JP2635606B2 - 紙幣投入払出装置 - Google Patents
紙幣投入払出装置Info
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- JP2635606B2 JP2635606B2 JP62211367A JP21136787A JP2635606B2 JP 2635606 B2 JP2635606 B2 JP 2635606B2 JP 62211367 A JP62211367 A JP 62211367A JP 21136787 A JP21136787 A JP 21136787A JP 2635606 B2 JP2635606 B2 JP 2635606B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば自動販売機(以下「自販機」とい
う)において、金庫に投入された紙幣を釣銭として利用
する機能を付加した紙幣投入払出装置に関するものであ
る。
う)において、金庫に投入された紙幣を釣銭として利用
する機能を付加した紙幣投入払出装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 現在、実用されている各種の商品や乗車券等の自販機
に投入する金種は、コインだけかコインと千円札のもの
が多い。このような自販機においては、釣銭として使用
するコインは多額にのぼるので、投入されたコインを釣
銭として利用し、釣銭の補給額を極力少なくするように
している機種がある。一方、一万円札や五千円札が多数
出回るようになり、取扱い商品の高額化の傾向も加わっ
て、一万円札及び五千円札を投入できる自販機が使用さ
れるようになり、漸次その設置数が増加しつつある。こ
のような自販機においては、釣銭は千円以上になること
が多く、コインだけでの払出しは適当ではないので、千
円以上の額は千円札を払出し、千円以下の額はコインに
よって払出すことが行なわれている。
に投入する金種は、コインだけかコインと千円札のもの
が多い。このような自販機においては、釣銭として使用
するコインは多額にのぼるので、投入されたコインを釣
銭として利用し、釣銭の補給額を極力少なくするように
している機種がある。一方、一万円札や五千円札が多数
出回るようになり、取扱い商品の高額化の傾向も加わっ
て、一万円札及び五千円札を投入できる自販機が使用さ
れるようになり、漸次その設置数が増加しつつある。こ
のような自販機においては、釣銭は千円以上になること
が多く、コインだけでの払出しは適当ではないので、千
円以上の額は千円札を払出し、千円以下の額はコインに
よって払出すことが行なわれている。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した従来の自販機においては、釣銭として払出さ
れる千円札は、予じめ自販機に釣銭用の千円札をセット
しておき、これから払出すようにしており、一方投入さ
れた千円札は金庫に格納するだけで、払出しのために最
利用できるようにはなっていない。このため、釣銭用の
千円札を用意しておき、時々これを補給する必要がある
が、その作業が非常に面倒であり、釣銭切れの状態がし
ばしば生ずる欠点がある。特に従来の自販機では釣銭は
千円札のみで行なっており、五千円札で行なうようには
なっていないので、多額の千円札が釣銭として払出され
ることにより釣銭切れとなることが多い。
れる千円札は、予じめ自販機に釣銭用の千円札をセット
しておき、これから払出すようにしており、一方投入さ
れた千円札は金庫に格納するだけで、払出しのために最
利用できるようにはなっていない。このため、釣銭用の
千円札を用意しておき、時々これを補給する必要がある
が、その作業が非常に面倒であり、釣銭切れの状態がし
ばしば生ずる欠点がある。特に従来の自販機では釣銭は
千円札のみで行なっており、五千円札で行なうようには
なっていないので、多額の千円札が釣銭として払出され
ることにより釣銭切れとなることが多い。
さらに、従来の自販機においては投入された紙幣を金
庫に格納する機構と、セットされている釣銭用の千円札
を払出す機構とは別個に設けられているためそれだけ構
成が複雑であり、大形となる欠点がある。
庫に格納する機構と、セットされている釣銭用の千円札
を払出す機構とは別個に設けられているためそれだけ構
成が複雑であり、大形となる欠点がある。
本発明の目的は、前述したような社会的需要に応え、
簡単な機構によって金庫に投入された紙幣の内、良品と
判定された紙幣のみを一括して払い出すことができる紙
幣投入払出装置を提供しようとするものである。
簡単な機構によって金庫に投入された紙幣の内、良品と
判定された紙幣のみを一括して払い出すことができる紙
幣投入払出装置を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段および作用) 本発明に紙幣投入払出装置は、格納すべき紙幣の巾よ
りもやや狭い挿入口を有する金庫と、 格納すべき紙幣をこの金庫の挿入口と対向する待機位
置に搬入する手段と、 この待機装置にある紙幣を、前記挿入口を経て金庫内
に格納し得るように挿入口を経て金庫に対して挿脱し得
る格納板と、 この格納板に取付けられた引出しローラおよびこれを
選択的に駆動するモータを有し、金庫に格納されている
紙幣を金庫から排出する手段と、 前記金庫から排出された紙幣を一枚づつ分離する分離
ローラ手段と、 この分離ローラ手段により分離された紙幣の厚さおよ
び長さを検知する光学検知手段と、 この光学検知手段による検知の結果の良否に応じて搬
送路を切換える切換え手段と、 前記光学検知手段によって良と判定された紙幣を所定
の枚数揃える紙幣揃え手段と、 前記光学検知手段によって否と判定された紙幣を整列
させる整列手段と、 前記紙幣揃え手段の枚数が所定枚数に達したときに、
払い出し位置より一括して払い出す手段と を具えることを特徴とするものである。
りもやや狭い挿入口を有する金庫と、 格納すべき紙幣をこの金庫の挿入口と対向する待機位
置に搬入する手段と、 この待機装置にある紙幣を、前記挿入口を経て金庫内
に格納し得るように挿入口を経て金庫に対して挿脱し得
る格納板と、 この格納板に取付けられた引出しローラおよびこれを
選択的に駆動するモータを有し、金庫に格納されている
紙幣を金庫から排出する手段と、 前記金庫から排出された紙幣を一枚づつ分離する分離
ローラ手段と、 この分離ローラ手段により分離された紙幣の厚さおよ
び長さを検知する光学検知手段と、 この光学検知手段による検知の結果の良否に応じて搬
送路を切換える切換え手段と、 前記光学検知手段によって良と判定された紙幣を所定
の枚数揃える紙幣揃え手段と、 前記光学検知手段によって否と判定された紙幣を整列
させる整列手段と、 前記紙幣揃え手段の枚数が所定枚数に達したときに、
払い出し位置より一括して払い出す手段と を具えることを特徴とするものである。
このような本発明の装置によれば、金庫に核入格納さ
れた紙幣を釣銭として払い出すようにしているので、釣
銭切れとなることが少なく、管理、保守も簡単となる。
また、紙幣を金庫内に格納するための格納板に紙幣を金
庫から排出するためのローラおよびモータを設けたので
構成は簡単になる。さらに、金庫から排出された紙幣を
そのまま払出すのではなく、その良否を確認し、良品と
判定された紙幣のみを払い出すようにしているので、不
良品の紙幣が再び市場を流通するようことはない。ま
た、複数枚の紙幣を払い出す際には、所定の枚数の紙幣
が紙幣揃え手段に揃った後に払い出しを行なうようにし
ているので、払い出しが一枚づつ行われる場合に比べて
使用感が良好となる。
れた紙幣を釣銭として払い出すようにしているので、釣
銭切れとなることが少なく、管理、保守も簡単となる。
また、紙幣を金庫内に格納するための格納板に紙幣を金
庫から排出するためのローラおよびモータを設けたので
構成は簡単になる。さらに、金庫から排出された紙幣を
そのまま払出すのではなく、その良否を確認し、良品と
判定された紙幣のみを払い出すようにしているので、不
良品の紙幣が再び市場を流通するようことはない。ま
た、複数枚の紙幣を払い出す際には、所定の枚数の紙幣
