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JP2631589B2 - 建築用パネル吊上具 - Google Patents

建築用パネル吊上具

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Publication number
JP2631589B2
JP2631589B2 JP3263283A JP26328391A JP2631589B2 JP 2631589 B2 JP2631589 B2 JP 2631589B2 JP 3263283 A JP3263283 A JP 3263283A JP 26328391 A JP26328391 A JP 26328391A JP 2631589 B2 JP2631589 B2 JP 2631589B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
hanging
plate
metal panel
lifting device
Prior art date
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Application number
JP3263283A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0570079A (ja
Inventor
聖一郎 室
耕作 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication of JPH0570079A publication Critical patent/JPH0570079A/ja
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Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は建築用パネルの吊上具
に関し、さらに詳しくは、主板部の四辺に折曲片部を連
設した金属パネルを表板とする建築用パネルの吊上具に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の建築用パネルのうち大型
のパネルは、金属パネルの自重に加えて、金属パネルの
裏面に接着する珪酸カルシウム板やALC板などの裏打
材の重量もかさむため、最大200kg程度の大重量パネ
ルとなることが多い。このような大型パネルを建築現場
において吊上げるには、帯状のナイロンスリングを巻付
けるなどの中小パネルの吊上法は適用することができ
ず、たとえば図8に示すようにアングル材50を用いる
吊上法が採られている。
【0003】すなわち、金属パネル5の折曲片部3およ
び4に溶接した建物躯体への取付用の断面L字状のクリ
ツプ7と、吊上用のアングル材50をねじ止めにより連
結し、このアングル材50の接続したワイヤ51をクレ
−ン等により吊上げ、建物躯体部へ建築用パネル1を吊
上げたのち、前記ねじ止めを外している。
【0004】ところが上記の方法によると、パネル吊上
前後のねじ止めおよびねじの取外しの作業に手間がかか
り、また大荷重がクリツプ7を介してかかるため折曲片
部3,4が歪んで、金属パネル5の損傷が生じるという
問題があつた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記従来の
問題点を解決するもので、パネルへの着脱作業の手間が
かからず、パネルの損傷も防止できる建築用パネル吊上
具を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の建築用パネル
吊上具は、主板部の四辺に折曲片部を連設した金属パネ
ルを表板とする建築用パネルの吊上具であつて、前記金
属パネルの上辺の折曲片部の基部裏面に係合する爪材を
下部にそなえ、上部に吊上部をそなえた吊具本体と、前
記吊具本体に回動自在に支持され垂下時に下部が前記金
属パネルの主板部に対向する脱落防止板と、前記吊上部
とは別の位置において前記吊具本体に対する前記脱落防
止板の回動を阻止して該脱落防止板を垂下状態に保持す
るクランプ具とを具備して成る。
【0007】
【作用】この発明のパネル吊上具は、建築用パネルの金
属パネルの上辺中央部に着脱して使用し、吊具本体の吊
