JP2628138B2 - 内燃機関における吸気ポート構造 - Google Patents
内燃機関における吸気ポート構造Info
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- F02F1/42—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダブロックのデ
ッキ面に接合されるシリンダヘッドに燃焼室、吸気ポー
ト及び排気ポートを形成し、前記吸気ポートと燃焼室間
に設けられた吸気弁座を吸気弁で開閉するとともに前記
排気ポートと燃焼室間に設けられた排気弁座を排気弁で
開閉する内燃機関に関する。
ッキ面に接合されるシリンダヘッドに燃焼室、吸気ポー
ト及び排気ポートを形成し、前記吸気ポートと燃焼室間
に設けられた吸気弁座を吸気弁で開閉するとともに前記
排気ポートと燃焼室間に設けられた排気弁座を排気弁で
開閉する内燃機関に関する。
【0002】
【従来の技術】燃焼室に吸入される混合気にスワールを
発生させると、混合気のリーンバーン限界が延びて燃費
が改善される。スワールには横スワールと縦スワールと
があり、横スワールは燃焼室に吸入された混合気がシリ
ンダの軸線回りに回転するものであり、また縦スワール
は燃焼室に吸入された混合気が燃焼室の壁面、シリンダ
の壁面及ピストンの頂面に沿って回転するものである。
発生させると、混合気のリーンバーン限界が延びて燃費
が改善される。スワールには横スワールと縦スワールと
があり、横スワールは燃焼室に吸入された混合気がシリ
ンダの軸線回りに回転するものであり、また縦スワール
は燃焼室に吸入された混合気が燃焼室の壁面、シリンダ
の壁面及ピストンの頂面に沿って回転するものである。
【0003】かかる縦スワールを発生させるべく、吸気
弁の吸気弁座に連なる燃焼室の壁面を円錐形状に形成し
たものが、特開平2−248616号公報により公知で
ある。
弁の吸気弁座に連なる燃焼室の壁面を円錐形状に形成し
たものが、特開平2−248616号公報により公知で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のも
のは、混合気に縦スワールを発生させることは可能であ
るが、混合気の吸入量が不十分になって充分な出力が得
られない問題がある。
のは、混合気に縦スワールを発生させることは可能であ
るが、混合気の吸入量が不十分になって充分な出力が得
られない問題がある。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、混合気の吸入量を充分に確保しながら有効な縦スワ
ールを発生させることが可能な内燃機関における吸気ポ
ート形状を提供することを目的とする。
で、混合気の吸入量を充分に確保しながら有効な縦スワ
ールを発生させることが可能な内燃機関における吸気ポ
ート形状を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、シリンダブロックの
デッキ面に接合されるシリンダヘッドに燃焼室、吸気ポ
ート及び排気ポートを形成し、前記吸気ポートと燃焼室
間に設けられた吸気弁座を吸気弁で開閉するとともに前
記排気ポートと燃焼室間に設けられた排気弁座を排気弁
で開閉する内燃機関において、吸気弁座の直上流の吸気
ポートのデッキ面側内壁にエッジ部を形成し、吸気ポー
トの中心線がデッキ面となす角度を排気弁座の端面がデ
ッキ面となす角度よりも小さく設定し、吸気ポートの中
心線の延長線と燃焼室の頂点を通ってデッキ面に直交す
る直線との交点のデッキ面からの距離Hを、燃焼室の頂
点のデッキ面からの距離H0 よりも小さく設定したこと
を特徴とする。
に、請求項1に記載された発明は、シリンダブロックの
デッキ面に接合されるシリンダヘッドに燃焼室、吸気ポ
ート及び排気ポートを形成し、前記吸気ポートと燃焼室
間に設けられた吸気弁座を吸気弁で開閉するとともに前
記排気ポートと燃焼室間に設けられた排気弁座を排気弁
で開閉する内燃機関において、吸気弁座の直上流の吸気
ポートのデッキ面側内壁にエッジ部を形成し、吸気ポー
トの中心線がデッキ面となす角度を排気弁座の端面がデ
ッキ面となす角度よりも小さく設定し、吸気ポートの中
心線の延長線と燃焼室の頂点を通ってデッキ面に直交す
る直線との交点のデッキ面からの距離Hを、燃焼室の頂
点のデッキ面からの距離H0 よりも小さく設定したこと
を特徴とする。