が紙幣揃え手段に揃った後に払い出しを行なうようにし
ているので、払い出しが一枚づつ行われる場合に比べて
使用感が良好となる。
千円札のみを釣銭として払出しする自販機において
は、上記の機能は千円札用の金庫だけにつければよい
が、千円札と五千円札を釣銭として利用する場合は、格
納板を挟んで2つの金庫を設けて一方を千円札地方を五
千円札用とし、上記のローラを格納板の上下に突出さ
せ、これによっていずれかを選択的に払出しするように
すればよい。この種の分離格納機能を有する金庫につい
ては、出願人の出願に係る特開昭55−18768号「シート
分離装置装置」に開示してある。
は、上記の機能は千円札用の金庫だけにつければよい
が、千円札と五千円札を釣銭として利用する場合は、格
納板を挟んで2つの金庫を設けて一方を千円札地方を五
千円札用とし、上記のローラを格納板の上下に突出さ
せ、これによっていずれかを選択的に払出しするように
すればよい。この種の分離格納機能を有する金庫につい
ては、出願人の出願に係る特開昭55−18768号「シート
分離装置装置」に開示してある。
釣銭補充時における押付け板のロック外し忘れは、金
庫の扉を閉めたとき上記のロックが自動的に外れるよう
にしておけばよい。投入紙幣の端部を揃えるには、紙幣
の自重によることを避け、例えばベルトのような強制搬
送装置を使用することによって達成することができる。
又、補充紙幣も投入紙幣と端部が揃っている必要があ
る。このため本発明なの実施例においては、紙幣の格納
部分を金庫扉に接する部分が水平に対して斜め下になる
ように傾斜をつけ、上記のロックが解除されて押付け板
が補充紙幣を仕切り板に圧着するとき、紙幣が前に押し
出されて金庫扉を接して端面を揃えることができる。
庫の扉を閉めたとき上記のロックが自動的に外れるよう
にしておけばよい。投入紙幣の端部を揃えるには、紙幣
の自重によることを避け、例えばベルトのような強制搬
送装置を使用することによって達成することができる。
又、補充紙幣も投入紙幣と端部が揃っている必要があ
る。このため本発明なの実施例においては、紙幣の格納
部分を金庫扉に接する部分が水平に対して斜め下になる
ように傾斜をつけ、上記のロックが解除されて押付け板
が補充紙幣を仕切り板に圧着するとき、紙幣が前に押し
出されて金庫扉を接して端面を揃えることができる。
上記のような構成をとることにより、投入された千円
札又は五千円札は格納板によって金庫内に圧縮格納され
る。釣銭として払出しするときは、上記払出板に設けた
ローラを払出しようする紙幣の表面に圧着し、ローラを
払出しようとする方向に回転して払出しする。このと
き、上部金庫と下部金庫ではローラの回転方向は逆にす
る。
札又は五千円札は格納板によって金庫内に圧縮格納され
る。釣銭として払出しするときは、上記払出板に設けた
ローラを払出しようする紙幣の表面に圧着し、ローラを
払出しようとする方向に回転して払出しする。このと
き、上部金庫と下部金庫ではローラの回転方向は逆にす
る。
投入された紙幣を釣銭として使用するためには、投入
された紙幣を格納するだけの場合には必要のない機能を
設けることが望まれる。その一つに釣銭補充の問題があ
る。釣銭として使用する千円札は使用数が多くなるの
で、拡大されたものだけでは足りず、定期的に補充する
必要がある。補充するときは、上記の押付け板を押し開
き、上記の仕切り板との間に空間を作ってその中に補充
しようとする紙幣を入れ、押付け板を元の位置に復旧す
るのが普通の手順である。補充紙幣を上記の空間に入れ
るとき、押付け板をいったん端部にロックしておいた方
が操作がやりやすい。しかし、ロックするとロックを外
すことを忘れ、払出不能の事故になる恐れが出てくる。
そこで本発明の実施例では、釣銭補充の操作性を良くす
ると共に、操作を確実にするために、紙幣の補充時には
押付け板をロック装置によってロックし、このロックを
金庫扉を閉めることにより自動的に外れるようにしてロ
ック外し忘れによる事故を未然に防ぐことができる。
された紙幣を格納するだけの場合には必要のない機能を
設けることが望まれる。その一つに釣銭補充の問題があ
る。釣銭として使用する千円札は使用数が多くなるの
で、拡大されたものだけでは足りず、定期的に補充する
必要がある。補充するときは、上記の押付け板を押し開
き、上記の仕切り板との間に空間を作ってその中に補充
しようとする紙幣を入れ、押付け板を元の位置に復旧す
るのが普通の手順である。補充紙幣を上記の空間に入れ
るとき、押付け板をいったん端部にロックしておいた方
が操作がやりやすい。しかし、ロックするとロックを外
すことを忘れ、払出不能の事故になる恐れが出てくる。
そこで本発明の実施例では、釣銭補充の操作性を良くす
ると共に、操作を確実にするために、紙幣の補充時には
押付け板をロック装置によってロックし、このロックを
金庫扉を閉めることにより自動的に外れるようにしてロ
ック外し忘れによる事故を未然に防ぐことができる。
釣銭を払出しする上に考慮する必要のあることは、払
出しが確実に行われることである。このためには、通常
の印刷機等におけるシートの分離払出における技術をそ
のまま利用することができるが、この場合印刷機等にお
ける場合とできるだけ条件を同じくするために、紙幣の
端部を揃えて格納するのが望ましい。そこで本発明の実
施例では、釣銭として使用する紙幣は端面を確実に揃え
て格納するために、投入紙幣を待機装置に強制搬入する
ことよって端面を揃えるようにする。また、補充紙幣の
端面は、押付け板のロックを外したとき押付け板の動作
によって揃えることができる。
出しが確実に行われることである。このためには、通常
の印刷機等におけるシートの分離払出における技術をそ
のまま利用することができるが、この場合印刷機等にお
ける場合とできるだけ条件を同じくするために、紙幣の
端部を揃えて格納するのが望ましい。そこで本発明の実
施例では、釣銭として使用する紙幣は端面を確実に揃え
て格納するために、投入紙幣を待機装置に強制搬入する
ことよって端面を揃えるようにする。また、補充紙幣の
端面は、押付け板のロックを外したとき押付け板の動作
によって揃えることができる。
(実施例) 本発明における紙幣の分離格納手段そのものは、前掲
の特開昭55−18768号「シート分離格納装置」に開示し
た技術を踏襲している。次に開示する本発明の実施例に
おいては、一万円札は分離格納しないが、その格納方法
は分離格納の場合と同じである。本発明の要点である格
納された紙幣を釣銭として払出しする手段も、分離格納
金庫に付加した手段であるから、その出発点は分離格納
金庫にあるといえる。そこで、本発明の実施例を説明す
るに先立ち、特開昭55−18768号の要点を説明する。
の特開昭55−18768号「シート分離格納装置」に開示し
た技術を踏襲している。次に開示する本発明の実施例に
おいては、一万円札は分離格納しないが、その格納方法
は分離格納の場合と同じである。本発明の要点である格
納された紙幣を釣銭として払出しする手段も、分離格納
金庫に付加した手段であるから、その出発点は分離格納
金庫にあるといえる。そこで、本発明の実施例を説明す
るに先立ち、特開昭55−18768号の要点を説明する。
第1図及び第2図は、特開昭55−18768号に使用した
図面で、参照番号はそのまま掲載してある。本装置は、
仕切板3a,3b及び4a,4bによって区切られた中央の紙幣分
離スペース11、上部金庫12、下部金庫13から構成され
る。左右の仕切板の間隔は紙幣の巾よりやや狭くなって
いる。投入された紙幣は識別部において真偽を識別さ
れ、入口21から金庫部に入ってくる。この紙幣は、プー
リ22〜25,27に掛けられたタイミングベルト26と28との
間に挟持されて中央分離スペース11に搬入される。スペ
ース11内には分離格納器15が待機している。格納する紙
幣が上部金庫12に格納するものであるときは分離格納器
15は下部仕切り板4a,4b上に置かれ、搬入された紙幣は
その上に載置される。下部金庫13に格納するものである
ときは分離格納器15は上部仕切板3a,3bに接した位置に
置かれ、搬入された紙幣はその下に載置される。分離格