上部をワイヤやフツク等により吊上げてパネルの吊上げ
をおこなう。金属パネルへの装着は、脱落防止板を垂下
位置から側方へ回動させて、吊具本体の爪材付設部を金
属パネルの折曲片部裏面側に挿入し、脱落防止板を垂下
位置に回動させたのちクランプ具により固定することに
より、また取外しは上記と逆の手順により、いずれも迅
速容易におこなえる。
【0008】吊上状態において、爪材が金属パネル上辺
部の折曲片部の基部裏面、すなわち主板部と連続する稜
線部付近の裏面に接触して、パネル重量を支えるので、
金属パネルの歪みは殆どない。脱落防止板はクランプ具
により垂下状態に維持され、金属パネルが爪材部から脱
落するのを防止する。
【0009】
【実施例】以下図1乃至図4によりこの発明の第1実施
例を説明する。図中、1は建築用パネルで、主板部2の
長辺部と短辺部に折曲片部3と4をそれぞれ連設した浅
い箱状の金属パネル5の裏面側に、珪酸カルシウム板等
から成る裏打材6を加圧接着して成る。金属パネル5の
表裏両面はほうろう被膜により被覆されている。7は折
曲片部3および4に固着した断面L字状のクリツプで、
建物躯体への取付用のものである。
【0010】この発明の吊上具10は、金属パネル5の
上辺の折曲片部3の中央部付近に着脱して用いられる。
吊上具10の詳細は図1乃至図3に示す通りで、下部に
爪材11を固設した吊具本体12に、脱落防止板13を
水平軸線のまわりに回動自在に軸支し、この脱落防止板
13を垂下位置に保持するクランプ具14を具備して成
る。そして吊具本体12は、断面略コ字状の基部12a
に三角板状の吊板12bを連設した鋼板折曲成形体から
成り、吊板12bの上端部には吊上部である吊穴15が
穿設してある。
【0011】また基体12aの下部先端部16には、金
属パネル5の上辺の折曲片部3の裏面側に係脱される前
記爪材11が、ねじ17により取付けられている。爪材
11は樹脂製で、金属パネル5の上辺の折曲片部3に沿
つて延び、且つ上面が金属パネル5に向つて上向きに傾
斜し、その先端部11aが折曲片部3の基部裏面3aに
係合するようになつている。
【0012】一方脱落防止板13の基部は、筒状の回動
軸18に固着され、この回動軸18は、吊具本体12に
固設した軸受19に両端を固定した支軸20に、回動自
在に嵌合している。この実施例では、支軸20は爪材1
1の長手方向と平行に延びている。21は脱落防止板1
3の下部に接着したゴム板等から成る緩衝材で、金属パ
ネル5の主板部2の上縁部に対向する位置に設けてあ
る。
【0013】またクランプ具14は、回動軸18に基部
を固着した筒体22内に、折曲丸棒状の操作レバ−23
を支軸20に対して進退自在にガイドし、操作レバ−2
3のテ−パピン状の先端部23aを支軸20に穿設した
テ−パ穴24に嵌脱させるように構成し、操作レバ−2
3を支軸20に向つて付勢するスプリング25を具備し
て成る。そして脱落防止板13が垂下し緩衝材21が金
属パネル5の主板部2の上縁部付近に接触した状態で、
操作レバ−23の先端部23aがテ−パ穴24に嵌入す
るようにしてある。26は吊具本体12の基体12a部
に設けたスリツトで、支軸20のまわりの筒体22の回
動を許容するためのものである。
【0014】上記構成の吊上具10は、図4に示すよう
に建築用パネル1の金属パネル5の上辺部中央付近に着
脱させて使用する。金属パネル5への装着は、図1に示
すように、操作レバ−23のハンドル部23bを引上げ
て先端部23aをテ−パ穴24から引抜いた状態で矢印
R方向に回動させ、脱落防止板13を実線図示の側方回
動状態とし、爪材11を金属パネル5の折曲片部3の裏
面側に挿入する。そして図1に鎖線27で示すように操
作レバ−23を直立状態に戻せば、その先端部23aが
テ−パ穴24に嵌合して、脱落防止板13は垂下位置に
クランプされる。
【0015】この状態で吊具本体12の吊穴15に通し
たワイヤ28(吊環等でもよい)をクレ−ンフツク29
(図4参照)により吊上げれば、図2に示すように、爪
材11の先端部11aが金属パネル5の折曲片部3の基
部を支承した状態で、建築用パネル1が吊上げられる。
この吊上げにより荷重がかかるのは金属パネル5の折曲
片部3と主板部2の折曲コ−ナ部であるので、金属パネ
ル5の変形は殆ど生じない。またこの実施例では、緩衝
材21が金属パネル5と脱落防止板13の直接接触を防
止し、金属パネル5の局部的変形やほうろう被膜の損傷
を防止する。
