の電圧が6Vとなり、
消去コイル103 に電流が流れなくなるためである。
このとき、第2の磁気ヘッド105の読 み出しが可能
となる。
のコイル106〜108の中点が6Vとなり、消去コイ
ル108が動作しなくなる。これは、抵抗145と、1
43の値を同一にしたため、中点の電圧が6Vとなり、
消去コイル103 に電流が流れなくなるためである。
このとき、第2の磁気ヘッド105の読 み出しが可能
となる。
【0059】次に、磁気ヘッド14について説明する。
磁気ヘッド14は第1の磁気ヘッド100と第2の磁気
ヘッド105とを有している。これは、フロッピーディ
スク12a,12bの表面および裏面に対応するもので
ある。
磁気ヘッド14は第1の磁気ヘッド100と第2の磁気
ヘッド105とを有している。これは、フロッピーディ
スク12a,12bの表面および裏面に対応するもので
ある。
【0060】第1の磁気ヘッド100には書込み、読み
出しコイル101,102および消去コイル103とコ
ンデンサ104とがある。3個のコイルとも、一端は共
通の制御線で制御され、他端は消去コイル103では5
ボルト、書込み、読み出しコイル101,102では1
2ボルトが印加される。書込み時には制御線が0ボルト
(NANDゲート138が「0」、140が「1」)と
なり書込み、読み出しコイル101,102および消去
コイル103とも駆動するものである。また、読み出し
時には制御線が6ボルト(NANDゲート140が
「0」、138が「1」)となるため、消去コイル10
3は駆動せず、書込み、読み出しコイル101,102
のみ駆動する。
出しコイル101,102および消去コイル103とコ
ンデンサ104とがある。3個のコイルとも、一端は共
通の制御線で制御され、他端は消去コイル103では5
ボルト、書込み、読み出しコイル101,102では1
2ボルトが印加される。書込み時には制御線が0ボルト
(NANDゲート138が「0」、140が「1」)と
なり書込み、読み出しコイル101,102および消去
コイル103とも駆動するものである。また、読み出し
時には制御線が6ボルト(NANDゲート140が
「0」、138が「1」)となるため、消去コイル10
3は駆動せず、書込み、読み出しコイル101,102
のみ駆動する。
【0061】同様に、第2の磁気ヘッド105には書込
み、読み出しコイル106,107および消去コイル1
08とコンデンサ109とがある。3個のコイルとも、
一端は共通の制御線で制御され、他端は消去コイル10
8では5ボルト、書込み、読み出しコイル106,10
7では12ボルトが印加される。書込み時には制御線が
0ボルト(NANDゲート139が「0」、141が
「1」)となり、書込み、読み出しコイル106,10
7、消去コイル108とも駆動するものである。また、
読み出し時には制御線が6ボルト(NANDゲート14
1が「0」、139が「1」)となるため、消去コイル
108は駆動せず、書込み、読み出しコイル106,1
07のみ駆動する。
み、読み出しコイル106,107および消去コイル1
08とコンデンサ109とがある。3個のコイルとも、
一端は共通の制御線で制御され、他端は消去コイル10
8では5ボルト、書込み、読み出しコイル106,10
7では12ボルトが印加される。書込み時には制御線が
0ボルト(NANDゲート139が「0」、141が
「1」)となり、書込み、読み出しコイル106,10
7、消去コイル108とも駆動するものである。また、
読み出し時には制御線が6ボルト(NANDゲート14
1が「0」、139が「1」)となるため、消去コイル
108は駆動せず、書込み、読み出しコイル106,1
07のみ駆動する。
【0062】次に、図4、5の書込回路15、遅延回路
16、消去回路17、磁気ヘッド14の動作について説
明する。
16、消去回路17、磁気ヘッド14の動作について説
明する。
【0063】図4、5において、書込みデータ(図9
(b))はWRITE DATA端子65に印加され
る。書込み可能であれば、書込みゲート信号(図1
(h))がWRITE GATE69に印加され、Dフ
リップフロップ68のリセットを解除し、書込みデータ
(図10(b))を2分周する。
(b))はWRITE DATA端子65に印加され
る。書込み可能であれば、書込みゲート信号(図1
(h))がWRITE GATE69に印加され、Dフ
リップフロップ68のリセットを解除し、書込みデータ
(図10(b))を2分周する。
【0064】また、書込み可能のときは、DS INT
31および−POR75が「1」になっているので、ト
ランジスタ60は非導通となっており、+12V端子5
9に印加された+12Vは安定化電源回路15bで安定
化され、書込み切替回路15aに印加される。
31および−POR75が「1」になっているので、ト
ランジスタ60は非導通となっており、+12V端子5
9に印加された+12Vは安定化電源回路15bで安定
化され、書込み切替回路15aに印加される。
【0065】この書込み切替回路15aには、−LS端
子39へ、通常密度で「0」、高密度で「1」の信号が
きており、この−LS端子39の信号により書込み電流
Iは通常密度で抵抗57のみを流れる小電流が、高密度
で抵抗57と58の双方を流れる大電流が流れ、書込み
駆動回路15cへ印加される。
子39へ、通常密度で「0」、高密度で「1」の信号が
きており、この−LS端子39の信号により書込み電流
Iは通常密度で抵抗57のみを流れる小電流が、高密度
で抵抗57と58の双方を流れる大電流が流れ、書込み
駆動回路15cへ印加される。
【0066】一方、Dフリップフロップ68から出力さ
れた書込みデータは、トランジスタ79,84により書
込み電流Iを制御し、ダイオード87〜90を介して書
込み、読出しコイル101,102,106,107へ
印加される。フロッピーディスク12a,12bへの書
込みは、NANDゲート138,139で制御され、第
1の磁気ヘッド100または第2の磁気ヘッド105の
いずれか一方のみが駆動される。
れた書込みデータは、トランジスタ79,84により書
込み電流Iを制御し、ダイオード87〜90を介して書
込み、読出しコイル101,102,106,107へ
印加される。フロッピーディスク12a,12bへの書
込みは、NANDゲート138,139で制御され、第
1の磁気ヘッド100または第2の磁気ヘッド105の
いずれか一方のみが駆動される。
【0067】次に、遅延回路16、消去回路17の動作
を説明する。遅延回路16では、消去可能の信号(−E
SW110)をワンショットマルチIC113で遅延さ
せている。このIC113の遅延時間は通常密度と高密
度で異なり、+CS端子43により切替えられる。この
遅延回路16の出力はNORゲート125を介してNA
NDゲート138〜141へ印加される。
を説明する。遅延回路16では、消去可能の信号(−E
SW110)をワンショットマルチIC113で遅延さ
せている。このIC113の遅延時間は通常密度と高密
度で異なり、+CS端子43により切替えられる。この
遅延回路16の出力はNORゲート125を介してNA
NDゲート138〜141へ印加される。
【0068】また、消去電流はトランジスタ122から
ダイオード126,127を介して消去コイル103,
108に印加される。この消去電流は−LS端子39に
より切替えられ、通常密度では抵抗134のみを介した
小電流が、高密度では抵抗134と135の双方を流れ
る大電流が消去コイル103,108に印加されるもの
である。また、この消去電流は書込み電流と同様にNA
NDゲート138,138により制御され、第1の磁気
ヘッド100または第2の磁気ヘッド105のいずれか
一方のみが駆動される。
ダイオード126,127を介して消去コイル103,