納器15は、ベルト42によって回転されるカム円板37に取
付けられたローラ38が、ストローク板35に取付けられた
チャンネル36に遊合し、アームによってこのストローク
板に連結されているので、ローラ38の位置によって決る
範囲を上下運動する。この範囲は、分離格納器15が最上
部又は最下部に達したときは仕切り板を越えて上部又は
下部金庫内に進入し、紙幣は折り曲げられて端まで金庫
内に入る。紙幣は、上部金庫12の場合は押え板5の自重
により、下部金庫13の場合は引張ばね7bによって仕切り
板に圧着されているので、分離格納器が最上部又は最下
部から移動すると、それぞれの金庫内に圧着格納され
る。
図面で、参照番号はそのまま掲載してある。本装置は、
仕切板3a,3b及び4a,4bによって区切られた中央の紙幣分
離スペース11、上部金庫12、下部金庫13から構成され
る。左右の仕切板の間隔は紙幣の巾よりやや狭くなって
いる。投入された紙幣は識別部において真偽を識別さ
れ、入口21から金庫部に入ってくる。この紙幣は、プー
リ22〜25,27に掛けられたタイミングベルト26と28との
間に挟持されて中央分離スペース11に搬入される。スペ
ース11内には分離格納器15が待機している。格納する紙
幣が上部金庫12に格納するものであるときは分離格納器
15は下部仕切り板4a,4b上に置かれ、搬入された紙幣は
その上に載置される。下部金庫13に格納するものである
ときは分離格納器15は上部仕切板3a,3bに接した位置に
置かれ、搬入された紙幣はその下に載置される。分離格
納器15は、ベルト42によって回転されるカム円板37に取
付けられたローラ38が、ストローク板35に取付けられた
チャンネル36に遊合し、アームによってこのストローク
板に連結されているので、ローラ38の位置によって決る
範囲を上下運動する。この範囲は、分離格納器15が最上
部又は最下部に達したときは仕切り板を越えて上部又は
下部金庫内に進入し、紙幣は折り曲げられて端まで金庫
内に入る。紙幣は、上部金庫12の場合は押え板5の自重
により、下部金庫13の場合は引張ばね7bによって仕切り
板に圧着されているので、分離格納器が最上部又は最下
部から移動すると、それぞれの金庫内に圧着格納され
る。
第3図は、一万円札・五千円札・千円札を投入し、投
入された千円札と別に補充された千円札を釣銭として払
出すようにした本発明の装置の一実施例の構成を示すも
のである。51は紙幣識別部、52は金庫部、53は払出部で
ある。金庫部52は一万円札の金庫56、五千円札の金庫6
5、千円札の金庫66に別れ、五千円札と千円札は分離格
納するようになっている。各金庫の構造は前述した特開
昭55−18768号の分離格納金庫と基本的構成は同じで、
仕切り板によって金庫と分離スペースを区切り、分離格
納器を上下させて紙幣を上下の金庫に分離格納するよう
になっており、後方から紙幣を搬入,払出し、前方から
紙幣を取出し又補充するようになっている。いずれも前
方が低くなるように傾斜、させ、紙幣の自重によって端
面が揃うようになっている。ただし、一万円札金庫56は
分離型になっていないのが異なる。又、千円札金庫は、
釣銭を払出す必要上払出装置を持っており、投入紙幣搬
入装置も異なった構造を持っている。又、千円札、補充
の操作性を良くする装置を持っている。
入された千円札と別に補充された千円札を釣銭として払
出すようにした本発明の装置の一実施例の構成を示すも
のである。51は紙幣識別部、52は金庫部、53は払出部で
ある。金庫部52は一万円札の金庫56、五千円札の金庫6
5、千円札の金庫66に別れ、五千円札と千円札は分離格
納するようになっている。各金庫の構造は前述した特開
昭55−18768号の分離格納金庫と基本的構成は同じで、
仕切り板によって金庫と分離スペースを区切り、分離格
納器を上下させて紙幣を上下の金庫に分離格納するよう
になっており、後方から紙幣を搬入,払出し、前方から
紙幣を取出し又補充するようになっている。いずれも前
方が低くなるように傾斜、させ、紙幣の自重によって端
面が揃うようになっている。ただし、一万円札金庫56は
分離型になっていないのが異なる。又、千円札金庫は、
釣銭を払出す必要上払出装置を持っており、投入紙幣搬
入装置も異なった構造を持っている。又、千円札、補充
の操作性を良くする装置を持っている。
次に詳細な構造について述べる。なお、後で述べる紙
幣搬送系100及び紙幣排出系120には、光学的センサを各
所に配置して搬送される紙幣を検出し、この情報をコン
ピュータに送って必要な制御をしているが、このような
方法は公知であるから簡略のために第3図においてはセ
ンサの記入を、省略し、説明を省略してある。
幣搬送系100及び紙幣排出系120には、光学的センサを各
所に配置して搬送される紙幣を検出し、この情報をコン
ピュータに送って必要な制御をしているが、このような
方法は公知であるから簡略のために第3図においてはセ
ンサの記入を、省略し、説明を省略してある。
一万円札金庫56では、仕切り板60及び61によって投入
紙幣の待機スペース57が区切られている。ローラ116,11
7によって待機スペース57に搬入された紙幣は自重によ
って前扉89の面まで下がる。金庫は上部に設け、格納器
59によって押え板62の圧力に抗して紙幣を圧入する。特
開昭55−18768号の場合、上部金庫に格納された紙幣は
押え板の自重によって仕切り板に圧着していたが、本実
施例においては引張ばね63の力を利用している。64は一
万円札金庫56と五千円札金庫65の隔離板である。五千円
札金庫65は仕切り板68により、千円札金庫は仕切り板69
によって仕切られており、その間に分離スペース67を形
成している。千円札は釣銭として払出するとき、払出動
作を確実にするため端面をよく揃える必要がある。その
ため、分離スペース内への搬入は紙幣の自重によらず、
プーリ76,77によって駆動されるベルト78,78間に挟持し
て行う。押付け板73,74は引張ばね75によって格納され
た紙幣に圧力を加えている。
紙幣の待機スペース57が区切られている。ローラ116,11
7によって待機スペース57に搬入された紙幣は自重によ
って前扉89の面まで下がる。金庫は上部に設け、格納器
59によって押え板62の圧力に抗して紙幣を圧入する。特
開昭55−18768号の場合、上部金庫に格納された紙幣は
押え板の自重によって仕切り板に圧着していたが、本実
施例においては引張ばね63の力を利用している。64は一
万円札金庫56と五千円札金庫65の隔離板である。五千円
札金庫65は仕切り板68により、千円札金庫は仕切り板69
によって仕切られており、その間に分離スペース67を形
成している。千円札は釣銭として払出するとき、払出動
作を確実にするため端面をよく揃える必要がある。その
ため、分離スペース内への搬入は紙幣の自重によらず、
プーリ76,77によって駆動されるベルト78,78間に挟持し
て行う。押付け板73,74は引張ばね75によって格納され
た紙幣に圧力を加えている。
真偽を識別された紙幣をそれぞれの金庫の待機スペー
スに搬入する搬送系100は、公知の方法によって構成で
きるので、ここでは実施例につき要点を説明するに止め
る。識別部のローラ55a,55bによって送り出された紙幣
は、搬送系100に送られる。搬送系100は、モータ101に
よってプーリ102を駆動し、プーリ102と103にベルト104
を掛けてローラ105を駆動し、ベルト114をローラ105,10
6,107,108,109,111,112,113に捲回し、ローラ105によっ
て駆動する。投入された札はベルト114とローラ113との
間に挟持され、図示しないガイドとベルト114によって
ベルト114に沿って搬送される。一万円札が投入された
ときは、振分器115が実線で示す位置に回転し、搬送さ
れてきた一万円札はローラ116,117によって一万円札金
庫56の待機スペース57の中に取り込まれる。五千円札又
は千円札が投入されたときは、振分器115が点線の位置
に回転し、搬送されてきた札はローラ109,110によって
分離格納スペース67中に取り込まれる。取り込まれ紙幣
は、前に説明したようにして五千円札金庫65または千円