【0007】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、吸気ポートの中心線の延長線と燃焼
室の頂点を通ってデッキ面に直交する直線との交点のデ
ッキ面からの距離Hと、燃焼室の頂点のデッキ面からの
距離H0 とを、H0 >H>2H0 /3の関係を満たすよ
うに設定したことを特徴とする。
1の構成に加えて、吸気ポートの中心線の延長線と燃焼
室の頂点を通ってデッキ面に直交する直線との交点のデ
ッキ面からの距離Hと、燃焼室の頂点のデッキ面からの
距離H0 とを、H0 >H>2H0 /3の関係を満たすよ
うに設定したことを特徴とする。
【0008】また請求項3に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、吸気ポートのエッジ部の上流側に肉
盛部を連設したことを特徴とする。
1の構成に加えて、吸気ポートのエッジ部の上流側に肉
盛部を連設したことを特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【0010】図1〜図3は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は内燃機関のシリンダヘッド部の縦断面図、
図2は図1の2−2線断面図、図3は図1の要部拡大図
である。
ので、図1は内燃機関のシリンダヘッド部の縦断面図、
図2は図1の2−2線断面図、図3は図1の要部拡大図
である。
【0011】図1及び図2に示すように、内燃機関Eは
ピストン1が摺動自在に嵌合するシリンダブロック2を
備えており、そのデッキ面21 にシリンダヘッド3が結
合される。シリンダヘッド3に形成される燃焼室4は所
謂ペントルーフ型のもので、中央部が高くなるように相
互に交差させた吸気側及び排気側の一対の平坦なルーフ
面を有する。シリンダヘッド3には一対の吸気ポート5
と一対の排気ポート6とが相互に対向するように形成さ
れており、吸気ポート5の下流端は吸気口7を介して燃
焼室4に開口するとともに、排気ポート6の上流端は排
気口8を介して燃焼室4に開口する。
ピストン1が摺動自在に嵌合するシリンダブロック2を
備えており、そのデッキ面21 にシリンダヘッド3が結
合される。シリンダヘッド3に形成される燃焼室4は所
謂ペントルーフ型のもので、中央部が高くなるように相
互に交差させた吸気側及び排気側の一対の平坦なルーフ
面を有する。シリンダヘッド3には一対の吸気ポート5
と一対の排気ポート6とが相互に対向するように形成さ
れており、吸気ポート5の下流端は吸気口7を介して燃
焼室4に開口するとともに、排気ポート6の上流端は排
気口8を介して燃焼室4に開口する。
【0012】シリンダヘッド3に設けたバルブガイド9
に軸部101 を摺動自在に案内される吸気弁10は、そ
の傘部102 が吸気口7に装着した吸気弁座11に着座
可能である。また、シリンダヘッド3に設けたバルブガ
イド12に軸部131 を摺動自在に案内される排気弁1
3は、その傘部132 が排気口8に装着した排気弁座1
4に着座可能である。吸気弁10及び排気弁13はそれ
ぞれ弁ばね15,16で閉弁方向に付勢されており、図
示せぬ吸気カム及び排気カムに押圧されることにより弁
ばね15,16に抗して開弁駆動される。前記吸気弁座
11の下面と前記排気弁座14の下面とは、それらが設
けられる燃焼室4のルーフ面と面一になっている。
に軸部101 を摺動自在に案内される吸気弁10は、そ
の傘部102 が吸気口7に装着した吸気弁座11に着座
可能である。また、シリンダヘッド3に設けたバルブガ
イド12に軸部131 を摺動自在に案内される排気弁1
3は、その傘部132 が排気口8に装着した排気弁座1
4に着座可能である。吸気弁10及び排気弁13はそれ
ぞれ弁ばね15,16で閉弁方向に付勢されており、図
示せぬ吸気カム及び排気カムに押圧されることにより弁
ばね15,16に抗して開弁駆動される。前記吸気弁座
11の下面と前記排気弁座14の下面とは、それらが設
けられる燃焼室4のルーフ面と面一になっている。
【0013】図3を併せて参照すると明らかなように、
吸気孔7の直上流における吸気ポート5の下面(即ち、
デッキ面21 側)には円弧状のエッジ部17が形成され
る。本実施例では、前記エッジ部17の位置は吸気弁座
11の上面と一致しており、吸気弁座11の上面から測
ったエッジ部17の高さhは0になっている。エッジ部
17の存在により吸気ポート5の下面に沿う流れに渦が