108に印加される。この消去電流は−LS端子39に
より切替えられ、通常密度では抵抗134のみを介した
小電流が、高密度では抵抗134と135の双方を流れ
る大電流が消去コイル103,108に印加されるもの
である。また、この消去電流は書込み電流と同様にNA
NDゲート138,138により制御され、第1の磁気
ヘッド100または第2の磁気ヘッド105のいずれか
一方のみが駆動される。
【0069】なお、読出し時にはWRITE GATE
端子69および−ESW端子110の両方が「1」とな
り、NORゲート125を「1」にしてNANDゲート
138,139を閉じ、NANDゲート140,141
を開く。このとき、制御線(各コイル101〜103,
106〜108)を0ボルトから6ボルトに向上させ
て、5ボルトの印加している消去コイル103,108
の動作を停止させるものである。従って、読出し時には
書込み、読出しコイル101,102,106,107
のいずれか2個が駆動され、READ1 151端子お
よびREAD2150端子から読出されるものである。
端子69および−ESW端子110の両方が「1」とな
り、NORゲート125を「1」にしてNANDゲート
138,139を閉じ、NANDゲート140,141
を開く。このとき、制御線(各コイル101〜103,
106〜108)を0ボルトから6ボルトに向上させ
て、5ボルトの印加している消去コイル103,108
の動作を停止させるものである。従って、読出し時には
書込み、読出しコイル101,102,106,107
のいずれか2個が駆動され、READ1 151端子お
よびREAD2150端子から読出されるものである。
【0070】次に、読出し回路群について図4、5、図
6(a)〜(c)、図7を用いて説明する。
6(a)〜(c)、図7を用いて説明する。
【0071】図4、5において、146は磁気コイル1
07に接続されたダイオード、147は磁気コイル10
2に接続されたダイオード、148は磁気コイル106
に接続されたダイオード、149は磁気コイル101に
接続されたダイオードである。ダイオード146と14
7のアノードは共通にREAD2端子150から図6の
プリアンプ18のREAD2に接続されるものである。
一方、ダイオード148と149のアノードは共通にR
EAD1端子151が図6のプリアンプ18のREAD
1端子151に接続されるものである。
07に接続されたダイオード、147は磁気コイル10
2に接続されたダイオード、148は磁気コイル106
に接続されたダイオード、149は磁気コイル101に
接続されたダイオードである。ダイオード146と14
7のアノードは共通にREAD2端子150から図6の
プリアンプ18のREAD2に接続されるものである。
一方、ダイオード148と149のアノードは共通にR
EAD1端子151が図6のプリアンプ18のREAD
1端子151に接続されるものである。
【0072】図6(a)は、プリアンプ18およびロー
パスフィルタ19を示した回路図である。図6におい
て、150はREAD1の入力端子、151はREAD
2の入力端子である。152,153は、+12Vに接
続されたバイアス抵抗であり、このバイアス抵抗15
2,153はそれぞれREAD1 150およびREA
D2 151がダイオード146〜149を介して磁気
ヘッドコイル101,102,106,107をバイア
スするものである。154は、READ1 150とR
EAD2 151間の入力インピーダンスを決める抵抗
である。
パスフィルタ19を示した回路図である。図6におい
て、150はREAD1の入力端子、151はREAD
2の入力端子である。152,153は、+12Vに接
続されたバイアス抵抗であり、このバイアス抵抗15
2,153はそれぞれREAD1 150およびREA
D2 151がダイオード146〜149を介して磁気
ヘッドコイル101,102,106,107をバイア
スするものである。154は、READ1 150とR
EAD2 151間の入力インピーダンスを決める抵抗
である。
【0073】ローパスフィルタ19は、+PC ON端
子156,+LS端子43およびプリアンプ155の出
力を入力とし、LPF+189とLPF−190から出
力されるものである。+PC ON端子(書込み補償:
プリコンペンセーションON)156はバッファアンプ
157を介してダイオード170および171の中点に
接続されている。この+PC ON端子156は、回転
中のフロッピーディスク(1)に接する磁気ヘッド
(3)の現在位置(トラック数)を計数するトラックカ
ウンタ(図示せず)に接続され、0〜43トラックで
「0」、44〜76トラックで「1」が印加されるもの
である。このPC ON端子156と+LS43によ
り、高密度で内側トラック(44〜76トラック)のと
き、ローパスフィルタ19の遮断周波数を高められるも
のである。
子156,+LS端子43およびプリアンプ155の出
力を入力とし、LPF+189とLPF−190から出
力されるものである。+PC ON端子(書込み補償:
プリコンペンセーションON)156はバッファアンプ
157を介してダイオード170および171の中点に
接続されている。この+PC ON端子156は、回転
中のフロッピーディスク(1)に接する磁気ヘッド
(3)の現在位置(トラック数)を計数するトラックカ
ウンタ(図示せず)に接続され、0〜43トラックで
「0」、44〜76トラックで「1」が印加されるもの
である。このPC ON端子156と+LS43によ
り、高密度で内側トラック(44〜76トラック)のと
き、ローパスフィルタ19の遮断周波数を高められるも
のである。
【0074】+LS端子(通常密度)43は通常密度の
とき「1」となり、抵抗160を介してトランジスタ1
61を導通させるものである。+12Vは、抵抗176
を介してダイオード164のアノード、ダイオード17
0のアノードおよびコンデンサ177に接続されてい
る。また、+12Vは抵抗181を介してダイオード1
67のアノード、ダイオード171のアノードおよびコ
ンデンサ172に接続されている。
とき「1」となり、抵抗160を介してトランジスタ1
61を導通させるものである。+12Vは、抵抗176
を介してダイオード164のアノード、ダイオード17
0のアノードおよびコンデンサ177に接続されてい
る。また、+12Vは抵抗181を介してダイオード1
67のアノード、ダイオード171のアノードおよびコ
ンデンサ172に接続されている。
【0075】READ1a158の出力は一方ではコイ
ル168を介してコンデンサ172およびトランジスタ
174のベースに接続され、他方は抵抗162を介して
トランジスタ163のベースに接続されている。このト
ランジスタ163のエミッタは、ダイオード164のカ
ソードに接続され、コレクタはアースに接続されてい
る。また、トランジスタ174のエミッタは抵抗175
を介して+12Vが接続され、コレクタはアースへ、ベ
ースは抵抗173を介してアースへ接続されている。
ル168を介してコンデンサ172およびトランジスタ
174のベースに接続され、他方は抵抗162を介して
トランジスタ163のベースに接続されている。このト
ランジスタ163のエミッタは、ダイオード164のカ
ソードに接続され、コレクタはアースに接続されてい
る。また、トランジスタ174のエミッタは抵抗175
を介して+12Vが接続され、コレクタはアースへ、ベ
ースは抵抗173を介してアースへ接続されている。
【0076】また、READ2a159の出力は一方で
はコイル169を介してコンデンサ177およびトラン
ジスタ179のベースに接続され、他方は抵抗165を
介してトランジスタ166のベースに接続されている。
このトランジスタ166のエミッタはダイオード167