札金庫66内に分離格納される。
スに搬入する搬送系100は、公知の方法によって構成で
きるので、ここでは実施例につき要点を説明するに止め
る。識別部のローラ55a,55bによって送り出された紙幣
は、搬送系100に送られる。搬送系100は、モータ101に
よってプーリ102を駆動し、プーリ102と103にベルト104
を掛けてローラ105を駆動し、ベルト114をローラ105,10
6,107,108,109,111,112,113に捲回し、ローラ105によっ
て駆動する。投入された札はベルト114とローラ113との
間に挟持され、図示しないガイドとベルト114によって
ベルト114に沿って搬送される。一万円札が投入された
ときは、振分器115が実線で示す位置に回転し、搬送さ
れてきた一万円札はローラ116,117によって一万円札金
庫56の待機スペース57の中に取り込まれる。五千円札又
は千円札が投入されたときは、振分器115が点線の位置
に回転し、搬送されてきた札はローラ109,110によって
分離格納スペース67中に取り込まれる。取り込まれ紙幣
は、前に説明したようにして五千円札金庫65または千円
札金庫66内に分離格納される。
次に、千円札を釣銭又は両替金として払出す方法につ
いて、第3図、第4図及び第5図を使用して説明する。
第4図A及びBは分離格納引出器70の構造図、第5図は
払出方法の流れを示したフローチャートである。以下の
説明中の括弧内の表示は、第5図の各ステップ名であ
る。払出す紙幣は、分離格納引出器70によって搬送系12
0に送られ、払出金庫53の払出紙幣待機スペース151に蓄
えられ、指定の枚数が揃うと取出口に出てくるようにな
っている。
いて、第3図、第4図及び第5図を使用して説明する。
第4図A及びBは分離格納引出器70の構造図、第5図は
払出方法の流れを示したフローチャートである。以下の
説明中の括弧内の表示は、第5図の各ステップ名であ
る。払出す紙幣は、分離格納引出器70によって搬送系12
0に送られ、払出金庫53の払出紙幣待機スペース151に蓄
えられ、指定の枚数が揃うと取出口に出てくるようにな
っている。
分離格納払出装置70は浅い箱状に構成され、特開昭55
−18768号の分離格納器と同様にして五千円札と千円札
を分離格納する外、払出ローラ71,72によって払出作用
を行なう。第4図は分離格納払出器70の構造を示す図面
で、ゴム製の払出ローラ71,72は小形モータ81、笠歯車8
2,83、軸84、ベルト85を介して駆動される。このゴムロ
ーラは筐体の下部に約3mm出ているので、分離格納払出
器70を千円札に圧着し、ローラ71,72を時計方向に回転
させれば千円札を後部に払出す力が与えられる。第4図
の実施例ではローラ71,72は筺体の下部だけに出ている
が、これを上部にも出し、分離格納払出器を五千円札に
も圧着し、ローラを反時計方向に回転させれば、五千円
札を後部に引出す力が与えられる。
−18768号の分離格納器と同様にして五千円札と千円札
を分離格納する外、払出ローラ71,72によって払出作用
を行なう。第4図は分離格納払出器70の構造を示す図面
で、ゴム製の払出ローラ71,72は小形モータ81、笠歯車8
2,83、軸84、ベルト85を介して駆動される。このゴムロ
ーラは筐体の下部に約3mm出ているので、分離格納払出
器70を千円札に圧着し、ローラ71,72を時計方向に回転
させれば千円札を後部に払出す力が与えられる。第4図
の実施例ではローラ71,72は筺体の下部だけに出ている
が、これを上部にも出し、分離格納払出器を五千円札に
も圧着し、ローラを反時計方向に回転させれば、五千円
札を後部に引出す力が与えられる。
搬送系120はモータ121によって駆動される。プーリ12
2と123とベルト124を掛けてローラ125を駆動し、ベルト
139をローラ125,127,128,130,133,135に捲回する。129,
131,132,134,136は押えローラである。千円札は金庫か
ら引出すには、まず分離格納払出器70は千円札に圧着す
る(プレス板払出位置)。払出準備完了信号を送信する
と(払出SET送信)、自販機本体から払出枚数が送られ
てくる(払出枚数受信)。このとき、払出金庫53に設け
た振分器150は紙幣が上に送られるよう実線の位置にセ
ットする(振分器セット)。分離格納引出器70の払出ロ
ーラ71,72は千円札を1枚ずつ引出すように間歇的に動
作し、引出された千円札はローラ128からのギヤ結合に
よって時計方向に連続的に回転する送りローラ137と、
時計方向にのみ回転可能な分離ローラ138によって1枚
ずつ搬送系120に送込まれる(引出,搬送モータ駆
動)。ここに送リローラ137は摩擦係数の大きな材料で
造り、送られてきた紙幣を前に送る作用をする。一方、
分離ローラ138は摩擦係数の小さな材料で造り、複数枚
重ねて送られてきた紙幣を剥離する作用をする。送り出
された紙幣は、複数枚送りをチェックし(エラー札チェ
ック)、次いでその有無を調べる(エラー札の有無)。
2と123とベルト124を掛けてローラ125を駆動し、ベルト
139をローラ125,127,128,130,133,135に捲回する。129,
131,132,134,136は押えローラである。千円札は金庫か
ら引出すには、まず分離格納払出器70は千円札に圧着す
る(プレス板払出位置)。払出準備完了信号を送信する
と(払出SET送信)、自販機本体から払出枚数が送られ
てくる(払出枚数受信)。このとき、払出金庫53に設け
た振分器150は紙幣が上に送られるよう実線の位置にセ
ットする(振分器セット)。分離格納引出器70の払出ロ
ーラ71,72は千円札を1枚ずつ引出すように間歇的に動
作し、引出された千円札はローラ128からのギヤ結合に
よって時計方向に連続的に回転する送りローラ137と、
時計方向にのみ回転可能な分離ローラ138によって1枚
ずつ搬送系120に送込まれる(引出,搬送モータ駆
動)。ここに送リローラ137は摩擦係数の大きな材料で
造り、送られてきた紙幣を前に送る作用をする。一方、
分離ローラ138は摩擦係数の小さな材料で造り、複数枚
重ねて送られてきた紙幣を剥離する作用をする。送り出
された紙幣は、複数枚送りをチェックし(エラー札チェ
ック)、次いでその有無を調べる(エラー札の有無)。
エラーチェックは、光学的に行っている。140a,140
b、141a,141b、142a,142bはそれぞれ発光素子及び受光
素子の組合より成るフォトセンサで、140a,140bは搬送
されてくる札の透過光のレベルを検知して1枚か複数枚
かを検出する。141a,141bと142a,142bとの間の距離は千
円札の長さより僅かに長くとってあり、1枚のときは両
者とも同時に通過する札によって発光素子の光を遮られ
ることはないが、複数枚のときは1枚の長さより長くな
っていることが多いので、両センサとも同時に発光素子
の光を遮る結果となる。送り枚数の決定は上記透過光及
び長さ決定の両者を総合して行なう。
b、141a,141b、142a,142bはそれぞれ発光素子及び受光
素子の組合より成るフォトセンサで、140a,140bは搬送
されてくる札の透過光のレベルを検知して1枚か複数枚
かを検出する。141a,141bと142a,142bとの間の距離は千
円札の長さより僅かに長くとってあり、1枚のときは両
者とも同時に通過する札によって発光素子の光を遮られ
ることはないが、複数枚のときは1枚の長さより長くな
っていることが多いので、両センサとも同時に発光素子
の光を遮る結果となる。送り枚数の決定は上記透過光及
び長さ決定の両者を総合して行なう。
エラーのあるときは、引出ローラ71,72を停止すると
共に、ローラ128を制御するクラッチ143をオフにし、こ
れとギヤ結合している送りローラ137を停止して(引出
し送りローラ停止)後続の紙幣が送られないようにし、
前に送込まれた紙幣が払出姿勢待機スペース151に送込
まれたことを確認すると(前カウント札搬送終了)、搬
送系120を停止し(搬送モータ停止)、振分器150を点線
の位置にセットして、複数枚送られてきた紙幣を2枚送
り紙幣金庫152に格納できるように準備する(振分器下
セット)。次いで搬送系120を動作させ(搬送モータ駆