発生して流速が低下するため、吸気ポート5の上面に沿
う流速の高い流れとの間に速度差が発生し、その速度差
により吸気の流れが下向きに偏向して縦スワールが効果
的に形成される。
吸気孔7の直上流における吸気ポート5の下面(即ち、
デッキ面21 側)には円弧状のエッジ部17が形成され
る。本実施例では、前記エッジ部17の位置は吸気弁座
11の上面と一致しており、吸気弁座11の上面から測
ったエッジ部17の高さhは0になっている。エッジ部
17の存在により吸気ポート5の下面に沿う流れに渦が
発生して流速が低下するため、吸気ポート5の上面に沿
う流速の高い流れとの間に速度差が発生し、その速度差
により吸気の流れが下向きに偏向して縦スワールが効果
的に形成される。
【0014】また、吸気ポート5の中心線Lがデッキ面
21 となす角度θは20°であり、燃焼室4の排気弁1
3側のルーフ面がデッキ面21 となす角度θ0 (即ち、
排気弁座14がデッキ面21 となす角度θ0 )は前記θ
よりも大きい22°に設定されている。これにより、吸
気ポート5の上面に沿う流れが前記角度θ0 を有する燃
焼室4の排気側のルーフ面に案内されて下向きに偏向
し、縦スワールが効果的に形成される。
21 となす角度θは20°であり、燃焼室4の排気弁1
3側のルーフ面がデッキ面21 となす角度θ0 (即ち、
排気弁座14がデッキ面21 となす角度θ0 )は前記θ
よりも大きい22°に設定されている。これにより、吸
気ポート5の上面に沿う流れが前記角度θ0 を有する燃
焼室4の排気側のルーフ面に案内されて下向きに偏向
し、縦スワールが効果的に形成される。
【0015】更に、吸気ポート5の中心線Lの延長線と
燃焼室4の頂点を通ってデッキ面2 1 に直交する直線L
0 との交点をPとすると、デッキ面21 から前記交点P
までの距離Hは11mmであり、デッキ面21 から燃焼
室4の頂点までの距離H0 (=14mm)よりも小さく
なるように設定されている。これにより、混合気を小さ
な流路抵抗で吸気ポート5から燃焼室4にスムーズに導
入し、混合気の吸入量を十分に確保することができる。
燃焼室4の頂点を通ってデッキ面2 1 に直交する直線L
0 との交点をPとすると、デッキ面21 から前記交点P
までの距離Hは11mmであり、デッキ面21 から燃焼
室4の頂点までの距離H0 (=14mm)よりも小さく
なるように設定されている。これにより、混合気を小さ
な流路抵抗で吸気ポート5から燃焼室4にスムーズに導
入し、混合気の吸入量を十分に確保することができる。
【0016】表1は前記実施例、変形例1,2及び比較
例1,2,3の各部の形状及び特性を示すもので、表中
のθは吸気ポート5の中心線Lがデッキ面21 となす角
度、Hはデッキ面21 から前記交点Pまでの距離、hは
吸気弁座11の上面から測ったエッジ部17の高さであ
り、Nelimit はエンジン限界回転数(吸気流量試
験)、T/Rはタンブル比(縦スワールの強度を表す指
標)である。
例1,2,3の各部の形状及び特性を示すもので、表中
のθは吸気ポート5の中心線Lがデッキ面21 となす角
度、Hはデッキ面21 から前記交点Pまでの距離、hは
吸気弁座11の上面から測ったエッジ部17の高さであ
り、Nelimit はエンジン限界回転数(吸気流量試
験)、T/Rはタンブル比(縦スワールの強度を表す指
標)である。
【0017】
【表1】 表1における実施例及び変形例1,2は、以下の〜
の条件を全て満たしている。 吸気孔7の直上流における吸気ポート5の下面に設
けられたエッジ部17 θ<θ0 H0 >H>2H0 /3 これにより、エンジン限界回転数Nelimit 及びタンブ
ル比T/Rは何れも良好な値(大きな値)となり、エン
ジンの高出力を維持しながら混合気のリーンバーン限界
を延ばして燃費を改善することが可能となる。
の条件を全て満たしている。 吸気孔7の直上流における吸気ポート5の下面に設
けられたエッジ部17 θ<θ0 H0 >H>2H0 /3 これにより、エンジン限界回転数Nelimit 及びタンブ
ル比T/Rは何れも良好な値(大きな値)となり、エン
ジンの高出力を維持しながら混合気のリーンバーン限界
を延ばして燃費を改善することが可能となる。
【0018】一方、比較例1はhの値が実施例及び変形
例1,2のそれよりも大きく、エッジ部17が吸気孔7
よりもかなり上流に設けられている。その結果、前記
の条件が満たされておらず、エンジン限界回転数Neli