のカソードに接続され、コレクタはアースに接続されて
いる。また、トランジスタ179のエミッタは抵抗18
0を介して、+12Vが接続されコレクタはアースへ、
ベースは抵抗178を介してアースへ接続されている。
はコイル169を介してコンデンサ177およびトラン
ジスタ179のベースに接続され、他方は抵抗165を
介してトランジスタ166のベースに接続されている。
このトランジスタ166のエミッタはダイオード167
のカソードに接続され、コレクタはアースに接続されて
いる。また、トランジスタ179のエミッタは抵抗18
0を介して、+12Vが接続されコレクタはアースへ、
ベースは抵抗178を介してアースへ接続されている。
【0077】トランジスタ174のエミッタはコイル1
82を介してコンデンサ184,187、抵抗185に
接続されている。この抵抗185の他方はアースへ、コ
ンデンサ187の他方は、LPF+の端子189に接続
されている。また、トランジスタ179のエミッタはコ
イル183を介して、上記コンデンサ184の他方、抵
抗186およびコンデンサ188に接続されている。こ
の抵抗186の他方はアースへ、コンデンサ188の他
方はLPF−の端子190に接続されている。
82を介してコンデンサ184,187、抵抗185に
接続されている。この抵抗185の他方はアースへ、コ
ンデンサ187の他方は、LPF+の端子189に接続
されている。また、トランジスタ179のエミッタはコ
イル183を介して、上記コンデンサ184の他方、抵
抗186およびコンデンサ188に接続されている。こ
の抵抗186の他方はアースへ、コンデンサ188の他
方はLPF−の端子190に接続されている。
【0078】図6(b)は通常密度におけるローパスフ
ィルタ19のフィルタ回路である。図6(b)におい
て、入力はREAD1a158,2a159であり、コ
イル168,169を介して出力される。この出力は、
トランジスタ174,179のベースである。この出力
174のベースと179のベースの間にはコンデンサ1
72と177の直列回路、および抵抗173と178の
直列回路が接続されている。
ィルタ19のフィルタ回路である。図6(b)におい
て、入力はREAD1a158,2a159であり、コ
イル168,169を介して出力される。この出力は、
トランジスタ174,179のベースである。この出力
174のベースと179のベースの間にはコンデンサ1
72と177の直列回路、および抵抗173と178の
直列回路が接続されている。
【0079】この図6(b)は、+LS43端子が
「1」の場合であるからトランジスタ161が導通し、
ダイオード170,171をアースに接続されているも
のである。 図6(c)は高密度におけるローパスフィ
ルタ19のフィルタ回路である。図6(c)において、
入力READ1a158,2a159であり、コイル1
68,169を介して出力される。この出力はトランジ
スタ174,179のベースである。また、入力のRE
AD1a158はコンデンサ177を介して出力の17
9のベースに接続されている。READ2a159はコ
ンデンサ172を介して出力の174のベースに接続さ
れている。この出力174のベースと179のベースの
間には、抵抗173と178の直列回路が接続されてい
る。
「1」の場合であるからトランジスタ161が導通し、
ダイオード170,171をアースに接続されているも
のである。 図6(c)は高密度におけるローパスフィ
ルタ19のフィルタ回路である。図6(c)において、
入力READ1a158,2a159であり、コイル1
68,169を介して出力される。この出力はトランジ
スタ174,179のベースである。また、入力のRE
AD1a158はコンデンサ177を介して出力の17
9のベースに接続されている。READ2a159はコ
ンデンサ172を介して出力の174のベースに接続さ
れている。この出力174のベースと179のベースの
間には、抵抗173と178の直列回路が接続されてい
る。
【0080】このように、ローパスフィルタ19は、通
常密度では図6(b)のようなフィルタで定められる遮
断周波数の特性を持つものであり、高密度では図6
(c)のようなフィルタで定められる遮断周波数の特性
を持つものである。
常密度では図6(b)のようなフィルタで定められる遮
断周波数の特性を持つものであり、高密度では図6
(c)のようなフィルタで定められる遮断周波数の特性
を持つものである。
【0081】次に、図6(a)のプリアンプ18および
ローパスフィルタ19の動作を説明する。
ローパスフィルタ19の動作を説明する。
【0082】一般に、フロッピーディスク装置は表面、
裏面を同時に再生することはないので、読み出し回路
は、一系統分だけあればよい。従って図4、5のよう
に、第1の磁気ヘッド100と第2の磁気ヘッド105
を1系統にまとめて、再生するものである。
裏面を同時に再生することはないので、読み出し回路
は、一系統分だけあればよい。従って図4、5のよう
に、第1の磁気ヘッド100と第2の磁気ヘッド105
を1系統にまとめて、再生するものである。
【0083】このようにして、磁気ヘッドのコイル10
1,102,106,107から読み出された情報は、
ダイオード146〜149を介してオペアンプ155に
増幅されて出力される。
1,102,106,107から読み出された情報は、
ダイオード146〜149を介してオペアンプ155に
増幅されて出力される。
【0084】オペアンプ155の出力はREAD1a側
では、コイル168とコンデンサ172のローパスフィ
ルタを通り、トランジスタ174に入力される。またR
EAD2a側では、コイル169とコンデンサ177の
ローパスフィルタを通り、トランジスタ179に入力さ
れる。
では、コイル168とコンデンサ172のローパスフィ
ルタを通り、トランジスタ174に入力される。またR
EAD2a側では、コイル169とコンデンサ177の
ローパスフィルタを通り、トランジスタ179に入力さ
れる。
【0085】ローパスフィルタ回路19のREAD1a
端子158およびREAD2a端子159は、オペアン
プ155の出力がそれぞれ接続されている。通常密度で
は+LS端子43が「1」になっているため、トランジ
スタ161は導通して、+12Vは抵抗176、ダイオ
ード170、トランジスタ161を介してアースに流れ
る。また+12Vは、抵抗181、ダイオード170、
トランジスタ161も介してアースに流れるものであ
る。このとき、ダイオード164とトランジスタ16
3、およびダイオード167とトランジスタ166は逆
バイアスとなるため動作しない。従って、通常密度の場
合にはREAD1a158とREAD2a159から、
トランジスタ174のベースとトランジスタ179のベ
ース間の回路は図6(b)に示した回路図と等価になる
ものである。
端子158およびREAD2a端子159は、オペアン
プ155の出力がそれぞれ接続されている。通常密度で
は+LS端子43が「1」になっているため、トランジ
スタ161は導通して、+12Vは抵抗176、ダイオ
ード170、トランジスタ161を介してアースに流れ
る。また+12Vは、抵抗181、ダイオード170、
トランジスタ161も介してアースに流れるものであ
る。このとき、ダイオード164とトランジスタ16
3、およびダイオード167とトランジスタ166は逆
バイアスとなるため動作しない。従って、通常密度の場
合にはREAD1a158とREAD2a159から、
トランジスタ174のベースとトランジスタ179のベ
ース間の回路は図6(b)に示した回路図と等価になる
ものである。
【0086】次に、高密度では+LS端子43が「0」
となりトランジスタ161は非導通となるものである。
+PC ON端子156は、フロッピーディスク12b