動)、エラーを起した紙幣が2枚送り紙幣金庫152に送
り込まれたことを確認すると(エラーカウント札搬送終
了)引出ローラ71,72、送出ローラ137を再起動し、振分
器150を実線の位置にセットする。
共に、ローラ128を制御するクラッチ143をオフにし、こ
れとギヤ結合している送りローラ137を停止して(引出
し送りローラ停止)後続の紙幣が送られないようにし、
前に送込まれた紙幣が払出姿勢待機スペース151に送込
まれたことを確認すると(前カウント札搬送終了)、搬
送系120を停止し(搬送モータ停止)、振分器150を点線
の位置にセットして、複数枚送られてきた紙幣を2枚送
り紙幣金庫152に格納できるように準備する(振分器下
セット)。次いで搬送系120を動作させ(搬送モータ駆
動)、エラーを起した紙幣が2枚送り紙幣金庫152に送
り込まれたことを確認すると(エラーカウント札搬送終
了)引出ローラ71,72、送出ローラ137を再起動し、振分
器150を実線の位置にセットする。
エラーのないときは、前に入力されている枚数を1枚
増やし(カウントアップ)、コンピュータからの指定枚
数をチェックする(指定枚数完)。指定枚数に足りない
ときは、続いて送られてくる紙幣をチェックする。指定
された枚数がカウントされると、引出ローラ71,72及び
送りローラ137の動作を停止して(引出,送りローラ停
止)、後続紙幣の送出しを停止し、最終の紙幣が払出紙
幣待機スペース151に格納されると(最終カウント札搬
送終了)、搬送系の動作を停止し(搬送モータ停止)、
振分器150を点線の位置にセットする(振分器下セッ
ト)。払出部53においては、送り込まれた紙幣を振分器
150によって1枚ずつ送られてきた紙幣と、複数枚送ら
れてきた紙幣とを振り分ける。振分器150が実線の位置
にあると、紙幣はローラ153及び154によって上部の払出
紙幣待機スペース151に取り込まれ、ベルト155によって
前に送られ、払出制御器156の先端の突出部157に当たっ
て端面が揃えられる。次いで払出制御器156を支点158を
中心として回転させることによって、シャッタ157を上
げ(シャッタ開セット)、ローラ159でベルト155に積み
重ねられた紙幣を押える。次いで搬送系が起動すること
によって(搬送モータ駆動)紙幣はベルト155によって
送り出され、紙幣取出口160の突起161に当たって停止
し、使用者はこの札束を取出すことができる(札取
出)。これで紙幣払出を終了する(札払出完了信号送
出)。
増やし(カウントアップ)、コンピュータからの指定枚
数をチェックする(指定枚数完)。指定枚数に足りない
ときは、続いて送られてくる紙幣をチェックする。指定
された枚数がカウントされると、引出ローラ71,72及び
送りローラ137の動作を停止して(引出,送りローラ停
止)、後続紙幣の送出しを停止し、最終の紙幣が払出紙
幣待機スペース151に格納されると(最終カウント札搬
送終了)、搬送系の動作を停止し(搬送モータ停止)、
振分器150を点線の位置にセットする(振分器下セッ
ト)。払出部53においては、送り込まれた紙幣を振分器
150によって1枚ずつ送られてきた紙幣と、複数枚送ら
れてきた紙幣とを振り分ける。振分器150が実線の位置
にあると、紙幣はローラ153及び154によって上部の払出
紙幣待機スペース151に取り込まれ、ベルト155によって
前に送られ、払出制御器156の先端の突出部157に当たっ
て端面が揃えられる。次いで払出制御器156を支点158を
中心として回転させることによって、シャッタ157を上
げ(シャッタ開セット)、ローラ159でベルト155に積み
重ねられた紙幣を押える。次いで搬送系が起動すること
によって(搬送モータ駆動)紙幣はベルト155によって
送り出され、紙幣取出口160の突起161に当たって停止
し、使用者はこの札束を取出すことができる(札取
出)。これで紙幣払出を終了する(札払出完了信号送
出)。
以上述べた実施例は、一万円札を単独格納、五千円札
と千円札を分離格納、千円札のみ釣銭として払出す方式
であったが、一万円札と五千円札を分離格納とすること
も容易である。又、本実施例のように五千円札と千円札
を分離格納とし、分離格納引出器70の引出ローラ71,72
を筐体の上下に突出した構造とし、五千円札金庫にも送
出ローラ及び分離ローラを設け、紙幣払出系に接続する
ことにより、五千円札も払出すようにすることも容易で
ある。このとき上記実施例の後面搬入,払出し、前面取
出し構造によるものとすれば、五千円札を払出すときは
紙幣搬入系100と交叉しないように、搬入系100を五千円
札の払出系120と交叉しない範囲に移動させることが必
要になる。この構造は、払出系を前面に配置することに
よって避けることができる。又必要なときは、紙幣の取
出し補充は側面から行うようにしてもよい。
と千円札を分離格納、千円札のみ釣銭として払出す方式
であったが、一万円札と五千円札を分離格納とすること
も容易である。又、本実施例のように五千円札と千円札
を分離格納とし、分離格納引出器70の引出ローラ71,72
を筐体の上下に突出した構造とし、五千円札金庫にも送
出ローラ及び分離ローラを設け、紙幣払出系に接続する
ことにより、五千円札も払出すようにすることも容易で
ある。このとき上記実施例の後面搬入,払出し、前面取
出し構造によるものとすれば、五千円札を払出すときは
紙幣搬入系100と交叉しないように、搬入系100を五千円
札の払出系120と交叉しない範囲に移動させることが必
要になる。この構造は、払出系を前面に配置することに
よって避けることができる。又必要なときは、紙幣の取
出し補充は側面から行うようにしてもよい。
千円札は釣銭としての需要量が多く、投入された札だ
けでは不足するので、時々補充する必要がある。このと
きの操作性を良くし操作ミスをなくすため、押付け板の
ロック装置とその自動解除装置を施している。このよう
な機能を持った装置は公知の技術によっていろいろな形
のものを構成することができるが、一つの実施例を第6
図AおよびBによって説明する。押付け板74の後部の下
部にロック板90を取付ける。金庫の底部にはスライド板
91を止め輪96によって移動可能なように取付け、ピン95
に引き止めたスプリング94によって前方に引張力を与え
られている。千円札は補充するときは、押付け板74を押
し下げ仕切り板69との間に空間を作る。このとき、ロッ
ク板90がスライド板91の先端92の下面に接触し、スプリ
ング94の力に抗してさらに押し下げると図示するように
ロック板は94の部分に繁合してロックされる。押付け板
を押し下げるとき、4個所の突起97はガイド孔98の中に
遊合しているので、押付け板74が前後に動くことはな
い。押付け板の端の中央部には、札の出し入れに都合が
よいように凹部79を作ってあり、両端には札止め80を取
付けてある。このようにして作った空間に、補充する千
円札を札止め80に端面を揃えながら入れる。次いで前扉
89をしめると、この前扉の中央の突起99が押付け板74の
凹部79に入り、スライド板91の立上り部分93を後方に押
し、90と92と掛合が外れて押付け板74のロックは自動的
に解除される。ロックが解除されると、引張ばね75によ
って押付け板74は上方に引き上げられる。このとき、引
張ばねは後方が前方より強くしてあるので、千円札は後
方が持ち上げられ前方に傾斜した状態で持ち上げられ
る。その結果、札が前扉89の中央の突起99に当たって停
止するので端面を揃えることができる。
けでは不足するので、時々補充する必要がある。このと
きの操作性を良くし操作ミスをなくすため、押付け板の
ロック装置とその自動解除装置を施している。このよう
な機能を持った装置は公知の技術によっていろいろな形
のものを構成することができるが、一つの実施例を第6
図AおよびBによって説明する。押付け板74の後部の下
部にロック板90を取付ける。金庫の底部にはスライド板
91を止め輪96によって移動可能なように取付け、ピン95
に引き止めたスプリング94によって前方に引張力を与え
られている。千円札は補充するときは、押付け板74を押
し下げ仕切り板69との間に空間を作る。このとき、ロッ
