[go: up one dir, main page]

JP2635744B2 - ジグソー - Google Patents

ジグソー

Info

Publication number
JP2635744B2
JP2635744B2 JP50274988A JP50274988A JP2635744B2 JP 2635744 B2 JP2635744 B2 JP 2635744B2 JP 50274988 A JP50274988 A JP 50274988A JP 50274988 A JP50274988 A JP 50274988A JP 2635744 B2 JP2635744 B2 JP 2635744B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
jigsaw
screw
drive shaft
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP50274988A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03503382A (ja
Inventor
ミラー,アン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Priority to JP50274988A priority Critical patent/JP2635744B2/ja
Publication of JPH03503382A publication Critical patent/JPH03503382A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2635744B2 publication Critical patent/JP2635744B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sawing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジグソー、より詳細にはジグソー自体の構造
外部の工具を使用せずにのこぎりの刃の交換を可能とす
る刃保持装置を備えたジグソーに関する。
公知のジグソー構造では刃は例えばU.S.−A−366598
3に示されているように刃の横表面に係合して刃を所定
位置で締付ける固定ねじによってかまたはG.B.−A−11
73172に示されているように(ここでは刃がバヨネット
ラグを備え、バヨネットラグは使用時に駆動軸の端部キ
ャップに形成された対応する保持みぞ内に、刃の端部に
係合するねじを用いて保持される)、バヨネットと固定
ねじを組合わせた機構によって往復動する駆動軸に固定
される。
これらの機構は共に刃の交換のために外部の工具(ね
じ回し)の使用を必要とするという欠点を有している。
このことが不都合であるばかりか、経験の乏しい、ある
いは不注意な作業者が刃交換の過程で保持ねじを破損す
るかまたは固定ねじの締付けが不十分な結果使用時に意
図せずに刃が駆動軸から外れてしまう危険がある。
本発明によればバヨネットラグを有する刃を受容する
ためのバヨネットフィッティングを端部に有していて、
しかもジグソーの使用中バヨネットフィッティングの保
持みぞ内でラグを保持するように刃に係合するためのロ
ック手段を有する駆動軸を備えたジグソーであって、ロ
ック手段が、ジグソーの本体内に組込まれた解離装置を
用いてバヨネットラグが保持みぞから外れて刃の取外し
と新しい刃の挿入とを許すことのできる解離位置へ移動
可能である形式のものにおいて、ロック手段がジグソー
自体とは別体の工具を使用せずに解離位置へ移動可能で
あることを特徴とする。
したがって単数または複数の保持ねじを外すのにねじ
回しを必要とする従来技術の欠点は回避される。
有利にはロック手段は、ジグソー内に組込まれ、かつ
永続的にロック手段へ結合された解離装置によって解離
位置へ移動可能である。このような構成でもって解離装
置の部分的な係合または誤った係合によって惹起される
ロック手段の損傷が回避される。更には解離装置は有利
にはこの解離装置を操作するために手でつかむことので
きる解離部材を含んでおり、この解離部材は駆動軸の通
常の往復動中には移動しないように構成されている。
本発明の特に優れた実施例ではロック手段はG.B.−A
−1173172で示された従来技術の構成に類似の形式で駆
動軸の軸方向に可能なねじである。この場合には解離装
置は有利には駆動軸内に軸方向に延びたねじ回転部材か
ら成り、ねじとねじ回転部材との間の相対的な滑動を許
すが、ねじとねじ回転部材との間の相対回動を阻止する
形式でねじ回転部材は永続的にねじと係合せしめられて