の0〜43トラックのときに「0」のため、バッファア
ンプ157の出力も「0」となるので、図6(b)の回
路図がそのまま適用できるものである。また、フロッピ
ーディスク12bの44〜76トラックのときには+P
C ON156は「1」となるため、+12Vは抵抗1
76を通った後、ダイオード170を導通できないた
め、ダイオード164、トランジスタ163を導通する
ものである。同様に+12Vは抵抗181を通った後、
ダイオード171を導通できないため、ダイオード16
7、トランジスタ166を導通するものである。従っ
て、高密度の場合にはREAD1a158とREAD2
a159から、トランジスタ174のベースとトランジ
スタ179のベース間の回路は図6(c)に示した回路
図と等価になるものである。
となりトランジスタ161は非導通となるものである。
+PC ON端子156は、フロッピーディスク12b
の0〜43トラックのときに「0」のため、バッファア
ンプ157の出力も「0」となるので、図6(b)の回
路図がそのまま適用できるものである。また、フロッピ
ーディスク12bの44〜76トラックのときには+P
C ON156は「1」となるため、+12Vは抵抗1
76を通った後、ダイオード170を導通できないた
め、ダイオード164、トランジスタ163を導通する
ものである。同様に+12Vは抵抗181を通った後、
ダイオード171を導通できないため、ダイオード16
7、トランジスタ166を導通するものである。従っ
て、高密度の場合にはREAD1a158とREAD2
a159から、トランジスタ174のベースとトランジ
スタ179のベース間の回路は図6(c)に示した回路
図と等価になるものである。
【0087】その後、コイル182,183、コンデン
サ184で、周波数特性を補正されてLPF+端子18
9とLPF−端子190から出力されるものである。
サ184で、周波数特性を補正されてLPF+端子18
9とLPF−端子190から出力されるものである。
【0088】次に、微分増幅回路20について、図7を
用いて説明する。図7において、39は通常密度で
「0」、高密度で「1」が入力される−LSである。2
01,202,204はトランジスタ203のバイアス
抵抗である。205はFET(電解効果トランジスタ)
206のバイアス抵抗である。FET206のソース、
ドレイン間にはコンデンサ207および208が直列に
接続されている。コンデンサ208の両端には抵抗20
9が並列に接続されており、抵抗210、半固定抵抗2
13、コイル211の直列回路も並列に接続されてい
る。この半固定抵抗213の可動部分は抵抗212を介
してアースに接続されている。 一方、LPF+189
はトランジスタ191のベースに、LPF−190はト
ランジスタ194のベースにそれぞれ接続されている。
トランジスタ191のコレクタはコンパレータ21と、
抵抗192を介して+12Vに接続され、エミッタは定
電流源193に接続されている。トランジスタ194の
コレクタは、コンパレータ21と、抵抗195を介して
+12Vに接続され、エミッタは定電流源196に接続
されている。このトランジスタ191のエミッタと半固
定抵抗213の一方の端子と接続され、トランジスタ1
94のエミッタと半固定抵抗213の他方の端子に接続
されている。
用いて説明する。図7において、39は通常密度で
「0」、高密度で「1」が入力される−LSである。2
01,202,204はトランジスタ203のバイアス
抵抗である。205はFET(電解効果トランジスタ)
206のバイアス抵抗である。FET206のソース、
ドレイン間にはコンデンサ207および208が直列に
接続されている。コンデンサ208の両端には抵抗20
9が並列に接続されており、抵抗210、半固定抵抗2
13、コイル211の直列回路も並列に接続されてい
る。この半固定抵抗213の可動部分は抵抗212を介
してアースに接続されている。 一方、LPF+189
はトランジスタ191のベースに、LPF−190はト
ランジスタ194のベースにそれぞれ接続されている。
トランジスタ191のコレクタはコンパレータ21と、
抵抗192を介して+12Vに接続され、エミッタは定
電流源193に接続されている。トランジスタ194の
コレクタは、コンパレータ21と、抵抗195を介して
+12Vに接続され、エミッタは定電流源196に接続
されている。このトランジスタ191のエミッタと半固
定抵抗213の一方の端子と接続され、トランジスタ1
94のエミッタと半固定抵抗213の他方の端子に接続
されている。
【0089】次に、コンパレータ21とタイムドメイン
フィルタ22について、図7を用いて説明する。
フィルタ22について、図7を用いて説明する。
【0090】図7において、−LS39の信号はバイア
ス抵抗226を介してトランジスタ227のベースに入
力される。トランジスタ227のエミッタはアースに接
続され、コレクタは抵抗228を介しトランジスタ22
9のベースに接続される。このトランジスタ229のベ
ース、エミッタ間にはバイアス抵抗230が接続され、
コレクタ、エミッタ間には抵抗229と232の直列回
路が接続されている。抵抗229と232の中点はワン
ショットマルチ221に接続され、この中点とワンショ
ットマルチ221の他の点との間にコンデンサ233が
接続されている。また、トランジスタ229のエミッタ
には抵抗234を介して+12Vが接続され、ツェナー
ダイオード235を介してアースと接続されている。こ
のトランジスタ229のエミッタは、抵抗236を介し
てワンショットマルチ223に接続されている。このワ
ンショットマルチ223の一端子と他の端子の間にはコ
ンデンサ237が接続されている。
ス抵抗226を介してトランジスタ227のベースに入
力される。トランジスタ227のエミッタはアースに接
続され、コレクタは抵抗228を介しトランジスタ22
9のベースに接続される。このトランジスタ229のベ
ース、エミッタ間にはバイアス抵抗230が接続され、
コレクタ、エミッタ間には抵抗229と232の直列回
路が接続されている。抵抗229と232の中点はワン
ショットマルチ221に接続され、この中点とワンショ
ットマルチ221の他の点との間にコンデンサ233が
接続されている。また、トランジスタ229のエミッタ
には抵抗234を介して+12Vが接続され、ツェナー
ダイオード235を介してアースと接続されている。こ
のトランジスタ229のエミッタは、抵抗236を介し
てワンショットマルチ223に接続されている。このワ
ンショットマルチ223の一端子と他の端子の間にはコ
ンデンサ237が接続されている。
【0091】コンパレータ21は、2つの入力電圧を比
較しその差を出力するものであり、パルス発生器220
および、Dフリップフロップ222のD端子に接続され
ている。パル発生器220は、コンパレータ21の出力
電圧を入力し、出力電圧の極性が反転したときに、短い
パルスを1個発生させるものである。ワンショットマル
チ221は、パルス発生器220の短いパルスによって
定められた時間の長さの信号を送出するものであり、そ
の時間の長さは、コンデンサ233と抵抗232、また
は231の時定数によって定められるものである。22
2はDフリップフロップであり、このDフリップフロッ
プ222はD入力がコンパレータ21の出力と、T入力
はワンショットマルチ221の出力に接続され、D入力
が「1」のときに、T入力の反転に伴いQ,NOTQ出
力が反転するものである。223はワンショットマルチ
であり、このワンショットマルチ223はDフリップフ
ロップ222のQ,NOTQ出力が反転したときに定め
られた時間の長さの信号を送出するものである。この時
間の長さは、コンデンサ237と抵抗236の時定数に
よって定められるものである。