ク板90がスライド板91の先端92の下面に接触し、スプリ
ング94の力に抗してさらに押し下げると図示するように
ロック板は94の部分に繁合してロックされる。押付け板
を押し下げるとき、4個所の突起97はガイド孔98の中に
遊合しているので、押付け板74が前後に動くことはな
い。押付け板の端の中央部には、札の出し入れに都合が
よいように凹部79を作ってあり、両端には札止め80を取
付けてある。このようにして作った空間に、補充する千
円札を札止め80に端面を揃えながら入れる。次いで前扉
89をしめると、この前扉の中央の突起99が押付け板74の
凹部79に入り、スライド板91の立上り部分93を後方に押
し、90と92と掛合が外れて押付け板74のロックは自動的
に解除される。ロックが解除されると、引張ばね75によ
って押付け板74は上方に引き上げられる。このとき、引
張ばねは後方が前方より強くしてあるので、千円札は後
方が持ち上げられ前方に傾斜した状態で持ち上げられ
る。その結果、札が前扉89の中央の突起99に当たって停
止するので端面を揃えることができる。
第7図は、千円札を上部金庫に単独格納し、五千円札
と一万円札を下部金庫に分離格納し、払出は千円札のみ
を前面から行うようにした本発明の他の実施例の構成を
示す側面図である。本実施例も各部の構成及び動作は第
3図の実施例の構成と同じか類似しているので、異なる
部分だけを説明する。なお、共通する部分の参照番号は
第3図のものを使用し、駆動用モータ、プーリ、ベル
ト、歯車及び各搬送経路のガイド板等は省略し、紙幣の
動きに関連する部分のみを記載してある。投入された紙
幣が千円札の場合は、振分器115が実線の位置となり、
上部金庫66の待機スペース67に搬入される。紙幣の搬入
はプーリ76及び77によって駆動されるベルト78上に載置
して行われ、搬送される紙幣が払出部120のハウジング
の端面に突き当たってからも回転を継続し、紙幣の前端
面が完全に揃うようにする。格納引出器70(第3図の場
合は分離格納の機能を具えていたが、本実施例の場合は
単独格納となるので、格納引出器と称する)は仕切板60
の下部に常置してあるが(図示の位置)、千円札が投入
されると待機スペース67の上部に移され、紙幣が搬入さ
れるまで待機する。引出しの動作は第3図の場合と同様
に、格納引出器70に設けた引出ローラ71,72が回転して
紙幣を前方に送り出す。払出部120の動作については後
述する。投入された紙幣が五千円札又は一万円札の場合
は、振分器115が点線の位置となり、紙幣はローラ178〜
184によって搬送され、下部金庫56および65に対して共
通の待機スペース67に搬入される。搬入の方法は千円札
の場合と同じローラ76,77によって駆動されるベルト78
上に載置して行われる。分離格納器59の常置位置は図示
する下部仕切板69の下で、投入された紙幣が五千円札の
場合はこの位置で、一万円札の場合は待機スペース67の
上部に移って待機し、紙幣が搬入されるとそれぞれ分離
格納器59が上又は下に動いて紙幣を上部又は下部金庫65
又は56に圧縮可能する。
と一万円札を下部金庫に分離格納し、払出は千円札のみ
を前面から行うようにした本発明の他の実施例の構成を
示す側面図である。本実施例も各部の構成及び動作は第
3図の実施例の構成と同じか類似しているので、異なる
部分だけを説明する。なお、共通する部分の参照番号は
第3図のものを使用し、駆動用モータ、プーリ、ベル
ト、歯車及び各搬送経路のガイド板等は省略し、紙幣の
動きに関連する部分のみを記載してある。投入された紙
幣が千円札の場合は、振分器115が実線の位置となり、
上部金庫66の待機スペース67に搬入される。紙幣の搬入
はプーリ76及び77によって駆動されるベルト78上に載置
して行われ、搬送される紙幣が払出部120のハウジング
の端面に突き当たってからも回転を継続し、紙幣の前端
面が完全に揃うようにする。格納引出器70(第3図の場
合は分離格納の機能を具えていたが、本実施例の場合は
単独格納となるので、格納引出器と称する)は仕切板60
の下部に常置してあるが(図示の位置)、千円札が投入
されると待機スペース67の上部に移され、紙幣が搬入さ
れるまで待機する。引出しの動作は第3図の場合と同様
に、格納引出器70に設けた引出ローラ71,72が回転して
紙幣を前方に送り出す。払出部120の動作については後
述する。投入された紙幣が五千円札又は一万円札の場合
は、振分器115が点線の位置となり、紙幣はローラ178〜
184によって搬送され、下部金庫56および65に対して共
通の待機スペース67に搬入される。搬入の方法は千円札
の場合と同じローラ76,77によって駆動されるベルト78
上に載置して行われる。分離格納器59の常置位置は図示
する下部仕切板69の下で、投入された紙幣が五千円札の
場合はこの位置で、一万円札の場合は待機スペース67の
上部に移って待機し、紙幣が搬入されるとそれぞれ分離
格納器59が上又は下に動いて紙幣を上部又は下部金庫65
又は56に圧縮可能する。
次に払出機構について説明する。格納引出器70によっ
て引出された紙幣は、払出ローラ137及び138によって2
枚送りとなろうとする紙幣を剥離して1枚として送り出
す。送り出された紙幣は、ローラ192と191及び193、195
と196、197と198,199,200によって挟持され払出口205に
至る。途中で振分器150により、2枚送りとなった紙幣
が発生したときは振分けローラ203,204によって簡易金
庫152に格納する。2枚送り紙幣の検出は発光素子と発
光素子の組合せ、140a,140b、141a、141b、142a、142b
により、第3図の場合と同様に行われる。
て引出された紙幣は、払出ローラ137及び138によって2
枚送りとなろうとする紙幣を剥離して1枚として送り出
す。送り出された紙幣は、ローラ192と191及び193、195
と196、197と198,199,200によって挟持され払出口205に
至る。途中で振分器150により、2枚送りとなった紙幣
が発生したときは振分けローラ203,204によって簡易金
庫152に格納する。2枚送り紙幣の検出は発光素子と発
光素子の組合せ、140a,140b、141a、141b、142a、142b
により、第3図の場合と同様に行われる。
第8図は、ブラシローラ201と整形ローラ202の動作説
明図である。整形ローラ202は第8図Aに示すように、
雌型202aと雌型202bの組合せにより、第8図Cに示すよ
うに紙幣の中央部に凹部を整形するもので、この整形に
より紙幣の腰が強くなって揃え易くするものである。ブ
ラシローラ201は左右のブラシローラ201aと201bより成
り、直径10〜15mmの黄銅ローラに10〜15mmの長さのナイ
ロン線を植えたものである。これを回転させることによ
り、紙幣を一方向に移動させ、第8図Bに示すように紙
幣払出口205に軽く圧着して並べることができる。ナイ
ロン線は、紙幣の表面をこすっても傷つけない柔らかい
のもである必要があるが、紙幣を移動させられる程度の
剛性を持つものを選択する。ブラシローラの直径は紙幣
を十分に移動させられる程度の必要があり、実施例では
外径40mmのものとした。このブラシローラを使用するこ
とにより、払出された紙幣が払出口205の後部に圧着さ
れるので、続いて払出される紙幣の通路を塞ぐことがな
く、いわゆるジャムを防止することができる。払出され
た紙幣が必要枚数になったときは、カム機構によって自
動的に払出口205が軸206を支点として前に倒れ、利用者
が紙幣を取出すことができる。
明図である。整形ローラ202は第8図Aに示すように、
雌型202aと雌型202bの組合せにより、第8図Cに示すよ
うに紙幣の中央部に凹部を整形するもので、この整形に
より紙幣の腰が強くなって揃え易くするものである。ブ
ラシローラ201は左右のブラシローラ201aと201bより成
り、直径10〜15mmの黄銅ローラに10〜15mmの長さのナイ
ロン線を植えたものである。これを回転させることによ
り、紙幣を一方向に移動させ、第8図Bに示すように紙
幣払出口205に軽く圧着して並べることができる。ナイ
ロン線は、紙幣の表面をこすっても傷つけない柔らかい