いる。この場合には手でつかむことのできる解離部材
は、ねじ回転部材を回転させ、これとともにねじを回転
させるためにねじ回転部材へ結合されている。有利に
は、トルク制限装置が手でつかむことのできる解離部材
とねじ回転部材との間に配置されていて、ねじを刃へ向
かって移動せしめる方向でねじへ適用することのできる
トルクを制限する。この方法でねじの締過ぎによる損傷
が回避される。有利にはトルク制限装置は、ねじを刃か
ら離すような方向の手でつかむことのできる解離部材に
よって適用することのできるトルクは制限しない。
本発明の別の実施形ではロック手段はばねを備え、バ
ヨネットラグを保持みぞ内で保持するためにこのばねは
駆動軸の外部の方向へ刃を予負荷する。有利にはロック
部材はばねと刃との間に配置され、かつ解離装置はロッ
ク部材へ、および手動操作可能な張り装置へ結合された
張り部材を備えており、これによりロック部材はばねを
圧縮して、刃の取外しを許すように移動せしめられる。
例えば刃底が硬い表面を打撃する状態でジグソーが使
用されるような極端な運転条件では、ロック手段がばね
のプレロードに抗して駆動軸の内側へ向かう方向の刃の
制限された運動を許すようになっていると、本発明の特
に優れた実施例が得られる。このような構成により駆動
軸およびジグソーの機構の残りの部分へ負荷される衝撃
は著しく減少せしめられる。
有利にはロック部材が解離位置へ持ち上げられている
とき以外はロック部材が駆動軸に対する刃の相対的な回
転を阻止すると有利である。
本発明は単に例示したにすぎない、以下の2つの構成
の説明からより良く理解されよう。添付図面について
は:第1図は本発明の第1の実施例を一部破断して示し
た斜視図、第1A図は第1図の実施例で使用するのに好適
な、張り部材をカムナットへ取付ける方法を示した図、
第2図は第1図の実施例の部分拡大図、第3図は第1図
の実施例の変更形を示した図、第4図は第1図の実施例
の別の変更形を示した図、第5図は本発明の第2の実施
例を一部破断して示した図、第6図は第5図の実施例の
構成部材の展開図、第7図は第5図の実施例の変更形の
展開図、第8図は通常の使用時の配置にある、第7図に
示された変更形を一部断面して示した図である。
初めに第1図と第2図に言及すると、本体2と駆動軸
3とを備えたジグソー1が一部破断して示されており、
駆動軸は使用時に通常の形式で軸方向に往復運動する。
使用時には刃4が駆動軸の露出端部5へバヨネットフィ
ッティング6を介して結合されている。
バヨネットフィッティングは端部キャップ7から成
り、これは駆動軸3の主要部分に固定され、かつ1対の
互いに直径方向で対向した入口スロット8と1対の互い
に直径方向で対向した保持みぞ9とを形成しており、保
持みぞ9は入口スロット8から周方向に90゜ずらされて
いる。端部キャップ7の構成はG.B.−A−1173172に記
載されているものとほぼ同様である。
ジグソーの通常の使用時の配置では、刃4に設けられ
た、直接方向で互いに対向したバヨネットラグ10が保持
みぞ9内へ配置されている。この場合に第1図、第2図
に示されているように駆動軸の上昇運動が刃へ伝達され
て刃の上昇切断行程を行わせる。
特に第2図に言及すると、刃4の、バヨネットラグ10
の直ぐ下から刃の上端部11までの部分はロック部材13内
に形成されかつロック部材の底部で開口したスロット12
内へ収容されている。ロック部材は第2図に見られるよ
うに圧縮ばね14によって下方へ予負荷されており、かつ
刃の上端部11へ係合してばね力を刃へ及ぼしている。し
たがって第2図に見られるように刃はばね14によって下
方へ予負荷されており、かつこれはこのソーの通常運転
中にラグ10を保持みぞ9内で保持するのに十分である。
ソーでの作業時に例えば摩擦、締付けおよびまたは作
業者のソーへの極端に大きな操作力によって、加工すべ
きワークとソーの刃との間に高い保持力(Festhaltekr
fte)が生じることがある。このような極端な運転状
態の下で大きな上昇方向の軸方向の衝撃力がソーの刃4
にもたらされた場合には、刃はばね14のプレロードに抗
して第2図に示された位置よりも上方へ限られた程度だ
け移動することができる。上昇運動で刃4はロック部材
13を持上げ、したがってばね14を圧縮しよう。上昇方向
の軸方向の力が刃から取除かれるや直ちにばね14はロッ
ク部材13を第2図に示された位置へ戻し、こうしてラグ
10をみぞ9へ戻すであろう。このような状況下での刃の
上昇軸方向運動はラグ10の上面15と駆動軸に設けられた
肩16との係合によって制限されている。
ロック部材13は1対の外方へ延びたラグ17を備えてお
り、ラグは通常の運転条件下では、駆動軸3内でのロッ
ク部材13の回転を阻止するために入口スロット8内に位
置している。ラグ17と入口スロット8との軸方向のオー
バラップはラグ10の上面15と肩16との間の通常の距離よ
りも大きく、これにより上面15と肩16とが係合した状態
においてもラグ17は依然として1部入口スロット8内に
ある。したがって極端な運転条件下において刃4の限ら
れた軸方向運動は許されるが、駆動軸に対して相対的な
刃4の回転運動は入口スロット8へのラグ17の係合によ
って阻止される。
刃4の解離のためには解離装置(18〜24)によりロッ
ク部材13が第2図に示された位置から第1図の位置へ持
上げられる。したがって張力が張り部材18、例えばロッ
ク部材へ結合された線材またはボーデンケーブルへ適用
される。このようにしてロック部材13を持上げるとばね
14が圧縮され、かつ刃4がばねのプレロードから解放さ
れる。ロック部材13がラグ17を入口スロット8から解放
するのに十分に持上げられると、刃4を手でつかみ、か
つ90゜にわたって回転させてロック部材13をバヨネット
ラグ10が入口スロット8と整列する位置まで回転せしめ
ることができる。次いで刃を手で取外し、かつ新しい刃
を挿入することができる。新しい刃が挿入された後刃を
90゜にわたって手で回転させ、かつ張り部材18からの張
力を除いて、新しい刃のバヨネットラグ10を保持みぞ9
内で保持するために予負荷ばね14を刃へ再度適用させ
る。
張力は任意の適切な手段を用いて張り部材18へ与える
ことができる。第1図の実施例の場合には張り部材18の
上端がカムナット19に固定されており、カムナットは駆
動軸3の上端へ固定されたねじスピンドル20上を移動す
る。カムナット19は1対の直径方向で互いに対抗したリ
ブ21を有し、リブはナット回転部材23内に形成されたス
ロット22内を移動する。第1図では部材23の中央部分が
カムナット19とねじスピンドル20を示すために破断され
ているが、カムナットが通常完全に部材23内に包含され
ることは認められよう。
部材23はジグソーの本体内に往復運動に対して固定さ
れており、したがってジグソーの通常の使用中駆動軸の
往復運動はカムナット19を部材23内で往復せしめ、リブ
21はスロット22内を移動する。張り部材18へ張力を与え
ることが望まれる場合にはナット回転部材23が適切な手
段によって回転せしめられ、カムナットの対応する回転
をもたらす。これが次にカムナットをしてねじスピンド
ル20上を上昇せしめ、部材18に張力を望ましい形で与え
る。この構成により駆動軸に対して相対的なカムナット
の上昇運動が駆動軸の、その運転サイクル内の位置とは
無関係に得ることができることは注目されよう。
部材23は任意の適切な手段、例えば本体に旋回可能に
取付けられていて、しかも互いに噛合ったかさ歯車25を
介して部材23へ結合された、手操作可能なレバー24によ
って回転させることができる。
第1A図には張り部材18をカムナット19へ固定するため
の1つの可能な構成が示されている。この構成では張り
部材18は線材の形状であり、この線材の端部範囲18Aは
折曲げられてその場所で固定されて、この張り部材の上
端の所でヘッド40を形成している。張り部材18は1対の
スロットを有するプレート41,42を貫通して延びてい
る。これらのプレートは使用時にはカムナット19の上面
に形成された凹設部43内に配置されている。これらのプ
レートのスロットは張り部材18を密接に受容し、かつ互
いに90゜を向いているので、ヘッド40はプレートによっ
て形成された通路を通過することはできない。
第3図に示された、第1図の変更形では、カム面26が
駆動軸の上端に設けられており、かつ部材23が回転せし
められたときにカムナットリブ21Aの下縁27はカム面26
上を移動して駆動軸に対して相対的なカムナット19Aの
所望の軸方向運動を発生する。
第4図に示された変更形では、カムナット19、ねじス
ピンドル20および回転部材23は第1図の構成と類似して
いる。ただし部材23の回転はスライド部材44によって行
われ、スライド部材はラック45を備えており、ラックは
部材23に形成されたピニオンの歯46と噛合っている。し
たがってスライド部材44の矢印47によって示された方向
の滑り運動は部材23を回転させてカムナットを回転せし
め、かつ上記のように部材18へ張力を与える。
次に第5図、第6図に言及すると、これらには本発明
の別の実施例が示されている。この実施例では駆動軸3
は第2図に示されたものとほぼ同一の端部キャップ7を
備え、バヨネットフィッテング6が適切な刃を受容する
ために設けられている。バヨネットフィッテング装置も
またG.B.−A−1173172に示されたものに類似してい
る。しかしこの実施例では刃のバヨネットラグが通常通
り端部キャップ7の保持みぞ内にねじ28によって保持さ
れており、ねじ28は中空の駆動軸3の内面とら合してい
る。ねじ28は、刃に下向きの力を与えて刃のバヨネット
ラグを端部キャップの保持みぞ内で保持するために刃の
上端部11と係合するように配置されている。
ねじ28は解離装置29〜37によって操作され、かつD形
の横断面を持つ延長部29を有している。延長部29は駆動
軸3のすべての運転位置において、やはりほぼD形の横
断面を持つねじ回転部材30と軸方向で重なっている。し
たがって軸方向のオーバラップ31の範囲において延長部
29とねじ回転部材30は対面する、互いに滑動する平らな
面を有している。
ねじ回転部材30は駆動軸内を上方へ延びており、かつ
適切な回転機構32内で終っている。ソーの通常の使用の
間はこの機構32はねじ回転部材30をジグソーのケーシン
グに対して相対的な固定位置で保持し、かつ駆動軸とね
じ28の軸方向の往復動は軸方向のオーバラップ31のゾー
ン内での延長部29とねじ回転部材30の互いに対面した表
面間の軸方向の滑り運動によって適合せしめられる。保
持された刃を解離するためにねじ28を外したい場合には
ねじ回転部材30が回転機構32によって回転せしめられ、
かつこの回転がオーバラップ31のゾーン内でねじの延長
部29へ伝達されてねじの回転を行う。新しい刃を差込ん
だ後部材30は反対の方向へ回転せしめられてねじ28が締
められる。
有利には回転機構32は、第5図に示されたようにねじ
28を下方へ移動させる方向で部材30へ与えることのでき
るトルクを制限する手段を組込んでおり、これによりね
じの締過ぎは阻止される。
締付け方向のトルク制限を与える機構32が第6図に示
されている。ねじ回転部材30の上端はラチェット部材33
へ固定され、ラチェット部材は使用時に爪ブシュ34を介
して駆動される。爪ブシュは、ラチェット部材33の外周
部のスロット36へ係合する一体のフィンガ35を有してい
る。爪ブシュ34は適当なプラスチック材料から成形され
ており、そのためにフィンガ35は柔軟であり、かつ所定
のトルクでラチェットのスロット36間に形成された歯の
上へ滑出することができる。フィンガ35およびスロット
36はトルク制限機構35,36を形成している。有利にはフ
ィンガとラチェットの歯のプロフィールは、ねじ28を締
める方向のスナップオーバートルクが有利な数値、例え
ば1Nmに制限され、しかし逆方向のスナップオーバーは
実質的に阻止されるように選択され、これにより高レベ
ルのトルクをねじ28を外すために爪ブシュを介して与え
ることができる。
爪ブシュ34は任意の適切な手段、例えば駆動レバー37
として構成された解離部材により駆動することができ、
駆動レバーはジグソーのハウジングに永続的に固定され
ており、かつ爪ブシュ34を包囲する管状体38を含んでい
る。管状体38の内側は1対のリブ39(図面には1つしか
見えない)を有し、リブは爪ブシュの寸法のより大きな
スロット48内に受容されており、このようにしてレバー
37を爪ブシュ34との間に回転空動結合が形成されてい
る。
ジグソーの通常使用中レバーを第5図に示された休止
位置で保持するためにジグソー本体上に設けられた適切
な手段と協働するために管状体は、その外面に隆起部50
を有するフィンガ49を有している。この位置でレバー37
の外面はジグソー本体の隣接表面と面一である。しかし
レバーはつかんで、矢印53によって示される方向へ引張
り、本体の協働手段上へ隆起部50をスナップオンさせ、
かつレバーを使用位置へもたらすことができる。この使
用位置でレバーは回転して爪ブシュ34とラチェット部材
33を回転させ、上記のようにして爪を解離することがで
きる。新しい刃を差込んだ後ねじ28はレバー37の回転に
よって、爪ブシュ34がラチェットの歯の上へスナップオ
ーバーし始めるまで締付けられる。レバー37の回転はレ
バーが本体とほぼ整列せしめられるまで続けられ、この
ときにリブ39とスロット48との間で得られる空動が、レ
バーが下へ押されて隆起部50を本体上の協働手段上へス
ナップオーバーせしめてレバーを第5図に示された休止
位置へ戻す前に、本体に対して相対的なレバーの最終的
な整列を促進するために使用される。この構成はレバー
が休止位置にあるときにはトルク制限部材32が応力を受
けないことを保証する。
爪ブシュ34をラチェット部材33に対して相対的に正し
い運転位置で保持するためにはラチェット部材上のヘッ
ド51および爪ブシュのみぞ52によってスナップ結合が形
成されていてもよい。1度ヘッド51がみぞ52内へ押込ま
れた後はラチェットと爪とは正しい、相対的な軸方向位
置で保持されよう、しかしこれらはトルク制限のために
必要な場合には互いに相対的に回転することができる。
次に第7図、第8図について述べるとこれらには所望
のトルクをねじ回転部材30へ加えるための別の構成が示
されている。この場合にはねじ回転部材30の上端がラチ
ェット部材54と固定しており、ラチェット部材は使用時
に爪ブシュ55を介して駆動される。ほぼ第6図に関して
記載されたように爪ブシュ55は一本のフィンガ35を備
え、フィンガはラチェット部材54内の外周部のスロット
36と協働しており、これにより爪とラチェット機構は限
られたトルクのみをねじ28を締付ける方向でねじ回転部
材へ伝達することができるが、反対方向でねじ回転部材
30へ加えることのできるトルクを制限しない。
第8図に示されているようにラチェット部材54と爪ブ
シュ55とは普通どおり手でつかむことのできるノブ57内
部に形成された、下側が開いた室56内に収容されてい
る。室56の下方部分は複数のばねフィンガ58によって形
成されており、ばねフィンガはそれぞれ下端に外側に向
いた歯59を有している。第8図に示されているような通
常使用時の配置では歯59はジグソー本体に設けられた内
向きのフランジ60の下側に係合し、これによりノブはジ
グソー本体に保持されるが、本体に対して相対的に自由
に回転可能である。ラチェット部材54の下端の外向きの
フランジ61は歯59の位置においてフィンガ58内に締まり
嵌めされており、これによりフィンガ58の半径方向でみ
て内側への運動は阻止され、したがってノブはジグソー
本体上に係留保持される。ラチェット部材54はばね62に
よって上方へ予負荷されて図示の位置へもたらされてい
る。
操作部材63がこの操作部材とノブとの間の相対回動を
阻止するような形式でノブ57内に配置されている。これ
を達成するためには図示の実施例では、操作部材はヘッ
ド64を有し、ヘッドはノブの凹所65内に配置され、かつ
1対の外向きラグ66を備えている。ラグ66はノブ内に形
成されたスロット67内に配置されており、これによりノ
ブに対する操作部材の相対回動は阻止される。操作部材
63はまた軸部68を有し、軸部はヘッド64から下方へ凹所
65の底部を通過して室56内へ延びている。軸68の下端
は、爪ブシュ55に設けられた嵌合するスプライン70と協
働するためのスプライン69を有している。
第8図に示された通常使用時の配置ではスプライン69
は爪ブシュ内のスプライン70の位置よりも下に位置して
おり、そのために2つのスプライン間に駆動係合は存在
しない。したがってノブ57の、ジグソー本体に対して相
対的な回転は操作部材63の対応する回転をもたらすであ
ろう、しかし操作部材は爪ブシュ55の回転を発生させな
い。刃を取外すために爪ブシュ55を回転させてねじ回転
部材30を回転させたいときには、ラグ66がつかまれ、か
つ操作部材63が矢印71によって示された方向へ動かされ
てスプライン69とスプライン70とが係合せしめられる。
操作部材に許される運動量はラグ66をスロット67から取
外すのに必要な量よりも小さく、したがってスプライン
69,70を互いに係合させれば、ノブ57をつかんで回転さ
せ、操作部材63および係合したスプラインを介して爪ブ
シュ55を回転させることができる。新しい刃が差込まれ
た後ねじ28はノブ57の反対方向の回転により再び締付け
られる。爪ブシュ55とラチェット部材54は加えることの
できる締付けトルクを上記のようにして制限しよう。
何かの理由からノブ57を取外したい場合には操作部材
63が押圧されて(矢印71とは反対の方向へ移動せしめら
れ)、ばね62のプレロードに抗してラチェット部材54と
ねじ回転部材30を押圧する。フランジ61がフィンガ58の
下縁から外れると直ちにノブ57は上方へ引張ることがで
き、かつフィンガ58は半径方向でみて内側へ動くことが
でき、こうして歯59がフランジ60から外れるのを許す。
次いでノブ57は操作部材63と爪ブシュ55と一緒にジグソ
ーから引出すことができる。ノブアセンブリは単にこれ
を所定位置へ押込むことによって再度配置することがで
き、これによりフィンガ58の下端はフランジ61の上面に
係合してラチェット部材54を、歯59がフランジ60によっ
て形成された開口を通過し得るのに十分な程に押圧す
る、この場合にフィンガ58は外側へ戻り、歯59をフラン
ジの下へ係合させ、かつラチェット部材54が第8図に示
された位置を再び占めるのを許す。
ねじ回転部材30とばね62を除けば、上述のような回転
機構、および特に爪部材とラチェット部材の種々の構成
部材は有利にはプラスチック材料から射出成形によって
製作される。
ねじ延長部29とねじ回転部材30は上記でD形横断面を
持つものとして図示されているが、これらの構成部材が
相対的な軸方向の滑り運動を与えるが、部材相互の相対
回動を阻止する任意の相補的な横断面を持っていてもよ
いことは認められよう。更には延長部29とねじ回転部材
30の互いに向合った滑り面が有利には例えば浸炭窒化法