較しその差を出力するものであり、パルス発生器220
および、Dフリップフロップ222のD端子に接続され
ている。パル発生器220は、コンパレータ21の出力
電圧を入力し、出力電圧の極性が反転したときに、短い
パルスを1個発生させるものである。ワンショットマル
チ221は、パルス発生器220の短いパルスによって
定められた時間の長さの信号を送出するものであり、そ
の時間の長さは、コンデンサ233と抵抗232、また
は231の時定数によって定められるものである。22
2はDフリップフロップであり、このDフリップフロッ
プ222はD入力がコンパレータ21の出力と、T入力
はワンショットマルチ221の出力に接続され、D入力
が「1」のときに、T入力の反転に伴いQ,NOTQ出
力が反転するものである。223はワンショットマルチ
であり、このワンショットマルチ223はDフリップフ
ロップ222のQ,NOTQ出力が反転したときに定め
られた時間の長さの信号を送出するものである。この時
間の長さは、コンデンサ237と抵抗236の時定数に
よって定められるものである。
【0092】このワンショットマルチの出力は、AND
ゲート224に入力され、READENABLE225
が「1」のときANDゲート224からREAD DA
TA226の端子に出力されるものである。
ゲート224に入力され、READENABLE225
が「1」のときANDゲート224からREAD DA
TA226の端子に出力されるものである。
【0093】次に、図7の微分増幅回路20、コンパレ
ータ21およびタイムドメインフィルタ22の動作につ
いて説明する。
ータ21およびタイムドメインフィルタ22の動作につ
いて説明する。
【0094】図7において、ローパスフィルタ19の出
力、すなわち、LPF+189とLPF−190の信号
は、トランジスタ191とトランジスタ194に入力さ
れ、高密度の場合は両トランジスタ間に接続されたコイ
ル211と、コンデンサ208による微分回路により微
分されるものである(図10(f)参照)。
力、すなわち、LPF+189とLPF−190の信号
は、トランジスタ191とトランジスタ194に入力さ
れ、高密度の場合は両トランジスタ間に接続されたコイ
ル211と、コンデンサ208による微分回路により微
分されるものである(図10(f)参照)。
【0095】通常密度の場合は、−LS200が「0」
になるので、トランジスタ203が非導通となり、FE
T206が導通となり、微分回路はコンデンサ207と
208の並列回路とコイル211により形成されるもの
である。通常密度におけるコンデンサ207,208と
コイル211による共振周波数は、高密度におけるコン
デンサ208とコイル211による共振周波数より低く
なるものである。その理由は、共振周波数における基本
式、
になるので、トランジスタ203が非導通となり、FE
T206が導通となり、微分回路はコンデンサ207と
208の並列回路とコイル211により形成されるもの
である。通常密度におけるコンデンサ207,208と
コイル211による共振周波数は、高密度におけるコン
デンサ208とコイル211による共振周波数より低く
なるものである。その理由は、共振周波数における基本
式、
【0096】
【数1】
【0097】において、Cの値が高密度より通常密度の
方が大きいためである。このように微分された信号は、
コンパレータ21に入力され、2つの入力信号の極性が
反転したとき出力が反転される(図10(f))。
方が大きいためである。このように微分された信号は、
コンパレータ21に入力され、2つの入力信号の極性が
反転したとき出力が反転される(図10(f))。
【0098】コンパレータ21の出力は、パルス発生器
220、ワンショットマルチ221、Dフリップフロッ
プ222を介してワンショットマルチ223に入力され
る。このパルス発生器220、ワンショットマルチ22
1、Dフリップフロップ222は、図10(f)に示さ
れた微分増幅回路20の出力の中だるみ部分(f1 ,f
2 ,f3 )が、ノイズにより誤動作するのを防止してい
るものである。
220、ワンショットマルチ221、Dフリップフロッ
プ222を介してワンショットマルチ223に入力され
る。このパルス発生器220、ワンショットマルチ22
1、Dフリップフロップ222は、図10(f)に示さ
れた微分増幅回路20の出力の中だるみ部分(f1 ,f
2 ,f3 )が、ノイズにより誤動作するのを防止してい
るものである。
【0099】すなわち、コンパレータ21の出力は、い
ったんパルス発生器220に入力され、コンパレータ2
1の出力の極性が変化したとき、短いパルスが出力され
る。このパルス発生器220の出力でワンショットマル
チ221を駆動させる。このワンショットマルチの出力
時間は、通常密度用と高密度用で異なるものである。
ったんパルス発生器220に入力され、コンパレータ2
1の出力の極性が変化したとき、短いパルスが出力され
る。このパルス発生器220の出力でワンショットマル
チ221を駆動させる。このワンショットマルチの出力
時間は、通常密度用と高密度用で異なるものである。
【0100】通常密度用では、−LS39が「0」とな
り、トランジスタ229を非導通にしているので、ワン
ショットのパルス時間幅はコンデンサ223と抵抗23
2で定められる時定数により決められる。また、高密度
用では−LS39が「1」となるのでトランジスタ22
9は導通しているので、ワンショットのパルス時間幅
は、コンデンサ223と抵抗232,231の合成抵抗
で定められる時定数により決められる。
り、トランジスタ229を非導通にしているので、ワン
ショットのパルス時間幅はコンデンサ223と抵抗23
2で定められる時定数により決められる。また、高密度
用では−LS39が「1」となるのでトランジスタ22
9は導通しているので、ワンショットのパルス時間幅
は、コンデンサ223と抵抗232,231の合成抵抗
で定められる時定数により決められる。
【0101】このワンショットマルチ221のパルス送
出終了時にDフリップフロップ222のT入力を駆動さ
せるようにしてあるので、もし微分増幅回路20の出力
の中だるみ(図10f1 〜f3 )にノイズが混入しても
ワンショットマルチ221のパルス送出時間にマスクさ
れるので、Dフリップフロップ222の誤動作は生じな
いものである。
出終了時にDフリップフロップ222のT入力を駆動さ
せるようにしてあるので、もし微分増幅回路20の出力
の中だるみ(図10f1 〜f3 )にノイズが混入しても
ワンショットマルチ221のパルス送出時間にマスクさ
れるので、Dフリップフロップ222の誤動作は生じな
いものである。
【0102】このDフリップフロップ222の出力は、
ワンショットマルチ223で波形整形され、読み出し可
能のときは、READ ENABLE225が「1」と
なり、READ DATA226として、外部へ送出さ
れるものである。
ワンショットマルチ223で波形整形され、読み出し可
能のときは、READ ENABLE225が「1」と
なり、READ DATA226として、外部へ送出さ
れるものである。
【0103】次に、モータ駆動回路について図8を用い
て説明する。図8のモータ駆動回路は、ダイレクトドラ
イブモータ(D.Dモータ)13、回転数制御用集積回
路(IC)240(μPC1043C相等)、モータ駆
動用集積回路(IC)241(TA−7245AP相
等)とその他付属部品とからなっている。242は、通
常密度用で「0」、高密度用で「1」になる−DDMの
端子である。243はD.Dモータ13を駆動するとき
に「1」になるMOTOR ONの端子である。244
は+12Vである。245は、モータの回転軸に垂直に
取り付けられたパルス波形状のプリントパターンのF.