のもである必要があるが、紙幣を移動させられる程度の
剛性を持つものを選択する。ブラシローラの直径は紙幣
を十分に移動させられる程度の必要があり、実施例では
外径40mmのものとした。このブラシローラを使用するこ
とにより、払出された紙幣が払出口205の後部に圧着さ
れるので、続いて払出される紙幣の通路を塞ぐことがな
く、いわゆるジャムを防止することができる。払出され
た紙幣が必要枚数になったときは、カム機構によって自
動的に払出口205が軸206を支点として前に倒れ、利用者
が紙幣を取出すことができる。
第9図は、一万円札を単独格納、五千円札と千円札を
分離格納とし、前面排出方法により五千円札と千円札を
釣銭として排出するようにした本発明のさらに他の実施
例を示すものである。各部の構成及び動作は第3図及び
第7図の実施例の構成と同じか類似しているので、異な
る部分だけを説明する。なお、共通する部分の参照番号
は第7図のものを使用し、駆動用のモータ、プーリ、ベ
ルト、歯車及び各搬送経路のガイド板等を省略し、紙幣
の動きのみを記載してある。五千円札及び千円札の分離
格納及び排出には、分離格納引出器70の引出ローラ71及
び72の直径を大きくし、五千円札を払出すときは上方に
圧着し、千円札を払出すときは下方に圧着する。出口に
近い引出ローラ72には、摩擦係数の大きな部材を貼付し
て引出を容易にする。引出された千円札と五千円札は別
々に設けた払出ローラ137,138によって搬送路に送り込
まれ、ローラ192と193の出口において一つの搬送路に合
体する。2枚送りのチェックは、搬送路の途中で第7図
の場合と同様にして行っている。振分器150によって2
枚送りの紙幣を分離した後、第7図の実施例において
は、紙幣を下方から上方に反転させて払出口に揃えて出
すようにしたが、本実施例では前側の札溜214に排出
し、揃えるようにしている。このとき、第8図Dに示す
ように左右に3箇所、計6ケ所に配置したブラシローラ
216a〜126fにより、紙幣207を後方に押しつけジャムを
防止している。2枚送りとなった紙幣208は後方の札溜1
52に排出する。このときも、第8図Eに示すようにブラ
シローラ217a及び217b、218a及び218bによってジャムを
防いでいる。ブラシローラ217a,217bはナイロン線の短
いもので、紙幣208の長手方向の端面を後方に圧着す
る。ブラシローラ218a,218bはブラシローラ217a〜217f
と同形で、紙幣208の側面を後方に圧着する。紙幣溜214
に指定定数が揃うと、シャッタ215が開いて排出口206に
供給する。
分離格納とし、前面排出方法により五千円札と千円札を
釣銭として排出するようにした本発明のさらに他の実施
例を示すものである。各部の構成及び動作は第3図及び
第7図の実施例の構成と同じか類似しているので、異な
る部分だけを説明する。なお、共通する部分の参照番号
は第7図のものを使用し、駆動用のモータ、プーリ、ベ
ルト、歯車及び各搬送経路のガイド板等を省略し、紙幣
の動きのみを記載してある。五千円札及び千円札の分離
格納及び排出には、分離格納引出器70の引出ローラ71及
び72の直径を大きくし、五千円札を払出すときは上方に
圧着し、千円札を払出すときは下方に圧着する。出口に
近い引出ローラ72には、摩擦係数の大きな部材を貼付し
て引出を容易にする。引出された千円札と五千円札は別
々に設けた払出ローラ137,138によって搬送路に送り込
まれ、ローラ192と193の出口において一つの搬送路に合
体する。2枚送りのチェックは、搬送路の途中で第7図
の場合と同様にして行っている。振分器150によって2
枚送りの紙幣を分離した後、第7図の実施例において
は、紙幣を下方から上方に反転させて払出口に揃えて出
すようにしたが、本実施例では前側の札溜214に排出
し、揃えるようにしている。このとき、第8図Dに示す
ように左右に3箇所、計6ケ所に配置したブラシローラ
216a〜126fにより、紙幣207を後方に押しつけジャムを
防止している。2枚送りとなった紙幣208は後方の札溜1
52に排出する。このときも、第8図Eに示すようにブラ
シローラ217a及び217b、218a及び218bによってジャムを
防いでいる。ブラシローラ217a,217bはナイロン線の短
いもので、紙幣208の長手方向の端面を後方に圧着す
る。ブラシローラ218a,218bはブラシローラ217a〜217f
と同形で、紙幣208の側面を後方に圧着する。紙幣溜214
に指定定数が揃うと、シャッタ215が開いて排出口206に
供給する。
(発明の効果) 以上説明したよう、本発明では格納器と一体の払出器
を設けたので、紙幣格納用の装置と払出用の装置を別々
に設けた場合に比べて構成が簡単になり故障も少なくな
る利点がある。又、格納器の上下に金庫を設けることに
より、千円札と五千円札を分離格納し払出すようにする
ことができる。そのため、千円札だけを釣銭として使用
する場合に比べて千円札の補充量を少なくすることがで
きるので、千円札の金庫容量を小さくすることができ、
この総合効果は誠に大なるものがある。
を設けたので、紙幣格納用の装置と払出用の装置を別々
に設けた場合に比べて構成が簡単になり故障も少なくな
る利点がある。又、格納器の上下に金庫を設けることに
より、千円札と五千円札を分離格納し払出すようにする
ことができる。そのため、千円札だけを釣銭として使用
する場合に比べて千円札の補充量を少なくすることがで
きるので、千円札の金庫容量を小さくすることができ、
この総合効果は誠に大なるものがある。
釣銭補充の操作性もよく、端面を完全に揃えることが
できるので、釣銭払出が確実に行われる。
できるので、釣銭払出が確実に行われる。
第1図は特開昭55−18768号公報に開示されたシート分
離格納装置の側面図、 第2図は同じくその上面図、 第3図は本発明の紙幣投入払出装置の一実施例の構成を
示す線図、 第4図AおよびBは同じくその紙幣分離格納引出器の構
成を示す図、 第5図は紙幣払出におけるフローチャート、 第6図AおよびBは千円札押付け板のロック及び自動解
除装置の構成を示す図、 第7図は千円札を前面側に払出すようにした本発明の紙
幣投入払出装置の他の実施例の構成を示す線図、 第8図A〜Eは同じくそのブラシローラの構成を示す
図、 第9図は千円札と五千円札とを分離格納して前面側に払
出させるようにした本発明の紙幣投入払出装置の他の実
施例の構成を示す図である。 3a,3b……上部仕切り板、4a,4b……下部仕切り板 5……上部押え板、7……引張ばね 11……紙幣分離格納装置、12……上部金庫 13……下部金庫、15……分離格納器 21……金庫部への紙幣搬入口 22〜25,27……プーリ、26……タイミングベルト 35……ストローク板、36……チャンネル 37……カム円板、38……ローラ 42……ベルト、51……紙幣識別部 52……金庫部、53……払出金庫 54……紙幣投入口、55……識別部ローラ 56……一万円札金庫、57……待機スペース 59……格納器、60……上部仕切板 61……下部仕切板、62……押付け板 63……引張ばね 64……一万円札,五千円札金庫隔離板 65……五千円札金庫部、66……千円札金庫部 67……分離スペース、68……上部仕切板 69……下部仕切板、70……分離格納引出器 71,72……引出ローラ、73……上部押け付板 74……下部押け付板、75……引張ばね 76,77……ローラ、78……ベルト 79……下部押付け板端の中央の凹部 80……札止め金具 81……小形モータ、82,83……笠歯車 84……軸、85……ベルト 89……前扉、90……ロック板 91……スライド板 92……スライド板のロック部 93……スライド板のロック解除部 94……スプリング 95……スプリング継止金具 96……スライド板止め輪、97……押付け板の突起 98……前記突起のガイド孔、99……前扉89の突出部 100……紙幣搬入系、101……モータ 102,103……プーリ、104……ベルト 105……ドライブプーリ 106,108,109,113……ガイドローラ 107,112,112……押えローラ 114……搬入ベルト、115……振分器 109,110,116,117……搬入ローラ 120……紙幣払出系、121……モータ 122……ドライブプーリ、123……プーリ 124……ベルト 125……ドライブプーリ 125,126……払出ローラ 127,128,130,133,135……ガイドローラ 129,131,132,134,136……押えローラ 137,138……払出ローラ、139……ベルト 140a,140b,141a,141b,142a,142b……光学センサ 143……クラッチ、150……振分器 151……払出紙幣待機スペース 152……2枚送り紙幣簡易金庫 153,154……紙幣送りローラ、155……ベルト 156……紙幣払出制御器、157……シャッタ 158……支点、159……紙幣押えローラ 160……払出紙幣取出口 161……払出紙幣停止突起 191〜197……ローラ、202……整形ローラ 201,216,217,218……ブラシローラ 205……払出口