【0016】建築躯体のパネル取付部へ建築用パネル1
を吊上げたのちは、操作レバ−23を引上げて前記と逆
の手順で吊上具10を迅速容易に金属パネル5部から離
脱させることができる。
【0017】次に図5はこの発明の第2実施例を示し、
図中、図1と同一または相当部分には同一符号を付して
その詳細な説明は省略する。(以下他の実施例において
も同様とする。)この実施例においては、回動軸18に
角棒状の操作レバ−31の基部を固着し、この操作レバ
−31と吊具本体12との間に装架した引張ばね32に
より、脱落防止板13を爪材11に接近する方向に付勢
するとともに、吊具本体12に基部を固着したブラケツ
ト33に穿設した穴34と操作レバ−31に穿設した穴
35にピン36を挿脱して、脱落防止板13を垂下位置
に保持する形式のクランプ具37を具備した点が、第1
実施例と異なる。この実施例の吊上具38においても、
クランプ具37の操作が異なるだけで、第1実施例と同
様なパネル吊上およびパネル脱落防止の作用効果が得ら
れる。
【0018】この発明は上記各実施例に限定されるもの
ではなく、たとえば吊具本体12や脱落防止板13の形
状、脱落防止板13の回動支持構造等は、上記以外のも
のとしてもよい。またクランプ具としては、図6や図7
に示す実施例のように、回動する操作レバ−31の側面
に沿つて延びる締付板41を吊具本体12に固設し、こ
の締付板41に穿設した円弧状の長穴42あるいは複数
個の穴43を貫通する蝶ねじ44を操作レバ−23にね
じ込む形式のクランプ具45あるいは46を用いてもよ
い。さらに脱落防止板は、爪材11の長手方向に対して
直交する軸線のまわりに回動させるようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
パネルへの着脱作業の手間がかからず、クランプ具によ
り垂下状態に保持された脱落防止板によりパネルが吊具
本体から脱落するのを確実に防止できるため安全であ
り、また吊上荷重は金属パネル上辺の折曲片部と主板部
のなす稜線部付近にかかるため、金属パネルの歪みは殆
どなく、パネルの損傷を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す吊上具の縦断面図
である。
【図2】図1の吊上具の使用状態を示す縦断面図であ
る。
【図3】図2の矢視A−A側面図である。
【図4】図1の吊上具の使用状態を示す斜視図である。
【図5】図5(A)はこの発明の第2実施例を示す図1相
当図、図5(B)は図5(A)のB−B線断面図である。
【図6】この発明の他の実施例を示す吊上具の側面図で
ある。
【図7】この発明のさらに他の実施例を示す吊上具の側
面図である。
【図8】従来の吊上具の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…建築用パネル、2…主板部、3…折曲片部、3a…
基部裏面、4…折曲片部、5…金属パネル、10…吊上
具、11…爪材、11a…先端部、12…吊具本体、1
3…脱落防止板、14…クランプ具、15…吊穴、18
…回動軸、20…支軸、23…操作レバ−、23a…先
端部、24…テ−パ穴、25…スプリング、31…操作
レバ−、33…ブラケツト、34…穴、35…穴、36
…ピン、37…クランプ具、38…吊上具、41…締付
板、42…長穴、43…穴、44…蝶ねじ、45…クラ
ンプ具、46…クランプ具。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主板部の四辺に折曲片部を連設した金属
    パネルを表板とする建築用パネルの吊上具であつて、前
    記金属パネルの上辺の折曲片部の基部裏面に係合する爪
    材を下部にそなえ、上部に吊上部をそなえた吊具本体
    と、前記吊具本体に回動自在に支持され垂下時に下部が
    前記金属パネルの主板部に対向する脱落防止板と、前記
    吊上部とは別の位置において前記吊具本体に対する前記
    脱落防止板の回動を阻止して該脱落防止板を垂下状態に
    保持するクランプ具とを具備して成る建築用パネル吊上
    具。
JP3263283A 1991-09-13 1991-09-13 建築用パネル吊上具 Expired - Fee Related JP2631589B2 (ja)

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