JP2625661B2 - 装薬によって固定可能なアンカボルト - Google Patents
装薬によって固定可能なアンカボルトInfo
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B19/00—Bolts without screw-thread; Pins, including deformable elements; Rivets
- F16B19/04—Rivets; Spigots or the like fastened by riveting
- F16B19/08—Hollow rivets; Multi-part rivets
- F16B19/12—Hollow rivets; Multi-part rivets fastened by fluid pressure, including by explosion
- F16B19/125—Hollow rivets; Multi-part rivets fastened by fluid pressure, including by explosion fastened by explosion
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E21—EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
- E21D—SHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
- E21D21/00—Anchoring-bolts for roof, floor in galleries or longwall working, or shaft-lining protection
- E21D21/002—Anchoring-bolts for roof, floor in galleries or longwall working, or shaft-lining protection using explosives charges
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、岩壁又はコンクリ
ートのような中実材料に穿孔された袋孔に装薬によって
固定されるアンカボルトであって、装薬を有する変形室
を備えている形式のものに関する。
ートのような中実材料に穿孔された袋孔に装薬によって
固定されるアンカボルトであって、装薬を有する変形室
を備えている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許出願公開第361
3624号明細書に基づいて、穿孔された袋孔に装薬に
よって固定されるアンカボルトが公知である。この公知
のアンカボルトの変形室は薬筒によって完全に満たされ
ている。薬筒の点火は、アンカボルトの内孔を貫いて薬
筒の端壁に当て付けられるトリガ工具を介して行われ
る。このトリガ機構に基づいてスリーブ状のアンカボル
トしか固定することができない。さらに、アンカボルト
の周面の変形及び膨張を目的とした爆圧を形成するため
には、爆圧を受けとめる付加的な装薬カプセルが必要で
ある。この場合カプセルの膨張によってアンカボルトの
変形室が拡大されるので、変形室の寸法によって、火薬
の量とカプセルの寸法とが規定される。この関係に基づ
いて、変形室を完全に満たすためには、火薬を満たされ
た比較的大きな薬筒が必要である。しかしながらこれに
よって、危険因子が高くなる。
3624号明細書に基づいて、穿孔された袋孔に装薬に
よって固定されるアンカボルトが公知である。この公知
のアンカボルトの変形室は薬筒によって完全に満たされ
ている。薬筒の点火は、アンカボルトの内孔を貫いて薬
筒の端壁に当て付けられるトリガ工具を介して行われ
る。このトリガ機構に基づいてスリーブ状のアンカボル
トしか固定することができない。さらに、アンカボルト
の周面の変形及び膨張を目的とした爆圧を形成するため
には、爆圧を受けとめる付加的な装薬カプセルが必要で
ある。この場合カプセルの膨張によってアンカボルトの
変形室が拡大されるので、変形室の寸法によって、火薬
の量とカプセルの寸法とが規定される。この関係に基づ
いて、変形室を完全に満たすためには、火薬を満たされ
た比較的大きな薬筒が必要である。しかしながらこれに
よって、危険因子が高くなる。
【0003】岩壁に装薬を用いて固定可能なアンカボル
トは、米国特許第2573880号明細書にも開示され
ている。この公知の構成では、アンカボルトの内部に位
置する突き棒が装薬を用いてアンカボルトの前端部に向
かって推進され、これによってアンカボルトが拡大され
て固定されるようになっている。装薬の点火は、装薬と
直接結合されている電気式点火体によって行われる。点
火導線はアンカボルトの外側を外方に向かって延びてい
る。このように構成されていると、アンカボルトの設置
中に点火導線が損傷したり、場合によっては裂断したり
することがある。
トは、米国特許第2573880号明細書にも開示され
ている。この公知の構成では、アンカボルトの内部に位
置する突き棒が装薬を用いてアンカボルトの前端部に向
かって推進され、これによってアンカボルトが拡大され
て固定されるようになっている。装薬の点火は、装薬と
直接結合されている電気式点火体によって行われる。点
火導線はアンカボルトの外側を外方に向かって延びてい
る。このように構成されていると、アンカボルトの設置
中に点火導線が損傷したり、場合によっては裂断したり
することがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明の課題
は、中実材料に穿孔された袋孔に装薬によって固定され
る冒頭に述べた形式のアンカボルトを改良して、安価に
製造することができ、簡単かつ確実な形式で組み立てる
ことができ、しかも高い保持能力を有するアンカボルト
を提供することである。
は、中実材料に穿孔された袋孔に装薬によって固定され
る冒頭に述べた形式のアンカボルトを改良して、安価に
製造することができ、簡単かつ確実な形式で組み立てる
ことができ、しかも高い保持能力を有するアンカボルト
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、アンカボルトの前端面に向かって
開放している変形室が、栓体によって閉鎖されており、
該栓体において、アンカボルトの前端面を越えて延びる
打撃ピンが挿入され、かつ案内されており、打撃ピン
が、アンカボルトの後端面に打撃を加えた場合に、栓体
と装薬との間に配置された雷管に衝突するようになって
いる。
に本発明の構成では、アンカボルトの前端面に向かって
開放している変形室が、栓体によって閉鎖されており、
該栓体において、アンカボルトの前端面を越えて延びる
打撃ピンが挿入され、かつ案内されており、打撃ピン
が、アンカボルトの後端面に打撃を加えた場合に、栓体
と装薬との間に配置された雷管に衝突するようになって
いる。
【0006】
【発明の効果】アンカボルトの変形室は装薬を収容する
ために働く。変形室の開放された端面を栓体を用いて閉
鎖することによって、装薬の点火後に爆圧を形成して、
変形室を制限するアンカボルト壁を膨張させることがで
きる。この膨張によってアンカボルトは固定基礎の穿孔
壁に押し付けられ、この結果形状接続に基づいて固定基
礎におけるアンカボルトの固定が達成される。
ために働く。変形室の開放された端面を栓体を用いて閉
鎖することによって、装薬の点火後に爆圧を形成して、
変形室を制限するアンカボルト壁を膨張させることがで
きる。この膨張によってアンカボルトは固定基礎の穿孔
壁に押し付けられ、この結果形状接続に基づいて固定基
礎におけるアンカボルトの固定が達成される。
【0007】装薬の点火は打撃ピンを介して行われる
が、この打撃ピンは栓体の中央の孔に、該打撃ピンがア
ンカボルトの前端面を越えて突出するように、挿入され
ている。打撃ピンの挿入は、有利には、固定基礎の袋孔
へのアンカボルトの導入直前に行われる。穿孔底部にア
ンカボルトが接触した後で、アンカボルトの後端面にハ
ンマにより打撃を加えることによって、雷管への打撃ピ
ンの衝突により、装薬の点火がトリガされる。爆圧は変
形室全体において形成され、これによる膨張によりアン
カボルトの固定が達成される。変形室が栓体によって閉
鎖されていて、同時に火薬のための収容室としても働く
ことに基づいて、付加的な薬筒は不要である。さらに変
形室は、その都度の固定基礎又はアンカボルトの構成に
対して個別的に適合され、そして火薬の充填量とは無関
係に変化させることができる。
が、この打撃ピンは栓体の中央の孔に、該打撃ピンがア
ンカボルトの前端面を越えて突出するように、挿入され
ている。打撃ピンの挿入は、有利には、固定基礎の袋孔
へのアンカボルトの導入直前に行われる。穿孔底部にア
ンカボルトが接触した後で、アンカボルトの後端面にハ
ンマにより打撃を加えることによって、雷管への打撃ピ
ンの衝突により、装薬の点火がトリガされる。爆圧は変
形室全体において形成され、これによる膨張によりアン
カボルトの固定が達成される。変形室が栓体によって閉
鎖されていて、同時に火薬のための収容室としても働く
ことに基づいて、付加的な薬筒は不要である。さらに変
形室は、その都度の固定基礎又はアンカボルトの構成に
対して個別的に適合され、そして火薬の充填量とは無関
係に変化させることができる。
【0008】本発明の別の構成では、打撃ピンが打込み
ストッパを有していて、栓体の中央の孔に挿入されてい
る。このように構成されていると、打撃ピンを既に製造
者の側で挿入することが可能である。そして打込みスト
ッパは、アンカボルトの取付け時における力強いハンマ
打撃によってしか克服され得ないように、構成されてい
る。
ストッパを有していて、栓体の中央の孔に挿入されてい
る。このように構成されていると、打撃ピンを既に製造
者の側で挿入することが可能である。そして打込みスト
ッパは、アンカボルトの取付け時における力強いハンマ
打撃によってしか克服され得ないように、構成されてい
る。
【0009】爆圧を受けとめることができるように変形
室の前部範囲において栓体を軸方向で固定するために、
本発明の有利な構成では、栓体がねじ山を有していて、
変形室の対応する雌ねじ山にねじ込まれるようになって
いる。
室の前部範囲において栓体を軸方向で固定するために、
本発明の有利な構成では、栓体がねじ山を有していて、
変形室の対応する雌ねじ山にねじ込まれるようになって
いる。
【0010】雷管が、貫通孔を有する円板の下側面に挿
入されており、該円板が栓体と変形室における装薬との
間に配置されていると、アンカボルトへの雷管の取付け
が容易になる。
入されており、該円板が栓体と変形室における装薬との
間に配置されていると、アンカボルトへの雷管の取付け
が容易になる。
【0011】装薬のためには、3500m/秒よりも大
きな爆速を有する火薬を使用すると、有利であることが
分かっている。装薬としては、火薬PETNとRDXと
の混合物が特に適しており、この場合PETNの分量は
10%よりも多いことが望ましい。
きな爆速を有する火薬を使用すると、有利であることが
分かっている。装薬としては、火薬PETNとRDXと
の混合物が特に適しており、この場合PETNの分量は
10%よりも多いことが望ましい。
【0012】本発明の別の構成では、アンカボルトの前
端面に、打撃ピンの突出した端部を覆うカップ状のキャ
ップが被せ嵌められている。このキャップによっても同
様に、点火の不都合なトリガを防止することができる。
このキャップは穿孔への導入前に取り外される。しかし
ながらまたこのキャップが襞寄せ領域を有していると、
取外し動作を省くことができる。穿孔底部に接触してい
ることによって、アンカボルトに打撃作用が加えられる
と、キャップは据え込まれ、この際に打撃ピンが雷管を
点火すべく軸方向にシフトされる。
端面に、打撃ピンの突出した端部を覆うカップ状のキャ
ップが被せ嵌められている。このキャップによっても同
様に、点火の不都合なトリガを防止することができる。
このキャップは穿孔への導入前に取り外される。しかし
ながらまたこのキャップが襞寄せ領域を有していると、
取外し動作を省くことができる。穿孔底部に接触してい
ることによって、アンカボルトに打撃作用が加えられる
と、キャップは据え込まれ、この際に打撃ピンが雷管を
点火すべく軸方向にシフトされる。
【0013】比較的小さなアンカボルト直径のために
は、変形室が中央の孔として構成されていると有利であ
る。この場合変形室の直径は、変形室の太さを制限する
壁がアンカボルトの直径のほぼ10〜20%であるよう
に、選択されている。中央の孔は2つ又はそれ以上の区
分に分割されていてもよく、これらの区分の直径はアン
カボルトの後端部に向かって小さくなる。このように構
成されていると、アンカボルトの膨張の度合いは穿孔が
深くなる方向で増大することになる。
は、変形室が中央の孔として構成されていると有利であ
る。この場合変形室の直径は、変形室の太さを制限する
壁がアンカボルトの直径のほぼ10〜20%であるよう
に、選択されている。中央の孔は2つ又はそれ以上の区
分に分割されていてもよく、これらの区分の直径はアン
カボルトの後端部に向かって小さくなる。このように構
成されていると、アンカボルトの膨張の度合いは穿孔が
深くなる方向で増大することになる。
【0014】直径の大きなアンカボルトでは、変形室
が、中心軸線の回りに同心的に配置されたリング孔とし
て構成されていると有利である。このように構成されて
いると、変形室の容積ひいては壁を膨張させるための火
薬の量を制限することができる。
が、中心軸線の回りに同心的に配置されたリング孔とし
て構成されていると有利である。このように構成されて
いると、変形室の容積ひいては壁を膨張させるための火
薬の量を制限することができる。
【0015】爆発後に変形室を空気抜きするため及び爆
圧を徐々に消滅させるために、本発明の別の構成では、
アンカボルトが、変形室を起点として延びていて外部に
通じている空気抜き孔を有している。
圧を徐々に消滅させるために、本発明の別の構成では、
アンカボルトが、変形室を起点として延びていて外部に
通じている空気抜き孔を有している。
【0016】本発明のさらに別の有利な構成では、アン
カボルトの外周面が変形室の範囲に、粗面部、刻み目又
はこれに類したものを有している。
カボルトの外周面が変形室の範囲に、粗面部、刻み目又
はこれに類したものを有している。
【0017】
【発明の実施の形態】次に図面につき本発明の実施の形
態を説明する。
態を説明する。
【0018】図1に示されたアンカボルト1はその後端
部2に、対象物を固定するための雄ねじ山3を有してい
る。アンカボルトの前部範囲には変形室4が設けられて
おり、この変形室4は中央孔として構成されていて、複
数の区分に分割されている。前方に向かって開放した変
形室4は、栓体5によって閉鎖されている。栓体5を保
持及び軸方向において固定するために、この栓体5はね
じ山6を介して変形室4の前部範囲において固定されて
いる。ねじ山区分には変形室4の第1の区分7が接続し
ており、この第1の区分7はねじ山区分に対して減じら
れた直径を有している。この区分7には装薬8が配置さ
れており、この装薬8はこの区分に適合するように円筒
形にプレスされている。この区分7には、さらに直径を
減じられた区分9が接続しており、この区分9の容積は
爆圧を減じるために働く。両方の区分7及び9におい
て、該区分を制限する壁10を変形させかつ膨張させる
爆圧が形成される。
部2に、対象物を固定するための雄ねじ山3を有してい
る。アンカボルトの前部範囲には変形室4が設けられて
おり、この変形室4は中央孔として構成されていて、複
数の区分に分割されている。前方に向かって開放した変
形室4は、栓体5によって閉鎖されている。栓体5を保
持及び軸方向において固定するために、この栓体5はね
じ山6を介して変形室4の前部範囲において固定されて
いる。ねじ山区分には変形室4の第1の区分7が接続し
ており、この第1の区分7はねじ山区分に対して減じら
れた直径を有している。この区分7には装薬8が配置さ
れており、この装薬8はこの区分に適合するように円筒
形にプレスされている。この区分7には、さらに直径を
減じられた区分9が接続しており、この区分9の容積は
爆圧を減じるために働く。両方の区分7及び9におい
て、該区分を制限する壁10を変形させかつ膨張させる
爆圧が形成される。
【0019】栓体5と、区分7によって形成された肩部
11との間には、有利には金属製の円板12がクランプ
されており、この円板12の下側には雷管13が埋め込
まれている。雷管13と装薬8との間には貫通孔14を
介して接続部が形成されており、この結果、雷管によっ
てトリガされた点火ジェットを介して、装薬の発火が可
能になる。
11との間には、有利には金属製の円板12がクランプ
されており、この円板12の下側には雷管13が埋め込
まれている。雷管13と装薬8との間には貫通孔14を
介して接続部が形成されており、この結果、雷管によっ
てトリガされた点火ジェットを介して、装薬の発火が可
能になる。
【0020】雷管13の点火は、打撃ピン15によって
加えられる打撃作用により行われる。打撃ピン15は栓
体5の中央の孔16に挿入されており、この場合打撃ピ
ン15の長さの一部がアンカボルト1の前端面を越えて
突出している。アンカボルト1は固定基礎18に設けら
れた袋孔17に、打撃ピン15が穿孔底部に接触するま
で、押し込まれる。アンカボルト1を固定するために、
アンカボルト1の端面2へのハンマ打撃によって、アン
カボルト1は穿孔である袋孔17内に打ち込まれ、この
結果穿孔底部に支持されていた打撃ピン15が雷管13
に衝突し、これによって装薬8の点火をトリガする。点
火の不本意なトリガを回避するために、打撃ピン15に
は、打撃によって克服される打込みストッパ19が配置
されている。固定後に変形室4を空気抜きするために、
側部には空気抜き孔20が設けられており、この空気抜
き孔20は袋孔17の外側において外部に向かって延び
ている。
加えられる打撃作用により行われる。打撃ピン15は栓
体5の中央の孔16に挿入されており、この場合打撃ピ
ン15の長さの一部がアンカボルト1の前端面を越えて
突出している。アンカボルト1は固定基礎18に設けら
れた袋孔17に、打撃ピン15が穿孔底部に接触するま
で、押し込まれる。アンカボルト1を固定するために、
アンカボルト1の端面2へのハンマ打撃によって、アン
カボルト1は穿孔である袋孔17内に打ち込まれ、この
結果穿孔底部に支持されていた打撃ピン15が雷管13
に衝突し、これによって装薬8の点火をトリガする。点
火の不本意なトリガを回避するために、打撃ピン15に
は、打撃によって克服される打込みストッパ19が配置
されている。固定後に変形室4を空気抜きするために、
側部には空気抜き孔20が設けられており、この空気抜
き孔20は袋孔17の外側において外部に向かって延び
ている。
【0021】図2に示された実施例では打撃ピン15の
前端部は、不本意な点火トリガを防止するために、カッ
プ状のキャップ21によって覆われている。キャップ2
1はアンカボルト1の端面に被せ嵌められており、クラ
ンプ、係止突起又はこれに類したものによって保持可能
である。図示の実施例ではキャップは襞寄せ領域22を
有しており、この襞寄せ領域22は固定底部へのアンカ
ボルト1の打込み時に、据え込みによって、打撃ピン1
5の軸方向の移動及び点火のトリガを可能にする。この
実施例では、打撃ピン15における打込みストッパを省
くことができる。
前端部は、不本意な点火トリガを防止するために、カッ
プ状のキャップ21によって覆われている。キャップ2
1はアンカボルト1の端面に被せ嵌められており、クラ
ンプ、係止突起又はこれに類したものによって保持可能
である。図示の実施例ではキャップは襞寄せ領域22を
有しており、この襞寄せ領域22は固定底部へのアンカ
ボルト1の打込み時に、据え込みによって、打撃ピン1
5の軸方向の移動及び点火のトリガを可能にする。この
実施例では、打撃ピン15における打込みストッパを省
くことができる。
【0022】図3に示された実施例ではアンカボルト1
の変形室は、中心軸線の周囲に同心的に配置されたリン
グ孔23として構成されている。雷管13と装薬8との
間の接続部を形成するために、円板12の上側には切欠
き24が形成されており、この切欠き24は中央の孔1
4と装薬8との間における接続部を成している。変形室
のこの実施例においてもリング孔23は狭められた区分
25によって延長されていてもよい。保持値を高めるた
めにアンカボルト1の周面は、変形室の範囲に刻み目2
6を備えていてもよい。
の変形室は、中心軸線の周囲に同心的に配置されたリン
グ孔23として構成されている。雷管13と装薬8との
間の接続部を形成するために、円板12の上側には切欠
き24が形成されており、この切欠き24は中央の孔1
4と装薬8との間における接続部を成している。変形室
のこの実施例においてもリング孔23は狭められた区分
25によって延長されていてもよい。保持値を高めるた
めにアンカボルト1の周面は、変形室の範囲に刻み目2
6を備えていてもよい。
【図1】固定基礎に挿入されたアンカボルトを示す縦断
面図である。
面図である。
【図2】打撃ピンを保護するためのキャップを備えた、
図1に示されたアンカボルトを示す図である。
図1に示されたアンカボルトを示す図である。
【図3】アンカボルトの別の実施例を示す図である。
1 アンカボルト、 2 後端部、 3 雄ねじ山、
4 変形室、 5 栓体、 6 ねじ山、 7,9 区
分、 8 装薬、 10 壁、 11 肩部、12 円
板、 13 雷管、 14 貫通孔、 15 打撃ピ
ン、 16 孔、 17 袋孔、 18 固定基礎、
19 打込みストッパ、 20 空気抜き孔、 21
キャップ、 22 襞寄せ領域、 23 リング孔、
24 切欠き、 25 区分、 26 刻み目
4 変形室、 5 栓体、 6 ねじ山、 7,9 区
分、 8 装薬、 10 壁、 11 肩部、12 円
板、 13 雷管、 14 貫通孔、 15 打撃ピ
ン、 16 孔、 17 袋孔、 18 固定基礎、
19 打込みストッパ、 20 空気抜き孔、 21
キャップ、 22 襞寄せ領域、 23 リング孔、
24 切欠き、 25 区分、 26 刻み目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴィルフリート ヴェーバー ドイツ連邦共和国 ショップフロッホ アム シュテュックレスベルク 10 (72)発明者 ロルフ プリュマー ドイツ連邦共和国 グンデルフィンゲン シュタインアッカーシュトラーセ 7 (72)発明者 ハンス ペーター メーリン ドイツ連邦共和国 ビンツェン ブラウ エンシュトラーセ 51 (56)参考文献 特開 昭62−251510(JP,A) 特開 昭53−137365(JP,A) 実開 昭63−177310(JP,U)
Claims (13)
- 【請求項1】 岩壁又はコンクリートのような中実材料
に穿孔された袋孔に装薬によって固定されるアンカボル
トであって、装薬を有する変形室を備えている形式のも
のにおいて、アンカボルト(1)の前端面に向かって開
放している変形室(4)が、栓体(5)によって閉鎖さ
れており、該栓体(5)において、アンカボルトの前端
面を越えて延びる打撃ピン(15)が挿入され、かつ案
内されており、打撃ピン(15)が、アンカボルト
(1)の後端面(2)に打撃を加えた場合に、栓体
(5)と装薬(8)との間に配置された雷管(13)に
衝突するようになっていることを特徴とする、装薬によ
って固定可能なアンカボルト。 - 【請求項2】 打撃ピン(15)が打込みストッパ(1
9)を有していて、栓体(5)の中央の孔(16)に挿
入されている、請求項1記載のアンカボルト。 - 【請求項3】 栓体(5)がねじ山(6)を介して、変
形室(4)の前部範囲に軸方向で固定されている、請求
項1記載のアンカボルト。 - 【請求項4】 雷管(13)が、貫通孔(14)を有す
る円板(12)の下側面に挿入されており、該円板(1
2)が栓体(5)と変形室(4)における装薬(8)と
の間に配置されている、請求項1記載のアンカボルト。 - 【請求項5】 装薬(8)が、3500m/秒よりも大
きな爆速を有する火薬から成っている、請求項1記載の
アンカボルト。 - 【請求項6】 装薬が、火薬PETNとRDXとの混合
物から成っており、この場合火薬PETNの分量が少な
くとも10%である、請求項5記載のアンカボルト。 - 【請求項7】 アンカボルト(1)の前端面に、打撃ピ
ン(15)の突出した端部を覆うカップ状のキャップ
(21)が被せ嵌められている、請求項1記載のアンカ
ボルト。 - 【請求項8】 キャップ(21)が襞寄せ領域(22)
を有している、請求項7記載のアンカボルト。 - 【請求項9】 変形室(4)が中央の孔として構成され
ている、請求項1記載のアンカボルト。 - 【請求項10】 中央の孔が第1の区分(7)を有して
いて、該第1の区分(7)に、より小さな直径を有する
少なくとも1つの別の区分(9)が接続している、請求
項9記載のアンカボルト。 - 【請求項11】 変形室(4)が、中心軸線の回りに同
心的に配置されたリング孔(23)として構成されてい
る、請求項1記載のアンカボルト。 - 【請求項12】 アンカボルト(1)が、変形室(4)
を起点として延びていて外部に通じている空気抜き孔
(20)を有している、請求項1記載のアンカボルト。 - 【請求項13】 アンカボルト(1)の外周面が変形室
(4)の範囲に、粗面部、刻み目(26)又はこれに類
したものを有している、請求項1記載のアンカボルト。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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