により耐摩耗性を付与するために処理されることは認め
られよう。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バヨネットラグ(10)を備えた刃(4)を
    受容するために端部にバヨネットフィッティング(6)
    と、ジグソー使用中バヨネットフィッティングの保持み
    ぞ(9)内でブレード脚を保持するように刃に係合する
    ためのロック手段(13,14または28)とを備えた駆動軸
    (3)を有するジグソーであって、ロック手段(13,14
    または28)が、バヨネットラグが保持みぞから脱け出て
    刃の取外しと新しい刃の挿入を許すことのできる解離位
    置へ移動可能である形式のものにおいて、ロック手段
    (13,14または28)がジグソー(1)の本体(2)内に
    組込まれた解離装置(18〜24または29〜37)を用いてジ
    グソーとは別体の工具を用いずに解離位置へ移動可能で
    あることを特徴とする、ジグソー。
  2. 【請求項2】解離装置(18〜24または29〜37)が永続的
    にロック手段(13,14または28)と結合されており、か
    つ駆動軸(3)の通常の往復動の間は動かない、手でつ
    かむことのできる解離部材(24または37)を含んでい
    る、請求項1記載のジグソー。
  3. 【請求項3】ロック手段が刃の端部(11)へ係合するよ
    うに駆動軸の軸方向に可動であるねじ(28)であり、解
    離装置が駆動軸(3)内を軸方向に延びたねじ回転部材
    (30)から成り、ねじとねじ回転部材との間の相対的な
    滑り運動を許し、しかしねじ(28)とねじ回転部材(3
    0)との間の相対回動を阻止する形式でねじ回転部材が
    ねじと永続的に係合せしめられている、請求項2記載の
    ジグソー。
  4. 【請求項4】ねじを刃へ向かって移動させる方向でねじ
    へ適用することのできるトルクを制限するトルク制限部
    材(35/36)を介して手でつかむことのできる解離部材
    (37)がねじ回転部材(30)へ結合されている、請求項
    3記載のジグソー。
  5. 【請求項5】ロック手段(13,14)がばね(14)を備
    え、ばねが保持みぞ(9)内でバヨネットラグ(10)を
    保持するように駆動軸(3)の外側の方向へ刃(4)を
    予負荷しており、かつ解離装置がばねプレロードから刃
    を解放するようにばね(14)を圧縮するための手段(18
    〜24)を備えている、請求項1または2記載のジグソ
    ー。
  6. 【請求項6】ロック部材(13)がばね(14)と刃(4)
    との間に配置されており、かつ解離装置が張り部材(1
    8)から成り、張り部材がロック部材(13)へ、および
    張り部材(18)を引張ってロック部材(13)を移動せし
    め、このようにしてばね(14)を圧縮するための手操作
    可能な張り部材(19〜24)へ結合されている、請求項5
    記載のジグソー。
  7. 【請求項7】ロック部材(13)が、極端な運転条件下に
    おけるばね(14)のプレロードに抗する刃(4)の駆動
    軸(3)の内方への運動を制限し、かつ張り部材によっ
    て解離位置へ移動せしめられているとき以外は駆動軸
    (3)に対する刃(4)の相対回動を阻止するように構
    成されている、請求項5または6記載のジグソー。
  8. 【請求項8】ロック部材(13)がラグ(17)を有し、ラ
    グがジグソー使用中ロック部材(13)と駆動軸(3)と
    の相対回動を阻止するようにバヨネットフィッティング
    (6)の入口スロット(8)へ係合している、請求項5
    から7までのいずれか1項記載のジグソー。
  9. 【請求項9】張り装置(17〜24)が張り部材(18)に結
    合されたカムナット(19)を備えており;ねじスピンド
    ル(20)がカムナットと協働するために駆動軸(3)と
    固定しており;かつナット回転部材(23)が、ナット回
    転部材(23)とカムナット(19)の相対的な軸方向の滑
    り運動を許すが、ナット回転部材(23)とカムナット
    (19)との相対的な回転運動を阻止する形式でカムナッ
    トと係合している、請求項6から8までのいずれか1項
    記載のジグソー。
  10. 【請求項10】手でつかむことのできる解離部材(37)
    がねじ回転部材(3)へ、このねじ回転部材の対応する
    回転を生ぜしめることなしに解離部材(37)の限られた
    回転を許す空動結合(39,48)を介して結合されてお
    り、この限られた回転が爪ブシュ(34)上の歯の数に適
    合している、請求項3または4記載のジグソー。
JP50274988A 1988-03-15 1988-03-15 ジグソー Expired - Lifetime JP2635744B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50274988A JP2635744B2 (ja) 1988-03-15 1988-03-15 ジグソー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50274988A JP2635744B2 (ja) 1988-03-15 1988-03-15 ジグソー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03503382A JPH03503382A (ja) 1991-08-01
JP2635744B2 true JP2635744B2 (ja) 1997-07-30

Family

ID=18527200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50274988A Expired - Lifetime JP2635744B2 (ja) 1988-03-15 1988-03-15 ジグソー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2635744B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03503382A (ja) 1991-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5165173A (en) Jigsaw
US5595095A (en) Ratcheting socket wrench with intermeshing gears
US4848196A (en) Quick release and automatic positive locking mechanism for socket wrenches and extension bars for socket wrenches
US7481608B2 (en) Rotatable chuck
US8387719B2 (en) Mechanical assembly for a power tool
EP1274541B1 (de) Werkzeugaufnahme
CN106737446B (zh) 手持式工具及其夹紧装置
US5230262A (en) Ratchet wrench
US7478979B2 (en) Rotatable chuck
US3733936A (en) Master ratchet with quick action dual drive
US5887493A (en) Ratchet wrench
EP0066710A2 (en) Quick-release and positive locking mechanism for use on socket wrenches and on power and impact tools
US5661909A (en) Blade mounting device in cutting tool
JP2003136429A (ja) 打込機の打込み深さ調整装置
CN115515753A (zh) 具有工件锁紧机构的扳手
JPH02501547A (ja) 携帯用の手持工作機械、特にアングル研削盤
EP1370389A1 (de) Handwerkzeugmaschine mit einer abnehmbaren werkzeughalterung
US6029315A (en) Screwdriver handle mechanism
US11865691B2 (en) Power tool with chuck key holder
JP2635744B2 (ja) ジグソー
EP2632634B1 (de) Handwerkzeugmaschinenspannvorrichtung
EP0230461B1 (en) Power driven replaceable socket ratchet wrench
EP0128039A2 (en) Portable tools and handles therefor
CN103101039B (zh) 紧固装置和可应用该紧固装置的多功能机
KR20220055787A (ko) 볼 스크류 드라이버

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term