mit 及びタンブル比T/Rは実施例及び変形例のものよ
りも何れも小さくなって性能が悪化している。これは、
エッジ部17と吸気口7との距離が増加したために、エ
ッジ部17で発生した渦流が吸気口7に達するまでに再
び整流されてしまい、吸気ポート5の下面と上面との流
速差が減少するためと考えられる。更に、比較例1はH
の値がH0 の値よりも大きいために前記の条件が満た
されておらず、これも性能低下の要因になっている。
例1,2のそれよりも大きく、エッジ部17が吸気孔7
よりもかなり上流に設けられている。その結果、前記
の条件が満たされておらず、エンジン限界回転数Neli
mit 及びタンブル比T/Rは実施例及び変形例のものよ
りも何れも小さくなって性能が悪化している。これは、
エッジ部17と吸気口7との距離が増加したために、エ
ッジ部17で発生した渦流が吸気口7に達するまでに再
び整流されてしまい、吸気ポート5の下面と上面との流
速差が減少するためと考えられる。更に、比較例1はH
の値がH0 の値よりも大きいために前記の条件が満た
されておらず、これも性能低下の要因になっている。
【0019】また、比較例2はHの値がH0 の値よりも
大きいために前記の条件が満たされなくなっており、
その結果エンジン限界回転数Nelimit が低下してい
る。
大きいために前記の条件が満たされなくなっており、
その結果エンジン限界回転数Nelimit が低下してい
る。
【0020】また、比較例3はθの値がθ0 の値よりも
大きいために前記の条件が満たされなくなっており、
その結果タンブル比T/Rが低下している。
大きいために前記の条件が満たされなくなっており、
その結果タンブル比T/Rが低下している。
【0021】尚、シリンダヘッド2を鋳造する際に吸気
ポート5及び排気ポート6は中子によって形成される
が、中子の位置ずれによって前記エッジ部17の位置や
形状に1mm程度の誤差があっても、エンジン限界回転
数Nelimit やタンブル比T/Rに大きな変化がないこ
とが実験的に確認されている。従って、本発明のエッジ
部17を有する吸気ポート5の形成は、生産技術の観点
からも容易である。
ポート5及び排気ポート6は中子によって形成される
が、中子の位置ずれによって前記エッジ部17の位置や
形状に1mm程度の誤差があっても、エンジン限界回転
数Nelimit やタンブル比T/Rに大きな変化がないこ
とが実験的に確認されている。従って、本発明のエッジ
部17を有する吸気ポート5の形成は、生産技術の観点
からも容易である。
【0022】図4は本発明の第2実施例を示すものであ
る。
る。
【0023】第2実施例は吸気ポート5に形成したエッ
ジ部17の上流側に肉盛部18を連設したもので、その
他の構成は第1実施例と同一である。
ジ部17の上流側に肉盛部18を連設したもので、その
他の構成は第1実施例と同一である。
【0024】前記肉盛部18は渦流を発生させるエッジ
部17の機能を弱めるもので、肉盛部18の高さを増加
させるとタンブル比T/Rが低下する。従って、肉盛部
18の高さを増減することにより、タンブル比T/Rを
任意に調節することが可能となる。
部17の機能を弱めるもので、肉盛部18の高さを増加
させるとタンブル比T/Rが低下する。従って、肉盛部
18の高さを増減することにより、タンブル比T/Rを
任意に調節することが可能となる。
【0025】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものではなく、種々の設計
変更を行うことができる。
明は前記実施例に限定されるものではなく、種々の設計
変更を行うことができる。
【0026】例えば、実施例ではペントルーフ型の燃焼
室4を例示したが、本発明の半球型の燃焼室に対しても
適用することができる。この場合、前記角度θ0 は排気
弁座14がデッキ面21 となす角度により定義される。
また、本発明は各シリンダに1個の吸気弁或いは3個以
上の吸気弁を備えたエンジンに対しても適用することが
できる。
室4を例示したが、本発明の半球型の燃焼室に対しても
適用することができる。この場合、前記角度θ0 は排気
弁座14がデッキ面21 となす角度により定義される。
また、本発明は各シリンダに1個の吸気弁或いは3個以
上の吸気弁を備えたエンジンに対しても適用することが
できる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、吸気弁座の直上流の吸気ポートのデッキ面
側内壁にエッジ部を形成し、吸気ポートの中心線がデッ
キ面となす角度を排気弁座の端面がデッキ面となす角度
よりも小さく設定し、吸気ポートの中心線の延長線と燃
焼室の頂点を通ってデッキ面に直交する直線との交点の
デッキ面からの距離を、燃焼室の頂点のデッキ面からの
距離よりも小さく設定したので、燃焼室に強力な縦スワ
ールを発生させて混合気のリーンバーン限界を延ばすこ
とにより燃費を改善しながら、混合気の吸入量を充分に
確保して出力の向上を図ることができる。
明によれば、吸気弁座の直上流の吸気ポートのデッキ面
側内壁にエッジ部を形成し、吸気ポートの中心線がデッ
キ面となす角度を排気弁座の端面がデッキ面となす角度
よりも小さく設定し、吸気ポートの中心線の延長線と燃
焼室の頂点を通ってデッキ面に直交する直線との交点の
デッキ面からの距離を、燃焼室の頂点のデッキ面からの
距離よりも小さく設定したので、燃焼室に強力な縦スワ
ールを発生させて混合気のリーンバーン限界を延ばすこ
とにより燃費を改善しながら、混合気の吸入量を充分に
確保して出力の向上を図ることができる。
【0028】また請求項2に記載された発明によれば、
吸気ポートの中心線の延長線と燃焼室の頂点を通ってデ
ッキ面に直交する直線との交点のデッキ面からの距離H
と、燃焼室の頂点のデッキ面からの距離H0 とを、H0
>H>2H0 /3の関係を満たすように設定したことに
より、縦スワールの発生と混合気の吸入量とを効果的に
両立させることができる。
吸気ポートの中心線の延長線と燃焼室の頂点を通ってデ
ッキ面に直交する直線との交点のデッキ面からの距離H
と、燃焼室の頂点のデッキ面からの距離H0 とを、H0
>H>2H0 /3の関係を満たすように設定したことに
より、縦スワールの発生と混合気の吸入量とを効果的に
両立させることができる。
【0029】また請求項3に記載された発明によれば、
吸気ポートのエッジ部の上流側に肉盛部を連設したこと
により、縦スワールの強さを任意に調節することが可能
となる。
吸気ポートのエッジ部の上流側に肉盛部を連設したこと
により、縦スワールの強さを任意に調節することが可能
となる。
【図1】内燃機関のシリンダヘッド部の縦断面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図1の要部拡大図
【図4】第2実施例に係る、前記図1に対応する図
2 シリンダブロック 21 デッキ面 3 シリンダヘッド 4 燃焼室 5 吸気ポート 6 排気ポート 10 吸気弁 13 排気弁 11 吸気弁座 14 排気弁座 17 エッジ部 18 肉盛部 L 中心線 L0 直線 P 交点 θ 角度 θ0 角度
Claims (3)
- 【請求項1】 シリンダブロック(2)のデッキ面(2
1 )に接合されるシリンダヘッド(3)に燃焼室
(4)、吸気ポート(5)及び排気ポート(6)を形成
し、前記吸気ポート(5)と燃焼室(4)間に設けられ
た吸気弁座(11)を吸気弁(10)で開閉するととも
に前記排気ポート(6)と燃焼室(4)間に設けられた
排気弁座(14)を排気弁(13)で開閉する内燃機関
において、 吸気弁座(11)の直上流の吸気ポート(5)のデッキ
面(21 )側内壁にエッジ部(17)を形成し、 吸気ポート(5)の中心線(L)がデッキ面(21 )と
なす角度(θ)を排気弁座(14)の端面がデッキ面
(21 )となす角度(θ0 )よりも小さく設定し、 吸気ポート(5)の中心線(L)の延長線と燃焼室
(4)の頂点を通ってデッキ面(21 )に直交する直線
(L0 )との交点(P)のデッキ面(21 )からの距離
Hを、燃焼室(4)の頂点のデッキ面(21 )からの距
離H0 よりも小さく設定したことを特徴とする、内燃機
関における吸気ポート構造。 - 【請求項2】 吸気ポート(5)の中心線の延長線
(L)と燃焼室(4)の頂点を通ってデッキ面(21 )
に直交する直線(L0 )との交点(P)のデッキ面(2
1 )からの距離Hと、燃焼室(4)の頂点のデッキ面
(21 )からの距離H0 とを、H0 >H>2H0 /3の
関係を満たすように設定したことを特徴とする、請求項
1記載の内燃機関における吸気ポート構造。 - 【請求項3】 吸気ポート(5)のエッジ部(17)の
上流側に肉盛部(18)を連設したことを特徴とする、
請求項1記載の内燃機関における吸気ポート構造。
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