G.であり、このF.G.(周波数発振器)は、モータ
が回転したときにモータに内蔵してある永久磁石の回転
により生ずる磁束の回転を上記プリントパターンで検出
し、誘起起電圧を発生するものである。246は、IC
240に内蔵してあるプリアンプであり、このプリアン
プ246はF.G.245の電圧をプラス端子に入力
し、出力は抵抗250を介しマイナス端子に接続されて
いる。このプリアンプ246のマイナス端子は、コンデ
ンサ248と抵抗249の直列回路を介してF.G.2
45の他端に接続されている。このF.G.245の他
端はコンデンサ247を介してアースに接続されてい
る。
て説明する。図8のモータ駆動回路は、ダイレクトドラ
イブモータ(D.Dモータ)13、回転数制御用集積回
路(IC)240(μPC1043C相等)、モータ駆
動用集積回路(IC)241(TA−7245AP相
等)とその他付属部品とからなっている。242は、通
常密度用で「0」、高密度用で「1」になる−DDMの
端子である。243はD.Dモータ13を駆動するとき
に「1」になるMOTOR ONの端子である。244
は+12Vである。245は、モータの回転軸に垂直に
取り付けられたパルス波形状のプリントパターンのF.
G.であり、このF.G.(周波数発振器)は、モータ
が回転したときにモータに内蔵してある永久磁石の回転
により生ずる磁束の回転を上記プリントパターンで検出
し、誘起起電圧を発生するものである。246は、IC
240に内蔵してあるプリアンプであり、このプリアン
プ246はF.G.245の電圧をプラス端子に入力
し、出力は抵抗250を介しマイナス端子に接続されて
いる。このプリアンプ246のマイナス端子は、コンデ
ンサ248と抵抗249の直列回路を介してF.G.2
45の他端に接続されている。このF.G.245の他
端はコンデンサ247を介してアースに接続されてい
る。
【0104】抵抗250には、抵抗252とコンデンサ
251の直列回路が並列接続されている。プリアンプ2
46の出力はコンデンサ253を介して、IC240内
蔵のシュミットトリガ254のマイナス端子に入力され
る。シュミットトリガ254の出力は抵抗255を介し
てプラス端子に帰還される。また、このシュミットトリ
ガ254は入力信号を、定められたしきい値でパルス状
に波形整形するものであり、その出力はコンデンサ25
6を介して微分回路257に入力される。微分された信
号はタイミング回路258に入力される。タイミング回
路258は、抵抗264とコンデンサ265の時定数に
より、微分された信号の立ち下がり時間が定められてい
る。
251の直列回路が並列接続されている。プリアンプ2
46の出力はコンデンサ253を介して、IC240内
蔵のシュミットトリガ254のマイナス端子に入力され
る。シュミットトリガ254の出力は抵抗255を介し
てプラス端子に帰還される。また、このシュミットトリ
ガ254は入力信号を、定められたしきい値でパルス状
に波形整形するものであり、その出力はコンデンサ25
6を介して微分回路257に入力される。微分された信
号はタイミング回路258に入力される。タイミング回
路258は、抵抗264とコンデンサ265の時定数に
より、微分された信号の立ち下がり時間が定められてい
る。
【0105】タイミング回路258の出力はサンプル&
ホールド回路259に入力され、のこぎり状波形が形成
される。こののこぎり状波形は、通常密度時にはコンデ
ンサ270および、抵抗271と半固定抵抗272とで
定められる傾きを有するものである。また、高密度時に
はコンデンサ270、抵抗271、半固定抵抗272の
他に抵抗273、半固定抵抗274とで定められる傾き
を有するものである。
ホールド回路259に入力され、のこぎり状波形が形成
される。こののこぎり状波形は、通常密度時にはコンデ
ンサ270および、抵抗271と半固定抵抗272とで
定められる傾きを有するものである。また、高密度時に
はコンデンサ270、抵抗271、半固定抵抗272の
他に抵抗273、半固定抵抗274とで定められる傾き
を有するものである。
【0106】この通常密度と高密度の切り換えは、−D
DM242の信号による。すなわち、通常密度のとき
は、−DDM242が「0」となるので抵抗276を介
したトランジスタ275のベースが「0」になり、トラ
ンジスタ275は非導通となり、抵抗273と半固定抵
抗274は回路上影響がなくなる。また、高密度のとき
は−DDM242が「1」となるので、トランジスタ2
75は導通となり、半固定抵抗274はアースに接続さ
れる。抵抗271と半固定抵抗272の直列回路と、抵
抗273と半固定抵抗274の直列回路の合成抵抗がコ
ンデンサ270とで、のこぎり状波形の時定数を形成す
るものである。278はサンプル&ホールド回路259
のノイズ除去用のコンデンサであり、このコンデンサ2
78には電源回路261の発生する電源電圧の半分の電
圧が基準電圧として印加され、このコンデンサ278に
より、ノイズ成分が除去されるものである。
DM242の信号による。すなわち、通常密度のとき
は、−DDM242が「0」となるので抵抗276を介
したトランジスタ275のベースが「0」になり、トラ
ンジスタ275は非導通となり、抵抗273と半固定抵
抗274は回路上影響がなくなる。また、高密度のとき
は−DDM242が「1」となるので、トランジスタ2
75は導通となり、半固定抵抗274はアースに接続さ
れる。抵抗271と半固定抵抗272の直列回路と、抵
抗273と半固定抵抗274の直列回路の合成抵抗がコ
ンデンサ270とで、のこぎり状波形の時定数を形成す
るものである。278はサンプル&ホールド回路259
のノイズ除去用のコンデンサであり、このコンデンサ2
78には電源回路261の発生する電源電圧の半分の電
圧が基準電圧として印加され、このコンデンサ278に
より、ノイズ成分が除去されるものである。
【0107】260は比較及びDCアンプであり、この
比較及びDCアンプ260は、サンプル&ホールド回路
259からの、のこぎり状波形の信号と基準電圧とを比
較して、モータの回転制御の電流を送出するものであ
る。この比較及びDCアンプ260の出力電圧は、コン
デンサ279および、抵抗280の直列接続と、コンデ
ンサ281との並列回路を経由して、再び比較及びDC
アンプ260に帰還され、モータ制御のための位相補正
を行っているものである。
比較及びDCアンプ260は、サンプル&ホールド回路
259からの、のこぎり状波形の信号と基準電圧とを比
較して、モータの回転制御の電流を送出するものであ
る。この比較及びDCアンプ260の出力電圧は、コン
デンサ279および、抵抗280の直列接続と、コンデ
ンサ281との並列回路を経由して、再び比較及びDC
アンプ260に帰還され、モータ制御のための位相補正
を行っているものである。
【0108】261は電源回路であり、この電源回路2
61はコイル262を介した+12V244を入力し、
抵抗290、コンデンサ270、抵抗269および、抵
抗264に安定化電源電圧を供給しているものである。
61はコイル262を介した+12V244を入力し、
抵抗290、コンデンサ270、抵抗269および、抵
抗264に安定化電源電圧を供給しているものである。
【0109】243はD.D.モータ13の駆動、停止
を制御するMOTOR ONであり、このMOTOR
ON243は、D.D.モータ13を駆動させるときに
「1」の信号がきて、抵抗266を介したトランジスタ
268を導通させる。267,269はトランジスタ2
68のバイアス抵抗である。トランジスタ268が導通
すると、比較及びDCアンプ260は「0」の信号を入
力し、D.D.モータ13の回転を停止させるものであ
る。
を制御するMOTOR ONであり、このMOTOR
ON243は、D.D.モータ13を駆動させるときに
「1」の信号がきて、抵抗266を介したトランジスタ
268を導通させる。267,269はトランジスタ2
68のバイアス抵抗である。トランジスタ268が導通
すると、比較及びDCアンプ260は「0」の信号を入
力し、D.D.モータ13の回転を停止させるものであ
る。
【0110】コイル262とコンデンサ263とで、ノ
イズ除去された+12V244は、抵抗282,27
7、コンデンサ292、および電源回路261に供給さ