離格納装置の側面図、 第2図は同じくその上面図、 第3図は本発明の紙幣投入払出装置の一実施例の構成を
示す線図、 第4図AおよびBは同じくその紙幣分離格納引出器の構
成を示す図、 第5図は紙幣払出におけるフローチャート、 第6図AおよびBは千円札押付け板のロック及び自動解
除装置の構成を示す図、 第7図は千円札を前面側に払出すようにした本発明の紙
幣投入払出装置の他の実施例の構成を示す線図、 第8図A〜Eは同じくそのブラシローラの構成を示す
図、 第9図は千円札と五千円札とを分離格納して前面側に払
出させるようにした本発明の紙幣投入払出装置の他の実
施例の構成を示す図である。 3a,3b……上部仕切り板、4a,4b……下部仕切り板 5……上部押え板、7……引張ばね 11……紙幣分離格納装置、12……上部金庫 13……下部金庫、15……分離格納器 21……金庫部への紙幣搬入口 22〜25,27……プーリ、26……タイミングベルト 35……ストローク板、36……チャンネル 37……カム円板、38……ローラ 42……ベルト、51……紙幣識別部 52……金庫部、53……払出金庫 54……紙幣投入口、55……識別部ローラ 56……一万円札金庫、57……待機スペース 59……格納器、60……上部仕切板 61……下部仕切板、62……押付け板 63……引張ばね 64……一万円札,五千円札金庫隔離板 65……五千円札金庫部、66……千円札金庫部 67……分離スペース、68……上部仕切板 69……下部仕切板、70……分離格納引出器 71,72……引出ローラ、73……上部押け付板 74……下部押け付板、75……引張ばね 76,77……ローラ、78……ベルト 79……下部押付け板端の中央の凹部 80……札止め金具 81……小形モータ、82,83……笠歯車 84……軸、85……ベルト 89……前扉、90……ロック板 91……スライド板 92……スライド板のロック部 93……スライド板のロック解除部 94……スプリング 95……スプリング継止金具 96……スライド板止め輪、97……押付け板の突起 98……前記突起のガイド孔、99……前扉89の突出部 100……紙幣搬入系、101……モータ 102,103……プーリ、104……ベルト 105……ドライブプーリ 106,108,109,113……ガイドローラ 107,112,112……押えローラ 114……搬入ベルト、115……振分器 109,110,116,117……搬入ローラ 120……紙幣払出系、121……モータ 122……ドライブプーリ、123……プーリ 124……ベルト 125……ドライブプーリ 125,126……払出ローラ 127,128,130,133,135……ガイドローラ 129,131,132,134,136……押えローラ 137,138……払出ローラ、139……ベルト 140a,140b,141a,141b,142a,142b……光学センサ 143……クラッチ、150……振分器 151……払出紙幣待機スペース 152……2枚送り紙幣簡易金庫 153,154……紙幣送りローラ、155……ベルト 156……紙幣払出制御器、157……シャッタ 158……支点、159……紙幣押えローラ 160……払出紙幣取出口 161……払出紙幣停止突起 191〜197……ローラ、202……整形ローラ 201,216,217,218……ブラシローラ 205……払出口
Claims (4)
- 【請求項1】格納すべき紙幣の巾よりもやや狭い挿入口
を有する金庫と、 格納すべき紙幣をこの金庫の挿入口と対向する待機位置
に搬入する手段と、 この待機装置にある紙幣を、前記挿入口を経て金庫内に
格納し得るように挿入口を経て金庫に対して挿脱し得る
格納板と、 この格納板に取付けられた引出しローラおよびこれを選
択的に駆動するモータを有し、金庫に格納されている紙
幣を金庫から排出する手段と、 前記金庫から排出された紙幣を一枚づつ分離する分離ロ
ーラ手段と、 この分離ローラ手段により分離された紙幣の厚さおよび
長さを検知する光学検知手段と、 この光学検知手段による検知の結果の良否に応じて搬送
路を切換える切換え手段と、 前記光学検知手段によって良と判定された紙幣を所定の
枚数揃える紙幣揃え手段と、 前記光学検知手段によって否と判定された紙幣を整列さ
せる整列手段と、前記紙幣揃え手段の枚数が所定枚数に
達したときに、払い出し位置より一括して払い出す手段
と を具えることを特徴とする紙幣投入払出装置。 - 【請求項2】前記紙幣揃え手段は、前記分離ローラ手段
により分離され、前記光学的検知手段により厚さおよび
長さが良と判定された紙幣を、搬送方向を含む面と直交
する方向に複数枚纏めるように構成されていることを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の紙幣投入払出装
置。 - 【請求項3】前記紙幣揃え手段は、同軸上で回転する少
なくとも2個の回転ブラシを具え、これらの回転ブラシ
で紙幣の端を叩くことにより、複数枚の紙幣を搬送方向
を含む面に直交する方向に束ねるように構成されている
ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の紙幣投入
払出装置。 - 【請求項4】前記複数枚の紙幣を分離するローラ手段
が、摩擦係数が異なる一組のローラを組み合わせで構成
されることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の紙
幣投入払出装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61-199133 | 1986-08-27 | ||
JP19913386 | 1986-08-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63170798A JPS63170798A (ja) | 1988-07-14 |
JP2635606B2 true JP2635606B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=16402691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62211367A Expired - Fee Related JP2635606B2 (ja) | 1986-08-27 | 1987-08-27 | 紙幣投入払出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2635606B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0646428B2 (ja) * | 1985-09-25 | 1994-06-15 | 株式会社日本コンラックス | 金券収納装置 |
-
1987
- 1987-08-27 JP JP62211367A patent/JP2635606B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63170798A (ja) | 1988-07-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |