JP2627998B2 - 透明ガラスおよびガラス製品 - Google Patents
透明ガラスおよびガラス製品Info
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Description
スおよび該ガラスから作られたガラス製品に関する。
ムなどの金属から作られていた。ガラスセラミック材料
が開発されると、上記金属に代わって使用されるように
なった。およそ1960年ごろから、不透明ガラスセラミッ
ク調理用品がコーニング グラス ワークス社からCORN
ING WAREの商標で販売されている。より最近になって、
明褐色を有する透明ガラスセラミックがコーニング グ
ラス ワークス社からVISIONS の商標で販売されてい
る。
用製品はもっと長い歴史を有し、約1915年ごろPYREX の
商標で導入された。このベーキング用製品は、元々は無
色透明なホウケイ酸塩ガラスから作られた。その後、色
に対する要望が出てきた。それによって、ベタ色あるい
はパターンで装飾できる乳白製品が現われるようになっ
た。
がFIRESIDEの商標で導入された。このガラスは米国特許
第4,116,704 号に記載されている。そのガラスは、酸化
コバルト、酸化ニッケルおよび酸化マンガンから成るカ
ラーパッケージを加えた透明ホウケイ酸塩ベース組成を
有する。
かしながら、さらに化粧を変えたいという要望があるこ
とが消費者調査からわかった。種々の色が消費者テスト
にかけられた。それによると、バラ色あるいはバーガン
ディ色(burgundy color:赤紫色)を有する透明調理用
品が好まれることがわかった。
調理用品が開発されるに至った。その調理用品は、本出
願と同じ出願人による着色ガラスセラミックに関する出
願に記載されている。
て、それと調和のとれたガラス製品の必要性が生じるこ
とになった。特に、ガラスセラミック調理用品にとっ
て、それと調和のとれたガラスカバーが必要となった。
自体の歴史と並行する。この問題は、Woldemar A. Weyl
の有名なテキスト、Coloured Glasses,Dawsons,Pall Ma
ll,London 発行(1951年)によって大きく扱われてい
る。このテキストの7章には次のことが述べられてい
る。すなわち、「マンガンは、着色剤であることに加え
て、消色剤としても重要な役割を演じる。というのは、
マンガンは鉄を酸化し、その上マンガン自体の色によっ
て、鉄がガラス中に生じさせる緑色を補正するからであ
る。」さらにWeylは次のように述べている。すなわち、
「周知の紫色は、黄色または褐色を与える二価の状態
(Mn+2)と共に三価の状態(Mn+3)が存在すること
に起因する。」下記の米国特許に酸化マンガンの使用が
開示されている: a 米国特許第29020 号。これには鉄含有ガラスにおけ
る消色効果が開示されている。
ンズガラスに同量の酸化マンガンと酸化クロムを混ぜて
ピンク色を生じさせることが開示されている。
化マンガンと酸化第二鉄を組合わせて無色の紫外線吸収
ガラスを製造することが開示されている。
還元条件下でマンガンを含むガラスを使用して鉄を還元
し、よって紫外線透過を得ることを開示している。
CaOと共に、あるいはCaOを含まずに、MnO2 を
使用して、滅菌照射にさらされたガラスにおける褐変を
防止することが開示されている。
明るいオレンジ色を生じさせるために、ソーダ石灰ガラ
スに前炉添加剤として加え得るMnOを含むナトリウム
ホウ酸塩フリットが開示されている。
NiOとMnO2 の組合せを用いて、強化ソーダ石灰ガ
ラスにバラ色の明るい部分を有するこはく色を生じさせ
ることが開示されている。
ック調理用品に調和するガラスカバーを提供することで
ある。
ブン用製品を提供することである。
て0.3-2.2 重量%の範囲の酸化マンガンを含むものから
実質的に成り、NiOおよびFe2 O3 に関する不純物
のレベルがそれぞれ100ppm以下および500ppm以下であ
り、色度座標(C光源)が以下に示す範囲内に入ること
を特徴とする、赤紫色を呈する透明ガラスが提供され
る。
が1.0-1.6 重量%の範囲にあり、清澄剤としてSb2 O
3 を含み、色度座標xおよびyがそれぞれ下記の通りで
ある透明ガラスが提供される。
を超えない。
びカラーパッケージ組成を有するソーダ石灰ケイ酸塩ベ
ースのガラスからなり、赤紫色を呈するガラス製品が提
供される。好ましい実施態様において、前記ガラス製品
は、ガラスセラミック調理用品のカバーであって、該調
理用品の赤紫色と調和する赤紫色を有する。もう1つの
実施態様において、前記ガラス品は暗い色を有するガラ
ス皿である。
塩ガラス製品に澄んだ透明赤紫色を得るために、酸化マ
ンガンを使用すると共に、その他の潜在的着色剤を使用
しないか制限することである。このため、酸化マンガン
は、マンガンが三価の形態のもの(Mn+3)および二価
の形態のもの(Mn+2)の両方で存在する。しかしなが
ら、酸化マンガンは通常MnO2 としてバッチ取りさ
れ、分析に際してMnO2 として報告される。従って、
この慣習に従い、酸化マンガンはMnO2 として取り扱
う。
る着色ガラスセラミックに関する出願(以後、単に関連
出願と称する)に記載されたガラスセラミック調理用品
のガラスカバーを提供するために開発された。従って、
本発明は、大きく言って、そのようなカバーに関する。
しかしながら、他の物品も製造し得る。例えば、赤紫色
を有するオーブン用製品などである。
ミック材料は透明であり、主要結晶相としてβ−石英固
溶体を有している。その材料は良好な赤外線透過性を有
し、50-150ppm のCo3 O4 と50-250ppm のNiOと45
0-1000ppm のFe2 O3 と4%までのTiO2 (核剤と
して)から成るカラーパッケージを有する。それによっ
て、このガラスセラミックは赤紫色を呈する。
の先駆体ガラス中とは異なった挙動を示すことが知られ
ている。従って、色合せ(color match)を行うに際して
も、ガラスセラミックとガラスとで異なった着色剤を用
いる必要性が生じる。このように異なった着色剤を使用
しなければならないこと、そしてその材料自体に固有な
相違があることにより、ガラスカバーとガラスセラミッ
ク調理用品との間の正確な色合せは通常不可能である。
本明細書では、同一性を暗示する色合せ(color matchi
ng) なる用語は使用せず、代わりに色の調和(color co
ordinating) という用語を用い、目視的な類似性を示
す。
点からコントロールされる。このようにして選択された
色合いは、次に生産制御用に定義される。このために、
色度座標xおよびyそして三刺激値Cap Yを用いる。
色度座標値は、光源Cおよびハンター比色計を用いた標
準条件下で測定する。色度座標値は不透明表面で拡散反
射する光の尺度である。得られた値は容易に再現可能で
あるため、比較を行う際に利用されたり、規格限界を設
定するのに用いられる。
ガラス溶融時に清澄剤として普通に使用される。最近、
ヒ素を使用しない試みがなされている。これにならっ
て、本発明では、0.1 %までのSb2 O3 (任意にスル
フェートで補われてもよい)を清澄剤として使用する。
本明細書においては、特にことわりのない場合、そのよ
うな実施態様に基づいて本発明を説明する。
より、将来アンチモンの使用制限が与えられる可能性も
ある。そのため、酸化アンチモンを省いた場合の効果に
対する影響について研究が行われた。
では少ない量の酸化マンガンで同等の色が出せた。例え
ば、調理用品のガラスカバーにおいて望ましい明るい赤
紫色を得るために、Sb2 O3 で清澄されたガラスに1.
0-1.6 %MnO2 を使用する必要がある。ところが、ア
ンチモンを含まないガラスでは、0.3-0.8 %のMnO2
で同様の色が得られる。同量のMnO2 を加えると、ア
ンチモンを含まないガラスは暗い色になる。しかしなが
ら、色相は変らない。
2つの役割を演じるために起こると思われる。酸化アン
チモンの清澄剤としての機能は、酸化アンチモンが小さ
い酸化状態へと吸熱還元される際に酸素が発生すること
に帰因するようである。酸化アンチモンは、酸化マンガ
ンに対してはその逆に作用する。言いかえると、酸化マ
ンガンは三価の状態から二価の状態に還元される。
は、同量の酸化第二マンガン着色剤を与えそして同じ深
さの色を付与するために、より多くの酸化マンガンを存
在させなければならない。逆に、酸化アンチモンの不存
在下では、酸化マンガンの還元は大々的に起きない。従
って、同様の色を出すのに少ない酸化マンガンで足り
る。しかしながら、商業的な溶融において長年酸化アン
チモン清澄剤を使用してきた経緯上、本発明のガラスに
おいても酸化アンチモンを使用することが現時点では好
ましい。
O2 含有量に対して色度座標xをプロットしたグラフで
ある。CIE色度座標系に従って光源Cを用いて測定し
たxの値を縦軸にプロットしてある。一方、ガラスバッ
チ中のMnO2 の量を横軸にプロットしてある。図1に
おいて種々の量のMnO2 を含むガラスサンプルで測定
したデータから取った点を結んでゆるいカーブが形成さ
れている。
O2 の量に対して色度座標yをプロットしたグラフであ
る。ここでも色度座標yを縦軸にし、MnO2 の量を横
軸にしてある。
プロットしたCap Y三刺激値を示す、図1および図2
に対応するグラフである。
yを縦軸にしたグラフである。矩形ABCDAは、関連
する出願に記載されたβ−石英固溶体ガラスセラミック
調理用品に調和する適切な赤紫色のための目標領域を表
わす色度座標値を形成するものである。この領域の色度
座標xおよびyの範囲は次の通りである。
ある。このように明るい色調は、調理容器が主である場
合の調理容器カバーにとってより望ましいものであると
思われる。しかしながら、オーブン用製品の場合のよう
に皿が単独でながめられる場合、より暗い色が望ましい
と思われる。そのような暗い色は、矩形EFGHEに囲
まれた領域によって表わされる。この領域に入る色度座
標xおよびyの値は次の通りである。
およびyを有するガラスは1.0-1.6 %のMnO2 を含
む。同様に、矩形EFGHEに囲まれた領域内の色度座
標を有するガラスは1.35-2.2%のMnO2 を含む。赤紫
色の強さはMnO2 の含有量増加に伴って増す。従っ
て、1.0-1.6 %MnO2 では明るい色合いとなり、1.6-
2.2 %MnO2 では暗くなる。しかしながら、色合いは
めだって変化することはない。
有量に関する記述は、清澄剤として0.1 %までのSb2
O3 を用いたベースガラスについてのものである。アン
チモンを含まないガラスにおいては、正味の効果は、ガ
ラスバッチに0.3-0.8wt.%のMnO2 を加えることで、
ガラスカバーとして望ましい明るい色が得られることで
ある。同様にして、アンチモンを含まないガラスにおい
ては、0.7-1.4 %のMnO2 を加えることで、皿にとっ
て望まししい暗い色が得られる。
わち視覚的グレーや濁った色ではない形態で得られる。
しかしながら、他の混じる可能性のある着色剤を排除し
たり、あるいはそれを少なくとも合理的な限度内におさ
えるよう、注意を要する。特に、酸化ニッケルは着色剤
としてよく使用されるため、この酸化ニッケルには特別
の注意が必要である。褐色を与えてしまうため、100ppm
を超える量のNiOはさけなければならない。NiOの
量は50ppm 未満に維持することが好ましい。
ことがよくある他の酸化物着色剤に酸化鉄がある。酸化
マンガンは、ガラス中の鉄分に対する相補的な消色剤で
あることが知られている。そのため、別途許容される量
(すなわち約500ppmまでの酸化鉄)において色の問題は
起こらない。
m の量まで許容される。例えば、モリブデン電極が電気
溶融に使用される場合、それは10ppm までの量存在して
も特に問題はない。
優勢なので、酸化第一マンガンと酸化第二マンガンの正
確な比は得られないことが、電子常磁性共鳴での実験に
よりわかった。一方、色に対する酸化第二マンガンの効
果は酸化第一マンガンのそれに比べて圧倒的である。従
って、酸化第二マンガンを減少させる還元条件がさけら
れれば、酸化第二マンガンにより与えられる色がまさ
る。
条件が維持される。これは、バッチに硝酸塩などの酸化
材料を加えることによって達成され得る。バッチ制御に
加えて、溶融炉雰囲気に過剰の酸素を維持することが望
ましい。この際、2.5-8 %程度の過剰が通常適当であ
る。
て、他の種々のファクターも考慮する必要がある。ベー
スガラスがソーダ石灰ガラスなので、強度および耐熱衝
撃性を付与するために、ウエア(ware)を強化(temper)
する必要がある場合がある。強化(テンパリング)に必
要な熱処理は、マンガンの酸化状態を変える(通常、二
価の状態から三価の状態にシフトさせる)傾向がある。
それは、優勢な波長特性をシフトすることなく赤紫色を
強める。
への熱伝達を可能にするための十分な赤外線透過性であ
る。ここでも、本発明においては、重大な問題を生じな
い。しかしながら、酸化鉄不純物のレベルは約500ppm未
満、好ましくは約350ppm以下に保つ必要がある。
ースガラスはソーダ石灰ケイ酸塩ガラスである。そのガ
ラスはもちろん周知であり、総括的に言って70-75 %の
SiO2 、5-15%のNa2 Oおよび5-15%のaOから実
質的に成る。
に説明する。
塩ガラスをベースガラスとして選択した。このガラスの
バッチを、1.8wt.%のMnO2 をSiO2 に代わって加
えることにより改質した。耐火材で裏打ちしたタンクで
クラウン温度(crown temperature)を1525℃にして1500
ポンドのデータンク内溶融物を作った。30時間溶融した
後、温度を1250℃まで下げた。その温度において、ガラ
スを水圧装置に運んで小さいボウルにプレスした。この
ボウルを550 ℃のスケジュールでアニールした。
ence)で分析し、以下の結果を得た(wt.%表示)。
にXとしてプロットしてある。
たこと以外は同じベースガラスを用いて、一連のるつぼ
内溶融物を作った。そのガラスを分析すると、MnO2
は1.35%であった。このガラスの色度座標xおよびyを
図4にYとしてプロットしてある。
ちの1つに加え、その影響を見た。それら不純物は、1
ppm のCo3 O4 、1ppm のSe、5ppm のCr
2 O3 、5ppm のMoO3 そして20ppm のNiOとし
た。溶融物からは重大な色のシフトが認められなかっ
た。すなわち、正常な不純物のレベルが保たれているこ
とを示した。その後の研究で、NiOは、褐変をさける
ために、100ppm未満に保つ必要があることがわかった。
増量するMnO2 を用いて、さらなるるつぼ内溶融物を
作った。得られたガラスについて色度座標xおよびy並
びに三刺激値を測定した。得られたデータは図1,図2
および図3にプロットしてある。それらの図において、
色度値を縦軸に、MnO2 の量(wt.%)を横軸に示して
いる。
ぼ内溶融物を制御された雰囲気の炉で作って、溶融雰囲
気内における過剰酸素の影響を測定した。MnO2 の量
は、ここでも1%から2.2 %まで段階的に増やした。各
MnO2 の量について、過剰酸素の量を1.5 %、2.8
%、4.0 %および8.0 %に維持した。バッチは、炉内で
1450℃に16時間保ち、パティーとして注ぎ、冷却し、そ
して目視検査した。過剰酸素の量が2.8 %と4.0 %の溶
融物については同じようであった。過剰酸素の量が1.5
%のものは明るく、過剰酸素の量が8.0 %のものは暗く
なった。このように、色強度(color intensity)は酸素
の量が増加するに伴って増大するが、色相は実質的に影
響を受けいないようである。
果を研究するに当り、3つの比較すべき溶融物を作っ
た。各々には上述したソーダ石灰ケイ酸塩ベースガラス
を用いた。それらのガラスの計算された組成と強化テス
トピースの測定された色度座標とを以下に示す。
ンディ色(赤紫色)であった。例2は大変暗く、2.2 %
をいくらか超えるMnO2 を含むアンチモン含有ガラス
に匹敵すると思われた。これらの例は次のことを示して
いる。すなわち、アンチモンを含まないガラスにおい
て、ガラスカバーに用いるような明るい色が0.3-0.8 %
のMnO2 で得られる。一方、オーブン用製品に用いる
ような暗い色は、0.7-1.4 %のMnO2 で得られる。
る。
スガラスにMnO2 として計算して0.3-2.2 重量%の範
囲の酸化マンガンを含むものから実質的に成り、NiO
およびFe2 O3 に関する不純物のレベルがそれぞれ10
0ppm以下および500ppm以下であり、色度座標(C光源)
が以下に示す範囲内に入ることを特徴とする、赤紫色を
呈する透明ガラス。
範囲にあり、清澄剤として0.1 %までのSb2 O3 を含
み、色度座標xおよびyがそれぞれ下記の通りであるこ
とを特徴とする実施態様1記載の透明ガラス。
CDAの範囲内に入ることを特徴とする実施態様2記載
の透明ガラス。
-2.2重量%の範囲にあり、清澄剤として0.1 %までのS
b2 O3 を含み、色度座標xおよびyがそれぞれ以下の
通りであることを特徴とする実施態様1記載の透明ガラ
ス。
GHEの範囲内に入ることを特徴とする実施態様4記載
の透明ガラス。
0.8 重量%の範囲にあり、酸化アンチモンを実質的に含
まないことを特徴とする実施態様1記載の透明ガラス。
1.4 重量%の範囲にあり、酸化アンチモンを実質的に含
まないことを特徴とする実施態様1記載の透明ガラス。
50ppm 以下であることを特徴とする実施態様1記載の透
明ガラス。
る酸化第二マンガンの比が1未満であり、しかも酸化第
二マンガンの含有量がガラスに赤紫色を付与するのに十
分な量であることを特徴とする実施態様1記載の透明ガ
ラス。
て0.3-2.2 重量%の範囲の酸化マンガンを含むソーダ石
灰ケイ酸塩ベースのガラスから作られた強化透明ガラス
製品であって、前記ガラスはNiOおよびFe2 O3 に
関する不純物レベルがそれぞれ100ppm以下および500ppm
以下であり、そして色度座標(C光源)が以下に示す範
囲内に入り、それによって前記ガラス製品が赤紫色を有
することを特徴とする前記ガラス製品。
が1.0-1.6 重量%の範囲にあり、前記ガラスが清澄剤と
して0.1 %までのSb2 O3 を含むことを特徴とする実
施態様10記載の強化透明ガラス製品。
xおよびyが図4の矩形ABCDAの範囲内に入ること
を特徴とする実施態様11記載の強化透明ガラス製品。
の含有量が1.35-2.2重量%の範囲にあり、前記ガラスが
清澄剤として0.1 %までのSb2 O3 を含むことを特徴
とする実施態様10記載の強化透明ガラス製品。
xおよびyが図4の矩形EFGHEの範囲内に入ること
を特徴とする実施態様13記載の強化透明ガラス製品。
の含有量が0.3-0.8 重量%の範囲にあり、前記ガラスが
酸化アンチモンを実質的に含まないことを特徴とする実
施態様10記載の強化透明ガラス製品。
の含有量が0.7-1.4 重量%の範囲にあり、前記ガラスが
酸化アンチモンを実質的に含まないことを特徴とする実
施態様10記載の強化透明ガラス製品。
容器用の強化透明カバーであって、MnO2 として計算
して1.0-1.6 重量%の範囲の酸化マンガンと、清澄剤と
して0.1 %までのSb2 O3 とを含むソーダ石灰ケイ酸
塩ベースのガラスから作られ、該ガラスはNiOおよび
Fe2 O3 に関する不純物レベルがそれぞれ100ppm以下
および500ppm以下であり、色度座標xおよびyがそれぞ
れ下記の範囲内にあり、それによって前記カバーの色が
前記調理容器の色と調和されていることを特徴とする強
化透明カバー。
を表わしたグラフ
を表わしたグラフ
Y)の変化を表わしたグラフ
およびyの範囲を表わしたグラフ
Claims (5)
- 【請求項1】 ソーダ石灰ケイ酸塩ベースガラスにMn
O2 として計算して0.3-2.2 重量%の範囲の酸化マンガ
ンを含むものから実質的に成り、NiOおよびFe2 O
3 に関する不純物のレベルがそれぞれ100ppm以下および
500ppm以下であり、色度座標(C光源)が以下に示す範
囲内に入ることを特徴とする、赤紫色を呈する透明ガラ
ス。 - 【請求項2】 酸化第一マンガンに対する酸化第二マン
ガンの比が1未満であり、しかも酸化第二マンガンの含
有量がガラスをして前記範囲の色度座標によって規定さ
れる色を呈させしめるのに十分な量であることを特徴と
する請求項1記載の透明ガラス。 - 【請求項3】 MnO2 として計算して0.3-2.2 重量%
の範囲の酸化マンガンを含むソーダ石灰ケイ酸塩ベース
のガラスから作られた強化透明ガラス製品であって、前
記ガラスはNiOおよびFe2 O3 に関する不純物レベ
ルがそれぞれ100ppm以下および500ppm以下であり、そし
て色度座標(C光源)が以下に示す範囲内に入り、 それによって前記ガラス製品が赤紫色を有することを特
徴とするガラス製品。 - 【請求項4】 前記ガラスの酸化マンガンの含有量が1.
0-2.2 重量%の範囲にあり、前記ガラスが清澄剤として
0.1 %までのSb2 O3 を含むことを特徴とする請求項
3記載の強化透明ガラス製品。 - 【請求項5】 前記ガラスのMnO2 の含有量が0.3-1.
4 重量%の範囲にあり、前記ガラスが酸化アンチモンを
実質的に含まないことを特徴とする請求項3記載の強化
透明ガラス製品。
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