れる。抵抗282に供給された+12V244は、ホー
ル素子H1 283,H2 284,H3 285および抵抗
286を介してアースに接続されるものである。
イズ除去された+12V244は、抵抗282,27
7、コンデンサ292、および電源回路261に供給さ
れる。抵抗282に供給された+12V244は、ホー
ル素子H1 283,H2 284,H3 285および抵抗
286を介してアースに接続されるものである。
【0111】ホール素子H1 283の2つの検出端子
は、コンデンサ287を並列に接続し、IC241の
(3),(4)番端子に接続される。ホール素子H2 2
84の2つの検出端子は、コンデンサ288を並列に接
続し、IC241の(13),(14)番端子に接続さ
れる。ホール素子H3 285の2つの検出端子は、コン
デンサ289を並列に接続し、IC241の(1),
(2)番端子に接続される。
は、コンデンサ287を並列に接続し、IC241の
(3),(4)番端子に接続される。ホール素子H2 2
84の2つの検出端子は、コンデンサ288を並列に接
続し、IC241の(13),(14)番端子に接続さ
れる。ホール素子H3 285の2つの検出端子は、コン
デンサ289を並列に接続し、IC241の(1),
(2)番端子に接続される。
【0112】このホール素子283〜285は、コイル
300〜305の付近に配置され、D.D.モータ13
に内蔵された永久磁石のN極、S極の位置を検出するも
のである。
300〜305の付近に配置され、D.D.モータ13
に内蔵された永久磁石のN極、S極の位置を検出するも
のである。
【0113】IC241の(6),(7),(8)番端
子は、D.D.モータ13のコイル300〜305へ3
相交流電圧を供給する端子である。306は(6),
(8)番端子間に接続されたコンデンサ、307は
(6),(7)番端子間に接続されたコンデンサ、30
8は(7),(8)番端子間に接続されたコンデンサで
あり、3相交流電圧の位相補正用に用いられている。
(10)番端子はアース端子、(9)番端子は+12V
端子であり、この(9)番端子は、コンデンサ292を
介してアースに接続され、ノイズを除去している。
子は、D.D.モータ13のコイル300〜305へ3
相交流電圧を供給する端子である。306は(6),
(8)番端子間に接続されたコンデンサ、307は
(6),(7)番端子間に接続されたコンデンサ、30
8は(7),(8)番端子間に接続されたコンデンサで
あり、3相交流電圧の位相補正用に用いられている。
(10)番端子はアース端子、(9)番端子は+12V
端子であり、この(9)番端子は、コンデンサ292を
介してアースに接続され、ノイズを除去している。
【0114】IC241の(11)番端子は、IC24
0の電源回路261の出力電圧を抵抗290を介して入
力し、基準電圧としている。この(11)番端子の基準
電圧はツェナーダイオード291を介して(5)番端子
に接続されている。(5)番端子は過電流保護端子であ
り、この過電流保護端子(5)は、D.D.モータ13
に過電流が供給されると、(5)番端子の電圧が高くな
り、抵抗294を介してトランジスタ295を導通させ
て、比較及びDCアンプ260の出力電圧を0Vにする
働きを有するものである。なお、293は、アースと
(5)番端子間に接続されたバイアス抵抗、296は比
較及びDCアンプ260のノイズ除去コンデンサであ
る。
0の電源回路261の出力電圧を抵抗290を介して入
力し、基準電圧としている。この(11)番端子の基準
電圧はツェナーダイオード291を介して(5)番端子
に接続されている。(5)番端子は過電流保護端子であ
り、この過電流保護端子(5)は、D.D.モータ13
に過電流が供給されると、(5)番端子の電圧が高くな
り、抵抗294を介してトランジスタ295を導通させ
て、比較及びDCアンプ260の出力電圧を0Vにする
働きを有するものである。なお、293は、アースと
(5)番端子間に接続されたバイアス抵抗、296は比
較及びDCアンプ260のノイズ除去コンデンサであ
る。
【0115】次に、モータ駆動回路の動作について説明
する。停止しているD.D.モータ13を駆動させるに
は、MOTOR ON243を「1」にすると、トラン
ジスタ268が導通して比較及びDCアンプ260を
「0」にして、IC241の(12)番端子に回転開始
の電圧を与える。すると、IC241の(6),
(7),(8)番端子から3相交流電圧がコイル300
〜305に供給され、D.D.モータ13に内蔵された
永久磁石との反作用により回転を開始する。この3相交
流電圧の位相および周波数はホール素子283〜285
により、N極とS極に6分割された永久磁石の回転位置
により調整されるものである。
する。停止しているD.D.モータ13を駆動させるに
は、MOTOR ON243を「1」にすると、トラン
ジスタ268が導通して比較及びDCアンプ260を
「0」にして、IC241の(12)番端子に回転開始
の電圧を与える。すると、IC241の(6),
(7),(8)番端子から3相交流電圧がコイル300
〜305に供給され、D.D.モータ13に内蔵された
永久磁石との反作用により回転を開始する。この3相交
流電圧の位相および周波数はホール素子283〜285
により、N極とS極に6分割された永久磁石の回転位置
により調整されるものである。
【0116】このようにして、D.D.モータ13の回
転が開始されると、F.G245が永久磁石の回転を検
出して、誘起起電圧を発生させるものである。この誘起
起電圧はプリアンプ246で増幅され、シュミットトリ
ガ254でパルスに波形整形され、微分回路257で微
分される。この微分回路257の出力は、抵抗264と
コンデンサ265で定められる時定数により、立ち下が
り特性を補正されサンプル&ホールド回路259に入力
される。
転が開始されると、F.G245が永久磁石の回転を検
出して、誘起起電圧を発生させるものである。この誘起
起電圧はプリアンプ246で増幅され、シュミットトリ
ガ254でパルスに波形整形され、微分回路257で微
分される。この微分回路257の出力は、抵抗264と
コンデンサ265で定められる時定数により、立ち下が
り特性を補正されサンプル&ホールド回路259に入力
される。
【0117】このサンプル&ホールド回路259は、通
常密度は高密度により出力する、のこぎり状波形が異な
るものである。通常密度のときは−DDM242が
「0」となり、トランジスタ275が非導通となって抵
抗273と半固定抵抗274はサンプル&ホールド回路
に影響がなくなる。従って、のこぎり状波形は、コンデ
ンサ270および抵抗271と半固定抵抗272によっ
て定められる時定数を有する波形となる。
常密度は高密度により出力する、のこぎり状波形が異な
るものである。通常密度のときは−DDM242が
「0」となり、トランジスタ275が非導通となって抵
抗273と半固定抵抗274はサンプル&ホールド回路
に影響がなくなる。従って、のこぎり状波形は、コンデ
ンサ270および抵抗271と半固定抵抗272によっ
て定められる時定数を有する波形となる。
【0118】また、高密度のときは−DDM242が
「1」となり、トランジスタ275が導通となり、のこ
ぎり状波形はコンデンサ270および、抵抗273、半
固定抵抗274と抵抗271、半固定抵抗272により
時定数が定められるものである。 サンプル&ホールド
回路259は他に電源電圧の半分の電圧の基準電圧を作
り、上記のこぎり状波形とともに比較及びDCアンプ2
60へ送出される。
「1」となり、トランジスタ275が導通となり、のこ
ぎり状波形はコンデンサ270および、抵抗273、半
固定抵抗274と抵抗271、半固定抵抗272により
時定数が定められるものである。 サンプル&ホールド
回路259は他に電源電圧の半分の電圧の基準電圧を作
り、上記のこぎり状波形とともに比較及びDCアンプ2
60へ送出される。
【0119】比較及びCDアンプ260は、この基準電
圧とのこぎり状波形とを比較して、D.D.モータ13
の回転数を検出し、回転数を増加する方向または、減少
する方向に出力を送出するものである。この出力をモー
タ駆動IC241の(12)番端子で入力し(6),
(7),(8)番端子から、3相交流電圧となってD.
D.モータ13に供給される。
圧とのこぎり状波形とを比較して、D.D.モータ13
の回転数を検出し、回転数を増加する方向または、減少
する方向に出力を送出するものである。この出力をモー
タ駆動IC241の(12)番端子で入力し(6),
(7),(8)番端子から、3相交流電圧となってD.
D.モータ13に供給される。
【0120】なお、D.D.モータ13の回転数は高密
度では半固定抵抗274により微調し、通常密度では半
固定抵抗272により微調される。また、D.D.モー
タ13に過電流が供給されたときには、IC241の
(5)番端子からモータ停止電圧が送出され、比較及び
DCアンプ260の出力を中止させ、D.D.モータ1
3の回転を停止させるものである。
度では半固定抵抗274により微調し、通常密度では半
固定抵抗272により微調される。また、D.D.モー
タ13に過電流が供給されたときには、IC241の
(5)番端子からモータ停止電圧が送出され、比較及び
DCアンプ260の出力を中止させ、D.D.モータ1
3の回転を停止させるものである。
【0121】
【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかな通り、
切替信号で、書込み手段、ローパスフィルタ、微分増幅
回路およびタイムドメインフィルタの各特性を一斉に変
更することによって、同一装置により複数の記録密度で
記録された磁気媒体を再生・記録できるという効果を有
するものである。
切替信号で、書込み手段、ローパスフィルタ、微分増幅
回路およびタイムドメインフィルタの各特性を一斉に変
更することによって、同一装置により複数の記録密度で
記録された磁気媒体を再生・記録できるという効果を有
するものである。
【図1】本発明の一実施例によるフロッピーディスク装
置のブロック図
置のブロック図
【図2】通常密度用および高密度用の信号波形図
【図3】切替信号回路の回路図
【図4】書込み回路と遅延回路と消去回路の回路図
【図5】書込み回路と遅延回路と消去回路の回路図
【図6】(a)プリアンプとローパスフィルタの回路図 (b)通常密度におけるローパスフィルタのフィルタ回
路図 (c)高密度におけるローパスフィルタのフィルタ回路
図
路図 (c)高密度におけるローパスフィルタのフィルタ回路
図
【図7】微分増幅回路とコンパレータとタイムドメイン
フィルタの回路図
フィルタの回路図
【図8】モータ駆動回路の回路図
【図9】従来のフロッピーディスク装置のブロック図
【図10】従来装置の信号波形図
12a 通常密度の磁気媒体 12b 高密度の磁気媒体 13 スピンドルモータ 14 磁気ヘッド 15 書込み回路 16 消去回路 17 遅延回路 18 プリアンプ 19 ローパスフィルタ 20 微分増幅回路 21 コンパレータ 22 タイムドメインフィルタ b 書込みデータ信号 c 書込み電流 h 書込みゲート信号 i 読出し信号 j 読出しパルス信号 −DDM,−LS,+LS 切替信号
Claims (2)
- 【請求項1】 磁気記録媒体を回転駆動させて、この磁
気記録媒体に書込み読出しヘッドを介して外部からの信
号を書き込むとともに、消去ヘッドを介して回転方向に
向かって左右両端を消去することによって、上記外部か
らの信号を記録し、これを再生するフロッピーディスク
装置において、 切替信号を発生する切替信号発生手段と、 上記切替信号により磁気ヘッド中の書込み読出しヘッド
への書込み電流値を変更する書込み回路と、 上記切替信号により磁気ヘッド中の消去ヘッドへの消去
電流値を変更して送出する消去回路と、 上記切替信号により書込み電流に対する消去電流の遅延
時間を変更する遅延回路と、 上記切替信号により磁気ヘッドから読出される読出し信
号の特性が変更される読出し手段とを具備し、 上記切替信号により、上記書込み回路、上記遅延回路、
上記消去回路および上記読出し手段の各特性を一斉に変
更 することを特徴とするフロッピーディスク装置。 - 【請求項2】 磁気記録媒体を回転駆動させて、信号が
書き込まれた磁気記録媒体を磁気ヘッドにより読み取
り、ノイズ成分を除去して微分し、ゼロクロスしたとき
に信号を出力するフロッピーディスク装置において、 切替信号を発生する切替信号発生手段と、 上記切替信号により磁気ヘッドへの書込み電流値を変更
する書込み手段と、 上記切替信号により磁気ヘッドからの読出し信号の遮断
周波数を変更するローパスフィルタと、 上記切替信号により共振周波数を変更して上記ローパス
フィルタの出力を微分する微分増幅回路と、 上記切替信号によりパルスの時間幅を変更して上記微分
増幅回路の出力をパルス波形にするタイムドメインフィ
ルタとを具備し、 上記切替信号により、上記書込み手段、上記ローパスフ
ィルタ、上記微分増幅 回路および上記タイムドメインフ
ィルタの各特性を一斉に変更することを特徴とするフロ
ッピーディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22324293A JP2636697B2 (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | フロッピーディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22324293A JP2636697B2 (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | フロッピーディスク装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58196354A Division JPS6087405A (ja) | 1983-10-20 | 1983-10-20 | フロツピ−デイスク装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33656296A Division JP2725670B2 (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | フロッピーディスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06162421A JPH06162421A (ja) | 1994-06-10 |
JP2636697B2 true JP2636697B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=16795031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22324293A Expired - Lifetime JP2636697B2 (ja) | 1993-09-08 | 1993-09-08 | フロッピーディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2636697B2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-08 JP JP22324293A patent/JP2636697B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06162421A (ja) | 1994-06-10 |
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